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  • バルテリ・ボッタス アストンマーティンF1勢超え「最大限に引き出せている」

    バルテリ・ボッタス アストンマーティンF1勢超え「最大限に引き出せている」

    キャデラックF1のバルテリ・ボッタスは、2026年F1イタリアGPの予選を19番手で終えた。Q1敗退となったものの、チームメイトのセルジオ・ペレスを上回り、アストンマーティン勢2台より前につけるなど、現状のパッケージから最大限のパフォーマンスを引き出したと手応えを語った。

    ボッタスはQ1で1分24秒364を記録。ペレスに0.231秒差をつけ、アレクサンダー・アルボンにも接近した。

    さらに前方のドライバーにグリッド降格ペナルティがあるため、決勝は16番グリッドからスタートする見込みで、キャデラックにとってこれまでで最上位のスタート位置となる。

    「3周ともいいラップだった」 アストンマーティン勢を上回る
    「今日はとてもスムーズで、うまくまとめられた予選だった。3周ともいいラップができて、アストンマーティン勢の前に出られたし、アレックス(アルボン)にもかなり近かった」

    ボッタスは予選後、Q1突破には届かなかったものの、自身の走りについては納得できる内容だったと振り返った。

    「実際、予選はとてもストレートな展開だった。3周ともいいラップだったし、アルボンにもかなり近かった。アストンマーティン勢より前だったけど、このサーキットが彼らの強みではないことは分かっている」

    「前のペナルティを考えると、僕たちは16番手あたりからスタートすると思う。これまでで一番いい位置になるはずだ」

    バルテリ・ボッタス(キャデラックF1チーム)

    週末を通して順調「細かな部分に集中できている」
    キャデラックにとってモンツァでの週末はここまで大きな信頼性トラブルもなく進んでいる。ボッタスは、そのスムーズな進行によってマシンのセットアップや自身のドライビングといった細部に集中できていることをポジティブに捉えている。

    「少なくとも僕の側のマシンについてはかなりスムーズに進んでいる。オペレーションもどんどんスムーズになって、良くなっている」

    「今週末はセットアップの細かな部分や自分のドライビングにしっかり集中できている。だから、僕たちが持っているものを最大限に引き出せているように感じる」

    キャデラックは予選でボッタスが19番手、ペレスが20番手と2台ともQ1敗退となったが、決勝ではグリッド降格の恩恵を受けてボッタスが16番手まで繰り上がる。ここまでのスムーズな週末運営とマシンの仕上がりを生かし、チームにとってさらなる前進につなげられるかが焦点となる。

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1残留を断言「2027年のチケットは持っている」

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1残留を断言「2027年のチケットは持っている」

    バルテリ・ボッタスは、2027年もキャデラックF1に残留するとの認識を示し、自身のシートをめぐる憶測を一蹴した。F2でスーパーライセンスポイント獲得を目指しているコルトン・ハータが後任候補として取り沙汰されているが、ボッタスは「来季のチケットは持っている」と明言している。

    一方、F1参戦初年度を戦うキャデラックの現状については厳しい評価を示した。

    信頼性の問題を解決したとしても、現時点ではポイント争いに加われるだけの競争力はなく、実力としては18~20番手付近だと認めている。

    37歳を迎えても衰えを感じないボッタス
    ザントフォールトでのF1オランダGPとモンツァでのイタリアGPの間に37歳を迎えるボッタスだが、年齢が自身のパフォーマンスに影響しているとは考えていない。

    フィンランド紙『Ilta-Sanomat』に対し、元メルセデスのボッタスは「キャリアを続けるにはいい年齢だ」と語った。

    「何かが悪くなったと感じたことは一度もない。フィジカルは良好だし、毎年経験も増えている。反応速度も走り始めたころと変わっていない」

    「何も悪くなっていない」

    2027年の去就について質問されると、ボッタスはさらに明確な言葉を口にした。

    「僕は来シーズンのチケットをここで持っている。ここで続けることだけに集中する」

    キャデラックの支援を受けるハータは現在F2に参戦し、F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントの獲得を目指している。そのため2027年にキャデラックへ昇格し、ボッタスに代わる可能性が繰り返し報じられてきた。

