カテゴリー: アルピーヌF1チーム

  • アルピーヌF1、クリスチャン・ホーナー含む投資家グループが株式取得に関心

    アルピーヌF1、クリスチャン・ホーナー含む投資家グループが株式取得に関心

    アルピーヌF1チームは、チームの株式取得に関心を示す投資家グループの存在を公式に認めた。その中には、元レッドブルのチーム代表として知られるクリスチャン・ホーナーも含まれているという。

    この件は、チームの“アドバイザー”を務めるフラビオ・ブリアトーレが金曜日、2026年シーズン用リバリー公開の場で言及した発言を受けたものだ。アルピーヌF1は声明の中で、現在のF1を取り巻く環境について次のように説明している。

    「F1の継続的かつ急速な成長により、チームの評価額は上昇を続けており、その結果として、複数の関心ある当事者がこのスポーツへの参入を検討しているのは驚くことではない」とアルピーヌF1チームは声明で述べた。

    「特に、オトロ・キャピタルが探索的な協議を行っていると公表したこともあり、チームには定期的に潜在的な投資家からの打診が寄せられている」

    そのうえでアルピーヌF1は、「関心を示した当事者のひとつが、クリスチャン・ホーナーを含む投資家グループである」と明言した。ただし、これらの打診や協議は、ブリアトーレ本人やチームと直接行われているものではなく、既存株主であるオトロ・キャピタル(24%)およびルノー・グループ(76%)との間で行われていると説明している。

    現時点でのチームの最優先事項について、アルピーヌF1は「2026年に向けてトラック上での競争力を高めることが最優先であり、新たなレギュレーション時代は、パフォーマンスの持続的な回復を示すためのユニークな機会を提供する」と強調した。

    クリスチャン・ホーナー アルピーヌ F1

    オトロ・キャピタルは、レッドバード・キャピタル・パートナーズおよびマキシマム・エフォート・インベストメンツとともに「インベスター・グループ」を構成し、2023年半ばにアルピーヌF1チームの株式24%を取得。この取引は2億ユーロ(約3億6,600万円)で成立し、チームの評価額は約9億ドル(約1,395億円)とされた。

    成績面では、アルピーヌF1チームは2023年と2024年にコンストラクターズランキング6位でシーズンを終えたが、2025年は苦戦を強いられ、22ポイント獲得にとどまり10位に沈んだ。

    一方で、昨年フォーブスが発表した評価では、エンストンを拠点とするアルピーヌF1チームの価値は24億5000万ドル(約3,797億5,000万円)と算定され、グリッド上で7番目に価値の高いチームとされた。トップはフェラーリの65億ドル(約1兆75億円)で、これにメルセデスが60億ドル(約9,300億円)で続いている。

  • アルピーヌF1、A526は可動式リアウイングの操作機構で革新を示すのか?

    アルピーヌF1、A526は可動式リアウイングの操作機構で革新を示すのか?

    アウピーヌF1チームは、コンストラクターズ選手権最下位からの巻き返しを明確な目標に掲げ、新レギュレーションを好奇心と独創性で活用しようとしている。バルセロナで実験が進められているいくつかのソリューションを見ていく。

    アルピーヌは、自らの歴史に転機をもたらす必要がある。フラビオ・ブリアトーレはメルセデス製パワーユニットの搭載を強く求め、ミルトンキーンズの技術陣はもはや言い訳の余地なく、明確なレベルアップを果たさなければならない状況に置かれた。

    デイビッド・サンチェスが手がけたA526は、極めて困難だった2025年シーズンをコンストラクターズ最下位で終えた後、ワークスチームとして本来あるべき位置へフランスのブランドを押し戻すという野心を抱いている。

    このマシンは主流となっているラインを追従せず、独自のソリューションを選択した。議論を呼ぶことが予想されるのは、フロントサスペンションがプルロッド方式である点だ。この道を選んだのはデビューを迎えたキャデラックのみであり、マクラーレン、レッドブル、フェラーリといったトップチームが放棄した方向性でもある。

    だが、このブルーのマシンは分析に値する興味深い要素をいくつも備えている。サンチェス率いる空力担当者たちは、可動式リアウイングを作動させるための、巧妙かつ他とは異なるシステムも試している。

