カテゴリー: アルピーヌF1チーム

  • ピエール・ガスリー F1ハンガリーGP予選「思いどおりに動かせなかった」

    ピエール・ガスリー F1ハンガリーGP予選「思いどおりに動かせなかった」

    ピエール・ガスリーは、2025年F1ハンガリーGP予選でQ1敗退となり、悔しさをにじませた。

    マシンの動きを自分の意図どおりにコントロールできなかったと語り、「あまり満足はしていない」と振り返った。厳しい展開が続いているが、決勝では何とか戦っていきたいと気持ちを切り替えている。

    Q:今週末はずっと厳しい内容でしたが、今日のスピードにもやはり驚きはなかったですか?

    ピエール・ガスリー:いや、驚きというよりはちょっと残念だったね。
    自分が求めていた位置にクルマを持っていくことができなかったし、車内でやりたいことがうまくできなかった。

    クルマを自分の思いどおりに動かすことができなくて、正直あまり満足はしていない。

    Q:では明日に向けて、今のマシンとポジションでどう戦っていくつもりですか?

    ピエール・ガスリー:うん、戦うよ。

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1チーム

  • フランコ・コラピント アルピーヌF1で不振「昨年のような自信が持てない」

    フランコ・コラピント アルピーヌF1で不振「昨年のような自信が持てない」

    アルピーヌF1のフランコ・コラピントは、今季苦戦を強いられている理由について「マシンに対する自信が持てない」と語った。

    2025年シーズン第7戦イモラGPから、成績不振により降格となったジャック・ドゥーハンの代役としてアルピーヌに加入したコラピントだが、これまでの7戦でいまだポイントを獲得できていない。一方、チームメイトのピエール・ガスリーは同期間で13ポイントを稼いでいる。

    コラピントは前年、ウィリアムズでローガン・サージェントの代役としてF1デビュー。9戦中4戦でポイント圏内に入り、高く評価された。その活躍を経て、今季からアルピーヌのリザーブドライバーとして契約を結び、途中参戦に至ったが、現時点ではその輝きを再現できていない。

    「コーナーに入っていく時に、うまく操縦できないことがある」と彼は語る。

    「ターンインの瞬間にマシンが自分の思い通りに動いてくれないんだ。これが自信を失わせている。一年前はそんな感覚はまったくなかったし、すぐに速さを出せていた。今はそこがうまくいかない」

    また、現在の課題として「週末全体を最大限に活用すること」が重要だと述べ、次のように続けた。

    「チームと一緒に課題の理解に取り組んできたし、少しずつ良くなってきている部分もある。でも、各要素がうまく噛み合ってないと感じる時もあるし、手応えが結果に現れないとモチベーションの維持が本当に難しい」

    「ただ、チームとの協力関係は良好だし、裏での進歩は確実にある。時間はかかっているけど、結果は必ず出せると信じている」

    フランコ・コラピント アルピーヌF1チームフランコ・コラピント、アルピーヌ加入後いまだノーポイトのまま苦戦が続く

    今週末のハンガリーGP終了後、F1は恒例のサマーシャットダウンに入り、次戦オランダGP(8月29~31日)まで約1カ月の休みに入る。

    多くのドライバーはこの期間に休暇を取るが、第7戦からの途中参戦で不振が続くコラピントにとっては、むしろ取り組みを強化する時期だ。

    「僕のシーズンはまだ短い。だからこそ、パフォーマンスに納得がいかない今は、手を止めずに進み続けるしかない」

    「もちろんリセットする時間も必要だけど、空いた時間を使って、自分が何を改善すべきかを理解し続けることが重要なんだ」

    「夏休み明けには、今よりもっと強くなって戻ってきたい」

  • ピエール・ガスリー F1ハンガリーGP初日「滑りすぎていて全体的に難しい」

    ピエール・ガスリー F1ハンガリーGP初日「滑りすぎていて全体的に難しい」

    ピエール・ガスリーは、2025年F1ハンガリーGP初日の走行を「非常に難しかった」と振り返り、マシンの挙動に苦しんだことを明かした。セッションでは下位に沈み、「いつもより少し後方からのスタートになる」と語るなど、厳しい立ち上がりとなった。

    今季課題となっているトラクション不足がこのテクニカルなハンガロリンクでさらに顕在化し、滑りやすい挙動に悩まされたという。ガスリーは「期待はしていなかった」と語りつつ、金曜夜の作業で改善の余地はあると前向きに話した。

    Q:外から見ていてもかなり難しそうでしたが、実際に乗っていてどうでしたか?

