カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 F1スペインGP後にレッドブルとピレリの2日間テストで巻き返しへ

    角田裕毅 F1スペインGP後にレッドブルとピレリの2日間テストで巻き返しへ

    角田裕毅は今週、F1スペインGPでの失望を受け、状況の立て直しと問題の洗い出しに貴重な時間を費やすことができた。日本人ドライバーは水曜にかけて、バルセロナ=カタルーニャ・サーキットで2日間にわたる走行を実施。1日はレッドブルと、もう1日はピレリとのテストに参加した。

    ここ最近、角田裕毅は厳しいレースが続いており、スペインでの予選では最下位に沈み、マシンのペース不足に「困惑した」と語った。

    日曜の決勝では、レッドブルがRB21に変更を加えたことでピットレーンからのスタートとなったが、レースでは順位を大きく挽回することはできず、最終的に14位でチェッカーを受けた。終盤のセーフティカーがレース展開を狂わせ、ポイント獲得のチャンスも潰えてしまった。

    それでも、最終的に角田裕毅が最大の懸念としていたのは、RB21の深刻なペース不足だった。

    「今回のグランプリでは、どういうわけかペースが大きく落ち込んでしまって、自分のパフォーマンスを発揮することができなかったのが本当に残念です」

    「正直、このグランプリに関しては、本当に本当に奇妙な感覚でした」

    レッドブルRB19を使用したターゲットテスト
    火曜日には、レッドブルの2023年型マシンRB19を改修した車両を用いた「過去車両テスト(TPC)」を1日かけて実施。通常のレース週末とは異なり、TPCテストではセッティングの自由度が高いため、レッドブルは角田裕毅がマシンのパフォーマンスレンジをより深く理解し、セットアップのばらつきを解消するうえで重要な機会と位置付けている。

    このテストは当初、4月にシルバーストンで予定されていたが、天候不良で中止されていたものの代替実施となった。レッドブルは当時、貴重な走行距離を無駄にしないため、天候が悪化した中での実施を見送っており、今回のスペインでの晴天を生かす形で挽回が果たされた。

    角田裕毅 レッドブル F1

    ピレリの2026年タイヤ開発と将来に向けた準備
    水曜日も引き続き角田裕毅はサーキットに残り、今度はピレリの2026年タイヤ規定に向けた開発プログラムに参加した。

    この日はRB19をベースにした2026年仕様のミュールカーをドライブ。『The Race』の報道によれば、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリと共に、将来のレギュレーションに向けたコンパウンド評価を行ったという。

    この種のテストは、チームがタイヤ開発の名目でパフォーマンス上の利得を得ることがないよう厳しく規制されているが、それでも角田裕毅にとってはレッドブルのマシンで多くの周回を重ね、感覚を取り戻す貴重な機会となった。

    これらのテストの結果が今季のパフォーマンスに直接影響を与えることはないが、特に自由度の高いTPCセッションで得られたデータは、ここ最近角田裕毅を苦しめていた不振の原因をレッドブルが特定し、解決するための重要な材料となる可能性がある。

  • 角田裕毅に必要な「結果と安定」 レッドブルF1幹部が語るセカンドシート条件

    角田裕毅に必要な「結果と安定」 レッドブルF1幹部が語るセカンドシート条件

    角田裕毅の立場が揺らぎつつある。スペインGP後、レッドブルF1のヘルムート・マルコとクリスチャン・クリエンが、予選での失速や精神面の課題に言及。イモラでのクラッシュの影響もあり本来の実力を発揮できていない中、チームが求める“理想のセカンドドライバー像”との差が浮き彫りになっている。

    オスカー・ピアストリが勝利を収めた2025年スペインGP。レッドブルにとっては、マックス・フェルスタッペンの表彰台争いが終盤に崩れ、チームとしても戦略面での反省が残る週末となった。

