ウーゴ・ウゴチュクウが、2026年FIA F3選手権のドライバーズタイトルを獲得した。マドリンクで行われた最終ラウンドでフレディ・スレーターとのタイトル争いを逆転で制し、F3王者に輝いた。
最終ラウンドをランキング2位で迎えたウゴチュクウは、首位スレーターに15ポイント差をつけられていた。しかし、今大会はフィーチャーレースが追加されたことで通常より多くのポイント獲得機会があり、タイトル争いはシーズン最終レースまでもつれ込んだ。
スレーターが失速 ウゴチュクウが15点差を逆転
アウディF1のジュニアドライバーであるスレーターにとって、マドリードでの週末は厳しいスタートとなった。予選で苦戦して後方グリッドに沈み、最初の2レースではポイントを獲得できなかった。
最初のフィーチャーレースでは、ポイント圏外を走行していたスレーターがスピンしてウォールにクラッシュ。一方、ウゴチュクウは最初の2レースを8位、4位で終え、シーズン最終レースを前にスレーターと同ポイントまで追いついた。
タイトル決定戦ではウゴチュクウが2番グリッド、スレーターが8番グリッドからスタート。オーバーテイクが非常に難しいマドリンクでは、このグリッド差が大きな意味を持った。
スレーターは順位を大きく上げることができず8位でフィニッシュ。一方のウゴチュクウは2位をキープし、タイトル獲得へ大きく前進した。
最終周セーフティカー再スタートを耐えて王座
それでも最後まで緊張感は途切れなかった。最終周にセーフティカーからの再スタートが行われ、2番手を走るウゴチュクウには大きなプレッシャーがかかった。
しかし、ウゴチュクウはポジションを守り切って2位でチェッカーフラッグ。スレーターに14ポイント差をつけ、2026年FIA F3選手権のチャンピオンを決めた。
ウゴチュクウは、かつてマクラーレンの育成プログラムに所属していたアメリカ人ドライバー。今回のタイトル獲得によって、オスカー・ピアストリやガブリエル・ボルトレトらに続き、F3王者の歴代リストにその名を刻むことになった。

