カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 今季レッドブルF1残留保証に「2戦で交代の可能性よりずっといい」

    角田裕毅 今季レッドブルF1残留保証に「2戦で交代の可能性よりずっといい」

    レッドブルのヘルムート・マルコから2025年シーズン終了までチームに残留するとの保証を受けた角田裕毅は、「2戦で交代の可能性がある」と言われるよりも「ずっといい」と語った。

    角田裕毅は、2025年シーズンの2戦終了後にリアム・ローソンと交代で昇格し、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとなった2人目のドライバーだ。だがレッドブルに昇格してからも、ポイント獲得に苦戦している。

    ここまで10戦で獲得したのは7ポイント。一方のフェルスタッペンは同期間に129ポイントを稼ぎ、2勝を挙げている。このパフォーマンス差から、一部では再びドライバー交代があるのではないかと懸念されていた。

    しかしマルコは繰り返しその可能性を否定。「今季を完走させる計画に変更はない」「この段階でのドライバー交代は意味がない」と強調し、角田裕毅への信頼を示している。

    さらにレッドブルは角田裕毅を精神面でも支援しており、スポーツ心理士とのセッションも実施中。マルコはこう語る。

    「我々は裕毅と徹底的な話し合いを重ねてきた。彼は現在、スポーツ心理士とも連携しており、彼のパフォーマンスには改善の兆しが見えてきている。近いうちに結果として現れると楽観的に見ている」

    これまで公の場でドライバーに強いプレッシャーをかける発言も辞さなかったマルコだけに、今回はその“信頼の言葉”が角田裕毅にとって大きな意味を持つ。

    「“2戦後に交代するかも”って言われるより、そうやって保証してくれる方が、もちろんうれしいです」と角田裕毅は語った。

    「彼ももちろん、今の結果には満足していないとは思いますけど、それでも引き続き支援してくれていて、僕の才能やスピードを信じてくれているんです。あとは、僕がそれを結果で示さないといけないですね」

    「マルコさんは本当にストレートな方なので、レースで悪かったことも良かったことも、はっきり言ってくれます」

    「そのプレッシャーが、普段の自分では想像できないようなレベルまで引き上げてくれることもありますし、それによってパフォーマンスを引き出されることもあります」

    「ジュニア時代からずっとそういう関係なので、今までのサポートには本当に感謝しています」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1

    ただし、この“サポート”が2026年以降も続くかどうかは未定だ。

    角田裕毅は、リカルドが2018年末にレッドブルを離れて以降、フェルスタッペンにとって5人目のチームメイト。ピエール・ガスリーは12戦、アレクサンダー・アルボンは約1年半、セルジオ・ペレスは4年、ローソンは2戦のみだった。

    そんな“短命傾向”の中、角田裕毅はRB21に適応するには時間がかかると見ている。

    「ドライバーによって違うとは思うんですけど、これまでのところ、あのクルマにすぐに慣れた人は見たことがないですね。それが事実なのかなと思っています」

    「でも、少なくともショートランでは、いい方向に進んでいる感触があります」

    「マックスの仕様と比べても、今年中に自分にも届く部分があるとわかっているので、それを手にすれば、チームが求めるレベルに届くという自信はあります。そこに向けて努力しているところです」

    「ロングランに関しては、まだ自分が苦しんでいる部分ですけど、解決策はあると思っていて。これまでのF1キャリアでは試したことのないドライビングスタイルをいくつか試していますし、それも含めて今は学んでいる段階です」

    「コンディションがセッションごとに変化する中で、今の僕は自信を持って攻め込むまでに少し時間がかかっているのかもしれません。VCARB(レーシングブルズ)では、どんなセットアップでもクルマの挙動がすぐ分かったので、最初のアタックから全開でいけていました」

    「でも今のレッドブルでは、徐々にビルドアップしていく方が自分には合っていると感じています。それが間違っているとは思いませんけど、やっぱり少し時間はかかりますね」

    「それが1シーズンかかるのかどうかは分かりませんけど、少なくとも今は前に進んでいるという感触があるので、ポジティブには捉えています」

  • 角田裕毅 F1ベルギーGPの予選は「非常にポジティブな前進」とメキース代表

    角田裕毅 F1ベルギーGPの予選は「非常にポジティブな前進」とメキース代表

    レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表は、F1第13戦ベルギーGP予選で角田裕毅が7番手を獲得したことについて、「非常にポジティブな前進」だと高く評価した。

