アレクサンダー・アルボン ウィリアムズF1のアップデート切望「一刻も早く必要」

アレクサンダー・アルボン ウィリアムズF1のアップデート切望「一刻も早く必要」

アレクサンダー・アルボンは、2026年F1スペインGPを15位で終え、ウィリアムズが次戦アゼルバイジャンGPで投入するアップデートについて「一刻も早く必要だ」と語った。

初開催となったマドリンクで、ウィリアムズは週末を通して厳しい戦いを強いられた。アルボンは現状のマシンから引き出せるものは最大限引き出したと考えているものの、中団勢と本格的に争うには依然としてペースが不足していると認めた。

「予選ラップを何周も続けているようだった」
アルボンはF1スペインGP決勝を振り返り、15位という結果が現在のウィリアムズにとって現実的な最大値だったと説明した。

「難しいレースだったし、僕たちにとって厳しい週末だった。でも、今日望めたのはおそらくこれが最大限だったと思う」

「アストンマーティンの2台とハースの1台を上回ることが、現実的に僕たちが最大化できるところだった。だから、それが今日の成果だった。でも、中団でちゃんと戦うにはまだ離れすぎているし、かなり厳しかった」

アルボンはレース後のインタビューでも、マシンのペース不足を強調した。

「正直、難しいレースだった。予選ラップを何周も何周も続けているような感覚だったのに、それでも十分に速くなかった」

マドリンクでは追い抜きが難しく、純粋なペース不足を抱えるウィリアムズにとって順位を上げる機会は限られていた。チーム代表のジェームス・ボウルズも「今週末はペースがなかった」と認め、アルボンについては「週末を通してよくやったし、今日のマシンで達成できたベストの結果だった」と評価している。

バクーでアップデート投入「一刻も早く必要」
ウィリアムズにとって次の焦点は、アゼルバイジャンGPで投入予定のアップデートとなる。

「バクーでアップデートが入る。うまくいけば、中団勢に対して僕たちを前進させて、少なくともその戦いの中に入れるようになると思う」

アルボンは、そのアップデートを待ち望んでいるかと聞かれると、期待の大きさを隠さなかった。

「そうだね。一刻も早く必要だよ。アップデートが必要なんだ」

さらに、バクー市街地サーキットの特性そのものにも期待を寄せている。

「バクーは普段なら僕たちに合っているサーキットでもある。だから、どうなるか見てみよう」

ただし、アルボンは今回のアップデートだけでウィリアムズの勢力図が大きく変わるとは考えていない。

「現実的には、完全に僕たちを前へ押し上げるほど大きなものではないと思う。でも、残念ながら僕たちの優先順位は来年へと移っている」

「今年は中団のチームが普段より多くのアップデートを投入していて、開発競争がものすごく速いペースで進んでいる。そこは僕たちが改善することに集中している部分だ」

アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ・レーシング)

ボウルズも「バクーで小さな一歩」
ジェームス・ボウルズも、アゼルバイジャンGPで予定しているアップデートがウィリアムズに一定の改善をもたらすことを期待している。ただし、シーズン終盤まで厳しい状況が続くとの見通しも示した。

「非常に難しい一日だった。我々には今週末、ペースがなかった。幸い、バクーでは小さなステップが入るが、それでも年末まで厳しい戦いになるだろう」

ウィリアムズは2027年に向けた開発へ重点を移しつつある一方、2026年シーズン残りのレースで中団勢との差を少しでも縮めることを目指している。

マドリンクで「予選ラップを何周も続けても速さが足りなかった」というアルボンにとって、バクーはアップデートの効果を確認する重要な週末となる。もともとウィリアムズと相性が良いとみるサーキットだけに、新パーツが中団争いへ戻るきっかけになるかが注目される。