カテゴリー: 角田裕毅

  • レッドブルF1首脳 角田裕毅の今季継続を明言 ハジャー昇格は夏以降に判断

    レッドブルF1首脳 角田裕毅の今季継続を明言 ハジャー昇格は夏以降に判断

    レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、現在レッドブル・レーシングに所属する角田裕毅の今季起用について、現時点で変更の予定はないことを改めて明言した。

    姉妹チームであるレーシングブルズでは、ルーキーのアイザック・ハジャーがシーズン序盤から優れたパフォーマンスを発揮しており、一部では角田に代わって本家チームへ昇格するのではないかという憶測も出ていた。

    しかしマルコは、チームとして拙速な判断を避け、ドライバー起用に関しては落ち着いた対応を取る姿勢を強調している。

    「シーズンが終わってから、ゆっくりと考えるつもりだ。夏休み後に検討する。我々はリアム・ローソン、角田裕毅と、それぞれ長期契約に切り替え可能な契約を結んでいる」とマルコはオーストリア紙『Kleine Zeitung』に語った。

    角田裕毅は2025年、レッドブル・レーシングでの初年度を戦っており、安定感のある走りを続けながらも結果面ではやや苦戦している。一方のハジャーは、開幕戦の不運なリタイアを除けば目覚ましい活躍を見せ、現在レーシングブルズのポイントの大半を獲得。ドライバーズランキングでもトップ10圏内に位置しており、昇格候補として注目されている。

    角田裕毅 レッドブル F1

    レーシングブルズの売却は否定「若くて生意気で楽しい、それがレッドブル」
    同インタビューでは、レーシングブルズの将来についても話題が及んだが、マルコはチーム売却の可能性を明確に否定した。

    「全体的に見て、レーシングブルズのマシンは大きな進歩を遂げた。予測しやすく、レッドブルほど扱いにくくはない。チームの自立性も高まり、ポジティブな発展を遂げている」と述べた。

    また、「若手ドライバーを起用し続けるという株主の明確なコミットメントもある。売却の意向はないし、そうした話が持ち上がることは時折あるが、事実ではない」と明言。

    「若くて生意気で楽しいというイメージこそが、レッドブルの個性を際立たせる要素だ」とも述べ、姉妹チームの存在意義を改めて強調した。

    2006年にミナルディを母体として誕生したレーシングブルズ(旧トロ・ロッソ、アルファタウリ)は、現在も中団グループで存在感を示しており、2025年シーズン第10戦終了時点でハースと並ぶコンストラクターズランキング7位につけている。

  • 角田裕毅 声をかけてきたブラッド・ピットを一般のF1ファンと勘違い

    角田裕毅 声をかけてきたブラッド・ピットを一般のF1ファンと勘違い

    角田裕毅は、映画『F1/エフワン』の主演俳優であるブラッド・ピットを一般のファンと間違えてしまったエピソードを披露した。

    今月、ニューヨーク・タイムズスクエアでF1を題材とした話題のハリウッド映画『F1』のワールドプレミアが盛大に開催された。主演のブラッド・ピットやプロデューサーのルイス・ハミルトン、ダムソン・イドリスに加え、角田裕毅をはじめ、現役F1ドライバーほぼ全員が出席し、イベントはまさにF1の“映画グリッド”とも呼べる熱気に包まれた。

    その際、角田裕毅は声をかけてきたブラッド・ピットを一般のF1ファンと間違えてしまったと明かした。

    「ホテルを出ようとしたとき、後ろから『ユウキ、ユウキ』って声をかけられたんです」と角田裕毅はコメント。

    「最初は普通のファンの方だと思って、本当にただのファンの方だと思ったんですけど、振り返ったらそこにいたのがブラッド・ピットさんで」

    「そのまま近づいてきて、『やあ』って挨拶してくれたんです」

    角田裕毅は、映画の中でブラッド・ピット率いるAPXGPがF1グリッドに登場するシーンに実際のF1マシンとともに登場しており、レース中に何度も“抜かれる側”として映し出される。本人もそれを自覚していたようで、プレミア後のインタビューでは笑いながらこう語った。

