カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 F1スプリント予選でのスロー走行違反により今季2度目の戒告処分

    角田裕毅 F1スプリント予選でのスロー走行違反により今季2度目の戒告処分

    角田裕毅(レッドブル)とジョージ・ラッセル(メルセデス)が、2025年F1第13戦ベルギーGPのスプリント予選後にFIAスチュワードにより召喚され、いずれも「不要に低速で走行した」ことにより、戒告処分(Reprimand)を受けた。角田裕毅にとっては今季2回目の戒告となり、規定に基づくペナルティ発動までのリーチがさらに一段階進む結果となった。

    この違反は、FIA F1スポーティングレギュレーション第33.4条、ならびにその週末のレースディレクターによって発行されたイベントノートの項目1に違反するものであると判断された。

    スチュワードが問題としたのは、角田裕毅とラッセルがスプリント予選中またはその終了後のいずれかのラップにおいて、FIAがあらかじめ設定した最大所要時間──具体的には「第2セーフティカーラインから第1セーフティカーラインまで」の区間を走行する際の所定タイム──を超過したという点にある。

    この時間制限は、スプリント予選や通常の予選、さらにピットレーンが開放されたあとのレコノサンスラップ(レース前の確認走行)などにおいて、「不要に低速な走行を防ぐ」目的で設定されているものであり、明確な競技規定違反として処分対象になる可能性がある。

    レースディレクターのイベントノートでは、該当の項目1に以下のような記述がある:

    「スプリント予選、予選、またはレースの際にピット出口が開かれた状態で行われるレコノサンスラップ中、およびスプリント予選・予選の終了後のインラップ中において、ドライバーはFIAが設定した最大時間を超えて第2セーフティカーラインから第1セーフティカーラインの区間を走行してはならない。例外的な事情がスチュワードによって認められた場合を除き、これに違反した場合は『不要に低速な走行をした』と見なされ、違反とされる可能性がある」

    さらに、スポーティングレギュレーション第33.4条には、以下のように規定されている:

    「いかなる時も、マシンは不要に低速で、または不規則に、あるいは他のドライバーや人物にとって潜在的に危険であるとみなされるような方法で走行してはならない」

    これらの規定に照らし合わせたうえで、FIAは両者が最大タイムを超過した走行を行ったとして、スチュワードが調査を実施。その結果、戒告という裁定が下された。

    角田裕毅のケース──「デルタタイムを誤って判断した」
    角田裕毅は、スプリント予選で12番手という結果を残したが、その過程で規定の最大走行時間を超過したことが判明した。FIAの調査に対して角田裕毅は、「デルタタイム(制限時間に対する余裕)」の計算を誤って見積もり、「間に合う」と思っていたにもかかわらず、実際には設定タイムを超過していたと説明した。

    FIAは、角田裕毅の走行が明確に時間超過をしていたこと、また過去の類似事例との整合性を考慮し、スチュワードは戒告という処分を科すことを決定した。

    この戒告は角田裕毅にとって今シーズン2度目のものであり、F1の競技規定では「1シーズン中に5回の戒告を受けた場合、10グリッド降格のペナルティが自動的に科される」と定められている。したがって、角田裕毅はこの時点で3回目以降の戒告が即座に重大なレース影響を及ぼす「リスク領域」に入ったことになる。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1

    ジョージ・ラッセルのケース──「前方とのギャップを誤解した」
    ジョージ・ラッセルもスプリント予選で13番手につけたが、彼も角田裕毅同様、セーフティカーライン間の最大タイムを超過していたと認定された。

    FIAによれば、ラッセルはスチュワードに対し「最終セクターで前方のマシンとのギャップを大きく取れると考えていたが、実際にはそうならなかった。そのため自ら速度を落とし、スペースを確保しようとした結果、結果的に最大タイムを超過してしまった」と説明したという。

    FIAはラッセルの事情説明および走行記録、他の関連資料を精査した上で、これまでの類似ケースと照らし合わせ、彼にも戒告を科す決定を下した。なお、ラッセルにとってこれは2025年シーズンで初めての戒告であり、現時点でペナルティ発動の対象とはならない。

    FIAはデータ、映像、無線など複数情報源を検証
    今回の裁定にあたり、FIAは両ドライバーのオンボード映像、チームラジオ、タイミングテレメトリー、GPSデータなどの技術的情報を詳細に検討。また、各ドライバー本人および各チームの代表者を呼び出し、事実関係について聴取を行った。その上で「一貫性のある処分を下す」との原則に基づき、両者に戒告を科す判断を下した。