    ピエール・ガスリー: うん、実際かなり難しかった。とにかく非常に苦労した一日だったよ。

    これから改善に取り組むつもりだけど、今日はいつもより少し後ろからのスタートになりそうだ。

    ピエール・ガスリー(アルピーヌF1チーム) ハンガリーGP F1 ハンガリーグランプリ

    Q:今日はどのあたりに一番の制限を感じましたか?

    ピエール・ガスリー: 全体的に滑りすぎていて、トラクションの多いこのサーキットではそれがすごく影響する。

    今シーズンずっと苦労している部分でもあるし、いくつか改善できるところがあるとは思っているけど、簡単ではないね。今夜しっかり取り組む必要がある。

    Q:予想以上に難しかったですか?このサーキットはあまり合っていないとも言われていましたが

    ピエール・ガスリー: 最初から特に期待はしていなかったよ。

    あるものと向き合って、どうにか改善できるようにするだけさ。明日に向けては必ず良くなると信じている。

  • ルノー新CEO 初会見でF1継続を断言「アルピーヌはF1に残る」

    ルノー新CEO 初会見でF1継続を断言「アルピーヌはF1に残る」

    ルノー・グループの新CEOに就任したフランソワ・プルヴォが、F1プロジェクトの継続を初めて公に認めたことで、アルピーヌF1チームの将来をめぐる不確実性に終止符が打たれた。

    6月にルカ・デ・メオ前CEOが辞任して以降、ルノーがF1事業から撤退し、チーム・エンストンを売却するのではないかとの憶測が飛び交っていた。すでに2026年の新F1レギュレーションを前にワークスチームの地位を放棄し、メルセデス製パワーユニットのカスタマーとなる契約を結んでいたことも、その疑念に拍車をかけていた。

    この決断は極めて異例だったが、近年中団に低迷してきたアルピーヌにとって、競争力を高める最善の手段とされた。特に2000年代半ば、フェルナンド・アロンソの活躍でチャンピオンに輝いて以来、輝かしい成果からは遠ざかっていた。

    しかし、プルヴォは2025年上半期の業績発表会見で、F1残留を明言。英『Autocar』によれば、彼は「アルピーヌはF1に残る」と断言したという。

    これにより、近年幾度となく体制変更が繰り返されてきたチームに、一定の安定と将来の保証がもたらされたことになる。2021年のアルピーヌへのリブランド以降、チーム代表の交代や著名人の出入りが相次いできた。

    昨シーズンには、かつてベネトン時代とルノー時代にチームをチャンピオンに導いたフラビオ・ブリアトーレが復帰。今季途中にオリ・オークスが辞任した後は、事実上のチーム代表として指揮を執ってきた。今後はプルヴォCEOの直属の部下として、その責任を負うことになる。

    2025年シーズン第13戦終了時点で、アルピーヌはコンストラクターズランキング最下位に沈んでおり、獲得ポイントはわずか20。9位のハースとは15点差がついている。今回の残留決定により、再建への道筋がようやく見えてきた形だ。

  • ピエール・ガスリー F1ベルギーGP決勝「帰りの飛行機で角田裕毅は…」

    ピエール・ガスリー F1ベルギーGP決勝「帰りの飛行機で角田裕毅は…」

    ピエール・ガスリーは、2025年F1ベルギーGP決勝で路面状況の変化を正確に読み取り、アルピーヌに貴重な1ポイントをもたらした。

    序盤は中団の激しいバトルに巻き込まれながらも、スリックタイヤへのタイミングを早めに見極めるリスク覚悟の戦略を選択。これが功を奏し、まだスリックへ切り替えていなかったライバルたちの前に出ることに成功した。

    その後は、直線スピードを重視した軽いダウンフォース設定のマシンで、コーナーでは苦しみながらも後続勢を巧みにブロック。終盤までミラーを凝視しながら防戦一方の展開が続いたが、冷静なドライビングで攻撃を跳ね返し、10位でフィニッシュ。難しいコンディションと劣勢なマシンの中で、タフなレース運びを貫き通した。

    レース後、ガスリーは「裕毅と一緒に飛行機で帰るんだけど、あまり話しかけてくれないかもね」と冗談交じりに語り、スリック交換のタイミングで角田裕毅より先行したことが気まずさにつながったことをほのめかした。マシンの限界を引き出したガスリーは「全員が僕のミスを待っていたと思う」と振り返りながらも、自らの仕事に満足感を示した。

    Q:これまでで最も苦労して得た1ポイントのひとつだった?

