カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅には「今シーズン末まで機会が与えられている」とレッドブルF1代表

    角田裕毅には「今シーズン末まで機会が与えられている」とレッドブルF1代表

    2025年F1イギリスGPの記者会見で、レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表が、2026年に向けたドライバーラインアップについて言及し、角田裕毅の将来に関しても注目の発言を行った。

    角田裕毅は今季、レッドブルF1で昇格後の戦いを続けているが、ホーナーはまず「我々の最優先事項は、現時点で保有している人材を見極めることだ」と語り、2026年のシートを巡る判断において、社内育成ドライバーを中心に検討する方針を示した。

    その上でホーナーは、「角田には今シーズン末までに、自分がそのシートにふさわしいということを証明する機会が与えられている」と明言し、残りのシーズンを通じてのパフォーマンスが鍵になるとの見解を示した。

    また、角田裕毅に加えて「アイザック(・ハジャー)も良い仕事をしているし、リアム(・ローソン)も調子を上げてきている」とも言及し、レッドブル育成陣営の厚みをアピール。

    一方で、レッドブル外の選択肢について問われたホーナーは、「もちろん外部にも目を向けている」と述べ、「我々は来年に向けて最善のラインアップを揃えたいと考えている。必要とあらば、これまでもそうしてきたように育成外からも起用することに躊躇はない」と含みを持たせた。

    角田裕毅にとって、2026年に向けた契約延長を勝ち取るには、シーズン後半での着実な結果と安定したパフォーマンスが求められる。レッドブル内外で激化するシート争いの行方に、引き続き注目が集まる。

    角田裕毅 レッドブル F1 クリスチャン・ホーナー

  • 角田裕毅 F1イギリスGP初日 「改善できるポイントがいくつか見えてきた」

    角田裕毅 F1イギリスGP初日 「改善できるポイントがいくつか見えてきた」

    角田裕毅(レッドブル)は、2025年F1イギリスGPのフリー走行2回目に出走し、15番手となる1分26秒980を記録した。

    FP1では17歳のアービッド・リンドブラッドが角田裕毅のマシンでF1デビューを果たしており、角田にとってはFP2セッションがシルバーストンでの初走行となったが、トップから1.164秒差、チームメイトのマックス・フェルスタッペンからは0.666秒遅れのタイムだった。

    走行を終えた角田裕毅は、「マシンの感触は悪くないですし、明日に向けてまだやるべきことはたくさんありますが、シルバーストンを走るのはやっぱり楽しいですね」とコメント。

    「先週末はマシンの感触がすごく良くて、レースまでは今年の中で一番だったと思います。今回はそこに近づけるために細かい調整をしている段階ですね」

    「2台のマシンの間にはいくつか違いがあるので、その比較も進めています。今週末全体を通して、どうやって最適な方向に持っていけるかが大事になってくると思います」

    角田裕毅 F1 イギリスGP

    また、週末の天候については「明日は気温が下がりそうなので、僕たちにとってプラスになるかもしれません。もちろん簡単なコンディションではないですが、少なくとも天気が極端に変わることはなさそうなので、そこは助かります」とコメント。

    「FP2だけの走行でも、自分のドライビングやセットアップで改善できるポイントがいくつか見えてきたので、あとはそれをどう最適化していくかですね」

    初日を終えてまだ課題は多いものの、明日の予選に向けて前向きな姿勢を見せた角田裕毅。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが導入した新型フロアとの比較や、空力的な違いも含めて分析が進む中で、Q3進出を狙うには一晩での大幅なステップアップが必要となる。

    FP1で走行したリンドブラッドが堂々たる走りを見せた一方で、フルタイムドライバーとしての角田裕毅の意地と進化が、明日のシルバーストンに問われる。

  • 角田裕毅 F1イギリスGP会見「レッドブルからはこれまで以上のサポート」

    角田裕毅 F1イギリスGP会見「レッドブルからはこれまで以上のサポート」

    2025年F1イギリスGPの木曜記者会見に、角田裕毅(レッドブル・レーシング)が登壇。昇格から約3か月、まだ十分な結果を残せていない現状について率直な心境を語りつつ、レッドブルからの支援体制と自身の課題克服への取り組みを明かした。

    角田裕毅はオーストリアGPでの自責のレース展開や、RB21におけるロングランでの苦戦について正直に振り返った一方、「今は正しい方向に進んでいる」と前向きな姿勢を強調。

    マシンの特性に順応するために新たなドライビングスタイルにも挑戦しており、クリスチャン・ホーナーやヘルムート・マルコからのサポートの厚さにも感謝を示した。

    Q:オーストリアでは厳しい週末だった。どんな問題があったと考えている?

