カテゴリー: アルピーヌF1チーム

  • ピエール・ガスリー 2026年F1開幕戦スタート波乱予告「忘れられない瞬間に」

    ピエール・ガスリー 2026年F1開幕戦スタート波乱予告「忘れられない瞬間に」

    2026年F1シーズン開幕戦オーストラリアGPのスタートは、これまでの常識を覆す混乱の瞬間となるかもしれない。アルピーヌのピエール・ガスリーは、世界中のファンに向けて「テレビの前に座っているべきだ」と呼びかけ、その幕開けが“記憶に残るもの”になる可能性を示唆した。

    2026年のレギュレーション刷新は、これまでのパワーユニット世代の前提を一気に取り払った。

    ターボ回転を電子的に支えていたMGU-Hは廃止され、ドライバーはより機械的な挙動と向き合うことになる。発進の瞬間ですら、エンジン回転を維持するために高い回転数を長く保つ必要があり、リスクはこれまで以上に高まっている。

    発進は“賭け”に近い領域へ
    かつては緻密に制御された儀式のようだったスタートも、いまやわずかなミスが致命傷となり得る局面へと変わった。回転の維持、クラッチ操作、トラクションの確保。そのどれかがわずかに狂えば、1台分も進まないうちに出遅れが確定する。

    MGU-Hの廃止により、ターボの準備は内燃エンジン側の負担となった。ドライバーは発進前により高い回転を保たなければならず、結果としてスタート失敗やアンチストール作動のリスクが増している。22台が鼻先を揃えてシグナル消灯を待つなか、その緊張感はかつてない水準に達している。

    空力面でも不安は残る。マクラーレンのオスカー・ピアストリは「ダウンフォースが数百ポイント減った状態で22台が密集すれば、災難のレシピのようなものだ」と語っている。

    そのなかでガスリーは、過度な警鐘ではなく“予告”という形で語った。

    「オーストラリアではテレビの前に座っていることを勧める。みんなが覚えているような瞬間になるかもしれない」

    「どうなるかは分からない。正直、僕自身も確信はない。でも、以前より確実に難しくなる」

    テストはまだ2週間しか経過しておらず、開幕戦までに完璧に仕上がるとは限らないとガスリーは見ている。

    「現時点では、オーストラリアは簡単ではないことが分かっている」

    完走が最優先という現実
    懸念はスタートだけにとどまらない。ガスリーは信頼性そのものが最大の課題になると指摘する。

    「リストの一部に過ぎないが、簡単ではない状況がたくさんある」

    「オーストラリアでは、信頼性と完走がチャレンジナンバーワンであり、最優先事項になる」

    「以前のマシンでは言わなかったことだが、これらのマシンは非常に複雑だ」

    2026年の開幕戦は、単なる1レースではなく、新時代の試金石となる可能性が高い。

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1チーム

    後方勢にとってはさらに過酷
    後方グリッドのドライバーにとっては、状況はさらに厳しい。スタート手順を完了する時間が限られるなか、新レギュレーションはその不利を増幅させる可能性がある。

    ハースF1チームのエステバン・オコンはフォーマット変更には否定的だが、難しさは認めている。

    「現状のままがいいと思う」

    「ターボラグは大きなテーマだが、ルールに適応するしかない。トップ3が1分30秒も待って、ターン1で冷えたタイヤになるのは望ましくない」

    そして、スタートの差はこれまで以上に大きくなると見る。

    「以前は最悪でも1~2ポジション失う程度だったが、今はすべてを失う可能性がある」

    「少しずつ改善しているが、まだ初期段階だ。バーレーンはグリップが低く、エンジンに有利に働く部分もあるが、最適な検証環境ではない」

    「昔のラリーカーのように簡単にターボを回せるわけではない。ドライバーの操作が大きく影響するわけでもない。不思議な感覚だ。でも、全員にとって同じ条件だ」

    最初の5秒が時代を決める
    ミリ秒単位で争われるF1において、2026年の最初の5秒はこれまで以上に意味を持つ。メルボルンのスタートは、単にレースの流れを決めるだけでなく、新時代そのものの方向性を示す瞬間になるかもしれない。

