カテゴリー: F1アブダビGP

  • 2021年 F1ポイントランキング:マックス・フェルスタッペンが初の栄冠

    2021年 F1ポイントランキング:マックス・フェルスタッペンが初の栄冠

    2021年のF1世界選手権が終了。劇的な幕切れとなった最終戦F1アブダビGPを制したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が初のF1ワールドチャンピオンを獲得した。

    マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンが同ポイントで迎えたF1アブダビGP。セーフティカー導入後のファイナルラップでの激戦を制したフェルスタッペンが、今季10勝を挙げてハミルトンに8ポイント差で2021年のF1ワールドチャンピオンを獲得した。

    レッドブル・レーシングにとっては2013年以来8年ぶりの栄冠。ホンダF1としては1981年にアイルトン・セナが初めて獲得してから、Hondaとして6度目のチャンピオン獲得となった。

    最終戦で3位表彰台を獲得したカルロス・サインツ(フェラーリ)が、チームメイトのシャルル・ルクレールを抜いて5位。ルーキーの角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)は14位、ミック・シューマッハ(ハース)とニキータ・マゼピン(ハース)はポイントを獲得できなかった。

    コンストラクターズ選手権はメルセデスF1が獲得。2位にレッドブル・ホンダ。フェラーリはマクラーレンを倒して3位。アルファタウリ・ホンダはアルピーヌに及ばず6位。ウィリアムズは3年ぶりに最下位を脱出して8位でシーズンを終えた。

    2021年F1ドライバーズポイント
    1.マックス・フェルスタッペン (レッドブル) – (395.5)
    2.ルイス・ハミルトン (メルセデス) – (387.5)
    3.バルテリ・ボッタス (メルセデス) – (226)
    4.セルジオ・ペレス( レッドブル) – (190)
    5.カルロス・サインツ (フェラーリ) – (164.5)
    6.シャルル・ルクレール (フェラーリ) – (160)
    7.ランド・ノリス (マクラーレン) – (160)
    8.ダニエル・リカルド (マクラーレン) – (115)
    9.ピエール・ガスリー (アルファタウリ) – (110)
    10.フェルナンド・アロンソ (アルピーヌ) – (81)
    11.エステバン・オコン (アルピーヌ) – (74)
    12.セバスチャン・ベッテル (アストンマーティン) – (43)
    13.ランス・ストロール (アストンマーティン) – (34)
    14.角田裕毅 (アルファタウリ) – (32)
    15.ジョージ・ラッセル (ウィリアムズ) – (16)
    16.キミ・ライコネン (アルファロメオ) – (10)
    17.ニコラス・ラティフィ (ウィリアムズ) – (7)
    18.アントニオ・ジョビナッツィ (アルファロメオ) – (3)
    19.ミック・シューマッハ (ハース) – (0)
    20.ニキータ・マゼピン (ハース) – (0)
    21.ロバート・クビサ(アルファロメオ) – (0)

    2021年 F1コンストラクターズポイント
    1.メルセデス – (613.5)
    2.レッドブル – (585.5)
    3.フェラーリ – (323.5)
    4.マクラーレン – (275)
    5.アルピーヌ – (155)
    6.アルファタウリ – (142)
    7.アストンマーティン – (77)
    8.ウィリアムズ – (23)
    9.アルファロメオ – (13)
    10.ハース – (0)

  • マックス・フェルスタッペン 「最後まで持てる力を出し切った」

    マックス・フェルスタッペン 「最後まで持てる力を出し切った」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、2021年F1アブダビGPで最終ラップでの大逆転劇で優勝を果たし、初のF1ワールドチャンピオンを獲得した。

    ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンは、7コーナーでハミルトン(メルセデス)とのバトルでオーバーテイクをしたが、コーナーカットをしたハミルトンが先行を維持してコース上に復帰。

    審議の末、ハミルトンにポジション維持を許すこととなり、1周目に2番手にポジションを落とした。その結果、レッドブル・レーシングは13周目にピットインし、ハードタイヤへ変更しアグレッシブな戦略を取ることにした。

    最初の混乱は35周目に起こった。アントニオ・ジョヴィナッツィ(アルファロメオ)がコース上でマシンを止めてしまうと、バーチャルセーフティカーが導入された。フェルスタッペンは少ないタイムロスでピットストップ。再びハードタイヤへ変更した。