    角田裕毅:問題は僕自身にありました。オーバーテイクしようとした場面で、もう1周待てばよかったと思います。あの状況であそこまでプッシュする必要はなかったですし、レースクラフトとしては理想的じゃなかったです。

    ペースに関しては…そのあとフロントウイングを交換していて、そこからの走行は
    正確な比較材料にはならなかったと思います。でも、今シーズンを通して取り組んでいるのはロングランで、そこが一番苦戦しているところです。

    なので、ここに向けて数日間いろいろ取り組んできました。これまで考えたことがなかったようなアプローチも試す予定なので、楽しみにしています。ショートランについては、自信のあるレベルまで早く戻せると信じています。

    Q:レッドブルは“ワンカーチーム”だという声もある。チームからのサポートは十分に感じている?

    角田:はい、間違いなくサポートを感じています。特に最近はクリスチャンやヘルムートから、これまで以上のサポートをもらっています。イギリス南部に行ってリフレッシュする時間をもらったのも彼らの提案でしたし、そういったサポートが僕にとってはすごく大きな意味を持っています。

    さらに、通常なら認められないようなことも、僕の成長のために試させてもらっていて、本当にありがたいと感じています。

    角田裕毅 レッドブル F1 イギリスグランプリ

    Q:マックス以外のドライバーにとってRB21に順応するのは難しい?

    角田:ドライバーによると思いますが、少なくとも今のところ、このクルマにすぐ慣れたという人は見たことがないです。それは事実としてあると思います。

    でも、少なくともショートランに関しては良い方向に進んでいると思っています。オーストリアではQ1で敗退しましたが、ギャップはかなり小さかったです。マックスとの比較ではまだ差がありますけど、今後アップグレードが入ると聞いていますし、パッケージが揃えばチームの期待するレベルに届けるという自信はあります。

    ロングランはまだ課題ですが、これまでF1で一度も試したことがないようなドライビングスタイルも含めて、いろいろ学びながら取り組んでいます。

    VCARBのときはマシンの特性を完全に理解していて、最初のプッシュから全開でいけました。でも今のレッドブルでは、まずはビルドアップする必要があると感じています。それは僕にとって正しいアプローチだと思っていますし、間違いではないと思っています。ただ、時間は少しかかります。

    1シーズンかかるかはわかりませんが、少なくとも今は前向きな方向に進んでいるという点がポジティブです。

    Q:ヘルムート・マルコが「今季中の交代はない」と明言していることは安心材料になる?

    角田:そうですね、「2戦後に交代」なんて言われるよりは、はるかに安心できます。クリスチャンもヘルムートもすごくサポートしてくれています。オーストリアでのレースにはもちろん満足していなかったと思いますが、それでも変わらず僕の成長をサポートしようとしてくれています。

    彼は僕の才能やスピードを信じてくれているので、それを結果で証明する責任は僕にあると思っています。ヘルムートはいつも率直に意見を言ってくれますし、それがプレッシャーになることもありますが、そのおかげで自分でも気づかなかったような力を引き出せることもあります。ジュニア時代からそういう関係でやってきたので、今もそのサポートに本当に感謝しています。

    Q:ザク・ブラウンが「マックスがいなければレッドブルはVCARBの後ろ」と発言したが、それについてどう思う?

