カテゴリー: フェルナンド・アロンソ

  • フェルナンド・アロンソ 困難な序盤とF1日本GPに思い「ホンダを信じて待つ」

    フェルナンド・アロンソ 困難な序盤とF1日本GPに思い「ホンダを信じて待つ」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は、2026年シーズンの厳しいスタートを受け、自身のキャリアと重ね合わせながら現状を受け止めている。

    日本GPを前に、ホンダとの新たなパートナーシップのもとで戦うチームは、困難な局面に直面しているが、その姿勢には揺るぎない信念がある。

    2015年のツイートが示す“戦士の哲学”
    2015年、アロンソは日本文化への深い敬意とともに、まるで侍の格言のような言葉を投稿していた。

    それはカルロス・カスタネダの著書『力の話』からの意訳であり、戦士の在り方を示すものだった。

    「戦士は向上の道と向き合わなければならない。その人生は挑戦であり、挑戦に良いも悪いもない。ただ挑戦であるだけだ」

    10年以上の時を経た今、アロンソとチームはまさにその言葉通りの状況に置かれている。

    困難なスタートと日本への思い
    「間違いなく厳しいシーズンのスタートになっている。僕たちが望んでいたよりも厳しく、予想以上でもある」

    「でも、ホンダを信じて待つ必要がある。全員が状況を改善するために全力で取り組んでいる。僕たちは引き続きマシンで様々なことを試しながら、このホンダにとってのホームレースを楽しめればと思う」

    「日本には本当に素晴らしい思い出がたくさんある。人々、都市、サーキット、食べ物、すべてがポジティブだ。とても魅力的で、他とは違う国だし、ファンも素晴らしい」

    「だからこそ、この挑戦があっても楽しみにしている」

    進歩は確実に存在する
    「僕たちが直面している課題が大きいことは分かっている。でもそれを受け入れて、挑戦していく」

    「チーム全員が全力を尽くしているが、F1のテクノロジーは非常に複雑で、物事には少し時間が必要だ」

    「僕たちが望むような進歩が見えないこともあるかもしれないが、小さくても大きくても変化は起きている。常に進歩はあるし、それが近いうちにラップタイムに表れてくれることを期待している」

    フェルナンド・アロンソ ホンダ/本田技研工業

    勝敗を超えた視点
    「誰もが勝ちたいと思っている。でもドライバーは22人いる。勝つのは1人で、残りの21人は難しい状況になる」

    「僕にとっては3位でも5位でも17位でも大きな違いはない。これまでのF1で100回以上の表彰台を経験できたのは幸運だった」

    常に存在する目標
    「団結し続けること、モチベーションを保つことが重要だ。トップ争いができていない時は難しいこともあるが、常に目標はある。常に挑戦があり、週末ごとのターゲットがある」

    「今の僕たちにとっては、ただ良くなること、マシンを改善し理解することだ。冬は短く、やりたかったプログラムをすべてこなせなかったし、走行も足りていない。やるべきことは山ほどある。それ自体が十分なモチベーションになっている」

    ひとつのチームとして
    「僕たちはひとつのチームとしてこの旅にいる。アストンマーティンとホンダだ。理想的なスタートではないが、これは協力関係の初年度だ」

    「可能な限り互いに支え合い、リソースを割き、データを分析し、パワーユニットも含めてサポートしている」

    「この状況を乗り越えなければならないし、僕はできる限り貢献するつもりだ」

    2つのステップ
    「いつ通常の週末に戻れるかは分からない。まずは信頼性を改善する必要がある。その後にパフォーマンスが来る」

    「つまり2つのステップがある。そして最初のステップができるだけ早く来ることを願っている」

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・ホンダF1正常化は「あと数戦」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・ホンダF1正常化は「あと数戦」

    フェルナンド・アロンソは、アストンマーティン・ホンダが“ノーマルなレース週末”を取り戻せる時期について、「あと数戦」のうちに実現したいとの見通しを明かした。2026年F1中国GPでもチームは厳しい週末を強いられ、再び2台揃ってリタイアに終わっている。