    しかし、少なくともボッタス自身は2027年の契約について不安を抱いておらず、キャデラックで2年目のシーズンを迎えることを前提にしている。

    キャデラックの実力は「18~20番手」
    その一方で、ボッタスはキャデラックの現在地について楽観的な見方を示していない。

    参戦初年度のキャデラックは依然としてノーポイントが続いており、マシンが正常に機能し、信頼性の問題がなくなればどこまで戦えるのかと問われたボッタスは、ポイント獲得にはまだ届かないと認めた。

    「まだポイント圏には入れないと思う。他のチームとの差が存在しているからだ」

    「通常のレースなら、現時点では18~20位あたりだと思う。それが僕たちの現在地だ」

    「まず信頼性をしっかりさせて、すべてのレースを完走できるようにする必要がある」

    単にトラブルをなくせばポイント争いが可能になるという段階ではなく、純粋なパフォーマンスそのものにも改善が必要だという認識だ。新規参入チームとして基盤を築きながら、まずは確実に走行距離を積み重ねることが優先課題となっている。

    ロウドン更迭は「アメリカ的なやり方」
    ボッタスは、シーズン途中に行われたチーム代表交代についても言及した。

    キャデラックはグレアム・ロードンをチーム代表から外し、後任としてマルチン・ブコウスキーを起用。ボッタスも、この突然の変更には驚いたという。

    「もちろん、シーズン途中だったので驚いた」

    「こういう変更は、ある意味でアメリカ的なやり方なのだと思う。何かを変える必要があると判断したら、すぐに実行する」

    「新しい人がどのように仕事をするのかは、時間が経てば分かるだろう」

    2027年のシートについては「チケットを持っている」と断言したボッタスだが、キャデラックそのものはまだF1で結果を残すための土台を構築している段階にある。37歳を迎えても自身の能力に衰えはないと強調するボッタスにとって、まず求められるのは新体制のもとでマシンの信頼性と競争力を引き上げ、キャデラックをポイント争いへ近づけることになる。

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1改善認めるも「まだノーマンズランドにいる」

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1改善認めるも「まだノーマンズランドにいる」

    キャデラックF1はオーストリアGPで投入した大型アップグレードの効果を徐々に示し始めている。しかし、ドライバーのバルテリ・ボッタスは、依然として中団勢との差は残っており、チームは「ノーマンズランド」にいるとの見方を示した。

    2026年にF1へ新規参戦したキャデラックは、新興チームとしては健闘を続けているものの、さらなるパフォーマンス向上へ向けてベルギーGPでも追加アップグレードを投入する予定だ。

    アップグレードで前進も中団との差は残る
    キャデラックはデビューイヤーながら、中団グループと一定の戦いを演じている。2010年に参戦したヒスパニア、ヴァージン・レーシング、ロータスのように最後尾に沈むことはなく、予想以上の競争力を示してきた。

    オーストリアGPでは大規模なアップグレードを投入したものの、ブレーキ火災によってボッタスとセルジオ・ペレスがともに序盤リタイア。期待された成果を確認することはできなかった。

    しかし、続くイギリスGPでは両マシンが完走を果たし、ペレスも今季自己最高タイの成績を記録。チームにとっては前向きな週末となった。

    ボッタスは完走できたことを喜びつつも、現在の立ち位置を冷静に分析した。

    「完走できたのは本当に良かった。ここ3戦はフィニッシュできていなかったから、ようやく最後まで走れた」

    「たくさんの有益なデータを得ることができた。でも、僕たちはまだノーマンズランドにいるのは明らかだ。それでも時間によってはハースやウィリアムズに少し近づけていたと思う」

    16番手まで浮上も本来の位置へ
    レース序盤には16番手まで順位を上げたボッタスだったが、その順位を維持するだけのレースペースはなかったという。

    「そうでもなかった」と率直に答えたボッタスは、「自然と僕たちは本来いるべき位置まで下がっていった」と振り返った。

    レース終盤にはセーフティカー導入後の再スタートが期待されたが、最終的にはセーフティカー先導のままチェッカーとなった。

    「だからこそ最後に再スタートになってほしかった。あれが実現していたら面白かったと思う。でも、あの形でレースが終わってしまったのは残念だった」

    バルテリ・ボッタス(キャデラック)

