カテゴリー: F1アメリカGP

  • ホンダF1 田辺豊治TD 「アンダーカットはフリー走行で試してあった」

    ホンダF1 田辺豊治TD 「アンダーカットはフリー走行で試してあった」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、F1アメリカGPの決勝レースを振り返った。

    F1アメリカGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝。ホンダF1にとっては1991年にアイルトン・セナがフェニックスで優勝して以来30年ぶりののF1アメリカGP制覇となった。

    スタートでルイス・ハミルトンに先行を許したマックス・フェルスタッペンだが、1回目のピットストップでアンダーカットを成功させたことが勝敗の鍵となった。

    第1スティントで、マックス・フェルスタッペンはルイス・ハミルトンよりもペースが速かったが、オーバーテイクには至らず、追従していることでオーバーヒートのリスクもあった。そこで10周目という早い段階でピットインしてハードタイヤに交換。13周目にハミルトンがピットインしてコースに合流したときには6秒前に出ることができた。

    アンダーカットを成功させるには、ピットストップ後にフリーエアでタイムを稼ぐ必要があり、それはレース全体の燃費に影響する。ホンダF1として何か対応はしたのだろうか?

    「フリー走行などで事前に試しています」と田辺豊治は説明する。

    「タイヤの摩耗、リフトオフ、エネルギーマネジメントのセッティングなど、いろいろなセッティングを試していたので、それらをレース中に組み合わせて使うことができました」

    F1アメリカGPでは、メルセデスがストレートスピードを改善するために、リアの車高を下げてディフューザーをストールさせてダウンフォースを軽減させるデバイスが話題になった。ホンダとして、メルセデスのストレートスピードはどのように考えているのだろうか。

    「ストレートの加速やトップスピードは、パワーユニットの性能に直結しているので注視はしています」と田辺豊治はコメント。

    「低速や中速でクルマが曲がらない場合にはダウンフォースをつけます。逆にマシンがよい状態でもダウンフォースをつけるというのが基本的な考え方です」

    「クルマのパッケージとして見えうと、おしなべてトップスピードで負けていると思っています。車両で何かの工夫をしていて、それが合法なのかどうかは、ホンダがコメントすることではないですし、分からないのでチームに確認してほしいです」

    ホンダF1は、F1アメリカGPでマシンにアキュラのロゴを掲載した。

    「ホンダとアメリカの関わりには長い歴史があります」と田辺豊治は語る。

    「ホンダは、アメリカでブランドとして多くの方に愛されており、アキュラの認知度も高い。その昔、我々のドライバーがバイザーにアキュラのロゴをつけて走ったことがありましたが、今回も多くの歓声をいただきました。そうしたホンダやF1を愛してくれているファンの皆さまの前でよいレースを見せることができてうれしく思っています」

    そして、表彰台にはレッドブル・ホンダとしてコンストラクターズトロフィーを受け取るために代表してホンダF1の山本雅史が登壇した。

    「レッドブルと一緒に2019年から今年までやってきて、これまで2回ほど私を表彰台に送り出してくれました。今回は山本でしたが、前回のトルコGPでの白いカラー、そして、今回のアメリカGPではアキュラのブランドロゴをつけて走ってくれました。そうしたことから、ホンダとレッドブルががっちりと手を組んでいて、レッドブルがホンダに敬意を払ってくれていることをさらに感じました」と田辺豊治は語った。

  • レッドブルF1代表 「シューマッハに勝利を潰されることを恐れた」

    レッドブルF1代表 「シューマッハに勝利を潰されることを恐れた」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、F1アメリカGPの終了間際にミック・シューマッハがマックス・フェルスタッペンの勝利を犠牲にすることを恐れていたと認める。

    レース終盤、マックス・フェルスタッペンは、ミック・シューマッハを周回遅れにしようとしてタイムを失い、ルイス・ハミルトンに1秒以内に接近された。

    だが、マックス・フェルスタッペンは、最終的にミック・シューマッハを抜き、最終ラップに向かうメインストレートでDRSを使うことができ、重要なブーストを得ることができた。