    そんな中、レース後に放送されたServusTVの番組で、マルコとクリエンはこの週末を徹底的に振り返り、フェルスタッペンの行動から角田裕毅の立場、さらには将来のセカンドドライバー像まで踏み込んだ議論を展開した。

    セーフティカーがすべてを狂わせた
    「我々は2ストップ戦略で入った。ピットウォールには70人がいて、それぞれが役割を担っている。序盤の判断としては正しかった」とマルコは語る。

    クリエンも「ノリスに対してマックスはしっかりプレッシャーをかけていた。ペースは不足していたが、戦略は機能していた」と同調した。

    だが、終盤に出されたセーフティカーがすべてを変えた。

    「残っていたのはハードタイヤだけ。それを履いたのは明らかにミスだった。代替案としてステイアウトもあり得た。マクラーレンには抜かれても、ルクレールは抑えられた可能性がある」とマルコは悔やむ。

    「マックスがハードを履いた瞬間、厳しい展開になるとすぐに感じた」とクリエン。

    なぜハードタイヤを選んだのか
    フェルスタッペンは無線でタイヤ選択への疑問を投げかけていた。

    「彼は『なぜハードなんだ?』と問いかけてきた。新品タイヤが中古より良いという前提が裏目に出た」とマルコは打ち明ける。

    「セーフティカー中にピアストリはタイヤ温度を落としすぎて失いかけていた。我々も温度管理に苦しんだ。ランドは射程圏内だったが、オスカーは手が届かなかった」と続けた。

    ラッセルとの接触とフェルスタッペンの“導火線”
    終盤のリスタート後、フェルスタッペンはラッセルと接触。その過程もマルコは冷静に分析する。

    「マックスはルールを隅々まで理解している。ラッセルが制御を失っていた。だから避けるしかなかった。我々はあれを50:50と見ていたが、ペナルティリスクを避けるため、渋々ポジションを戻した」

    だが、その後の“再加速”が混乱を招いた。

    「突然踏み直して、流れが崩れた。完全な判断ミスだった」とマルコは断言。

    クリエンは「謝罪は評価するが、F1ではあれはやりすぎだった。マックスはコクピットで一瞬の判断を誤ると、感情の爆発に繋がってしまう。今回はその典型だった」と指摘した。

    角田裕毅 F1クリスチャン・クリエン

    マクラーレンの完成度、レッドブルの現実
    「週末を通してコンマ3秒は遅れていた。互角だと思っていたが、マクラーレンが完全に上だった。マックスは限界まで引き出しているが、それでも勝てるマシンではない」とマルコ。

    「終盤までは良い戦いだった。けれど、マクラーレンの完成度がすべてを物語っていた」とクリエンも同調した。

    「マクラーレンと互角に戦えるのは3~4戦に1回。今はそのくらいの差がある」とマルコは現実を受け入れている。

    角田裕毅の“限界”と精神面の課題
    マルコは、角田裕毅の現状についてより踏み込んだ分析を加える。

    「角田はフリー走行では時にマックスと0.1秒差しかないこともあるが、予選になるとそれが一気に開く。マックスはすぐに全力を出せるが、角田はそれを取り戻そうとしてミスを犯す」

    さらに、スペインGPでの不振の背景にはイモラでのクラッシュの影響があったという。

    「イモラでのアクシデントのせいで、必要なスペアパーツが揃わなかった。マシンのスペックだけで0.2~0.3秒のハンデを背負っていた」

    マルコは、角田裕毅が“その枠”に入りきれていないことも示唆している。

    「チェコ(ペレス)は当初良かったし、何度かグランプリも勝った。だが、やがて崩れていった。我々に必要なのは、マックスに張り合うのではなく、自分の道を見失わず、精神的に安定しているドライバーだ。みんなそこに失敗してきた」と語り、角田裕毅も“その枠”に入るには結果が必要だと示している。

