バルテリ・ボッタス キャデラックF1残留を断言「2027年のチケットは持っている」

バルテリ・ボッタス キャデラックF1残留を断言「2027年のチケットは持っている」

バルテリ・ボッタスは、2027年もキャデラックF1に残留するとの認識を示し、自身のシートをめぐる憶測を一蹴した。F2でスーパーライセンスポイント獲得を目指しているコルトン・ハータが後任候補として取り沙汰されているが、ボッタスは「来季のチケットは持っている」と明言している。

一方、F1参戦初年度を戦うキャデラックの現状については厳しい評価を示した。

信頼性の問題を解決したとしても、現時点ではポイント争いに加われるだけの競争力はなく、実力としては18~20番手付近だと認めている。

37歳を迎えても衰えを感じないボッタス
ザントフォールトでのF1オランダGPとモンツァでのイタリアGPの間に37歳を迎えるボッタスだが、年齢が自身のパフォーマンスに影響しているとは考えていない。

フィンランド紙『Ilta-Sanomat』に対し、元メルセデスのボッタスは「キャリアを続けるにはいい年齢だ」と語った。

「何かが悪くなったと感じたことは一度もない。フィジカルは良好だし、毎年経験も増えている。反応速度も走り始めたころと変わっていない」

「何も悪くなっていない」

2027年の去就について質問されると、ボッタスはさらに明確な言葉を口にした。

「僕は来シーズンのチケットをここで持っている。ここで続けることだけに集中する」

キャデラックの支援を受けるハータは現在F2に参戦し、F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントの獲得を目指している。そのため2027年にキャデラックへ昇格し、ボッタスに代わる可能性が繰り返し報じられてきた。

しかし、少なくともボッタス自身は2027年の契約について不安を抱いておらず、キャデラックで2年目のシーズンを迎えることを前提にしている。

キャデラックの実力は「18~20番手」
その一方で、ボッタスはキャデラックの現在地について楽観的な見方を示していない。

参戦初年度のキャデラックは依然としてノーポイントが続いており、マシンが正常に機能し、信頼性の問題がなくなればどこまで戦えるのかと問われたボッタスは、ポイント獲得にはまだ届かないと認めた。

「まだポイント圏には入れないと思う。他のチームとの差が存在しているからだ」

「通常のレースなら、現時点では18~20位あたりだと思う。それが僕たちの現在地だ」

「まず信頼性をしっかりさせて、すべてのレースを完走できるようにする必要がある」

単にトラブルをなくせばポイント争いが可能になるという段階ではなく、純粋なパフォーマンスそのものにも改善が必要だという認識だ。新規参入チームとして基盤を築きながら、まずは確実に走行距離を積み重ねることが優先課題となっている。

ロウドン更迭は「アメリカ的なやり方」
ボッタスは、シーズン途中に行われたチーム代表交代についても言及した。

キャデラックはグレアム・ロードンをチーム代表から外し、後任としてマルチン・ブコウスキーを起用。ボッタスも、この突然の変更には驚いたという。

「もちろん、シーズン途中だったので驚いた」

「こういう変更は、ある意味でアメリカ的なやり方なのだと思う。何かを変える必要があると判断したら、すぐに実行する」

「新しい人がどのように仕事をするのかは、時間が経てば分かるだろう」

2027年のシートについては「チケットを持っている」と断言したボッタスだが、キャデラックそのものはまだF1で結果を残すための土台を構築している段階にある。37歳を迎えても自身の能力に衰えはないと強調するボッタスにとって、まず求められるのは新体制のもとでマシンの信頼性と競争力を引き上げ、キャデラックをポイント争いへ近づけることになる。