    レース再開後、ハミルトンとの20秒のギャップを少しずつ縮めていきましたが、追い付くには至りませんでした。そんな中、残り6周でニコラス・ラティフィ(ウィリアムス)がクラッシュすると事態は一転しました。クラッシュによりセーフティカーが導入されると、ポジションキープのためにハミルトンはピットストップを行うことができずステイアウトを選択。フェルスタッペンはソフトタイヤへ変更してレースをリスタートした。

    審議の後、レースは残り1周で再スタートを切り、チャンピオン獲得をかけたフェルスタッペンに残されたのはたった1周16コーナーだった。フェルスタッペンは5コーナーでハミルトンを見事オーバーテイクし、9コーナーで抜き返しを図るハミルトンに対してすばらしいディフェンスを見せ、見事に抑えたフェルスタッペン。予想もしなかったレースのファイナルラップの戦いにより、フェルスタッペンが今シーズンのチャンピオンを獲得した。

    初めて世界チャンピオンに輝いたマックス・フェルスタッペンには世界中から注目が集まっている。1981年にアイルトン・セナが初めて獲得してから、ホンダとして6度目のチャンピオン獲得により、F1最後の年を最高の結果で締めくくることができた。

    「ワールドチャンピオンになることができて、すばらしい気分だ。これ以上のすばらしいレース、シーズンを望むことはできなかったと思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「今日はジェットコースターに乗っているようだったし、最終周まで勝機があまり見えないレースだったけど、最後にすべてがうまくいったので、あとはチャレンジするだけだた。常に自分に『最後まで持てる力を出し切るのみだ』と言い聞かせ、実際にそれができたと思う」

    「もちろん、セーフティカー明けとなったラストラップでは僕たちは新しいタイヤを履いていたけど、それでもチャレンジをしなければいけない状況だった。そして、幸いにもそれがうまくいった」

    「チェコ(セルジオ・ペレス)の今日のパフォーマンスには本当に感謝をしている。そのおかげで僕はチャンピオンシップを獲得できたし、彼はチームのために全力を尽くしてくれた。今日はチームワークのすばらしさを見せられたと思う。そして、彼は本当にすばらしいチームメートだ」

    「メルセデスは今回、コンストラクターズチャンピオンシップを勝ち取り、僕たちはドライバーズチャンピオンシップを勝ち取った。そのことからも、今年、両チームがどれだけ激しく競っていたかがわかると思う」

    「ルイス・ハミルトン(メルセデス)はすばらしいドライバーだし、それに対して疑いの余地はない。もちろん、彼とはシーズンを通していろいろなことがあったけど、すべてが終わって振り返れば、僕たち2人はすばらしいレースを戦ってきた。2つのチームが力を出し尽くして戦ってきたシーズンになった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 2021年 F1ワールドチャンピオン

  • ルイス・ハミルトン、初栄冠のマックス・フェルスタッペンを祝福

    ルイス・ハミルトン、初栄冠のマックス・フェルスタッペンを祝福

    メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、F1アブダビGPで初のF1ワールドチャンピオンを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を祝福した。

    2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトンは、スタートでマックス・フェルスタッペンからリードを奪った後、すぐに二人はバトルを展開。フェルスタッペンがターン6に突進して軽く接触するも、ハミルトンはコース外に出て最悪の事態を免れてリードを維持した。

    それ以降、ルイス・ハミルトン。圧倒的なペースでトップを走っていた。しかし、残り6周のニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)のクラッシュでセーフティカーが導入されて状況は一変した。

    マックス・フェルスタッペンはソフトに交換したが、ルイス・ハミルトンはひどく摩耗したハードでステイアウトした。

    FIAが周回遅れのマシンが追い抜くすることを許可されないと発表したとき、ルイス・ハミルトンはタイトルを確保したように見えた。ハミルトンとマックス・フェルスタッペンの間には5台のマシンがいた。

    しかし、その後、FIAは周回遅れのマシンを抜かせるという物議を醸す決断をした。つまり、ルイス・ハミルトンは、ソフトを履いたマックス・フェルスタッペンに対して無防備な常置となり、最終ラップでタイトルを失った。