    ヒュルケンベルグの一発と“理想の2番手像”
    この日、ポイントを獲得したザウバーのヒュルケンベルグにも話題が及んだ。

    「ザウバーにとっても、結果を出すことは重要だった。セーフティカーがヒュルケンベルグに味方したね」とクリエンは評価した。

    それを受け、マルコは過去の選考についても振り返る。

    「実はペレスを起用したとき、ヒュルケンベルグも候補だった。ペレスは当時バーレーンで勝ったが、その後は安定しなかった。我々が必要なのは、マックスに勝とうとせず、自分の道を見失わない精神的に安定したドライバーだ。みんなそこに失敗してきた」

    クリエンも「マックスの隣に座るには、速さだけでなく、戦略理解と精神面のタフさが必要。それがなければ機能しない」と補足する。

    角田裕毅 レッドブル F1ヘルムート・マルコ

    ハジャーの台頭と角田裕毅の立場
    チームメイト争いの焦点は、いまやアイザック・ハジャーに移りつつある。

    「彼は安定してポイントを獲得し、VCARBの中で存在感を放っている。いまのところレッドブルは動く気配を見せていないが、角田裕毅が結果を出せなければ話は変わる可能性がある」とクリエンは語る。

    契約報道とマルコの後継問題
    フェルスタッペンの契約を巡る“退出条項”報道について、マルコはきっぱり否定した。

    「ナンセンスだ。マックスが出たいと思えば、そんなまわりくどいやり方はしない。もっと直接的に動くだろう」

    そして、自身の去就についてもこう語った。

    「私はもう若くはない。セバスチャン(ベッテル)は理想的な後任だと思っているが、具体的な話にはなっていない。まだ元気だし、2026年まで契約はある」

    カナダGPへ――“波乱のない週末を”
    最後にマルコは、次戦カナダGPに期待を寄せた。

    「気温が高すぎると我々のタイヤは厳しくなる。以前は暑さが有利だったが、今は逆だ。マクラーレンがどうやってタイヤを持たせているのかは謎だが、カナダは高速コーナーが少ない。穏やかで、混乱のない週末を期待しているよ」

  • 角田裕毅 レッドブルF1マルコ顧問が擁護「コンマ2~3秒遅いスペック」

    角田裕毅 レッドブルF1マルコ顧問が擁護「コンマ2~3秒遅いスペック」

    レッドブルF1のアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2025年シーズン中盤以降の角田裕毅の苦戦について、「イモラでのクラッシュにより最新仕様のパーツが使えず、コンマ2~3秒遅いスペックのマシンで戦っていた」と明かした。

    結果だけを見れば不調に映るレースも続いているが、マルコはその背景に「機材面でのハンデ」があったと指摘し、「彼への信頼は揺らいでいない」と強調している。

    角田裕毅がレッドブルに昇格した当初、彼はその速さの片鱗をいくつか見せていた。

    日本GP予選ではレッドブルの戦略ミスによってQ3進出とポイント争いのチャンスを逃したが、マシンにほとんど慣れていない中で示したスピードは確かなものだった。

    次戦のバーレーンでは9位に入ってポイントを獲得。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが6位にとどまった中での結果だった。

    さらにジェッダでは再びQ3進出を果たしたものの、オープニングラップの接触によりポイント加算はならなかった。

    それでも、開幕数戦における角田裕毅のパフォーマンスは、本人にとってもチームにとっても希望の持てるものだった。

    とはいえ、近週は角田裕毅にとって困難な時間が続いている。ただし、ヘルムート・マルコは「その背景には正当な事情がある」と説明している。

    角田裕毅 レッドブル F1
    マルコ「角田裕毅はまだ我々の信頼を得ている」
    フェルスタッペンがRB21に対して不満を抱いていることはよく知られており、特に2025年シーズン序盤にはその傾向が顕著だった。