    この処分によるスプリント予選のグリッド順位(角田裕毅12番手、ラッセル13番手)に変更はなく、グリッドペナルティ等の即時影響もない。しかしながら、特に角田裕毅にとっては今後の週末で再び同様の違反があった場合、シーズン中のペナルティ発動につながる可能性が極めて高くなるため、走行管理や時間配分に一層の慎重さが求められる。

    今季後半戦を迎えるにあたり、こうした“見落としがちな違反”がタイトル争いやチーム戦略に思わぬ影響を及ぼす可能性もあり、各ドライバーとチームには改めて細部までのルール遵守が求められる状況となっている。

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP前にホーナーから激励メッセージ「力を見せつけろ」

    角田裕毅 F1ベルギーGP前にホーナーから激励メッセージ「力を見せつけろ」

    レッドブルの元代表クリスチャン・ホーナーが今週末のベルギーGPを前に角田裕毅へ激励のメッセージを送っていたことが明らかになった。これは、ホーナーがチームの指揮を執らない初のF1レース週末となる。

    イギリスGPから数日後、レッドブルはホーナーの退任を発表。2005年のF1参戦以来チームを率いてきたホーナーの20年にわたる在任期間は幕を閉じた。

    角田裕毅はマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして苦戦を続けており、そんな中ホーナーはF1第13戦の直前に「お前の力を見せろ」とのメッセージを送ってきたという。

    「クリスチャンはこれまで様々なレースで自分をサポートしてくれていたので、本当に感謝しています」と角田裕毅はRacingNews365を含むメディアに語った。

    「昨日、彼からメッセージが届きました。『力を見せつけろ』って」

    ホーナー退任について驚いたかと問われると、角田裕毅はこう答えた。

    「もちろん、驚きました。とても大きな変化だと思います。レッドブルがF1に参戦して以来、20年間ずっとクリスチャンと共に歩んできましたから。チームにとっては大きな変化ですよ」

    「その日、ヘルムート(・マルコ)から情報をもらいました。それ以上に自分から言えることは特にありません。僕はただ、ドライビングに集中しています」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1

    ホーナーの後任には、2024年から角田裕毅と共にレーシングブルズで働いてきたローラン・メキースが就任している。

    角田裕毅は、メキースの昇格を歓迎している。

    「彼はレーシングブルズで見つけた何かをレッドブルに持ち込めるはずだし、過去2年間でやってきたポジティブなことを還元してくれると信じています」

    「第三者的な視点で見ると、新しい人物が加わって新しい角度から物事を見るのは、むしろ良いことかもしれません」

    「彼がどんなアプローチを取るのか注目したいと思いますが、チームにはすでに優秀な人たちがたくさんいます。彼らは自分たちのやるべきことを理解しています」

  • 角田裕毅への信頼をレッドブルF1代表メキースが強調「スピードは消えない」

    角田裕毅への信頼をレッドブルF1代表メキースが強調「スピードは消えない」

    レッドブル・レーシングの新チーム代表ローラン・メキースは、2025年F1ベルギーGPを迎えるにあたり、角田裕毅に対する信頼と期待を明確に示した。

    F1.comとの独占インタビューで語った内容からは、速さを備えた角田裕毅をチーム全体で支え、課題の解決とポテンシャルの最大化に取り組んでいる様子がうかがえる。

    「裕毅は速い。それは間違いない。そして、スピードというのは簡単に消えるものじゃない」とメキースは断言した。

    現在、レッドブルはチームとしてパフォーマンスの再構築に取り組んでおり、特にドライビングが難しいとされるマシンを角田が操っている状況だ。そうした中でも、チームは全力でサポートしているという。

    「状況は厳しいが、チームは彼を全面的に支えている。今つなげるべき点をひとつずつつないでいこうとしているんだ。チームとの関係も非常に良好だし、近いうちに彼本来の力を発揮してくれると確信している」

    メキースは角田の前任地であるレーシングブルズでともに仕事をしており、彼の能力とチームとの融合力を間近で見てきた人物だ。その経験が、現在のレッドブルにおける角田のポジションと将来に対する明確な見通しにつながっている。

