カテゴリー: アルピーヌF1チーム

  • 角田裕毅と再タッグ希望?ガスリーが描くアルピーヌF1の2026年体制

    角田裕毅と再タッグ希望?ガスリーが描くアルピーヌF1の2026年体制

    アルピーヌF1はピエール・ガスリーを2028年まで残留させたが、2026年のチーム体制は依然不透明だ。その中で浮上しているのが、レッドブルで苦境に立たされる角田裕毅との「再タッグ」構想だ。

    ピエール・ガスリーは、イタリアGPを前にアルピーヌと長期契約を結び、2028年までチームに残留することになった。しかし、来季彼とコンビを組むドライバーの正体はいまだ明らかになっていない。

    フランスの自動車メーカーであるアルピーヌは現在コンストラクターズ選手権で最下位に沈んでおり、1つ上のハースを逆転する望みもほとんどない。チームは早くも2026年のレギュレーション変更に照準を合わせており、来季からは新たにメルセデスをパワーユニット供給元として迎える予定だ。

    アルピーヌの現状とコラピントの苦戦
    チーフアドバイザーのフラビオ・ブリアトーレと新代表スティーブ・ニールセンは、ガスリーのチームメイト選びに直面している。フランコ・コラピントはジャック・ドゥーハンの後任として10戦を消化したが、いまだポイント獲得には至っていない。

    ブリアトーレは既に後任候補リストを用意しており、その中には1人の日本人ドライバーの名前が挙がっている。そしてその人物こそ、ガスリーがチームに推薦している角田裕毅だ。

    角田裕毅を推すガスリー
    F1 Oversteerの報道によると、2026年に向けてドライバーラインナップが不透明なチームはアルピーヌ、レッドブル、レーシングブルズの3つとされる。

    角田裕毅は日本GPでレッドブルに昇格して以来、ここまでわずか9ポイントしか獲得できておらず、シートを失う瀬戸際に立たされている。角田裕毅が再びレーシングブルズへ戻るのではという噂もある中で、アルピーヌは角田裕毅を候補のひとりとして検討しているという。

    ブリアトーレ自身は角田裕毅起用に完全には納得していないが、「ガスリーは角田裕毅を連れてきたいと考えている」と報じられている。両者はアルファタウリ時代に強固な関係を築いており、経験豊富で相性の良いコンビとして再び組む可能性がある。

    角田裕毅 アルピーヌ F1 ピエール・ガスリー

    ガスリーの角田裕毅評
    角田裕毅は最近のインタビューでガスリーを「ブラザー」と呼んでいる。ガスリーはF1公式サイトに対し、角田裕毅のレッドブル昇格について次のように語った。

    「うん、電話で話したよ。僕がレッドブルでチャンスをもらった時のことや、うまくいかなかった部分、違っていたかもしれないことと重なる部分もある。彼には経験があるし、速さもある。僕はずっと彼を応援してきた」

    「2年間一緒に戦ってきて、彼の生の速さを見てきた。彼が当時から何ができるかを知っていた。2021年からずっと、彼は本当に速いドライバーだと言い続けてきた。彼にはスピードがあるし、強いキャラクターも持っている」

    ガスリーが角田裕毅を高く評価していることは明白だ。しかし最終的な判断はアルピーヌ首脳陣に委ねられており、今季のレッドブルでの成績を見れば、彼らが納得するかどうかは不透明だ。

  • 角田裕毅 アルピーヌF1移籍は絶望的?ブリアトーレが拒否姿勢

    角田裕毅 アルピーヌF1移籍は絶望的?ブリアトーレが拒否姿勢

    角田裕毅のアルピーヌF1移籍の可能性に暗雲が漂っている。ファンからは2026年のラインナップ入りを強く望む声が上がっているものの、エグゼクティブアドバイザーのフラビオ・ブリアトーレは獲得に消極的と報じられた。

    一方で、アルピーヌに加入したフランコ・コラピントは依然として結果を残せておらず、後任候補のリストも浮上している。角田裕毅はレッドブル残留かブリアトーレの方針転換か、キャリアの岐路に立たされている。

