カテゴリー: F1アブダビGP

  • ダニール・クビアト 「すべてに満足しているわけではない」

    ダニール・クビアト 「すべてに満足しているわけではない」

    アルファタウリ・ホンダF1のダニール・クビアトは、2020年のF1世界選手権 最終戦(第17戦) F1アブダビGPの金曜フリー走行を11番手タイムで終えた。

    「今日は多くの周回を走行し、マシンについて理解を深めることができた。ただ、すべてに満足しているわけではないので、今晩さらに作業を進め、明日に向けて何ができるかを確認していく」とダニール・クビアトはコメント。

    「例年通りFP1とFP2のセッションのコンディショ ンは大きく違っており、FP2の方が予選と決勝と同じ時間帯で行われた。その部分を分析し、明日に向けてもう少しタイムを上げていければと思っている」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「細部が大きな違いを生むことになる」

    アルファタウリ・ホンダF1 「細部が大きな違いを生むことになる」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、2020年のF1世界選手権 最終戦(第17戦) F1アブダビGPの金曜フリー走行を振り返った。

    アルファタウリ・ホンダF1は、ダニール・クビアトがトップ5からわずか0.15秒差で11番手、ピエール・ガスリーは13番手となった。レースシミュレーションを行っていたFP2終盤、ライコネン(アルファロメオ)の火災事故で赤旗となったが、その前に2台ともレースウイークの準備に向けて十分なマイレージを走ることができた。

    「チームとして我々が慣れているほどスムーズな金曜日ではなかった」とジョナサン・エドルズはコメント。

    「ダニールに関しては、残念ながら、小さな問題によってFP1の40分タイヤでの走行を完了できず、我々は彼の走行を中止する必要があった。それによって、コーナーが多く、トラックエボリューションの高いリズムを掴むことが難しいトラックで、彼は週末のスタートで出遅れることになってしまった。理想的ではない」

    「FP1ではこのコースの最適な妥協点を見いだすために、いくらかセットアップ作業ができるよう2台とも2セットのプライムタイヤを履かせている。進むべき良い方向性を見つけられたので、FP1からFP2までに大きめの変更を施した」

    「FP2のスタートでは、他の全チームと同様に2021年タイヤを走らせた。プライム仕様のそのタイヤでピレリのために来年の情報を集めた。その後、ショートランに移行したが、我々のタイヤ配分により、2台ともベースタイヤを装着したため、グリップの観点から言えばオプションと比べると大きな違いがあることは明白だ。C5のオプションを履いた走行に切り替えたときに、それらのポテンシャルを最大に引き出せたとは言えないので、一発のアタックでタイヤを正確なウインドウに入れられるよう、アウトラップのタイヤ準備に関しては理解すべきところがある」

    「通常の金曜日に発揮してきたパフォーマンスを見せられてはいないものの、優秀なエンジニアグループがいるので、今夜、データを徹底的に分析し、明日にはパフォーマンスを改善できるプランを仕上げられるはずだ」

    「ミッドフィールドは非常にタイトだ。約6台が0.1秒以内につけているので、我々はそれほど見い出せてはいないが、最後のほんの小さな細部が大きな違いになるだろう」

  • シャルル・ルクレール、ベッテルへの感謝を示したヘルメットを着用

    シャルル・ルクレール、ベッテルへの感謝を示したヘルメットを着用

    フェラーリF1のシャルル・ルクレールは、2020年のF1世界選手権 最終戦 F1アブダビGPの初日に、今シーズン限りでチームを去るセバスチャン・ベッテルに敬意を表したヘルメットを着用した。

    4回のF1ワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルは、2015年にフェラーリに移籍したが、この6シーズンでマラネロにタイトルをもたらすという目標を達成することができず、2021年からはアストンマーティンへと移籍する。

    フェラーリは、セバスチャン・ベッテルの後任としてカルロス・サインツと契約。マッティア・ビノットは、伝統に逆らいシャルル・ルクレールとカルロス・サインツという2人のヤングガンに目を向けた。

    F1アブダビGPにシャルル・ルクレールはスペシャルヘルメットを用意。セバスチャン・ベッテルが過去数年間で使用してきた象徴的な白のカラーリングをベースに、ベッテルがドイツ国旗のストライプを部分に自分の出身国であるモナコ国旗でストライプを入れ、ヘルメットの上部に『Danken SEB(ありがとう、セブ)』とドイツ語でメッセージを入れた。