    物議を醸す最終ラップでタイトルを失ったルイス・ハミルトンは「まず、マックスと彼のチームを心から祝福する」とスポーツマンらしい態度を示した。

    「今年は僕のチームと一緒に素晴らしい仕事をしたと思う。ファクトリーのすべての人、そして、ここにいるすべてのスタッフは、今年一年中とても一生懸命働いた。最も困難なシーズンだった。彼らのことをとても誇りに思っているし、彼らと一緒に旅に参加できたことにとても感謝している」

    「シーズンの最後の部分で全力を尽くした。本当ににすべてを出し切った。決してあきらめなかった。それが最も重要なことだ。フィーリングは良かった・・・ここ数か月、特に最後はマシンは素晴らしいかった」

    「正直なところ、ぼくたちはまだパンデミックに陥っている。みんなが安全を保ち、家族全員で良いクリスマスを過ごせることを心から願っている。僕たちは来年を見ている」

  • ホンダF1 田辺豊治TD 「感無量。地道な研究と努力の結果が実を結んだ」

    ホンダF1 田辺豊治TD 「感無量。地道な研究と努力の結果が実を結んだ」

    ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年のF1ワールドチャンピオン獲得、ホンダの7年間のF1プロジェクトについて語った。

    最終戦F1アブダビGPでは、ファイナルラップでのバトルを制したマックス・フェルスタッペンが、2021シーズンのF1世界チャンピオンに輝き、歴史に残る戦いでシーズンを締めくくった。

    「2021年最終戦、アブダビGPが終了しました。レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が優勝して、ドライバーズチャンピオンシップを獲得しました」と田辺豊治。

    「ホンダは2015年からF1に参戦し、チャンピオンを目指しここまで挑戦を続けてきました。ホンダF1参戦最後の年、最終レース、ラストラップでレッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手がトップに立ち、チェッカーを受けました。我々の努力と挑戦が報われ、本当に感無量です」

    「チームメートのペレス選手については、PUのデータに異常が見られたため、最終盤にリタイアせざるを得ず、非常に残念に思っています。ただ、レースを通して、昨日に続いてすばらしいチームプレーを見せてくれました」

    「スクーデリア・アルファタウリの2台は、週末を通し見せていた、いいパフォーマンスをレースでも発揮してくれました。角田選手は4位、ガスリー選手は5位と、今年一番の結果になりました。角田選手は、F1初挑戦の今シーズン、最終戦で今まで積み重ねた経験を十分に発揮し、ベストリザルトにつなげてくれました。すばらしいドライビングだったと思います。ガスリー選手も、12番手スタートからいいパフォーマンスでポジションを上げ、AlphaTauriとしていい結果でシーズンを締めくることができたと思います」

    「残念ながらコンストラクターズチャンピオンシップは逃しましたが、フェルスタッペン選手とともに、ドライバーズチャンピオンシップを獲得できたことを、本当にうれしく思っています」

    「今回のプロジェクトの7年間は、さまざまな苦労と喜びがありました。その中で、HRD-Sakura、HRD-UKをはじめとして、オールホンダのエンジニアやメカニックが決してあきらめることなく開発を続け、いくつもの技術的なブレイクスルーを成し遂げてきました。地道な研究と努力の結果が実を結んだと思っています」

    「また、我々とともに戦ってくれたレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリのメンバー、そしていままで一緒に戦ったすべてのドライバーに感謝の気持ちを伝えたいと思います。そして、苦しい時でもサポートを続けていただいたファンの皆さまにも、感謝を申し上げます」

    「これで我々の挑戦は終わりますが、この経験は、将来のホンダの技術に必ず生きると確信しています。ホンダはこの先も、あらゆる領域での技術への挑戦を続けていきます。本当にありがとうございました」

  • 角田裕毅、自己ベスト4位 「最高の結果で締めくくることができた」

    角田裕毅、自己ベスト4位 「最高の結果で締めくくることができた」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年F1アブダビGPの決勝で自己ベストとなる4位入賞を果たしてシーズンを締めくくった。

    ミディアムタイヤで8番グリッドからスタートした角田裕毅は、23周目にピットインをしてハードタイヤへと交換。残り6周でセーフティカーが入った際にはソフトに交換してバルテリ・ボッタスをオーバーテイク。4位にでフィニッシュした。