    そのアクチュエーターは、2枚の可動フラップの前縁を持ち上げるのではなく、後縁を下げる構造となっており、競合他チームとは逆の動きを採用している。

    アルピーヌF1チーム

    リアセクションでは、サイドエンドプレートの上部がわずかに外側へ湾曲している点も注目される。これは、非常に小さなレギュレーションボックス内で設計しなければならないリアウイングという要素に、より多くの流量を供給する狙いがある。技術陣は、フロントとの適切なバランスを見つけることがいかに難しいかをすでに理解している。

    ラジエーター開口部は、サイドのアンチイントルージョンコーンよりもかなり前方に配置されている。このコーンはサイドポッドからわずかに突き出し、外板とは切り離されたフェアリング形状で覆われている。テスト3日目にはすでに最初の変更が確認されており、今後もさらなる開発が見られるだろう。

    A526は、サイドポッド上部をえぐり込んだ形状を維持している一方、バルセロナテスト3日目には、ブラックリー製パワーユニットから発生する熱気を逃がすため、エンジンカウルが開放された。

    フロントホイール後方に配置されたバージボードには、テスト初日には存在しなかった2本目の支持ロッドが追加された。一方で、フロントウイング下部のフローディフレクターは維持されており、これはレギュレーションによってかつて禁止されていたが、時間的にそれほど遠くない過去のコンセプトを想起させるものとなっている。

  • アルピーヌF1、コラピントの走行制限は「軽微な問題」 チーム判断で調整

    アルピーヌF1、コラピントの走行制限は「軽微な問題」 チーム判断で調整

    アルピーヌF1チームは、フランコ・コラピントがバルセロナで走行した月曜日のセッションについて、「軽微な問題のみだった」と説明した。

    アルピーヌのスポーティングディレクターであるスティーブ・ニールセンは、走行時間が限られたのは深刻なトラブルではなく、チーム側の判断によるものだったと明らかにした。

    アルピーヌは、2026年F1プレシーズンテスト初日にバルセロナでマシンを走らせた7チームのひとつだった。アストンマーティンが木曜日の走行開始を見込んでおり、ウィリアムズが初週のテストを欠場している状況を考えれば、初日から走行できたこと自体が成果だと言える。

    そのため、ニールセンはA526がサーキットに姿を見せたことを高く評価した。A526は先週、シルバーストンでピエール・ガスリーによって初走行を行っており、月曜日はフランコ・コラピントが担当。合計60周、走行距離279kmを記録した。

    「まず最初に、シェイクダウン初日、ピットレーン出口の信号が青に変わった直後に、ほぼ即座にマシンをコースに送り出すことができた点について、現地とファクトリーのすべてのチームに祝福を送りたい」とニールセンは語った。

    「これは、この新しいレギュレーション時代、そしてチームにとっての新たな段階において、最初のチャンスで走行に出られる状態まで持っていくために行われた、膨大な作業の成果を示すものだ」

    「先週のシルバーストンでのフィルミングデーで、ピエールがA526を初めてドライブした後、今日はフランコがステアリングを握った。全体としては、さまざまなプログラムをこなし、システムチェックを行うという、テスト初日らしい一日だった」

    アルピーヌF1チーム

    マシンは午前のセッション中に問題が発生し、コラピントは約1時間半ガレージに留まることになった。その結果、午前中は28周にとどまり、午後に32周を追加する形となった。ただしニールセンは、深刻な故障はなかったと強調している。

    「完全に新しいマシンであれば想定されるような、いくつかの軽微な問題が発生し、その分の時間を失った」とニールセンは述べた。

    「こうしたイベントでは、最も重要なのは学び、理解することであって、あまりに早く、無理に走行を重ねることではない。だからこそ、今日はシステムやプロセスが正しく機能していることを確認するため、特定のタイミングで走行を制限するという、熟慮した判断を下した」

    バルセロナで行われているF1シェイクダウンは金曜日までの5日間にわたって実施されるが、各チームが走行できるのはそのうち3日間のみだ。今後の走行計画について、ニールセンはまだ確定していないと明かしている。