    ベルギーGPでも新パーツ投入を予定
    キャデラックは開発の手を緩めるつもりはない。アストンマーティンがハンガリーGPまで大型アップグレードを温存する一方で、キャデラックは次戦ベルギーGPで新パーツを投入する予定となっている。

    ボッタスは、開発を積み重ねることが重要だと語った。

    「次の2週間でクルマをもっと速くするために取り組む時間がある」

    「スパでは何か新しいパーツを投入できるはずだ。少しずつでも改善を積み重ねていくしかない」

    キャデラックは依然として中団グループとの間に差を残しているものの、アップグレードによって着実な進歩を見せ始めている。ベルギーGPで投入される新パーツが、その差をさらに縮めるきっかけとなるか注目される。

  • ボッタスが明かすキャデラックF1苦戦の理由 「すべてが噛み合っていない」

    ボッタスが明かすキャデラックF1苦戦の理由 「すべてが噛み合っていない」

    2026年にキャデラックからF1へ復帰したバルテリ・ボッタスだが、ここまでのシーズンは期待通りには進んでいない。メルセデスのリザーブドライバーとして過ごした2025年を経てグリッドに戻ったものの、新チームでの適応に苦戦している現状を認めた。

    チームメイトのセルジオ・ペレスが比較的早くマシンへの理解を深める一方で、ボッタスは予選・決勝ともにペレスに5勝2敗と後れを取っている。さらに開幕から7戦で3度のリタイアを喫し、中国GPでの13位が最高成績となっている。

    セットアップの不安定さが大きな課題
    ボッタスは苦戦の主な要因として、マシンのセットアップに関する一貫性の欠如を挙げた。

    ブレーキトラブルやセットアップ面の問題が影響しているのか問われると、ボッタスは次のように説明した。

    「そうだと思う」

    「今のところ、物事は確実に僕の思うようには進んでいない。その多くはセットアップの一貫性のなさに関係している。クルマのいくつかの部分は、期待しているものと違うフィーリングになることがかなり多いんだ」

    新興チームであるキャデラックはまだマシン開発の途上にあり、ドライバーが予測する挙動と実際の挙動にズレが生じていることが、ボッタスの適応を難しくしているようだ。

    開幕序盤のレース間隔も悪影響
    ボッタスは技術的な問題だけでなく、シーズン序盤の特殊なスケジュールも影響したと考えている。

    「シーズン序盤はレース間隔がかなり空いていたし、走行時間もそれほど多くなかった。それも助けにはならなかった」

    新チームへの適応には実走行による経験の積み重ねが重要だが、十分な走行機会を得られなかったことで問題点の把握や改善が遅れたという認識だ。

    後半戦での巻き返しに期待
    それでもボッタスは悲観していない。今後レースが連続することでチーム全体の理解が深まり、状況が改善すると期待している。

    「これからはもっと良い流れ、良いリズムに入れることを本当に期待している。クルマで起きている問題も、もっと理解できるようになるはずだ」

    「そこから前進していきたい。シーズンはまだ長いからね」

    キャデラックは2026年の新規参戦チームとして経験不足という課題を抱えているが、ボッタスの豊富な経験は本来大きな武器となるはずだ。現時点では結果に結びついていないものの、シーズン中盤以降にチームとともに巻き返せるかが注目される。

    Source: RacingNews365

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1のシート喪失報道を否定「完全なデタラメ」

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1のシート喪失報道を否定「完全なデタラメ」

    バルテリ・ボッタスは、F1モナコGPを前に自身の将来をめぐる報道を一蹴した。カナダGP後に浮上したキャデラックF1での立場に関する噂について、「完全なデタラメ」だと強く否定している。

    ボッタスは2025年にメルセデスのリザーブドライバーを務めた後、2026年から新規参戦のキャデラックF1でF1に復帰した。チームメイトはセルジオ・ペレスで、カナダGPのスプリント週末では予選セッションでペレスがボッタスを大きく上回ったことから、ボッタスのシートが早くも見直されているとの噂がSNS上で広がり、一部メディアにも波及した。

