カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 F1カナダGP インタビュー「もう4位が自己最高とは言わせたくない」

    角田裕毅 F1カナダGP インタビュー「もう4位が自己最高とは言わせたくない」

    角田裕毅が、今週末の2025年F1カナダGPでキャリア通算100戦目のグランプリを迎える。2021年の開幕戦バーレーンGPでデビューして以来、紆余曲折を経ながらも着実にステップアップを続けてきた角田は、節目のレースを前に心境を語った。

    前戦スペインGPでは厳しい週末を過ごしたが、角田は「常に何かを学んでいる」と前向きな姿勢を崩さない。

    レース間のテスト走行では2026年仕様タイヤの試用も行っており、今大会に向けてはリセットされた気持ちで臨んでいる。記憶に残るレースと新たなベストリザルトを目指し、100戦目のスタートラインに立つ。

    スペインでは少し難しい週末になりましたが、そこから学んだことはありましたか?それから、その間にテストにも参加していましたよね?カナダに来るにあたって、今はどんな気持ちですか?

    ええ、クルマに乗っている時はいつも何かを学んでいます。

    バルセロナでは、そこそこの周回数をこなせましたし、RB19とRB21の比較がしっかりできたのは良かったです。特に同じサーキットで両方のクルマをドライブできたのは貴重でしたし、2026年仕様のタイヤのテストもできました。

    いろいろなフィードバックが得られたのと同時に、学びもたくさんありました。バルセロナではタフな週末でしたけど、もう忘れてリセットしました。あまり気にしすぎずに前向きに考えています。

    F1での100戦目、おめでとうございます。これは大きな節目ですね。昨年のブラジルGPでは予選3位という素晴らしい結果でした。ふと、ベストレースリザルトは?と思って調べたら、それはアブダビ2021の4位でしたね。

    そうですね、あのレースは特別でした。ただ、あまり知られていないかもしれません。あのときは一時的にP1やP2を走っていたので、良いショーだったとは思います。

    でも、そろそろまたいい結果を出したいですね。新しい記録を作りたいという気持ちがあります。

    正直に言うと、『自己最高が4位』って言われ続けるのにはちょっと飽きてきました。だから“僕の最高順位はこれとこれ”って言えるようにしたいですね。

    チーム無線で叫んだこともありました。今年は思うようにいかない場面もありますが、そういう中でどうやって冷静さを保っているのでしょうか?

    正直、そんなに“がっかりしている”という気持ちはないんです。今の状況は理解できているつもりですし、ベストを尽くすことが一番大切だと思っています。

    もし身体に不調があったり、メンタル的にきつかったりして100%の力を出せなかったら、きっと何かしらの言い訳をしたくなると思います。でも、レッドブル・レーシングでのレースでは、毎戦ちゃんと良い状態で走れているという自信があります。

    バルセロナでは確かに今季で一番厳しくて、本当に良くないレースでした。でも、それでも“今の自分のコンディションと自信の中で100%の力を出せた”という意味では、忘れられないレースでもあります。

    こういうのは慣れなんですよね。いつまでも前のレースのことを考えてはいられないし、次のレースのことや、どうすればもっと良くできるか、前回からどう改善するかを考えていくことが大事です。

    そのマインドセットは、だいたいレースが終わって3~4日後には自然と切り替わっています。

  • 角田裕毅 レッドブルF1で成績不振に「このままではどうなるか分かっている」

    角田裕毅 レッドブルF1で成績不振に「このままではどうなるか分かっている」

    角田裕毅は、自身がレッドブルF1で苦戦を続ければ「何が起きるかは分かっている」と認めた。

    今季開幕2戦をレーシングブルズで戦ったのち、リアム・ローソンの代役として昇格した角田裕毅は、RB21とマックス・フェルスタッペンの隣での生活に適応するのに苦しんでいる。

    予選では早期敗退を繰り返し、決勝でもトップ10フィニッシュを果たすのが難しい状況が続いている。

    ミルトンキーンズを拠点とするチームに加入して以降、角田裕毅は7戦でわずか7ポイントを獲得しており、そのうち3ポイントはマイアミのスプリントレースによるものだった。

