カテゴリー: F1アメリカGP

  • 角田裕毅が7位入賞…F1アメリカGP スプリント 結果・タイムシート

    角田裕毅が7位入賞…F1アメリカGP スプリント 結果・タイムシート

    2025年F1アメリカGP スプリントの結果・タイムシート。現地時間10月18日(土)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2025年のF1世界選手権 第19戦 アメリカグランプリのスプリントレースが行われた。

    優勝はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)。2位にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3位にはカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は7位で2ポイントを獲得した。

    フェルスタッペンがCOTAで3連勝
    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がスプリント決勝を制し、オースティンで3年連続となるスプリント勝利を飾った。ポールスタートから終始レースをコントロールし、ジョージ・ラッセル(メルセデス)とカルロス・サインツ(ウィリアムズ)を抑えてトップチェッカー。角田裕毅(レッドブル)は18番手スタートから7位入賞を果たし、2ポイントを獲得した。

    スタート直後にマクラーレン勢が同士討ち、波乱の幕開け
    フォーメーションラップを終えた19周のスプリントは、フェルスタッペンが完璧なスタートを決める一方、1コーナーでオスカー・ピアストリがニコ・ヒュルケンベルグに追突され、ランド・ノリスと接触。マクラーレンの2台はともにリタイアとなり、早々にセーフティカーが導入された。

    デブリ散乱でセーフティカー長引くも、角田が混乱をすり抜ける
    序盤の接触によるパーツがコース全体に広がり、セーフティカー先導が続いた。角田裕毅はデブリを踏みながらもダメージを抑え、隊列の中でポジションを上げる。3周目時点で7番手に浮上し、リスタート後も冷静に走行を重ねた。

    フェルスタッペンvsラッセル、ターン12で激しい攻防
    レース再開後、ラッセル(メルセデス)はDRS圏内でフェルスタッペンを猛追。ターン12で一度仕掛けたが、両者ともにコース外へはみ出し、順位変動なし。フェルスタッペンはトラクションの優位を活かして首位を死守した。

    リアグリップに苦しむフェルスタッペン、それでも主導権維持
    中盤、フェルスタッペンは高温の路面によりリアのグリップ低下を訴えるが、ラッセルのタイヤが先に消耗し、ギャップを広げる。後方ではハミルトンがルクレールを抜き、サインツを追撃する展開となった。

    ベアマンとアントネッリが白熱バトル、ペナルティで決着
    終盤、最後のポイント圏を懸けてハースのオリバー・ベアマンとメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが激しく争う。ベアマンはコース外走行での防御により10秒ペナルティを受け、アントネッリが8位の1ポイントを獲得した。

    ストロールとオコンの接触で再びセーフティカー、スプリントはSCフィニッシュ
    17周目、ターン1でストロール(アストンマーティン)がオコン(ハース)に突っ込み、両者リタイア。再度セーフティカーが導入され、19周でレースはそのまま終了。フェルスタッペンが3連勝を決め、ピアストリとの差を55ポイントに縮めた。

    2025年F1アメリカGP スプリント 結果・タイムシート

    順位 No ドライバー チーム GAP INT POS PIT
    1 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル     - 0  
    2 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 0.395 0.395 ↑ 3  
    3 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 0.791 0.396 ↑ 4  
    4 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1.224 0.433 ↑ 4  
    5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1.825 0.601 ↑ 5  
    6 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 2.576 0.751 ↑ 3  
    7 22 角田裕毅 レッドブル 2.976 0.400 ↑ 11  
    8 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 4.147 1.171 ↑ 3  
    9 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 4.804 0.657 ↑ 6  
    10 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 5.126 0.322 ↑ 3  
    11 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 5.649 0.523 ↑ 9  
    12 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 6.228 0.579 - 0  
    13 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 6.624 0.396 ↓ 9 1
    14 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 8.006 1.382 ↑ 3 1
    15 87 オリバー・ベアマン ハース 13.576 5.570 ↑ 1  
    DNF 18 ランス・ストロール アストンマーティン 4L 4L ↓ 2 1
    DNF 31 エステバン・オコン ハース 4L 0.523 ↑ 2  
    DNF 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン     ↓ 15  
    DNF 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン     ↓ 13  
    DNF 4 ランド・ノリス マクラーレン     ↓ 18  
  • F1アメリカGP スプリント展開:角田裕毅7位 マクラーレン勢DNFの大波乱