    角田:うーん…たしかに、今の僕のパフォーマンスを見れば、そう思われるのも仕方ないかもしれません。ただ、オフシーズンのテストには僕は参加していなかったので、詳しいことは分かりません。

    VCARBは良いパフォーマンスを見せていて、僕自身も最初の2戦は良い走りができたと思っています。オーストラリアや中国では戦略などで少し混乱がありましたけど、すべてうまくいっていればもっとポイントが取れていたはずです。

    でも今は完全にレッドブルに集中していて、このマシンはうまく使えば十分戦えるポテンシャルがあると感じています。あとはもっと理解を深めていくだけです。エンジニアとも密に話し合いを重ねていますし、彼らの考え方をより深く理解する努力をしています。

  • 角田裕毅 レッドブルF1で苦戦もホーナーは「RB21は難しいマシンではない」

    角田裕毅 レッドブルF1で苦戦もホーナーは「RB21は難しいマシンではない」

    レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーは、角田裕毅が苦戦を続ける中、同チームのF1マシンは「そこまで難しくはない」と主張した。

    ホンダの支援を受け、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして第3戦から起用された角田だが、オーストリアGPでは2周遅れの最下位完走に沈み、キャリアの新たな低迷期を迎えた。

    角田はQ1でフェルスタッペンにコンマ3秒以内に迫るタイムを記録したものの、Q2進出はならず、18番手からのスタートとなった。

    決勝では、アルピーヌのフランコ・コラピントとのターン4での接触により10秒加算ペナルティを受け、挽回の望みも絶たれた結果、16位でフィニッシュした。

    「グリッド後方からのスタートに加え、コラピントとの件でペナルティも受けた」とホーナーは語った。「今日の彼のレースは本当に厳しかった。フラストレーションもあるが、すぐに気持ちを切り替えてシルバーストンに臨む」

    角田裕毅 レッドブル F1

    パドック内では、RB21が扱いづらい特性を持つという見方もあるが、ホーナーはマシンの設計哲学よりも「それ以上の根本的な問題」が角田を苦しめていると主張する。

    「このマシンは我々が何年にもわたって進めてきた開発の道筋の上に成り立っている。確かに簡単なクルマではないが、そこまで難しくもない」

    「だから、我々は彼と共に取り組んでいく。シルバーストンで何かしらの進歩が見られることを期待している」

    角田裕毅を巡る支援姿勢に関しては、レッドブルの「伝統」とも言えるセカンドドライバー交代劇が2025年も再燃しており、第2戦終了時点でリアム・ローソンが降格されている。

    だが、角田はローソンよりもフェルスタッペンに近いペースを記録しており、特にオーストリアではすべてのプラクティスで安定した走りを見せていた。しかし本番になると、その流れが一転した。

    「FP2とFP3ではまずまずだったのに、予選になると崩れてしまった。あのポジションからのスタートだと、接戦の中で信頼感を失ってしまう」とホーナーは認める。

    それでもホーナーは、角田に対してローソンのときよりも忍耐強くサポートする姿勢を示唆した。

    「我々は彼と共に取り組んでいく。立て直しに向けて支えていくつもりだ」

  • 角田裕毅 キャデラックF1チームと代理人がモナコGPの週末に非公式な接触

    角田裕毅 キャデラックF1チームと代理人がモナコGPの週末に非公式な接触

    2026年にF1参戦を果たすキャデラックのドライバー候補として、角田裕毅の名前が再び注目を集めている。レッドブル本隊への昇格後は厳しい評価基準に晒され苦戦が続いており、ホンダとの提携終了も控える中、F1キャリア継続には新天地が必要となる可能性が高い。

    すでにモナコGPの週末にはキャデラック側と非公式な接触があったとされ、マーケティング面と経験値の両面で強みを持つ角田にとって、この新興チームは“第二章”の出発点となり得る。

    キャデラックは、初戦となるF1オーストラリアGPに向けて準備を加速させている。F1にとって11番目のチームとしてグリッドに加わるこのアメリカンブランドは、バルセロナとバーレーンでの10日間のプレシーズンテストを経て本格的なデビューを迎える。

    一方で、注目のドライバーラインアップはまだ発表されていない。チームは「今はマシン開発が最優先」としており、ドライバー決定はまだ先と明言している。

    マシン開発が最優先 ドライバー決定は「その後」
    キャデラックF1のチーム代表を務めるグレーム・ロウドンは、先日メディア向けに新ファクトリーの内覧会を実施。その場で「ドライバー選定が他チームほど優先事項になっていない」と語った。