    ボッタス「見出しとクリックのためだ」
    モナコでメディア対応を行ったボッタスは、その噂を明確に否定した。

    「そういう噂に直面するのは初めてではない。誰かが完全なデタラメを作り上げるのは少し残念だが、このスポーツでは普通のことだ」

    「僕は自分の状況を分かっているし、チームも僕の状況を分かっていて、100%サポートしてくれている。だから、僕の側としては最終的には問題なかった」

    報道の背景について問われたボッタスは、次のように語った。

    「見出しだ。クリックだ。それが僕の考えだ」

    「実際、朝のコーヒーを飲んでいるときに最初の噂を見て、ちょっと笑ってしまった」

    「それがこのスポーツのネガティブな面でもある。ときどき、何かを書くために噂を作りたい人や、話を作り上げる人がいる。僕はそれも一部だと学んだし、もうあまり影響されることはない」

    カナダでの不振には技術的要因
    ボッタスは、カナダGPでペレスに対して大きく遅れた理由について、キャデラックF1が一定の答えを見つけつつあるとも説明した。

    「この後の午後にもう一度ミーティングがあるが、先週チームとその件について話し合った。パワーユニット側とマシンの組み立て側の両方に問題が見えている」

    「話せるのはそこまでだが、理由が見えているのは良いことだ。マシンをどう組み立てるか、すべてのパーツをどう取り付けるか、その品質について作業を続ける必要がある」

    モナコはキャデラックF1にとって好機
    モナコGPに向けて、ボッタスはキャデラックF1がここまでで最高の結果を狙える可能性にも触れた。

    「この週末は、誰にとっても常にチャンスだ。たとえば何年か前、ジュール・ビアンキがここでマルシャにポイントをもたらしたことを思い出してほしい。そういうことは起こり得る」

    「もちろん、予選で良い位置につけなければならない。でも決勝でも何が起こるかは分からない。僕たちは前向きなチャンスとして受け止めている」

    カナダでのペース差はボッタス個人の評価に直結する材料として扱われたが、本人とチームは技術的な要因を確認している。モナコでは予選順位が結果を大きく左右するため、キャデラックF1にとっては信頼性と組み立て精度、そして一発の完成度が問われる週末になる。

  • キャデラックF1 バルテリ・ボッタス更迭説を全面否定「完全な事実無根」

    キャデラックF1 バルテリ・ボッタス更迭説を全面否定「完全な事実無根」

    キャデラックF1チーム代表のグレアム・ロードンは、バルテリ・ボッタスのシート喪失が噂されているとの報道について、「事実無根だ」と強く否定した。

    2026年シーズン開幕から5戦を終えた時点で、チームメイトのセルジオ・ペレスと比較して適応に苦戦しているとの見方から、ボッタスの将来に疑問符が付けられていた。しかしロードンは、そうした憶測には根拠も論理性もないと一蹴している。

    「完全に間違っている」更迭説を一蹴
    ロードンはRacingNews365に対し、ボッタス更迭説について明確に否定した。

    「その噂には何の根拠もないし、まったく真実ではない。断言できる」

    「どこから話せばいいのか分からないが、その噂は事実として完全に間違っている。そこに真実の要素はまったく存在しない」

    さらにロードンは、キャデラックのドライバーが置かれている特殊な状況を説明した。

    「両ドライバーがやっている仕事を見れば分かる。我々はレースをしながら同時にチームを作り上げている最中だ。これは非常に特殊な任務だ」

    「外部の人々は、我々が彼らに何を求めているのかを知らない。セッションごと、レースごと、そしてマシン開発において何を担っているのかも理解していない」

    キャデラックは依然としてポイント未獲得ながらも、参戦前に予想されていたほど大きく後れを取ってはいない。ロードンは、開幕前にもチームを過小評価する声が多かったことを指摘した。

