ルイス・ハミルトンは、2026年F1スペインGPのフリー走行1回目(FP1)で複数のドライバーのアタックを妨げる形となり、アービッド・リンドブラッドやカルロス・サインツJr.から「危険」と厳しい批判を受けた。
初開催となるマドリンクで行われたFP1で、フェラーリのハミルトンは4番手。一方、セッション中にはシャルル・ルクレール、リンドブラッド、ニコ・ヒュルケンベルグ、サインツJr.との間で相次いでトラフィックを巡る場面が発生した。
ルクレールのアタックを妨害
最初に問題となったのはチームメイトのルクレールとの場面だった。
ハミルトンが前方にいたことでルクレールはアタックを断念。ただし、ルクレールは無線でハミルトンを強く非難することはなかった。
「気をつけよう。えっと……ルイスは僕が来ていることを知らなかったと思う」
フェラーリの2人は、わずか5日前のF1イタリアGPで接触。モンツァで生じた緊張については、その後に直接話し合って解消したとハミルトンが明かしていた。
"I don't think Lewis knew I was coming"
Charles Leclerc and Lewis Hamilton get a little too close for comfort #F1 #SpanishGP pic.twitter.com/U6dr1dbMag
— Formula 1 (@F1) September 11, 2026
リンドブラッド「本当に危険だ」
さらにハミルトンは、レーシングブルズのアービッド・リンドブラッドのアタックにも影響を与えた。
リンドブラッドが高速ラップを走っていた際、モニュメンタル(La Monumental)の出口で、低速走行していたハミルトンとキミ・アントネッリが並走する形となった。
行き場を失ったリンドブラッドはアタックを中断し、無線で怒りをあらわにした。
「またこの2人かよ! 何をやっているのか分からない。高速コーナーでこんなことをするなんて、本当に馬鹿げている!」
さらにリンドブラッドは続けた。
「本当に危険だ。これでもう2回目だ」
ヒュルケンベルグも「ひどい」
その後、ハミルトンはアウディのニコ・ヒュルケンベルグの走行にも影響を与えた。
ヒュルケンベルグは無線で短く不満を口にした。
「これはひどいな」
一方、ハミルトン自身もモニュメンタル(La Monumental)でエステバン・オコンのハースに行く手を阻まれる場面があり、片手を上げて苛立ちを示した。
サインツJr.「何の労力もいらないのに」
そしてセッション終盤には、ウィリアムズのカルロス・サインツJr.との間でも危険な場面が発生した。
ターン12の途中でハミルトンがサインツJr.を先に行かせようとしたことに対し、サインツJr.は無線で強い不満を示した。
「ルイスがターン12の途中で僕を前に行かせた。また同じだ。本当に危険だ」
「あと2メートル左に寄るだけなのに、何の労力もいらない。まったく何の労力もね」
初開催のマドリンクでは、各ドライバーがコース特性やトラフィックの処理方法を探りながら走行している。特に高速区間では低速車との速度差が大きくなりやすく、FP1ではハミルトンを中心に複数のニアミスが発生する形となった。
ハミルトン自身は4番手でFP1を終えたものの、初走行となったF1スペインGPのマドリンクでは、ラップタイム以上にトラフィックでの振る舞いが注目を集めるセッションとなった。
