カテゴリー: フェルナンド・アロンソ

  • アストンマーティン・ホンダF1に批判殺到 アロンソ車載映像にファン激怒

    アストンマーティン・ホンダF1に批判殺到 アロンソ車載映像にファン激怒

    フェルナンド・アロンソとランス・ストロールの2台がリタイアに終わった2026年F1中国GPで、アストンマーティンに対するファンの不満がさらに強まっている。決勝後には、アロンソの車載映像がSNS上で拡散され、その内容が大きな波紋を呼んだ。

    キミ・アントネッリがF1初優勝を飾った一方で、アストンマーティンのAMR26は再び深刻な問題を露呈した。

    土曜のスプリントでは2台とも完走したものの、決勝フルディスタンスを走り切るには至らず、ホンダのパワーユニットをめぐる問題は依然として続いているとみられている。

    アロンソの車載映像にファンが怒り
    ランス・ストロールは9周目にリタイアし、このレース唯一のセーフティカーの原因となった。一方のアロンソは、それより3倍以上の周回を走行したが、結局32周目にマシンを止めた。今季のアストンマーティンにとって、またしても実戦の形を借りたテストのような一戦となった。

    その後、アロンソがホンダのパワーユニット由来とされる振動で手にかかる負担を和らげようとしている様子を映した映像がSNSで拡散されたことで、ファンの怒りは一気に高まった。先週、エイドリアン・ニューウェイが、問題のあるパワーユニットへの長時間の曝露は恒久的な神経損傷につながる可能性があると示唆していたこともあり、反発はさらに強まった。


    ドライバーの健康を懸念する声
    SNSでは、アロンソの健康状態を心配する声が相次いだ。

    「ニューウェイが話していた恒久的な神経損傷が起きていないことを願う」

    また別のファンは、AMR26の問題点を皮肉交じりにこう並べた。

    「遅い、信頼性がない、安全でもない、ドライバーの健康にも悪い。素晴らしい仕事だ」

    ドライバーの健康を危険にさらしているのではないかという批判も目立った。

    「ドライバーの健康をもてあそんでいる。これは受け入れられない」

    さらに、アロンソがストレートで手を休めようとしていた場面に注目した声もあった。

    「かわいそうなフェルナンドだ。リタイア前の最後の数周、マシンの振動を避けるためにストレートで手を休めようとしていたのが見えた」

    期待外れに終わったAMR26
    2026年マシンの中でも高い注目を集めていたAMR26だが、決勝フルディスタンスに耐えられない状態が続いている。そうした状況に対し、ファンからは厳しい声が上がった。

    「どうしてここまで重大な失策を犯したんだ? 受け入れられない」

    また、アロンソへの同情も広がっている。

    「このマシンは本当に気の毒だ。アロンソがかわいそうだ」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アロンソ「週末で一番ひどい振動だった」
    アストンマーティンがレース後に発表したリリースの中で、アロンソは上海での苦しい状況を次のように振り返った。

    「スタートは今回も楽しかったし、そこでP10まで上がれたので、そこは僕たちのマシンの強みのようだ」

    「ただ、20周目あたりから振動のレベルに苦しみ始めたし、その時点ですでに1周遅れになっていたので、最終的にはマシンをリタイアさせることにした」

    「今日の振動は、この週末のどの日よりもひどく感じられたので、なぜそうなったのかを調べる必要がある。すべてを解決するには、まだ時間が必要なのは明らかだけど、2週間後の日本でまた挑む」

    次戦の日本GPは、ホンダにとってひとつの焦点となる週末になる。鈴鹿を特別な舞台と位置づける日本のファンの前で、再び厳しいパフォーマンスを見せるようなことになれば、その失望を隠すのは難しくなりそうだ。

  • アロンソがハンドルから手を離す動画 アストンマーティン・ホンダF1振動問題

    アロンソがハンドルから手を離す動画 アストンマーティン・ホンダF1振動問題

    アストンマーティン・ホンダF1のフェルナンド・アロンソが、2026年F1中国GPで走行中にステアリングから手を離す様子を捉えた動画がSNSで拡散し、大きな注目を集めている。極端な振動によってマシンの操作が困難になったとみられ、レース中の異例のシーンとして波紋を広げている。