    レッドブルでの最悪の瞬間は、イモラでの衝撃的なバレルロール(横転)事故であり、このクラッシュは近年でも最大級の修復作業をチームに強いた。

    角田裕毅の苦戦は、レッドブルがコンストラクターズタイトル争いから事実上脱落する主因のひとつとなっており、バルセロナではマックス・フェルスタッペンも限界を超える場面があった。

    角田裕毅 レッドブル F1

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、角田裕毅のシートが今季末までは安泰だと明言しているが、角田裕毅自身はこれ以上の不振が許されないことを自覚している。

    「自分が本当に結果を出せなければ、どうなるかは分かっている」と角田裕毅は、RacingNews365を含む限られたメディアに語った。

    「自分でも分かっているんです。今の自分がいる場所は、本来いるべき場所じゃないと。でも…まあ、様子を見ましょう。自分には、強くなって戻れる自信はあります」

    「あなたたちは“レッドブルの2番手シート”の話ばかりするけど、それはそれとして。これまで数年間、そして今シーズン序盤のレースでも証明してきたことがあるし、まあ、いろんなことが起きてるんです」

  • 角田裕毅 F1カナダGPで100戦目を記念したスペシャルヘルメット

    角田裕毅 F1カナダGPで100戦目を記念したスペシャルヘルメット

    角田裕毅は、2025年F1カナダGPでF1参戦100戦目を迎えるにあたり、スペシャルヘルメットを用意した。

    2021年にF1デビューを果たした角田裕毅は、今季からレッドブル・レーシングでドライブ。今週末のモントリオールでは自身にとってF1通算100戦目(97スタート)という節目のレースを迎える。

    角田裕毅はF1カナダGPのレースに向けてスペシャルヘルメットを用意。大部分は今季のホワイトを基調にした紅葉が特徴のデザインだが、右側の側面は2021年のデビュー当時のデザインが復刻されている。

    「こんにちは、角田裕毅です。皆さん、お元気ですか? 僕は元気にしています」と角田裕毅はコメント。

    「それから、こちらが今週末モントリオールで使用する、F1での100戦目を記念したスペシャルヘルメットになります」

    「ぱっと見は、2025年シーズンのヘルメットと少し似ているかもしれませんが、こうして回してみるとまったく別のデザインなんです」

    「このデザインは、F1デビュー初日のヘルメットをもとにしていて、自分が本当に小さかった頃のことをよく思い出します」

    「ドライバーとしてだけでなく、人としても本当にたくさん成長できたと感じています」

    「それから、カナダの国旗をイメージした、かわいらしいメープルリーフもあしらわれています」

    「このヘルメットを今週末使えるのがとても楽しみです。サーキットでお会いしましょう」

    また、角田裕毅は、レッドブル・レーシングでF1カナダGPへの意気込みを次のように語っている。

    「今週のカナダをとても楽しみにしています。カレンダーの中でも特に好きなレースのひとつです。モントリオールの街も大好きで、雰囲気や食べ物、ショッピングなど、どれも最高ですし、とても楽しく過ごせる場所だと思っています」と角田裕毅はコメント。

    「そして今週末は、僕にとってF1での100戦目になります。正直ちょっと信じられない気持ちです。つい最近デビューしたようにも感じますし、同時にずっとこの世界にいたような感覚もあります。これまでの100戦はすべて特別でしたし、F1にいられることを本当に幸運だと感じています。この節目を記念する意味でも、良い結果を出したいと思っています」

    「スペインGPのあとにバルセロナで2日間しっかりテストを行いましたし、ミルトンキーンズのシミュレーターでも走り込んできました。チームと一緒にしっかり準備してきましたし、レッドブル・レーシングのマシンでもっと多くの距離を走れるようになりました」

    「スペインでは予選で課題が残ったので、今回はしっかりと改善して臨みたいです。そのための取り組みもしてきました。カナダの天気は予測が難しいところもありますが、今回は比較的ドライで安定しそうなので、僕たちの目標達成にはプラスになると思っています」