    消灯のその瞬間、確実性よりも“予測不能”が支配する時代が幕を開ける。

  • アルピーヌF1 メルセデスPUの圧縮比問題で反論「不満なら抗議すればいい」

    アルピーヌF1 メルセデスPUの圧縮比問題で反論「不満なら抗議すればいい」

    アルピーヌF1は、2026年F1シーズン開幕を前に浮上しているメルセデス製パワーユニットの圧縮比を巡る議論について、明確な立場を示した。チームのスポーティングディレクターであるスティーブ・ニールセンは、メルセデスのパワーユニットはレギュレーションに完全に準拠していると強調している。

    問題となっているのは、メルセデスのパワーユニットが静的テスト時の常温環境では規定通り16:1の圧縮比を満たしている一方で、実走行時にはより高い圧縮比に達し、出力向上につながっているとされる点だ。

    他のエンジンメーカーは、開幕前に圧縮比の管理方法を見直すべきだと主張しており、パドックでは政治的な駆け引きが続いている。

    ルノー製パワーユニットの自社開発を終了し、今季からメルセデスのカスタマーチームとなったアルピーヌにとって、この問題は直接的な関係を持つ。ニールセンはバーレーンでメディアに対し、次のように語った。

    「レギュレーションは非常に明確だ。常温で測定すると書いてある。130度との間でウィンドウを設けるべきだという声もあるが、レギュレーションにはそんなことは書かれていない」

    「F1の政治は新しいようで実は昔からある。大きなレギュレーション変更があれば、あるチームは一つの道を選び、別のチームは別の道を選ぶ。私の個人的な意見では、レギュレーションは圧縮比をいつ測定するかについて非常に明確であり、私は何も心配していない」

    「我々はメルセデスに全面的な信頼を置いている。彼らは明確なレギュレーションのもとで誠実にパワーユニットを開発した。我々はそれに満足しているし、統括団体が正しい判断を下すと信じている」

    「それほど確信があるなら抗議すればいい」
    来週には公式会合が予定されており、開幕戦オーストラリアGPを前に何らかの妥協点を探る動きもあるとされる。法的な抗議合戦に発展することは避けたいとの空気もある。

    それでもニールセンは、強い不満を持つライバルに対し挑発的な姿勢を見せた。

    「抗議する権利はあるだろう。しかし本当にそれほど強く感じているなら、リスクを取って実際に行動すればいい」

    一方で、ニールセンはこの問題が開幕戦の話題を独占することは望んでいないと語る。

    「FIAがメルボルン前に立場を示すかは分からない。個人的には示してほしい。メルボルンでの話題が圧縮比であってほしくはない」

    「我々には新しく美しいマシンがある。その話題であってほしい。だが年配の人間なら、ブラウンGPのダブルディフューザーの件を思い出すだろう。大きなレギュレーション変更の時には、こうした話は時折起こるものだ」

    アルピーヌF1チーム メルセデス 圧縮比

    レギュレーション変更はより大きな問題を招く可能性
    ニールセンは、自身の立場がメルセデス製パワーユニットを搭載するチームの利益と重なっていることを認めつつも、より本質的な問題があると警告した。

    「もっと根本的な問題は、明確に書かれたレギュレーションがこのような形で疑問視されることだ。もし明確に定められたレギュレーションが圧力によって変更されるなら、何が限界なのか分からなくなる」

    「チームは多大な時間と資金を善意で投じている。安全性以外の理由で、明確に書かれたレギュレーションが後から変更される世界に入るなら、それはこれまでとは全く違う世界だ」

    「圧縮比の議論そのものは一つの問題にすぎない。だが本当に問うべきなのは、明確に書かれたものが、気に入らないという理由で変更され得るスポーツを望むのかどうかだ。それに答えるべきはFIAだ」

    なお、既に成立しているレギュレーションを変更するには、パワーユニット諮問委員会において5メーカー中4メーカーの賛成に加え、FIAおよびFOMの同意が必要とされている。

  • アルピーヌF1 2026年F1マシン独自リアウイングは賭け「正しいか分からない」

    アルピーヌF1 2026年F1マシン独自リアウイングは賭け「正しいか分からない」

    2026年F1レギュレーションで大きく姿を変えた新世代マシン。そのなかでアルピーヌは、グリッド上で唯一とも言えるアプローチをリアウイングに採用している。

    だが、その“独自性”が武器になるのか、それともリスクとなるのか。チーム内部でも慎重な視線が向けられている。

    2026年F1マシンA526には、いくつかの目を引く設計が盛り込まれている。フロントにはプルロッド式サスペンションを採用。これは複数の競合チームが手放したレイアウトだ。

