カテゴリー: F1アメリカGP

  • F1アメリカGP スプリント予選 展開:角田裕毅がSQ1でまさかの脱落

    F1アメリカGP スプリント予選 展開:角田裕毅がSQ1でまさかの脱落

    アメリカ・オースティンで行われたスプリント予選は、強い日差しと風に包まれる中、波乱の展開となった。気温33度、路面温度44度という過酷なコンディションのもと、各チームはタイヤの使い方とアタックタイミングの見極めに苦戦。タイトルを争うマックス・フェルスタッペン、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリの3人が、再び最前列で激突することとなった。

    最終的にフェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が圧巻の最終セクターで逆転し、昨年に続くスプリントポールを獲得。ノリスが0.071秒差の2番手、ピアストリが3番手に続いた。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)はトラフィックの影響でQ1敗退と悔しい結果に終わった一方、ヒュルケンベルグ(ザウバー)が中団勢トップの4番手を獲得するなど、波乱含みのセッションとなった。

    SQ1:トラフィックの罠、角田裕毅まさかの脱落
    セッション開始直後、ハジャー(レーシングブルズ)が先頭でコースイン。各車が慎重に温度を上げながらタイムアタックに入るが、終盤はピット出口で大渋滞が発生。多くのドライバーが計測ラインに間に合わず、混乱のうちにチェッカーを迎えた。

    角田裕毅(レッドブル)は最終アタック中に前方のトラフィックに阻まれ、1分35秒259で18番手。チームメイトのフェルスタッペンがトップに立つ一方、角田は悔しいQ1敗退。ベアマン、コラピント、オコン、ボルトレトも同様に脱落した。

    SQ2:フェラーリ冷や汗、ルクレールがギリギリ突破
    ミディアムタイヤでのアタックが展開される中、フェルスタッペンは1分33秒163を叩き出して首位を堅持。メルセデスのアントネッリはわずか0.006秒差で敗退する接戦となった。

    レーシングブルズ勢はハジャーが12番手、ローソンが15番手でともに敗退。終盤までP10争いが続く中、ルクレールが8番手に滑り込み、ハミルトン(フェラーリF1)が辛くも10番手でQ3進出を果たした。ギリギリのタイム差が勝敗を分けた。

    SQ3:最終セクターで決まった頂上決戦
    最終セッションは、わずか1セットのソフトタイヤでの一発勝負。ラッセルが1分32秒888で暫定トップに立つが、すぐにヒュルケンベルグが更新。続くノリスが1分32秒214を記録し、マクラーレンの逆襲が始まる。

    しかし最後に登場したフェルスタッペンが圧巻の走りを披露。第1セクターで紫、最終セクターでは驚異的なコーナー処理を見せ、1分32秒143を叩き出して逆転。わずか0.071秒差でスプリントポールを奪取した。ピアストリは3番手に留まり、上位3台がタイトル争いそのままの並びとなった。

    中団勢の奮闘:ヒュルケンベルグが輝く4番手
    ザウバーのヒュルケンベルグが驚異の4番手を獲得。1分32秒645と、マクラーレン勢に肉薄するタイムを叩き出し、中団トップとして存在感を示した。
    その後方ではラッセルが5番手、アロンソが6番手と老練な走りを見せ、コンマ数秒差でメルセデスとアストンマーティンがしのぎを削った。

    フェラーリ苦戦、ハイダウンフォースが裏目に
    フェラーリ勢はハミルトンが8番手、ルクレールが10番手と上位進出に苦戦。COTA特有の路面変化に合わせたハイダウンフォース設定が裏目に出た模様で、マシンの伸びに欠けた。レース本番ではセットアップ変更が焦点となる。

    RB勢の課題:タイミングミスとトラフィック
    角田裕毅はQ1で渋滞の犠牲となり18番手。ハジャーとローソンもQ2で敗退し、レーシングブルズはともに上位進出を逃した。チーム内ではアタック順序とピットリリースの最適化が課題として浮き彫りに。角田にとっては不完全燃焼の予選となった。

    最終結果:フェルスタッペンが首位、ノリス僅差の2番手
    最終結果はフェルスタッペンが1分32秒143でポール、ノリスが0.071秒差で2番手、ピアストリが3番手。ヒュルケンベルグが4番手に食い込み、ラッセル、アロンソ、サインツ、ハミルトン、アルボン、ルクレールがトップ10入り。

    タイトル争いの三強がフロントに並び、翌日のスプリント本戦は序盤から激戦必至となる。

    F1 アメリカGP スプリント予選 結果・ラップタイム

    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分32秒143
    2.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分32秒214
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分32秒523
    4.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分32秒645
    5.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分32秒888
    6.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分32秒910
    7.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分32秒911
    8.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分33秒035
    9.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分33秒099
    10.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分33秒104

    11.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    12.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    13.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    14.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    15.リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    16.オリバー・ベアマン(ハース)
    17.フランコ・コラピント(アルピーヌ)
    18.角田裕毅(レッドブル)
    19.エステバン・オコン(ハース)
    20.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)

