メルセデスF1 11歳のイタリア人逸材ニッコロ・ペリコと育成契約

メルセデスF1 11歳のイタリア人逸材ニッコロ・ペリコと育成契約

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メルセデスF1は、イタリア出身の11歳のカートドライバー、ニッコロ・ペリコをジュニアプログラムに迎え入れた。ペリコはすでに国内外のカートカテゴリーでタイトルを獲得しており、キミ・アントネッリをF1まで育て上げたメルセデスの育成システムで新たなキャリアをスタートさせる。

2026年F1イタリアGPが行われたモンツァでは、メルセデスのチームカラーを身にまとったペリコがガレージを訪問。

トト・ヴォルフ、シモーネ・レスタ、ブラッドリー・ロードらとともに過ごし、ヘッドセットを装着してエンジニアの無線に耳を傾ける姿も見られた。

11歳ですでに国内外のタイトルを獲得
ニッコロ・ペリコは2014年12月、イタリア・アルツァーノ・ロンバルドで生まれた。父親はラリードライバーとして活動してきたアレッサンドロ“アレックス”・ペリコで、幼い頃からモータースポーツに身近な環境で育った。

ペリコはカートを始めてから早い段階で頭角を現した。2023年にはMini U10クラスのトロフェオ・デッレ・インドゥストリエを制覇。翌2024年には同カテゴリーのACIイタリア・カート選手権でチャンピオンに輝いた。

2025年には活動の舞台をさらに広げ、ROKスーパーファイナルとChampions of the Future Academy Trophyで勝利を記録。イタリア国内だけでなく、国際舞台でも将来性を示す結果を残した。

そして2026年には、WSKスーパーマスターシリーズのOK-NJクラスで5大会中4勝を挙げ、タイトルを獲得。現在はKart Republicからレースに参戦しており、メルセデスのサポートを受けながら国際ジュニアカテゴリーへのステップアップを進めている。

メルセデス育成責任者「国際デビューは並外れていた」
メルセデスのドライバー育成アドバイザーを務めるグウェン・ラグリューは、ペリコがMiniカテゴリーで見せてきた走りだけでなく、OK-NJへの移行後すぐに結果を残した点を高く評価している。

「彼はMiniでの最初の数シーズンから非常に印象的だった。そして、国際舞台でのOK-NJデビューは並外れたものだった」

ラグリューによれば、ペリコは次のステップとしてOKJカテゴリーへの昇格を予定しており、参戦時には同カテゴリーで最年少ドライバーになる見込みだという。メルセデスは目先の成績だけではなく、長期的な育成対象としてペリコに大きな可能性を見いだしている。

メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

アントネッリを育てたメルセデスの育成プログラム
11歳のイタリア人ドライバーをメルセデスが早い段階から支援するという構図から、キミ・アントネッリとの比較は避けられない。

アントネッリも幼少期からカートで実績を積み、メルセデスのジュニアプログラムによる長期的な支援を受けてフォーミュラカテゴリーへ進出。最終的にメルセデスのF1ドライバーへと昇格した。

もっとも、ペリコはまだ11歳だ。現段階でF1への道筋を語るにはあまりにも早く、今後もカートやジュニアフォーミュラで多くのステップを踏む必要がある。

それでも、MiniからOK-NJへとカテゴリーを上げてもすぐに結果を残し、メルセデスがこの年齢から育成プログラムに加えたことは、その評価の高さを物語っている。アントネッリに続くイタリアの新たな才能として、ニッコロ・ペリコの成長が長期的な注目を集めることになりそうだ。