    しかし、最も際立つのはリアウイングの作動方式である。

    多くのチームがアクティブエアロ作動時にフラップ前端を持ち上げて開放するのに対し、アルピーヌは逆の方式を採用。フラップ後端を押し下げる構造とした。

    フィールド内で根本的に異なるアプローチであり、明確な差別化ポイントとなっている。

    マネージングディレクターのスティーブ・ニールセンは、その選択に伴う心理的側面を率直に認めた。

    「もちろん不安にはなる。これが正しい解決策かどうかは、今の時点では分からない。シーズンが進んで初めて明らかになる」

    一方で、独自であることが誤りを意味するわけではないとも強調する。

    「珍しいからといって間違いとは限らない。我々には我々の理由があって選択した。ただし、他と同じではないという自覚はある」

    アルピーヌF1チーム フォーミュラ1カー

    アクティブエアロの実装は、想定以上に複雑だという。複数のトップエンジニアが、タイヤ挙動や車高変化、気流の再付着を含むシミュレーションが極めて難しいと指摘している。

    特にウイングが再び閉じる瞬間の空力挙動はモデル化が難しく、マシンバランスやタイヤ摩耗、モード切り替え時の安定性に直接影響を与える。

    そのため、バルセロナでのシェイクダウンやバーレーンでの最初のテストでは、フロービズ塗料やピトー管を用いた実走データ収集に重点が置かれた。

    テスト走行が進むにつれ、各チームは互いのコンセプトを観察し始めている。何を見落としたのか、自分たちの理解は正しいのかを検証する段階に入った。

    「我々は今、すべてを評価している。文字通り、すべてだ。他車から見えるものは分析し、モデル化し、その効果を理解しようとしている。そのうえで初めて、自分たちの選択が正しかったかどうかが分かる」

    2026年F1の新レギュレーション下では、“違い”は武器にもなり得る。しかし同時に、それは未知との対峙でもある。アルピーヌの挑戦は、シーズン序盤の実戦で真価を問われることになる。

  • ピエール・ガスリー F1バーレーンテスト2日目「ポジティブ」も小さな警告

    ピエール・ガスリー F1バーレーンテスト2日目「ポジティブ」も小さな警告

    アルピーヌは2026年F1バーレーンテスト2日目を生産的に終えた。午後後半に技術的なトラブルが発生し、ピエール・ガスリーはガレージで足止めされたが、それでもチームはこの日ほぼ100周に迫る周回を重ねた。

    ガスリーはこの日97周を走行。初日にフランコ・コラピントと走行を分担しており、翌日はコラピントが担当する予定となっている。走行時間の一部を失いながらも、内容には一定の手応えを感じている様子だ。

    「ポジティブな一日だった。ほぼ100周近く走ることができたのは重要だし、こうしたマシンから常に多くを学べている。ただ小さなアラートがあって、チームはリスクを取らない判断をした。そのため最後の1時間半ほどの走行を失った」とピエール・ガスリーは語った。

    2026年型マシンについては、多くのドライバー同様に大きな違いを実感しているという。

    「マシンの感覚は非常に大きく変わった。ドライビングやブレーキングポイントの基準も違う。空力によるグリップは以前より少なく、それでも非常に高い速度域に到達する。その結果、ブレーキングゾーンは長くなり、電動モーターによるエネルギー管理も求められる」

    「だからこそマネジメントの仕方が変わる。ドライバーにとってもチームにとっても、すべてを再調整していく必要がある」

    周回数自体は十分に確保できた一方で、午後のアクシデントは信頼性面の確認作業をさらに加速させる材料となった。新レギュレーション初年度の難しさが改めて浮き彫りになった一日だった。

    ピエール・ガスリー アルピーヌF1チーム

  • アルピーヌF1 バーレーン初日は技術的課題に直面 77周で手応えと課題

    アルピーヌF1 バーレーン初日は技術的課題に直面 77周で手応えと課題

    アルピーヌは2026年F1プレシーズンテスト初日をバーレーン・インターナショナル・サーキットで迎えたが、複数の技術的トラブルにより予定していた走行プログラムは制限された。