    金曜日のフリー走行を終えて、セバスチャン・ベッテルはチームメイトの行為に感謝の意を表した。

    「僕に捧げるヘルメットで今日は知ってくれたシャルルの素晴らしい行為に感謝している。今週末、ファンに応援してもらえるなにかを提供できるとを願っている」とセバスチャン・ベッテルは語った。

    だが、フェラーリとの最後のレースとなるF1アブダビGPでセバスチャン・ベッテルは相変わらず苦戦を強いられている。FP2ではトップからほぼ2秒遅れの15番手。一方、チームメイトのシャルル・ルクレールはバルテリ・ボッタスから1.2秒遅れだったものの、ベッテルよりも0.7秒速いタイムで8番手で終えた。

    セバスチャン・ベッテルは「今日はかなり多くの作業を行ったけど、特にソフトに関して、タイヤを適切な操作ウィンドウに入れることができなかったため、まだやるべきことがある」とコメント。

    「予選では、多かれ少なかれ先週末と同じ立場にいると思う。非常に良いラップを刻むことができれば、Q3に到達できるかもしれない。そうなればチームとの最後のレースにとってポジティブだろうね」

    フェラーリ:シャルル・ルクレール 2020年 F1アブダビGP ヘルメットフェラーリ:シャルル・ルクレール 2020年 F1アブダビGP ヘルメットフェラーリ:シャルル・ルクレール 2020年 F1アブダビGP ヘルメットフェラーリ:シャルル・ルクレール 2020年 F1アブダビGP ヘルメット

  • レッドブル・ホンダF1、フェルスタッペンとアルボンのギアボックスを交換

    レッドブル・ホンダF1、フェルスタッペンとアルボンのギアボックスを交換

    レッドブル・ホンダF1は、2020年のF1世界選手権 最終戦 F1アブダビGPにむけてマックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンの両方のRB16のギアボックスを交換した。

    アレクサンダー・アルボンのギアボックスは6戦連続でレースを完了しており、当初から計画されていたものの、したがって、グリッド降格ペナルティは科せられない。

    一方、マックス・フェルスタッペンのギアボックス交換は1週間前までは計画されていなかった。F1トルコGPで搭載されたギアボックスは3レースを完了していた。

    しかし、マックス・フェルスタッペンは、F1サヒールGPをクラッシュリタイアで終えたため、6レース未満でもギアボックスを交換することができる。先週のクラッシュによってフェルスタッペンのギアボックスは強い衝撃を受けており、レッドブル・ホンダF1は完全策として新品のギアボックスを導入した。

    レッドブル・ホンダF1の二人に加え、カルロス・サインツ(マクラーレン)、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)も新しいギアボックスに交換したが、いずれもグリッドペナルティは科せられない。

  • ルイス・ハミルトン 「W11を好みの状態に戻すことに取り組んだ」

    ルイス・ハミルトン 「W11を好みの状態に戻すことに取り組んだ」

    新型コロナウイルスに感染していたメルセデスF1のルイス・ハミルトンが、F1アブダビGPの金曜日に復帰。コックピットに戻った初日はチームにとって“厄介”な一日だったとし、W11を自分の好みに戻すために取り組んだと語る。

    F1サヒールGPではルイス・ハミルトンの代役としてウィリアムズのジョージ・ラッセルが彼のマシンでセンセーショナルな活躍をした。

    その後、いくつかの新型コロナウイルス検査で陰性となったルイス・ハミルトンは、F1アブダビGPの金曜日に自分のマシンに戻ったが、スムーズなスタートとはいかなかった。

    FP1で5番手、FP2で2番手タイムを記録したルイス・ハミルトンは「今朝、ここに戻ってきて、今シーズンを力強く終えることができることにとてもハッピーだったし、感謝している。とても興奮したし、学校に戻った初日のようだった・・・」とコメント。

    「ちょっと厄介な日だったのは間違いない。多くのことが起こっているし、スタッフは3週間出ずっぱりだ。いくつか機械の故障があったけど、いつものようにそれらに取り組んだし、明日はもっと良くなるだろう」

    ルイス・ハミルトンは、隔離期間中の新型コロナウイルスの症状について話すことを躊躇い、また、F1サヒールGPは“一部”しか見ていないと述べた。

    「そこにはあまり深く入りしたくない」とルイス・ハミルトンは語った。

    「1つの経験だったのは確かだ。とにかくマシンに戻って嬉しく思っている。そして…チームに戻ってこれて感謝している」

    金曜日はルイス・ハミルトンにとって最もスムーズな復帰とはいかなかった。FP1の早い段階でブレーキの問題に見舞われ、FP2ではセッションの終わりにピットレーンでストップし、ギアが入らないと不満を持たした。