    ルーキーシーズンの集大成ともいえるレースで、ここ一番の活躍を見せた角田裕毅は、合計32ポイントを獲得してランキング14位でシーズンを終えた。

    「今シーズンを最高の結果で締めくくることができて、とてもうれしいです」と角田裕毅。

    「このレースウイークを通して、マシンは最高のパフォーマンスを発揮してくれました。レースペースがここまで良くなると予想をしていなかったのですが、結果的に最高の日になりました」

    「シーズンをこんなに良い状態で終えることができるなんて、本当に最高です。ここまで来るのに長い道のりでしたが、これで自信を取り戻すことができましたし、最高の結果をもってオフシーズンに入ることができます」

    「マックス(フェルスタッペン)、本当におめでとう! 彼にとってはシーズンを通してタフなレースばかりだったはずですし、今日のレースは勝つべくして勝ったのだと思います。同時に、ホンダにとってF1最後の年となるシーズンでチャンピオンを獲得してくれたことにとても感謝をしています」

  • ホンダF1 山本雅史MD 「ホンダの意地と技術力の高さを証明できた」

    ホンダF1 山本雅史MD 「ホンダの意地と技術力の高さを証明できた」

    ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史が、2021年のF1ワールドチャンピオン獲得について語った。

    最終戦F1アブダビGPでは、ファイナルラップでのバトルを制したマックス・フェルスタッペンが、2021シーズンのF1世界チャンピオンに輝き、歴史に残る戦いでシーズンを締めくくった。

    「やりました!念願のチャンピオンです!!皆さんと一緒に獲ったと思っています。今日は本当に劇的なレースで、最後の最後にチャンピオンが決まった形ですが、最後までもつれた今シーズンを凝縮したような結末で、メンバー全員が感動をもらいました。私自身、『とてつもなく高いゴールであっても、挑戦を続ければいつか夢はかなう』と、今日のレース、そして今回のプロジェクト全体を通して実感することができました」と山本雅史。

    「そして、今日のレースをもって、ホンダのF1プロジェクトが終了となりました。高度なハイブリッド技術を使用した新PUレギュレーションの導入に伴い、我々は2015年からPUサプライヤーとしてF1に復帰し、今日まで7シーズン、合計141戦を戦ってきました。ほかのライバルに比べると短い開発期間で参戦したこともあり、参戦当初は非常に苦戦し、どん底と呼べるような時期も味わってきました。それでも、コロナ禍などの困難も乗り越えて、最終年となった今年は強力なライバルを相手にチャンピオンシップを戦うなど、世界の頂点をかけて戦うところまで来ることができました。苦境にあっても常に前を向きながら地道に開発を続け、数々のブレイクスルーを果たしてきたエンジニア・メカニックたち一人ひとりの努力が実を結んだと思っており、ホンダの意地を見せるとともに、技術力の高さを証明することができたと感じています」

    「もちろん、ここまで来られたのは、我々の力だけによるものではありません。一緒にチャンピオンシップを戦ってきたレッドブル・レーシングはもちろん、苦境にあった我々を明るさとともに迎え入れてくれたスクーデリア・アルファタウリ、今回のプロジェクトを一緒にスタートしたマクラーレン・レーシングや、常にトップを目指し全力を尽くしてくれたすべてのドライバーたちなど、誰一人を欠いても今日のホンダ F1に至ることはありませんでした。すべての仲間たちの情熱が、今のホンダ F1を築いてきました」

    「なにより、もっとも感謝をしたいのは、いい時も悪い時も熱い声援とともに我々を支えてくれたファンの皆さまです。先が見えない状況で、くじけてしまいそうな時でも、皆さんの強い後押しにより前を向くことができたメンバーは、私一人ではないはずです。私自信、皆さんと一緒にPower of Dreamsを体現するんだという思いとともに、いつもレースを戦ってきました。少しでも多くの皆さんと、勝利の喜びや、負ける悔しさを共有し、『いつか世界の頂点に立つんだ』という夢を実現できたのであれば、これ以上うれしいことはありません。改めて、ホンダ のF1プロジェクトに関わり、サポートしてきてくれたすべての皆さまに、この場を借りて感謝の言葉を送りたいと思います。本当にありがとうございました」