    中国GPのアロンソは、ホンダのパワーユニットに起因する激しい振動に苦しみ続けた。スプリントでも苦戦を強いられ、決勝は19番グリッドからスタート。レース中盤にマシンを止めることになり、振動の激しさからステアリングから手を離す場面の映像も話題となった。

    アロンソ「まだ問題を把握し切れていない」
    アロンソはレース後、アストンマーティンがいつ“普通の週末”を迎えられるのかを問われ、現時点では明確な時期を断言できないと率直に語った。

    「難しい予想だ。正直なところ分からない」とアロンソはメディアに語った。

    「僕たちはまだ問題を抱えすぎているし、日ごとにどこからともなく新しい未知の問題が出てきている。つまり、まだ問題をしっかり把握できていないように思える。だから予想するのは難しい」

    「でも、僕たちはプッシュしているし、チームには非常に高い能力を持ったプロフェッショナルと才能ある人たちがいる」

    まずは“完走”ではなく“周回を重ねること”
    その一方でアロンソは、最初の改善目標についても明確にしている。現段階での成功の基準は、まずセッションをきちんと走り切ることだという。

    「あと数グランプリのうちに、普通の週末を過ごせるようになればと思っている。少なくとも、周回を重ねてセッションを完了できるという意味ではね」

    現在のアストンマーティンにとっては、まず走行を成立させること自体が大きなテーマになっていることがうかがえる。

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    競争力の回復にはさらに時間
    ただし、信頼性の問題を解決できたとしても、すぐに上位争いへ戻れるわけではないとアロンソは見ている。競争力の面では、さらに時間が必要だとの認識を示した。

    「でも、競争力を持つにはもっと時間がかかると思う。正直に言ってね。信頼性の問題を解決したとしても、その時にはパワーやいろいろな面で僕たちは後れを取っているはずだからだ」

    「段階は2つあると言える。まず最初の段階が、早く来てほしいと思っている」

    アロンソの率直な言葉は、2026年のアストンマーティンが置かれている苦境の深さを物語っている。いまチームが見据える進歩は、まずAMR26で問題なく周回を重ね、セッションを完了すること。その先にようやく、本来の戦闘力回復への道筋が見えてくる。

  • フェルナンド・アロンソ 第1子誕生で来日遅れ F1日本GPメディアデー欠席

    フェルナンド・アロンソ 第1子誕生で来日遅れ F1日本GPメディアデー欠席

    フェルナンド・アロンソは、第1子の誕生に伴い来日が遅れるため、日本グランプリ木曜日のメディアデーを欠席することになった。

    アストンマーティンは水曜日、「個人的な家族の事情により、今週末はやや遅れて到着する」と発表した。チームはそれ以上の詳細を明かさなかったが、BBCスポーツは、パートナーのメリッサ・ヒメネスが第1子を出産したことが理由であると確認している。

    44歳のアロンソは私生活を公にしないことを好んでおり、それ以上の情報は明らかにされていない。

    チームはまた、「すべて順調であり、金曜日までにはサーキットに到着する」と付け加えた。

    アロンソは現在のアストンマーティンとの契約最終年にあり、2026年以降もF1に残るかどうかは明言していない。なお、金曜日のフリー走行1回目には出走しない予定だ。

    このセッションでは、チームのリザーブドライバーであるジャック・クロフォードが、年間義務付けられているルーキー走行の一環としてマシンをドライブする。

    アロンソはホンダが問題を解決できると信じていると語っているが、それにどれほど時間がかかるかは分からないとも認めている。これは2015年から2017年にかけてマクラーレンで苦しんだ際に続き、ホンダとの新たな関係で同様の状況に直面する2度目のケースとなる。

    アストンマーティンは、ホンダ製パワーユニットの信頼性とパフォーマンスの大きな問題により、シーズン序盤から苦戦を強いられている。さらに、マシンの設計着手が遅れたこともあり、開発面でも後れを取っている。

    その結果、開幕2戦を終えてコンストラクターズランキング最下位に沈んでおり、ホンダとの新たなワークス体制としては最悪のスタートとなっている。

    アロンソはオーストラリアと中国の両戦でリタイア。チームメイトのランス・ストロールも中国でリタイアし、メルボルンでは優勝者から15周遅れの最下位に終わった。

    ホンダの最大の課題は、エンジン由来の激しい振動であり、これがバッテリーの故障を引き起こしている。

    エンジニアたちはハイブリッドシステムの重要部品であるバッテリーを振動から隔離する作業を進めているが、振動は依然として車体全体に影響を及ぼしている。中国GPでは、ステアリングを握り続けることが困難になるほどの痛みを伴い、アロンソはリタイアを余儀なくされた。