    「開幕前には、我々が予選で107%ルールの範囲内に入ることさえ難しいという話があった」

    「だがモントリオールでは、スプリント予選突破まであとコンマ数%のところまで来ていた。だから噂には真実がないだけでなく、論理性もない」

    コルトン・ハータ起用説にも呆れ顔
    今回の噂では、ボッタスの後任としてリザーブドライバーのコルトン・ハータを起用する案まで報じられていた。

    しかしロードンは、その内容自体がF1の基本ルールを理解していないものだと指摘した。

    「読んだ噂の中には、F1の基本的なルールさえ考慮していないものがあった」

    「例えば、数戦以内にコルトンをバルテリの代わりに起用するという話だ。しかしコルトンにはF1参戦に必要なスーパーライセンスのポイントが足りない」

    「その事実だけでも、その種の噂の信頼性がどれほどのものか分かるだろう」

    ペレス離脱説も同時に否定
    ロードンは、ボッタスだけでなくセルジオ・ペレスに関する憶測についても否定した。

    「コルトンには彼自身のプログラムがあり、チェコ(ペレス)にも我々とのプログラムがある。バルテリも同じだ」

    「彼らはそれぞれの形で、キャデラックF1チームの構築という目標に貢献している」

    そして最後に、噂に対するチームの立場を改めて強調した。

    「バルテリのシートが危険にさらされているとか、チェコが他チームへ移籍するといった噂には、実際の真実も証拠も一切存在しない。そのことを極めて明確にしておきたい」

    キャデラックは2026年の新規参戦チームとして、ペレスとボッタスという経験豊富なラインアップを起用した。開発とチーム構築を並行して進める現在の段階では、単純なリザルト以上に両ドライバーが果たしている役割をチームは重視しているようだ。ボッタス更迭説は、少なくとも現時点では完全に否定された形となった。

  • バルテリ・ボッタス更迭説を否定 キャデラックF1は全面支持を継続

    バルテリ・ボッタス更迭説を否定 キャデラックF1は全面支持を継続

    バルテリ・ボッタスのキャデラックF1での将来に疑問符が付けられているとの報道が広がった。しかし、複数の関係者によれば、その噂は事実ではなく、チームは依然としてボッタスを高く評価しているという。

    2026年シーズンからF1に参戦したキャデラックは、セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスという経験豊富なラインナップを起用した。だがカナダGPではペレスが明確に優位なペースを見せた一方で、ボッタスは苦戦。

    これをきっかけに「ボッタスがシートを失う可能性がある」との憶測が広がった。

    ボッタス更迭説は“完全な作り話”との見方
    PlanetF1によると、キャデラック内部に近い関係者は、ボッタス更迭説について「完全な捏造」と強く否定している。

    実際、状況に詳しいある情報筋は、この噂の捏造ぶりについて、小松礼雄がエステバン・オコンに関する誤報を流した情報源に激しく反論した際の騒動になぞらえ、「それと同じレベルだ」と語ったという。

    チームはボッタスの経験を高く評価しており、新規参戦チームであるキャデラックがここまで安定した運営を実現できている背景には、ボッタスとペレスの存在が大きいという。

    実際、キャデラックはまだ無得点ながらも、同じく苦戦するアストンマーティンに匹敵する競争力を示している。チーム側は短期的な結果だけでドライバーを評価する段階ではないと考えているようだ。

    ボッタス自身もカナダGP後にマシンの問題を明かしている。

    「今週末はセットアップ面でいくつか問題があった」

    「セッションごとにマシンの状態がかなり違っていたし、今日も修正できなかった部分があった。クルマは100%の状態ではなかった」

    「まだ十分な自信を持てる状態ではないが、自分のクルマが100%ではなかったことも分かっている」

    コルトン・ハータ起用説の最大の障害
    今回の噂では、キャデラックのリザーブドライバーであるコルトン・ハータがボッタスの後任候補として名前を挙げられた。

    しかし、このシナリオには大きな問題がある。

    ハータは現在FIAスーパーライセンスを保有していない。

    FIA規則ではF1参戦に必要なスーパーライセンス取得のため、過去3年間で40ポイントを獲得する必要がある。

    ハータは2025年限りでインディカーを離れ、F1参戦を目指してF2へ転向したが、現時点ではランキング12位に留まっている。F2では上位8位以内に入らなければ十分なポイントを獲得できないため、現状では2027年のF1参戦資格すら確定していない。