    F1アメリカGP スプリント展開:角田裕毅7位 マクラーレン勢DNFの大波乱

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われた2025年F1アメリカGPスプリント決勝を制し、同地で3年連続のスプリント勝利を飾った。ポールポジションから完璧なスタートを決め、ジョージ・ラッセル(メルセデス)との攻防を制して今季スプリント3勝目。角田裕毅(レッドブル)は18番手スタートから混乱をすり抜け、7位まで順位を上げてポイント圏内でフィニッシュした。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われたスプリント決勝を制し、同地で3年連続のスプリント勝利を飾った。ポールポジションから完璧なスタートを決め、ジョージ・ラッセル(メルセデス)との攻防を制して今季スプリント3勝目。
    角田裕毅(レッドブル)は18番手スタートから混乱をすり抜け、7位まで順位を上げてポイント圏内でフィニッシュした。

    【Lap 1】スタート直後にマクラーレン勢同士討ち、波乱の幕開け
    消灯とともにフェルスタッペンがリードを奪うが、1コーナーで後方が大混乱。ヒュルケンベルグ(ザウバー)がピアストリ(マクラーレン)に追突し、そのままノリスを巻き込む形でマクラーレンの2台が脱落した。スタート直後のアクシデントでセーフティカーが導入され、フェルスタッペンは首位、ラッセルが2番手、サインツが3番手へ浮上。角田裕毅は混乱を巧みに回避して序盤からポジションを上げた。

    【Lap 3〜5】デブリ散乱、長引くセーフティカーラン
    ターン1からターン3にかけてコース上にデブリが広がり、マシンの一部が路面に残る展開。角田裕毅も破片を踏んだが大きなダメージはなく、7番手まで浮上。マクラーレン勢脱落で中団の勢力図が一変し、ウィリアムズ勢が上位に進出した。5周目にセーフティカーが解除され、フェルスタッペンが完璧なリスタートを決めた。

    【Lap 7〜8】ラッセルが猛追、ターン12での攻防
    DRSが有効になると、ラッセルがフェルスタッペンの背後1秒以内に迫る。ターン12でインに飛び込んだラッセルは一時的に前に出かけるが、両者ともコース外にはみ出し、順位は変わらず。審議の結果「No Further Action」と判断され、フェルスタッペンが首位を堅持。後方ではルクレールがワイド走行を強いられ、ハミルトンがこれを捉えて4番手に浮上した。

    【Lap 10〜12】フェルスタッペンがリアグリップ低下を訴えるも主導権維持
    「リアが完全に滑っている」とフェルスタッペンが無線で訴える場面もあったが、ラッセルのタイヤも消耗が進み、逆にギャップが拡大。サインツ(ウィリアムズ)は3番手で堅実な走りを続け、ハミルトン(フェラーリ)がそれを追う展開。ルクレールはペースを維持できず、アルボンと角田裕毅が背後に迫った。

    【Lap 15〜17】ベアマンとアントネッリの新人対決、白熱の1ポイント争い
    終盤にはハースのオリバー・ベアマンとメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリが、最後のポイント圏を懸けて激しいバトルを展開。ベアマンはコース外走行で防御したとして10秒のタイムペナルティを受け、アントネッリが8位に繰り上がった。角田裕毅は7位を死守し、今季5度目のスプリント入賞を記録した。

    【Lap 17〜19】ストロールとオコン接触でセーフティカー、スプリントはSCフィニッシュ
    17周目、ストロール(アストンマーティン)がターン1でオコン(ハース)に突っ込み、両者がクラッシュ。これにより2度目のセーフティカーが導入され、そのまま19周でレース終了。フェルスタッペンは危なげなくチェッカーを受け、3年連続でCOTAスプリントを制した。

    2025年F1 アメリカGP スプリント 順位・結果

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    2.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    3.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    5.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    6.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    7.角田裕毅(レッドブル)
    8.オリバー・ベアマン(ハース)
    9.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    10.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    11.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    12.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    13.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    14.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    15.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    DNF.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    DNF.エステバン・オコン(ハース)
    DNF.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    DNF.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    DNF.ランド・ノリス(マクラーレン)

  • F1アメリカGP ピレリ初日総括:ミディアムとソフトに予想外の性能差

    F1アメリカGP ピレリ初日総括:ミディアムとソフトに予想外の性能差

    今年のベルギーでのスプリントを制し、過去2年のオースティンでもスプリントレースを制しているマックス・フェルスタッペンが、再びサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われるスプリントレースのポールポジションを獲得した。レッドブルのドライバーは、4回連続でマクラーレン勢を上回り、チャンピオンシップリーダーたちを再び抑えた。

    オランダ人ドライバーのフェルスタッペンは、SQ1とSQ2の両方で最速だったランド・ノリスを1/10秒未満の僅差で退けた。一方、もう一台のマクラーレン、オスカー・ピアストリが3番手に続いた。ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグは、フリー走行1回目の好調を維持し、見事4番手を獲得した。

    季節外れの高温により「ヒートハザード(熱危険)」が公式に宣言されるなか、ドライバーたちはルールに従い、最初の2セッションではミディアムタイヤのみを使用し、最終のポール争いではソフトタイヤのみを使用した。