    角田裕毅 カナダGP F1 レッドブル

  • 角田裕毅の不調にFIAスチュワードが警鐘「レッドブルF1は誤った選択をした」

    角田裕毅の不調にFIAスチュワードが警鐘「レッドブルF1は誤った選択をした」

    FIAスチュワードのデレック・ウォーリックは、2025年シーズンにセルジオ・ペレスを放出したレッドブルの判断は「ミスだった」と断じ、代役として起用された角田裕毅が「ここ数戦で災難続きだ」と述べたうえで、チームはシーズン終了まで角田の起用を明言すべきだと主張した。

    2024年限りでレッドブルF1を離れたペレスに代わって、当初はレーシングブルズからリアム・ローソンが昇格したものの、中国GPでの予選最下位が続き、わずか2戦で降格。

    代わって角田裕毅がレッドブルF1のシートを獲得したが、ここ数戦は失速している。

    エミリア・ロマーニャGPでは予選でクラッシュし、直近のスペインGPでは予選Q1敗退かつ最下位という結果に終わった。ウォーリックはこれを受けて、「角田裕毅の最近のパフォーマンスは“災難”だ」と評し、次のように語った。

    「レッドブルは2台目のクルマを速くする方法を見つける必要がある。明らかにフェルスタッペンと同じマシンを他のドライバーに渡しても、うまくいかない」

    「何人もドライバーを試したが、角田裕毅が速いことは我々も知っている。ただ、現時点ではうまくいっていない。ペレスは我々が思っていた以上に良い仕事をしていた可能性がある」

    「ペレスを放出したのはミスだったのか?今となっては、そう見えてしまう」

    角田裕毅 レッドブル F1

    ウォーリックはまた、角田裕毅に対する不確実な扱いがパフォーマンスに悪影響を与えている可能性があるとし、チームは明確なメッセージを出すべきだと強調した。

    「今こそ、チームは『角田裕毅は今季いっぱいこのシートにいる』とはっきり言うべきだ。そうしなければ、プレッシャーの中でブレーキを遅らせすぎたり、無理をしてしまう」

    「ドライバーにとって最大の安心材料は、自分がシーズン終了まで乗れるという信頼だ。それがあれば、もっと“柔らかい手”で走れる」

    「たとえ毎戦クラッシュしても、最下位でも構わない。彼を信じて支えると公言すれば、精神的に安定して走れるようになる」

    なお、レッドブル・ジュニアのアイザック・ハジャーがレーシングブルズで好成績を残しており、角田裕毅の後任候補として名前が取り沙汰されている。ハジャーは9戦中5戦でポイントを獲得し、モナコでは6位入賞という快挙を達成。ピーター・バイエルCEOはその実力を認めながらも、「2026年末まではF1の全体像を学ばせるべき」と語り、「手錠をかけてでも昇格を阻止したい」と冗談交じりにコメントした。

    一方、ペレスはF1復帰に向けた動きを進めており、アルピーヌや2026年デビューのキャデラックF1との交渉が報じられている。ただし、現時点ではいずれのチームとも契約合意には至っていないとされている。

  • アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格は「角田裕毅の苦戦を見ればリスク」

    アイザック・ハジャー レッドブルF1昇格は「角田裕毅の苦戦を見ればリスク」

    レーシングブルズのアイザック・ハジャーは、2025年F1カナダGPを前にレッドブル・レーシングへの昇格について「まだ準備が整っていない」と語り、当面は現在のチームでの成長を優先したい意向を示した。

    昨年のF2選手権でランキング2位に入ったハジャーは、今季F1でのパフォーマンスが際立っており、ここまでドライバーズランキング9位、チームの獲得ポイント28点中21点を稼ぎ出している。