    フランコ・コラピントがアルピーヌでF1初ポイントを獲得するのを待ち続けているが、その道のりはイタリアGP終了時点で10戦に達した。2025年イタリアGPでは自身ワースト級の結果に終わった。

    22歳のフランコ・コラピントは今年5月にジャック・ドゥーハンの後任としてアルピーヌに加入して以降、直近4戦で自己ワースト3戦を記録している。ベルギーGPは19位、ハンガリーGPは18位、イタリアGPは17位で、唯一の例外はオランダGPの11位だった。

    オランダGPの11位は今季アルピーヌでの自己最高位でもあったが、ザントフォールトでの結果をモンツァでの浮上につなげることはできず、チームメイトのピエール・ガスリーも16位に沈むなど、アルピーヌにとって忘れたい週末となった。

    さらにモンツァではブレーキトラブルに見舞われ、「とても怖い」と無線で訴える場面もあった。フランコ・コラピントは2024年アゼルバイジャンGPでウィリアムズに在籍時に8位で初ポイントを獲得しており、次戦バクーでの復調を目指す。

    フラビオ・ブリアトーレ、角田裕毅をアルピーヌに迎える可能性を「極めて低い」と示唆
    アルピーヌは残り8戦でフランコ・コラピントのパフォーマンスを見極め、2026年のドライバーラインナップを決める見込みだ。エグゼクティブアドバイザーのフラビオ・ブリアトーレは、成績次第ではフランコ・コラピントの後任候補リストから複数の名前を検討している。

    だがモータースポーツ・ドットコムによれば、レッドブルの角田裕毅がアルピーヌに移籍する可能性は「極めて低い」と報じられている。フラビオ・ブリアトーレは25歳の日本人ドライバーを獲得する意欲を持っておらず、角田裕毅のF1キャリアに暗雲が漂っている。

    フランコ・コラピントも角田裕毅も2026年の契約がなく、F1での将来を懸けた戦いを強いられている。仮にレッドブルが角田裕毅を放出した場合、現実的な移籍先はアルピーヌのみであり、他の空席はメルセデスが握っている。

    角田裕毅がF1に生き残るには、レッドブル代表ローラン・メキースやモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコを説得し契約更新を勝ち取るか、フラビオ・ブリアトーレの考えを変えるしかない。

    角田裕毅 F1

    角田裕毅の代理人、アルピーヌとの交渉を否定せず
    ピエール・ガスリーが先週のイタリアGP前に2028年までの契約延長を結んだことで、ファンからは「角田裕毅をアルピーヌに」との声が一層強まっている。代理人もアルピーヌとの交渉について否定しておらず、F1市場で経験豊富な選択肢として注目を集めている。

    角田裕毅はモンツァで103戦目のF1出走を果たし、キャリア通算103ポイントを獲得している。しかし、フラビオ・ブリアトーレのリストにはリザーブドライバーのポール・アーロン、ミック・シューマッハー、アストンマーティンのリザーブであるフェリペ・ドルゴビッチ、アカデミー所属のジャック・クロフォードらも含まれている。

    今季レッドブルでの角田裕毅は苦戦しており、リヤム・ローソンの後任として3月に加入してから14戦中10戦でノーポイント。イタリアGPでも13位に終わり、オランダGP9位の勢いをつなげられなかった。

    元トロロッソ代表のフランツ・トストも角田裕毅の姿勢に懐疑的で、「十分に努力していないように見える」と指摘。「なぜ常にフェルスタッペンより大きく遅いのかを理解する努力が足りない」とその労働倫理に疑問を投げかけている。

  • ピエール・ガスリー アルピーヌF1残留理由を説明 契約延長は「強い選択肢」

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1残留理由を説明 契約延長は「強い選択肢」

    ピエール・ガスリーは、アルピーヌとの契約延長の理由について説明した。エンストン拠点のチームで3年契約を結んだことは、F1世界にとって驚きを持って受け止められた。

    アルピーヌは経営陣の再編が続き、マシン「A525」もパフォーマンス低迷から抜け出せずにいる状況での決断だった。しかし29歳のフランス人ドライバーは、この契約延長が「強い選択肢」だと強調し、チームからのコミットメントが大きな理由だったと語った。