    この展開は、マックス・フェルスタッペンが今季8勝目を挙げ、チャンピオンシップのリードを12ポイントに広げるうえで重要な鍵となった。

    「バックマーカーを戦略の考慮に入れることは難しい」とクリスチャン・ホーナーは語る。

    「角田裕毅の後ろで多くの時間を失った後、ミック・シューマッハは最後の数周でかなり大きな犠牲となった」

    「彼は最終セクター全体を通してマックスを抑えていたので、それが勝利を犠牲にするかもしれないと思った」

    「ありがたいことに、彼はスタート/フィニッシュ ストレートでDRSを手に入れた。これにより、少なくともマックスはターン1に少し余裕ができた」

    マックス・フェルスタッペンはポールポジションを獲得したが、ターン1で好スタートを切ったルイス・ハミルトンにリードを許した。

    クリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが自分の方が速いがハミルトンを抜くことができないと報告した後、フェルスタッペンをピットストップを早めるアグレッシブな戦略に賭けることを選んだと説明した。

    「我々の方がミディアムタイヤで速かったと思うし、マックスはルイスがかなりスライドしているのを見ることができ、我々はスタックしていることでタイヤがオーバーヒートする危険があると見た」とクリスチャン・ホーナーは語った。

    「それで、我々はギャンブルをして、フリーエアに出すことに決めた」

    「その後、メルセデスが長く走ることは避けられなかったので、レース終盤に我々にプレッシャーをかけることになった。チェコも入れることで、最初のスティントの早い段階で彼らをピットインさせることができた」

    「しかし、もちろん、彼らはミドルスティントで長く走り、レースの終わりに8周のタイヤアドバンテージを得ることができた」

    「マックスは、デグラデーションを管理し、ルイスが大きく迫ってきた重要な最後の5周のために十分にリアタイヤを残しておくという素晴らしい仕事をした。彼による驚異的なパフォーマンスだった」

    マックス・フェルスタッペンにとってキャリア通算18勝目であり、レッドブルにとっては2013年以来mのサーキット・オブ・ジ・アメリカズで勝利となった。

    マックス・フェルスタッペンのこれまでで最高のドライブかどうかを質問されたクリスチャン・ホーナーは「それに近いものだったと思う。彼は信じられないほどうまくレースを管理した」と語った。

    「素晴らしいスタートはなかったが、勝利を取り返すことができた。アグレッシブな戦略だった。我々はそれを実行し、それを機能させることができた」

    「明らかにルイスとメルセデスがハイブリッド時代に非常に強かったサーキットなので、我々にとって大きな勝利だ」

  • メルセデスF1 「レッドブル・ホンダの“勇気ある”戦略を祝福に値する」

    メルセデスF1 「レッドブル・ホンダの“勇気ある”戦略を祝福に値する」

    メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、F1アメリカGPで優勝マックス・フェルスタッペンにレッドブル・ホンダがとった“非常に勇気のある”戦略は祝福するに値すると語った。

    ポールポジションのマックス・フェルスタッペンは、好スタートを切ったメルセデスのドライバーであるルイス・ハミルトンにリードを奪われた。

    レッドブルは1回目のタイヤ交換のためにマックス・フェルスタッペンを早めにピットに入れることを選択。メルセデスとルイス・ハミルトンが反応するまでにフレッシュなタイヤでのペースを上げ、アンダーカットを成功させた。

    第2スティントで、ルイス・ハミルトンはマックス・フェルスタッペンを素早くキャッチし始めた。そして、ギャップが3秒を下回るとすぐにレッドブル・ホンダはメルセデスとハミルトンがアンダーカットで順位を取り戻すことを阻止するためにフェルスタッペンを再びピットインさせた。

    ルイス・ハミルトンはそれに応じて8周長く留まり、最後の2周でタイヤオフセットを使用してマックス・フェルスタッペンのDRS圏内まで近づいたが、攻撃を仕掛けることはできなかった。