    「クールな映画でした。でも僕は……何度も抜かれましたね。ブラッド(ピット)に(笑)」と角田裕毅はコメント。

    「スピード感がすごくて、自分がF1マシンに乗ってる感覚になります。観る人はあの迫力を味わえると思います」

    映画『F1/エフワン』は、90年代に活躍しながら事故で表舞台から退いた元F1ドライバー、ソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)が、低迷する新興チームAPXGPのために現役復帰し、若きチームメイト、ジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)と共に戦う姿を描く。監督は『トップガン・マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー、製作はジェリー・ブラッカイマーが務める。

    日本では6月27日(金)に劇場公開を開始。F1ファンはもちろん、モータースポーツ初心者にとっても見逃せない一本となりそうだ。

  • 角田裕毅 F1オーストリアGPを前に前向き姿勢「自信はこれまで以上」

    角田裕毅 F1オーストリアGPを前に前向き姿勢「自信はこれまで以上」

    角田裕毅は、レッドブル・レーシングでのここ数戦はポイントから遠ざかる厳しい状況が続いている。F1オーストリアGPはチームのホームレースとなるが、本人は特別な準備はしていないと語りつつ、これまでの取り組み方には手応えを感じているようだ。

    木曜日に角田裕毅は、予選やセッション序盤でのマシン挙動の理解不足を課題に挙げ、「まだこのクルマを完全には理解できていない」と正直に認めた。その一方で、週末ごとに自信を深めており、「今までのどのレースウイークよりも自信がある」と前向きな姿勢を見せている。

    Q:ここ数戦は苦しい展開が続いていますが、今週末はチームにとってホームレースです。より良い週末にするために、裏側でどんな取り組みをしてきたか教えてください。

    特にこの週末に向けた特別な準備はあまりしていません。まあ、当然ですが、いつも通りの作業はやってきました。

    これまでのレースウイークでの自分の取り組み方には満足しています。うまくいかなかったことがいくつかあって、まあその一部は自分のコントロール外のことでもあります。たとえば先週末のFP3とか。

    正直言って、先週もクリーンなレースウイークではなかったです。でも同時に、自分の成長の仕方やリズムに関しては、確実に正しい方向に進んでいると感じています。もちろん、みんなが求めているほどの速さではないかもしれませんが、少なくとも毎週ポジティブな兆しは見せられていると思います。

    だから自分としては満足しています。ただすべてをまとめる必要があるだけで、レースごとに自信は高まっているし、正直今までのどのレースウイークよりも今の方が自信を持っています。今はまだ学習段階ですが、自分がやっていることを続けていきたいです。

    角田裕毅 レッドブル F1

    Q:自分が本来持っているレベルに到達するために必要なのは自信だけですか?それとも他にも改善すべき点はあるのでしょうか?

    うん、自信ですね。クルマに対する理解、それから経験。たとえば、どのセッションでも、最初のラップからどういう挙動になるか分かっているっていうのは、すごく大きなアドバンテージになるんです。

    今の僕は、最初のラップで少し様子を見ないといけないんです。というのも、どんな挙動になるか完全には分かっていないから。だから全開で行こうとしても、ちょっとやりすぎてしまって、いろんなことが起きてしまう。そういうことから、もっと学ばなきゃいけないし、今のクルマのことをまだ全然理解できていないんだなと思わされます。

    特に予選のような状況では、クルマの挙動を把握するのに最低でも半周は必要だったりして、そうなると限られた時間の中では理想的じゃない。もし最初からどんな挙動か分かっていたら、もっと違うんですが。

    そういう部分は経験と自信からくるもので、少し時間が必要なんです。でも確実に正しい方向に進んでいて、レースごとにそういったものが積み上がっているので、これまでの取り組み方には満足しています。

  • 角田裕毅 F1オーストリアGP展望「チームがいるべき場所に戻したい」

    角田裕毅 F1オーストリアGP展望「チームがいるべき場所に戻したい」

    角田裕毅が、2025年F1第11戦オーストリアGPへの展望を語った。

    ここ数戦は厳しい展開が続いている角田裕毅だが、レッドブル傘下のドライバーとして迎える“ホーム”での一戦で、巻き返しのきっかけをつかめるか注目が集まる。強力なアップグレードを受けたマシンと共に再び上位進出を目指す。