    ローラン・メキース(レッドブル・レーシング)ローラン・メキースは、かつてレーシングブルズで角田裕毅を率いていた経験を持つ。

    フェルスタッペン残留の鍵は「最高のマシンを用意すること」

    また、もう一人のレッドブルのキードライバー、マックス・フェルスタッペンの去就も注目される中、メキースはチームとして変わらぬ支援を続ける姿勢を強調した。

    「真実は、我々はマックスに全力を尽くしているということ。だからこそ、彼に最高のクルマを提供することが我々の最優先なんだ。それがチーム全員の望みなんだよ」

    「マックスはこのプロジェクトの中心だ。彼の魔法はサーキットで不可欠だし、長年チームに貢献してきたからこそ、次なる競争力を築くうえでも彼の意見が必要なんだ」

    フェルスタッペンは2028年まで契約を結んでいるものの、チーム状況やパフォーマンスの低迷を背景に去就が取り沙汰されている。メキースとしては、ドライバーにとって理想的な環境を整えることが最良の説得材料であるとの考えだ。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)スパでメディア対応するマックス・フェルスタッペン。

    「才能ある人材の力を引き出す環境を整える」

    メキースは現在、就任からわずか2週間という短い時間ながら、チームの内部に深く入り込み、再建への足がかりを模索している。焦点を当てているのは、何よりも「人」だ。

    「要は、才能ある人々が力を発揮できる環境とツールを整えること。その魔法を引き出せるようにね」

    その中にはもちろん、角田裕毅も含まれている。

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP会見「新しいパッケージは入らないことなった」

    角田裕毅 F1ベルギーGP会見「新しいパッケージは入らないことなった」

    角田裕毅は、F1ベルギーGPの週末に先立ち、レッドブルの新チーム代表となったローラン・メキースとの再タッグに対する期待を語った。

    かつてレーシングブルズ時代にともに働いた経験のある両者は、すでに良好な関係を築いており、「彼と仕事をするのは楽しみ」と語る角田は、今後のパフォーマンス向上にも自信を見せている。

    また今週末のスパ・フランコルシャンではスプリントフォーマットに加え、毎年のように雨が予想される難しいコンディションとなるが、角田裕毅は「ここでの雨には慣れているし、自信はある」と前向きな姿勢を崩さなかった。

    一方、期待された新パーツの投入は見送られることが明らかになり、「残念だけど、チームは全力で準備してくれている」とチームの努力を強調した。

    Q: この2週間、レッドブルの陣営では大きな動きがありました。そして、ローラン・メキースと再び一緒に仕事をすることになります。それは君にとって新たなスタートのように感じられますか?旧知のチーム代表とともに、レッドブルのセカンドシートでどのように前進できると感じていますか?

    そうですね、彼とはすでに良い関係を築いていますし、以前一緒に働いていた経験もあります。だから、彼がどんなふうに仕事をするのか、彼がチームにもたらせるものがどれだけあるのか、よくわかっています。なので、彼とまた一緒に仕事ができるのは楽しみですね。

    さっき彼と一緒にパドック入りしたんですけど、彼もすごく嬉しそうで、「君に会えて嬉しい、恋しかったよ」と言ってくれました。すごく良いことですね。

    Q: 今週末のベルギーGPには何を期待していますか?スプリント週末で、今見てもわかるように非常に不安定な天候です。多くが懸かっている週末であり、同時に大きなチャンスでもあります。

    角田裕毅:そうですね、まぁ、いつものベルギーの話って感じですね。雨が降らない年なんてこれまで一度もなかったと思います。なので、この雨のコンディションを楽しもうと思います。ここでの雨はかなりトリッキーでチャレンジングですけどね。

    スプリント予選とスプリントレースがあるので、適応する時間もあまりない。でも、ここでは雨の中でも走ったことがあるし、自信を持っています。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) F1 ベルギーGP

    Q: シルバーストンのあと、今週末には新しいパーツが投入されると話していたと思います。それも楽しみにしていますか?

