フェルナンド・アロンソとリアム・ローソン F1イタリアGPはピットレーンスタート

フェルナンド・アロンソとリアム・ローソン F1イタリアGPはピットレーンスタート

フェルナンド・アロンソとリアム・ローソンは、2026年F1イタリアGP決勝をピットレーンからスタートすることになった。両者ともパワーユニット(PU)関連の変更を実施し、グリッドからではなくピットレーンからレースを開始する。

アストンマーティンのアロンソについては、FIA(国際自動車連盟)が9月6日に発行したテクニカルデリゲートの報告書で、複数のPUコンポーネントが交換されたことが明らかになった。

アロンソはMGU-K、ES、CEを規定数超過で交換
FIAの報告書によると、アロンソの14号車には新しいMGU-K(モーター・ジェネレーター・ユニット・キネティック)、エナジーストア(ES)、コントロールエレクトロニクス(CE)が投入された。

アロンソが使用するMGU-Kは今季5基目。2026年シーズンに認められているMGU-Kは3基であり、規定数を超過している。

さらにESは6基目、CEも6基目となる。いずれも年間3基までという割り当てを大幅に上回っており、FIAはそれぞれ2026年F1スポーティングレギュレーションの規定に適合していないと報告した。

加えて重要なのは、これら14号車のPUエレメントがFIAテクニカルデリゲートの承認を得ずに交換された点だ。

FIAは報告書で「14号車に記載されたすべてのPUエレメントは、テクニカルデリゲートの承認を得ることなく交換された」と説明。これはスポーティングレギュレーションのパルクフェルメに関する規定に適合しないとして、スチュワードに案件を付託した。

これにより、アロンソは通常のスターティンググリッドではなく、ピットレーンからF1イタリアGP決勝をスタートすることになる。

アストンマーティン・ホンダにとっては厳しい週末がさらに難しいものとなった。アロンソは予選でも後方に沈んでおり、モンツァではストレートスピードを含めたパフォーマンス不足に苦しんでいた。

リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)

ローソンもPU交換でピットレーンへ
一方、レッドブル・レーシングのリアム・ローソンもピットレーンスタートとなる。

ローソンのRB22にはすでに複数の新しいPUコンポーネントが投入され、規定数超過によるグリッド降格が決まっていた。FIAの資料では6基目のICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、エキゾーストに加え、4基目のMGU-K、7基目のPU-ANCなどが投入されている。

ローソンは負傷欠場しているアイザック・ハジャーの代役として、オランダGPに続いてレッドブルから参戦。予選では14番手に終わったが、PU交換によるペナルティによって後方スタートが確定していた。

今回の変更によって、ローソンもグリッド最後尾ではなくピットレーンからスタートすることになり、アロンソとともに決勝では集団の後方から追い上げる展開となる。

モンツァはオーバーテイクの機会が比較的多いサーキットとはいえ、ピットレーンスタートでは序盤から大きなタイムロスを背負う。アロンソとローソンにとって、タイヤ戦略やセーフティカーのタイミングも含め、波乱を生かすことがポイント獲得への鍵となりそうだ。