    「ヨーロッパに戻って、オーストリアでのホームレースを迎えられるのを楽しみにしています。レッドブルのドライバーとしてレッドブル・リンクに立つのはいつも特別なことで、ガレージを出るたびにファンの声援が聞こえてきます」と角田裕毅はコメント。

    「今週は、全セッションでクルマの力を最大限に引き出して、安定したパフォーマンスを出すことが重要になります。ここ数戦は僕にとってなかなか難しい展開が続いていましたが、もっと上位に食い込んで、チームがいるべき場所に戻したいと思っています」

    「鍵を握るのは土曜日の予選です。この週末しっかりと上位からスタートできるよう、チームと一緒に全力で準備を進めてきました。何度も後方から追い上げてきた自信はあるので、あとはもっと前からレースを始めて、最後の数周で本来いるべきポジションで戦えるようにしていきます」

    角田裕毅 レッドブル F1 オーストリアグランプリ

  • 角田裕毅 レッドブルF1離脱濃厚で2026年はキャデラックが唯一の希望か

    角田裕毅 レッドブルF1離脱濃厚で2026年はキャデラックが唯一の希望か

    角田裕毅のF1キャリアは、突然厳しい局面を迎えている。わずか3か月前には、念願だったレッドブルF1昇格を果たしたばかりだったが、いまやその未来は不透明になりつつある。

    角田裕毅は2025年シーズン開幕から8戦を終え、チームに7ポイントをもたらしたが、契約延長に値する成績とは見なされていない。現在の契約は今季末までとなっており、「劇的な巻き返しがなければ2026年にシートを失うことは確実」との報道も出ている。

    代役として最有力視されているのが、レーシングブルズで頭角を現しているアイザック・ハジャーだ。ハジャーはマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして起用される見込みだという。

    現行のF1グリッドは2024年の大幅なドライバー移籍で多くが契約済みのため、角田裕毅の他チーム移籍の可能性は極めて限られている。メルセデス入りは非現実的で、レーシングブルズへの復帰も見込めない。そこではリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドのコンビが来季起用されると見られているからだ。

    昨年はアルピーヌが角田裕毅に関心を示しているとの噂もあったが、2025年になって以降、その話題はすっかり鳴りを潜めている。

    さらに角田裕毅は、ホンダとタッグを組むアストンマーティンへの移籍も取り沙汰されていたが、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールはいずれも契約下にある。仮にチームが体制変更を検討するにしても、動かす理由となるのはフェルスタッペンやジョージ・ラッセルのようなトップドライバーだけだろう。

    角田裕毅 F1

    このような状況の中で、角田裕毅がF1に残る現実的な選択肢として浮上しているのが、2026年から本格参戦を予定しているキャデラックF1チームだ。

    キャデラックは現在、2つのシートを確保しておらず、その1枠はバルテリ・ボッタスが最有力とされている。だが、もう1枠については依然として未定で、セルジオ・ペレスを含む複数のドライバーが候補に挙げられている。

    アストンマーティンのリザーブドライバーであるフェリペ・ドルゴビッチの名も候補に挙がってはいるが、F1で97戦の経験を持ち、中団チームで一定の評価を得てきた角田裕毅が市場に出れば、キャデラックが関心を示す可能性は高い。

    実際、今年4月初旬の報道では、キャデラックは角田裕毅の存在を以前から注視していたとされている。レッドブル加入前から、彼が獲得可能な存在になると見越していたという見方もあった。そもそも角田裕毅は、ローソンが降格される前はキャデラック入りが内定していたとも噂されていた。もしかすると、当初の計画に回帰する形で、キャデラックが角田裕毅を“救う”可能性もあるだろう。

    なお、昨年角田裕毅の昇格に懐疑的だったレッドブル代表クリスチャン・ホーナーの懸念が、今となっては現実味を帯びている。レッドブルは当時、ローソンの準備不足により角田裕毅の昇格を“仕方なく”決断したとされている。

    元F1王者ニコ・ロズベルグは、角田裕毅が現在レッドブルで置かれている立場について「ひどい状況だ」と同情を示している。これまで多くの優秀なドライバーがそうであったように、「フェルスタッペンには到底太刀打ちできない」という現実があるからだ。

    角田裕毅はこれまでF1で平均して1戦あたり1ポイント強を獲得してきたが、まだ表彰台には一度も上がっていない。自己最高位は、2021年アブダビGPの4位となっている。