    一方で、FP1走行を通じて追加ポイントを獲得する方法は残されており、キャデラックが今季中にハータへフリー走行の機会を与える可能性はある。

    ただし、現段階でシーズン途中にハータがボッタスの代役としてF1デビューすることは現実的ではない。

    代役候補なら周冠宇が有力
    仮にドライバー交代が必要になった場合、現実的な候補として挙げられているのは周冠宇だ。

    周冠宇はFIAスーパーライセンスを保持しており、チーム代表のグレアム・ロードンがマネジメントを担当していることでも知られる。

    ロードンは以前から周冠宇について高く評価しており、ドライバーに問題が発生した場合には即座に起用できる体制が整っている。

    また、周冠宇は今後バルセロナで行われるピレリタイヤテストへの参加も予定している。

    キャデラックが求めるのは速さよりも経験
    今回の噂が現実味に欠ける最大の理由は、そもそもキャデラックがボッタスとペレスを起用した目的にある。

    新規参戦チームにとって最も重要なのは、ポイント獲得よりも走行距離を積み重ね、組織として学習することだ。

    チーム代表のグレアム・ロードンは、マイアミGPの時点で「すべてが新しいチーム」であることを繰り返し強調していた。

    マシン開発、部品調達、製造、レース運営、戦略判断など、あらゆるプロセスがゼロから構築されているため、ドライバー個人のパフォーマンス差だけで評価する段階にはないという。

    実際、カナダGPではペレス車にサスペンション破損が発生しており、チーム側もアップデートや部品の信頼性評価を続けている最中だ。

    ロードンはチームの現状について次のように説明している。

    「新しいチームにとってはより難しい。すべてのプロセスが新しく、何もかもが真新しい状態だからだ」

    「だがチームには経験豊富なエンジニアがいる。チャンピオンシップを勝った経験を持つ人材も多い」

    「チーム内の雰囲気は非常に良い。困難な状況でもネガティブにならず、むしろ挑戦を楽しんでいる人間が多い」

    2027年もボッタス残留が有力か
    さらにPlanetF1によれば、ボッタスとペレスの契約は単年契約ではないとみられている。

    両者とも複数年オプションを含む契約を結んでいるとされ、少なくとも現時点でボッタスの2027年シートが脅かされている状況ではない。

    ペレスの好調なパフォーマンスが他チームの関心を集めている一方で、ボッタスについてもキャデラック側は長期的な戦力として位置付けているという。

    少なくとも現段階では、「ボッタス更迭」「ハータ昇格」といった話は根拠に乏しく、キャデラックは経験豊富な2人のドライバーとともに、チーム基盤の構築を優先しているようだ。

  • バルテリ・ボッタス “全盛期”のルイス・ハミルトンは「F1史上最高」

    バルテリ・ボッタス “全盛期”のルイス・ハミルトンは「F1史上最高」

    バルテリ・ボッタスは、メルセデス時代にチームメイトとして過ごした経験から、“全盛期”のルイス・ハミルトンについて「史上最高」と評した。

    2017年から2021年までハミルトンとコンビを組んだボッタスは、F1史上屈指の成功期を内部から見てきたドライバーの一人だ。ニコ・ロズベルグの電撃引退後にメルセデスへ加入したボッタスは、タイトル争いではハミルトンに及ばなかったものの、コンストラクターズタイトル獲得に大きく貢献した。

    「裏では誰よりも努力していた」
    レイチェル・ブルックスの新著『F1 Racing Drive』の中で、ボッタスはハミルトンについて次のように語っている。

    「このスポーツはドライバーだけじゃなくマシンも重要だから、評価するのは難しい。でも、僕が間近で見てきた限りでは、“全盛期のルイス”は史上最高だと思う」

    ボッタスは特に、ハミルトンの舞台裏での姿勢が世間のイメージとは大きく異なっていたと強調した。

    「彼のコミットメントだね。ほとんどいつもパドックを最後に出るのはルイスだった」

    「裏では、人々が想像していた以上にずっと努力していた。少なくとも当時はそうだった」

    「ファクトリーでの仕事の日も、彼は質問を止めなかったし、常に人々をプッシュしていた」

    さらにボッタスは、華やかな私生活ばかりが注目されるハミルトン像にも言及した。

    「レースウイークが終わって家に帰ったら、パーティーをして友達と遊んでいると思われていたかもしれない。でも実際には、次にどう勝つかをボノと電話で話していることが多かった」