    F1アメリカGPは、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンによる最高の戦いだったと思うかと質問されたトト・ヴォルフは「彼らはそうだった」と語り、レッドブル・ホンダは戦略的な判断でレースに勝ったと称賛した。

    「さまざまな戦略を見ることができた。あるチームは必要に応じてアンダーカットを行った。非常に早い段階であったため、とても勇気ある動きだった」

    「2回目も彼らのアドバンテージとなった。マックスのドライビングは優れていた。特に最後のスティントでは、最後にタイヤが残っていた。第2スティントでタイヤを早く傷つけないことを学んだようだね」

    「対照的に、我々はミディアムでの第1スティントでマシンが十分に速くなかったので後手に回ってしまった」

    「我々は早めにピットストップをすることはできなかった。我々のミディアムのデータでは、あの段階で早めにストップすればレースを終えることはできなかった」

    「そこからルイスは素晴らしい走りをみせた。彼はタイヤを生かしておき、1回目のストップでは6.5秒、2回目にはマックスまで8.5秒あったにもかかわらず落ち着いていた」

    「彼はタイヤを生かしておき、ペースを上げ、ある段階でそれは大きな差となった。見事にそれは実行されましたが、最後は十分に接近できなかった」

    「マシンを追いかける側にいると、少し苦しみ始める。あと2周あったとしたらどうなっていたか分からない。だが、そういうものだし、あのピットストップを行ったレッドブルを祝福する必要がある」

    マックス・フェルスタッペンは、レース序盤にピットストップを行った最初のドライバーの1人であり、わずか10周でオープニングスティントを終えた。ルイス・ハミルトンは13周目まで走行し、フェルスタッペンから6秒遅れでコースに復帰した。フレッシュハードを履いたマックス・フェルスタッペンの方が、摩耗したルイス・ハミルトンのミディアムよりもアドバンテージがあった。

    そして、ルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンよりも3周しかスティントを伸ばせなかったのは、もう1台のレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスの接近しており、ハミルトンもアンダーカットしようとしたためだ。

    その段階でルイス・ハミルトンが反応しないという選択肢はなかったのかと質問されたトト・ヴォルフは「それはなかったと思う。ある段階であまりに遅かったし、はるかに多くのタイムを失ってしまうからだ」とコメント。

    「2回目のストップも、セルジオのプレッシャーはなかったが、彼が遅すぎたので単純にピットインしなければならない状況だった」

    「常にポジションを失いすぎないようにしながらタイヤオフセットを作ることとのバランスだ」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「角田裕毅は入賞に値する素晴らしい走り」

    アルファタウリ・ホンダF1 「角田裕毅は入賞に値する素晴らしい走り」

    アルファタウリ・ホンダF1のテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2021年F1アメリカGPの決勝レースを振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、10番グリッドからソフトタイヤでスタートした角田裕毅が9位でフィニッシュして2ポイントを獲得。ピエール・ガスリーはタイヤ交換直後にサスペンションが故障してリタイアに終わった。

    「今日は裕毅がポイント獲得に値するファンタスティックなフィニッシュを達成してくれました」とジョディ・エギントンはコメント。

    「ファーストスティントまでソフトタイヤを上手く利用し、その後はハードセットでポジションの維持及びポイント獲得をして、上手くレースを運んでくれた」

    「悔しいことに、ピエールは、見たところサスペンションに問題が起き、それによりリタイアを余儀なくされた。これに関しては次のレースまでに確実に把握そして解決する必要がある。残念ですが、ピエールとチームは重要なポイントを失ってしまった」

    「全体的にパッケージはオースティンで高いパフォーマンスを発揮していたので、このフォームを継続し、コンストラクターズチャンピオンシップで5位を獲得できるようにすることが今の目標だ」

  • 2021年 F1アメリカGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    2021年 F1アメリカGP 決勝:トップ10ドライバーコメント