  • F1アメリカGP フリー走行:ノリス最速 フェルスタッペン5番手 角田裕毅13番手

    F1アメリカGP フリー走行:ノリス最速 フェルスタッペン5番手 角田裕毅13番手

    マクラーレンのランド・ノリスが、アメリカGP初日の唯一のプラクティスセッションでトップタイムを記録した。2番手にはニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、3番手には僚友オスカー・ピアストリが続き、マクラーレン勢が順調な滑り出しを見せた。

    今週末はスプリントフォーマットが採用されており、各チームはスプリント予選前にわずか1時間の走行時間でマシンを仕上げる必要があった。

    現地時間12時30分にセッションが始まると、チャンピオンのマックス・フェルスタッペンを先頭に各車が一斉にピットレーンを出ていく。序盤はハードタイヤ勢が多数を占める中、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロールはミディアムを選択した。

    序盤にはレーシングブルズのアイザック・ハジャーが無線で「ボッタス」という名を耳にし、エンジニアがヴァルテリ・ボッタスと混同した一幕も。その直後には渋滞によりややコースオフする場面も見られた。開始15分時点でフェルスタッペンが1分35秒426を記録して首位に立ち、2番手のジョージ・ラッセル(シンガポールGP勝者)に0.132秒差をつけた。

    セッション残り40分にはターン19でデブリが確認され赤旗が提示。ストロールのコースオフが原因だった。数分後に再開すると、フェラーリF1のルイス・ハミルトンが1分34秒857で首位に浮上。COTAで5勝を挙げているハミルトンが健在ぶりを示した。

    ウィリアムズではカルロス・サインツのマシンにギアボックスの不調が疑われ、ピットに戻されたまま修復作業が続けられた。ハースのエステバン・オコンはグラベルへ飛び出し、「ブレーキが100%のまま戻らなかった」と無線で報告。ハミルトンは「スロットルペダルがすごく滑る」と訴えたものの、20分を残してなお首位を維持した。

    残り10分を切ると、各車がC4ソフトタイヤで予選シミュレーションを開始。路面の改善に伴って順位が入れ替わる中、アロンソが1分33秒639でトップに立つ。しかし、その座も長くは続かず、ノリスが1分33秒294を叩き出して再び首位を奪還。最終的にヒュルケンベルグが0.255秒差で2番手、ピアストリが0.279秒差の3番手となった。

    アロンソは4番手、フェルスタッペンは5番手でトップ5を締めくくった。以下、アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、ラッセル、ハミルトン、ハジャー、オリバー・ベアマン(ハース)がトップ10入り。オコンが11番手、ガブリエル・ボルトレト(キック・ザウバー)が12番手、角田裕毅(レッドブル)は13番手でセッションを終えた。

    その後はストロール、リアム・ローソン(レーシングブルズ)、アルピーヌ勢のフランコ・コラピントとピエール・ガスリー、メルセデスのキミ・アントネッリが続いた。サインツとシャルル・ルクレールはマシントラブルの影響で走行が限られ、19番手と20番手に沈んだ。

    スプリント予選は現地時間16時30分(日本時間翌朝6時30分)に開始予定。100kmのスプリントレースのグリッドが決定する。

    アメリカグランプリ

    F1 アメリカGP フリー走行 結果・ラップタイム

    1.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分33秒294
    2.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分33秒549
    3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分33秒583
    4.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分33秒639
    5.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分33秒648
    6.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分33秒920
    7.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分33秒931
    8.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分33秒965
    9.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分34秒155
    10.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分34秒333
    11.エステバン・オコン(ハース) – 1分34秒368
    12.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分34秒478
    13.角田裕毅(レッドブル) – 1分34秒531
    14.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分34秒610
    15.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分34秒619
    16.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分34秒653
    17.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分34秒665
    18.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分34秒737
    19.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分35秒874
    20.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分36秒080

  • 角田裕毅は13番手…F1アメリカGP フリー走行 結果・タイムシート

    角田裕毅は13番手…F1アメリカGP フリー走行 結果・タイムシート

    2025年F1アメリカGP フリー走行の結果・タイムシート。現地時間10月17日(金)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2025年のF1世界選手権 第19戦 アメリカグランプリのフリープラクティスが行われた。

    トップタイムを記録したはランド・ノリス(マクラーレン)。2番手にニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、3番手にはオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が続いた。角田裕毅(レッドブル)は13番手でセッションを終えた。

    マクラーレン勢が快調発進、ノリスがトップタイム
    フリー走行1回目はマクラーレン勢が主導権を握り、ランド・ノリスが1分33秒294でセッション最速を記録。オスカー・ピアストリも僅差の3番手につけ、コンストラクターズ王者としての勢いを維持した。チームはソフトタイヤでのアタックを実施し、両ドライバーともセットアップ確認を終えた。

    ヒュルケンベルグが2番手、ザウバーが上位に食い込む
    ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)は1分33秒549で2番手に入り、ピアストリを上回った。新しい空力パッケージを投入したチームは、序盤から安定したスピードを見せた。チームメイトのガブリエル・ボルトレトも12番手につけるなど、久々に競争力を示したセッションとなった。