    うん、今夜はぐっすり眠れそうだよ。あとで(角田)裕毅と一緒に飛行機に乗るんだけど……彼が僕にどれくらい話しかけてくれるかは分からないな。まあ、どうなるか見てみよう。でも本当に難しいレースだった。スペースが全然なかったし、何よりトラックポジションを得ることがすごく重要だって分かってたから、ちょっとギャンブル気味にリアウイングを軽くしてストレートスピードを最大化しようとした。そのぶんコーナーでは生き残り戦法だったけど、それが今日レースを戦ううえで最善の方法だったと思う。

    あと、スリックタイヤに替える判断もすごく重要だった。あの時点ではポイント圏外だったから、かなり攻めた戦略に出たんだ。それがうまくハマってポジションを上げられた。そこからは、ずっとミラーを見ながら後ろを抑える展開で……すごくハードだったよ。

    角田裕毅 ピエール・ガスリー F1 ベルギーGP角田裕毅の猛追を封じ込めたピエール・ガスリー

    Q:マシンの実力以上のものを引き出しているように見える。それは満足感につながる? 今、自分としても最高の走りができていると感じる?

    うん、すごく一貫性を持って走れているし、ミスもしないように気をつけている。今日の純粋なペースで言えば、後ろにいた全員が「こいつ早くコース外に飛び出してくれないかな」とか「早くどいてくれ」って思ってたと思う。たぶん僕のせいでみんなかなりタイムを失ってたはず。でもそれが僕たちの戦略だったし、達成したいことだったからね。

    できる限りのことをやってるし、自分でもすごくいいパフォーマンスが出せていると思う。チームとの連携もすごくいいし、彼らは僕が100%の力を出せるようにしてくれている。全体的に見て、いい仕事ができていると思う。もちろんもっと速いクルマが欲しいけど、これが今シーズンの終わりまで僕たちのクルマだから、毎回このクルマで全力で戦うだけさ。

  • ピエール・ガスリー F1ベルギーGP スプリント予選「ストレート重視で挑んだ」

    ピエール・ガスリー F1ベルギーGP スプリント予選「ストレート重視で挑んだ」

    アルピーヌF1チームは、2025年F1第13戦ベルギーGPのスプリント予選で明暗の分かれる結果となった。フリー走行では両ドライバーとも下位に沈み、厳しい滑り出しとなったが、ピエール・ガスリーはそこから見事に巻き返し、今季好調を維持する形でSQ3進出を果たした。

    8番手グリッドを獲得したガスリーは、予選中に角田裕毅とのインシデントで審議対象となったが、幸いにもお咎めなし。チームがセッション間で行った大胆なセットアップ変更が功を奏したと語っている。

    「今日の結果は素直に受け入れたいし、忙しい金曜日の中でうまく巻き返せたことには満足している」とガスリーはコメント。

    「プラクティスでは少し苦戦していたけど、セッションの合間にセットアップを変えて、ストレートスピードを最大化するためにダウンフォースを削る方向に振ったんだ。その結果、中盤のセクターはちょっと踏ん張る必要があったけど、そこがスパの難しさでもあるし、正しいバランスを見つけるのがチャレンジなんだ」

    「チームとしてセッション間でよくやってくれたと思うし、そこには本当に満足している。SQ1はギリギリだったけど、最後にルイス(・ハミルトン)のイエローフラッグに助けられたところもあったかもしれない。でも、そういう時もあるさ」

    「SQ2では本当にいいラップが決まって、SQ3に進出できた。最終的に8番グリッドだから、明日はポイントを狙っていくよ」

    アルピーヌF1チーム ベルギーグランプリ

    一方、フランコ・コラピントは予選中にマシンのバランスやグリップに苦しみ、19番手に沈んだ。初挑戦のスパでのスプリント予選は、思うようにリズムに乗れず厳しい展開となった。