    スプリントでは11位にとどまった角田裕毅だが、予選直前に投入されたアップグレードされたフロアを武器に、レッドブル昇格後初のQ3進出を達成。代表自ら「チーム加入後ベストの結果」と語る充実の一日となった。

    「裕毅にとって非常にポジティブな前進だった。この週末を通じてとても良い成長を見せており、予選でのベストリザルトは彼にとって大きな自信になるはずだ」とメキースは語った。

    「予選直前に彼のマシンにアップグレードされたフロアを投入した。我々はマックスと同じ仕様の最新フロアを彼に与えたが、フロントウイングは異なるものだ。クルー全体が時間的に厳しい中でマシンを仕上げてくれたことに本当に感謝している。これこそがチームの努力の成果であり、裕毅のパフォーマンスはその成果を明確に示してくれた」

    角田自身も「Q3に戻ってこられて嬉しい。アップグレードでクルマがより安定していて、限界に近いドライビングができた」と述べており、「今はただ、レースでしっかりポイントを持ち帰ることだけを考えている」と意欲を見せている。マシンの仕様は“ハイブリッド”セットアップで、天候がどう転んでも対応可能だが、「個人的にはドライを希望している」とも語った。

    レッドブル・レーシング ローラン・メキース 角田裕毅

    一方、マックス・フェルスタッペンはスプリントで勝利を挙げるも、予選ではグリップ不足により4番手にとどまった。メキースはこれについても言及し、「予選はスムーズなセッションだったが完璧とは言えなかった。マックスにとってはマシンからすべてを引き出すのが難しく、我々チームとしてもその点は検証する必要がある」と述べた。

    「マクラーレンとの差はおそらく現状を正確に反映しており、悔しい気持ちはある。我々はP4とP7から明日の決勝に臨む。すべてはこれからだ。天候は不安定になる可能性があり、我々はそれを見越してセッティングを選択している。雨が降ればチャンスは増えるだろうし、仮にドライでも、戦い方とタイヤマネジメント次第で結果を得られるはずだ」

    角田裕毅とフェルスタッペン、それぞれ異なる視点から前向きな手応えを得たレッドブル。変わりやすい天候が予想されるスパで、どこまで上位に食い込めるかに注目が集まる。

  • 角田裕毅に最新フロアを投入 レッドブルF1が賭けに出た理由とは

    角田裕毅に最新フロアを投入 レッドブルF1が賭けに出た理由とは

    レッドブル・レーシングはF1ベルギーGP予選直前、角田裕毅に最新仕様のフロアを投入。今季苦戦が続いていた角田にとって、復調の兆しとなる重要なアップデートとなった。

    4月の日本GPでリアム・ローソンの後任として昇格して以来、RB21との相性に苦しんできた角田は、このスパで自身最高位となる7番グリッドを獲得。チームメイトのマックス・フェルスタッペンとの差はわずか0.3秒だった。

    今季これまでの10戦で角田の獲得ポイントはわずか7。一方でフェルスタッペンは同期間に137ポイントを稼ぎ出しており、その差はチーム内でも大きな懸念材料だった。特にイモラでは予選中のクラッシュにより新しいフロアなど重要部品を破損し、それ以降はスペック面でも不利な状況に置かれていた。

    それでもスプリントイベントを終えた後、レッドブルは決勝前の予選に向けて角田にスペアの最新フロアを投入することを決断。これはリスクを伴う判断だった。予選でマシンにダメージを負えば、パルクフェルメ規定違反となり、次戦ハンガリーGPにも影響を及ぼしかねない。しかし、このアップグレードにより角田は久々にQ3進出を果たし、チームからの信頼に応えた。