    アロンソが4番手、アストンマーティンのアップデートが奏功
    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、燃料搭載量を考慮しても安定した走りを披露。セッション中盤では一時トップに立つ場面もあり、最終的に4番手タイムをマークした。新仕様のフロアとメカニカル調整が効果的に機能しているとみられる。

    レッドブル勢は中団、フェルスタッペン5番手・角田13番手
    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は1分33秒648で5番手にとどまり、角田裕毅は13番手。角田は終盤ソフトタイヤでのラップを完遂したが、セクター2でタイムを失った。チームは依然としてセットアップの微調整段階にあり、午後のスプリント予選での改善が焦点となる。

    メルセデスはミディアム中心の走行、ラッセル7番手
    ジョージ・ラッセルがミディアムタイヤで1分33秒931を記録し7番手。チームメイトのアンドレア・キミ・アントネッリは18番手ながら、長めの燃料で安定したペースを刻んだ。新契約を得たラッセルは「セットアップ方向に自信がある」とコメントしている。

    フェラーリ勢にトラブル、ルクレールとサインツが苦戦
    フェラーリF1のルイス・ハミルトンは8番手だったが、シャルル・ルクレールはギアボックス問題でセッション途中にストップし20番手。カルロス・サインツJr.も同様の問題で早々に走行を終えた。限られた1回のプラクティスで走行時間を失ったことが、スプリント予選に影響しそうだ。

    2025年F1 アメリカGP フリー走行 結果・タイムシート

    Pos No ドライバー チーム タイム GAP LAP
    1 4 ランド・ノリス マクラーレン 1分33秒294   23
    2 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ザウバー 1分33秒549 0.255 23
    3 81 オスカー・ピアストリ マクラーレン 1分33秒583 0.279 25
    4 14 フェルナンド・アロンソ アストンマーティン 1分33秒639 0.345 23
    5 1 マックス・フェルスタッペン レッドブル 1分33秒648 0.354 26
    6 23 アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ 1分33秒920 0.626 26
    7 63 ジョージ・ラッセル メルセデス 1分33秒931 0.637 27
    8 44 ルイス・ハミルトン フェラーリ 1分33秒965 0.671 25
    9 6 アイザック・ハジャー レーシングブルズ 1分34秒155 0.861 25
    10 87 オリバー・ベアマン ハース 1分34秒333 1.039 27
    11 31 エステバン・オコン ハース 1分34秒368 1.074 26
    12 98 ガブリエル・ボルトレト ザウバー 1分34秒478 1.184 24
    13 22 角田裕毅 レッドブル 1分34秒531 1.237 24
    14 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1分34秒610 1.316 23
    15 55 リアム・ローソン レーシングブルズ 1分34秒619 1.325 25
    16 43 フランコ・コラピント アルピーヌ 1分34秒653 1.359 25
    17 10 ピエール・ガスリー アルピーヌ 1分34秒665 1.371 24
    18 12 アンドレア・キミ・アントネッリ メルセデス 1分34秒737 1.443 27
    19 30 カルロス・サインツJr. ウィリアムズ 1分35秒874 2.580 9
    20 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1分36秒080 2.786 18
  • F1アメリカGP フリー走行1回目 展開:ヒュルケンベルグが2番手に食い込む

    F1アメリカGP フリー走行1回目 展開:ヒュルケンベルグが2番手に食い込む

    2025年F1第19戦アメリカGPのフリー走行1回目がオースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)がトップタイムを記録した。

    午前中の1時間に限られるスプリント週末のプラクティスは、各チームにとって極めて重要な走行機会。気温30度、路面温度45度という過酷な“ヒートハザード”環境の中、各ドライバーが限られた時間でセットアップを詰めた。

    このセッションではマクラーレン勢が圧倒的なスピードを披露し、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグがその間に割り込む形で上位を掴んだ。フェラーリ勢はトラブルに見舞われ、波乱含みの滑り出しとなった。

    序盤:ハードタイヤで様子見、気温上昇とともにグリップ不足
    セッション序盤、ほとんどのチームがハードタイヤ(C1)で走行を開始。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が真っ先にコースインし、1分35秒426で暫定トップに立った。

    ルイス・ハミルトン(フェラーリ)は序盤で1分34秒857をマークしてトップを奪うが、路面温度が急上昇したことで「スロットルが滑る」と無線で報告。コーナーでのトラクション不足に苦しんだ。

    アルピーヌ勢のエステバン・オコンはブレーキが100%作動したままになるトラブルに遭遇し、グラベルにコースオフ。早々にピットへ戻った。

    中盤:サインツにギアボックストラブル、赤旗で一時中断
    セッション中盤、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.にギアボックストラブルが発生。「プッシュするな」と無線で制止され、そのまま走行を終えた。

    直後にターン19でストロールのマシンからカーボン片が飛び散り、赤旗中断に。マーシャルがコースを清掃し、12時55分に再開された。

    再開後はアルボンが先頭でコースイン。各チームはスプリント予選に備え、2セットのミディアムを確保するためにタイヤ選択を慎重に進めた。

    カルロス・サインツJr.

