2026年F1第14戦スペインGPの予選が9月12日(土)、マドリードのマドリンクで行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が1分31秒824を記録し、今季3回目のポールポジションを獲得した。キミ・アントネッリ(メルセデス)がわずか0.011秒差の2番手、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が3番手に続いた。
初開催のマドリンクではタイヤを適正なウインドウに入れることが大きな課題となり、上位勢は僅差の争いとなった。
決勝に向けてはオーバーテイクの難しさに加え、タイヤデグラデーションやセーフティカーなどの不確定要素も予想されており、各ドライバーが予選を振り返るとともにレースへの見通しを語った。
1番手:ランド・ノリス(マクラーレン)
「このラップを本当に誇りに思う。すべてが噛み合って、自分がやろうとしていたことを正確に引き出せる、そんな瞬間のひとつだった。マシンは力強く感じたし、自信もあった。最後のラップは、このサーキットで僕ができた中で限りなく完璧に近いものだった。マドリンクで行われる初のF1レースでポールポジションを獲得できたことは、さらに特別だ。懸命に働いてくれたチームのみんなに心から感謝している。明日に向けて可能な限り最高のポジションにつけることができた。今はそれを決勝で良い結果につなげることに集中している」
2番手:キミ・アントネッリ(メルセデス)
「最後のアタックでは良いラップをまとめることができたし、ポールポジションに十分かもしれないと思った。でもランド(ノリス)を称えたい。彼とマクラーレンは素晴らしい仕事をして、最後の最後でポールを奪っていった。非常に激しい予選だった。路面温度がとても高かったので、タイヤのバランスを適切に合わせるのが難しかった。アウトラップでの準備をうまくやりながら、プッシュラップ全体を通してタイヤを正しいウインドウに入れておく必要があり、それが難しかった。全体として僕たちは良い仕事をしたと思うし、この結果には満足できる。明日は未知の要素が多く、全員にとって大きなチャレンジになる。オーバーテイクは難しいだろうけど、ランドにプレッシャーをかけて、優勝を争うために何ができるか見てみたい。タイヤマネジメントが鍵になるので、何ができるか見てみよう」
3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)
「僕たちにとって非常に強い予選だったし、トップ3という結果にはかなり満足できる。セットアップをうまく改善して、マシンを良いウインドウに入れることができた。Q1からQ3まで走るたびに積み上げることができて、ずっと上位で競争力を保てた。最終的にはポールにかなり近かったし、実際にタイムを失ったのは最終セクターだけだった。でも明日は2列目から何ができるか見てみよう。プラクティスを見ても、タイヤライフが非常に重要になることは分かっているし、ライバルと戦いたければ、そこをしっかり管理する必要がある。ここではオーバーテイクのチャンスが少なく、抜くのは簡単ではないので、戦略を正しく組み立てることが重要になる。それができれば、決勝に向けて良いマシンがあると思う」
4番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
「セッションは僕たちが望んでいた結果では終わらなかったけど、全体としては堅実なパフォーマンスだった。マシンはずっと良い感触だった。Q3の最初のラップは良かったけど、最後のアタックではすべてをまとめ切れず、それでいくつかポジションを失った。4番手は僕が本来いられたと思う位置ではないけど、このセッションから得られるポジティブなものはある。走っていて素晴らしいサーキットだし、明日は一貫性とタイヤマネジメントが重要になる。デグラデーションが重要な要素になる可能性があるので、しっかりレースを遂行して、あらゆるチャンスを最大限に生かすことに集中する」
5番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「走っていて興味深いコースだ。もう少し引き出せる余地はあったかもしれないけど、全体としてはかなり良いラップだった。ここはオーバーテイクできる場所がそれほど多くないので、レースがどう展開するか見ながら、前に出るためのチャンスがあれば生かしていく」
6番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日は僕にとって厳しい予選だった。すべてのセッションを通じて最も重要だったのは、タイヤを正しいウインドウに入れることだった。Q1では本当に良いラップができたので、Q3最後のラップでも同じようなポテンシャルがあることを期待していた。残念ながら少しまとまりのないラップになってしまった。ターン11以降でかなりアンダーステアが出て、そこからコンマ数秒を失った。ここのタイヤは暑さと長いコーナーによって本当に厳しい状態になるので、マシンが滑り始めてさらにタイムを失い、順位を落としてしまうことがある。明日に向けてタイヤをさらに理解することが非常に重要になる。今日はすべてをまとめ切れなかったけど、明日は順位を上げていけることを期待している。金曜日には大きなタイヤデグラデーションが見られたし、それが明日も繰り返されるなら、僕たちが大きく前進するチャンスは間違いなくある」
7番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