    イタリアGP終了後にメディアに対してガスリーはこう説明した。

    「もちろん他も見たよ。それは普通のことだ。シーズン序盤のパフォーマンスを見れば、悩むことなく即決できるような状況ではなかったからね。考えるべき点はいくつかあった」

    「でも正直に言えば、これはとても強い選択肢だと思っている。あとは来季から良いパフォーマンスを示すことを待つだけだ。明確さを持てたのは良いことだし、チームから僕へのコミットメント、そして僕からチームへのコミットメントを示せることになったと思う」

    「一緒に働いている人たちとの関係性も、加入した時よりはるかに良くなっている。だからとても明確だよ。この契約延長はチームにとっても僕にとってもプラスにしかならないと思っている」とガスリーは付け加えた。

    アルピーヌは困難な時期にある。今季これまで16戦中11戦でポイントを逃し、現在コンストラクターズ選手権最下位に沈み、獲得したポイントはわずか20点。最後にポイントを獲得したのはスパのベルギーGPだった。セカンドシートの人選も難航しており、ジャック・ドゥーハン、そして後任のフランコ・コラピントはいずれも期待に応えられていない。

    フラビオ・ブリアトーレ、ガスリーのチームメイト人選に言及
    アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーで事実上のチーム代表を務めるフラビオ・ブリアトーレは、2026年にガスリーと組むチームメイト候補について言及した。イタリアGPでSky Sports F1に対し、まだ決定はしていないと強調した。

    「いや、まだだ。今のところ、フランコは良い仕事をしていると思う。最初は多くのルーキーと同じように少し経験不足の代償を払った。しかし直近の3〜4戦ではずっと安定している」と75歳のモータースポーツ界の重鎮は語った。

    さらに2026年もフランコ・コラピントが残留する可能性を示唆した。

    「もしかしたらフランコになるかもしれない。我々にはあと4〜5戦あるから、それを見てから判断する。11月までに決断しなければならない」

    ガスリーと組むコラピントは、ドゥーハン同様にこれまでポイントを獲得できていない。最高位はザントフォールトのオランダGPでの11位となっている。

  • アルピーヌF1チームの未来を強調 ルノー新CEOがF1参戦継続宣言

    アルピーヌF1チームの未来を強調 ルノー新CEOがF1参戦継続宣言

    ルノーの新CEOに就任したフランソワ・プロヴォが、アルピーヌF1チームを通じたフランスメーカーのF1への長期的な関与を改めて強調した。

    プロヴォは7月末にルノーのCEO職を引き継ぎ、退任したルカ・デ・メオの後任となった。デ・メオはフランスの自動車メーカーがヴィリー=シャティヨンにおける自社F1パワーユニット計画を終了し、2026年からアルピーヌブランドのチームがメルセデスのカスタマーとなる決定を下していたため、ルノーのF1参戦継続が改めて注目されていた。

    プロヴォがトップの座に就いたのは難しい時期だった。ルノーは2025年前半に112億ユーロの損失を計上し、その中には経営不振に陥っている日本ブランド、日産への投資に関する93億ユーロの減損も含まれていた。7月半ばには、予想外の利益警告を受けて株価が最大18%急落していた。

    ここ数か月、アルピーヌF1売却の噂が絶えなかったが、先週モンツァでルノーCEOとして初めてF1パドックを訪れたプロヴォは、ブランドのF1参戦継続を正式に打ち出した。