    実際、アストンマーティンのAMR26は深刻な振動問題を抱えており、フェルナンド・アロンソは手足の感覚を失うほどの振動に苦しみ、32周目にリタイア。

    チームメイトのランス・ストロールもバッテリートラブルでレースを終え、アストンマーティン・ホンダF1は中国GPで2台とも完走できない結果に終わった。

    レース序盤、フェルナンド・アロンソは好スタートを決めて1周目に11番手まで浮上した。しかしその後はペースが上がらず順位を落とし、最終的にはキャデラック勢にも抜かれて最後尾まで後退する苦しい展開となった。

    フェルナンド・アロンソはレース後、現在のF1のパワーユニット特性にも言及した。

    「4台がスタートできなかった。これはおそらく最悪のショーだと思う」

    「スタートは楽しい。オーストラリアでもそうだった。最初の1周はバッテリーが満タンで皆同じ条件だからクルマはよく加速する。でもその後は“バッテリー世界選手権”になる。そして僕たちはそこでは他より強くない」


    振動でハンドルから手を離すほどの状況
    今回のレースで大きな話題となったのが、フェルナンド・アロンソの振動トラブルだ。車内の振動があまりにも激しく、ドライバーがステアリングから手を離す様子が映った動画がSNSで拡散された。

    フェルナンド・アロンソはレース中盤から身体の感覚を失い始めていたという。

    「今日は振動レベルがかなり高かった」

    「20周目くらいから手と足の感覚を感じるのがかなり難しくなっていた。すでに1周遅れで最後尾だったし、走り続ける意味はあまりなかった」

    振動を抑えるためにエンジン回転数を下げるなどの対策も試したが、レースでは高回転を使わなければエネルギー回収やオーバーテイクが難しく、状況はさらに厳しくなったという。

    また、現時点でアストンマーティンのAMR26は33周以上の連続走行を達成できていない。今回の中国GPでもフェルナンド・アロンソが33周を走ったのが最長であり、その直後にリタイアを余儀なくされた。

    こうした振動問題については、開幕戦後から懸念が指摘されていた。エイドリアン・ニューウェイは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールがアストンマーティンのマシンを運転することで、恒久的な神経損傷の危険にさらされる可能性があると公に警告していた。

    ただしホンダ側は、その懸念を裏付ける数値データは確認されていないとしていた。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダも信頼性不足を認める
    ホンダ・レーシング(HRC)のF1プロジェクトでチーフエンジニアを務める折原慎太郎は、中国GPの結果について次のように説明した。

    「本日の中国GP決勝において、2台がリタイアという結果に終わったことは、決して満足できるものではありません。
    一方で、前戦メルボルンと比較して走行距離を伸ばすことができた点については、前向きに捉えています。スプリントを含む週末を通じて信頼性の改善は見られたものの、結果としてフルレースディスタンスを完走するには、まだ十分な信頼性が確保できているとは言えませんでした」

    折原はまた、振動問題が依然としてドライバーの快適性に影響していると認めた。

    「振動については改善の傾向が見られるものの、ドライバーの快適性という観点では依然として課題が残っており、この点は次戦日本グランプリに向けた重要な改善ポイントになります」

    ストロールのリタイアについても原因調査が進められている。

    「ストロール選手のリタイアについては、9周目に何が起きたのかを特定するため、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラワンチームおよびHRC Sakuraと連携し、根本原因の調査を進めています」

    アストンマーティンとホンダにとって、鈴鹿で開催される日本GPは大きな試金石となる。振動問題と信頼性を解決できなければ、2026年シーズン序盤の苦戦はさらに深刻なものになりかねない。

  • フェルナンド・アロンソ 「振動で手足の感覚が鈍った。ホンダF1に時間が必要」

    フェルナンド・アロンソ 「振動で手足の感覚が鈍った。ホンダF1に時間が必要」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は2026年F1中国GPで、深刻な振動に見舞われてリタイアを余儀なくされた。アストンマーティン・ホンダF1はこの週末を通じてパワーユニット関連の問題に苦しみ、決勝ではランス・ストロールもバッテリー系トラブルで戦列を離れ、2台とも完走できなかった。