    「今週はあと2日間走行できる枠があるが、天候やコンディションなど複数の要素を踏まえて判断することになる。目的は、トラックでの時間を最大化し、パッケージ全体についてさらに多くを学ぶことだ」

  • フランコ・コラピント、アルピーヌF1で初日3番手「とても満足している」

    フランコ・コラピント、アルピーヌF1で初日3番手「とても満足している」

    フランコ・コラピントは、非公開で行われている2026年F1プレシーズン・シェイクダウン初日となったバルセロナで、アルピーヌA526の初走行を担当した。初日の走行では総合3番手タイムを記録し、チームにとって上々のスタートとなった。

    コラピントは午前のセッションで1分21秒348を記録して3番手につけ、午後には1分20秒189までタイムを更新。走行した9人のドライバーの中で、アイザック・ハジャー(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)に次ぐ位置を維持した。

    午前中にはマシントラブルにより約1時間半ガレージで足止めされる場面もあったが、それでもこの日は合計60周を走破。完全な新車で臨む初日としては十分な周回数を重ねることができた。

    「新しいレギュレーションのもとで、新しいマシンとともに初めてのシーズンを迎えられて、とても満足している。クルマは本当に大きく変わっていて、それはいつもワクワクすることだ。チームはこのテストに向けて素晴らしい仕事をしてくれた」とコラピントはF1 TVの公式コメントで語った。

    「全チームにとって非常にタイトな準備だったと思うが、エンストンのスタッフは本当に大きな努力をしてくれた。皆にとても感謝しているし、この新しいマシンで仕事を始められたことをうれしく思っている」

    コラピントは2026年がF1での3年目となるが、フルのプレシーズンを経験できるのは今回が初めてとなる。2024年8月のモンツァでウィリアムズからデビューし、その後2025年5月にアルピーヌのレギュラードライバーとして起用された経緯もあり、この走行時間を特に重視している。

    「これまでの年に比べると全然違うし、正直これこそが以前のシーズンで必要だったものだ。この走行距離、この経験、そしてシーズン序盤での学びは本当に大きな意味がある」

    「チームと一緒にできるだけ多くのことを吸収して、最大限に活用したい。すべてが新しいから、全員にとって多くの作業と努力が必要になる。それを今まさにやっているところだ。これから先、ワクワクする日々が続くと思う」

    さらに今後を見据え、「次の数日でさらに走行距離を伸ばし、クルマをもっと理解して、最終的にはバーレーンに向けた準備を整えたい」と続けた。

    フランコ・コラピント アルピーヌF1チーム

    アルピーヌA526については、先週シルバーストンでピエール・ガスリーがシェイクダウンを行っていたが、コラピントにとっては今回が新レギュレーション下のシャシーとパワーユニットを本格的に体験する初日となった。

    「本当に全く違うクルマだ。最終的にはレーシングカーで、グリップの限界の中で速く走らせるという点は同じだが、テクニックの部分は少し変わる」

    新世代マシンの特徴についても、コラピントは次のように説明している。

    「エネルギーマネジメント、タイヤはより細く小さくなっているし、適応しなければならない点がたくさんある。新しいマシンを作ると、哲学も以前とは少し変わるし、セットアップの進め方も変わってくる。学ぶこと、理解すべきことは本当に多い」

    最後に今週の目標について、コラピントはこう締めくくった。

    「チームとしてしっかり仕事ができれば、メルボルンでは良い結果につながるはずだ。焦点はそこにある。自分たちに集中して、この4日間の走行を最大限に生かしたい」

  • アルピーヌF1、A526でフロントウイング下面のフローディフレクターが復活

    アルピーヌF1、A526でフロントウイング下面のフローディフレクターが復活

    アルピーヌは、バルセロナで行われたテスト初日、かつてグラウンドエフェクト時代に規則で禁止されていた空力ソリューションを再び持ち込んだ。

    A526のノーズ下、フロントウイングの下面には、ダウンフォースを高め、気流を制御するためのフローディフレクターが確認されている。一方、メルセデスは、空気の流れを可視化するためのカラーフィレットを用いて検証を行っていた。