    今回の我々のプロジェクトを『成功』と呼べるのかはわかりません。ただ、このチャレンジが皆さまの記憶に残り、今後、皆さま自身が夢に向かってチャレンジする際に、少しでも勇気を与えるようなことがあるのであれば、それは私たちホンダにとっては一つの成功であると言えるのかもしれません。

    我々のF1での冒険は、残念ながら今日のアブダビでのレースをもって終了します。ここからホンダは、F1で培った技術力や人材の力を用いて、カーボンニュートラルに対する取り組みという、新たなチャレンジに向かうことになります。また、F1でもレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリが、我々の開発したPUの使用を続けていくことになります」

    「これまでとは異なった領域、チャレンジになりますが、新たなチャレンジに対し、皆さまからご声援をいただけますと幸いです」

    山本雅史 / ホンダF1 マネージングディレクター

  • フェルスタッペン、メルセデスF1の異議申し立ては「シーズンを要約」

    フェルスタッペン、メルセデスF1の異議申し立ては「シーズンを要約」

    レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、F1アブダビGPの結果に異議申し立てをするというメルセデスF1の決定は、2021年シーズンを“要約”していると語る。

    メルセデスF1は、ファイナルラップのセーフティカーのリスタートで、マックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを抜いて初のF1ワールドチャンピオンを獲得したF1アブダビGP後、2つの異議申し立てを開始した。

    1つ目は、レースディレクションは、周回遅れのマシンはリーダーを追い抜くことはできないとしていたが、その後、決定を覆し、マックス・フェルスタッペンをルイス・ハミルトンのすぐ後ろに置いて、最終ラップのスプリントが行われたこと。

    2つ目の抗議は、レースがリスタートする前に、マックス・フェルスタッペンがセーフティカーの後ろでルイス・ハミルトンを追い抜いたことを指摘している。

    メルセデスF1の抗議について質問されたマックス・フェルスタッペンは「それについて言うことはあまりない」とコメント。

    「ちょっと今シーズン要約しているとも思う」

    レッドブルF1のチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、メルセデスF1の抗議に「失望した」とし、「FIAへの信頼」を付け加えた。

    マックス・フェルスタッペンは、F1レースディレクターのマイケル・マシによって正しいプロトコルが守られたと考えている。

    「すべてが明確だったのに、なぜセーフティカーの後ろでもう1周走らなければならない?」とマックス・フェルスタッペンは説明した。

    「すべてがクリアになったときは、いつでもトラックをリリースしなければならないことは明らかだし、そこはレースディレクションによるフェアなポイントだと思う」

    「もちろん今は私にとってはうまくいっているけど、僕に反する方向に進む可能性がある。僕はそれを分かっている」

    最終的に、マックス・フェルスタッペンは、ターン5のヘアピンでブレーキを大胆にルイス・ハミルトンをおーばーていくしてレースとワールドチャンピオンで優勝した。

    リスタートに先立った考えについてマックス・フェルスタッペンは「もちろん、あ彼のしていることに反応しようとするものだし、それほど離されないように努めた」と語った。

    「彼はハードタイヤのウォーミングアップにかなり苦労していて、グリップがなかったので、比較的近くにいることができた。もちろん、ソフトタイヤの方がグリップがあることは最初のラップではっきりとわかった」

    「でも、ターン5の後も、取り戻すチャンスがある非常に長いストレートが2つある。すべてで僕たちはかなり近かった」

  • 【動画】 仕事人セルジオ・ペレス 、ハミルトンに魂のディフェンス

    【動画】 仕事人セルジオ・ペレス 、ハミルトンに魂のディフェンス

    レッドブル・ホンダF1のセルジオ・ペレスは、F1アブダビGPでルイス・ハミルトン(メルセデス)に魂のディフェンスを見せ、マックス・フェルスタッペンのF1ワールドチャンピオン獲得をアシストした。

    前日の予選ではQ3で完璧なスリップストリームを与えてマックス・フェルスタッペンのポールポジション獲得をサポートしたセルジオ・ペレス。4番グリッドからスタートして3番手に浮上してレースを展開する。

    マックス・フェルスタッペンは14周目、ルイス・ハミルトンは15周目にピットインして新品のハードタイヤに交換するが、セルジオ・ペレスは“プランB”としてハミルトンを抑える仕事を与えられる。