    気温が30度を超え、FP1でソフトタイヤの走行がほとんどなかったにもかかわらず、フェルスタッペンのスプリントポールタイム1分32秒143は、昨年のスプリントポールよりもほぼ0.7秒も速かった。明日のスプリントレースは現地時間12時にスタートし、今日と同様の天候が予想されている。その後、午後にはグランプリ予選が控えている。

    トラックの路面進化は大きく、多くのドライバーが路面の改善を活かすためにアタックを終盤まで引き延ばした。この戦略が功を奏した者もいれば、逆に痛い目を見た者もいた。

    今日のトラック上の動き

    午後のフリー走行1回目は路面温度が39度まで上昇し、マクラーレンのランド・ノリスがソフトタイヤでトップタイムを記録した。ルイス・ハミルトンはセッションの大半をハードタイヤで走りながらトップを維持していたが、終盤に各ドライバーがソフトへ切り替え、路面進化を最大限に活かした。

    一方、フェラーリはスプリント予選(SQ1とSQ2)に備え、終盤にミディアムタイヤで走行を行う戦略を採用。この動きはレーシングブルズやメルセデスも同様だった。

    このセッションのサプライズは、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグがソフトタイヤで終盤に記録した2番手タイムだった。

    スプリントポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペンには、ピレリ・モータースポーツ部門ディレクターのマリオ・イゾラからトロフィーが授与された。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    シモーネ・ベッラ(ピレリ チーフエンジニア)
    「予想通り、すべてのチームがC1タイヤで一日をスタートしました。C1はおそらくレースで競争力のある選択肢とは見なされていないため、主にFP1でドライバーが初期の路面状況に慣れる目的で使用されました。事前のシミュレーションと比べると他の2種類のコンパウンドとの性能差は小さいものの、それでも依然として明確な差があります。それでもC1はパフォーマンスラン中に良好なグリップを示し、一部のチームが行ったロングランでも安定性を確認できました。昨年よりもアスファルト温度が高かったにもかかわらず、FP1やSQ3でのソフトタイヤによる最速ラップは昨年を上回りました。これは主にマシンの技術的進化によるものです。今日のフェルスタッペンのスプリントポールタイムは、2024年のCOTAでノリスが記録したグランプリ予選ポールタイムよりも0.2秒速いものでした。ミディアムとソフトの性能差は事前予想よりやや大きかったですが、スプリント週末ではチームがマシンセットアップを最適化する時間が限られているため、これは珍しいことではありません。」

    2025年のF1世界選手権 アメリカグランプリ

  • 角田裕毅 型落ちフロントウイングとSQ1敗退が示すレッドブルF1での立場

    角田裕毅 型落ちフロントウイングとSQ1敗退が示すレッドブルF1での立場

    レッドブル・レーシングの週末は、アップグレードを継続して投入しながらも、その裏側で明暗が分かれる展開となった。アメリカGPの舞台オースティンでは、チームの哲学と体制、そして角田裕毅の立場が改めて浮き彫りになった。

    チームの技術責任者ピエール・ワシェは、終盤戦に向けて「諦めないアップグレード投入」を続ける方針を明らかにしていた。

    フェラーリやメルセデスと2位争いを繰り広げる中、ミルトン・キーンズの製造能力を背景に、現行マシンの改良と2026年新規則車の開発を並行して進めていると強調していた。

    チームとの噛み合いと高まる去就の緊張感

    アメリカGPを前に角田裕毅は「チームと自分のリズムが噛み合い始めている」と語り、バクー以降で築いてきた手応えを自信に変えていた。「スプリント週末は一つひとつの走行が重要」と語り、短時間でマシンを仕上げる集中力を強調した。

    一方、ヘルムート・マルコは『Kleine Zeitung』に対し、2026年のレッドブル体制を「メキシコGP後に決定する」と明言。フェルスタッペン以外の3シートは未定のままであり、角田裕毅とリアム・ローソンの評価が分かれる正念場だとした。「注目度は高まったが、まだ結果が必要だ」と釘を刺す一方で、F2ドライバーのアービッド・リンドブラッドにも触れるなど、後継候補の名も挙げている。

    その発言を受け、角田裕毅は冷静に受け止めた。「最終的な判断はチームが下すことなので、自分ができるのは走りで証明することだけ」と語り、「自分がコントロールできるところに力を注ぐ」と静かに闘志をにじませた。シンガポールで苦戦したショートランの修正を課題に掲げ、「メキシコまでに結果で示すだけ」と締めくくっていた。

    型落ち仕様フロントウイング

    アメリカGPのフリー走行では、新型フロントウイングが投入されたのはエースドライバーのマックス・フェルスタッペンだけだった。角田裕毅のRB21には新仕様が間に合わず、前戦シンガポールと同じ型落ち仕様のフロントウイングが装着された。