    この活躍により、早ければ来季にもレッドブルF1昇格の可能性が噂されているが、現時点で本人は慎重な構えを崩していない。

    「もちろん、自分が準備できていないのは事実だ」とカナダGPを前に語ったハジャー。

    「今いる場所で経験を積むことは良いことだと思っている。毎週末が本当に楽しいし、学びがたくさんある。ドライブするのが楽しいクルマでもあるし、将来どうなるか見てみよう。レッドブル・ジュニアドライバーとしては、そこへ進むのが自然な流れではあるけどね」

    また、これまでレッドブルのセカンドシートを経験してきた元および現チームメイトのリアム・ローソンや角田裕毅が苦戦した経緯を踏まえ、時期尚早の昇格はキャリアにとってリスクになり得ると認識している様子も見せた。

    「それはもっともな見方だと思う。リアムも角田も実力あるドライバーだから、そう考えるのは当然だ。マックスの隣で走るという点だけは、興味深いけどね」

    角田裕毅 レッドブル F1 アイザック・ハジャー

    自分にとって次のステップに進む上で何が不足していると感じているかという問いに対しては、こう答えた。

    「多分、自分はまだ“難しいクルマ”を経験していないんだと思う。今まで自分が乗ってきたクルマはすごく安定していて、そこまで扱いづらいと感じたことがなかった。週末を通じて、最初はひどい状態のクルマを、最終的に仕上げていくような経験はまだない」

    「技術的な側面でも、F1マシンが速くなるために必要なことを理解するという点では、まだ成長の余地があると思っている。速さそのものは持っているかどうかだけど、それ以外の部分が大事だと思う」

    現在のF1ではマックス・フェルスタッペンが累積ペナルティポイントでレース出場停止の瀬戸際に立たされており、万が一の場合には代役としてハジャーが抜擢される可能性もゼロではない。しかし、本人は「焦らずに着実に力を蓄えること」を優先したい考えのようだ。

  • 角田裕毅「まだマシンを信頼できていない」 レッドブルF1で続く苦戦

    角田裕毅「まだマシンを信頼できていない」 レッドブルF1で続く苦戦

    角田裕毅はレッドブルのトップチームへ移籍して以来、厳しい注目を浴び続けている。2025年のF1シーズンは、単なるスポーツ面での挑戦にとどまらず、日本人ドライバーにとっては順応力や精神的な成熟、技術的な繊細さも問われる内容となっている。これまでのところ、期待には応え切れていない。

    今季ここまで9戦中わずか3戦でしかポイントを獲得できておらず、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとはすでに127ポイントもの差が開いている。バルセロナでの厳しい週末をP13という結果で終えた角田裕毅は、カナダGPでの巻き返しに望みを託している。

    スペインGP後、角田裕毅は厳しい自己評価を下した。

    「正直なところ、今回の週末より悪くなることはないと思います」

    グリッドに向かう段階ですでに改善が感じられなかったといい、レース前に施されたセッティング変更も効果は限定的だったという。

    「最後に加えた変更はあまり効果がなかったです。でも、狙っていたレベルには届きませんでしたが、ミッドフィールドと比べればペースは悪くなかったですし、もっと引き出せる可能性もあったと思っています」

    ピットレーンスタートとなったことについては悔やんでいない。

    「むしろあれで良かったのかもしれません。少なくとも、学べることがありましたし。チームが全面的にサポートしてくれて、この変更に同意してくれたことには感謝しています。ただ、結局のところ、あまり大きな違いは感じられなかったです」

    マシンへの信頼感、いまだ十分とは言えず
    角田裕毅のコメント全体を通じて浮かび上がるテーマは、RB21に対する信頼感の欠如だ。

    「前のクルマでは、バックグラウンドで何が起きているかがわかっていましたし、マシンの挙動も把握できていました。だからこそ、もっと限界まで攻めることができました。でも今は、まだ完全に信頼しきれていません。それはある意味、自然なことだと思います」