    フランコ・コラピントとピエール・ガスリーが午前・午後でマシンを分担。A526は合計77周、417kmを走破したものの、チームの当初目標には届かなかった。

    午前はフランコ・コラピントが担当し、28周を走行。ベストタイムは1分40秒330で18番手だった。しかしセッションは順調とは言えず、いくつかの技術的問題により走行時間が削られた。

    「僕の午前中はスムーズではなかったし、いくつかの問題で予定していたプログラムの大部分が短縮された」とフランコ・コラピントは語った。

    「新しいクルマでのテストではこういうことは起こるものだし、そこから学び、解決策を見つけることが重要だ」

    「午後はピエールが多くの周回を重ねることができ、多くのデータを得ることができた。金曜日に再び走るときには、より生産的な一日にできることを期待している。開発を続けながら、もう少しアタックできるのも楽しみだ」

    「もっと周回が必要だ。バルセロナでもここでも多くは走れていない。今後数日の優先事項は距離と周回を重ねることだ。メルボルンに向けてクルマを最適なウインドウに入れるためには、まだやるべきことがある」

    これらのトラブルにより、チームは午前中に複数回の長時間ピットストップを強いられ、各種修正作業を実施。完全新設計マシンの導入に伴う試練として受け止めている。

    アルピーヌF1チーム バーレングランプリ

    スティーブ・ニールセンは次のように説明した。

    「バーレーンでの初日テストではいくつかの課題に直面した。午前中はクルマに関する問題で複数回のピットストップを行い、修正を施す必要があった」

    「完全に新しいマシンではプロセスの一部だ。重要なのは迅速に解決し、再発防止策を講じることだ。テストでは避けられないことであり、ドライバーを含めチーム全体が前向きに対応したのは良い兆候だ」

    「午前中の問題をいくつか解決でき、午後はピエールとともにやや生産的なセッションを送ることができた。明日はピエールが終日走行し、周回と距離を重ねながら学習とパッケージ開発を続けていく」

  • クリスチャン・ホーナー、元マクラーレン支援者と協議でアルピーヌF1に出資?

    クリスチャン・ホーナー、元マクラーレン支援者と協議でアルピーヌF1に出資?

    レッドブル・レーシングの元CEO兼チーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、アルピーヌF1チームへの投資案件をめぐり、投資会社MSPスポーツ・キャピタルと協議を行っていたと英スカイニュースが報じた。ホーナーのF1復帰をめぐる憶測が、再び現実味を帯び始めている。

    報道によれば、MSPスポーツ・キャピタルは2025年9月にマクラーレン・レーシングの持ち分を売却した後、再びF1への関与を模索しており、その一環としてホーナーと接触していたという。

    MSPは過去にマクラーレンの主要バックersの一角を担っていた投資会社で、F1ビジネスへの知見と資金力を併せ持つ存在だ。

    ホーナーは2025年7月、後任として当時レーシングブルズのチーム代表だったローラン・メキースが指名され、レッドブルの要職を退いた。それ以降、F1界復帰をめぐるさまざまな噂が取り沙汰されてきたが、今回のアルピーヌ投資説はその中でも具体性を伴うものとなっている。

    最近の憶測について問われたホーナーは、英TODAYの取材に対し次のように語っている。

    「正直に言えば、これまでほぼすべてのチームと話をしてきた。レッドブルを離れてから公の場で語ることはほとんどなかったが、あのチームだ、このチームだと名前が挙がるのはF1では日常茶飯事だ。光栄ではあるけれどね」

    その上で、復帰の条件についても明確な線を引いた。

    「もし戻るとしたら、それは正しい機会で、同じ志を持ち、勝つことを本気で目指す人たちと一緒に働ける場合に限られる。ただ参加するだけ、ということにはまったく興味がない」

    さらに、自身のキャリアの節目についても率直に語っている。

    「正直、もう十分にやり切ったという気持ちもある。仮に戻るとしても、過去21年間やってきた役割とは少し違う形になるだろう。今は急いでいない。もしレッドブルでの時間がキャリアの終点だったとしても、信じられないほど素晴らしい時間だった」

    「F1への関心は今、かつてないほど高い。投資したいと考える優秀な人たちも本当に多い。ただ、僕は本当にワクワクできて、最終的に勝てる可能性がある案件でなければ戻らない」