    レッドブルはマクラーレンとの差を縮めるべく、すぐさまアップデートを導入し始めた。

    その成果は徐々に現れ、イモラではフェルスタッペンがピアストリやノリスを上回る純粋なパフォーマンスを見せた。

    マクラーレンの優位は依然として明白だが、レッドブルはプレッシャーをかけられるほどの位置まで戻ってきている。

    だが、角田裕毅にとってイモラでのクラッシュは大きな代償を伴うものだった。

    決勝ではピットレーンスタートから10位まで挽回したが、この接触で彼が装着していた最新アップグレードは破損してしまった。

    マルコは、ロジスティクス上の問題で角田裕毅がRB21の最新スペックを使えていないと明かす。

    「もう1つ見逃せないのは、我々のマシンが金曜時点では大抵ひどい状態だということだ」とマルコは伊メディア『motorsport.it』に語った。

    「それを予選までに修正するが、かなり大きなセットアップ変更が必要になる。マックスはすぐに適応できるが、角田裕毅は自信をつけるのに数周を要する。だが予選の段階では、すでに時間がない」

    「バルセロナでは、イモラでのクラッシュの影響で角田裕毅のRB21には同じ技術仕様が搭載されていなかったことも指摘すべきだ」

    このクラッシュは、3連戦の幕開けというタイミングで起きた点でも、極めて不運だった。

    マルコによれば、24歳の角田裕毅は古い仕様のパーツを使わざるを得ない状況で、重要なパフォーマンスを失っていたという。

    「マシンだけで見れば、角田裕毅はコンマ2~3秒分の不利を被っていた」とマルコは述べている。

    それでも楽観できる理由はある
    もちろん、こうした事情があっても、過去数戦のリザルトが変わるわけではない。

    角田裕毅はオーストラリアや中国では大きなポイントを逃す不運に見舞われ、現在のチャンピオンシップの順位でも望んでいた位置には届いていない。

    スペインGPでは、ザウバーとニコ・ヒュルケンベルグのように、適切な条件が揃えばミッドフィールドのチームでも上位勢にプレッシャーをかけられることが示された。

    とはいえ、角田裕毅のここ数戦の結果は、彼の実力や将来性を正しく反映しているとは言い切れない。

    2022年後半以降、経験豊富なチームメイトだったピエール・ガスリーに匹敵するパフォーマンスを見せて以降、角田裕毅は一貫して高いレベルの走りを披露してきた。

    角田裕毅は安定して強い走りができるドライバーとしての地位を確立しつつある。

    もちろん、レッドブル昇格後の最近のパフォーマンスは改善の余地があるが、それでも厳しい状況下でも彼は速さの兆しを見せている。

    もしカナダGPでRB21の新しいフロア仕様を受け取ることができれば、角田裕毅にも再び挽回のチャンスが巡ってくるだろう。

  • 角田裕毅 「リアウイングの判断は我々のミス」とレッドブルF1技術者

    角田裕毅 「リアウイングの判断は我々のミス」とレッドブルF1技術者

    角田裕毅にとって、2025年F1スペインGPは厳しい週末となり、レッドブルのF1マシンで再びポイント圏外に終わった。

    予選では最下位に沈み、角田裕毅本人も困惑した様子を見せていた。レッドブルレーシングのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンがより遅いコンディションでラップを終えたにもかかわらず、角田裕毅は0.6秒遅れを取る結果となった。

    さらに決勝では、レッドブルF1は角田裕毅をピットレーンからスタートさせる判断を下したが、序盤で大きく順位を上げることはできず。終盤にセーフティカーが導入されたものの、最終的に13位でレースを終えた。

    レース前にレッドブルF1のテクニカルディレクターであるピエール・ワシェは、予選後のメディア取材で、角田裕毅のマシンに関して「我々のミスだった」と認めた。

    ピエール・ワシェによると、角田裕毅のマシンにはパルクフェルメ下でリアウイングの仕様変更が行われ、これがピットレーンスタートの理由となったという。

    「これまでとはまったく異なることを試した。予選で大きなリアウイングを使ってパフォーマンスを出せるかどうか見たかった。我々のミスだった」とピエール・ワシェは述べた。