    チームはFP1で比較テストを行ったが、実際には新型はフェルスタッペン用の1セットしか用意されていなかったとみられ、角田には選択肢がなかった。

    角田裕毅は事実上、“旧仕様を使うしかない立場”に置かれた。スプリント予選(金曜)時点でも新ウイングが割り当てられることはなく、角田は終日、型落ち仕様で走行するしかなかった。

    角田裕毅自身も木曜の取材でその点に言及している。

    「まだ試していませんが、ぜひ使ってみたいですね。見た目からしても、よりフロントの回頭性が上がるはずで、シンガポールの予選で自分に足りなかった部分を補ってくれると思います」

    「どれほどの差があるかは数字ではわかりませんが、確実に自分が求めている方向性です。現状ではフロントのツールを使い切っている状態なので、回頭性を加えられるのは大きい。ただ、今あるものでベストを尽くすつもりです」

    結果的に、角田裕毅はスプリント予選でも型落ち仕様のまま挑むことになり、マシン特性の違いと戦略判断のわずかなずれが、SQ1敗退という痛恨の結果へとつながった。

    スプリント予選での采配ミス

    スプリント予選(SQ1)では、角田裕毅がチームの判断ミスにより最終アタックを開始できず、18番手で敗退した。残り1分46秒でピットを離れたが、渋滞とタイムリミットが重なり、最終コーナー手前でチェッカーフラッグを迎えてしまった。

    「すごく悔しいです。僕の問題ではなく、チームのタイミング管理の部分だったと思います」と角田はコメント。「何かが間違っていて、ラップをするチャンスがまったくなかったのは残念」と振り返った。

    この結果、スプリントでは後方18番手スタートを余儀なくされた。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    ローラン・メキース代表の謝罪

    レッドブル・レーシング代表ローラン・メキースは、角田裕毅のスプリント予選敗退について「我々のミスだ」と公に謝罪した。英スカイスポーツF1に対し、「プログラムがタイトすぎた。裕毅には謝らなければならない」と認めた。

    チームは冷却を優先して一度ピットに戻す戦略を選択したが、再出走までに約2分を要し、結果的に渋滞に巻き込まれた。無線でも「時間がギリギリだ」「間に合わないかもしれない」と角田が伝えていたが、チームはそのまま送り出した。

    ピエール・ワシェも「判断が誤っていた」と認め、チーム内部でのプロセス見直しを約束した。

    ワシェの見解「2回目のラップがあればSQ2進出」

    レッドブルのテクニカルディレクター、ピエール・ワシェはスプリント予選後、「もし2回目のラップを走れていれば、確実にSQ2に進出していた」と明言した。FP1で角田のマシンを担当した際、2種類のセットアップ比較を行った結果、角田側の仕様がよりバランスの取れた仕上がりだったと明かしている。

    「裕毅のセットアップの方が高速コーナーでのボトミングを改善し、低速域の性能も失わなかった」とワシェは語った。

    「マックスはすべてを完璧にまとめてポールを取ったが、裕毅は1周しか走れなかった。我々としては、彼がマシンのポテンシャルを発揮できるよう、体制を見直す必要がある」

    型落ち仕様と謝罪が示す“序列の現実”

    今回のアメリカGPでは、角田裕毅が型落ち仕様のフロントウイングをで走行し、さらに戦略ミスでアタック機会を逃すという二重の不運に見舞われた。

    その一方で、チーム代表と技術責任者がそろって謝罪と擁護のコメントを出したことは、内部的な信頼が失われていない証でもある。

    ただし、責任の一端は角田自身にもある。SQ1の1回目のアタックで十分なタイムを出せず、トップ15入りを逃したことが、結果的にチームが時間的リスクを取る判断につながった。もし初回走行で安全圏に入っていれば、後半の混雑に巻き込まれることはなかっただろう。

    チームのアップグレード投入方針やマルコの「結果を求める」発言に見られるように、角田裕毅に課せられたプレッシャーは明確だ。開発体制の中で常に比較・評価の対象に置かれる彼の立場は、いまだ安定とは言えない。

    型落ち仕様しか与えられなくとも、「走りで示す」と語った角田裕毅。限られたチャンスの中で、自らの力を証明する戦いは続いている。

  • リアム・ローソン F1アメリカGPスプリント予選「ブロックされて悔しい」

    リアム・ローソン F1アメリカGPスプリント予選「ブロックされて悔しい」

    リアム・ローソン(レーシングブルズ)は、スプリント予選でトラックリミット違反によりラップタイムが削除され、18番手に終わった。

    仮にタイムが残っていても11番手にとどまっていたが、セッション終盤で前方のフェラーリやウイリアムズの動きに影響されたと語った。

    Q:もしラップが残っていたとしてもP11でしたが、フェラーリの前で少しタイムを失ったようですね。何が起きたのでしょうか?