    「ある見学者がこう言った。『ここまでの規模の準備が進んでいるのを見ると、他チームのようにドライバーを最優先にしない理由が分かる』と。まだ何も決まっていないが、我々はまずクルマを仕上げる必要がある」とロウドンは説明した。

    またF1のドライバー市場は、例年夏に活発化する“シリーシーズン”に突入しつつある。マックス・フェルスタッペンの将来的な移籍説など、トップドライバーの去就次第で市場全体が大きく動く可能性もあり、キャデラックとしても焦って動く必要はないと判断している。

    本命候補:セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタス
    ロウドンは「市場の状況は把握しているし、我々が必要とする人材像も明確だ。初年度のチームにとっては経験のあるドライバーが非常に有益になる」と述べ、経験豊富なドライバーを起用する方針を示唆した。

    そこで筆頭候補とされているのがセルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスの2名だ。

    ペレスは2024年末でレッドブルを離れ、現在はフリーの立場。レッドブルではフェルスタッペンと比較され続けたことで苦しい時期が続いたが、2023~2024年の成績に対しては再評価の声もある。ESPNによると、キャデラックはペレスの契約終了後すぐにコンタクトを取ったという。現在は家族と過ごす時間を楽しんでいるものの、ペレスは今なおラテンアメリカ市場で絶大な人気を誇り、新興チームの顔としては理想的な存在だ。

    ボッタスもまた、メルセデス時代の経験に加え、ザウバーでの再起を果たした安定感あるベテランとして評価されている。最近では自身のSNSにキャデラックのシートに座る写真と共に「これは快適だ」と投稿し、ファンの注目を集めた。すでにキャデラック側と交渉が進行中とされ、加入の可能性は高い。

    角田裕毅にとってキャデラックは「救済」となるか
    そして注目すべきもう一人の候補が角田裕毅だ。

    2025年シーズン途中にレッドブル本隊へと昇格した角田裕毅だが、日本GP以降は苦戦が続いている。マックス・フェルスタッペンという絶対的エースと同じマシンで戦うという状況は、かつてペレスが直面したのと同様の厳しい比較に晒されており、実力の正当な評価が難しい環境にある。

    昇格の裏側には、ホンダによる2025年限りのエンジン供給契約と引き換えに、角田裕毅のレッドブル昇格を促す動きがあったとされている。しかし、そのホンダがF1から撤退する今、レッドブルにとって角田を残留させる理由は薄れつつある。

    そうした中で、キャデラックという新チームは角田裕毅にとって“第二のF1キャリア”を築くための理想的な舞台となる可能性を秘めている。

    ESPNの報道によれば、角田裕毅の代理人は2025年モナコGPの週末にキャデラックと接触しており、非公式な話し合いが進められていたという。4月の昇格によって一時中断されたものの、現在のパフォーマンス次第では再び交渉が活発化する可能性が高い。

    角田裕毅はレッドブル系チームでのF1経験が豊富で、マシン開発やチームとの連携にも定評がある。さらに日本と欧州をまたぐ広範なファンベースを持ち、マーケティング面でも価値が高い。新興チームであるキャデラックにとって、技術・経験・市場性のすべてを備えた角田は、まさに有力な候補だといえる。

    角田裕毅 キャデラック F1

    他の候補:周冠宇とアメリカ人ドライバー
    キャデラックのチーム代表であるロウドンがマネージャーを務める中国人ドライバー、周冠宇の名前も候補として挙がっている。F1での目立った成績は残せなかったものの、アジア市場での影響力を重視するキャデラックにとっては魅力的な存在だ。現在はフェラーリのリザーブとして活動しており、F1との関係を維持している。

    また、アメリカ企業であるキャデラックとしては、米国人ドライバーの起用も長年の目標だ。インディカーのコルトン・ハータはその筆頭候補とされてきたが、スーパーライセンス取得のためには今季ランキング4位以上が必要であり、条件を満たすかどうかは不透明だ。