    この不安感は特に予選で如実に表れる。

    「コンマ何秒、数ミリ秒っていう世界で争っていますので、こういうわずかな差が決定的になります。そして、マックスは僕よりもそういった部分を引き出せていると思います」

    とはいえ、角田裕毅は明るい兆しも感じているという。

    「浮き沈みはありましたけど、いくつかのセッションでは自分の示したペースには満足しています。マックスのレベルに到達するには、まだ多くのステップを踏まないといけませんが、何回かのセッションでは少なくともある程度はついていけました。だから気持ちは複雑ですね」

    角田裕毅 レッドブル F1

    カナダでの新たな希望 シミュレーターと新方向性
    改善の鍵を握るのは、シミュレーター作業だとされるが、角田裕毅はその限界も理解している。

    「シミュレーターっていうのは、僕にとってというよりは、どちらかというとチームがサーキットで試したいことをテストするためのものです。使える時間も限られているので、すべてのセットアップを試すことはできません」

    「とはいえ、いくつか試してみたいことはありますし、エンジニアが僕のドライビングスタイルに合う方向性や特性を見つけてくれればいいなと思っています」

    実際、レッドブルは角田裕毅との緊密な協議を経て、カナダGPに向けた新たなアプローチを準備している。

    「カナダで試してみたいことがあるんです。チームが全面的にサポートしてくれているのはすごく嬉しいです。自分が試したいとリクエストしたことを用意してくれていますし、それが違いを生んでくれたらいいなと思っています」

    最後に、カナダGPの舞台であるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットについて聞かれると、こう語った。

    「自分がそこでポイントを取ったことがあるかどうかは覚えていませんけど、去年は終盤までポイント圏内だったのにスピンしてしまいました」

    複雑な記憶を抱えつつも、サーキット自体への好印象は変わっていないという。

    「基本的には、結構好きなコースなんです」

  • 角田裕毅×ホンダCUV e: F1舞台モナコの街を駆け抜ける新映像公開

    角田裕毅×ホンダCUV e: F1舞台モナコの街を駆け抜ける新映像公開

    F1ドライバーの角田裕毅が、ホンダの最新電動モビリティ「CUV e:」に乗り、モナコの市街地を駆け抜ける様子を収めたプロモーション映像が公開された。F1マシンではなく電動二輪でモナコを巡るという新たな角度から、角田とホンダの世界観を映し出す内容となっている。

    動画は、F1モナコGPの舞台として知られるラグジュアリーな街を舞台に、角田が軽快にCUV e:を操る様子を映し出す。普段サーキット上で見せる真剣な表情とは異なり、リラックスした雰囲気の中で街並みに溶け込む姿が印象的だ。

    CUV e:は、ホンダが都市型モビリティとして開発した電動二輪で、静音性や操作性に優れ、日常の移動を快適にする設計がなされている。環境に配慮した次世代型の移動手段として、同社の電動化戦略の一環を担うモデルだ。

    角田裕毅はこれまでにも、ホンダの様々なプロモーションに参加しており、F1ドライバーとしてだけでなく、モビリティの可能性を体現するアンバサダー的役割も果たしている。今回の映像でも、その存在感は強く、ホンダのブランド価値と未来志向を視覚的に表現している。

  • 角田裕毅 F1カナダGPで通算100戦目「節目のレースで結果を出したい」

    角田裕毅 F1カナダGPで通算100戦目「節目のレースで結果を出したい」

    角田裕毅が、2025年F1カナダGPへの意気込みを語った。

    2021年にF1デビューを果たして以来、着実にキャリアを重ねてきた角田裕毅は、今季からレッドブル・レーシングの正ドライバーとしてトップチームに名を連ねており、今週末のモントリオールでは自身にとってF1通算100戦目という節目のレースを迎える。

    「今週のカナダをとても楽しみにしています。カレンダーの中でも特に好きなレースのひとつです。モントリオールの街も大好きで、雰囲気や食べ物、ショッピングなど、どれも最高ですし、とても楽しく過ごせる場所だと思っています」と角田裕毅はコメント。