「7番手。これは少し残念だ。全体として少しまとまりのないセッションだったし、予選よりFP3の方がマシンの感触は良かった。3つの予選セッションを通して少しずつ改善できたけど、最後のアタックでは必要だった最後のひと押しがなかった。Q3で中古タイヤを使った最初のラップはまずまずだったけど、新品タイヤでの最後のアタックは十分ではなかった。このコースでは一度リズムを失うと取り戻すのがとても難しいし、Q1で2セット使わなければならなかったことで、少し不利な状況になった。ポジティブなのはマシンが速いことだし、ランドのポールは、すべてをまとめれば何が可能なのかを示している。明日はプラクティスでグレイニングが出ていたこともあって、タイヤデグラデーションには少し疑問が残っている。それにオーバーテイクも簡単ではないので、戦略とトラブルを避けることが重要になる。今夜チームとしてすべてを見直して、クリーンなレースをして、僕たちのペースを最大限に生かしたい」
8番手:リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)
「予選序盤は競争力がありそうだったので、もう少し上の順位を争いたかったけど、残念ながらQ3ではすべてをうまくまとめることができなかった。セッションが進むにつれて周りのみんなはもう少しラップタイムを見つけていたようだけど、僕たちは同じようにステップアップすることができなかった。週の序盤にいた位置と比べれば、ここまでの進歩には満足しているし、マシンに乗るたびにより快適に感じられるようになっている。まだ学ぶべきことがいくつかあるし、それを明日に生かしていく必要があるけど、全体としてはポジティブな前進だった。オーバーテイクが難しいコースだし、限界まで攻めること自体が常にチャレンジになる場所なので、チャンスが巡ってこない限りポジションを上げるのは簡単ではない。でもマシンは週末を通して速そうなので、レースを楽しみにしている。明日は争いの中に加わって、前に進めることを願っている」
9番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)
「今日Q3に進めたことをとても誇りに思う。昨日は難しくて、マシンの中で100%の感触を得られていなかった。予選までずっと改善点を見つけて自信を高めるために、チームとして懸命に取り組まなければならなかった。最終的には自分でも最高と思えるようなラップをいくつか走ることができて、それで明日の決勝は9番グリッドになった。間違いなく難しいコースだし、僕たちのパッケージにあまり合っていないことも分かっているので、本当に一歩ずつ進めていく必要があった。予選中もまだ多くのことを学んでいたけど、とても良いパフォーマンスができたし、すべてを最大限に引き出せたと思う。ターン12では少し危ない瞬間もあった。非常に高速で、修正しなければならなかった。明日はオーバーテイクが難しくなるかもしれないし、このコースで何が起こるのかは本当に分からない。チャンスはかなり限られるかもしれないので、自分たちでコントロールできることをすべて最大限に生かし、もちろん最後にはポイントを獲得することに集中する」
10番手:アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ)
チームプレスリリースでのコメント発表なし

11番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)
「今日は信じられないほど僅差で、わずか0.019秒差でQ3進出を逃した。まったく新しいサーキットでの予選は接戦になると分かっていたし、実際その通りになった。明日はまだ少し未知数だ。ここで行われる最初のレースなので、どういう展開になるのか誰にも本当のところは分からない。何が起きても対応できるようにしておかなければならない。まず重要なのは序盤のトラブルを避けることで、その後にレースから何を引き出せるか見ていきたい」
12番手:ガブリエル・ボルトレト(アウディ)
「実際、今日はそれほど悪くなかったと思うけど、完璧なラップをまとめるのが難しかった。正直に言えば、ここまでは少し変わった週末になっている。昨日からマシンをかなり変更して、予選では確かに自信を持てるようになったけど、今日は間違いなくまだ引き出せるものがあったと思う。明日については、順位を上げられるチャンスはあると思うけど、僕たちのペースとタイヤデグラデーションがどれだけ影響するかに大きく左右される。いつものようにベストを尽くして、それがどこにつながるか見てみよう」
13番手:エステバン・オコン(ハース)
「まずオリーが無事で良かった。かなり大きなクラッシュだった。その後、今週末はずっと良い感触を持って予選に入ることができた。4戦連続で楽にQ2へ進むことができたのは非常にポジティブだし、最後のラップもかなりうまく最大限にまとめられたので満足している。それでもアウディ勢からはかなり離されていたので、そこは調べる必要がある。でも今のところ、モンツァよりはるかに良い週末になっている。マシンは健全で、本来あるべき形で機能している。明日さらに何かを引き出せるか確認するためにも、プッシュし続けなければならない。僕たちはQ3に進んでいないので、前のマシンに対して新品タイヤを1セット持っているし、かなり面白いレースになるような気がしている」