    終盤:ソフトタイヤ投入で一気に順位変動
    残り15分を切ると、各チームがついにソフトタイヤを投入。まずメルセデスのジョージ・ラッセルがミディアムで1分34秒675を記録して首位に立ち、続いてフェルスタッペンがソフトで上回る。

    さらにフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が0.009秒差でトップに浮上し、スタンドから歓声が上がった。彼のAMR25は全コーナーで安定した姿勢を見せ、アップデートの効果を示した。

    だが、ラスト5分でノリスが圧巻の1分33秒294を叩き出しトップに返り咲き。昨年のポールタイムからわずか1秒差のハイペースだった。

    結果:ノリス首位、ピアストリ3番手 ザウバーが2番手に割り込む
    最終的な順位はノリス、ヒュルケンベルグ、ピアストリの順。マクラーレンはソフトタイヤで確実にトップ争いを支配し、ヒュルケンベルグが0.255秒差で食い込む健闘を見せた。

    フェルスタッペンは5番手に留まり、角田裕毅(レッドブル)は1分34秒531で13番手。レースシミュレーションを優先した走りだった。

    アロンソは4番手で上々の仕上がりを示し、アストンマーティンは「科学式」をモチーフにした特別カラーのマシンで存在感を放った。

    注目:ルクレールが走行中断、フェラーリF1に信頼性問題
    ルクレールは終盤に「オイルの匂いがする」と報告し、ピットへ戻るとマシンを降りてそのままセッションを終えた。サインツもギアボックスの問題で早々にリタイアしており、フェラーリF1は1回きりのプラクティスで貴重なデータを失う結果となった。

    ハミルトンは8番手で終えたものの、「ペースは悪くない」と語り、午後のスプリント予選へ向けて前向きな姿勢を示した。

    COTA初走行組も奮闘、ハースはアップグレードを試験
    地元ハースF1チームは2台に異なる仕様を投入。エステバン・オコンのマシンに新しい空力アップデートを施し、オリバー・ベアマンが旧仕様で比較走行を実施した。結果はオコン11番手、ベアマン10番手と上々。

    また、ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)はアメリカ初走行ながら12番手と好位置につけ、フランコ・コラピント(アルピーヌ)とアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)も積極的に周回を重ねた。

  • 角田裕毅 レッドブルF1との将来に冷静「メキシコまでに結果で示すだけ」

    角田裕毅 レッドブルF1との将来に冷静「メキシコまでに結果で示すだけ」

    角田裕毅は、前戦シンガポールGPで苦戦したショートランを振り返り、今週末のアメリカGPに向けて課題克服に集中していると語った。

    また、レッドブル・レーシングのセカンドカー問題がマシン起因との見方が強まる中で、メキシコGP後に将来が決まる可能性については「自分がコントロールできること」に集中し、走りで示す姿勢を強調した。

    シンガポールGPの週末を振り返って

    「シンガポールは特にショートランで苦戦したレースウイークでした。FP1からFP3まで赤旗があって、特にFP3ではショートランに集中する時間が限られ、少しロングラン寄りの作業になりました。その結果、自信を築くのが難しかったです」

    「このRB21では、どのサーキットも新しい挑戦のように感じます。経験があっても新しいクルマでの感覚を積み上げていく必要がありますね。でも、その週末から学んだことは多いです。特にショートランの準備やアウトラップで改善すべき点が見つかりました」

    「ショートランで思うように走れないのは難しい部分ですが、それも将来に向けて成長するための過程だと思っています。最近の2レースではその点を重点的に取り組んでいますし、ロングランのペースが安定してきたことで、気持ちの上でも余裕が生まれました。今はショートランにもっと集中できています」

    アメリカGPではファステストラップも狙える?

    「そうですね、ここCOTAでは過去にファステストラップを取ったこともあるし、すごく好きなサーキットです。プラクティスの時間は短いですが、自信を持って走れるコースなので前向きです。今はこのクルマをより理解し、ショートランとロングランの両方をしっかりまとめることに集中しています」

    シンガポールではローダウンフォース仕様の旧フロントウイングを使っていましたが、新型を試す予定は?

    「まだ試していませんが、ぜひ使ってみたいですね。見た目からしても、よりフロントの回頭性が上がるはずで、シンガポールの予選で自分に足りなかった部分を補ってくれると思います」

    「どれほどの差があるかは数字ではわかりませんが、確実に自分が求めている方向性です。現状ではフロントのツールを使い切っている状態なので、回頭性を加えられるのは大きい。ただ、今あるものでベストを尽くすつもりです。まだまだ自分自身とクルマの両方で伸びしろがあると思うので、そこに集中しています」

    将来に関わる重要な2戦(アメリカ/メキシコ)を前に、どのように臨みますか?