    また、今後については次のように語った。「角田裕毅には新しいアンダーフロアを投入する予定だ。イモラでのクラッシュによるダメージの影響で、現状ではなかなか結果が出せていない。モントリオールで準備が整うことを願っている」

    角田裕毅 レッドブル F1 スペイングランプリ

    角田裕毅にとっては、レッドブルF1でのシーズン序盤が苦しい展開となっている。チームは開幕2戦でリアム・ローソンを降ろし、角田裕毅を起用したが、現時点ではローソン時代と大きく変わらないパフォーマンスにとどまっており、コンストラクターズ争いへの影響は限定的だ。

    現在のコンストラクターズランキングでは、マクラーレンF1が362ポイントでトップ。スクーデリア・フェラーリが165ポイント、メルセデスF1が159ポイントで続き、レッドブルF1は144ポイントで4位となっている。

    スペインGPの予選後には、マックス・フェルスタッペンも角田裕毅について言及し、「ローソンが最初の2戦で苦労したように、今は角田がRB21の運転の難しさを実感しているのだと思う」と語っている。

    角田裕毅の予選での平均タイム差は約0.7秒とされており、これは昨シーズンのセルジオ・ペレスとほぼ同じだ。ただし、ペレスはこの時点で100ポイント以上多く獲得していた。

  • レッドブルF1 ホーナー代表「角田裕毅にとってセーフティカーは痛かった」

    レッドブルF1 ホーナー代表「角田裕毅にとってセーフティカーは痛かった」

    レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、2025年F1スペインGPを振り返り、角田裕毅がポイント圏に手が届く位置にいたこと、そしてマックス・フェルスタッペンが本来なら表彰台を狙えたはずの展開だったことを強調した。タイヤ戦略やセーフティカーの影響など、複数の要素がレース終盤に絡み合い、チームにとって非常に厳しい週末になったと語っている。

    2025年F1スペインGPでは、角田裕毅とマックス・フェルスタッペンの両ドライバーがそれぞれ異なる形で勝機を逃した。特に終盤のセーフティカーは両者にとって大きな転機となり、レッドブルF1にとっては結果的に悔しさの残るグランプリとなった。

    「角田にとって、セーフティカーは非常に痛かった。彼のペースとタイヤの使い方を見れば、あのままいけばポイント圏内に入っていた可能性が高かった」とホーナーは述べた。

    角田裕毅はこのレースでピットレーンスタートを強いられたが、ミディアムとハードを効果的に使い分けて着実に順位を上げ、レース終盤にはポイント圏が射程圏に入る走りを見せていた。しかし、55周目に出動したセーフティカーがその流れを断ち切り、冷えたタイヤでのリスタートに苦しむ形となった。

    ホーナーは「彼にとって理想的な週末ではなかったが、今後に向けてセットアップ面での収穫はあったはずだ。モントリオールに向けて、チームと共に改善に取り組んでいく」ともコメントし、今後の巻き返しに期待を寄せた。

    角田裕毅 レッドブル F1

    「本来なら表彰台も狙えた」フェルスタッペンのレースを悔やむ
    一方で、マックス・フェルスタッペンのレースも波乱含みの展開となった。スタート直後にランド・ノリスを抜いて一時はポジションを上げたものの、マクラーレン勢の強力なペースには太刀打ちできず、レッドブルF1は早い段階で3ストップ戦略に切り替えた。

    「我々は早めに3ストップを選択したが、展開としては間違っていなかった。マックスでアンダーカットを狙い、戦略的には優位に立てるはずだった」とホーナーは説明した。

    しかし、終盤のセーフティカーがその流れを断ち切った。マックス・フェルスタッペンはすでにソフトとミディアムを使い切っており、残る唯一の新品タイヤはハードのみ。結果として、他の上位勢がソフトで攻める中、彼だけがグリップ不足のハードで防戦一方となった。