    メルセデス製パワーユニットを搭載するアルピーヌについて、フラビオ・ブリアトーレは、少なくとも昨年コンストラクターズランキング最下位に終わった状況から脱し、競争力のあるチームに引き上げる必要があると考えている。

    A526は、バルセロナで行われた合同テスト初日に、フランコ・コラピントのドライブで走行を開始した。その際、元フェラーリのエンジニアであるダビッド・サンチェスが手がけたマシンには、近年では見られなかったフロントウイングの解決策が採用されていた。メインプロファイルの下面には、2019年以前には一般的だった左右1枚ずつの縦型パネルが再び現れている。

    F1の世界では「何も完全には捨て去られない」という考え方がある。アイデアは、レギュレーション変更を機に再利用されることがある。ベンチュリダクトを用いたマシンの時代には、この縦型パネルは禁じられていたが、より機敏なマシンを前提とする現行規則では、その制約が緩んだと見られている。

    これは、各チームがアウトウォッシュ効果を何らかの形で復活させようとしている兆候の一つでもある。フロントタイヤ外側へと気流を導き、乱流を整理することで、パフォーマンス向上を狙う狙いだ。

    キャデラックやレーシングブルズなど、他のマシンでは、サイドパネル外側の成形部分であるフットプレートにフローディフレクターを設ける例も見られている。

    国際自動車連盟(FIA)の当初の意図は、フロントタイヤ内側へ気流を通すインウォッシュ効果を技術者に選択させ、後続車が極端にフロントダウンフォースを失わないよう、過度に乱れた後流を抑えることにあった。これにより、オーバーテイクの機会を確保する狙いがあった。

    しかしアルピーヌは、サイドパネル内側の面に小さな段差状の形状まで作り込み、フロントウイングの中でも特に感度の高い領域に手を入れることで、性能向上を図っている。

    アルピーヌF1チーム

    一方メルセデスは、可動フラップ2枚の周辺での気流挙動を確認するため、黄色いフィレット(糸)を取り付けた。これにより、フラップを開閉した際に空気の流れがどのように変化するかを、ブラックリーの空力担当者が視覚的に把握できるようにしている。

    W17は午前中だけで、アンドレア・キミ・アントネッリのドライブにより56周を走行した(午後はジョージ・ラッセルに交代)。空力およびパワーユニットに関する膨大なデータが収集され、関係者の話では、ボローニャ出身のルーキーはチームの期待を上回る走りを見せていたという。

  • クリスチャン・ホーナー、アルピーヌF1の持分取得を協議 ブリアトーレ認める

    クリスチャン・ホーナー、アルピーヌF1の持分取得を協議 ブリアトーレ認める

    クリスチャン・ホーナーがアルピーヌF1チームへの出資を巡り協議を進めている。アルピーヌの実質的なトップを務めるフラビオ・ブリアトーレが、2026年F1マシンのリバリー発表の場でその可能性を否定しなかった。

    昨年シーズン途中にレッドブル・レーシングを離脱して以降、ホーナーのF1復帰ルートは複数取り沙汰されてきた。アストンマーティンF1加入説は紆余曲折の末に実現せず、その後、短期的な復帰先として最も有力視されているのがアルピーヌF1だ。

    アルピーヌF1は2023年、オトロ・キャピタルを中心とする投資家グループにチームの24%の株式を売却している。この投資グループには俳優のライアン・レイノルズやマイケル・B・ジョーダン、NFLカンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ、トラビス・ケルシーらが名を連ねている。この24%の持分は、チーム成績の低迷にもかかわらず評価額を大きく伸ばしており、将来的にF1プロジェクトへ関わる際には単なるチーム代表職ではなく株式保有を望むホーナーにとって、理にかなった対象と見られてきた。

    最近では、ホーナーがこの24%の持分を巡って投資家側と協議を進めているとの噂が広がっていた。ブリアトーレはこの件について問われると、次のように語っている。

    「今は非常に混乱している。6つか7つか分からないが、毎日のように新しいグループの話が出てくる。毎日、オトロについて電話がかかってくる。私は気にしていない」

    「仮にオトロがアルピーヌの持分を売りたいとしても、誰かがその24%を買えば、残りの75%は我々のものだし、その時点で話し合うことになる。だが現時点では、これが状況のすべてだ」