14番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「今日の結果を受けて、取り組み、理解しなければならないことがたくさんある。プラクティスを通してマシンの感触は良く、トップ10に入れるだけのペースは間違いなくあると感じていたので、予選に向けては楽観的だった。でもグリップに苦しんでいるように感じて、マシンがかなり滑っていて、本当に扱いづらかった。何かがおかしいように感じるし、チームと一緒に腰を据えて、なぜ予選でこれほど遅かったのかをしっかり理解しようと思う。ただ、まだ終わったわけではない。僕たちの目標は常にレースでポイントを持ち帰ることだ。14番手スタートなので難しいレースになることは分かっているけど、FP2のハイフューエルでのペースは有望だったので、明日に向けて自信を持てる理由は十分にある。このサーキットでどんなレースになるのかは分からないし、おそらく非常に厳しくなるだろうけど、トップ10まで挽回するために全力を尽くす」
15番手:角田裕毅(レーシングブルズ)
チームプレスリリースでのコメント発表なし
16番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「ここまで厳しい週末だったので、今日Q2に進めたことには満足している。このセッションに入る時点ではかなり出遅れていた。特にマドリードのようにペースを上げるために多くの周回が必要なコースで、ほんの数周しか走れていなかったからだ。マシンのいくつかのパーツを変更して、それが幸いにも功を奏してQ1を突破できた。これまで直面してきたすべての問題を考えれば、それ自体がひとつの成果だ。明日はオーバーテイク向きのコースではないのでチャレンジになるけど、良い結果を得るためにできることをやっていく」
17番手:カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)
「ラップ自体は良かったけど、予選全体としてはまとまりを欠いていて、いくつかの問題によって最終的に貴重なコンマ数秒を失った。このコースでは苦戦すると分かっていたけど、最後のアタックにかなり早いタイミングで出てしまい、路面の改善による恩恵を受けられなかった。それにデプロイメントのロスもあって、Q2に進むことができなかった。バルテリには、彼のラップを妨害してしまったことを謝りたい。彼がプッシュラップ中だとは知らされておらず、避ける時間がなかった。ポジティブな点としては、このコースを予選ペースで走るのは本当に楽しかった。ウォールのすぐ近くを走り、常に限界でドライブすることを楽しんでいる。ここまで週末を通してファンの応援を感じられたのも素晴らしいし、母国の観客の前でレースをするという夢が実現している。明日はオーバーテイクが難しいだろうけど、挽回して、みんなが喜べるものを届けるためにベストを尽くす!」
18番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「このサーキットはチャレンジングで、高速域ではアドレナリンが出るラップだ。今日の予選では、おそらくこれが僕たちにできる最大限だったと思うし、レースで何ができるか見てみる必要がある。オーバーテイクは難しそうなので、ポジションを上げるためにあらゆることを最大限に生かさなければならない。今日はファンがとても熱狂的だったし、グランドスタンドにこれほど多くのグリーンとエネルギーがあるのを見るのは素晴らしい」
19番手:セルジオ・ペレス(キャデラック)
「素晴らしいコースだし、ここにいられることを本当にうれしく思う。雰囲気も素晴らしいし、自分の予選ラップにもとても満足している。僕たちは非常にアグレッシブなプログラムで臨んだ。チームにはよくやったと言いたい。僕たちのパッケージを最大限に引き出して、前にいるウィリアムズやアストンマーティンとの差をさらに縮めることができた。Q2進出には十分ではなかったけど、本当に力強いラップだった。チームはオペレーション面でも強かったので、その点にも非常に満足している。明日は僕たちにもいくつかチャンスがあるはずなので、今週末ここまでやってきたように、引き続き確実に仕事を遂行する必要がある。それができれば良いレースができると思う」
20番手:バルテリ・ボッタス(キャデラック)
「僕たちにとって難しい週末になっている。常にマシンから最大限を引き出したいものだけど、今日はそこまで到達することができなかった。高速コーナーで不足していることは分かっているし、ブラインドスポットが非常に多いので難しいコースだ。最初は僕が先頭でコースに出たけど、その後はトラフィックによって妥協を強いられてしまった。不運だったけど、時にはこういうこともある。明日のレースでもう一度挑戦するし、いくつかチャンスがあることを願っている」
21番手:オリバー・ベアマン(ハース)
「マシンが速かっただけに残念だ。昨日は厳しい一日だったけど、一晩でいくつか変更を施して、FP3ではマシンの感触が本当に良かった。残念ながら最後のラップのターン10でやられてしまった。タイヤが少し古くなっていたことと、自分にとって好ましくない方向から風が吹いたことが重なった。あのミスはするべきではなかった。マシンが強かっただけに、本当に痛い。でも明日はチャンスがいくつかあると思う。気持ちを切り替えて、マシンが速かったというポジティブな部分に目を向けなければならない。明日は可能な限り最高の結果を出すために全力を尽くす」
22番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「予選では水圧の問題があった。昨夜交換したコンポーネントによって、いずれにしてもグリッド後方からスタートすることは分かっていたけど、このコースでもう少し周回を重ねることを楽しみにしていた。まだ取り組まなければならないことがたくさんあるのは明らかだ。ただ、明日は何かチャンスがあるかもしれないので、自分たちのレースをして、どうなるか見てみる」