    そうだね、振り返ればちょっとリスクを取ったかもしれない。僕たちは1周だけで勝負したけど、ほとんどのドライバーは2周やっていた。でも、マシンは速かった。ラップの前半では、セッション終盤にウイリアムズが前に出てきて、すぐピットに戻ってしまって、そのせいでブロックされた。ラップの最後でも同じような感じだった。

    こういうことはたまにあるけど、今回は少し余計に影響を受けた感じがした。だから本当に悔しい。マシンはすごく速かったし、Q1では1周だけで十分な手応えがあったから、明日に向けてポジティブな要素はある。でも、この位置からのスプリントレースは厳しくなると思う。

    Q:明日の目標はどこに置いていますか?

    ポイント獲得は難しいと思う。7つ順位を上げなきゃいけないからね。でも、もちろんチャレンジする。タイヤの状態を見て、戦略で何か特別なことができるかもしれないけど、この暑さと気温では厳しいかもしれない。それでも、少しでも前に進んで、日曜の決勝に向けていいレースカーを作りたい。

    リアム・ローソン(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 アメリカGP

  • アイザック・ハジャー F1アメリカGPスプリント予選「車の感触がまるで違った」

    アイザック・ハジャー F1アメリカGPスプリント予選「車の感触がまるで違った」

    アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)は、スプリント予選で12番手。FP1では好感触を得ていたものの、セッションが進むにつれてマシンのバランスに苦戦したと振り返った。スプリントではポイント圏内を目指しつつ、翌日の本予選に向けた改善を図る構えだ。

    ハジャーはFP1を終えた時点で「かなり良いフィーリング」を得ていたが、予選ではその感覚が一変したという。単発のアタックに賭けたSQ2ではグリップを活かしきれず、惜しくもトップ10進出を逃した。

    Q:FP1後は好感触だったようですが、スプリント予選ではバランスに苦労したようですね。

    FP1の終わりはすごく良い感触で、かなり満足してた。でも予選ではまったく違うクルマのように感じたんだ。Q1ではうまくまとめられて競争力もあったけど、SQ2では1回のアタックに絞って挑んだ分、すごくドライブしにくかった。

    Q:それでもマシンの速さは感じているようですね。スプリントではまだ多くのチャンスがありそうです。

    そうだね、すべてを最大化することが大事だと思う。すべての条件でクルマが完璧に機能するサーキットもあるけど、ここではもう少しすべてを噛み合わせる必要がある。明日は12番手からのスタートでポイントを取るのは簡単じゃないけど、目標はQ3に進むことだよ。

    アイザック・ハジャー(ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム) F1 アメリカGP

  • F1アメリカGP スプリント予選:トップ10ドライバーコメント

    F1アメリカGP スプリント予選:トップ10ドライバーコメント

    2025年F1アメリカGPのスプリント予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。10月17日(金)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2025年のF1世界選手権 第19戦 アメリカグランプリのスプリントのグリッドを決める予選が行われた。

    マックス・フェルスタッペンがスプリント予選で圧巻の走りを見せ、3年連続となるアメリカGPスプリントのポールポジションを獲得した。

    マクラーレン勢が序盤から速さを示すなか、フェルスタッペンは最後の一撃でトップタイムを奪取。ランド・ノリスがわずか0.071秒差の2番手、オスカー・ピアストリが3番手と続いた。

    4番手にはニコ・ヒュルケンベルグが食い込み、メルセデス勢やフェラーリ勢を上回る健闘を見せた。ラッセル、アロンソ、サインツ、ハミルトン、アルボン、そしてルクレールがトップ10を形成している。

    1番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「スプリントでポールを取って締めくくることができてよかった。プラクティスではクルマの微調整とトラックの理解を進めていた。路面のバンプがさらに増えて、ドライブが難しくなっていたので、クルマに小さな調整をいくつか加え続けた。スプリント予選では少し良くなったね。もちろん最後のランでソフトタイヤに履き替えたけど、それは一発勝負で、その賭けが功を奏した。ミディアムに比べてソフトではグリップがかなり良くなっていた。我々にとってはすべてをまとめ上げることが重要だったし、風の向きもかなり変わっていた。1位を取れたのは良かった。かなり僅差だったし、明日も接戦になると思う。マクラーレンはレースになるとペースを上げてくるのは分かっているから、厳しい戦いになるだろう。」

    2番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「かなり満足しているよ。もちろんポールを取りたかったけど、2番手というのは大きな驚きではない。ここやそこでもう少し改善できたところはいくつかあったけど、それがこのサーキットの難しさなんだ。とはいえ全体的にはいいし、明日に向けていい位置につけている。」

    3番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
    「明日のスプリントは3番手スタート。SQ3のラップは少し雑な部分もあってベストではなかったけど、このポジションには比較的満足している。クルマのペースはとても良い。明日の予選に向けてどこを整える必要があるかは分かっているから、午前中のスプリントでいい走りをして、午後に向けて微調整したい。」