    「自分自身に集中して努力を続けています。自信も徐々に築けていて、特にロングランの面でかなり大きく改善できましたし、今はショートランでも進歩していると思います」

    「結局はすべてをまとめることが大事です。パフォーマンスを最大限に引き出して、毎戦ベストを尽くすこと。それがいちばん重要です」

    「最終的な判断はチームが下すことなので、自分ができるのは走りで証明することだけです。自分がコントロールできるところに力を注いで、それ以外のことは考えすぎないようにしています。あとは結果で示すだけですね」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

  • マックス・フェルスタッペン 2025年F1タイトル獲得の可能性は「五分五分」

    マックス・フェルスタッペン 2025年F1タイトル獲得の可能性は「五分五分」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、今季5度目のF1ワールドタイトル獲得の可能性について「五分五分(50/50)」だと語った。

    現在、ドライバーズ選手権でフェルスタッペンは首位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)から63ポイント差の3位につけており、残り6戦での逆転を狙う。今週末のアメリカGP(オースティン)を前に、フェルスタッペンは自身のチャンスについて問われるとこう答えた。

    「50/50だね。勝つか、そうじゃないかのどちらかだ。特に深くは考えていない」

    「レースごとに取り組んでいくだけ。ここでベストを尽くして、次へ進む。それで結果がどうなるか見てみよう」

    夏休み以降、レッドブルのパフォーマンスが向上したことで、フェルスタッペンはタイトル争いに再浮上した。ここまで9回の表彰台と4勝を挙げ、モンツァとバクーでは連勝。直近4戦ではランド・ノリスをすべて上回っており、ノリスがオランダGPでオイル漏れによってリタイアした際も順位を伸ばした。

    シンガポールGPでマクラーレンがコンストラクターズタイトルを決めたものの、チームは依然としてドライバーズ選手権でフェルスタッペンを脅威と見ている。一方、本人はタイトルの可能性についてあまり考えないと強調する。

    「正直、あまり考えていない。週末はクルマの中でベストを尽くすだけだ。僕が前にいようが後ろにいようが関係ない。ただ、前にいる方がもちろんいい。選手権をリードしているということだからね」

    「でも僕にとっては、どの週末も勝つチャンスがある場所なんだ。勝てるなら勝つし、勝てなければそれまで。人生が終わるわけじゃない。プレッシャーを感じることもない。すでにタイトルを取った経験があるからね」

    「チームとしてもまだクルマを理解しようとしているところだ。何をもっと学べるかを探っている。それは来年にもつながる部分だから。来年まったくゼロから始めるわけじゃないしね。それだけだよ」

    フェルスタッペンの冷静な視点
    フェルスタッペンのコメントからは、過去4度の王者としての余裕と現実的な視点がうかがえる。タイトル争いのプレッシャーを意識せず、むしろチーム全体の成長を重視する姿勢だ。すでにマクラーレンがコンストラクターズを制した中でも、フェルスタッペンの安定感とレースクラフトは際立っており、残り6戦で逆転の可能性を残している。

    彼の言葉通り「50/50」という冷静な自己評価は、単なる謙遜ではなく、チャンピオンとしての経験に裏打ちされた現実的な計算だと言える。

    Source: ESPN

  • F1アメリカGP 2025年:サーキット・オブ・ジ・アメリカズ&タイヤ解説

    F1アメリカGP 2025年:サーキット・オブ・ジ・アメリカズ&タイヤ解説

    F1は今週末、再び星条旗を掲げてテキサス州オースティンへと向かう。2012年からカレンダーに名を連ねるサーキット・オブ・ジ・アメリカズで開催されるアメリカGPでは、ハードとミディアム~ソフトの間にひとつ余分な段差を設けた3種類のコンパウンドが用意される。

    この試みが、最も多様なレイアウトを誇るサーキットのひとつで、戦略の幅を広げることにつながるのかどうか、興味深い実験となりそうだ。

    テキサスのロデオと“飛び級”コンパウンド
    今季2戦目となる「非連続コンパウンド」構成のレースがアメリカGPだ。前回はスパ・フランコルシャンで実施され、今回も再びC1がハード、C3がミディアム、C4がソフトとして指定されている。ベルギーでは悪天候によりこの構成が戦略にどんな影響を与えるか確認できなかったため、今回のCOTAがこの選択の初の実地検証となる。アメリカでは昨年よりもハードが一段階硬くなり、ミディアムとソフトは昨年と同じ構成だ。

    最も硬いコンパウンドと中間のコンパウンドの性能差が拡大したことで、理論上2つのシナリオが考えられる。ドライバーが最も遅いが安定性に優れるC1を選ぶ場合、C3との組み合わせで1ストップ戦略を採ることができるだろう。一方、C3とC4を組み合わせれば、デグラデーション耐性が改善されたことでラップタイムは速くなるが、確実に2ストップが必要になると考えられる。

    ベルギーGPとのもうひとつの共通点は、オースティンもスプリントフォーマットで行われることだ。つまり、チームがロングランとショートランの両方を試す時間はわずか1時間しかなく、週末の展開を一層不確実なものにする要素となる。