    “最高のチームメイト”としての関係性
    一方で、ハミルトン自身も過去に“お気に入りのチームメイト”としてボッタスの名前を挙げている。

    2023年にスカイスポーツで、ハミルトンは次のように語っていた。

    「バルテリとは本当に楽しかった。長年一緒にいて素晴らしい関係だったし、彼は僕を倒したいと思っていたけど、本当の仲間意識があった」

    「お互いに常にリスペクトがあったし、駆け引きもなかった。真っ向勝負だった」

    「一緒に移動もしたし、本当に良い友情を築けたんだ」

    フェラーリ移籍後も続く“ハミルトン評価”
    2026年シーズンのルイス・ハミルトンには、フェラーリ移籍後の苦戦によって厳しい視線も向けられている。しかし、最も近くで彼を見てきたボッタスの証言は、ハミルトンの強さが単なる才能だけではなく、徹底した準備と執念によって支えられていたことを改めて示している。

    近年はマックス・フェルスタッペンやアンドレア・キミ・アントネッリら新世代の台頭が注目される一方で、“全盛期のハミルトン”を知るドライバーたちは、なお別格の存在として評価し続けている。

  • バルテリ・ボッタス F1マイアミGPで愛車盗難 FBI出動「逃走車に使用?」

    バルテリ・ボッタス F1マイアミGPで愛車盗難 FBI出動「逃走車に使用?」

    バルテリ・ボッタス(キャデラックF1)は、2026年F1マイアミGP週末に滞在していたAirbnbで愛車が盗難被害に遭い、その後FBIまで捜査に乗り出す異例の事態に発展していたことを明かした。

    盗まれたのはキャデラック・エスカレードで、車内にはパドックパスやVIP駐車許可証まで残されていたという。結果的に車両は翌日に発見されたが、ボッタスは「逃走用の車として使われたのではないか」と語っている。

    パドックパス入りの車が消失
    ボッタスは『What’s next?』ポッドキャストで、事件当時の状況を詳細に説明した。

    「金曜日はいつも通り帰宅して、車をAirbnbのドライブウェイに停めた。軽く夕食を食べて、早めに寝たんだ。車の鍵は家の中にあったし、車もロックしていた」

    しかし翌朝、友人から異変を知らされたという。

    「信じられなかったよ。外へ出てドアを開けたら、エスカレードが消えていた。鍵はまだ家のテーブルの上にあるのに見えるんだ。『どうやってAirbnbのドライブウェイから車が盗まれたんだ?』って感じだった」

    この日はスプリントと予選が行われる重要な土曜日だったこともあり、ボッタスは急遽別の移動手段を確保する必要に迫られた。

    「当然、サーキットに遅れそうになった。別の移動手段を探さないといけなかったからね。幸運にも別のエスカレードが送られてきて、それでサーキットへ向かった。でもその時になって『あ、パドックパスが車の中だ』って気づいた」