    「私の訪問の主な目的は、我々がF1にとどまることを再確認することだ。我々はF1に長くとどまる」とプロヴォはフランスの放送局Canal+に語った。

    アルピーヌF1チーム ルノー フランソワ・プロヴォ

    プロヴォは、エンストン拠点のチームに安定をもたらす重要なステップとして、エースドライバーのピエール・ガスリーが2028年までの新契約を結んだことを指摘した。一方、事実上のチームリーダーであるフラビオ・ブリアトーレは、長年の盟友スティーブ・ニールセンをマネージングディレクターとして迎え入れ、ニールセンは9月1日付でその職に就いた。

    「それもまた非常に前向きなサインだ」と彼はガスリーの新契約について語った。「我々は新しい時代に突入している。これはパフォーマンスの時代であると同時に、何よりも安定の時代だ。ピエールのコミットメントはそれをよく示している」

    「スティーブをマネージングディレクターに任命したことも良い例だ。ご覧のとおり、我々は多くの前進を遂げている」

    アルピーヌは今年パフォーマンスで苦戦し、シーズン途中の開発を早々に停止して2026年のレギュレーション変更に集中した結果、コンストラクターズ選手権で最下位に沈んでいる。

    ガスリーの20ポイント獲得は次点のハースの半分以下にとどまり、もう一台を駆るフランコ・コラピントは、同じくノーポイントのジャック・ドゥーハンから交代して以来、いまだポイントを獲得できていない。

  • 角田裕毅 アルピーヌF1移籍の可能性は?ブリアトーレが2026年体制に言及

    角田裕毅 アルピーヌF1移籍の可能性は?ブリアトーレが2026年体制に言及

    角田裕毅は、2026年のアルピーヌ移籍候補のひとりとして名前が挙がっている。現在レッドブルで厳しいシーズンを過ごしている角田だが、フラビオ・ブリアトーレはアルゼンチン人ルーキー、フランコ・コラピントの残留を依然として検討しており、来季のラインアップは未定だと語った。

    コラピントは今季途中、ジャック・ドゥーハンに代わってブリアトーレ主導のチーム再編の一環としてアルピーヌに加入したが、一貫性を欠く戦いが続いている。

    角田裕毅は、2026年のアルピーヌ移籍候補のひとりとして名前が挙がっている。現在レッドブルで厳しいシーズンを過ごしている角田だが、フラビオ・ブリアトーレはアルゼンチン人ルーキー、フランコ・コラピントの残留を依然として検討しており、来季のラインアップは未定だと語った。

    コラピントは今季途中、ジャック・ドゥーハンに代わってブリアトーレ主導のチーム再編の一環としてアルピーヌに加入したが、一貫性を欠く戦いが続いている。

    当初、ルカ・デ・メオ前ルノーCEOの下でF1エグゼクティブアドバイザーを務めていたブリアトーレは、先月の段階では「コラピントは来季のシートに値する走りを示していない」との姿勢を見せていた。

    しかしモンツァでスカイ・イタリアに語った75歳は、より楽観的なトーンを示した。

    「まだ決まっていないが、今のところフランコは良い仕事をしていると思う」とブリアトーレは語った。

    「シーズン序盤は多くのルーキードライバーと同じように経験不足に苦しんだ。しかしここ3、4戦はずっと安定していて、大きなミスも犯していない。フランコになるかもしれないし、様子を見る必要がある。あと4、5戦で判断することになるだろう」

    角田裕毅 アルピーヌ F1

    先週末にはピエール・ガスリーが2028年までの契約延長を決めており、ブリアトーレはセカンドシートの選択肢を慎重に見極めている。

    代替候補は限られており、レッドブルで苦戦中の角田裕毅の名前が挙がるが、起用にはリスクがある。また、アルピーヌとつながりのある新人ポール・アロンらもレーダーに入っているが、コラピントを継続起用するよりも大きなリスクとなる可能性がある。

    コラピントには2024年後半のウィリアムズでのパフォーマンス、さらにアルゼンチンからの大型スポンサーの後押しという強みもある。

    一方でチーム状況は厳しく、アルピーヌはコンストラクターズ選手権最下位に沈んでいる。2025年マシンの開発は早い段階で打ち切られ、2026年の新規則対応にリソースを集中しているためだ。