    アロンソはレース中、振動の影響で手足の感覚が鈍るほどの状態だったと明かした。

    プレシーズンテストから続くホンダ側の振動問題については一定の対策を講じてきたものの、それはあくまで限定的な対応にとどまっており、決勝のような実戦条件では再び深刻化したという。

    アロンソ「手と足の感覚が少し鈍くなっていた」
    フェルナンド・アロンソは、中国GPでのリタイアについて次のように説明した。

    「たぶん、どのみちレースを最後まで走り切ることはできなかったと思う」とアロンソは語った。

    「今日は振動レベルがとても高かった。20周目から35周目にかけて、手と足の感覚が少し鈍くなっていた」

    「僕たちは1周遅れで、最後尾を走っていたし、走り続ける意味はおそらくなかった」

    アロンソによると、この週末に試した改善策の一部は、エンジン回転数を抑えることで振動を減らすという応急的なものだった。しかし、決勝ではオーバーテイクやエネルギー回生などの場面で高回転域を使わざるを得ず、その状況では問題を完全に抑え込めなかったという。

    「なぜかは分からないけれど、今日は週末のどのセッションよりもひどかった」

    「僕たちが講じた対策のいくつかは、エンジンの回転数を下げて、すべての振動を少なくするという人工的な形で達成されたものだった」

    「でもレースでは、オーバーテイクするときや、回生しなければならないときなど、やはり高い回転数を使う必要がある」

    「だから当然ながら、時間が経つほど難しくなる。より厳しいものになる」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    「バッテリー世界選手権では僕たちは良くない」
    それでもアロンソは、スタート直後の感触自体は悪くなかったと振り返った。ただし、全車が満充電の状態で走り出す序盤を過ぎると、エネルギーマネジメントの差が明確に表れ、アストンマーティン・ホンダF1はそこで苦戦したという。

    「スタートは楽しい」とアロンソは語った。

    「オーストラリアと同じで、マシンはスタートがかなりいいように感じる。1周目は確かに、みんなバッテリー残量が同じで、満タンの状態だからだ」

    「そのあと、僕たちはこの“バッテリー世界選手権”に入っていく。そして、その部分で僕たちは良くない」

    日本GPへ向けてホンダに必要なのは時間
    次戦はホンダのホームレースとなる日本GPだが、ランス・ストロールは現状について「僕たちのために祈ってくれ」と冗談交じりに語ったという。2015年の鈴鹿でアロンソが残した“GP2エンジン”発言を想起させる状況でもあるが、アロンソ自身はホンダに時間を与える必要があると強調した。

    「オーストラリアから中国までは5日しかなかったし、エンジンはまったく同じものだった」とアロンソは語った。

    「今は日本まで2週間ある。ダイノでより多くの時間を使う必要があるし、振動を理解するためにも、どこから来ているのかを理解するためにも、ホンダにもっと時間を与える必要がある」

    「おそらく、バッテリーの絶縁の問題は修正できた。たとえ今日ランスに問題が起きたとしても、正確に何が起きたのかは僕は知らない。でも、ホンダにもっと時間を与える必要がある」

    アストンマーティン・ホンダF1にとって、中国GPは信頼性とエネルギーマネジメントの両面で厳しい現実を突きつけられる一戦となった。ホームレースの日本GPまでの2週間で、ホンダがどこまで振動の根本原因に迫れるかが大きな焦点となる。

  • アストンマーティン・ホンダF1 中国GPダブルリタイア アロンソは振動問題

    アストンマーティン・ホンダF1 中国GPダブルリタイア アロンソは振動問題

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は2026年F1中国GP決勝でリタイアを喫し、チームは2台ともレースを完走できない結果となった。アロンソは走行中に振動による違和感を訴え、マシンを降りる判断を下した。

    すでにチームメイトのランス・ストロールが10周目にリタイアしており、アストンマーティン・ホンダF1は2台ともレースを終える形となった。

    アロンソ 振動の不具合でレースを断念
    アロンソはレース中、マシンの振動による不快感を訴え、最終的にリタイアを決断した。

    チームは次のように説明している。

    「フェルナンドは振動による不具合のため、中国GPをリタイアした」

    振動の原因についての詳細は明らかになっていないが、安全面を考慮してマシンを止めたとみられる。

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ストロールに続きアストンマーティン2台ともリタイア
    この結果、アストンマーティン・ホンダF1は2台ともリタイアという厳しいレースとなった。