    ピレリのソフトタイヤの交換目安は13~17周。2周オールドの中古でスタートしたセルジオ・ペレスは、20周目にルイス・ハミルトン(メルセデス)に追いつかれる。

    だが、そこでセルジオ・ペレスは何度抜かれても抜き返す気迫のディフェンスを披露。メルセデスF1首脳は“デンジャラスドライビング”と怒りを露わにしたが、接触などのないハードなレースを展開。

    この間に約9秒後方にいたマックス・フェルスタッペンは、1.3秒までルイス・ハミルトンに迫ることができ、セルジオ・ペレスは仕事を終えてピットイン。最終的にリタイアとなったが、自分のレースを犠牲にして、難しいミッションを達成した。

    マックス・フェルスタッペンもレース後「ペレスの助けがあった」と感謝の言葉を述べた。

    動画の公開は終了しました
  • メルセデスF1、物議を醸したF1アブダビGPの結果に異議申し立て

    メルセデスF1、物議を醸したF1アブダビGPの結果に異議申し立て

    メルセデスF1は、物議を醸したセーフティカーのリスタートでマックス・フェルスタッペンがF1ワールドチャンピオンを獲得したF1アブダビGPの結果に異議申し立てを行った。

    ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)のクラッシュでレース終了間際にセーフティカーが配備され、2021年の最終戦は劇的な結末を迎えた。

    ルイス・ハミルトンは、2番手のマックス・フェルスタッペンとの差が12秒しかなく、トラックポジションを重視して古いハードタイヤでステイアウトを選択したが、失うもののないレッドブル・ホンダはマックス・フェルスタッペンをピット入れてソフトタイヤを履かせるというギャンブルに出た。

    F1レースディレクターであるマイケル・マシは、残り周回数少ないことで、5人の周回遅れのドライバーをアンラップすることは許可しないことを決定したが、その後、タイトルを決定するラストラップ前にその決定を覆した。

    それはマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンのすぐ後ろからリスタートできることを意味した。新品ソフトのアドバンテージがあるフェルスラッペンはターン5でルイス・ハミルトンからリードを奪って突き放し、勝利と初のF1ワールドチャンピオンを獲得した。

    しかし、メルセデスF1は、第48.12条の違反を理由に、ラップされたすべてのドライバーが自分自身をラップ解除することを許可されなかったため、セーフティカーのプロトコルに従わなかったという理由で結果に抗議した。

    また、メルセデスF1は、リスタートのセーフティカーライン前にマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンを追い越したとして2つ目の抗議を提出した。

  • F1アブダビGP 決勝:レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが大逆転勝利

    F1アブダビGP 決勝:レッドブル・ホンダのフェルスタッペンが大逆転勝利

    2021年 最終戦 F1アブダビGPの決勝レースが12月12日(日)にヤス・マリーナ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝。自身初のF1ワールドチャンピオンを獲得した。

    47年ぶりの同ポイントで最終戦を迎えた2021年のF1世界選手権。先にゴールした方がチャンピオンを決定するレースは、終了間際に入ったセーフティカーが運命を左右。残り1周でマックス・フェルスタッペンが大逆転でタイトルを獲得するという劇的な展開となった。

    レースはルイス・ハミルトンがほぼ支配していた。2番グリッドからミディアムタイヤでスタートしたハミルトンは抜群のスタートを見せ、ポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペンを抜いて首位に浮上。ターン6でフェルスタッペンがインをついて軽く接触するが、ハミルトンがうまくコース外に逃れて首位をキープ。そこからは寿命の短いソフトタイヤをフェルスタッペンを尻目に、ミディアムのアドバンテージを生かして猛プッシュし、5秒のリードを築く。

    14周目にマックス・フェルスタッペンはハードタイヤに交換。翌周にルイス・ハミルトンもカバーし、ハードタイヤに交換。ハミルトンとフェルスタッペンの間にはカルロス・サインツ(フェラーリ)が挟まり、18周目にフェルスタッペンがオーバーテイク。ハミルトンとの差は8.9秒となった。

    20周目。“ブランB”を支持されてステイアウトしていたセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)にルイス・ハミルトンが追いつく。数回ハミルトンが前に出るもペレスがギリギリの攻防で抜き返すというバトルをして防御。21周目には抜かれるが、マックス・フェルスタッペンが追いついて順位を譲り、ハミルトンとの差は1.3秒となる。