    「私はクリスチャンを長年知っているし、普段から話もしている。ただ、それは今回の件とは関係がない」

    「まずオトロの持分を買う必要があり、その後でルノーが買い手を承認し、そこから何が起こるかを見ることになる」

    「彼はオトロと交渉しているのであって、我々と交渉しているわけではない」

    アルピーヌF1チーム

    ブリアトーレはホーナーと私的に親しい関係にあることで知られている。昨年8月には、ホーナーは「現時点ではアルピーヌの構想に含まれていない」と語っていたが、それは将来的な協力の可能性を否定するものではなかった。

    ホーナーがアルピーヌF1にとって有益な存在かと問われると、ブリアトーレはこう答えている。

    「どんな人でも、どのポジションに置くか次第でチームにとって良いアセットになり得る。問題はない」

    アルピーヌF1では、スティーブ・ニールセンが日常業務を担うマネージングディレクターとして起用されている一方で、ブリアトーレ自身が事実上のチーム代表としてチームを統括している。ホーナーの動向次第では、アルピーヌF1の権力構造や将来像に少なからぬ影響を及ぼす可能性がある。

  • アルピーヌF1、雨回避で進化版A526をバルセロナテスト初日から投入へ

    アルピーヌF1、雨回避で進化版A526をバルセロナテスト初日から投入へ

    他チームの一部が様子見を選ぶ中、アルピーヌF1はバルセロナで行われる2026年F1合同テスト初日からA526を走らせる方針を明らかにした。週の半ばに予想されている雨によって走行計画が妨げられるリスクを避けるため、開幕初日からすでに開発が進んだ仕様を投入する決断を下している。

    バルセロナでの最初のテストセッションは、各チームにとって可能な限り多くの走行距離を稼ぎ、パワーユニットの作動確認やロングランを通じた潜在的な問題点の洗い出しを行う重要な機会となる。

    完全な新規プロジェクトであることを考えれば、信頼性確認が最優先事項になるのは自然な流れだ。

    ただし、その進め方についてはチームごとに差がある。今回のバルセロナテストは5日間行われるが、各チームが走行できるのはそのうち3日間のみとなるため、デビュー日を含めた綿密なスケジューリングが不可欠となる。

    マクラーレンとフェラーリが、開発作業と最終調整の時間を確保するため初日は走行しないことをすでに明らかにしている一方で、アルピーヌを含む他のチームは異なるアプローチを選択した。

    雨を警戒し月曜から走行
    アルピーヌF1は、週の後半にかけて天候が悪化する可能性を見据え、月曜日から走行を開始することを正式に確認している。現時点では初日はドライコンディションが見込まれているものの、火曜・水曜については降雨の可能性が指摘されており、走行時間が大幅に制限される懸念がある。

    こうした状況が各チームの作業に影響を及ぼす可能性があるからこそ、アルピーヌは初日にできるだけ多くのドライ走行距離を確保し、その後は天候状況を見極めながら柔軟に判断する構えだ。

    「我々には計画があり、今のところその通りに進んでいる。来週については、まず月曜日は確実に走るつもりだ。その後は週の進み具合を見て判断する。天気予報を見ると週の半ばは不安定で、雨が降る可能性がある。だから朝5時から9時の間に天候を確認し、走行する意味があるかどうかを判断することになる」と、アルピーヌF1のテクニカルディレクターであるデビッド・サンチェスは語っている。

    アルピーヌF1チーム

    フィルミングデーは雨に阻まれるも信頼性は良好
    アルピーヌは数日前にも雨の影響を受けている。シルバーストンで行われたシェイクダウンでは、技術的な問題ではなく、路面があまりにも濡れていたためアクアプレーニングのリスクが高く、予定されていた200kmを走り切ることができなかった。

    テスト直前に無理をするのは不要なリスクと判断され、チームは走行を中断。その後コンディションは改善したものの、日没を迎えたため最終的に走行距離は140kmにとどまった。

    サンチェスは、天候要因を除けばフィルミングデーでマシンに問題は一切見られず、本来であれば最大距離まで走行できたはずだと説明している。前日にメルセデスが達成したように、十分な走行が可能だったという評価は、ブラックリー製パワーユニットの信頼性にとっても前向きな材料となる。