    「そして今週末は、僕にとってF1での100戦目になります。正直ちょっと信じられない気持ちです。つい最近デビューしたようにも感じますし、同時にずっとこの世界にいたような感覚もあります。これまでの100戦はすべて特別でしたし、F1にいられることを本当に幸運だと感じています。この節目を記念する意味でも、良い結果を出したいと思っています」

    「スペインGPのあとにバルセロナで2日間しっかりテストを行いましたし、ミルトンキーンズのシミュレーターでも走り込んできました。チームと一緒にしっかり準備してきましたし、レッドブル・レーシングのマシンでもっと多くの距離を走れるようになりました」

    「スペインでは予選で課題が残ったので、今回はしっかりと改善して臨みたいです。そのための取り組みもしてきました。カナダの天気は予測が難しいところもありますが、今回は比較的ドライで安定しそうなので、僕たちの目標達成にはプラスになると思っています」

    角田裕毅 レッドブル F1 カナダGP

  • 角田裕毅とフェルスタッペンに悲報 レッドブルF1「大型アップデート終了」

    角田裕毅とフェルスタッペンに悲報 レッドブルF1「大型アップデート終了」

    レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコは、2025年シーズンの残りにおいてRB21への「大型アップデートは今後行わない」と明言した。タイトル防衛を目指すマックス・フェルスタッペンにとってはもちろん、近年で初めてレッドブル・レーシングの正ドライバーを務める角田裕毅にとっても厳しい現実となる。

    フェルスタッペンは現在、ドライバーズランキング3位。首位を走るオスカー・ピアストリには49ポイント差をつけられており、5連覇の夢が遠のきつつある。

    スペインGPでは、セーフティカー導入のタイミングや戦略のミス、さらにはジョージ・ラッセルとの接触なども重なり、わずか1ポイントしか獲得できなかった。

    マルコは、マシンの性能自体に一貫性が欠けており、それがシーズンを通じた安定した戦いを妨げていると指摘している。

    「タイトルを獲得するには、特定のサーキットだけでなく、すべてのコースで戦えるクルマが必要だ。それがなければ、世界選手権は勝てない」と、マルコはSpeedweekのコラムで述べている。

    「マクラーレンのような強力なチームと戦うには、すべての要素が完璧でなければならない。我々には完璧なドライバーがいるが、戦略、ピットストップ、マシン、タイヤの摩耗など、どれもが高いレベルで揃っている必要がある」

    さらにマルコは、今後のアップデートは「細部の微調整にとどまる」とし、「これまで投入してきたアンダーボディやサイドポッドのような大規模な開発は、もう予定していない」と断言した。

    角田裕毅 レッドブル F1

    一方で、チームメイトの角田裕毅も、昇格以降は思うような結果を出せていない。スペインGPではQ1最下位敗退に終わり、決勝でも入賞圏外に沈んだ。ここ数戦はマシンの挙動に不満を示しており、「このままでは何も改善されない」と率直な言葉でチームに問題提起している。

    マルコは、「フェルスタッペンにチャンスがある限り開発は続けるが、可能性が潰えた段階で焦点は2026年の新プロジェクトに切り替える」と強調しており、角田裕毅にとっても限られた時間の中で結果を残す必要性が高まっている。

  • 角田裕毅に試練続く “毒杯”レッドブルF1セカンドシートの過酷な現実

    角田裕毅に試練続く “毒杯”レッドブルF1セカンドシートの過酷な現実

    マックス・フェルスタッペンのチームメイトを誰にするか――この問題において「変化は休暇と同じくらい素晴らしい」などということはない。

    リアム・ローソンは、その「毒杯」たるレッドブルF1のセカンドシートでわずか2戦しか生き残れなかった。そして報道によれば角田裕毅は今季いっぱいまで起用される見込みだが、F1で最も困難な役割とされるこの座での彼の時間は、決して「虹とユニコーンが舞う」ようなものではなかった。

    マックス・フェルスタッペンのチームメイトを務めることは簡単ではない。元レッドブルのダニエル・リカルド(2016~18年)、ピエール・ガスリー(2019年)、アレックス・アルボン(2019~20年)、セルジオ・“チェコ”・ペレス(2021~24年)、そしてリアム・ローソン(2025年)もそうだったように、角田裕毅も不確かな未来に直面している。なぜなら、コンスタントなトップ10入りすらままならないからだ。