    2021年 F1世界選手権 第17戦 F1アメリカGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。

    優勝:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
    「エキサイティングなレースだったけど、ここでファンの皆さんの前で勝利できるのは、素晴らしい気分だ。レース中ずっとプレッシャーがあり、ルイス(ハミルトン)がどれほどの速さで追いついてくるのか分からなかった」

    「僕のスタートは問題なかったと思うけど、ルイスがそれ以上によかった。そこで、僕らはターン1でリードを失ってからはアグレッシブな戦略を採り、最初のスティントで早めにピットインをした。第2スティントでは、僕らがアンダーカットされてしまうタイム差にいたので、それに対応した。この暑さの中で、最後のスティントは非常に長くなったけど、コース上でのポジションを重視した。最後の2周はタイヤがかなり厳しく、グリップがあまり残っていなかった。ただ、最後2周に入る際に、前方にハースのマシンがいてDRSを使うことができたので、最後まで順位を守り切れた。今日はチーム一丸となってすべてを出し切った。チェコ(ペレス)と一緒に表彰台に上がれて最高の気分だ」

    2位:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    「まず、マックス、おめでとう。彼は今日素晴らしい仕事をした。また、週末を通してオースティンに来てくれた素晴らしい観客に心から感謝している。このような満員のスタンドや熱狂的なファンの前でパフォーマンスできるのは本当に名誉なことだ。一瞬、勝てるかもしれないと思ったし、そのために本当に全力を尽くした。とても厳しいレースだったけど、残念ながら、僕たちはそれを変えることはできなかった。彼らにマッチできなかった。彼らのマシンのリアエンドの方が優れていて、より安定していて、スライドが少ないように見えた。スタートは明らかに素晴らしく、最後に向かってギャップを埋めたけど、最後の数周でダーティエアに入って、タイヤがオーバーヒートしてしまった。素晴らしいピットストップと週末に大変なハードワークをしてくれたチームに感謝している。今回はうまくいかなかったけど、次のラップに移るつもりだ」

    3位:セルジオ・ペレス(レッドブル)
    「これまでで一番厳しく、長いレースだった。レース前から具合はあまりよくなかったんだけど、1周目にドリンクシステムが止まってしまい、今日の暑い気候の中では体力的にとても厳しい状況だった。20周目を終える頃までは相当苦戦してしまい、マックスとルイスについていけなかったのは残念だけど、このレースウイークではポジティブなことが多くあったし、2週連続で表彰台に立てたのもいいことだ。チームにとっても素晴らしい結果で、アンダーカットが機能してルイスにスキを与えず、僕がマックスをカバーすることができたので、とても満足している。メキシコGPもとても楽しみで、チームは過去に相性がいいので、自分のホームレースにいいパッケージで臨める。レースが待ちきれないし、ホームのファンの前で再び表彰台に上がれればと思う」

    4位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
    「なんてレースだ。僕のキャリアで最もフィジカルなドライブのひとつだったのは間違いない。リアがかなり動いていたし、全体的に気温も高かった。個人的なパフォーマンスには満足している。ほとんどやり残したことはないと思うし、すべてのラップで限界までマシンをプッシュした。僕たちのペースはポジティブなサプライズだった。僕たちは主に2022年に焦点を合わせているけど、今年導入されたいくつかのアップデートによっていくつか重要なステップを果たすことができている。現場とマラネロのファクトリーの全員のハードワークに心から感謝している。今週末は彼らの努力お結果が表れたと思う。アメリカに戻ってこれて素晴らしかったし、このアメージングなトラックで再びレースができたことは本当に喜びだった。次はメキシコだ。とても興奮している。トラックは僕たちのマシンにかなり合うはずだし、このポジティブな軌道を継続できるようにプッシュしていく」

    5位:ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    「本当にハッピーだ。僕たちはフェラーリ勢よりも速くなかったので、そのうちの1台を倒せてうれしい。数周にわたってかなりハードに防御しなければならなかったので、彼を退けることができてうれしく思う。トリッキーなレースだった。順位を守るためにかなり戦ったけど、理論的に5位は本当に良い結果だと思う。カルロス(サインツ)から少しポイントを奪えたし、最後はバルテリ(ボッタス)が彼を捕らえたので、少しダメージリミテーションができた。メキシコに戻って、彼らに対してもう少し示せることを願っている。ファンは素晴らしいし、観客は最高だ。彼らを楽しませたいね」