    こうした発言を受け、スカイニュースは今回の動きを次のように伝えている。

    「関係者によれば、MSPはホーナー氏の次のF1関連ディールを支援するために協議を行った投資家グループの一角であり、その中には富裕層個人、ファミリーオフィス、機関投資家が含まれていたという」

    アルピーヌF1チームは近年、体制刷新と資本面での再構築を進めており、経験豊富な経営人材と新たな投資の組み合わせは、大きな転換点となり得る。ホーナー自身はあくまで慎重な姿勢を崩していないが、F1界屈指の成功者の次なる一手に、パドックの視線が集まり続けている。

  • F1:ピエール・ガスリー、マイアミに7億円超の高級レジデンスを購入

    F1:ピエール・ガスリー、マイアミに7億円超の高級レジデンスを購入

    アルピーヌのドライバーであるピエール・ガスリーが、マイアミに新たな高級住宅を購入した。購入額は約500万ドル、日本円でおよそ7億7,000万円にのぼる。

    ガスリーが手に入れたのは、4ベッドルーム・4バスルームを備える“スカイホーム”と呼ばれる高層レジデンスで、専用エレベーターや、ビスケーン湾とマイアミ中心部を一望できるテラスが特徴だ。

    この物件は、49階建て・全338戸から成る「ジャン・ジョルジュ・マイアミ・トロピック・レジデンシズ」の一部で、ミシュラン星付きシェフのジャン・ジョルジュ・ヴォンゲリステンが、初めて住宅不動産分野に進出したプロジェクトとしても知られている。

    「この話を紹介された瞬間から、自然なフィット感を覚えた」とガスリーは語った。

    「F1ドライバーとして、僕の生活は常に移動の連続だ。だからこそ、細部まですべてが行き届いた住まいを持てることは、とても大きな意味がある」

    さらに、このレジデンスが提供する環境についても言及している。

    「マイアミ・トロピック・レジデンシズは、気取らない暮らしやすさ、考え抜かれたデザイン、そして僕が重視するサービスレベルをすべて備えている。しかも、真のグローバル都市へと成長した街の中心にある」

    「デザイン・ディストリクトの歩きやすさや文化、エネルギーは、まさに僕が楽しんでいるライフスタイルを反映している」

    ピエール・ガスリー F1

    建物内の共用施設は5フロア分にわたり、8階のプールデッキ、居住者専用レストランとバー、ルーフトッププール、プライベートダイニングルーム、ライブラリー、ジュースバー、テイクアウト対応のミニマーケット、フラワー&ギフトショップ、ラウンジスペースなど、ホスピタリティとウェルネスを重視した設備が揃う。

    マイアミ・リアル・インベストメントの社長であるハンス・バウムガルトナーも、この取引について次のようにコメントしている。

    「マイアミにおける重要な投資の節目に、ピエールをサポートできたことを誇りに思う」

    「洗練された建築、上質なデザイン、世界水準のライフスタイル体験に対する彼の価値観は、我々がクライアントのために手がけているプロジェクトと自然に重なっている」

    「この象徴的な開発へと彼を導けたことは光栄であり、彼の不動産ポートフォリオにおける次の章でも、引き続き寄り添っていきたい」

  • アルピーヌF1から消えたメルカド・リブレ コラピントを巡る静かな変化

    アルピーヌF1から消えたメルカド・リブレ コラピントを巡る静かな変化

    バルセロナで行われた2026年F1シェイクダウンの現場で、ある変化が関係者の目を引いた。フランコ・コラピントの最も象徴的なアルゼンチン系スポンサーであるメルカド・リブレのロゴが、アルピーヌF1のリバリーから静かに姿を消していた。

    このタイミングは、フラビオ・ブリアトーレが「コラピントは2026年シーズンを通して安泰だ」と公に強調してから、わずか数日後のことだった。そのため、パドックでは自然と憶測が広がることになった。

    パドック内で移動するメルカド・リブレの存在感
    注目を集めたのは、ロゴが消えた事実そのものだけではない。メルカド・リブレは同時期に、別の形でパドック内に姿を現している。

    セルジオ・ペレスがドライブするキャデラックF1では、彼のヘルメットに同ブランドのロゴが確認された。また、報道によれば、同社はブラジル子会社を通じて、アウディF1に所属するガブリエル・ボルトレトの支援にも関与する見通しだという。