    一方、F2で活躍中のアメリカ人ドライバー、ジャック・クロフォードは現在ランキング3位。モナコとイモラで勝利を挙げており、ライセンス条件を満たせばF1昇格も現実的となる。アストンマーティンのリザーブドライバーでもあり、将来性の高さが評価されている。

    リカルドは「完全引退」か
    一方で、長らくファンから復帰が待望されているダニエル・リカルドは、キャデラックの候補には入っていないようだ。2024年シンガポールGP後にレッドブルから契約を打ち切られた後、F1界から姿を消し、現在はパースの自宅で農場生活を送りながら、ワインやアパレル事業に注力している。

    昨年ニューヨークでのイベントでは、ファンに「キャデラック?」と尋ねられた際、「もう終わったよ」と返答。ESPNの情報によれば、本人はF1復帰には全く興味を示しておらず、事実上モータースポーツ界からの引退を決断したとされている。

    決断の時は近い
    F1の夏が深まるにつれ、ドライバー市場はさらに活発化する。キャデラックが誰をパートナーに選ぶのかは、単にチームの未来を左右するだけでなく、F1全体のシート争いに影響を及ぼすことは間違いない。

    経験豊富なベテランか、新たな才能か。あるいはアメリカの夢を託す地元ドライバーか――すべての視線がキャデラックの決断に集まっている。

  • 角田裕毅 レッドブル昇格で「F1キャリアは終焉に近づいた」とシューマッハ

    角田裕毅 レッドブル昇格で「F1キャリアは終焉に近づいた」とシューマッハ

    角田裕毅が念願だったレッドブル・レーシングのシートを手に入れたことで、かえってF1からの退場が近づいた可能性があると元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは厳しく指摘した。

    シューマッハは、近頃のレッドブル首脳陣による角田裕毅に対する批判的な発言の増加に注目している。しかしながら、チームは2025年序盤でリアム・ローソンをすでに降格させており、次なる入れ替えには慎重だという。特に、後継候補として有望視されるアイザック・ハジャーに時間を与えたい意向があると見られている。

    「ドライバー交代に意味はない」とレッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコはF1オーストリアGP後に語った。

    2021年からジュニアチームでF1に参戦してきた角田裕毅にとって、今季はついにレッドブル・レーシング昇格を果たした記念すべき年だ。しかし、同時にレッドブルはシーズン終了後にホンダからの支援を失うことが決定しており、角田裕毅にとって状況は厳しさを増している。

    「正直に言って、そして簡潔にまとめるなら、彼がここ数戦で状況を立て直せなければ、シーズン終了前にレッドブルから放出される可能性が高い」と、6勝を挙げた元F1ドライバーのシューマッハはSky Deutschlandに語った。

    「ただ、アイザック・ハジャーをあまりにも早くフェルスタッペンの隣に乗せて、潰してしまうようなことはしてほしくない。あれは大きな過ちだ。彼には大きなポテンシャルがある」

    角田裕毅 レッドブル F1

    さらにシューマッハは、「角田裕毅のキャリアは終わりだと思う。彼はフェルスタッペンにあまりに離されているし、ミスも重ねている」と断言した。

    今年50歳を迎えたシューマッハは、そもそも角田裕毅がリアム・ローソンより優れているとは思っていなかったという。

    「レーシングブルズ時代のローソンとハジャーのパフォーマンスには大きな差はなかったと思っているし、レッドブルでは本当にボコボコにされている状態だ」と述べた。

    一部では、ホンダが角田裕毅への支援を利用してアストンマーティンのランス・ストロールのシートを得る可能性も取り沙汰されているが、シューマッハはその説を否定している。

    「それはないと思う。僕は、今年中に角田裕毅がF1からいなくなると見ている。スピードもなくて、壊すことも多いとなれば、チームの我慢もすぐに限界を迎える」と語った。

  • 角田裕毅 F1イギリスGP展望「結果を出して自分の力を示したい」

    角田裕毅 F1イギリスGP展望「結果を出して自分の力を示したい」

    角田裕毅が、2025年F1イギリスGPに向けての意気込みを語った。前戦オーストリアGPでは期待に反して苦戦を強いられた角田裕毅だが、マシンへの理解が進んでいる手応えもあり、予選での速さを武器に巻き返しを狙う。