    「今日は全体的にバランスとグリップの両面で苦労した」とコラピントはコメント。

    「それを改善しようといくつか変更を加えたけど、プラクティスの走行時間が限られていたから、スプリント予選にはまだ十分にクルマに慣れていない状態で臨むことになった」

    「今夜は状況を整理して、明日に向けて改善できるかどうかに集中したい。特にスパのような高速サーキットでは、自信を持って攻めることがとても重要なんだ。週末に入る前から、競争力を発揮するにはいくつかの条件が整う必要があるだろうと分かっていた」

    「天気予報は週末を通してまだ不確定だし、スパでは何が起きてもおかしくない。だから、うまくいけば僕らにチャンスが巡ってくる可能性もあると思ってる。明日と日曜で巻き返せるように頑張るよ」

    経験豊富なガスリーと、F1週末に挑戦を続けるルーキーのコラピント。明日のスプリントレースでは、アルピーヌの2台が異なる立場からそれぞれの目標に挑むことになる。

  • キミ・アントネッリ アルピーヌF1移籍の噂に揺れる「夢への一歩後退」

    キミ・アントネッリ アルピーヌF1移籍の噂に揺れる「夢への一歩後退」

    マックス・フェルスタッペンがシルバーストン後にサルデーニャでトト・ヴォルフと会っていたとされる一件を受け、2026年に向けた「フェルスタッペン&ジョージ・ラッセル」体制がメルセデスで計画されているとの憶測が浮上している。

    それに関連して、ヴォルフは最近フラビオ・ブリアトーレと複数回にわたり会談していることを認めており、その話題はバルテリ・ボッタスにとどまらず、キミ・アントネッリの期限付き移籍についても含まれていたとみられている。

    具体的には、メルセデスのカスタマーエンジンを搭載するアルピーヌに18歳のアントネッリを“貸し出す”可能性があるというのだ。

    これは、アントネッリ自身が描く「夢」にとって一つの障害となるかもしれない。

    「F1で最後にイタリア人チャンピオンになったのは(アルベルト)アスカリだってことは知っている」とアントネッリは、伊紙『Corriere della Sera』のライフスタイル誌『Sette』のインタビューで語った。

    「次が僕かって?それが目標だよ」

    メルセデスでルイス・ハミルトンの後任としてF1に挑戦している今季、アントネッリはここまでアップダウンのあるシーズンを送っているが、カナダGPでは自身初の表彰台を獲得した。

    「素晴らしかった。でも正直なところ、ちょっと悔しさもあった」と振り返る。

    「マシン的には勝てるチャンスもあったし、実際にチームメイトのジョージが勝った。予選でちょっとしたミスをしなければ……」

    一方で順調に進んでいるのが、チェコ出身の美しいカートレーサー、エリシュカ・バビチコバとの交際だ。

    「彼女は僕の世界をよく理解してくれている。どれだけの時間をF1に費やしているかも知っている」とアントネッリ。

    「犠牲が必要なことも理解してくれているし、サーキットに来てくれると本当に嬉しいし、力になる。心配する必要もないし、彼女が退屈してるなんてこともない」

    「でも、まだ一緒に暮らすには早いかな」

    憧れの人物について問われると、アントネッリはまず現在テニス世界ランク1位の同郷ヤニック・シナーの名を挙げた。

    「会ってみたい存在なんだ。彼のメンタルの強さには驚かされる。特にうまくいっていない時の試合でこそね」

    「どれだけの逆境をひっくり返してきたことか」

    モータースポーツ界でのヒーローはアイルトン・セナだという。

    「彼に聞いてみたい。事故の後、恐怖をどうやって乗り越えたのか。そして、どうやってさらに速く走れたのかを」

    「僕らドライバーは普段はあまり考えないけど、恐怖は常に隣にあるんだ」

    さらにもう一人、尊敬する人物としてイタリアのレジェンド、バレンティーノ・ロッシの名を挙げた。

    「一緒にカートを走らせたことがあるんだ。彼の周囲に正しい人を集める力、そして本当に自分のパフォーマンスを引き出してくれる存在を見極める能力は素晴らしいと思う。それがあるからこそ、安心して走れるんだと思う」

  • アルピーヌF1 サンチェスTDがルノーPUの限界告白「エネルギー効率で劣勢」

    アルピーヌF1 サンチェスTDがルノーPUの限界告白「エネルギー効率で劣勢」

    アルピーヌF1チームのテクニカルディレクターであるダビド・サンチェスは、現在のルノー製パワーユニット(PU)がチームを「引きずり下ろしている」と語り、ワークス体制としてF1に参戦する最後のシーズンが困難なものであることを認めた。