    一方で、関係者は「アルピーヌとメルカド・リブレの交渉は現在も継続中だ」と強調しており、完全な決裂を示すものではないとしている。

    コラピントが語る新時代への集中
    こうした周囲の動きとは対照的に、コラピント本人は冷静な姿勢を崩していない。バルセロナでスペインメディアの取材に応じた際、彼は新レギュレーション初年度への前向きな思いを口にした。

    「新しい時代で、昨年とはまったく違うクルマだ。だからこそ、シーズンのスタートには大きな情熱とモチベーションを持って臨んでいる」

    「このチームは信じられないほど懸命に働いてきた。ファクトリーでは1,000人以上が昼夜を問わず、クルマをサーキットに送り出すために作業している」

    期待値を抑えた現実的なアプローチ
    コラピントはまた、他チームとの比較について慎重な姿勢を示している。

    「他のチームがどこにいるのかを知るのはとても難しい。僕たちは他の情報をほとんど持っていない。だからまずは、自分たち自身を高めることに集中しなければならない」

    22歳の若手は、結果よりもプロセスを重視する姿勢を明確にした。

    アルピーヌF1チーム フランコ・コラピント

    リザーブドライバー起用への見解
    リザーブドライバーであるポール・アロンの存在について問われると、コラピントはシート喪失の可能性を示唆する見方を一蹴した。

    「サードドライバーは、特に新しいクルマのシーズンではチームを助けるためにいる。彼らの役割はとても重要だ」

    不安や疑念を感じさせない、落ち着いた口調だった。

    ガスリーはMotoGPへの投資で存在感
    F1パドックの外でも、アルピーヌの話題は続いている。コラピントのチームメイトであるピエール・ガスリーは、ギュンター・シュタイナー率いるテック3を支援する投資家グループに参加した。

    ガスリーは、自身が共同設立したトレイル・スラム・ファンドを通じて、このプロジェクトに関わっている。

    「テック3というブランドの強さと、MotoGPの長期的な成長に強い確信を持っている。チームにはまだ引き出されていない大きなポテンシャルがあり、その価値を高める手助けができることを楽しみにしている」

    アルピーヌを取り巻く2026年の物語は、マシン開発やレギュレーション対応だけでなく、スポンサーや投資という舞台裏でも、静かに動き始めている。

  • アルピーヌF1、バルセロナテスト総括「多くを学び、いくつかの答えを得た」

    アルピーヌF1、バルセロナテスト総括「多くを学び、いくつかの答えを得た」

    アルピーヌF1チームは、2026年F1シーズンに向けた最初の公式走行となるバルセロナでの非公開シェイクダウンテストを終えた。

    新レギュレーションと新パワーユニットという大きな変化の中で迎えた5日間を、スポーティングディレクターのスティーブ・ニールセンが冷静に総括している。

    「今年は3回のテストが組まれていて、我々にとっては非常に忙しいスケジュールだ。ここに来る前にシルバーストンでシェイクダウンを行ったが、その時点では答えよりも疑問のほうが多かった。ただ、バルセロナではその多くを整理し、特にエネルギー回生に関していくつか解決策を見つけることができた。これは我々だけでなく、全チームにとって急峻な学習曲線になる部分だ」

    ニールセンは、2026年型マシンの特性についても言及する。

    「ドライバーからのフィードバックは極めて重要だ。新しいマシンは、これまで見たことがないほど直線スピードが高く、その一方でコーナーではダウンフォースが少ない。こうした特性を理解していく必要がある。パドック全体で、学ぶことは本当に多い」

    今回のテストでは、天候にも恵まれたことが走行プログラムを後押ししたという。

    「幸いにも今週はほとんど天候に恵まれ、我々が走行を選択した日程では実質的にドライコンディションで走ることができた。多くの走行距離を重ね、有用なデータを収集できた。バルセロナを離れる時点で、いくつかの項目にチェックを入れられたと感じている。この流れを数週間後のバーレーンでも続けたい」

    新レギュレーションと新PUへの適応
    2026年は近年でも最大級のレギュレーション刷新が行われるシーズンであり、アルピーヌF1チームにとっては新たなパワーユニットサプライヤーとの協業も始まった年でもある。

    「新しいレギュレーションに加えて、新しいPUサプライヤーを迎えた。学ぶことは本当に多い。他チームも同じだと思うが、エネルギーのデプロイや回生といった新コンポーネントの特性を理解していく必要がある。我々は何週間、何か月もこの世代のマシンに取り組み、パワーユニット面ではメルセデスと密に作業してきた。だから大きな驚きはなかったが、実際に走らせてみることに勝るものはない」