    6位:バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    「僕にとってはあまり波乱のないレースだった。ベストを尽くしたけど、順位を上げる戦いは簡単ではなかった。気温とトラック特性によって進歩するのは難しかったし、そうなることは分かっていた。第1スティントはアルファタウリの後ろで身動きが取れなかったし、そこでかなり多くのタイムが犠牲になった。遅いクルマの後ろになってしまうと、ペース差があっても追い抜けるほど十分に大きくなかった。最大限に生かすためのセーフティカーや他の状況はまったくなかったけど、グリッドペナルティによるスタート位置を考えれば、これ以上の結果を出せたかは分からない。僕たちにとって最強の週末ではなかったけど、フリーエカでのマシンの感触は良かったし、チームとして進めることができる多くの学びがあった」

    7位:カルロス・サインツ(フェラーリ)
    「フラストレーションが溜まるレースだった。今日は5位でフィニッシュできるペースがあった思うけど、物事が思い通りに運ばなかった。1周目に2台のマクラーレンと戦わなければならなかった。マシンのポジションが何度も入れ替わる激しいバトルだったし、ランドに抜かれたと思ったらリカルドだった。第2スティントではダニエルのすぐ後ろにいた。アンダーカットを仕掛けた。とてもうまくいけば、彼をオーバーテイクして、シャルルの後ろのクリーンエアに出ていたはずだ。でも、残念なことにピットストップが遅く、またダニエルの後ろで身動きがとれなくなった。彼を抜こうとして異なるラインを試してタイヤにダメージを負ってしまい、結局、最後にボッタスに捕らえられることになってしまった。フラストレーションを感じている。僕たちのパッケージのポテンシャルに沿った結果ではないし、2戦連続で不運なピットストップとなってしまったので、運が少し変わることを願っている。クルマのフィーリングは良かったのはポジティブな点だし、それを次のトリプルヘッダーに持ち込みたい」

    8位:ランド・ノリス(マクラーレン)
    「今日は非常に難しいレースだった。風の状況と気温によってタイヤをケアするのがとても難しかったし、今日強かったフェラーリ勢と比較してかなりペースに苦労した。それに自分のいくつかのディフェンスの動きを含めて、もっとうまくやれた部分もあったと思う。スタートはかなりエキサイティングだったけど、前のフェラーリ勢の前にできることができなかった。今日は素晴らしい日ではなかったけど、元気を出して、メキシコを楽しみにしたい。もうマシンに戻って、チャンピオンシップバトルで前進するためにハードワークを続けたいと思っているよ」

    9位:角田裕毅(アルファタウリ)
    「今日はいい一日になりました。チャンピオンシップでの戦いにおける貴重なポイントをチームに持ち帰ることができたので、本当にうれしいです。とても暑い中でタフなレースになりました。ソフトタイヤでのスタートで、周りのマシンとは異なる戦略だったので楽ではなかったのですが、オープニングラップでアドバンテージを持っているということでもあるので、それを最大限活かそうとトライしました。今日のペースはかなりよかったので、ポイントを獲得できて満足しています」

    10位:セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    「今日は1ポイントしか獲得できなかった。懸命に戦わなければならなかった。昨日のグリッドペナルティからうまくリカバリーできたし、クリーンエアにいるときのペースは良かった。予想通り、全員にとって高い路面温度でタイヤをマネジメントするのが難しいレースだった。みんなが早めにピットインしたときはうれしかった。長く走ることによってチャンスが巡ってくると分かっていたからね。重要な最後に、よりフレッシュなタイヤを履くことができたし、トップ10内に順位を上げることができた。チームによる良い戦略だ。あと数周あれば、角田(裕毅)を捕らえられたはずだ。でも、僕たちがスタートした位置を考えれば、1ポイントを獲得できたのは良い結果だと思う」