  • レッドブルF1 角田裕毅とフェルスタッペンに今後2戦でアップグレード投入

    レッドブルF1 角田裕毅とフェルスタッペンに今後2戦でアップグレード投入

    レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコによれば、マックス・フェルスタッペンと角田裕毅は今後2戦にわたってさらなるアップグレードを受ける予定だ。

    マルコは、2025年のF1開発が終盤に差し掛かる中、レッドブルF1がオーストリアGPとイギリスGPの2週末にかけて最新のアップグレードを投入すると明かした。

    レッドブルはこれまで、マイアミ、イモラ、バルセロナの各グランプリで段階的にフロア、サイドポッド、フロントウイングの改良を導入してきた。今回の新たな改良は、今週末の地元レース・オーストリアGPで投入される予定だとマルコは語る。

    「今回オーストリアにアップデートを投入する。それをさらにシルバーストンで改良する計画だ」とマルコは『Kleine Zeitung』に語った。

    「だが、それでも効果が出なければ、タイトル争いは厳しくなる。そして、すでに十分に厳しい状況にある」

    マルコは、これらのアップグレードが2025年シーズンに向けたレッドブルF1の“最後の本格的な開発”になると示唆している。チームはその後、2026年に導入される新レギュレーションに向けて、開発リソースを全面的に移す見通しだ。

    「風洞や各種ツールの使用に関しては明確な配分がある。しかし、やがて『これ以上の開発は終わりだ』という判断を下すことになる」とマルコは説明する。

    「理由は二つある。ひとつは時間。新しいパーツの生産には時間がかかる。そしてもうひとつはコスト上限だ」

    「だからこそ“どこにリソースを割くべきか”が問われる。遅くともシルバーストンかスパ(7月25~27日)には、来年のマシンに完全移行するという決定が下されるはずだ」

    レッドブル・レーシング F1 角田裕毅

    現在レッドブルは、首位を走るマクラーレンに対して1周あたりコンマ3秒ほど遅れているとマルコは見ている。ただし、その差を埋めることは不可能ではないという。

    レッドブルリンクでのホームGPを前に、マルコはこう語る。

    「フェルスタッペンはここで5勝しているし、このサーキットは彼に合っている。

    タイヤの問題に関しては、マクラーレンを除けばどのチームも苦しんでいる。我々は今、マクラーレンに対しておそらくコンマ3秒ほど遅れているが、それ以上に問題なのは、我々のマシンの作動ウィンドウが非常に狭いことだ。これが難しさを増している。

    ただし、コンマ3秒を取り戻すのは不可能ではない。だが、それを実現するには、今まさに改善しなければならない」

    「ジェッダや鈴鹿のように我々のマシン特性に合うサーキットでは機能している。イモラやモントリオールも悪くはなかった。ただし、我々の作動ウィンドウは極端に狭い」

    レッドブルF1にとって、今週末のオーストリアGPと次戦イギリスGPは2025年シーズンの巻き返しを懸けたラストチャンスとなる。

  • 角田裕毅 2025年限りでレッドブルF1のシート喪失が濃厚 英BBC記者が見解

    角田裕毅 2025年限りでレッドブルF1のシート喪失が濃厚 英BBC記者が見解

    角田裕毅は2025年シーズン終了後にレッドブルF1のシートを失う可能性が高いと、英BBCのF1専門記者アンドリュー・ベンソンが報じた。

    ベンソンは「角田はパフォーマンスに大きな改善が見られなければ、レッドブルから放出されるのは確実に見える」と記し、その後任としてアイザック・ハジャーの昇格を予想している。

    角田裕毅は2025年シーズンの開幕2戦で不振だったリアム・ローソンに代わって昇格したが、マックス・フェルスタッペンに対して大きく後れを取る状況が続いており、チームにとっては「やや改善された」程度にとどまっている。

    レーシングブルズで鮮烈なF1デビューを果たしたハジャーについて、ベンソンは「2026年の交代は避けられない」と見ている。

    「最も注目すべきはレッドブルの2チームだ。角田裕毅は、パフォーマンスを大きく向上させない限り、レッドブルから放出されるのは確実に見える」とベンソンは述べている。

    「期待されているのは、アイザック・ハジャーがフェルスタッペンのチームメイトとして昇格することであり、それはハジャーがレーシングブルズで印象的なスタートを切ったことに起因している。ただし、フェルスタッペンがチームにとどまることが前提だ」