    今週の主眼は、純粋なパフォーマンス追求ではなかった。

    「この一週間は、主にシステムや手順を確認し、マシンに慣れることが目的だった。チームにとっても、ドライバーにとっても同じだ」

    アルピーヌF1チーム

    走行距離と進捗、そして慎重な評価
    短いオフシーズンを経て迎えた今回のテストは、チームにとって未知への一歩でもあった。

    「初日の月曜日は、完全に新しいマシンということもあり、想定していたほどの周回数や走行距離を稼げなかった。ただ、それは予想の範囲内だった。その後は週を通じて徐々にペースを上げ、最終日には764kmを走破できた。これはバーレーンに向けて多くの分析材料を与えてくれる」

    走行距離という観点では、計画通りに進んだと評価している。

    「周回数という意味では、ほぼ狙っていたところにいる。手順の確認や、基本的なセットアップ変更を行い、マシンがどう反応するかを見てきた」

    ラップタイムは判断材料にならない
    一方で、現時点のラップタイムや序列については慎重な姿勢を崩さない。

    「誰もがデータやラップタイムを見て、燃料量やエンジンモードを推測している。でも、最終的に分かるのは自分たちのことだけで、他は推測に過ぎない。今の段階で何かを判断するのは時期尚早だ」

    「多くのチームが手の内を明かしたり、本当の意味で競争的な走行をしたとは思っていない。バーレーンでレースランを見て分析すれば、もう少し全体像が見えてくるだろう」

    最後に、ニールセンは2026年シーズンに向けたスタンスを明確にした。

    「我々は多くの努力を注いできたが、浮かれるつもりはないし、期待値は現実的に保っている。今季の目標は、より競争力を高め、シーズン序盤だけでなく一年を通してパフォーマンスが回復していく姿を示すことだ」

  • ピエール・ガスリー、A526で初の本格ドライ「これまでのF1とは多くが違う」

    ピエール・ガスリー、A526で初の本格ドライ「これまでのF1とは多くが違う」

    ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は、バルセロナで行われている非公開テスト3日目となる水曜日、2026年F1レギュレーション下で誕生した新車A526を、初めて完全なドライコンディションで走らせた。

    午前中はフランコ・コラピントが58周を走行し、午後はガスリーが67周を追加。低温ながらも、路面は乾いた状態だった。

    「今日の午後が、このマシンでドライコンディションを走るのは初めてだった。だからペースをつかみ、良いテストをこなし、より深く理解できたのは良かった。良いスタートだし、また1日クルマに乗れるのが楽しみだ」とガスリーは語った。

    2026年F1レギュレーションという大改革に加え、アルピーヌは今季からメルセデス製パワーユニットを搭載している。ガスリーにとっては、あらゆる面で基準となるものが少ない状況だという。

    「正直に言って、キャリアを通じてF1で経験してきたものとは、多くの点が違う」とガスリーは述べた。

    「手順やリセットの方法など、他の何かと本当に比較できるものではない部分が多い。これまでに乗ってきたどのクルマも、公平な比較対象にはならない。明らかに、完全に理解し、使いこなすまでには時間がかかるマシンだ。我々全員が適応していく必要がある。でも、これは非常に魅力的な挑戦だ」

    さらにガスリーは、走行距離の重要性を強調した。

    「できるだけ多くの周回を重ねるのが好きだ。今回は60周以上を走れたし、次は100周を走れたらと思っている。走れば走るほど、エンジンについても、クルマについても、セッティングについても学べる。それが最大の目標だ」

    アルピーヌF1チーム

    アルピーヌは、バルセロナでの3日目の走行を木曜日に行うか、金曜日に行うかをまだ決めていない。

    テクニカルディレクターのダビド・サンチェスは、今回のシェイクダウンの特性について次のように説明した。

    「このシェイクダウンの特徴は、3日間の走行日を自由に選べる点にある。それは天候条件など、いくつかの要因に左右される。今日は計画通りに進み、生産的な1日だった」

    「今後も天気予報を注意深く見ながら、明日の朝に次の走行日を決める。我々はこの2026年プロジェクトの作業と開発を続けることを、とても楽しみにしている」