    ストロールは10周目の1コーナーでマシンを止め、バッテリー問題が疑われるトラブルでレースを離脱。その停止によりセーフティカーが導入されていた。

    アロンソのリタイアによって、チームは中国GPでダブルリタイアという結果となった。

  • フェルナンド・アロンソ F1中国GP予選19番手「これが僕たちの限界」

    フェルナンド・アロンソ F1中国GP予選19番手「これが僕たちの限界」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、2026年F1中国GP予選で19番手に終わり、Q1敗退という結果となった。スプリントレースでは17位でフィニッシュしていたが、予選ではマシンの競争力不足が響き、上位争いに加わることはできなかった。

    アストンマーティンはこの日、大きなトラブルなく走行プログラムを完了したものの、依然としてパフォーマンス不足に直面している状況だ。

    アロンソは決勝では完走を目標に掲げ、レースコンディションの中でパッケージの理解をさらに深めたいと語った。

    「予選ではクルマからすべてを引き出せたと感じているし、これが僕たちにできたベストだったと思う。今日はトラブルのない一日で、プログラムでやりたかったことはすべてこなせたが、単純にパフォーマンスが足りていない」

    「明日のレースでは完走を目指し、レースコンディションの中でこのパッケージについてさらに多くのことを学びたいと思っている」

    アストンマーティンにとっては依然として厳しい状況が続いているが、決勝ではまず確実に周回を重ねながらデータを積み重ね、マシンの改善につながる手がかりを探っていくことになる。

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム F1 中国GP

  • フェルナンド・アロンソ F1中国GPスプリント「ポジティブな点を受け取るべき」

    フェルナンド・アロンソ F1中国GPスプリント「ポジティブな点を受け取るべき」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は2026年F1中国GPスプリントを走り切り、チームにとってポジティブな一歩だったと振り返った。

    今季ここまで信頼性に苦しんできたアストンマーティンにとって、2台そろってチェッカーフラッグを受けたことは大きな意味を持つ結果となった。

    チームの状況は分かっているが、少なくとも2台ともスプリントを完走できたのはポジティブだったのでは?

    今日はポジティブな点を受け取るべきだと思う。言ったように、今回が初めて2台ともレースを完走してチェッカーフラッグを見ることができた。

    もちろんスプリントだけど、明日のメインレースでも同じことをしたい。一歩ずつ前に進んでいくしかない。

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1苦境を警告「PUに予備がない」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1苦境を警告「PUに予備がない」

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、2026年F1中国GPでチームが依然としてホンダ製パワーユニットのスペア不足という難しい状況に置かれていると明かした。

    中国GPのスプリント予選ではアロンソとランス・ストロールの2台ともSQ1で敗退したが、チームにとっては走行距離を重ねられた点が数少ない収穫となった。

    開幕戦オーストラリアGPでは信頼性問題により十分な周回をこなせなかったが、中国ではフリー走行でアロンソが18周、ストロールが20周を記録。チームとホンダにとって、エネルギー管理戦略やドライバビリティの理解を深める重要なデータ収集の機会となった。

    アストンマーティンとホンダは、パワーユニットの振動がバッテリーに影響を与える問題への対策を進めており、日本のさくらの施設でも改良が施されている。ただし根本的な振動問題は完全には解決されておらず、信頼性面での懸念は依然として残っている。

    アロンソ「PUの予備がなく週末は綱渡り」
    アロンソはスプリントを前にした週末の見通しについて、まずはトラブルなく周回を重ねることが最優先だと語った。

    「できるだけ周回を重ねることだ」

    「パワーユニットの予備がもうないので、何か問題が起きれば週末の残りがとても難しくなる」

    「信頼性を頼りに乗り切りながら、できるだけ多くのことを学ぶ必要がある」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダは振動問題に対策も完全解決には時間
    ホンダは開幕戦に向けて、パワーユニットの振動によるバッテリー問題を軽減する対策を導入した。プレシーズンテストでは振動がバッテリーに影響を与えるケースが確認され、日本のさくらの施設で改善策が検討された。