    「だから当然、パドックパスも持っていなかった。でも何とか解決したよ」

    “F1関係者になりすます”可能性も懸念
    番組内では、盗難犯がボッタス本人になりすましてパドックへ侵入できた可能性も冗談交じりに語られた。

    共同司会のポール・リプケが「その泥棒、ボッタスになりきって1日過ごせたんじゃないか」と話すと、ボッタスもそれを否定しなかった。

    「そうだね。VIP駐車場も使えたし、パドックにも歩いて入れた。サインインしてチームにも行けただろうね」

    「でも結局、彼らはF1レースには興味がなかったみたいだ。翌日には車が乗り捨てられた状態で見つかったから」

    FBIも捜査に参加 “逃走車両”説が浮上
    事件は単なる車両盗難に留まらず、最終的にはFBIまで捜査に加わる事態となった。

    ボッタスは「FBIも関与した。完全な捜査になった」と明かしている。

    車が発見された場所は“犯罪多発地域”だったといい、当局はF1関係者用パスが残されていたことを重く見たようだ。

    「警察とFBIが動いたのは、その理由もあった。VIP駐車パスもあったし、誰かがその車でサーキットへ行けた可能性があったからね」

    「でも彼らはF1には興味がなかったみたいだ。おそらく犯罪に使って、その後で乗り捨てたんだと思う。僕の中では“逃走用の車”だったんじゃないかと思っている」

    「車を失ったのは残念だけど、かなりクレイジーな出来事だった。人生でこんなことは初めてだよ」

    武装警備員まで配置された異常事態
    この事件を受け、ボッタス陣営は週末の残り期間、Airbnb前に武装警備員を常駐させる対応を取った。

    「武装して、防弾ベストも装備した完全装備の警備員だった」

    さらにボッタスは、盗難グループの手口にも驚きを隠さなかった。

    「かなり高度な技術が使われているはずだ。どうやって車に侵入して、しかも即座に追跡装置まで停止できるのか。本当に驚いたよ」

  • バルテリ・ボッタス キャデラックF1で初体験「マシン設計に関与できる」

    バルテリ・ボッタス キャデラックF1で初体験「マシン設計に関与できる」

    バルテリ・ボッタスは、2026年F1シーズンから参戦したキャデラックF1チームで、これまでのF1キャリアでは経験したことのない領域に関わっていると明かした。

    ウィリアムズ、メルセデス、アルファロメオ/キック・ザウバーを経て、新規参入チームに加わったボッタスは、ステアリングホイールのレイアウトやボタン配置、ステアリングレシオの選定など、マシン設計の細部にまで関与している。

    新規チームだからこそ可能になったマシン設計への関与
    キャデラックは、10年ぶりにF1グリッドへ加わった完全な新規チームであり、過去から引き継ぐ習慣や設計思想に縛られない。その環境が、ボッタスにとってこれまでにない自由度を生んでいる。

    「ステアリングホイールのレイアウトを設計したり、ホイール用の正確なボタンを選んだりすることに関わったことは一度もなかった」とボッタスはスカイスポーツF1に語った。

    「たとえば、自分が望むステアリングレシオそのものを選ぶこともそうだ。新しいチームとしてスタートするときは、過去からの習慣や部品を引きずっていないから、できることが本当に多い。マシンのすべてを設計する一部になれる。それは本当に最高だ」

    信頼性で築いたキャデラックの出発点
    キャデラックにとって、F1参戦初年度から競争力を発揮することは大きな挑戦だった。それでも2026年開幕からの3戦で、ボッタスは2戦を完走し、チームメイトのセルジオ・ペレスは3戦すべてを完走している。

    多くの既存チームが信頼性に苦しむなか、中国GPと日本GPで2台を完走させたことは、キャデラックにとって重要な基盤となった。メルセデスで経験を積んだボッタスと、レッドブルでトップチームを知るペレスの存在も、チーム形成に大きく作用している。

    「僕たちは2人とも、このスポーツで多くのものを見てきた。良いチームで何が機能するのかも見てきたし、何がうまく機能しないのかも見てきた」

    「良い面も悪い面も見てきた。チームに何が必要か、マシンが最高のレベルで機能するために何が必要かについて、僕たちはよく理解していると思う。だから、特に僕たち2人が持っているマインドセットを考えれば、僕たちは間違いなく自分たちよりもチームを優先している。それが、より早く改善していく助けになればいい」

    バルテリ・ボッタス キャデラック F1

    1年の離脱が変えたF1への向き合い方
    ボッタスは2025年にメルセデスのリザーブドライバーを務め、フルタイムのレースシートから離れていた。その時間は、F1への意欲を失わせるものではなく、むしろ現在の立場への感謝を強めるものになったという。

    「大きな違いをもたらした。僕はこのスポーツの一部であることに感謝しているし、このスポーツそのもの、そしてその周りにあるすべてを以前よりずっと大切に思っている」

    「特にレースの部分だ。日曜日のプロセス全体、準備をして、マシンに乗り込み、グリッドに立ち、国歌を聞く。そのすべてに対して、そこにいられる自分たちは本当に幸運なんだという感謝の気持ちがある。だから、僕にとっては大きな違いになったし、それはこれからの数年で自分を助けてくれると思う」