    これは開幕戦の時点で、チーム代表のエイドリアン・ニューウェイが「25周走行するだけでドライバーに恒久的な神経損傷を与える恐れがある」と語っていた問題でもある。

    日本グランプリはホンダの母国レースであるだけでなく、創業者・本田宗一郎の指示により1960年代に建設された鈴鹿サーキットで開催される。

    ホンダのトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアである折原慎太郎は次のように語った。

    「中国では、システムに影響を与えていた振動を低減できたことで、バッテリーの信頼性に関して一定の進展がありました。ただ、ドライバーに影響を及ぼしている振動の原因を特定するためには、さらに解決策を見つける必要があります」

    「中国から日本までの間でも信頼性向上に取り組んできましたが、特にエネルギーマネジメントに関しては、まだ我々が望んでいるレベルには達していません」

    「鈴鹿はこの点で非常に厳しいサーキットです。我々はオーストラリアと中国で得た知見を活かして、日本グランプリに向けた準備を進めています」

    「今週末に向けて理想的な状態ではありませんが、パッケージを最大限に引き出すために引き続き努力していきます。母国の観客とホンダファンの皆さんに、バーレーン(テスト)以降の進歩をお見せしたいと思っています」

    振動問題に加え、ホンダのパワーユニットは内燃エンジンと電動システムの両面で出力不足に直面しており、エネルギーの回収および放出も規定最大の350kWに達していない。

    マシン側についても、ニューウェイは昨年3月にチームへ加入した影響で設計開始が遅れたことを認めているが、シーズン後半にはシャシーとして競争力を持つようになると確信している。

  • アストンマーティンF1 アロンソ“誇張疑惑” クルサード「振動で辞めるのか?」

    アストンマーティンF1 アロンソ“誇張疑惑” クルサード「振動で辞めるのか?」

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソを巡り、中国GPでのリタイアの背景に新たな議論が浮上している。ホンダ製パワーユニット由来とされる激しい振動が原因とされたが、その説明に疑問の声が上がった。

    元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、アロンソの症状について「リタイアするほどではない」と指摘し、むしろホンダへのプレッシャーの一環ではないかとの見方を示した。

    アストンマーティンとホンダの関係は、開幕から信頼性問題に揺れている。こうした状況に加え、ジョナサン・ウィートリーの加入報道などチーム内外の動きも重なり、様々な憶測が広がっている。

    クルサード「振動はリタイア理由にならない」
    クルサードは、アロンソの中国GPでのリタイアについて懐疑的な見方を示した。

    「こういう状況でドライバーがやるべきことは、自分の仕事に集中することだ。エンジンを設計しているわけでも、クルマを作っているわけでもない」

    「彼がクルマの中で何を感じているかは分からないが、映像は見た。僕もタイヤの変形やホイールバランスの脱落による振動を経験してきた」

    「ステアリングには物理的に振動が伝わるものだ。それでもグランプリでピットインしてやめることはなかった。重要なのはポイントだからだ」

    さらにクルサードは、建設現場の例を引き合いに出し、次のように語った。

    「一日中ジャックハンマーを使っている作業員を見たことがあるか? 彼らは『今日は手が痛いから働かない』とは言わない」

    「だからこれは、ホンダに注目を集め続けるための都合のいい話ではないのかと疑っている。振動はドライバーよりも信頼性の問題だと思う」

    「ドライバーなら、コンマ1秒のためなら何でもやる。国歌を逆に歌いながらチェーンソーでジャグリングすることだってやるはずだ」

    アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホンダは予算超過も辞さず?
    クルサードは、問題解決に向けたホンダの対応についても言及した。

    「彼らは立て直すだろうが、そのためには予算上限を超える必要がある。罰則を受けることになっても、そのエンジンを機能させ、チームにチャンスを与えるためには必要なことだ」