    また、F2で現在ランキング3位につけるアービッド・リンドブラッドも、2026年にレーシングブルズへ昇格する有力候補とされている。

    「今年F2に初参戦した英国人アービッド・リンドブラッドは、レーシングブルズへの昇格の可能性が高い」

    「リアム・ローソンがそのシートを維持できるかどうかは依然として不透明だ」

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    アルピーヌの注目株とペレスの噂
    F1グリッドの大半のチームは来季のラインアップを固めつつある中で、アルピーヌのセカンドシートはまだ空白のままだ。

    ベンソンは「メルセデスとアルピーヌを除けば、マクラーレン、フェラーリ、ウィリアムズ、アストンマーティン、ハース、ザウバー(アウディ)はいずれも来季のドライバーが決まっている」と説明する。

    メルセデスはふたつの空席を持つように見えるが、ジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリの継続起用が有力視されている。ただし、仮にマックス・フェルスタッペンが市場に出た場合、情勢は一変する可能性があるという。

    「アルピーヌではピエール・ガスリーが契約下にあるが、もうひとつのシートは完全に空いている」

    「その座を誰が獲得するかは予測不能だ。ルノー会長ルカ・デ・メオの離脱により、同チームのブランディング変更とフラビオ・ブリアトーレの実質的なチーム代表就任といった体制の混乱が続いており、すべてが不透明な状況だ」

    フランコ・コラピントのパフォーマンスはアルピーヌを納得させられておらず、一方でセルジオ・ペレスがこの空席にリンクされているという。

  • 角田裕毅はレッドブルF1の「期待を裏切っている」とヘルムート・マルコ

    角田裕毅はレッドブルF1の「期待を裏切っている」とヘルムート・マルコ

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、RB21でのいくつかの快挙にもかかわらず、「角田裕毅はチームの期待通りには成長していない」と語った。

    角田裕毅はF1 2025シーズンの開幕2戦で苦戦したリアム・ローソンに代わり、レッドブル・レーシング早くも起用された。ニュージーランド出身のローソンは連続Q1敗退でプレッシャーに屈した格好となり、チームは日本GPから角田裕毅を2号車に据えた。

    角田裕毅はレッドブルでのデビュー戦となった母国GPでQ2進出を果たし、続くバーレーンでは10番手に予選通過。決勝では9位に入り、RB21の2号車にとって今季初ポイントを獲得した。

    以降さらに5ポイントを加えているものの、直近4戦ではQ3進出を果たせていない。イモラではクラッシュにより20番手、スペインでは純粋なペース不足により再び最後尾に沈んだ。

    その結果、今季のレッドブルが獲得した162ポイントのうち、155ポイントはマックス・フェルスタッペンによるものとなっており、角田裕毅は2号車のドライバーとして得点に苦しんでいる。

    2台体制ながらポイントの大半を1人で稼いでいる状況はコンストラクターズ選手権にも影響を及ぼし、レッドブルは現在4位。2台が着実にポイントを積み重ねているマクラーレンには200ポイント以上の差をつけられている。

    マルコは、BBCの『The Inside Track』に対し、角田裕毅の現状について次のように述べた。

    「マックスの隣に座るというのは特別なことだ。今の時代、『自分の目標はマックスのチームメイトになることだ』なんて言うドライバーはいない。みんなF1に出たいとは思っているがね」

    「裕毅はいいスタートを切ったが、我々が期待していたような成功は得られていない。ただし、金曜日の時点では常にマックスから0.1~0.2秒以内にいる。ここ数年、そういうドライバーはいなかった」

    「だからこそ、彼はそのスピードをポイントに結びつける必要がある」

    角田裕毅の成績不振により、シーズン途中での交代が噂されており、代役候補としては、F1デビューイヤーで印象的な走りを見せているレーシングブルズのアイザック・ハジャーの名が浮上している。

    しかし現時点では、マルコは角田裕毅の復調に期待を寄せている。

    「彼には才能がある。そして人間的な姿勢の面でも成長した。我々は皆、裕毅が以前はどれだけ衝動的だったかを知っているが、そこから学び、今では落ち着きを見せるようになった。彼は速いドライバーだ」