    4番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)
    「今日は本当に満足している。FP1の時点から速さを見せられていたし、そのパフォーマンスが続いたのはうれしい。クルマのフィーリングは良くて、まさに完璧な状態だった。ラップタイムもそれを裏付けていた。このサーキットを走るのは楽しいし、すべてがかみ合ったときは本当に報われる感じがする。スプリントは周りに速いクルマが多いから厳しい戦いになるけど、この勢いを維持していい結果につなげたい。」

    5番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    「今日は最大限の結果ではなかったけど、スプリントポールを争える状況ではなかったのは確かだ。ニコ(ヒュルケンベルグ)が素晴らしいラップを決めて4番手を取ったのは驚きだったけど、彼とチームにおめでとうと言いたい。これまでも言ってきたように、我々の良い日には優勝争いができるし、悪い日には5番手。それが今日の結果だ。明日は予選よりもレースカーのほうが良いことを願っている。スプリント週末はいつもセットアップをすぐに決めるのが難しいけど、スプリントではできる限りのことをして、予選と決勝に向けてクルマを改善したい。」

    アメリカグランプリ

    6番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
    「今日は6番手で満足している。シーズンの中でも良い予選のひとつだと思う。いくつか良いラップをまとめることができた。チャンスを最大限に活かせたけど、後ろには速いクルマがたくさんいるから、明日のスプリントでポイントを取れるかどうかだね。」

    7番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
    「FP1の大部分を走れなかったわりには、スプリント予選で7番手という結果は励みになる。今日ほとんど走れなかった状況を考えると、ミディアムとソフトの両方で納得のいくラップをまとめられた。スプリントではポイントを狙うし、明日の本予選に向けても今日の学びを活かしたい。できればこの順位を維持するか、もう少し上げたいね。」

    8番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
    「今日のセッションを振り返って分析する必要があるね。FP1やSQ1ではペースも悪くなく、バランスにも満足していたけど、スプリント予選の残りの段階ではそのペースを維持するのが難しかった。今夜もう一度集まって、明日のレースをどう戦うかベストな方法を考えたい。」

    9番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
    「今日はSQ3進出を狙っていたけど、2台そろって通過できたのはうれしい。まだ少し苦戦していて、プラクティスに比べてあまり快適に感じられなかったけど、それでもいいサプライズだった。明日のスプリントではグリッドのクリーン側からスタートできるから、クリーンに走って、ポイントを狙っていきたい。」

    10番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「SQ3のラップはクリーンで、出せるものはすべて出した。もし午前中のプラクティスでもう少しミディアムタイヤで走れていたら、もう少し細かくクルマを詰められたかもしれないけど、そこから得られたのはせいぜい1コンマくらいだと思う。明日に向けて全力を尽くして何かを見つけたいけど、今のところこの週末のクルマのポテンシャルはこのあたりのようだ。」

  • F1アメリカGP スプリント予選:11番手以下ドライバーコメント

    F1アメリカGP スプリント予選:11番手以下ドライバーコメント

    2025年F1アメリカGPのスプリント予選で11番手以下だったドライバーのコメント。10月17日(金)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2025年のF1世界選手権 第19戦 アメリカグランプリのスプリントのグリッドを決める予選が行われた。

    中団から下位グループでは、メルセデスのルーキー、アンドレア・キミ・アントネッリが11番手。トップ10進出を逃したものの、ペース面では上位と遜色ない走りを見せた。

    12番手のアイザック・ハジャーを筆頭に、アルピーヌやレーシングブルズ勢が続き、ミッドフィールドはわずかな差で順位が入れ替わる展開となった。
    一方、角田裕毅は時間切れで最後のアタックラップを開始できず、悔しい18番手に終わった。ハース勢のオコンとベアマン、そしてガブリエル・ボルトレトも下位に沈み、スプリント本番での巻き返しが課題となる。

    11番手:アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    「SQ2で敗退したのは残念だし、しかもほんの僅差だったのも悔しい。SQ1ではクルマの感触が良くて1周だけで通過できた。だけどSQ2の最終ラップで大きなロックアップを2回してしまい、それが最終的に響いた。SQ3に進んでトップ5争いができるペースはあったから、本当に悔しい。今夜は気持ちを切り替えて、スプリントでは全力を尽くすし、明日の予選ではもっといい結果を出したい。FP1のロングランペースは1周のペースよりも良かったから、それが日曜に向けての希望になると思う。ただしスタート位置が前でなければ、その強みを活かせないのも分かっている。スプリントを通して学びを重ねて、予選ではより良いセッションにしたい。」