    だが、前が開けたルイス・ハミルトンはファステストラップを連発。フェルスタッペンとの差を再び5秒に広げる。

    36周目にバーチャルセーフティカーが導入される。ここでレッドブル・ホンダは2台同時ピットイン。リスタート時には首位のハミルトンとフェルスタッペンとの差は20.8秒。そこからフレッシュなタイヤで1周あたり0.7秒差を縮めながらフェルスタッペンが追い詰めるが、10秒を切るには至らない。

    もう勝負はついたかと思われた53周目。ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)がミック・シューマッハ(ハース)とのバトルで接触してウォールにクラッシュ。セーフティカーが導入される。ここでレッドブル・ホンダは2台をソフトタイヤに交換。残念ながら、セルジオ・ペレスはここでリタイアとなったが、フェルスタッペンは最後のスプリントに備える。

    ここで論争となるであろうレースコントロールの気まぐれな決定が出る。ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンには数台のバックマーカーがいたが、当初は残り周回数が少ないためバックマーカーを追い抜くことが禁止される。だが、残り2周となった時点でバークマーカーが周回を戻すことが許され、フェルスタッペンはハミルトンの直後に迫ったところでセーフティカーが解除される。

    残り1周。ルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンはセーフティカーラインまでぎりぎりの攻防をしてレースは再開。ソフトタイヤのアドバテージを生かしたフェルスタッペンがターン6で仕掛けて前に出る。ハミルトンもDRSを使って抜き返しにかかるが、新しいレイアウトのヤス・マリーナのラップ後半はオーバーテイクがほぼ不可能。マックス・フェルスタッペンがトップでチェッカーを受け、タイトルを決めた。

    マックス・フェルスタッペンにとっては初のF1ワールドチャンピオン。レッドブル・レーシングとしては2013年以来8年ぶり。ホンダF1としては1991年のアイルトン・セナ以来30年ぶりの栄冠となり、今年でF1から撤退するホンダF1にとっては有終の美となった。

    3位はフェラーリのカルロス・サインツ。チームメイトのシャルル・ルクレールは10位でフィニッシュし、フェラーリF1はコンストラクターズ選手権3位を獲得。4位のマクラーレンとの差は48.5ポイントだった。

    そして、4位にはアルファタウリ・ホンダの角田裕毅がベストリザルトを達成。予選に続き、5位に入ったチームメイトのピエール・ガスリーを上回った。

    ダブル入賞を果たしたアルファタウリ・ホンダだが、コンストラクターズ選手権5位のアルピーヌもフェルナンド・アロンソが8位、エステバン・オコンが9位入賞。13ポイント届かず6位でシーズンを終えた。

    6位はバルテリ・ボッタス。メルセデスF1は、2021年のコンストラクターズタイトルを獲得した。

    今シーズン限りでF1を引退するキミ・ライコネン(アルファロメオ)は27周目に駆動系トラブルでリタイア。349戦目のレースを終えた。

    2021年 最終戦 F1アブダビGP 決勝 結果・タイム

    順位 No ドライバー チーム GAP INT PIT
    1 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダ LAP 58 3
    2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 2.256 2.256 1
    3 55 カルロス・サインツ フェラーリ 5.173 2.917 1
    4 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 5.692 0.519 2
    5 10 ピエール・ガスリー アルファタウリ・ホンダ 6.531 0.839 2
    6 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 7.463 0.932 1
    7 4 ランド・ノリス マクラーレン 59.200 51.737 2
    8 14 フェルナンド・アロンソ アルピーヌ 61.708 2.508 1
    9 31 エステバン・オコン アルピーヌ 64.025 2.318 1
    10 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 67.527 2.031 2
    11 5 セバスチャン・ベッテル アストンマーティン 1L 1.470 1
    12 3 ダニエル・リカルド マクラーレン 1L 24.357 2
    13 18 ランス・ストロール アストンマーティン 1L 4.401 2
    14 47 ミック・シューマッハ ハース 1L 0.620 2
    DNF 11 セルジオ・ペレス レッドブル・ホンダ     4
    DNF 6 ニコラス・ラティフィ ウィリアムズ     1
    DNF 99 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ     1
    DNF 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ     1
    DNF 7 キミ・ライコネン アルファロメオ     2