    「彼がやるべきことは、自分をまとめることだ。マックスを倒そうなんて考える必要はない。それは不可能だ。しかし、彼はその現実を受け入れたように思う。今後はもっと多くのポイントを獲ってくれることを期待している」

    角田裕毅 レッドブル F1

    なお、角田裕毅だけでなく、レッドブルの2号車ドライバーはこれまでもフェルスタッペンの陰で苦しんできた。ピエール・ガスリー、アレックス・アルボン、セルジオ・ペレス、そしてローソンも例外ではない。

    中でもアルボンは、RB(旧アルファタウリ)からレッドブルへの移行が、マシン特性の大きな違いによって困難になると指摘している。

    「マシンは本当にナイフエッジだと思う。マックスはそれを操れるが、大半のドライバーにとっては自然な感覚ではない。僕も経験から言えるが、当時は苦労した。今の経験があればもっと上手く対応できるとは思うが」

    「RBは寛容でバランスの取れたマシン。自信を持たせてくれるし、それはルーキーを起用し続けているチームの方針にも関係している。そういったクルマから、極端でトリッキーなレッドブルのマシンに乗り換えるのは、本当に大きな適応を求められるんだ」

  • 角田裕毅は「ペレスよりフェルスタッペンに近づいている」とレッドブルF1代表

    角田裕毅は「ペレスよりフェルスタッペンに近づいている」とレッドブルF1代表

    クリスチャン・ホーナーは、角田裕毅のレッドブルF1での滑り出しが難しかったにもかかわらず、「実際には」マックス・フェルスタッペンに対してセルジオ・ペレスよりも「近い」と主張している。

    今季開幕から2戦を終えた段階で、25歳の角田裕毅は、レッドブルF1で精彩を欠いたリアム・ローソンに代わってチームに加わった。

    当初はニュージーランド人のローソンが優先されたものの、角田裕毅はその後任としてパフォーマンスを改善したが、同時に苦戦も続いている。

    レッドブルF1加入後の8戦で獲得したポイントはわずか7ポイント。レーシングブルズ在籍時の2週末で3ポイントを挙げていたことを踏まえると、シーズンオフにセルジオ・ペレスを放出したことは誤りだったのではないかとの声が、ますます強まっている。

    現在、レッドブルF1はコンストラクターズランキング4位につけているが、獲得162ポイントのうち155ポイントがマックス・フェルスタッペンによるものであり、それを差し引けばランキング最下位に転落する計算になる。この事実は、2台のマシン間にある著しい成績の差を浮き彫りにしている。

    こうした状況が6度のコンストラクターズタイトルを誇るチームにとって恒常的な課題であるとの指摘に対して、ホーナーは、それはフェルスタッペンの「鋭い能力」が原因だと主張した。

    「ここ5年間でクルマの開発がどのように進められてきたかを見れば、チームは常に持ちうる情報を基にして、できる限り速いマシンを作ろうとしている」とホーナーはSky Sports F1に語った。

    「そして時に、速いクルマはドライビングが難しいクルマになることもある。マックスは、その難しいマシンから最大限を引き出す非常に鋭い能力を持っている」

    角田裕毅 レッドブル F1

    また、セルジオ・ペレスが「今にして思えばかなり良かった」と評価される一方で、リアム・ローソンと角田裕毅は「マックスからやや離れている」との見方について、ホーナーはそれを否定した。

    ホーナーは、角田裕毅がエミリア・ロマーニャGP予選で喫した大クラッシュが、RB21での成長において大きな痛手だったと強調した。

    「角田は最初のうちは、まずまず順調にチームに馴染み始めていたと思う」とホーナーは語った。「ただ、イモラでのクラッシュが彼の自信に影響を与えたことは間違いない」

    「ただし、我々が見るメトリクス(指標)では、実際には彼はマックスにより近づいている。そして、もう少し時間と自信が加われば、パフォーマンスも上がってくると期待している」