    今季第3戦からレッドブル・レーシングに昇格して以降10戦目となる今週末のシルバーストンでは、週末を通して一貫したパフォーマンスを発揮し、ロングランでの改善を果たせるかが焦点となる。

    角田裕毅はチームとの連携をさらに深め、母国グランプリを迎えるチームに確かな貢献を果たしたいと考えている。

    「オーストリアは僕たちにとって厳しい週末でした。僕自身すごく期待して臨んでいただけに、思ったような結果にならなかったのは残念でした。でも、それを受け入れて前を向くしかないと思っています」と角田裕毅はコメント。

    「マシンに対する自信はどんどん高まってきているので、ロングランでペースを引き出せなかったのは本当に悔しかったです。チームと一緒に、週末を通して安定したパフォーマンスが出せるよう取り組んでいるところです」

    「ポジティブな点としては、予選では良いパフォーマンスができるという手応えもありますし、それを実際に見せることもできています。あとはセットアップをしっかり決めて、カナダのときのように良いラップをまとめられるようにしたいと思っています(あのときはグリッドペナルティがありましたが)」

    「今週はしっかり結果を出して、チームのみんなのためにも、自分がどれだけの力を持っているかをしっかり示したいと思っています」

    角田裕毅 F1 イギリスグランプリ レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 レッドブルF1ドライバーとして16年ぶりの最長ノーポイント記録

    角田裕毅 レッドブルF1ドライバーとして16年ぶりの最長ノーポイント記録

    角田裕毅は2025年F1オーストリアGPで16位に終わり、これで4戦連続ノーポイントとなった。レッドブル・レーシングのレースドライバーとして出走する角田にとって、この成績は2009年のマーク・ウェバー以来となる、レッドブルF1ドライバーとしての最長ノーポイント記録である。

    フェルスタッペンのリタイアによってレッドブルの連続ポイント記録は77戦で途切れ、チームに残された唯一の望みは角田裕毅だったが、得点圏には届かず、状況の厳しさを改めて露呈する結果となった。

    ランド・ノリスにとって、これは自身6度目の1-2フィニッシュであり、マクラーレンという唯一の所属チームにおいて初めて自身が1位となる1-2だった。これまでオスカー・ピアストリとともに4回、2021年モンツァではダニエル・リカルドの後ろで2位に入っている。

    今回の勝利により、ノリスはグランプリ通算7勝でピアストリと再び並んだ。これはフアン・パブロ・モントーヤやルネ・アルヌーと同じ勝利数となる。また、キャリア通算12回目のポールポジション獲得も達成し、ゲルハルト・ベルガーやデビッド・クルサードと肩を並べた。

    しかし、ピアストリがファステストラップを奪取したことで、ノリスの今季4度目の「ハットトリック(三冠:ポール・優勝・ファステスト)」達成は阻止された。これでピアストリのファステストラップ数は6に到達し、エマーソン・フィッティパルディ、マイク・ホーソン、フィル・ヒル、ホセ・フロイラン・ゴンザレス、ダン・ガーニー、カルロス・ロイテマン、ハインツ=ハラルド・フレンツェンと並んだ。

    フェルスタッペンはアンドレア・キミ・アントネッリとの接触によりリタイアし、これが31戦ぶりのリタイアかつノーポイントとなった。この記録は自身最長の連続ポイント獲得記録(43戦)には届かなかったが、それでも大きな記録が途切れた形だ。F1史上最長の記録はルイス・ハミルトンの48戦連続である。

    レッドブルとしても、2022年バーレーンGPでのダブルリタイア以降、77戦連続でポイントを獲得していたが、今回のオーストリアGPでついにこの記録が途切れた。なお、史上最長はフェラーリの81戦(2010年ドイツGP〜2014年シンガポールGP)で、あと4戦に迫っていた。