    「我々は走る準備ができていると感じている。2日前のシェイクダウンは概ね良好だった。もっと距離を稼ぎたかったが、天候が本当にひどかった。それでも月曜日から多くの作業を抱えた状態でバルセロナに臨むことになる」と、サンチェスは付け加えた。

    A526は初日から進化仕様を投入
    テスト初日の選択だけでなく、投入されるマシン仕様にもチームごとの差がある。フェラーリのように、序盤はパワーユニットの挙動確認を優先するため非常にベーシックな仕様を使用するチームもある一方で、マクラーレンやアルピーヌは、より進化したスペックを早い段階から投入する。

    バルセロナで行われた本日のプレゼンテーションでは、アルピーヌは実車を公開しなかったが、フィルミングデーで走行したマシンはすでに確認されており、とくにフロント周りにはいくつか特徴的なソリューションが見られた。基本仕様はすでに完成度の高い段階にあり、シーズン序盤の数戦でさらなるアップデートが加えられていく予定だ。

    「月曜日に皆が目にするマシンは、すでにかなり進んだ状態だ。そしてシーズン序盤に向けても、良い開発プランを持っている」とサンチェスは明言している。

  • ピエール・ガスリー、スキー投稿炎上で釈明「ミハエルは今も僕のアイドル」

    ピエール・ガスリー、スキー投稿炎上で釈明「ミハエルは今も僕のアイドル」

    ピエール・ガスリーは、冬休み中に投稿したインスタグラムの写真をめぐり、一部で巻き起こった反発に対して自身の考えを明らかにした。

    問題となったのは、アルプスでスキーを楽しむ様子を収めた一連の写真だ。ガスリーは恋人のフランシスカ・“キカ”・ゴメスとともにゲレンデに立ち、赤いマールボロカラーのスキースーツを着用していた。

    この装いが、かつてミハエル・シューマッハがスキーの際に身に着けていたフェラーリ時代の赤いウェアを連想させるとして、一部のファンから「無礼だ」「不適切だ」と批判を受けた。

    さらに、その写真がシューマッハの誕生日である1月3日に投稿されたことも、反発を強める要因となった。シューマッハは12年前、アルプスでのスキー事故により重傷を負い、現在も公の場に姿を見せていない。

    こうした声を受け、ガスリーはアルピーヌF1の2026年F1マシン発表の場で、この件について言及した。

    「僕はミハエルの大ファンだ。彼に対して敬意を欠いたことは一度もないし、彼が子どもの頃の僕にとってのアイドルのひとりだったことも、ずっと公にしてきた。」

    「それは彼のジャケットのひとつだった。僕はスキーが大好きで、子どもの頃からずっとやってきた。スキーは本当に頭をリセットしてくれる。」

    「話した通り、休みは2週間あって、クリスマスは家族と1週間、もう1週間は友人たちと過ごした。普段いる環境から離れて、友人とともにより伝統的な生活に戻る時間は、僕の人生にとってとても大切なんだ。この時間が本当に好きだし、良い休暇だった。」

    さらに、SNS上での反応についても率直な思いを語った。

    「残念だけど、これが僕たちの生きている世界なんだと思う。僕は常に敬意を持った人間であることを示してきたつもりだ。人生の中で何人かのアイドルがいるけど、ミハエルはそのひとりで、今も変わらない。だから、ほんの一瞬たりとも、悪い意味を込めたつもりはなかった。」

  • フラビオ・ブリアトーレ、アルピーヌF1再起へ「2026年は言い訳の年ではない」

    フラビオ・ブリアトーレ、アルピーヌF1再起へ「2026年は言い訳の年ではない」

    フラビオ・ブリアトーレは、2026年F1シーズンに向けてアルピーヌF1が「結果を出さない理由はない」と強調し、今季に対する強い自信を示した。新レギュレーションを見据えて昨季を事実上“捨てた”判断が、今季の反攻につながると主張している。

    アルピーヌF1は2025年、複数年にわたる中団上位の安定成績から一転し、コンストラクターズ選手権最下位に沈んだ。獲得ポイントはピエール・ガスリーによる22点のみで、フランコ・コラピントは無得点に終わった。