  • 角田裕毅 レッドブルF1での現状をオランダ界隈が酷評「予選11位でベスト?」

    角田裕毅 レッドブルF1での現状をオランダ界隈が酷評「予選11位でベスト?」

    角田裕毅が2025年シーズン中盤に昇格したレッドブルF1で苦戦を強いられている現状について、マックス・フェルスタッペンの母国オランダのメディアが厳しい視線を向けている。

    予選での成績不振やレース中のミスが続く中、識者たちは「11位でベスト予選とは情けない」「毎週末なにかが起きている」と角田裕毅を辛辣に評価。レッドブルの“セカンドドライバー問題”は、いまだ解決の兆しを見せていない。

    レッドブルはここ数年、マックス・フェルスタッペンにとって最適なチームメイトを探すことに奔走しているが、いまだに本当に成功したとは言い難い。少なくとも、それが『RacingNews365』の最新ポッドキャストにおけるティム・コロネルとルード・ディマースの結論だ。

    レッドブルは、マックス・フェルスタッペンによるドライバーズタイトル獲得など、ここ数年多くの成功を収めてきた。それでも、オーストリアのこのチームも常に順風満帆というわけではなく、ひとつの大きな問題に直面している。それは、フェルスタッペンの隣の“もう一つのシート”を埋めなければならないという点だ。これまでのところ、レッドブルはフェルスタッペンのペースとレベルについていけるドライバーを見つけ出すことに成功していない。

    現在は角田裕毅にそのチャンスが与えられているが、彼にもいまだその実力を証明するには至っていない。

    角田裕毅はカナダGPで後方スタートから12位まで挽回する好走を見せたが、F1識者のルード・ディマースは、これは彼自身の実力によるものとは言いがたいと語る。

    「いや、それはセーフティカーの影響だよ! フィールドが接近してたんだ。いや、でもさ、赤旗は彼自身のミスなんだ。それで全部を台無しにしてしまった。予選でもまたトップ10に入れなかった。頼むよ、ほんとに」と、ディマースは最新の『RacingNews365』ポッドキャストで語っている。

    レーシングドライバーのティム・コロネルも、角田裕毅が今のところセルジオ・ペレスのようなレベルに到達できていないと見ている。ペレスは数年にわたりレッドブルに貢献した後、期待を下回る結果を理由にチームを離れたが、コロネルによれば、ペレスの後継者たちは彼のレベルにすら届いていないという。

    「実際、ペレスはマックスの隣で一番良いドライバーだったと思うよ。他のチームだったら、僕ならすぐに彼に電話するね。たぶんアルピーヌがこっそりそうしてるんじゃないかな。ペレスは他のドライバーたちを出し抜けたし、少なくとも時々はマックスを助けられていた。そして僕は“時々”って言ったけど、当時も僕らはその点を批判してたんだ。もっと助けてほしいってね」

    ディマースも、角田裕毅が現時点でそれ以上のことをしているとは思っていない。

    「でも見てみろよ、裕毅は……まったく前進してない。予選で11番手に入って、それが彼の“ベスト予選”だったって褒められてるんだよ? でもチームメイトはポール争いをしてた。ジョージ・ラッセルがメガラップを叩き出したとはいえ、差がとにかく大きすぎるんだ。ものすごく大きい。それに、毎週末何かしらある。だからまた最後方からスタートすることになるんだ」

    日本人ドライバーである角田裕毅は、サーキット上で目覚ましい活躍を見せることがほとんどできず、おまけにクラッシュも多すぎる。イモラでのクラッシュは特にひどく、その影響はレッドブルがヨーロッパで迎えた最初の3連戦にも尾を引いた。

    とはいえ、コロネルは角田裕毅に選択肢がないとも語る。

    「でも、物事を無理に押し進めなきゃいけない状況になれば、自然と何かが起きるよ。彼はそれをやってるんだ。だから、そういうミスも起こるんだよ」

    ただし、ディマースはこの見方には完全には同意していない。

    「うん、でもある時はミスで、ある時はダメージ、今回(カナダ)に至っては赤旗からのグリッド降格だった。毎回、セカンドレッドブルはどっちかの最後列スタートか、ピットレーンスタートなんだ。これは本当に悲しい統計だと思うよ。たしかヘルムート・マルコがどこかで冗談交じりに“マックスがいないならオーストリアGPには出ない方がいい”って言ってたと思うけど、でもそれが現実なんだ。すべてはマックスありきなんだよ」