    メルボルンでの実走テストでは一定の改善が見られたものの、根本的な振動は残っているとされる。この問題は特にドライバーにとって不快な要素となっている。

    それでもアストンマーティンのチーム代表エイドリアン・ニューウェイは、AMR26自体の基本性能には一定の手応えがあると評価しており、現在の課題は走行距離不足だと考えている。

    中国での周回数増加が開発の重要な手がかり
    中国GP初日にアロンソとストロールが重ねた周回数は多くはないものの、チームにとっては非常に価値の高いデータとなった。

    アロンソはスプリント予選後、マシンのポテンシャルについて次のように語った。

    「予選では今は2周しか走れなかった」

    「フリー走行ではいくつか周回できたので、エンジンが今の状態である以上、シャシー側で改善できる部分を見つけようとしている」

    「明日に向けて改善を試みるが、限界はあると思う。ウィリアムズはコンマ3秒ほど前にいる。オーストラリアではコンマ8秒差だったから、少しは前進したが、それでもまだかなり遠い」

  • フェルナンド・アロンソ F1中国GP会見 メディア批判「3位でも17位でも同じ」

    フェルナンド・アロンソ F1中国GP会見 メディア批判「3位でも17位でも同じ」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は2026年F1第2戦中国GPを前に、上海で行われたFIA公式記者会見に出席し、苦境に立つアストンマーティンとホンダの現状について率直に語った。

    開幕戦オーストラリアGPで厳しいスタートを切ったなかでも、アロンソはチームの一員として困難を受け止める姿勢を強調した。

    一方、過去のホンダ時代をめぐる報道や、自身に向けられてきた評価についても踏み込み、メディアの論調が状況を誇張してきたとの認識をにじませた。

    「勝てなければ同じ痛み」と強調
    エイドリアン・ニューウェイが言及した「精神的に難しい時期」にいるのではないかと問われたアロンソは、「ニューウェイが言ったような“精神的に難しい時期”にいるのかって? 思われているほど厳しくはない」と語った。

    「理想的な状況ではない。みんな勝ちたいと思っている。今年は22人のドライバーがいる。勝つのは1人で、残る21人はみんな精神的に厳しい状態にある。なぜなら、僕にとっては3位でも5位でも17位でも、それほど大きな違いはないからだ」

    「僕はとても幸運だったし、特別なキャリアを歩んできた。F1のさまざまな時代を経験し、ドライブを楽しんできた。そしてキャリアの半分では競争力のあるクルマにも恵まれ、このカテゴリーで100回以上表彰台に上がることができた」

    「だから今の僕にとって、1位以外のどんな順位で終わっても痛みは同じだ。もちろん今はチームと一緒にこの道の途中にいて、理想的なスタートではない。だが、これはアストンマーティンとホンダの協力関係の初年度であり、この時期を乗り越えなければならない。僕はできる限り助けるつもりだ」

    10年前との違いをどう見ているのか
    現在の姿勢は、マクラーレン・ホンダ時代の10年前とは対照的にも映る。だがアロンソ自身は、当時の状況も今あらためて見れば、そこまで極端に違うものではなかったと受け止めている。

    「今は物事を違う視点で、より成熟した見方で見られていると思う。でも10年前も、改めて振り返れば、そこまでドラマチックなものではなかったと思う」

    「これがF1であり、非常にメディア主導のスポーツなんだ。チームメイトと争うだけで何度かタイトルを勝てば、君は神のように扱われる。逆に苦しんで難しい時期を過ごせば、すべてが何倍にも増幅される」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム 本田技研工業

    ホンダ批判と見られた過去への再言及
    アロンソはさらに、10年前の自分に向けられた批判が、今になって違って見え始めているのではないかとも語った。当時は自身だけが過激にホンダを批判していたかのように受け止められたが、実際にはチーム全体が同じ問題意識を持っていたと説明している。

    「10年たって、当時の僕に対して人々が抱いていた印象のいくつかは変わったのかもしれない。今なら、10年前の僕が正しかったと思っている人もいるかもしれない」

    「なぜなら、僕にとって最大の驚きは、10年前のマクラーレンでストフェル・バンドーンも、ジェンソン・バトンも、そして僕自身も、プロジェクトやパワーユニットが十分に成熟していないと言っていたことだからだ。みんなはいつもフェルナンドのことだけを覚えているようだけど、同じことを言っていたのは僕だけではなかった」