    「ハイブリッド効率と最大燃焼出力の両面で、我々はライバルに劣っている」と、サンチェスは独Auto Motor und Sportに語っている。アルピーヌは現在、コンストラクターズ選手権で最下位に沈んでおり、獲得ポイントはわずか19にとどまっている。

    ルノーは2025年限りでエンジンサプライヤーとしての役割から撤退する予定であり、2026年からはフラビオ・ブリアトーレの手腕によってメルセデス製PUの供給を受ける契約が結ばれている。この動きは、ルノー本体の財政危機やCEOルカ・デ・メオの突然の辞任とも重なっている。

    「エンジン出力が足りないために、ある特定のサーキットではダウンフォースを削らなければならない。それが結果的にタイヤの摩耗を早めてしまう」とサンチェスは説明し、特にオーストリアGPではその影響が顕著だったという。

    2025年シーズンに向けて、アルピーヌはバルセロナで投入された1回限りの大規模アップグレードに賭けていた。

    「我々は開幕前に、今年はバルセロナで1度だけ大規模なアップグレードを導入する計画を立てていた」とサンチェスは述べ、「小規模なアップデートはまだいくつかあるが、今後は現行パッケージを最大限に活用し、安定したパフォーマンスを引き出すことが主眼となる」とした。

    そんな中、ピエール・ガスリーは混乱の英国GPで6位入賞という意地を見せたが、チーム状況が厳しい中でのモチベーション維持には苦労していると明かす。

    「ときどき、すごくフラストレーションが溜まる。でもチームのみんなはベストを尽くしているし、僕自身も模範を示そうとしている」とガスリーは語った。「ただ、年内にポイントが取れるかどうかすら分からないのは辛いし、正直、楽しくはない」

    それでも、彼は開発戦略を擁護する立場だ。「我々は大胆な決断を下し、今はその代償を払っている。でもこの道を選ぶよう僕もチームを後押しした。来年に報われることを願っている。ファクトリーで見ている限り、来年に向けての状況は良好に見える」

    サンチェスもその楽観的な見通しを共有している。

    「来年のクルマの開発状況を見る限り、学習曲線は非常に急勾配だ。それだけに、我々の判断に非常に満足している」

    「現在、メルセデスとの協力関係は非常に順調に進んでおり、来季のクルマを開発する上で必要なものはすべて揃っている」

    アルピーヌの進歩の中心には空力部門があるという。「おそらく我々が最も進歩したのは空力分野だ。私自身もそこを専門としており、もっとも得意とする分野だ」とサンチェスは付け加えた。

    2026年に導入される大規模な技術規則変更を見据えつつも、サンチェスはこう指摘する。

    「来年のクルマは、性格としてはまったく異なるマシンになる。しかし、F1マシンであることに変わりはない。ダウンフォースと良好なバランスは引き続き重要だ」

    「ただし、エネルギーマネジメントシステムとの結びつきによって、その複雑さは増す。空力効率、ストレート重視のモード、エネルギー管理の相互作用は、簡単には解決できない複雑な問題を生んでいる」

  • フランコ・コラピント 2025年のF1シートは“安泰”情報も来季は不透明

    フランコ・コラピント 2025年のF1シートは“安泰”情報も来季は不透明

    アルピーヌF1で未だ1ポイントも獲得できていないフランコ・コラピントだが、アルゼンチンのルノーCEOであるパブロ・シビラが同郷ドライバーの将来について詳細を語った。

    「彼は今シーズン最後まで戦うことになる」と、シビラはアルゼンチンのメディア『LOVE/ST.』に語った。ジャック・ドゥーハンに代わって最低5戦に出場する契約の下、コラピントは少なくとも「シーズン終了までは」シートを保持する可能性が高いという。

    参考までに、フラビオ・ブリアトーレは、2026年の新レギュレーションを見据えてアルピーヌが様々な選択肢を比較検討する必要性と意欲を示していた。ジャック・ドゥーハン、フランコ・コラピントに続き、セルジオ・ペレス、ミック・シューマッハ、バルテリ・ボッタス、さらにはポール・アロンといった名も候補に挙がっており、リストは拡大し続けている。