    角田裕毅:いや、それはないです。昨日、情報が入って、今回は同じパッケージでいくことになりました。残念ですね。理想的ではないですけど、仕方ないです。

    チームは新しいパッケージをできるだけ早く投入しようと一生懸命に取り組んでいます。特にこういう接戦の中では、それがあるといいんですけどね。

    でもチームも分かっていることだし、まだ数ステップ遅れているということです。

  • レッドブルF1の最優先課題は「2台目」 メキースに求められる角田裕毅の再生

    レッドブルF1の最優先課題は「2台目」 メキースに求められる角田裕毅の再生

    レッドブルの新たなチーム代表に就任したローラン・メキースが最初に取り組むべき課題は「2台目マシンのパフォーマンス改善」だとF1解説者のジョリオン・パーマーは指摘している。

    2025年シーズン第12戦終了時点で、マックス・フェルスタッペンが165ポイントを稼いでいるのに対し、チームメイトが獲得したのはわずか4ポイントにとどまっている。この“2台目問題”はここ1年で深刻化しており、セルジオ・ペレスの不振を皮切りに、過去にはピエール・ガスリーやアレクサンダー・アルボンもフェルスタッペンとの大きな差に苦しんだ。

    2025年F1ベルギーGPで初陣を迎えるメキースにとって、角田裕毅の立て直しは喫緊の課題と見られている。

    「今すぐにやるべきこととしては、それが一番有効だと思う。なぜなら、同じマシンに乗っているのに、片方のドライバーだけが圧倒的に速いという状況だからだ」とパーマーはF1 Nationポッドキャストで語った。

    「レッドブル自身も頭を悩ませている。“なぜ誰もマックスに近づけないのか?”とね。そして今、チーム代表となったメキースは、マックスとはこれまでのような関係性を築いていない。クリスチャン(・ホーナー)はマックスとともにチャンピオンを育ててきたが、ローランはむしろ角田裕毅やリアム・ローソンと関わってきた人間なんだ」

    メキースはレーシングブルズ時代に角田裕毅と強い信頼関係を築いており、それがレッドブルにおいてもポジティブに働く可能性があるという。

    「彼はアンダードッグ的な立場からF1を率いてきた人物だ。だからこそ、角田に寄り添って“あのときはフロント3列に予選で並んでいたじゃないか。今は何が起きているんだ?”と問いかけるだろう。2台目ドライバーの役割をしっかり見極めることが、今のレッドブルにとっては大きな意味を持つはずだ。ただし、そこから実際にパフォーマンスを引き出せるかどうかは、さらに難しい問題だ」

    角田裕毅 レッドブル F1
    角田裕毅、F1残留に黄信号
    だが角田裕毅自身は、F1残留をかけた厳しい戦いの中にいる。2026年にはアイザック・ハジャーがレッドブル昇格を果たすと見られており、角田のシートは風前の灯火だ。

    フランス出身のハジャーは、今季レーシングブルズで印象的なデビューシーズンを過ごしており、チームにとって有力な次世代の柱とされている。また、リアム・ローソンは現状チームに残留する見込みで、比較対象としての役割を担っている。一方で、F2で活躍するアービッド・リンドブラッドも2026年のF1デビューが有力視されており、シルバーストンではFP1でレッドブルのマシンをドライブした。

    角田裕毅の選択肢は極めて限られており、キャデラックはバルテリ・ボッタス、セルジオ・ペレス、ミック・シューマッハら複数のドライバーを評価している段階。現実的には、2026年からホンダ製パワーユニットを供給されるアストンマーティンでリザーブドライバーを務める可能性が取り沙汰されている。

  • 角田裕毅 レッドブルF1顧問マルコは成長に手応え「イギリスで上向きの兆し」

    角田裕毅 レッドブルF1顧問マルコは成長に手応え「イギリスで上向きの兆し」

    レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコは、困難な2025年シーズンにもかかわらず、角田裕毅のパフォーマンスに改善の兆しが見られるとして、同選手の成長に前向きな姿勢を示している。

    今年4月の日本GPからレッドブルのトップチームに昇格した角田裕毅は、RB21のドライビングに苦戦を強いられてきた。その適応の難しさは、前任のリアム・ローソンが直面した問題と共通する。

    それでもマルコは、特にイギリスGPでの走りに希望が見えたと指摘しており、次戦ベルギーGPで投入予定のアップグレードによって、こうした進歩がポイント獲得に結びつくことを期待している。

    角田裕毅、困難な移行期を乗り越えられるか
    ローソンに代わってわずか2戦後にレッドブルに加入した角田裕毅だが、4度の世界王者マックス・フェルスタッペンと肩を並べるには苦戦が続いている。

    25歳の角田裕毅はここまで9戦で7ポイントの獲得にとどまり、ドライバーズランキングでは17位。先月のオーストリアGPでは18番手スタートから最後尾でフィニッシュし、アルピーヌのフランコ・コラピントとの接触により10秒加算ペナルティも受けた。

