レッドブル・レーシングは、2026年F1第13戦イタリアGPの予選を複雑な結果で終えた。マックス・フェルスタッペンは予選6番手となったものの、他車のペナルティにより5番グリッドからスタートする。
ローラン・メキース代表は結果への不満を認める一方、金曜日と比較してマシンの競争力は改善し、ポールポジションとの差もここ数戦より縮まったと評価した。
レッドブルはパワーユニット交換によるグリッド降格が決まっていたリアム・ローソンを利用し、フェルスタッペンにトウを与える戦略を採用。しかし、ローソンがQ2最後のアタックでトラフィックに遭い14番手に終わったため、Q3でフェルスタッペンを援護する計画は実現しなかった。
ローラン・メキース「金曜日よりペースは改善した」
メキースは予選後、5番グリッドという結果には満足できないとしながらも、レッドブルが週末を通じて前進したことをポジティブな材料として挙げた。
「今日の予選を終えて複雑な気持ちだ。もちろん5番グリッドに満足することはできないが、今日のペースは金曜日と比べて改善していたと思う」
特にメキースが評価したのがFP3での進歩だった。フェルスタッペンもFP3ではマシンを「かなり快適にドライブできた」と話しており、予選に向けて手応えをつかんでいた。
「マックスは今朝のFP3でマシンに対してはるかにいい感触を得ていたし、全体的に見れば、ここ数戦で示してきたものよりポールポジションに近づくことができた」
一方、予選ではトップ6~7台が僅差にひしめく展開となり、レッドブルはその集団の後方に沈んだ。フェルスタッペン自身も予選ではマシンがかなり跳ねるようになり、何らかの問題によって低速域のパフォーマンスを失ったと説明している。
「トップ6、7台の差は本当に小さく、今日はその集団の後方で終わった。それは少しフラストレーションがたまる結果だが、これほど差が小さければ、それも勝負の一部だ」
「明日に向けて修正し、改善しなければならない部分がいくつかある。そうすることで前にいるドライバーたちとの戦いに加われるようにしたい」

ローソンのQ2敗退「最後のラップでトラフィックに遭ったのは残念」
ローソンについて、レッドブルはエンジン交換によるグリッド降格を前提として予選を戦っていた。目標はローソン自身をQ3まで進出させ、そこでフェルスタッペンにトウを与えることだった。
しかし、Q2最後のアタックではオスカー・ピアストリに進路を妨げられたことに加えてトラフィックにも遭遇。タイムを更新できず14番手で敗退し、レッドブルの計画は崩れた。
「リアムについては、PU交換によるグリッドペナルティを受けなければならないことは分かっていた。最後のラップでトラフィックに遭い、Q3進出を逃してしまったのは残念だ」
それでもメキースは、代役としてレッドブルをドライブするローソンの仕事ぶりを高く評価している。
「全体として、リアムは今週末も我々とともにいい仕事をしている。明日はフィールドを追い上げるために力強く戦ってくれると確信している」
フェルスタッペンも予選後、マシンに発生した問題によって本来のパフォーマンスを発揮できなかったと説明しており、レッドブルには決勝までに改善すべきポイントが残されている。メキースは金曜日からの進歩を手応えとしながら、5番グリッドから前方のライバルとの戦いに加わることを目指している。