    2024年にエグゼクティブ・アドバイザーとして復帰したブリアトーレは、スティーブ・ニールセンとともにチーム運営を担い、2026年の大幅な巻き返しを狙っている。A526のローンチで同一ドライバーラインアップへの期待を問われ、次のように語った。

    「難しい質問だが、私はベストを期待している。今年はもう言い訳の年ではない。全く新しいマシンがあり、ドライバーも同じだ」

    「フランコはとても良い冬を過ごした。さらに良い結果を出して、ピエールと競い合える準備ができていることを願っている。必要なのは2人のドライバーが競い合うことだ。ドライバーのパフォーマンスが必要だ」

    アルピーヌF1チーム

    アルピーヌF1はクルーズ船上という華やかな舞台で2026年型マシンA526を公開し、ブリアトーレはこれを「新たな章」と位置づけた。チームは新レギュレーションに最大限対応するため、リソースの大半を今季マシンの開発に注いできたという。

    他の全チームと同様に新規則への適応が求められる一方、エンストン拠点のアルピーヌF1はメルセデスのカスタマーチームとなるという追加の課題にも直面する。それでもブリアトーレは高い競争力を取り戻せると自信を見せる。

    「今季は素晴らしいシーズンになると、皆に約束する。開幕前は誰もが世界チャンピオンだ。オーストラリアに行ってから、どこにいるかが分かる」

    「今の時点で位置を見極めるのは非常に難しい。最初のレースで何が起きるかを見る必要があるが、我々は競争力があると信じている。非常に良い仕事をしてきたし、技術陣は素晴らしい仕事を成し遂げた。今年、アルピーヌは本当にパフォーマンスを取り戻した」

    フラビオ・ブリアトーレが語るように、2026年はアルピーヌF1にとって言い訳の余地がない勝負の年となる。新章の幕開けが、結果という形で証明されるかが注目される。

  • ピエール・ガスリー 「アルピーヌF1はすべてのマイルストーンを達成した」

    ピエール・ガスリー 「アルピーヌF1はすべてのマイルストーンを達成した」

    ピエール・ガスリーは、2026年F1レギュレーション導入という大転換期を前に、キャリアでも前例のないシーズンを迎えようとしている。F1参戦10年目、アルピーヌでは4年目となる2026年は、シャシーとパワーユニットの両面で全面刷新が行われる年だ。

    バルセロナで行われたチームの2026年シーズンローンチイベントで、ピエール・ガスリーは、新時代F1に対する率直な思いを語った。

    「僕のキャリアの中で、ここまでマシン全体が大きく変わるのは初めてだ」

    2026年マシンA526は、サイズ、重量、空力コンセプト、そしてパワーユニットの電動化比率に至るまで、従来のF1マシンとは大きく異なる特性を持つ。ガスリーは、この未知の領域に踏み込む感覚を前向きに受け止めている。

    「もちろん、誰もが未知の領域に入っていく。でもドライバーとして、僕はそれをとてもエキサイティングだと感じている」

    アルピーヌF1は、過去1年にわたってシミュレーターを中心に新レギュレーションへの準備を進めてきた。ガスリーもその開発プロセスに深く関わっている。

    「この地点にたどり着くまで、チームにとっては長い道のりだった。新しいレギュレーションに向けて、この1年間シミュレーターで懸命に取り組んできたし、エンストンの全員がベストなパッケージを作るために本当にハードワークしてきたことを知っている」

    もっとも、シーズン序盤の結果に過度な期待は寄せていない。

    「来週のシェイクダウンから始まる最初の数週間で見えるものは、最終形ではない。走るたびに学び、パッケージ全体を開発し続けていくことになる」

    「自分自身に具体的な期待は設定していない。チームと一緒に本当に懸命に取り組み、改善すべき部分を理解し、1日ずつ前に進んでいくだけだ」

    現実的な姿勢を保ちながらも、ガスリーの言葉には確かな自信がにじむ。

    「今の正直な気持ちは、A526の準備に関して、チームがすべてのマイルストーンを達成したことへの大きな誇りだ」