  • 2021年 第17戦 F1アメリカGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第17戦 F1アメリカGP 決勝:タイヤ戦略解説

    2021年 第17戦 F1アメリカGP 決勝でのタイヤ戦略をF1公式タイヤサプライヤーのピレリが解説した。

    ポールポジションからスタートしたレッドブルのマックス・フェルスタッペンが、2ストップ戦略で緊迫した戦術的レースを制した。フェルスタッペンは、オープニングラップでメルセデスのルイス・ハミルトンにトップを奪われた後、11周目にP Zeroイエロー・ミディアムからP Zeroホワイト・ハードへ交換し、3周後にピットストップを行ったハミルトンに対する『アンダーカット』に成功してトップの座を奪還した。

    フェルスタッペンは、2回目のピットストップもハミルトンより先に行った。フェルスタッペンより8周遅くピットストップを行ったハミルトンは、フレッシュなハードタイヤでフェルスタッペンを猛追し、フィニッシュ時には1秒以内に詰め寄っていた。

    フェルスタッペンとハミルトンが、ともにミディアム~ハード~ハードと繋ぐ戦略を採った一方、3位を獲得したレッドブルのセルジオ・ペレスは、新品のハードタイヤを1セットのみ保有していたことから、ミディアム~ミディアム~ハードの2ストップ戦略を実行した。

    バンプの存在、粗い路面、高速の第1セクターなどを特徴とするタイヤに厳しいCOTAのトラックでは、摩耗とデグラデーションが極めて高いレベルであることが金曜日のフリー走行で確認されていた。

    午前中に雨がぱらついたものの、レース中は温暖なドライコンディションが継続した。ただ、強い風が吹いていた。レース中の気温は31度、路面温度は39度前後だった。

    フェラーリのカルロス・サインツとアルファタウリの角田裕毅以外の全ドライバーは、P Zeroイエロー・ミディアムタイヤでスタートした。サインツと角田は、予選Q2でベストタイムを記録した P Zeroレッド・ソフトでスタートした。

    予測どおり、2ストップが主流のレースとなりました。2名のドライバーのみが3ストッパーだった。

    ■各コンパウンドのパフォーマンス
    【ハードC2】
    レースでのメインタイヤとなった。大半のドライバーが、ハードで2スティントを走行し、厳しいコンディションの下で比較的デグラデーションの小さいハードをマネージした。フェルスタッペンは、ハードで27周のファイナルスティントを走行した。ハミルトンは、ハードでファステストラップポイントを獲得した。

    【ミディアムC3】
    大半のドライバーがスタート時に装着した。アストンマーティンのランス・ストロールは、ミディアムでは最長となる18周のオープニングスティントを走行した。チームメイトのセバスチャン・ベッテルは、ミディアムでは最長の21周の第2スティントを走行した。予測どおり、今日のコンディション下、ミディアムは、より多くのマネジメントを必要とした。

    【ソフトC4】
    フェラーリのカルロス・サインツは、ソフトで11周のオープニングスティントを走行した。ソフトでスタートしたサインツと角田は、短いオープニングスティントとハードによる長いふたつのスティントを走行して、ともにポイントを獲得した。

    マリオ・イゾラ(ピレリF1およびカーレーシング責任者)
    「気温が高く路面が粗いサーキットにおいて、予測どおりタイヤの摩耗率が高くなったことで、ほぼ全ドライバーがミディアムでスタートし、メインタイヤとしてハードを使用する戦略が主流となりました。この戦略は、厳しい要求に見事に対応していました。また、いくつか見られたロングスティントが、チャンピオンシップ争いの主役たちによるスリリングなフィナーレを演出しました。マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンは、レース前のタイヤアロケーションは同じでしたが、レースでのタイヤの使い方は異なりました。ハミルトンが終盤によりフレッシュなタイヤを最大限に活用した一方、フェルスタッペンは『アンダーカット』によって得たトラックポジションのアドバンテージを活かしました。その結果、完璧なタイヤマネジメントを行なったふたりのドライバーによるスリリングなフィナーレへと導く見応えある戦略的な戦いとなりました」