    アメリカGP F1

    2024年の状況
    昨年のオースティンでは、15人のドライバーがミディアムタイヤでスタートし、表彰台に上がった3人もその中に含まれていた。残る5人はハード(C2)でスタート。ソフトはレース当日ほとんど選択肢にならず、アルピーヌのエステバン・オコンが最終ラップに装着し、ウィリアムズとの争いの中でファステストラップによる貴重な1ポイントを加算したのみだった。

    最も一般的だったのは1ストップ戦略で、計画的に2ストップを採ったドライバーはごくわずかだった。なお、アレクサンダー・アルボンは3周目でピットに入らざるを得なかった。スプリントではミディアムがかなり摩耗したが、決勝では慎重なマネジメントとセーフティカー導入に助けられ、満タン状態でもスティントを延ばすことができた。前日よりもグレイニングが減少したことも、1ストップ戦略を成立させる要因となった。

    アメリカグランプリ

    サーキット
    サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われるグランプリは、全56周、反時計回りで争われる。全長5.513kmのコースは20のコーナーを持ち、フォーミュラ1の伝説的なサーキット群を彷彿とさせるセクションが組み込まれている。シルバーストンのマゴッツ~ベケッツ、鈴鹿、ホッケンハイム、そしてイスタンブール・パークの名物レイアウトからも着想を得ている。最大の特徴はスタート直後の急勾配を含む高低差41メートルである。

    多彩なコーナーを攻略するには、トップスピードとテクニカルセクションでの安定性の両立が必要となる。タイヤの負荷は前後軸でほぼ均等だが、数多くの高速コーナーと素早い方向転換のため、横方向の負荷が縦方向よりも大きくなる。デグラデーションは主に熱によるもので、気温にも大きく左右される。10月のテキサスは依然として高温になる可能性があり、昨年のレースでは気温が30℃を超えた。今年も同様のコンディションが予想される。なお、昨年コースの一部が再舗装され、以前よりも滑らかでバンピーさが軽減されている。

    サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
    キーワード:トラックエボリューション
    昨年のオースティン週末では、「トラックエボリューション」が重要な役割を果たした。この現象は、セッションを重ねるごとに路面にラバーが乗り、グリップが増していくことを指す。これによりコースは次第に速くなり、ラップタイムが一定の割合で短縮していく。トラックエボリューションはタイヤ挙動にも影響し、スライドやデグラデーションを減らす方向に作用する。

    この要因があったため、昨年のCOTAでは、ドライバーがスプリントで得たデータよりも長いスティントをミディアムで走ることが可能になり、決勝では1回のピットストップでレースを完走することができた。

    2025年のF1世界選手権 F1アメリカGP

    統計コーナー
    アメリカGPは、マイアミに続く今季2戦目のアメリカ開催ラウンドで、今後ラスベガスも控えている。「アメリカGP」という名の下で開催されたレースは、これまでに6つの異なる会場で行われてきた。1959年のセブリング初開催から、今回の第45回大会となるオースティンまでである。

    しかし、12回目の開催を迎えるCOTAは最多開催地ではなく、その記録はニューヨーク州のワトキンス・グレンが保持している。1961年から1980年までの間に20回開催された。続いてインディアナポリス・モーター・スピードウェイが2000年から2007年にかけて8回、デトロイト市街地コースが1985〜1988年に4回、フェニックスが1989〜1991年に3回、セブリング(1959年)、リバーサイド(1960年)、ダラス(1984年)がそれぞれ1回ずつ開催している。

    ルイス・ハミルトンは通算最多勝記録保持者で、オースティンで5勝、インディアナポリスで1勝の計6勝。これはインディアナポリスで5勝を挙げたミハエル・シューマッハに次ぐものだ。両者はポールポジション数でも並んでおり、いずれも4回を記録している。ハミルトンはまた、2015年に3度目、2019年に6度目のタイトルをテキサスで決めている。コンストラクターズではフェラーリが通算11勝で最多(ワトキンス・グレンで2勝、インディアナポリスで5勝、オースティンで4勝)を誇る。

  • FIA、F1アメリカGPで「ヒートハザード」宣言 冷却ベスト義務化へ議論

    FIA、F1アメリカGPで「ヒートハザード」宣言 冷却ベスト義務化へ議論

    FIA(国際自動車連盟)は、テキサス州オースティンで開催されるF1アメリカGPにおいて「ヒートハザード」を宣言した。これにより、前戦シンガポールGPに続き、ドライバーは特別設計の冷却ベストを使用できるようになる。

    ドライバーはレーシングスーツの下に冷却ベストを装着することで、コクピット内の高温環境でも体温を下げ、集中力を維持することができる。一方、使用を選ばない場合は、公平性を保つため同等の重量のバラストを積む必要がある。

    今回の警告は、F1公式気象サービスによる予報で週末の最高気温が摂氏31度に達する見込みとなったことを受けて発令された。

    木曜日に発表された声明でFIAは「スポーティングレギュレーション第26.19条に従い、公式気象サービスからスプリントまたは決勝のいずれかでヒートインデックスが31.0℃を超えると予測されたため、ヒートハザードを宣言する」と説明した。