    ルイス・ハミルトンは、1週間後に戻ったマシンに特に満足していないことを認めた。

    「マシンから離れて多くの時間を過ごしたように感じた。とても奇妙だった」とルイス・ハミルトンは語った。

    「マシンで自分自身を改造することに重要だった。バランスが以前と同じではなかったという意味で、マシンは僕が去ったときの状態とはまったく異なっていたけど、快適な場所に戻るように取り組んでいる」

    「最初のセッションでマシンに戻って慣れるのに1分かかったし、2回目のセッションでもまだ方向性を探っていたけど、それほど悪くはなかった。最初のセッションの40分を逃したことのほとんどは乗り越えられたと思う」

    また、ルイス・ハミルトンは、自分の代役としてF1サヒールGPを走ったジョージ・ラッセルは“素晴らしかった”と語る。ラッセルはほぼレースに勝っていたが、ピットストップでの作業ミスとパンクによって2度そのチャンスを奪われた。

    「ジョージは素晴らしい仕事をしたと思う。誰もがそれを分かっていると思う。僕にとっては間違いなく奇妙だった。27年間のレース生活のなかで、レースを逃したことはなかった」

    「いつかそれについて本を書くつもりだけど、言ったように、戻ってこれらことにとにかく感謝している」

  • ホンダF1 田辺豊治TD会見 「2021年のPUはすべてのエリアを改善」

    ホンダF1 田辺豊治TD会見 「2021年のPUはすべてのエリアを改善」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 最終戦 F1アブダビGPの記者会見に出席し、2021年以降について語った。

    ホンダは2021年シーズン限りでF1から撤退することを発表しているが、開発面など来シーズン末まできっちりと行っていくことを約束している。

    ホンダF1は本来2022年に導入を予定していた八郷隆弘社長曰く“新骨格”のF1エンジンを投入する。これは新しい技術レギュレーションに合わせたものだが、当然、技術面はアップデートされている。

    現時点ではメルセデスのF1エンジンが勢力図のトップにおり、来年もさらにパワーアップされると噂されている。

    2021年のF1パワーユニットの開発について質問された田辺豊治は「我々は過去の自分たちの弱点について多くのことを学びました。エンジン、ICEだけでなく、ERSを含めたすべてのエリアを改善し、来年シーズンはPUとして強力なパッケージとして作りたいと考えています」

    2021年の改良版エンジンは、現在RB16に搭載されているものの進化版なのか、もしくは完全に新しいエンジンなのだろか。

    「内燃エンジンに関してはすべてが新しいわけではありませんが、ほとんどあたらいいものです。ハイブリッドシステムに関しても、昨年からアップデートされたものもあれば、新しいパーツもあります」

    アップデートと新しいパーツが混在していると言えますが、エンジンは完全に新しいわけではありません。ただし、ほとんどのパーツは新しいです」

    レッドブルはホンダがF1撤退した後、F1パワーユニットの知的財産権を引き取って自社で開発したいとの意向を示している。

    ホンダは、日本のさくらと英国のミルトンキーンズにファクトリーがあるが、それぞれの役割について田辺豊治は以下のように語る。

    「ミルトン・キーンズでは、主にERSシステム周りの開発と製造をしています。メインのICEは日本のHRDサクラで開発しています。いずれにしろ、特にホンダF1は複雑な状況です。議論は進行しますし、まだ結論は出ていません。プロジェクトのあらゆる状況を検討しています…」と田辺豊治は語った。

    また、ホンダがF1から撤退した後、レッドブルから役割をオファーされたらどうするかと質問された田辺豊治は「私にとって非常に予想外の質問です」とコメント。

    「現時点では今週末と次の2021年シーズンに焦点を当てています。将来のことは時間をかけて慎重に考えていきます」

  • 【動画】 2020年 F1アブダビGP フリー走行2回目 ハイライト

    【動画】 2020年 F1アブダビGP フリー走行2回目 ハイライト

    F1アブダビGP フリー走行2回目のハイライト動画。2020年のF1世界選手権 最終戦 F1アブダビGPのFP2セッションが12月11日(金)にヤス・マリーナ・サーキットで行われた。

    陽が陰り、コース上に陰が多くなってきた現地時間17時。気温は24.7度、路面温度31.8度まで下がっている。予選・決勝と同じ時間帯に行われるFP2セッションはマシンの方向性を定めるためには重要なセッションとなる。