    「残りのレースでは現行マシンしか使えない。2026年用マシンの開発に集中しているからだ」とブリアトーレは認めた。

    「これからも厳しい週末があるだろうが、裏側で進められている作業を信じている。チームにとって良い日々がやってくると確信している」

  • ピエール・ガスリー アルピーヌF1と契約延長「2026年以降は前で戦える」

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1と契約延長「2026年以降は前で戦える」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、2028年末までチームと契約を延長することが発表された。イタリアGP週末の土曜日に公表されたこの新契約により、ガスリーとアルピーヌのパートナーシップは少なくとも6年に及ぶことになる。

    苦しいシーズンを過ごす中での発表となったが、ガスリーは「2026年以降は前で戦える」と強調。新たな規則導入とメルセデス製パワーユニットの供給を背景に、フランス人ドライバーは母国チームとともにトップ争いを目指す決意を示した。

    ガスリーは2023年にアルピーヌへ加入し、これまでの3シーズンで最高位は3位。2023年オランダGPと昨年のサンパウロGPで表彰台を獲得している。

    「プロジェクトにコミットできてとても嬉しい」とガスリーは語った。この発表は、彼がF1で唯一勝利を挙げたモンツァからちょうど5年の節目でもあった。「僕たちは非常に難しいシーズンを過ごしているけど、その理由は分かっている。そして実際にチームとそこで働く人たちを完全に信じている」

    「来年以降、僕たちはもっと良い位置にいるだろう。僕がアルピーヌと契約したのは、常にフランスのチームと勝つためだった。それを最初の3シーズンでは達成できなかったし、これからの3年間で成し遂げたいと思っている」

    今季のガスリーとアルピーヌは苦戦しており、チームはコンストラクターズ選手権の最下位に沈み、ガスリーは4度の入賞にとどまっている。最高位は雨に翻弄されたイギリスGPでの6位だった。

    しかし、2026年に導入される新しいシャシーとパワーユニット規則を見据え、チームは公に新レギュレーションに集中していることを認めており、ガスリーも新たなエンジンサプライヤーであるメルセデスの助けを借りて、飛躍が可能だと考えている。

    「今の状況を見れば、(アルピーヌに残留する)ことを理解するのは難しいだろう。現状では僕たちは苦しんでいるからね。でも言ったように、その原因は突き止めているし、理由も分かっている」とガスリーは続けた。

    「今年は戦略的な理由でコストを払っている。それがパフォーマンス低下の原因だけど、来年以降はチームが僕に前で戦えるクルマを与えてくれると完全に信じている。そして実際に僕がチームに加入した理由を達成できると思う」

    「今の状況は、実際には来年に向けて風洞などで僕たちに有利な部分を与えてくれる。だから僕たちは良い位置にいるはずだ。チームが僕に望むクルマを与えてくれる理由はたくさんある」

  • ピエール・ガスリー アルピーヌF1と2028年まで契約延長の舞台裏

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1と2028年まで契約延長の舞台裏

    アルピーヌは土曜の朝、ピエール・ガスリーが契約を延長し、少なくとも2028年末までチームに残留することを発表し、周囲を驚かせた。F1特派員ローレンス・バレットが詳しく解説した。

    ガスリーは2023年シーズン前にレッドブル一門を離れ、エステバン・オコンとのオールフランス体制でアルピーヌに加入した。それ以来、速さと安定感を備えたチームリーダーへと進化し、今季は4度のトップ10フィニッシュでチームの全20ポイントを稼ぎ出している。

    一方、もう一方のシートはジャック・ドゥーハン、続いてフランコ・コラピントが乗っているが、いまだに1ポイントも獲得できていない。そのためガスリーは、チーム最下位に沈むアルピーヌにとって必要不可欠な安定要素であり、マシンの真の性能を測るための基準ともなっている。

    その状況を踏まえ、アルピーヌは来季の大規模なシャシーおよびパワーユニット規則変更を前に、安定性を確保するためガスリーを長期にわたり確保することを望んでいた。来季からはメルセデス製パワーユニットを搭載予定で、それが最強のエンジンの一つになると期待される中、チームは29歳のガスリーがその力を最大限に引き出し、チームを再び上位争いへと導いてくれると確信している。