    しかし、少なくともシビラにとっては、アルゼンチン人ルーキーに関しては疑問の余地はないようだ。「我々の最優先事項は、フランコがシーズンに集中することだ。シーズンが続いている限り、話し合いの余地はない」と断言した。

    2025年は比較的安泰も、2026年のアルピーヌ残留は保証されず
    22歳の若きドライバーにとってはある程度の安全圏が確保されているとはいえ、来季のアルピーヌのラインアップに残れる保証はない。2023年から在籍するピエール・ガスリーは2024年に「複数年契約」を結んでおり、少なくとも2026年の移行期まではチームに残留する見通しだ。

    さらに、パブロ・シビラの支援があるとはいえ、コラピントは上層部からのプレッシャー、そしてグリッド復帰を狙う他のドライバーたちの存在に晒されている。例えば、メルセデスのリザーブドライバーを務めるバルテリ・ボッタスについては、トト・ヴォルフが交渉に応じていることを最近認めている。

    シルバーストンでの欠場、ブリアトーレは厳しい姿勢
    シルバーストンGPではマシントラブルによりスタートすらできなかったコラピントだが、チーム代表フラビオ・ブリアトーレの評価は容赦なかった。

    「フランコは自分のミスを理解しており、改善しなければならないことも分かっている」と、シーズン後半戦を前に厳しい言葉を投げかけている。

  • ブリアトーレの「爆弾体質」とフランコ・コラピントの運命 F1の非情な現実

    ブリアトーレの「爆弾体質」とフランコ・コラピントの運命 F1の非情な現実

    昨年、ウィリアムズでの9戦にわたる活躍でF1界に鮮烈な印象を与えた“スーパーサブ”フランコ・コラピント。オフシーズンにはアルピーヌがリザーブドライバーとして彼を獲得し、2025年シーズンにはジャック・ドゥーハンに代わってレースシートを得た。

    しかし、ここまで6戦を終えてもコラピントは未だノーポイント。エミリア・ロマーニャGPとシルバーストンでの予選ではクラッシュを喫し、結果を残せずにいる。

    そしてシルバーストンの予選でのクラッシュ後には、アルピーヌのエグゼクティブディレクターであるフラビオ・ブリアトーレが、頭を抱える様子がカメラに捉えられた。

    これを受けて、チームがシーズン途中で彼を更迭する可能性が浮上。PlanetF1.comは関係者の話として、バルテリ・ボッタスがチームと前向きな話し合いを行っていると報じており、中盤戦でのドライバー交代が現実味を帯びてきたという。

    また、元レッドブルのセルジオ・ペレスとも交渉中とのことだが、こちらは2026年の新レギュレーションに向けたものであるとされている。

    元F1ドライバーのリカルド・パトレーゼは、1993年にベネトンでブリアトーレのもとを離れた自身の経験を踏まえ、コラピントに警鐘を鳴らす。

    「ブリアトーレに関しては何が起きてもおかしくない」とパトレーゼは語る。「私から見ると、彼はいつ爆発するかわからない“爆弾”のような存在。まるで第二次世界大戦中の不発弾のようだ。

    今のコラピントは結果も出ていないし、クラッシュもしている。そうなると、ブリアトーレとの関係は彼の精神状態に良い影響を与えるとは思えない。

    つまり、今のコラピントは“安全圏”にいるわけではないということだ」

    とはいえ、当のアルゼンチン人ドライバーは自身の将来に対して楽観的な姿勢を崩していない。

    「特に心配しているわけではないよ」と、コラピントはオーストリアGPでPlanetF1.comを含むメディアに語った。「彼(ブリアトーレ)は僕の決断を支持してくれているし、信頼もしてくれているんだ」

    シルバーストンでは5戦契約が切れた後の状況について問われると、彼は「現在はレースごとの契約になっている」と明かした。

    「基本的には毎戦が勝負だと思っている」と彼は語る。「でも、自分としてはチームの改善に集中しているんだ」

    「シートを維持するための“条件”があるかって? いや、それはないよ。とにかく、僕らはできる限りベストを尽くすことに集中している」

    「僕自身も改善すべき点に取り組んでいるし、レースペースには自信があるけど、予選ではもう少し良くならないといけないと思ってる」

    「チーム全体としても、毎戦ポイント争いできるようにもう一段階ステップアップする必要がある。それに向けて全方位で良くしていかなければならないと感じている」