    「古いタイヤでステイアウトするか、新品のハードに履き替えるかという厳しい判断を迫られた。結果論ではあるが、その時点では最善の判断をしたと思っている」とホーナーは振り返る。

    さらにリスタート直後にはシャルル・ルクレールとの接触、そしてターン1でジョージ・ラッセルとの衝突が発生し、審議の結果マックス・フェルスタッペンには10秒のペナルティが科された。これにより、彼は5位フィニッシュから10位に降格。

    「本来なら簡単に表彰台を獲得できたはずのレースだっただけに、非常に悔しい結果になった」とホーナーは語った。

    レッドブルF1にとっては、戦略・タイヤ選択・レースアクシデントが複雑に絡み合った苦い一戦となった。次戦カナダGPに向け、巻き返しが求められる。

  • 角田裕毅 F1スペインGP決勝「次戦で改善できそうなアイデアは見えてきた」

    角田裕毅 F1スペインGP決勝「次戦で改善できそうなアイデアは見えてきた」

    角田裕毅は、2025年F1スペインGPの決勝を13位でフィニッシュ。次戦カナダGPで改善するためのアイデアを得ることができたと語った。

    予選を最下位で終えた後、決勝当日にリアウイングを異なる仕様に変更することを決定したことでピットレーンスタートとなった角田裕毅はミディアムタイヤでのスタートを選択。

    早めのピットストップでソフトに交換した角田裕毅は、アンダーカットを成功させ、49周目には新品のソフトでファステストラップを記録するパフォーマンスを披露。55周目にセーフティカーが入った時点では15番手だったが、それがなければポイントも狙えていたと語った。

    「セーフティカーが出るまでは、今日はポイント獲得の可能性がありました」と角田裕毅はコメント。

    「今週末は望んでいた内容とは違いましたが、仕方ありません。週を通して浮き沈みはありましたが、今日のペース自体は悪くなかったと思います」

    「ピットレーンスタートは理想的ではありませんでしたが、今日は何か違うことを試して挽回を狙う必要があると分かっていました。セットアップについてもさまざまな変更を試しましたが、最終的には大きな効果はありませんでした」

    「それでも、これを踏まえてカナダで改善できそうなアイデアは見えてきました」

    「まだ理想の位置にはいませんが、チーム一丸となって作業を続け、週末を通して安定したパフォーマンスを発揮できるようにしていきます」

    角田裕毅 スペインGP F1 レッドブル・レーシング

    また、決勝後のインタビューではレースを振り返りながら、序盤から中盤にかけて手応えがあったことを明かした。

    「セーフティカーが出るまでは、かなり良い位置につけていて、ポイントは十分狙えると思っていました。クルマのバランスも悪くなかったですし、戦略も上手く機能していたと思います」と角田裕毅はコメント。

    終盤に導入されたセーフティカーにより、状況は一変した。

    「完全に流れが変わってしまいました。リスタートのあとはタイヤに熱が入らず、グリップもかなり厳しかったです。その中でポジションを維持するのは、かなり難しかったですね」

    レース全体を通しては収穫もあったとしつつ、結果には悔しさものぞかせた。

    「正直に言えば悔しいです。でも、内容としては悪くなかったと思いますし、もしセーフティカーがなければポイントは取れていたはずです。次に向けて気持ちを切り替えていきたいです」

  • 角田裕毅 F1スペインGP談話「セーフティカーまではポイントを狙えていた」

    角田裕毅 F1スペインGP談話「セーフティカーまではポイントを狙えていた」

    角田裕毅は、2025年F1スペインGPの決勝後、セーフティカーがなければポイントを狙えていたと語った。

    ピットレーンからスタートした角田裕毅は、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)のマシン故障が原因によるセーフティカーが入った時点では15番手を走行していたが、その数週前には新品のソフトタイヤでファステストラップを記録していた。

    最終的に角田裕毅は13位でレースをフィニッシュした。

    レースを振り返って、どのような感触でしたか?