    アルピーヌのエグゼクティブ・アドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレや、ルノー新CEOフランソワ・プロヴォがガスリーの実力を高く評価しており、次の段階に向けて彼をチームに縛り付けたいと考えた。

    この契約延長は、ガスリーがアルピーヌの将来的な目標──表彰台、勝利、そして最終的には世界選手権への挑戦──を信じていることの証でもある。同時に、ルカ・デ・メオのCEO退任や今季限りでのF1パワーユニットプロジェクト終了というチームの決断を経ても、アルピーヌがF1にコミットし続ける姿勢を再確認させるものとなった。

    ガスリーは来季まで待ってから将来を決めることもできたはずだった。そうすれば、アルピーヌのマシン開発能力を間近で見極める時間もあり、他チームの戦闘力を比較する余裕もあった。しかし彼は、来年以降に少なくとも半数のグリッドが移籍の選択肢を持つことを考慮しながらも、今の段階で署名に踏み切った。

    早期に署名したことで、彼はプロジェクトへのコミットメントの見返りとしてより良い条件を勝ち取ったとみられる。そしてこの安定が、今後3年間、自身の将来を気にせずレースに集中できる環境をもたらす。

    結果として、ガスリーは現在のグリッドで最も長期契約を結んだドライバーの一人となった。

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1チームガスリーとアルピーヌは少なくとも今後3年間、協力関係を継続する予定

    アルピーヌはすでにリソースを来季マシンに振り分けており、来年の飛躍を本気で信じている。ルノー製パワーユニットからの移行も助けになるだろう。現行エンジンは一部サーキットで1周あたり約0.4秒を失っているとされ、それがメルセデス製ユニットに代わることで競争力が大幅に向上すると期待されている。

    もし期待通りの結果が出れば、ガスリーの早期決断は英断と評価されるだろう。そしてアルピーヌは優れたドライバーを確保し、空席となる2つ目のシートは一気に人気のポジションとなるはずだ。

    以上の理由から、双方が契約延長に動いたのは自然な流れだった。残された課題は、今季終了後のチームメイトを誰にするかという点だ。現ドライバーのコラピントはまだ契約延長を納得させるだけの結果を示していないが、それはまた別の問題である。

  • ピエール・ガスリー アルピーヌF1チームとの契約を2028年まで延長

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1チームとの契約を2028年まで延長

    ピエール・ガスリーは、アルピーヌF1リームと契約を延長し、少なくとも2028年シーズン末までチームに所属することを発表した。これにより、ガスリーは自身の長期的な未来をアルピーヌに託すことになった。

    29歳のガスリーは2023年シーズンからアルピーヌに加入し、これまでに2度の表彰台を獲得。昨年はチームがコンストラクターズ選手権で6位を確保する上で重要な役割を果たした。

    当初、彼の契約は来季末で満了する予定だったが、両者はさらに2年間の延長を望み、今週末のイタリアGPを前に正式に契約書に署名した。

    アルピーヌは声明の中で「この契約はピエールのアルピーヌへのコミットメントを再確認するものであり、フラビオ・ブリアトーレの指導の下、ルノーグループ新CEOフランソワ・プロヴォストの全面的な支援を受けて、2026年以降の新レギュレーション時代に向けてチームを牽引するドライバーとしてのアルピーヌの信頼を確固たるものにする」と述べた。

    ガスリーは「アルピーヌと長期的な未来を約束できることにワクワクしている。フランス人として、フランスの自動車メーカーで走ることは特に誇らしいことだ」とコメント。

    「2023年に加入して以来、このチームこそ未来に向けているべき正しい場所だと常に感じてきた。フラビオのサポートと信頼、フランソワのF1プロジェクトへのコミットメント、そしてエンストンにいる人々のおかげで、これは自然な決断だった。これからもここに留まり、我々の共通の目標──レースに勝ち、世界選手権を制する──を実現したい」