    FIAが同様の宣言を出したのは、前戦シンガポールGPに続いて2戦連続。冷却ベストを使用するか否かは各ドライバーの判断に委ねられたが、暑さが過酷だったカタールGP(2023年)での経験を踏まえた措置とされる。

    当時、ウィリアムズのローガン・サージェントは体調不良でリタイアし、アストンマーティンのランス・ストロールはレース後に失神しかけて倒れ込むなど、ドライバーへの負担が深刻化していた。

    F1 冷却ベスト

    2026年から義務化の可能性も
    FIAは2026年シーズンから「ヒートハザード」が宣言されたレースで冷却ベストの着用を義務化する計画を検討している。しかし、この方針には一部ドライバーから反発の声も上がっている。

    マックス・フェルスタッペンはシンガポールGP予選後、次のように語った。

    「僕はベストを使っていないし、今後も使うつもりはない。これはドライバーの選択に任せるべきだと思う」

    「もちろんFIAは『安全のため』と言うだろうけど、安全面で改善すべき点は他にもたくさんある。ピット入口の設計などのほうが優先度は高いと思う。僕はあのベストが好きじゃない。体にチューブが巻き付いていて、シートベルトの近くにあるのが嫌なんだ。デザインの問題だと言われるかもしれないけど、そうは思わない」

    「ドライバーが自分の判断で選べるようにすべきだ。使いたい人もいれば、使いたくない人もいる。それでいい。個人の好みの問題だよ」

    安全と自由のせめぎ合い
    FIAが進める冷却ベスト義務化は、健康と安全を重視する近年の潮流の延長線上にある。一方で、フェルスタッペンが指摘するように、装備の装着感や操作性への影響も無視できない。特に、ベルトとの干渉や体への密着感に不快を感じるドライバーが多く、改良なしでの強制適用は反発を招く可能性がある。

    今後の焦点は、冷却システムの軽量化や快適性の向上、そして安全対策としての効果の科学的裏付けだ。義務化に向けた技術的改善とドライバー側の納得の両立が、2026年以降の課題となるだろう。

    Source: ESPN

  • アイザック・ハジャー「レッドブルF1マシンのテストはいい考え」 昇格へ意欲

    アイザック・ハジャー「レッドブルF1マシンのテストはいい考え」 昇格へ意欲

    新人アイザック・ハジャーは、2026年シーズンにレッドブル昇格が確実視されるなか、早期にレッドブルF1マシンをテストするのは「いい考え」だと語った。

    21歳のハジャーは、2025年シーズンで予想を上回る活躍を見せている。ここまでランキング9位につけ、オランダGPでの表彰台がハイライトとなった。チームメイトのリアム・ローソンだけでなく、苦戦中のレッドブルの角田裕毅を上回ることもしばしばで、残り6戦となった今、角田裕毅はF1での将来を懸けた戦いに挑んでいる。

    しかし、角田裕毅の結果に関係なく、ハジャーは2026年の新技術規定導入とともにマックス・フェルスタッペンとコンビを組むことが有力視されている。

    今季開幕前、ハジャーは「まだレッドブルで走る準備はできていない」と語っていたが、アメリカGPを前にその姿勢を一転させた。

    「今年の最後の3戦をレッドブルで走ることになる可能性はあるか」と問われると、ハジャーはこう答えた。

    「うん、間違いなく。もし100%確実で、少しでも先に進むチャンスを得られるなら、ぜひやりたい。でも同時に、来年はまったく新しいクルマだから、ある意味では意味がないとも言えるね」

    記者から「新しいエンジニアたちと関係を築くチャンスにもなる」と指摘されると、ハジャーは「たしかにそうだね。正直、それは考えてなかった。面白いし、いい考えだと思う」と答えた。

    レッドブルはすでに、両チームの2026年ラインアップをメキシコGP(10月24〜26日)までに発表する予定と明かしているが、ハジャーは「そうとは知らなかった」と述べたうえで、「でも、それで自分のアプローチが変わることはない」と強調した。

    「何度も言ってきたけど、いろいろ話すことはあっても、クルマに乗り込んだ瞬間、頭の中にあるのは“ベストを尽くす”ということだけなんだ。それだけだよ」と語っている。

    アイザック・ハジャー レッドブル F1

    ローソン「常にプレッシャーの中で生きてきた」
    一方、リアム・ローソンもチームから今後のスケジュールを知らされていないと明かした。23歳の彼もまた、角田裕毅と同様にF1での将来を懸けて戦っている。

    2026年には、F2のアービッド・リンドブラッドがレーシングブルズへ昇格する見通しであり、来季の空席はそのリンドブラッドのチームメイトの枠のみとなる。

    しかしローソンは、そうした不安を気にせず、冷静に現状を受け止めている。

    「F1での僕のキャリアはずっとそういうものだった。まだ長くはないけど、いつもそうだった」とローソンは語る。彼は2023年のオランダGPでダニエル・リカルドの代役としてデビューし、今年はレッドブルで開幕を迎えたものの、2戦連続ノーポイントのあと角田裕毅と交代した経緯がある。