    FP2では各チームにピレリの2021年タイヤ(C4)が配られており、全車が後半に路面コンディションが上がっていく前にまずは2021年タイヤで走行を開始。5~10周を走行した後、通常のプログラムを開始した。

    一通りソフトタイヤでのアタックを終えた各チームは、ロングランへと実施。ここでメルセデスはピレリの2021年タイヤを装着する余裕。すでに目の前のレースではなく、来季へと焦点を移行しているようだ。

    パワーユニット交換によって最後列スタートを決定しているセルジオ・ペレスは、ソフトタイヤでのショートランは行わずにミディアムからハードへと交換してひたすらロングラン。決勝に全焦点を合わせているようだ。

    残り20分でキミ・ライコネンがマシン後部からかなりの炎を上げて停止。セッションは赤旗中断となる。ライコネン自らが消化器を手にして入念に消化を行った。また、同じタイミングでジョージ・ラッセルも白煙が上がり、ピットに戻ってマシンを降りた。電位系の問題のようでマシンには赤いランプが点灯し、クルーたちはマシンを離れている。

    フリー走行2回目のトップタイムを記録したのはメルセデスのバルテリ・ボッタスで1分36秒276。だが、ボッタスは新品ソフトでの1回目のアタックでミスをしてアボートしており、実際にはもう少しポテンシャルはあるはずだ。

    2番手には0.203秒差でチームメイトのルイス・ハミルトン。新品タイヤでのベストタイム(1分36秒097)がトラックリミット違反によって抹消されており、事実上はこのセッションのトップだった。FP1ではペダル類の調整、FP2ではステアリングを交換するなどトラブルに悩まされる初日となったが、明日までにはきっちりと仕上げてくるのが通常のハミルトンだ。

    3番手は0.770秒差でレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン、4番手にはチームメイトから0.217秒差でアレクサンダー・アルボンが続いた。

    5番手以下はマクラーレン、ルノー、レーシング・ポイント、フェラーリが混戦。ランド・ノリス(マクラーレン)がそのグリープではトップに立ち、前戦で初表彰台を獲得したエステバン・オコン(ルノー)が6番手と好調さをキープ。シャルル・ルクレールとダニエル・リカルドは同タイムだった。

    アルファタウリ・ホンダ勢は、ダニール・クビアトが11番手、ピエール・ガスリーが13番手と中団グループからやや遅れをとった。

  • ミック・シューマッハ、初のFP1は「かなりスムーズに進めることができた」

    ミック・シューマッハ、初のFP1は「かなりスムーズに進めることができた」

    ミック・シューマッハは、F1アブダビGPのフリー走行1回目にハースF1から出走。チーム代表のギュンター・シュタイナーは“堅実な仕事”をしたと評価した。

    ミック・シューマッハは、ケビン・マグヌッセンに代わってVF-20で23周を走行し、18番手タイムをマーク。ウィリアムズのニコラス・ラティスに0.2秒足りなかったが、もう一大のハースを運転するピエトロ・フィッティパルディを上回った。

    先週の日曜日にF2チャンピオンに輝いたミック・シューマッハは「かなりスムーズに進んだと言っていいと思う」とコメント。

    「大きな問題はあまりなかったし、スピンもしなかった。それは良いことだ。もちろん、まだマシンに慣れようとしていることこだ。F2からF1への大きな一歩なので、すべてがうまくいったことをうれしく思う」

    ハースF1のチーム代表であるギュンター・シュタイナーは次のように付け加えた。

    「彼は堅実な仕事をしてくれた。想定されていたことを難なくこなし、ノーズ鼻をきれいに保った。彼は90分でたくさんのことを学んだと思う。火曜日の彼とのテストを楽しみにしている」とギュンター・シュタイナーは語った。

    F2からF1に順応するのにどれくらいの時間がかかったかと質問されたミック・シューマッハは「思ったほど長くはかからなかったので、本当に良かった。最も硬いコンパウンドであるC3を装着して、数周続けて走りたし、本当に良い感じだった。ラップごとにペースを上げていくことができたし、このコーナーでどれだけプッシュできるか、どこまで突っ込んでいけるかを理解しようとした」

    「本当に時間の問題であり、それに慣れるためのラップを与えられた。その後、より柔らかいタイヤで走ったし、それは大きなジャンプだった。コンパウンドの違いをとても強く感じらてた。とてもクールだった。本当に素晴らしかった」