    「我々は皆、一丸となっているし、この特別な物語を続けていくのを楽しみにしている」

    ピエール・ガスリー アルピーヌ F1アルピーヌのエグゼクティブアドバイザーであるブリアトーレが、これまでのガスリーの貢献を称賛した

    アルピーヌのエグゼクティブ・アドバイザーであるフラビオ・ブリアトーレもガスリーを称賛した。

    「私がチームに復帰して以来、BWTアルピーヌF1チームの競争力を構築し、成長させることがいかに重要かを常に強調してきた。我々は2026年から始まる新時代のF1に向けて十分に準備が整っており、未来に向けてチームを率いるリードドライバーを確保できた」とブリアトーレはコメント。

    「ピエールはこの困難な時期にチームにとって非常に大きな財産となってきた。彼の姿勢、献身、才能には非常に感銘を受けており、このプロジェクトを長期的に一緒に続けていくことを楽しみにしている」

    なお、来季以降のガスリーのチームメイトはまだ不明で、現在はフランコ・コラピントが彼の隣のシートを務めている。

  • 角田裕毅 アルピーヌF1移籍の「即戦力候補」と仏誌報道

    角田裕毅 アルピーヌF1移籍の「即戦力候補」と仏誌報道

    角田裕毅がアルピーヌF1チームの条件を満たす数少ない存在のひとりだと、フランス誌『AUTO hebdo』が報じている。アルピーヌの母国フランスの媒体は、2026年のF1グリッドがすでに埋まりつつある中で、アルピーヌが即戦力を求める場合、角田裕毅がその有力候補に含まれると指摘している。

    中国GP後にリアム・ローソンが外されてレッドブルに昇格した角田裕毅は、これまでの前任者たちと同じ困難に直面している。果たして角田裕毅は、自らのポジションを維持できる望みをまだ持てるのだろうか。

    昨冬、レッドブルは選択を迫られていた。マックス・フェルスタッペンの横にいたセルジオ・ペレスは残留せず、そのステアリングを託される候補は角田裕毅かリアム・ローソンの2人に絞られていた。ミルトンキーンズの首脳陣は、F1でわずか10戦程度の経験しかなかったニュージーランド人を選んだ。

    2021年からグリッドに名を連ね、一度もアルファタウリ(のちのレーシングブルズ)を離れたことがなかった角田裕毅は、2024年末のアブダビでのテストで非常に好感触を得ていた。RB20は彼のスタイルに合うように見えていたが、その後は脇に追いやられる形となった。シーズン序盤に有望な走りを見せたものの、昇格後はレッドブルの歴代2番手ドライバーと同じように、次第に存在感を失っていった。

    直近のオランダGPを迎えるまで7戦連続でポイント圏外に沈んでいた角田裕毅だが、決意は固いようだ。野心には疑問が投げかけられるものの、彼はこう語った。
    「ポイントを獲得すること、それが一番大事だと思います。それだけです。しばらくポイントを取れていませんが、その間も自分が正しい方向に進んでいることは分かっていました。特に夏休み前の2戦では、アップグレードを受けて、自分自身にも彼らにもまだやれることを証明できたと思っています」

    角田裕毅、レッドブルのモデルの犠牲者か?
    ホンダの後押しを受けてF1に上がり、後にレッドブルに本格的に支援された角田裕毅だが、厳しい状況に置かれている。実際、クリスチャン・ホーナーはこの冬の人選を誤りだったと後に認めたが、当初の決定がレッドブルの本音を示しているようにも見える。さらにシーズン終盤に低迷すれば、計画されていた別れを正当化する格好の口実となる。子会社チームでの結果ならば、同じ影響は及ぼさなかっただろう。

    「F1ではいつも同じことです。この状況、この種のプレッシャーはこの世界の一部で……きれいごとではないですが、これが現実です」と彼はF1公式サイトに語っている。「自分自身に集中しています。過去5年間でこうした噂には慣れましたし、後半戦が自分にとって非常に重要だということも理解しています。だから戦い続け、できることはすべてやります」