    セーフティカーが出るまでは、かなり良い位置につけていて、ポイントは十分狙えると思っていました。クルマのバランスも悪くなかったですし、戦略もうまくいっていたと思います

    セーフティカーの導入によって、何が変わりましたか?

    完全に流れが変わってしまいました。リスタート後はタイヤの温度が上がらず、グリップもかなり厳しかったです。その中でポジションを維持するのは難しかったですね。

    今回の結果について、どう受け止めていますか?

    正直に言えば悔しいです。ただ、レース全体としてはいい走りができていたと思うし、セーフティカーさえなければポイントを持ち帰れたと感じています。次のレースに向けて前向きに取り組みたいです。

    角田裕毅 スペインGP F1 レッドブル・レーシング

  • レッドブルF1代表「角田裕毅を助けようとダウンフォースを少し上げた」

    レッドブルF1代表「角田裕毅を助けようとダウンフォースを少し上げた」

    レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナー代表は、F1スペインGP予選における2人のレッドブル・レーシングのドライバーの対照的な結果について言及し、特に20番手に沈んだ角田裕毅の苦戦について「助けようとダウンフォースを少し上げた」と語った。

    予選では、マクラーレン勢が圧倒的なスピードでフロントロウを独占し、オスカー・ピアストリが今季4度目のポールポジションを獲得。ランド・ノリスが2番手に続いた。

    その中で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは3番手を確保し、ダメージを最小限にとどめた形で2列目から決勝に臨む。

    しかし、角田裕毅はまったく異なる結果となった。Q1で20番手に終わり、予選最下位という屈辱的なポジションに沈んだ。チームメイトとのパフォーマンス差は歴然で、週末を通じて苦戦が続いていた角田のマシンには、明確な原因が見出せていないという。

    レッドブルF1のチーム代表であるホーナーは、Viaplayのインタビューで次のように語った。

    「正直なところ、マクラーレンとの差はコンマ3秒くらいになると思っていた。実際にその通りだった。オスカーとランドには本当に拍手を送りたい。彼らはフロントロウをしっかり固めた。我々としては“ベスト・オブ・ザ・レスト”だ。もちろん、明日は長いレースになるし、戦略面でもいくつかの選択肢がある。ターン1までのストレートも長いから、展開次第では面白くなるだろう」

    レッドブル F1 角田裕毅 スペイングランプリ

    続いて、角田裕毅の不調について尋ねられると、ホーナーはその状況に頭を悩ませていることを認めた。

    「彼はこの週末ずっと苦しんでいた。何とか助けになればと思ってダウンフォースを少し上げてみたが、それでもうまくいかなかった。現時点では正直、なぜここまで遅れをとっているのか理解しづらい。今後、しっかりと原因を調査する必要がある」

    「彼は明日のレースでかなりのポジションを挽回しなければならない」とも語り、最後方スタートからの追い上げに期待をかけた。

    レッドブルとしては、フェルスタッペンの上位グリッド確保によりある程度の希望は残されているが、角田の低迷はマシン、セットアップ、そしてドライバー自身の適応のいずれに問題があるのか、原因の究明が急がれる。

  • 角田裕毅 リアウイング変更でF1スペインGP決勝をピットレーンスタート

    角田裕毅 リアウイング変更でF1スペインGP決勝をピットレーンスタート

    角田裕毅にとってスペインでのレース週末は決して順調とは言えなかったが、決勝直前にさらに追い打ちがかかることになった。レッドブルがパルクフェルメ規定下で彼のマシンに複数の変更を加えたため、角田は決勝をピットレーンからスタートすることになった。

    角田はすでに厳しい予選結果に苦しんでいたが、決勝当日になって、レッドブル・レーシングが彼のリアウイングを交換し、さらにセットアップにもいくつかの変更を加えたことで、パルクフェルメ規定に抵触。