    「今では誰もがそのことを理解しているように見える。だが当時は、批判している僕だけが狂っているかのように見られていた。たしかに無線ではフラストレーションが爆発した瞬間もあった。2度のワールドチャンピオンであり、競争心の強いドライバーとして、あの状況に満足できるはずがなかった」

    「今できるのは働き、助けること」
    そのうえでアロンソは、現在の自分にできることは責任を押し付けることではなく、チームの一員として改善に力を尽くすことだと強調した。短期的な解決策はないと理解しながらも、ホンダとともに前進していく覚悟を示している。

    「今は、みんなが現在の状況を見て、以前より少し僕たちに好意的で、問題をよりよく理解してくれているように感じる」

    「チームの中で僕にできるのは、ただもっと働くこと、そしてホンダをできる限り助けようとすることだけだ。僕たちはひとつのチームだ。厳しいスタートになったが、これが長く続かないことを願っている。ただ、すぐに解決できる問題でもないことは分かっている」

  • フェルナンド・アロンソ「GP2エンジン」発言から10年 ホンダF1苦戦を語る

    フェルナンド・アロンソ「GP2エンジン」発言から10年 ホンダF1苦戦を語る

    アストンマーティンとホンダの新パートナーシップは、2026年F1シーズンの開幕戦から厳しい状況に直面している。パワーユニットの振動問題によりマシンは本来の性能を発揮できず、フェルナンド・アロンソはオーストラリアGPでリタイアを喫した。

    しかしアロンソは、かつてマクラーレン・ホンダ時代に発した有名な「GP2エンジン」発言を引き合いに出しながらも、現在の状況を冷静に受け止めている。

    「GP2エンジン」発言から10年 アロンソの現在の心境
    2015年の日本GPで、アロンソはホンダのパワーユニットに対して「GP2エンジン」と無線で不満を爆発させた。この発言はF1史でも象徴的な瞬間の一つとして語り継がれている。

    だが現在のアロンソは、その頃とは違う視点で状況を見ていると語る。

    「思っているほど大変ではない。理想的ではないけどね。僕たちはみんな勝ちたい。今シーズンは22人のドライバーがいて、勝てるのは1人だけだ」

    「残りの21人は精神的に難しい状況になる。僕にとっては3位でも5位でも17位でも、あまり大きな違いはない」

    「僕はF1でいろいろな時代を経験できて幸運だった。ドライブすることを楽しめたし、キャリアの半分くらいは競争力のあるマシンにも乗れた。100回以上の表彰台も達成できた」

    「だから今は、1位以外の順位でフィニッシュするなら、どの順位でも同じ痛みと同じ苦しさだ」

    アストンマーティンとホンダの“困難なスタート”
    2026年にF1へ復帰したホンダとアストンマーティンのプロジェクトは、開幕から技術的課題に直面している。

    パワーユニットのバッテリー由来の振動は深刻で、プレシーズンテストでは振動によってボディワークの一部が脱落するトラブルも発生した。さらにアロンソは「25分ほど走ると手がしびれる」と語るなど、ドライバーにも影響が出ている。

    ホンダは対策を進めておりメルボルンでも改善が試みられたが、アロンソによれば振動の感覚は「同じだった」という。

    それでもアロンソは、このプロジェクトがまだ始まったばかりであることを強調する。

    「今はチームと一緒にこの旅をしているところだ。理想的なスタートではないけど、アストンマーティンとホンダの協力関係の最初の年だ」

    「この時期を乗り越えなければならないし、僕はできる限りチームを助ける準備ができている」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    10年前の“GP2発言”を振り返る
    現在の冷静な姿勢とは対照的に、2015年当時のアロンソはホンダのパワーユニットに強い不満を示していた。