    アイザック・ハジャーがルーキーとして非常に説得力のあるシーズンを送っており、リアム・ローソンもファエンツァに戻って再び結果を残しつつある中で、角田裕毅は決して有利な立場にはいない。さらに18歳のアービッド・リンドブラッドも控えている。すでにスーパーライセンスを保持しており、今夏のレッドブルの要請で承認済みだ。F2に参戦中の彼は、もはや「代替候補」以上の存在になっている。

    角田裕毅 アルピーヌF1チーム

    2026年のF1グリッドはすでに満席
    では、もしレッドブルを離れた場合はどうなるのか。ピエール・ガスリーやアイザック・ハジャーと親しく過ごしてきた角田裕毅だが、2026年のシートはすでに埋まりつつある。キャデラックがドライバーラインアップを発表した今、未定なのはメルセデス、レーシングブルズ、そしてレッドブルのセカンドシートだけだ。だが非公式には、これらのチームのケースもすでに決着済みとみられている。残る可能性はアルピーヌだけだ。

    実際、ピエール・ガスリーの残留は確実視されており、フランコ・コラピントの離脱は避けられない情勢だ。キャデラックに移籍するバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスに断られた後、アルピーヌには選択肢がほとんど残されていない。フラビオ・ブリアトーレ率いるチームには2つの道がある。F2ドライバーやフランコ・コラピントに続くリザーブのポール・アロンを起用するか、あるいはすでにF1経験のある即戦力を迎えるかだ。後者であれば、角田裕毅は条件を満たす数少ない存在のひとりとなる。

    もっとも、フェリペ・ドルゴヴィッチを推す声もグリッド内で強く、リアム・ローソンやガブリエル・ボルトレトらも彼を支持している。それでも、アルファタウリ時代に形成された「フランス人と日本人のコンビ」が関係者に再びアイデアを与える可能性もある。

    後半戦で結果を大きく改善できれば、角田裕毅はまだ自らの運命を握っているといえる。ローラン・メキースがチーム代表に就任した今、その貢献を最大限に活かせるかどうかが鍵となる。あとはそれを即座に成果に結びつけるだけだ。

  • アルピーヌF1チーム ポール・アロンをF1イタリアGPのFP1に起用

    アルピーヌF1チーム ポール・アロンをF1イタリアGPのFP1に起用

    アルピーヌのリザーブ兼テストドライバーを務めるポール・アロンが、今週末のF1イタリアGPのフリー走行1回目(FP1)で再びF1マシンに乗ることになった。

    これでエストニア出身のアロンが公式F1セッションに参加するのは3回目となる。これまで2025年シーズンはシルバーストンとハンガロリンクで走行機会を得ている。

    アロンは現在アルピーヌF1チームのリザーブ兼テストドライバーを務めているが、これまでの2度のFP1出走はザウバーにレンタルという形で参加していた。今回のイタリアGPでは、初めてアルピーヌのマシンを駆ることになる。

    アロンは2024年のF2でタイトル争いを最終戦まで繰り広げた実績を残し、その後アルピーヌのリザーブドライバーに加入した。2025年はレース活動は行っていないものの、エンストンのシミュレーター作業やサーキットでのリザーブ業務など、チームの裏方として多くの仕事を担っている。

    アロンは今回の機会について次のように語った。
    「モンツァでチームとともに初めてグランプリウィークエンドに参加し、A525を走らせることを楽しみにしている」

    「昨年末にテスト兼リザーブドライバーとしてチームに加わって以来、みんなと本当によく知り合うことができた。金曜のフリー走行1回目を任せてもらえたことに感謝している」

    「週末全体に向けてクルマのセットアップを助け、競争力のあるレース週末をスタートから作り上げられるよう、できる限り良い仕事をするつもりだ」

    「個人的にも、シミュレーターやテストで得た経験をさらに積み重ねる良い機会になる。自分にとってもチームにとっても、有意義で楽しいセッションにできるよう全力を尽くす」