    これにより、角田裕毅は、ランス・ストロールの欠場で繰り上がっていた本来の19番グリッドからピットレーンスタートに変更された。

    まさに踏んだり蹴ったりの週末だが、これらの変更によってレース中に巻き返しのチャンスをつかめる可能性も残されている。

    角田裕毅 スペインGP F1 レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 F1スペインGP予選最下位にファン失望「もう限界かもしれない」

    角田裕毅 F1スペインGP予選最下位にファン失望「もう限界かもしれない」

    2025年F1第9戦スペインGPの予選で、レッドブル・レーシングの角田裕毅が20番手となりQ1敗退。トップチーム所属ながら最下位という衝撃的な結果に、国内外のファンからは失望と怒り、そして擁護と同情が入り混じる反応が広がっている。

    予選直後、日本のソーシャルメディアでは「これは流石に擁護できない」「クリーンラップだったのに最下位は言い訳できない」など、角田裕毅の走りに対する厳しい声が多く見られた。

    日本では「擁護できない」厳しい声が多数
    レッドブル昇格後、複数回目となるQ1敗退ではあったが、今回は全体の最下位という結果だったことで、「結果が全て」「トップチームでこれは酷い」といった落胆の投稿が相次いだ。
    一方で「これだけ何ともならない状況は、測り知れないプレッシャーがあるはず」「トップチームに乗っただけでもすごい」と、重圧に理解を示すファンも一定数存在した。特にレース前までのSNSでは「日本の誇り」「応援してます」といったコメントが500件以上寄せられていたことからも、期待の大きさがうかがえる。

    海外では「終わった」「ローソンの方が上」との声も
    英語圏のファンからはさらに厳しい反応が寄せられた。「Tsunoda is cooked for real.(角田はもう終わりだ)」といった表現や、「P20 in a Red Bull? They made the wrong call on Lawson.(レッドブルで20番手?ローソンを外した判断は間違い)」という投稿が多く見られた。「ローソンの方が上だった」とのコメントも広まり、実際にローソンは姉妹チームのレーシングブルズで13番手と健闘しており、角田との差が再び議論を呼んでいる。

    また、「ペレスですらここまでひどくはなかった」「去年のペレスはまだQ2には行けていた」と、2024年までレッドブルに在籍していたセルジオ・ペレスと比較する声も散見された。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが3番手に入ったこともあり、「同じマシンでこの差は言い訳できない」との指摘が多く、チーム内での立場への懸念も浮上している。

    角田裕毅 レッドブル F1

    冷静な分析も一部にあるが…「シート喪失は時間の問題」との声も
    一部のファンからは「予選最下位は許されないが、マシン側に原因がある可能性もある」「旧型パーツを使っているのでは」など、車両差に言及する冷静な分析も見られた。ローソンやハジャーといった若手のパフォーマンスと比較し、「角田のマシンに何らかの不利があるのでは」との見方もある。

    しかし全体としては、「このままではシート喪失は時間の問題」「中盤戦までに結果が出なければ交代もある」と、角田の立場を不安視する声が多数派を占めている。予選後、本人は「原因が正直わからない」とコメントしており、状況を打開するにはマシンの見直しとともに、早急なパフォーマンスの改善が求められる。

    ただし、総じて海外の反応は結果そのものへの評価がシビアであり、「予選最下位=失格に等しい」という捉え方が強いようだ。角田選手自身が抱える苦戦について同情的なコメントは日本国内ほど多くはなく、「トップマシンでの最低の結果」に注目した意見が目立った。一部には「彼にとって不運な状況だ」「時間を与えるべきだ」という擁護も見られるが、そうした声は大勢の批判的反応に埋もれがちである。

    時間が経過すると前向きな声も
    レース直後は日本・海外ともに厳しい反応が目立ったが、時間が経過すると徐々に冷静な分析や前向きな投稿も増加。「シーズンはまだ続く」「次戦こそ結果を出してほしい」といった期待の声もSNS上に戻りつつある。

    F1トップチームで日本人として戦う角田裕毅。重圧と期待の中、次戦での巻き返しに向けた戦いが始まっている。