    それでもマルコは、イギリスGPでの角田裕毅の内容に一定の前進を見ている。

    「いくつかの週末では苦戦していたが、イギリスではすでに上向きの兆しが見られた。フリー走行ではマックスとのギャップが以前より縮まり、グリッド11番手からスタートすることもできた」とマルコはSpeedweekの最新コラムに記している。

    特にシルバーストンでの予選パフォーマンスは好材料で、フリー走行ではフェルスタッペンに対して約0.6秒差にとどまっており、今後の巻き返しに期待が持てる内容だった。

    マルコはさらに次のように付け加えた。

    「我々は裕毅と集中的な話し合いをしており、彼はスポーツ心理士とも取り組んでいる。残念ながら、マックス同様に(低ダウンフォース仕様の)ウイングではレースで勝負にならなかったが、パフォーマンスの向上は見られており、それがまもなくポイントに反映されることを期待している」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1

    ベルギーGPのアップグレードに期待
    角田裕毅にとって、来週のベルギーGPは希望の持てる一戦となるかもしれない。レッドブルはようやくRB21に対するアップグレードを用意しており、これによりフェルスタッペンとの技術的格差がある程度埋まる可能性がある。

    「来週は少なくともアップグレードを手にできる予定」と角田裕毅はRacingNews365に語った。

    「現時点ではマックスより2ステップ遅れたパッケージで走っている。それが次のレースでは確実に助けになるはず」

    ただし、次戦スパ・フランコルシャンはスプリント週末であり、金曜日のフリー走行1回のみでアップグレードされたマシンに順応しなければならない。これはすべてのドライバーにとって難題だが、特に新パッケージに適応中の角田裕毅にとっては大きな挑戦となる。

    「しかも次はスプリント週末。フリー走行は1回しかなく、その間にアップグレードされたフロアに慣れなきゃいけない。でも全力を尽くすつもり」と角田裕毅は語った。

    マルコの信頼とチームのサポートを受け、角田裕毅はRB21の課題を克服し、2025年以降もレッドブルに残留するための正念場に挑もうとしている。

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP展望「メキースとまた仕事ができるのは嬉しい」

    角田裕毅 F1ベルギーGP展望「メキースとまた仕事ができるのは嬉しい」

    角田裕毅は、2025年F1ベルギーGPに向けて心身ともに万全の準備を整えてスパ・フランコルシャンに乗り込む。夏休み前の重要な2連戦を前に、レースのない期間をトレーニングとメンタルリセットに活用し、最高のコンディションで挑む構えだ。

    新体制となったレッドブル・レーシングにとっての“新時代”の幕開けでもあり、ローラン・メキースとの再タッグにも手応えを感じている様子。スプリント開催で波乱も予想されるが、角田裕毅は「この期間に積み重ねてきた準備がきっと活きる」と自信をのぞかせた。

    「このレースのない期間は、かなりハードなトレーニングをしつつ、メンタル面のリセットにもあてていました」と角田裕毅はコメント。

    「スパに向けて、心身ともにできる限り万全な状態で臨みたいと思って準備してきたので、いまは気持ち的にもコンディション的にもすごく良い状態です」

    「夏休み前の2戦をしっかり戦うのが楽しみですし、チームにとっては新たな時代のスタートでもあります。ローラン(・メキース)とまた一緒にやれるのも嬉しいですし、レーシングブルズ時代から彼とは本当にうまく連携できていたので、どういうやり方を好むかも分かっています」

    「僕自身としても、しっかり結果を出していくことに集中しています」

    「スパは走っていて楽しいサーキットですし、僕たちに合っているかもしれません。スプリントがあるぶん難しさもありますが、この期間に積み重ねてきた準備がきっと活きてくると思っています」

    角田裕毅 F1 ベルギーGP

  • 角田裕毅 コモ湖でのスマホ捜索に感謝「本物の善人たち」新スマホも入手

    角田裕毅 コモ湖でのスマホ捜索に感謝「本物の善人たち」新スマホも入手

    角田裕毅が、F1の短いブレイク中に滞在していたイタリア・コモ湖でスマートフォンを紛失した件について、改めて感謝のメッセージを自身のSNSで発信した。

    スマートフォンは発見されなかったものの、角田裕毅はすでに新しい端末を購入済み。エピソードをユーモアたっぷりに報告するとともに、協力してくれた人々への感謝の気持ちを綴った。

