シャルル・ルクレールは、2026年F1オランダGPの予選を6番手で終え、フェラーリには依然として1周の速さに課題があると認めた。スプリントでは2位を獲得したものの、決勝予選ではその勢いを再現できなかった。
スプリント予選では3番手につけ、スプリントではオーバーテイクを決めて2位まで浮上したルクレール。しかし決勝予選ではチームメイトのルイス・ハミルトンにも先行を許し、6番グリッドにとどまった。
Q1からQ3で変化するマシンの挙動
ルクレールは、予選でパフォーマンスを引き出し切れなかった要因として、セッションが進むにつれて変更されたエンジンモードとタイヤの準備方法を挙げた。
「本当に2つのことを確認する必要があると思う。ひとつ目は、Q1からQ2、Q2からQ3にかけてエンジンモードを変え始めると、僕の下でマシンが違う動きをすることだ。僕はそういうのがあまり好きじゃない。そこで少しパフォーマンスを失った可能性がある」
「2つ目は、僕たちがやった準備ラップだ。他のチームはやっていなかったように見える。僕としては、その準備ラップなしではタイヤの準備ができていたとは思わないけど、オープンな姿勢で他のチームが何をしていたのか確認する必要がある」
ルクレールはさらに、フェラーリのSF-25にはシーズンを通して予選よりも決勝で競争力を発揮しやすい傾向があると説明した。
「間違いなく、僕たちは予選よりレースの方が速い傾向がある。予選ではほとんどの場合、少し苦労している」
「昨日は少し例外で予選でも強かったけど、それ以外ではいつも少し後手に回っているように感じる」

「予選の改善に取り組む必要がある」
もちろん理想は、予選と決勝の双方で速いマシンを作ることだ。しかしルクレールは、単純にレースペースの一部を犠牲にして予選性能へ振り向ければ済む問題ではないと強調する。
「そこは改善に取り組む必要がある。ただ、今朝の記者会見でも話したように、白か黒かという単純な話ではない。『レースから少し取って予選に回そう』とか、その逆が簡単にできるわけではない」
「僕たちはマシンをできるだけ速くしようとしている。でも今の特性では、予選よりもレースの方が少しうまく機能する」
「僕としては逆よりもこの方がいい。でも、こういうコースでは助けにならない」
ザントフォールトはオーバーテイクが難しく、それだけにルクレールは6番グリッドという結果を悔やんだ。
「ここはオーバーテイクがとても難しいコースだから、予選が非常に重要だった。6番手スタートは理想からはほど遠い。でも、もう結果は変わらない」
「スタートを最大限に生かす必要がある。ここ2回のレーススタートは特にスムーズではなかったから、明日はうまくいってほしい」
決勝では断続的な雨も予想されており、ルクレールは変わりやすいコンディションがチャンスにつながることを期待している。
「かなり難しいレースになると思う。ここ数日を見ても、2時間ずっと雨が降るという感じではなく、10分降って晴れて、また10分降るような状況だからね。面白いレースになるかもしれない」
雨を望むかと聞かれると、ルクレールは「まあ、6番手スタートだから、そうだね」と笑った。
スプリントで示したようにフェラーリのレースペースには期待できるだけに、ルクレールにとってはスタートと変化する天候を生かし、予選6番手という不利をどこまで取り戻せるかが焦点となる。