    また、現在の状況がかつてのマクラーレンとホンダの関係に似ているとも指摘した。

    「以前にも同じような困難があった。マクラーレンとホンダの関係はうまくいかなかったが、その後レッドブルで成功につながった」

    アロンソに残された時間
    クルサードは、アロンソのキャリアについても厳しい見方を示した。

    「これは彼にとって最後のチャンスだと思う。アストンマーティンでのキャリアが終わった後、フェラーリやレッドブルに行くことはない」

    「彼は45歳になる。素晴らしいドライバーだし尊敬しているが、キャリアの最後の1年か2年に差し掛かっている」

    「他チームに移籍するか? 誰が彼を欲しがるのか。そして彼自身もそうは言わないだろう。最終的に勝てるクルマができるまで、今の場所で続けるしかない」

  • フェルナンド・アロンソでは打開できない?アストンマーティンF1苦境に疑問符

    フェルナンド・アロンソでは打開できない?アストンマーティンF1苦境に疑問符

    アストンマーティンは2026年シーズン開幕から深刻な苦戦に直面している。開幕2戦を終えてコンストラクターズポイントはゼロにとどまり、期待されたエイドリアン・ニューウェイ体制のスタートは厳しいものとなっている。

    その背景にはホンダ製パワーユニットのパフォーマンス不足があり、マシン「AMR26」は現時点で評価すら難しい状況だ。フェルナンド・アロンソにとっては、マクラーレン時代に続く“再びの苦難”とも言える展開となっている。

    元フェラーリのエンジニアであるジョック・クリアは、この状況が短期間で改善される可能性は低いと見ている。

    「アストンマーティンの現状を好ましく思う者はいない。我々全員が驚いているが、内部にいない限り何が問題なのか正確には分からない」

    「アストンとエイドリアン・ニューウェイができるだけ早く問題を解決できることを願っているが、どこに解決の糸口があるのかは見えていない」

    「開発の問題であれば時間がかかるだろう。来年の話になる可能性もある。一方で、もし特定の問題があって、それを解決することで突然100馬力を得られるような状況であれば話は別だが、そうであることを願うしかない」

    「なぜこれほど競争力で後れを取っているのか理解するのは難しい」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    一方でクリアは、こうした困難な状況においてアロンソが最適なドライバーではない可能性にも言及した。

    「アロンソとは一緒に仕事をしたことがないし、ほとんど話したこともない。だから彼のことはよく分からない」

    「ただし、彼が非常に優れたドライバーであることは間違いない。マシン以上の結果を出してきた実績もあるし、いまもなお大きな才能を持っている」

    「しかし、このような困難な状況からチームを引き上げるドライバーを選ぶとすれば、彼が第一候補になることはないだろう。それが私の懸念だ」

    「現在の状況は、彼の能力に合ったものではない」

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1苦境「問題多すぎ制御できない」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1苦境「問題多すぎ制御できない」

    アストンマーティンは2026年シーズン開幕から深刻な苦境に直面している。ホンダ製パワーユニットを搭載するAMR26は、いまだレース距離を完走できておらず、信頼性の問題が続いている。

    中国GPでは一定の改善が見られたものの、走行距離は開幕戦オーストラリアとほぼ同水準にとどまった。フェルナンド・アロンソは、現状が単なる信頼性問題にとどまらないことを認めている。

    「問題はまだ制御できていない」アロンソが現状を説明
    フェルナンド・アロンソは現状について率直に語り、チームが直面している問題の深刻さを認めた。

    「正直なところ分からない。まだ問題が多すぎるし、毎日のように新しい疑問が理由もなく出てくる。つまり、まだ問題をコントロールできていないということだ」

    「だから、いつ改善できるかを予測するのは難しい」

    AMR26はパワーユニット由来の激しい振動により、マシンだけでなくドライバーにも影響を与えている。実際にアロンソは中国GPで手足のしびれに見舞われ、走行を続けることが困難となった。