    リアム・ローソンが辛辣な形でシートを失ったのは、RB21を操るのに苦戦したためだった。そして角田裕毅のパフォーマンスは当初わずかに改善されたものの、レッドブルが待ち望んでいた「銀の弾丸」では決してなかった。

    先週末のスペインGPでは、角田裕毅は予選で最下位に沈んだ。しかしピットレーンスタートから13位まで順位を回復する健闘を見せた。2台がリタイアしていたため、オリー・ベアマンがリアム・ローソンとの接触で10秒ペナルティを受けていなければ、角田裕毅は14位だったことになる。

    なお、角田裕毅は開幕から2戦目でリアム・ローソンに代わってレッドブル入りしている。

    F1プレゼンターのサイモン・レイズンビーは、クリスチャン・ホーナー代表がスペインでその問いに答えることを拒否したにもかかわらず、角田裕毅が今シーズンを最後まで走りきるだろうと考えている。

    「ホーナーは何の答えも持っていなかったし、あのレースはセカンドシートに座った歴代ドライバーたちと同じくらい悪く見えた」とサイモン・レイズンビーはSky Sports F1のポッドキャストで語った。

    「彼はシーズン最後までは走るだろうけど、今は本当に精神的にきつい状況にあるはずだ」

    角田裕毅は現在10ポイントを獲得しているが、そのうち3ポイントは中国GPのスプリントでレーシングブルズに在籍中に6位に入って得たものだ。

    リアム・ローソンとのスワップ以降、グランプリの予選では角田裕毅は4戦中3戦でリアム・ローソンに敗れている。

    レッドブルでのデビュー戦となった日本GPでは12位、バーレーンでは9位に入り、マックス・フェルスタッペン以外のレッドブルドライバーとして初めてポイント(2点)を獲得した。

    その後、サウジアラビアでは1周目にクラッシュし、マイアミGPでは1点、イモラでは予選クラッシュからの復帰で1点、そして中国スプリントで3点を加えた。

    しかし直近のモナコとスペインの2戦では、角田裕毅はトップ10圏内にすら近づくことができていない。

    リアム・ローソンは現在4ポイントを保持している。すべてはモナコGPでの獲得だが、それ以外のレースでは不運や、レーシングブルズによる戦略ミスの犠牲にもなっていた。

    角田裕毅 レッドブル F1

    ただし、角田裕毅であれリアム・ローソンであれ、いずれにせよ2024年末にマックス・フェルスタッペンのチームメイトを解任されたセルジオ・ペレスも、コンストラクターズ選手権で十分な貢献ができなかったという理由で同じ運命をたどっている。

    2024年シーズンが進むにつれ、セルジオ・ペレスのパフォーマンスはさらに悪化していったが、それでもRB21では今の二人よりも競争力があった。

    Sky Sports F1のコメンテーター、デイビッド・クロフトも、角田裕毅が今季を完走するだろうという見方を示している。ただし、早急な改善が必要だと警告した。

    「問題を解決する術はきっと見つけられるはずだが、急いで見つける必要がある。レッドブルは彼にポイントを取ってほしいと思っているからね」とデイビッド・クロフトは語った。

    もっとも、マクラーレンがすでに362ポイントを獲得し、レッドブルが144ポイントでスクーデリア・フェラーリやメルセデスF1にも劣る4位に沈んでいる状況を鑑みると、レッドブルはすでにコンストラクターズ選手権を諦めている可能性もあるとデイビッド・クロフトは認めた。

    ただし、すでにF1で96戦の経験を積んでいる角田裕毅であれば、状況を打破する手段を見つけられるはずだと語っている。

    「シミュレーターに戻って、データを徹底的に分析することだ。解決のヒントはデータの中にある。そして、今のクルマをもっと上手く操れるようにならなければいけない」とデイビッド・クロフトは語った。