    Instagramのストーリーズにて角田裕毅は、次のように語っている。

    「コモ湖で僕の携帯を探してくれた親切な人たちに感謝。本物の善人たちだね」

    「心配しないで、新しいのはもう手に入れたよ」

    「水の近くではポケットを深くすることをおすすめするよ。携帯ってすぐ脱走したがるからね」

    このメッセージは、数日前に投稿された別のストーリーズ投稿の“続報”にあたる。角田裕毅は当時、「全く関係ない話だけど、もし誰かがコモ湖で泳いでる時にスマホを見つけたら教えて」と呼びかけており、ファンの間で“スマホ捜索ミッション”として注目を集めていた。

    この呼びかけに対して、レッドブル・レーシングも即座に反応。チームの公式SNSでは、「もし君がコモ湖近辺にいるなら、裕毅のスマホ探しを手伝ってくれ」とのメッセージと共に、“Jason Statham’s Son(ジェイソン・ステイサムの息子)”という名前が記された地図画像を投稿し、ファンの間で話題を呼んだ。

    実はこの“ジェイソン・ステイサムの息子”というワードは、角田裕毅のスマートフォンにまつわるある有名なエピソードに由来する。2023年のF1アブダビGPの際、角田裕毅はハリウッド俳優のジェイソン・ステイサムと実際に対面を果たしており、その場に同席していた当時のパフォーマンスコーチ、マイケル・イタリアーノが角田裕毅の“隠された一面”を明かしていた。

    「角田裕毅はジェイソン・ステイサムの大ファンなんだ。彼のAirDropの名前──つまりiPhoneを他人の端末に表示させる名前を“ジェイソン・ステイサムの息子”にしてるんだよ。これは本当の話。車に接続すると、“Jason Statham’s Sonに接続されました”って出るんだ」とイタリアーノは語っており、このユニークなニックネームが今回の「捜索劇」にユーモアを添えるかたちとなった。

    角田裕毅とジェイソン・ステイサム

    角田裕毅は2025年シーズンの第3戦から、レッドブル・レーシングのトップチームに昇格。リアム・ローソンの後任として起用されたが、RB21の操縦特性に苦しみ、これまでに獲得したポイントは10。ドライバーズランキングでは17位に低迷しており、苦しい戦いが続いている。一方、レッドブル・レーシングもコンストラクターズランキングでは首位から大きく離れた4位に位置し、マクラーレンとの差は実に288ポイントに広がっている。

    こうした厳しいシーズンの中にあっても、角田裕毅はSNSを通じてファンとの距離を縮め続けており、その素直な言葉やユーモラスなやり取りは、多くのファンに笑顔と親近感を与えている。

    今回の“スマホ騒動”もまた、コース外での飾らない姿が際立つエピソードとなった。チームとの連携も含め、ユニークなコミュニケーションでF1ファンを楽しませてくれる角田裕毅。夏休み明けのレースでも、その存在感に注目が集まる。

  • リアム・ローソン 角田裕毅のレッドブルF1での苦戦に「救いを感じている」

    リアム・ローソン 角田裕毅のレッドブルF1での苦戦に「救いを感じている」

    リアム・ローソンは、自身がレッドブルから降格された後に角田裕毅が苦戦しているのを見て、多少なりとも“安堵”している可能性があることをほのめかした。

    ローソンは2025年にセルジオ・ペレスの後任としてレッドブルに昇格したものの、開幕2戦のみで再びレーシングブルズへ送り返された。彼はその間、一度もオーストラリアのアルバート・パークや中国の上海インターナショナルサーキットを走った経験がなかった。

    角田裕毅がレッドブルのコンストラクターズ選手権争いに貢献することが期待されていたが、ここまで10戦と1回のスプリントを経て獲得したポイントはわずか7点。最高成績はマイアミのスプリントでの6位だったが、これは複数のペナルティによる繰り上がりによるものだった。

    レッドブルは2019年以降、マックス・フェルスタッペンの隣のセカンドシートにおいて一貫して苦戦を強いられており、ピエール・ガスリー、アレックス・アルボン、セルジオ・ペレス、そしてローソンといったドライバーたちが入れ替わり立ち替わり起用されたが、ガスリーとローソンはシーズン途中でチームを去る形となった。

    オーストリアGPでは、ローソンが6位でフィニッシュして8ポイントを獲得し、角田裕毅がレッドブルでこれまでに稼いだ総得点を上回った。元チームメイトの苦戦について問われたローソンは、内心では多少の“救い”を感じていることを認めている。