    ホンダ支援を優先 チーム一体で問題解決へ
    アロンソは、現在の状況では車体開発よりもパワーユニット問題の解決を優先すべきだと説明する。

    「F1では多くのデータがあるし、他チームの分析もできる。だから僕たちはリソースの一部をホンダに割くことができる」

    「彼らが特定の領域に集中するなら、僕たちが他の部分を手伝うこともできる。つまり、僕たちは一つのチームだ」

    「難しいスタートになっているが、長くは続かないことを願っている。ただし、すぐに解決する問題でもない」

    フェルナンド・アロンソ F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    信頼性解決後も課題 山積のパフォーマンス不足
    さらにアロンソは、仮に信頼性問題が解決したとしても、新たな課題が待っていると指摘する。

    「信頼性を解決できたとしても、次はパワー不足で後れを取ることになると思う」

    「つまり段階が2つある。まずは完走できるようにすること、その次に競争力を取り戻すことだ」

    また、チームのポテンシャルについては信頼を示しつつも、競争力回復には時間がかかるとの見方を示した。

    「僕たちはハードに取り組んでいるし、優秀な人材も揃っている。だから数レース以内には普通の週末、つまり周回を重ねてセッションを完了できるようになると思う」

    「ただし競争力という点では、もっと時間がかかるだろう」

    改善は日本GPか それでも本格復活は夏以降
    ホンダは振動問題の解決を日本GPまでに目指しているが、状況は楽観できない。バーレーンとサウジアラビアの開催中止により約1か月のインターバルが生まれるものの、エンジン性能の改善には制約がある。

    パワーユニットのアップグレードは、FIAの許可によるADUO(開発救済メカニズム)発動まで待つ必要があり、それまでは大きな進展は見込みにくい。

    そのため、アストンマーティンが本来のパフォーマンスを取り戻すのは、早くても夏以降になる可能性が高い。現状を踏まえれば、それでも前進といえる状況だ。

  • フェルナンド・アロンソの苦境にマッサ懸念「F1を楽しめているのか」

    フェルナンド・アロンソの苦境にマッサ懸念「F1を楽しめているのか」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)の2026年シーズン序盤は、厳しい展開が続いている。中国GPでは激しい振動に苦しみリタイアを喫するなど、マシンパフォーマンスの問題が顕在化している。

    こうした状況を受け、かつてフェラーリでチームメイトだったフェリペ・マッサが、アロンソの現状と今後のキャリアについて率直な見解を示した。

    マッサ「楽しめているのか疑問」
    フェリペ・マッサはアロンソの現状について懸念を示し、次のように語った。

    「彼が今でもフォーミュラ1を楽しめていることを本当に願っている。でも正直なところ、今はあまり楽しめていないのではないかと思う」

    「彼は多くの問題を抱えている」

    トップドライバーにふさわしくない現状
    マッサは、アロンソの置かれているポジションが、その実力に見合っていないと指摘する。

    「フェルナンドはグリッド後方で戦うようなドライバーではないと思う」

    「彼には他にも楽しめるカテゴリーがたくさんあるはずだ」

    引き際と年齢の現実
    44歳という年齢についても、マッサは現実的な視点を示した。

    「彼自身が去るべき時だと理解したときには、正しいタイミングで決断してほしい」

    「間違いなく、彼は僕がこれまで戦った中で最高のドライバーだ。でもトップレベルのスポーツでは、年齢がパフォーマンスやメンタルに影響するという現実がある」

    ハミルトンにも言及
    マッサはまた、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)のキャリアについても言及している。

    「ルイスも、自分が思っている以上にキャリアの終盤に近づいているのかもしれない」

    「ただ、フェラーリではまだ輝くチャンスがある。チームはこの新しい時代をうまくスタートしているように見えるが、メルセデスに引き離されてはいけない」

    「そうでなければ、彼やフェルナンドにとって、別の道を考えるタイミングになるかもしれない」

    2026年F1への疑問
    さらにマッサは、2026年のF1そのものにも疑問を呈した。

    「アストンマーティンは明らかに厳しい状況にあるが、フォーミュラ1もすべてのチームにとってより良いレギュレーションを考える必要がある」

    「今のフォーミュラ1で起きていることは楽しいものではない。誰もが見たいものではない」

    「確かにオーバーテイクはあるが、それは“良い”ものではなく、“悪い”ものだ」

  • フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1苦境も「優勝以外は同じ痛み」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティンF1苦境も「優勝以外は同じ痛み」

    フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、2026年F1シーズン序盤に直面している深刻な苦戦について、「痛み」を感じていると率直に明かした。

    アストンマーティンとホンダの新体制は厳しいスタートとなっており、信頼性問題とパフォーマンス不足が重なり、開幕2戦でレース距離を完走できていない状況が続いている。

    中国GPでは、アロンソは33周目にリタイア。マシンに発生した激しい振動が原因で、レース中には手足の感覚が失われ始めていたという。

    「僕たちはみんな勝ちたいと思っている。今年は22人のドライバーがいるけど、勝てるのは1人だけで、残りの21人は難しくて厳しい精神状態にある」

    「僕にとっては3位でも5位でも17位でも、あまり大きな違いはない」

    「これまでのF1でいろんな時代を経験できて、ドライブを楽しむことができたし、キャリアの半分では競争力のあるマシンにも乗れた。100回以上の表彰台を獲得できたのは本当に幸運だった」

    「だから今は、優勝以外の順位でフィニッシュするなら、どの順位でも同じ痛みと苦しさがある」

    フェルナンド・アロンソ アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    アストンマーティンは2026年F1レギュレーション初年度において、ホンダ製パワーユニットの信頼性問題に苦しんでいる。プレシーズンテストから続く振動問題は、開幕戦オーストラリアGPと中国GPの両方でレース完走を妨げる要因となった。

    チーム代表エイドリアン・ニューウェイは、こうした状況の中でアロンソが「精神的に厳しい状態」にあると認めていた。

    それでもアロンソは、現在の困難を受け入れ、チームとともに前進する姿勢を強調する。

    「今はチームとともにこのプロジェクトに取り組んでいる最中で、理想的なスタートではないけど、これはアストンマーティンとホンダの最初の年だ」

    「この時期を乗り越えないといけないし、僕はできる限りチームを助ける準備ができている」

    一方で、アロンソの将来にも注目が集まっている。今季で45歳を迎え、契約はシーズン終了時に満了を迎える見込みだ。

    悲願の3度目のタイトル獲得は今季の状況を踏まえると極めて厳しいと見られており、2027年以降もF1で走り続けるかどうかは、現時点では不透明となっている。

  • フェルナンド・アロンソ ホンダF1苦境を自嘲「この周回は放送されたかな」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1苦境を自嘲「この周回は放送されたかな」

    フェルナンド・アロンソは、2026年F1中国GPでリタイアに終わり、アストンマーティン・ホンダの深刻な不振とともにレース内容そのものにも厳しい言葉を投げかけた。

    セーフティカー明けの再スタートでは1周で5台に抜かれるなど競争力の欠如が露呈。さらにパワーユニットの振動により手足の感覚を失いかける状態に陥り、最終的にマシンを降りることとなった。

    アロンソ「この周回は放送されたかな」屈辱のラップ
    フェルナンド・アロンソは1周目終了時点で10番手を走行していたが、2周目に3台に先行を許した。

    さらに、序盤のセーフティカー中にピットインしない判断を取ったことで、一時的に11番手へ浮上したものの、再スタート後に状況は一気に悪化した。1コーナーへ向かう加速区間で、レースエンジニアから「エネルギーを使って」と指示を受けたが、防戦はかなわなかった。

    アービッド・リンドブラッドは、まだ最初のハードタイヤのままだったにもかかわらずアロンソを攻略した。

    続いてマックス・フェルスタッペンが3コーナー外側で並びかけ、アストンマーティンをさらに後方へ押し下げた。6コーナーのブレーキングでは2台に置いていかれ、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.も外側から現れて、頂点に達する前にオーバーテイクを決めた。

    11コーナーでは2台目のレッドブルであるアイザック・ハジャーがイン側からアロンソをパスした。最後は14コーナーでセルジオ・ペレスがインを奪い、この1周だけでアロンソは16番手まで後退した。