    12番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    「FP1の終盤はいい感触があったけど、スプリント予選では全然違うフィーリングだった。SQ1では何とか1周をまとめて通過できたし、競争力も感じていた。SQ2ではもう一段階進めると思っていたけど、1回だけのアタックに賭けた結果、クルマがとても扱いづらくて大変だった。それでも速さはあると思う。明日はすべてを最大限にまとめ上げることが大事だ。12番手からのスタートはポイントを取るには厳しいけど、Q3進出を目指して全力で挑む。」

    13番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    「今日はスプリント予選としてはかなり満足している。ここ数戦は厳しい週末が続いていて、ライバルと競り合える位置にいなかったけど、チームはシンガポールからの1週間でパフォーマンス改善のために本当に懸命に取り組んでくれた。その成果を今日見せられたのは良かったと思う。もっと上を目指したい気持ちは当然あるけど、全員がやってきた仕事を考えれば、今日は良い基盤を築けたと言える。明日のスプリントではスタートで少しでも順位を上げたい。このサーキットは難しいけど、1回1回のセッションで持っている力を最大限に引き出していく。」

    14番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
    「今日はできることはやったと思う。明日のスプリントは14番手スタート。SQ2の2回目のプッシュラップでターン6でスナップが出てしまい、ラップを中断した。あと数コンマは見込めたはずだけど、振り返ればいつだって少しずつ改善できた部分はある。明日のスプリントでは何ができるか見てみよう。ミッドフィールドは非常に僅差だし、スプリント週末はハードだけど、自分は好きだよ。」

    15番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    「ラップ中にトラフィックに引っかかってしまった。セッションの早い段階で走っていれば違う結果になったかどうか、今夜確認する必要があると思う。ただ、ポジティブな点としてはクルマがとても速いということだ。ポイント獲得は簡単ではないけど、全力で狙いにいく。日曜に向けて強いクルマを作るためにも、引き続き努力していく。」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) F1 アメリカGP

    16番手:オリバー・ベアマン(ハース)
    「今日のスプリント予選は本当に残念だった。今朝はクルマの感触が良かったけど、予選では1周しかできなかった。まだこのサーキットを学んでいる最中で、その1周がベストとは言えなかったけど、最初からそれを期待していたわけではない。だからこそ、SQ1では最低でも2周走って感触をつかむ時間が必要なんだ。セッションの合間にアップデートを入れたから、いろいろと変わった点も多い。なぜ時間内にラインを通過できなかったのかは検証しないといけないけど、タイヤを使い切ってしまうリスクを冒してまで無理に走っても意味がなかった。」

    17番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    「今日はスムーズな一日ではなかった。プラクティスが1回しかないから、抱えている問題を解決したり、パッケージを細かく詰めたりする時間が足りなかった。クルマにはポテンシャルがあると思うし、すべてがうまく噛み合えば、今日の順位は本来の実力を反映していないと思う。特にトラクションのかかり方に苦しんでいて、SQ1のどちらのランでもあまりグリップがなかった。風も午後に強くなって、少し予測が難しかった。このサーキットはレースがしやすいから、明日どうなるか見てみようと思う。同時に予選と決勝も見据えつつ、できるだけ順位を上げたい。セッションを通じて学びを続け、改善の余地を探っていく。」

    18番手:角田裕毅(レッドブル)
    「最終ラップに入る時間がなくなってしまって、それをこれから検証しないといけません。本来ならもっと良い金曜日について話していたはずなんですが、少し混乱したセッションになりました。何が起きたのか正確には分からないですけど、明らかにタイムを出すチャンスすらなかったのは残念です。自分のコントロール外のこともあって、すごく悔しいです。残りの週末はもっと良くなるようにして、クルマの力を最大限に引き出して、あるべき順位で戦いたいです。」

    19番手:エステバン・オコン(ハース)
    「最初のラップがとても悪かった。ターン1でリアを失ってしまって、ラップ全体が台無しになった。2回目のラップでは、オリーを含めて全員が周りにいる状態でチェッカーを受けた。最初のラップが十分でなかったから、理想的なセッションではなかった。明日のスプリントではポイント圏からは遠いけど、ベストを尽くしてクルマについてできるだけ多く学びたい。」

    20番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)
    「今日はあまり言うことがないよ。最初の計測ラップがトラックリミットで取り消されて、2回目のアタックは間に合わなかった。特に残念なのは、今朝のフリープラクティスでクルマの感触がかなり良かったからだ。明日はスプリントを使って、このサーキットとクルマの挙動をさらに理解するチャンスにして、メインレースに向けてしっかり準備したい。」