    F1 アメリカグランプリF1 USGP

  • シャルル・ルクレール 「キャリアで最もフィジカルなドライブだった」

    シャルル・ルクレール 「キャリアで最もフィジカルなドライブだった」

    フェラーリのシャルル・ルクレールは、2021年F1アメリカGPの決勝で4位入賞を果たした。

    「なんてレースだ。僕のキャリアで最もフィジカルなドライブのひとつだったのは間違いない。リアがかなり動いていたし、全体的に気温も高かった。個人的なパフォーマンスには満足している。ほとんどやり残したことはないと思うし、すべてのラップで限界までマシンをプッシュした」とシャルル・ルクレール。

    「僕たちのペースはポジティブなサプライズだった。僕たちは主に2022年に焦点を合わせているけど、今年導入されたいくつかのアップデートによっていくつか重要なステップを果たすことができている。現場とマラネロのファクトリーの全員のハードワークに心から感謝している。今週末は彼らの努力お結果が表れたと思う」

    「アメリカに戻ってこれて素晴らしかったし、このアメージングなトラックで再びレースができたことは本当に喜びだった。次はメキシコだ。とても興奮している。トラックは僕たちのマシンにかなり合うはずだし、このポジティブな軌道を継続できるようにプッシュしていく」

  • ルイス・ハミルトン 「レッドブルの方がリアエンドが安定していた」

    ルイス・ハミルトン 「レッドブルの方がリアエンドが安定していた」

    メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1アメリカGPの決勝を2位表彰台で終えた。

    2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンは、スタートでマックス・フェルスタッペンを抜いてレースをリード。しかし、1回目のピットストップでアンダーカットされてからは追いかける展開となる。

    第3スティントではよりフレッシュなタイヤでマックス・フェウスタッペンを追い詰めたが、1.333秒届かず、2位でレースを終えた。

    「まず、マックス、おめでとう。彼は今日素晴らしい仕事をした」とルイス・ハミルトン。
     
    「また、週末を通してオースティンに来てくれた素晴らしい観客に心から感謝している。このような満員のスタンドや熱狂的なファンの前でパフォーマンスできるのは本当に名誉なことだ」

    「一瞬、勝てるかもしれないと思ったし、そのために本当に全力を尽くした」

    「とても厳しいレースだったけど、残念ながら、僕たちはそれを変えることはできなかった。彼らにマッチできなかった。彼らのマシンのリアエンドの方が優れていて、より安定していて、スライドが少ないように見えた」

    「スタートは明らかに素晴らしく、最後に向かってギャップを埋めたけど、最後の数周でダーティエアに入って、タイヤがオーバーヒートしてしまった」

    「素晴らしいピットストップと週末に大変なハードワークをしてくれたチームに感謝している。今回はうまくいかなかったけど、次のラップに移るつもりだ」

    関連:
    ・【動画】 ストレートでリアの車高が下がるメルセデスのF1マシン
    ・レッドブル・ホンダF1 分析:リアサスペンションの特性が有利に働く / F1アメリカGP 予選

  • バルテリ・ボッタス 「アルファタウリを抜きあぐねてタイムを失った」

    バルテリ・ボッタス 「アルファタウリを抜きあぐねてタイムを失った」

    メルセデスF1のバルテリ・ボッタスは、2021年F1アメリカGPの決勝を6位で終えた。

    6基目のエンジン交換によるペナルティで9番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタスは、序盤にアルファタウリの2台の後ろで苦戦。第1スティントを伸ばすもうまくいかず、再び角田裕毅の後ろでコース復帰することになど、6位まで挽回するのがやっとだった。

    「僕にとってはあまり波乱のないレースだった」とバルテリ・ボッタス。

    「ベストを尽くしたけど、順位を上げる戦いは簡単ではなかった。気温とトラック特性によって進歩するのは難しかったし、そうなることは分かっていた。第1スティントはアルファタウリの後ろで身動きが取れなかったし、そこでかなり多くのタイムが犠牲になった」