    「この周回は放送されたかな」とアロンソは笑いながら語った。

    アロンソの後ろに残っていた唯一のドライバー、ペレスのチームメイトであるバルテリ・ボッタスも、その翌周にアロンソを抜いた。

    振動問題でリタイア「手足の感覚を失いかけた」
    アロンソはレース中、パワーユニット由来の激しい振動に苦しみ続けた。

    セーフティカー中には「今日は昨日より振動が大きい」とチームに伝え、レース中盤には「すぐにピットに入る必要がある。振動があまりにも大きすぎる」と訴えた。

    タイヤ交換後も状況は改善せず、最終的にリタイアを決断。レース後には、手足の感覚を失いかけるほどの状態だったと明かした。

    フェルナンド・アロンソ F1

    「4台がスタートできないのは最悪」レースにも苦言
    今回の中国GPでは、アレクサンダー・アルボン、ガブリエル・ボルトレト、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリの4台がスタートできず、グリッドは大きく欠けた状態となった。

    アロンソはこの状況についても強く批判した。

    「4台がスタートしなかった。これはおそらく、あり得る中で最悪のスペクタクルだ」

    また、レース序盤の特性についても次のように語った。

    「スタートは楽しい。オーストラリアでもそうだった。1周目は全員が同じバッテリー残量でフルだから、いいスタートになる」

    「でもその後は“バッテリーの世界選手権”に入る。そこで僕たちは他より劣っている」

    ホンダに時間を要求「原因解明が必要」
    アストンマーティンとホンダは、現在の問題解決に向けて時間との戦いを強いられている。

    アロンソは改善には時間が必要だとしつつも、開発の猶予があることを強調した。

    「オーストラリアと中国の間は5日しかなかったから、エンジンはまったく同じだった」

    「でも今は2週間ある。ダイノでの時間も増えるし、振動の原因を理解するためにホンダにもっと時間を与える必要がある」

    「バッテリーの絶縁問題はおそらく解決できたと思う。ランスには問題があったけど、全体としてはホンダに時間を与える必要がある」

  • フェルナンド・アロンソ ホンダF1に改善要求「自分たちの仕事をしてほしい」

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1に改善要求「自分たちの仕事をしてほしい」

    アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、中国GPでのリタイア後、ホンダのパワーユニットに対して厳しい言葉を投げかけた。スペイン人ドライバーはレース中盤から深刻な振動に悩まされ、手足の感覚を失うほどの状況だったと明かしている。

    2026年シーズン序盤、アストンマーティン・ホンダF1は厳しいスタートとなった。開幕2戦でノーポイント、さらに4台すべてがリタイアという結果となり、期待された新体制は早くも大きな課題に直面している。

    アロンソ 中国GPで深刻な振動に苦しむ
    アストンマーティンにエイドリアン・ニューウェイが加入した際、フェルナンド・アロンソの期待は非常に大きかった。しかし、それから1年半後の現在、チームは2026年シーズン開幕2戦でゼロポイント、さらに4度のリタイアという厳しい現実に直面している。

    中国GPでは、ホンダのパワーユニットが生み出す振動により、アロンソはしばしばハンドルから手を離しながら走行する場面も見られた。44歳のベテランにとって、2026年は再び上位を争うチャンスとして待ち望んでいたシーズンだったが、現時点ではその期待とは大きくかけ離れた状況となっている。

    フェルナンド・アロンソ ホンダF1

    フェルナンド・アロンソ「20周目から手足の感覚がなかった」
    「今日はエンジンの振動が大きすぎたのでリタイアした。20周目あたりから、手も足もまったく感覚がなくなってしまった」とフェルナンド・アロンソは語った。

    「僕たちはすでに周回遅れになっていたし、セーフティカーの影響で最後尾から、しかも使い古したタイヤで再スタートする状況だった。手足の感覚も失い始めていたから、レースを最後まで続ける意味はなかった」

    「振動は常にある。10秒くらいなら問題ないけれど、40分も続けば感覚が少しずつ失われていく」

    ホンダに改善要求「自分たちの仕事をしてほしい」
    2週間後には日本GPが鈴鹿サーキットで開催される。ホンダのホームレースを前に、アロンソはパワーユニットの改善を求めた。

    「鈴鹿の計画?それはチームに聞いてほしい。僕の計画はシンプルだ。家に帰って休んで、しっかりトレーニングして、日本GPに向けて準備する」

    「ホンダが自分たちの仕事をしてくれることを期待しているし、日本では何かしらの進歩が見られるといいね」