    フェルスタッペンのリタイア後、チームの得点記録をつなぐ最後の望みは角田裕毅に託されたが、厳しい予選結果とレース展開が続いている。今回の予選も含めて、角田はレッドブル育成ドライバーとして過去18年間で最悪となる5戦連続Q1敗退を記録している。

    レースでは16位フィニッシュに終わり、これで4戦連続ノーポイント。これは2009年のマーク・ウェバー以来、レッドブル所属ドライバーとして最長のノーポイント連続記録となる。

    ただし、当時のポイント制度では8位までにしかポイントが与えられず、ウェバーはその連続記録中に9位を記録していた(現在の制度では2ポイント相当)。加えてその後のインテルラゴスでは優勝している。一方で、トップ10フィニッシュを4戦連続で逃したレッドブルドライバーは、2008年のデビッド・クルサード以来となる(ハンガリー~イタリアで11位、17位、11位、16位)。

    角田裕毅 レッドブル F1

    ちなみにマクラーレンがオーストリアで最後に優勝したのは2001年、クルサードによるもので、当時はまだ「A1リンク」と呼ばれていた。現在の「レッドブル・リンク」に改称される前の話だ。

    フェルスタッペンは、レッドブル・リンクで5戦連続ポールポジションを記録していたが、今回はその記録も途切れた。ただし、そのうち1回は2021年のシュタイアーマルクGP(オーストリアGPとは別名)でのものである。

    さらに追い打ちをかけるように、角田がかつてレッドブルで起用された際にシートを奪ったリアム・ローソンが、F1キャリア22戦目で自身最高の6位フィニッシュを記録。これにより、角田はレッドブル支援を受ける4人のドライバーの中で選手権最下位となった。

    ニュージーランド人ドライバーがここまで上位に入ったのはほぼ50年ぶり。最後にそれを達成したのは、1976年のスペインGPで5位に入ったクリス・エイモンだった。

    また、ガブリエル・ボルトレトも8位フィニッシュでF1初ポイントを獲得し、自己最高位を更新。チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグとともにダブル入賞を果たしたが、これはチームがまだアルファロメオと呼ばれていた2023年カタールGP以来のことだった。チーム名がザウバーだった時代の最後のダブル入賞は2018年メキシコGPで、当時はシャルル・ルクレールが7位、マーカス・エリクソンが9位だった。

  • 角田裕毅 レッドブルF1で苦悩「今のレースペースはF1初走行時のよう」

    角田裕毅 レッドブルF1で苦悩「今のレースペースはF1初走行時のよう」

    角田裕毅は、2025年F1オーストリアGPでの厳しいレースを経て、自身の不振について「F1を初めて運転したときのような感覚だ」と語り、現状に対する深い危機感を示した。

    角田裕毅はレース中にフランコ・コラピントとの接触でフロントウイングを破損し、10秒のタイムペナルティも受けた結果、完走者中最下位の16位でフィニッシュ。唯一2周遅れでチェッカーを受けるなど、レッドブル移籍後でも最も厳しい週末となった。

    今季ここまでの11戦で、角田がポイントを獲得したのはわずか3回。レッドブルでのスタートは困難続きだ。

    レース後、角田裕毅は次のように振り返った。

    「正直、レースペース自体もすごく悪かったです。自分が目指すレベル、到達したい位置からは完全に外れていました」

    「自分がすべて間違っているとは思いたくないですが、ライバルとのペース差が大きすぎます。なぜこうなっているのか、理由を見つけないといけない。現時点ではその原因を見出すのが本当に難しいです」

    「データを確認します。マックスと比べて自分が何を間違っているのか、まだ見えていません。違うアプローチや視点が必要かもしれない。今のレースペースはまるでF1で初めて走っているかのようです。それぐらい差があります」