    「遅いクルマの後ろになってしまうと、ペース差があっても追い抜けるほど十分に大きくなかった。最大限に生かすためのセーフティカーや他の状況はまったくなかったけど、グリッドペナルティによるスタート位置を考えれば、これ以上の結果を出せたかは分からない」

    「僕たちにとって最強の週末ではなかったけど、フリーエカでのマシンの感触は良かったし、チームとして進めることができる多くの学びがあった」

  • レッドブルの200回目の表彰台&ホンダF1のセナ以来のF1アメリカGP制覇

    レッドブルの200回目の表彰台&ホンダF1のセナ以来のF1アメリカGP制覇

    2021年 第17戦 F1アメリカGPのレース結果をFacts & Statsの観点で振り返る。

    2年ぶりの開催となったF1アメリカGPは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが今季8勝目を挙げ、ルイス・ハミルトンとのチャンピオンシップのリードを12ポイントに広げた。

    ・フェルスタッペンとハミルトンは24回1-2を終えている。フェルスタッペンはそのうちの7回で先行しており、そのうちの5回は今季に達成している。

    ・ オースティンで開催されるすべてのF1アメリカGPは、グリッドの最前列からスタートしたドライバーが優勝している。

    ・ フェルスタッペンはF1アメリカGPで初勝利であり、レッドブル・レーシングにとってもは2013年以来の勝利。

    ・ 現在、フェルスタッペンはチャンピオンシップを12ポイントリードしている。これは、8レース前のオーストリア以来の最大のアドバンテージとなる。

    ・ フェルスタッペンは、今日までオースティンで2周しかリードしていなかった。

    ・ ホンダのF1エンジンを搭載したマシンがF1アメリカGPで優勝するのは、1991年にマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナがフェニックスを制して以来30年ぶり。

    ・ ハミルトンは、オースティンでチャンピオンシップをリードしていないときにタイトルを獲得したことはない。

    ・ ハミルトンは、過去9回のグランプリの合計11周よりも多くの周回数をリードした。

    ・ ハミルトンは、2017年以来、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で優勝していない。

    ・ レッドブルは、セルジオ・ペレスが3位で優勝しただけでなく、コンストラクターとして200回目の表彰台を獲得した。

    ・ レッドブルが、2戦連続で表彰台を獲得したのは、2017年のマレーシアGP/日本GP以来。当時はフェルスタッペンとダニエル・リカルドがタッグを組んでいた。

    ・ セルジオ・ペレスは、表彰台獲得で、マクラーレンのランド・ノリスに先んじてドライバーズチャンピオンシップで4位に順位を上げた。

    ・ フェラーリのシャルル・ルクレールは今年で6回目の4位。2021年にはまだ1回しか表彰台に上がっていない。

    ・ ルクレールは、チャンピオンシップでチームメイトのカルロス・サインツに前に返り咲いた。

    ・ マクラーレンのダニエル・リカルドは、過去4レースで3回目のトップ5フィニッシュを達成。2016年以来のF1アマリカGPでのベストフィニッシュとなった。

    ・ リカルドは現グリッドで最長となる33回連続のレースを完走。

    ・ メルセデスのバルテリ・ボッタスは2回目の6位。トップ4フィニッシュは優勝した2019年。

    ・ 7位のカルロス・サインツは6回目のオースティンでのスタートとなり、COTAで100%の得点記録を継続。

    ・ サインツの6回のオースティンでのポイントフィニッシュはすべて6位から8位の間。

    ・ 9位のアルファタウリの角田裕毅は夏休み以来の初ポイント。

    ・ 10位のアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルは4戦ぶりのポイント獲得。

    ・ アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィは、2戦連続で11位。2021年は1ポイントしか獲得できていない。

    ・ アルピーヌF1は2台とも完走できず。エンストンのチームとしては2019以来のダブルリタイア。