    だが本人は、あの発言も単なる怒りの爆発ではなく、当時のチーム全体が感じていたフラストレーションだったと説明する。

    「10年前と比べて、今は違う視点や成熟した考え方で物事を見られるようになったと思う。でも当時の状況がそこまで劇的だったとは思っていない」

    「F1はとてもメディアに取り上げられるスポーツだ。チームメイトに勝ってチャンピオンを取れば神のように扱われる。でも苦しい時期になると、すべてが誇張される」

    「10年後になって、当時の状況を見ていた人たちの考え方も少し変わったと思う。今では、10年前に僕が言っていたことは正しかったと思う人もいるかもしれない」

    「でも当時、同じことを言っていたのは僕だけじゃない。ジェンソンもストフェルも、そしてマクラーレンも同じことを感じていた」

    「ただ人々はフェルナンドのことだけを覚えている。でも実際には、あのパワーユニットはスタートした時点で十分に成熟していなかった。今では多くの人がそれを理解している」

    アストンマーティンとホンダの共同作業
    現在のアロンソは、問題を批判するよりも解決に向けた協力を重視している。

    「僕たちは1つのチームだ。スタートはでこぼこしたものだったけど、長く続かないことを願っている。ただしすぐに解決する問題でもない」

    「今チームでできることは、よりハードに働くこと。そしてホンダをできる限りサポートすることだ」

    「アストンマーティンが持っているリソースをエンジンやパワーユニット、振動問題やデプロイメントの課題に投入することもできる」

    「今のF1はデータもGPSも解析もすべてある。そうしたリソースを活用して、ホンダが重要な部分に集中できるようサポートしていく」

    アストンマーティンとホンダのプロジェクトは、まさにスタートしたばかりだ。開幕戦では苦しい結果に終わったものの、アロンソはこの困難な立ち上がりをチームとして乗り越える姿勢を強調している。

  • 【動画】フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・ホンダF1で圧巻スタート

    【動画】フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・ホンダF1で圧巻スタート

    2026年F1オーストラリアGPでは、17番手スタートだったフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)がスタート直後の混乱を突いて一時10番手までポジションを上げる場面があった。その鋭い出足の映像が公開され、開幕戦の印象的なシーンとして注目を集めている。

    2026年の新レギュレーション下では、スタート時のエネルギーマネジメントがレース序盤の展開を大きく左右する。

    実際にオーストラリアGPでは、ブースト不足で失速するマシンも見られた一方で、アロンソのようにスタート直後にポジションを大きく上げるケースも発生した。

    フェルナンド・アロンソは、スタート直後の状況について次のように振り返った。

    「間違いなく、スタートと最初の2周がレースで一番楽しい時間だったと思う」

    「2周だけとはいえ10番手にいたのは予想外だった。でもスタート自体は僕たちの問題ではない。ほかのドライバーがブーストなどで苦しんでいたなか、僕たちはクリーンな1周目を走れた」

    しかしアロンソのレースは、その後マシントラブルに見舞われて長時間のピット滞在を強いられる展開となり、最終的にはリタイアという結果に終わった。

    「ただ、もちろん10番手は完全にポジションが合っていなかった。すぐに17番手まで落ちて、そのあとデータ上で小さな問題が見つかったのでマシンを止めなければならなかった」

    「修復できたと思って再びコースに戻ったけれど、別の問題が出てきたので、2回目のストップをする必要があった」


    2026年F1はスタート手順も大きく変化
    2026年F1シーズンでは、新パワーユニット規則の導入に伴いスタート手順にも変更が加えられている。

    MGU-Hが廃止されたことで、ターボを作動領域まで回転させる負担が内燃エンジン側に集中。これによりスタート準備は従来よりも繊細な作業となり、ブースト不足によるスタート失速のリスクが指摘されていた。

    この問題に対応するため、FIAとF1コミッションはグリッドのLEDを利用した「5秒予告」を導入した。

    スタート手順では、通常の赤信号5灯シーケンスの前に青色LEDが5秒間点灯し、ドライバーにターボ準備の時間が与えられる。青色LEDが消灯した瞬間に赤信号のシーケンスが始まり、全消灯でスタートとなる仕組みだ。

    この5秒間でドライバーはエンジン回転を引き上げ、ターボを適切な作動領域に持ち込むことが可能となる。

    わずか数秒の準備時間とエネルギー管理が結果を分ける新時代のスタートは、今後のレースでも大きな見どころとなりそうだ。