    「自分が間違っているとは思いたくない。シーズン序盤は違うマシンで良いレースをできていたし、同じF1マシンである以上、原因を突き止める必要があります」

    角田裕毅 レッドブル F1

    また、接触の責任についても角田裕毅は潔く認めた。

    「完全に僕のミスでした。彼(コラピント)には申し訳ない気持ちです。チームにも大きな迷惑をかけてしまいました。本当に申し訳なく、許されない内容でした」

    この厳しい展開に対し、レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表も厳しい言葉を口にしている。

    「裕毅にとってはひどいレースだった。すべてはQ1から崩れ始めた。最初のランは良かったが、2回目でミスをして予選順位が悪くなった」

    「その結果、渋滞にはまり、オーバーテイクもできず、さらにはペナルティも受けた。悪循環だった」とホーナーは語った。

  • 角田裕毅の不振 「今ここで交代する意味はまったくない」とレッドブルF1首脳

    角田裕毅の不振 「今ここで交代する意味はまったくない」とレッドブルF1首脳

    2025年F1オーストリアGP決勝後、地元シュピールベルクでレースを終えたレッドブルF1のヘルムート・マルコは、レースを「完全なブラックサンデー」と総括し、マックス・フェルスタッペンのリタイアと角田裕毅の不振に言及した。

    「マックスはいいスタートを切ったが、ターン3の外側に膨らんで、リスクを避ける走りをしていた。ところが、どこからともなく(アンドレア・)キミ・アントネッリがロックした状態で突っ込んできて、完全に彼を吹き飛ばしてしまった」

    「タイム分析を見る限り、我々は表彰台を争えたはずだ。メルセデスとザウバーは速くなかったし、フェラーリも特別速いという印象はなかった。マクラーレンは手が届かない存在だったが、少なくとも3位は可能だった。残念ながら、スタート位置が後方だと、誰かが愚かなことをする可能性に常に備えなければならない」

    アントネッリについては、「フェルスタッペンの部屋まで来て、再度謝罪した。2人の間には非常にフェアな関係がある」と明かした。

    タイトル争いは「ほぼ絶望的」

    今後のタイトル争いへの影響について問われると、マルコは悲観的な見解を示した。

    「ほぼ耐えがたいほどのビハインドになった。何か特別なことが起きない限り、チャンピオンシップは終わったと考えなければならない」

    角田裕毅の不調と今後の立て直し

    フェルスタッペンがいなくなった後の1台を託された角田裕毅については、マシンのペース不足とメンタル面での課題を指摘。

    「彼は週末を通して苦しんでいた。予選でも明らかだったし、今日はフロントウイングにもダメージがあり、何もできなかった。ペースがなかった」

    「今の裕毅は自信を失っている。無理なオーバーテイクを仕掛けて接触し、10秒ペナルティを受ける。彼がフリー走行で見せる速さを週末全体で発揮できるよう、どうやって安定させるかを考えなければならない」

    角田裕毅 レッドブル F1

    ローソンとの対比と決断の正当性

    角田裕毅を昇格させ、リアム・ローソンをリザーブに戻した判断について問われると、マルコはこう答えた。

    「ローソンも一度は地に落ちた状態だった。数戦を経て立ち直ってきたところだ。今日も1ストップ戦略でアロンソを抑えきって素晴らしい6位を獲得した。マックスを除けば、他の誰にもあの走りはできなかったと思う」

    「裕毅については、イモラでの大クラッシュなど、負の連鎖が続いている。だが、スピードはある。プレッシャーがかかるときにどう対応するか、そこを解決しないといけない」

    交代は否定「今変える意味はない」

    角田の状況については「まだ我慢する」と明言。

    「今ここで変えるのは全く意味がない。我々は時間がないが、来週のシルバーストンに向けて全力で彼を立て直すつもりだ」

    なぜ誰もフェルスタッペンの隣で成功できないのか

    「マックスは間違いなく史上最高の1人だ。彼の凄みは、非常にドライブしにくいマシンでも、予選で突然驚異的なタイムを出せるところ。チームメイトはそれに絶望し、ミスやクラッシュに繋がる。そして自信を失っていく」

    「今はその状況をどう救うかを考えている。少なくとも、次戦以降は裕毅にポイントを取らせたい」

    フェルスタッペンのメルセデス移籍について

    最後に、ジョージ・ラッセルが言及したフェルスタッペンとメルセデスの交渉について、マルコは次のように否定した。

    「2028年までの契約がある。その契約にはパフォーマンス条項があるが、現時点では契約履行に疑いの余地はない」