    「もしかしたら、そうかもしれない」とローソンはSky Sports F1に語った。「同時に、僕は2戦しか走っていなくて、正直なところその間にマシンを完全に掌握することはできなかった。だから、それがどうだったのかは分からない」

    「かなり厳しい週末が続いたし、僕はF1キャリアを通じてレッドブル・レーシングに辿り着くために努力してきた。でも開幕から本当に難しいスタートになった」

    「それでも、チームの全員──男の子も女の子も含めて──が僕のためにマシンに慣れさせようと多くの仕事をしてくれたことにすごく誇りを感じているし、今は本当にいい感触を得られているよ」

  • 角田裕毅 レッドブルF1残留に「大きな疑問符」ヴィルヌーヴが厳しい評価

    角田裕毅 レッドブルF1残留に「大きな疑問符」ヴィルヌーヴが厳しい評価

    角田裕毅は、2025年F1シーズン限りで契約が満了となる中、レッドブル残留の可能性が極めて低いとみられている。

    F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーヴは、角田裕毅のパフォーマンスに「大きな疑問符」がついていると語り、チーム内でもすでに後任候補の選定が進んでいるという。今季途中にレッドブル昇格を果たしたものの、わずか7ポイントという成績にとどまっており、来季のシートを確保するには結果が求められる厳しい状況だ。

    F1公式サイトのインタビューに応じたヴィルヌーヴは、今後数ヶ月で注目している話題のひとつとして角田裕毅の去就を挙げた。

    「角田裕毅がレッドブルにどれだけ長く居られるか、そこがもう一つの大きな疑問符だ」とヴィルヌーヴ。

    「彼は小さなチームからビッグチームへ移るために必死に頑張ってきた。でも、ただ良いドライバーであるだけでは足りない。特別でなければならないんだ。ルイス(ハミルトン)やフェルナンド(アロンソ)、ピアストリやノリスのようにね」

    現在のドライバーズランキングでは、オスカー・ピアストリが234ポイントでトップ、ランド・ノリスが226ポイントで続き、マックス・フェルスタッペンは165ポイントで3位に位置している。

    そのフェルスタッペンのタイトル争いの可能性について問われたヴィルヌーヴは、次のように述べた。

    「マックスは今後も何度か勝利を挙げてポイントも取るだろう。でも、タイトル争いは厳しい。常にギリギリの戦いをしていれば、いつも自分に有利に働くとは限らない。カナダやオーストリアでマクラーレンの2人(ピアストリとノリス)がやり合ったように、彼らが衝突して自滅するようなことがあれば別だけど……」

    「シルバーストンのあと、チーム内は一部で不穏な空気が流れていた。今後どうなるか興味深いよ。今の時点では、どちらに賭ければいいのか見当もつかない」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1

    ヘルムート・マルコ、すでに角田裕毅の後任候補を選定中

    今季の日本GPでレッドブルからデビューを果たした角田裕毅だが、これまでに獲得したポイントはわずか7点にとどまっている。

    この期間で角田裕毅よりもポイントが少ないのは、新人のオリバー・ベアマン、ガブリエル・ボルトレト、ジャック・ドゥーハン、フランコ・コラピントの4人だけだ。一方でフェルスタッペンは同期間に鈴鹿とイモラで勝利を挙げている。

    この成績を受けて、今季限りで契約が満了する角田裕毅に対して、来季の契約更新がなされる可能性は極めて低いとみられている。

    現在、2025年末で契約が切れるドライバーは以下の通り:

    ■ フランコ・コラピント(アルピーヌ)※レース毎契約
    ■ ジョージ・ラッセル(メルセデス)
    ■ アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)
    ■ リアム・ローソン(レーシングブルズ)
    ■ アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
    ■ 角田裕毅(レッドブル)

    そのなかでヘルムート・マルコは、ルーキーとしてレーシングブルズで印象的なパフォーマンスを見せているアイザック・ハジャーを後任候補としてすでにリストアップしている。

    とはいえ、これまでフェルスタッペンのチームメイトに抜擢された多くの若手が期待を裏切ってきた経緯を踏まえると、ハジャーの昇格は慎重に検討すべきとの声もある。

    元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、より経験豊富なカルロス・サインツを起用すべきだと提案しており、その方が現実的な選択と見る向きもある。