  • レッドブル・ホンダF1 分析:ストレート重視の構成でセクター3に課題

    レッドブル・ホンダF1 分析:ストレート重視の構成でセクター3に課題

    レッドブル・ホンダF1は、2020年のF1世界選手権 F1アブダビGP初日のフリー走行でメルセデスに対してセクター3が課題であることが浮き彫りになった。

    日中に行われたFP1でマックス・フェルスタッペンはトップタイムを記録。だが、ナイトレースとして開催されるF1アブダビGPのため、FP1は代表的なコンディションではない。

    今大会では新型コロナウイルスに感染して前戦F1サヒールGPを欠場していたルイス・ハミルトンが復活。だが、両方のセッションでブレーキペダルとギアボックスに複数の問題が発生し、リズムを取り戻すのに少し時間がかかっていた。

    そのため、レッドブル・ホンダF1とメルセデスとの実際の比較はFP2の内容から読み取るしかない。

    マックス・フェルスタッペン、ルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスは、ミディアムタイヤでロングランを実施。だが、このロングランでマックス・フェルスタッペンはバルテリ・ボッタスに対して約0.8秒遅かった。

    その後、3名のドライバーはソフトタイヤによる予選走行を実施。だが、3人ともラップをまとめることができなかった。バルテリ・ボッタスは新品タイヤでのアタックでターン1でコースオフ。ルイス・ハミルトンはトラックリミット超過によってタイムを抹消され、マックス・フェルスタッペンはセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)に引っかかってしまいセクター3でラップを中断した。

    したがって、3名のドライバーはミディアムタイヤでのラップがベストタイムとなった。マックス・フェルスタッペンは最初の2つのセクターではメルセデスと互角のタイムを出していたが、多くのコーナーがあるセクター3では後れを取った。

    アブダビのオーバーテイクは主にストレートで行われるため、コーナースピードよりもストレートスピードが重要となる。そのため、レッドブル・ホンダF1は、ストレートを重視した小さなウイングを搭載しており、ストレートが多き最初の2つのセクターではメルセデスエンジンに匹敵することができたが、以前から得意としていたセクター3でその妥協が現れた。

    マックス・フェルスタッペンは、セクター1では0.1秒速く、セクター2で0.2秒遅かった。チームメイトのアレクサンダー・アルボンもメルセデスに対して0.1秒差に留まっていた。しかし、セクター3では、マックス・フェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンは、セクターベストを出したルイス・ハミルトンにそれぞれ0.4秒、0.7秒を失っていた。

      セクター1 セクター2 セクター3 仮想ベスト
    ルイス・ハミルトン 17秒272 41秒206 37秒604 1分36秒082
    バルテリ・ボッタス 17秒289 41秒279 37秒708 1分36秒276
    マックス・フェルスタッペン 17秒173 41秒420 38秒058 1分36秒651

    レースペースについては未知数だ。マックス・フェルスタッペンはソフトとミディアムでロングラップを実施してフィールドでは最速だったが、メルセデス勢はピレリの2021年のテストタイヤでロングランを実施していた。さらにキミ・ライコネンのマシントラブルによる赤旗で中断を余儀なくされた。

    それでも、今大会ではメルセデスが優勝候補だ。ハイブリッド時代にメルセデスはアブダビで一度も負けたことがない。問題はマックス・フェルスタッペンがどこまでメルセデス勢に近づけるかにかかってくるだろう。

  • アレクサンダー・アルボン 「ミディアムの感触はよかった」

    アレクサンダー・アルボン 「ミディアムの感触はよかった」

    レッドブル・ホンダF1のアレクサンダー・アルボンは、2020年のF1世界選手権 最終戦(第17戦) F1アブダビGPの金曜フリー走行を4番手で終えた。

    FP1でアレクサンダー・アルボンはターン12でスピンなどもあった4番手タイムをマーク。FP2でもセッション序盤にトラックリミットを出たことによりタイム抹消となったが4番手となり、上位をマークする走りを見せた。

    「今日はいつもの金曜日と同様に、通常のプログラムを消化しながらタイヤの稼働領域を探っていくといった作業を進めていった」とアレクサンダー・アルボンはコメント。

    「全体としてはいい1日だったと思っている。ソフトタイヤについては、どうやったらうまく機能させていけるかもう少し詳しく分析する必要があるけど、ミディアムの感触はよかったと思う」

    「まだプラクティスの状況なので、メルセデスがどの程度の実力なのかはよく分からない。自分たちがやるべきることにフォーカスし、できる限り詳細まですべてを確認したうえで、明日の予選の前に臨めればと思っている」