    「ジュニアプログラムの頃から、僕たちはそういう状況に慣れているんだ」とローソンは続けた。

    レッドブル昇格レースは最終段階へ
    ハジャーの発言からは、彼がすでに“レッドブル入り”を現実的に見据えていることが読み取れる。以前は慎重な姿勢を見せていたが、ここへ来て「チャンスがあれば乗りたい」と明言した点は、メキシコGP前後に予定される発表とタイミングが重なる。

    レーシングブルズの2026年体制は、すでにアービッド・リンドブラッドの昇格が有力で、残るシートをリアム・ローソンと角田裕毅が争う構図だ。一方のハジャーは、レッドブル本隊昇格が“内定的状況”にあるとみられ、今回の発言はその自信の表れとも言える。

    2025年終盤戦は、単なるシーズンの締めくくりではなく、レッドブル勢4名による最終的な“選抜戦”の様相を呈している。

    Source: autosport.com

  • アルピーヌF1 アメリカGPから北米3連戦でメルカド・リブレとの特別リバリー

    アルピーヌF1 アメリカGPから北米3連戦でメルカド・リブレとの特別リバリー

    アルピーヌF1チームは、メルカド・リブレとともに、2025年F1アメリカGPで披露されるA525の特別リバリーを公開した。このリバリーには、メルカド・リブレの象徴的なイエローが施されており、アメリカ、メキシコシティ、サンパウロの3連戦すべてで使用される予定だ。

    今回の発表は、メルカド・リブレが手掛けるキャンペーン「Unidos por la Velocidad(スピードでひとつに)」の始動を記念するもの。

    広告では、アルゼンチン出身のフランコ・コラピントと、ブラジルのサッカー界のレジェンドであるネイマールJr.が共演し、BWTアルピーヌF1チームがメルカド・リブレの配送車隊と“レース”を繰り広げるユニークな映像が描かれている。

    この取り組みは、メルカド・リブレとBWTアルピーヌF1チームの戦略的パートナーシップの新章を開くものであり、コラピントがブランドのアンバサダーとしてラテンアメリカのF1界進出を象徴する存在となる。現在、同地域では数百万人の熱狂的なファンによってF1人気がかつてない高まりを見せている。

    メルカド・リブレは、メキシコシティ、サンパウロ、アルゼンチンで特別イベントを展開し、ラテンアメリカの才能を称えるとともに、ファンがF1をより身近に感じられる体験を提供することを目指している。

    アルピーヌF1チーム アメリカGP

    メルカド・リブレのCMOであるショーン・サマーズは次のように語った。
    「私たちはBWTアルピーヌF1チーム、そしてフランコ・コラピントと同じく、“スピードと卓越性”への情熱を共有している。このパートナーシップにより、迅速な配送や革新という私たちの精神を、世界最高峰のモータースポーツであるF1の舞台に持ち込むことができる」

    BWTアルピーヌF1チームのグローバルマーケティングディレクターであるガイ・マーティンも次のように述べた。
    「我々はF1への情熱を持つ新たな層とつながるため、メルカド・リブレと力を合わせた。革新、スピード、チームワークという共通の理念を共有しており、オースティン、メキシコシティ、サンパウロの各サーキットでこのコラボレーションを披露できることを非常に嬉しく思う」

    ドライバーのフランコ・コラピントは次のように喜びを語った。
    「メルカド・リブレのカラーをまとって走ることは、僕にとって特別な意味がある。母国で生まれ、今では何百万人ものラテンアメリカ人を代表するブランドをF1の舞台に連れていけるからだ。F1で走ることはすべてのドライバーの夢であり、僕は努力と献身、そして素晴らしいチームの支えによってその夢を生きている。そんな中で、同じ価値観を持つメルカド・リブレと共に戦えることは本当に特別だ」

    アルピーヌF1 アメリカGPアルピーヌF1 アメリカグランプリ

    アルピーヌとメルカド・リブレの提携が示す“新たな市場戦略”
    今回の特別リバリーは、アルピーヌにとって単なるカラー変更にとどまらず、ラテンアメリカ市場でのブランド浸透を狙った明確な戦略的展開でもある。メルカド・リブレは南米最大のECプラットフォームとして圧倒的な知名度を誇り、その「スピードと信頼」を象徴するブランドカラーをF1の舞台に重ねることで、地域のファン層に直接訴求する形だ。

    アルピーヌ側にとっても、コラピントを中心としたラテンアメリカ市場へのアプローチは、グローバルなファンベース拡大における重要ステップ。アメリカ・メキシコ・ブラジルという“F1の新三大拠点”を連続して舞台とすることで、スポーツとカルチャーの融合を前面に打ち出す形となった。

    F1の商業的成長が加速するなか、今回の“Unidos por la Velocidad”キャンペーンは、今後のグローバルマーケティングの新たな指標となり得るだろう。