  • ランド・ノリス F1アメリカGPスプリント予選「レッドブルとの差は驚きではない」

    ランド・ノリス F1アメリカGPスプリント予選「レッドブルとの差は驚きではない」

    マクラーレンのランド・ノリスは、F1アメリカGPスプリント予選でマックス・フェルスタッペンにポールポジションを奪われたことについて「驚きではない」と語った。

    ノリスはSQ1とSQ2をトップで通過したが、最終ラップでレッドブルのフェルスタッペンに0.071秒差で逆転され、2番手となった。それでもチームメイトでありタイトル争いのライバルであるオスカー・ピアストリを上回り、スプリント決勝をフロントローからスタートする。

    「もちろんポールを取りたかったけど、最近はレッドブルのほうが少し速いから驚きではない。それでもかなり満足している」とノリスは語った。

    「どれくらい差があったのか正確にはわからないけど、細かい部分で改善できるところはいくつかあったと思う。少しバンプに引っかかってミスしたところもあったし、このサーキットはそういう難しさがある。それ以外はすべて順調だった」

    スプリント決勝に向けた手応え

    ノリスは、マクラーレンの強みは依然としてレースペースにあると強調した。

    「通常、僕たちはレースペースのほうがいい。予選ではずっと苦しんできたし、特にこうして接戦のときは難しい。だから驚きではないけど、スプリントではまた前に出られると期待している」

    ピアストリは「スクラッフィーなラップ」

    ピアストリは3番手を獲得したものの、フェルスタッペンからは約0.4秒、ノリスからも0.3秒離された。

    「正直、かなりスクラッフィー(荒れた)なラップだった」とピアストリは認めた。「すべてをまとめきれなかったから、3番手でいられたのは運が良かったと思う」

    「でもマシンのペースは良いし、大きな問題はない。今日は少し雑なラップになっただけで、明日はうまくまとめたい。スタートで良い発進ができれば、1コーナーで正しいポジションに入れるようにしたい」

    オスカー・ピアストリ(マクラーレン) F1 アメリカGP

    チーム代表ステラ「レッドブルはすべてのサーキットで勝てる」

    マクラーレンF1チーム代表のアンドレア・ステラは、フェルスタッペンの速さについて「レッドブルが再びどんなサーキットでも勝負できるようになったことを証明した」と語った。

    「彼らがマシンを確実に改善したことを示している。いまやあらゆるタイプのサーキットで勝利とポールを狙える状態だ」とステラはSky Sports F1に語った。

    「もちろん我々はポールを狙っていたから満足ではないが、明日のスプリントに向けて良い基盤ができた。微調整でさらにパフォーマンスを引き出せると思う。通常、我々のマシンはタイヤデグラデーションがある状況で強いので、その点でも明日のスプリントが楽しみだ」

    分析:マクラーレンは“予選での詰め”が課題

    フェルスタッペンに対して0.071秒差のノリス、そして0.4秒差のピアストリという結果は、マクラーレンのスプリント1周ペースの限界を示すものだった。両者ともFP1では好調だったが、最終セクターのグリップ確保とブレーキ安定性に苦戦。レッドブルRB21の改良による高速コーナーでの一貫性が、わずかに差を生んだ形だ。

    ただし、ノリスが述べたようにマクラーレンはロングランで優位に立つ傾向があり、タイヤ摩耗が鍵となるスプリント決勝では巻き返しの可能性がある。特に序盤のターン1攻防で、フロントローからスタートするノリスがどこまでフェルスタッペンに食い下がれるかが注目だ。

  • レッドブルF1技術責任者「角田裕毅はSQ2進出の力があった」 F1アメリカGP

    レッドブルF1技術責任者「角田裕毅はSQ2進出の力があった」 F1アメリカGP

    レッドブル・レーシングのテクニカルディレクターであるピエール・ワシェは、アメリカGPスプリント予選で角田裕毅が1回のアタックしか行えなかった状況を振り返り、「もし2回目のラップを走れていれば、確実にSQ2に進出していた」と語った。

    ワシェは、FP1で行われたセットアップ比較テストの結果、角田裕毅のマシンの方がよりバランスの取れた仕様だったと説明する。

    「どの予選セッションでも、我々はセットアップをできるだけ低くして、マシンのパフォーマンスを最大化しようとしている」とワシェは語った。

    「FP1では2台のマシンで2種類のセットアップを試したが、裕毅のセットアップの方が少し良いことがわかった。これはこのサーキットのコーナーで発生する高速域のボトミングを改善し、低速域のパフォーマンスを損なうことなくマシンの性能を引き出せたからだ」

    「マックスは今日、すべてを完璧にまとめてポールを獲得した。だが裕毅は1周しか走れず、我々としては彼がマシンのポテンシャルを最大限に活かせるようにするため、体制を見直す必要がある。もし2回目のラップを走れていれば、間違いなくSQ2に進出していたと思う」

    角田裕毅はFP1で有望な走りを見せていたが、スプリント予選では不運が重なり結果を残せなかった。ワシェはチームとしてその状況を改善する意向を示した。

    レッドブル・レーシング 角田裕毅 F1 アメリカGP