    角田裕毅は次のように語っている。

    「全く違う仕様のマシンで予選に入ったので、難しさはありましたけど、正直アップグレードを受け取れたのは嬉しかったです。今のF1カーって本当に最後の最後まで精密に合わせ込まれているので、それをメカニックたちが短時間で仕上げてくれたのはすごいことだと思いますし、本当に感謝しています」

    「もう少し前に行けた気持ちもありますけど、これから新しいパーツも入ってくるはずです。すぐには揃わないかもしれませんが、それでまた安定してポイントを取っていけるようになると思います」

    アップグレードがなければQ3進出は厳しかったと感じている角田は、これまでのワンラップのパフォーマンスの積み上げがようやく結果として現れ始めたとも語った。

    「過去のレースに比べて、かなり楽しめるセッションでした。チームには感謝しています。アップグレードは明らかに大きなステップでしたし、それは分かっていたことです。おかげで今までと違うポジションに来られました」

    「紙の上では正しい方向に進んでいると分かっていて、そのギャップがどんどん縮まっていました。今回ようやくそれを証明できて嬉しいです。あとは決勝でしっかりポイントを獲ることが大事ですね」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング ベルギーグランプリ

    チーム代表のローラン・メキースとの再会も、角田にとっては大きな支えとなっている。

    「レーシングブルズ時代、いつもQ3に行くとピットウォールでメキースさんが笑顔を見せてくれて、それが励みになってました。今日もまさに同じことがあって、笑顔で“よくやった”と伝えてくれたんです。懐かしさと同時に、嬉しい瞬間でした」

    メキースはF1 TVのインタビューでこう語った。

    「角田にとっては、週末を通じてとても良い進歩が見られた。Q3に進出できたことで自信にもつながるはずだ。我々はパーツの供給量ギリギリの状態で、予選前に彼のマシンをアップグレードするリスクを取った。だから予選のスタートがギリギリになったのを見た人もいるだろうが、それだけの価値はあった。彼のパフォーマンスを支える助けになったことは間違いない」

  • 角田裕毅 F1通算100戦目のベルギーGPで予選7番手の躍進「本当に嬉しい」

    角田裕毅 F1通算100戦目のベルギーGPで予選7番手の躍進「本当に嬉しい」

    角田裕毅がF1通算100戦目となる節目のレースで、自身とチームにとって価値ある結果を残した。F1第13戦ベルギーGPの予選で角田裕毅はQ3に進出し、レッドブル昇格後で最高位となる7番手を獲得。アップグレードが施されたマシンを乗りこなし、記念すべき週末に力強い走りを披露した。

    「100戦目をP7で迎えられるのは本当にうれしいです。初レースがバーレーンだったのが昨日のことみたいで、この5年間はすごく面白い旅でした」と角田裕毅は振り返る。

    土曜日のスプリントでは11位と苦戦したが、予選前にチームがアップグレードされたフロアを投入。マシンの変化を即座に感じ取った角田裕毅は、その恩恵を最大限に引き出した。

    「今回アップグレードしてもらったおかげで、クルマのフィーリングがかなり良くなって、より限界に近いところで攻められるようになりました。スライドも少なくなって、すごく扱いやすかったですし、すごく大きな変化だったと思います。メカニックたちが予選前に間に合わせてくれたことにも、本当に感謝しています」

    角田裕毅 F1 ベルギーGP

    予選後には、かつてレーシングブルズで共に戦ったローラン・メキース代表が笑顔で迎えてくれたという。

    「パルクフェルメに戻ったときに、ローランが僕を見てすぐに笑ってくれて、すごく印象的な瞬間でした。レーシングブルズ時代のことがいろいろフラッシュバックしてきて、すごく励みになりました」

    決勝では雨が予想されるが、「ドライでもウェットでも対応できるように準備はできています」としつつ、「個人的にはできればドライがいいです」と本音ものぞかせた。「明日はとにかくポイントを取ることに集中して、クルマのパフォーマンスをしっかり引き出せるようにがんばります」と意気込みを語った。

    F1デビューから5年。節目の100戦目での快走は、角田裕毅がこれからさらに上を目指すための、大きな弾みに違いない。

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP 予選7番手「フロアだけでも大きな違い」

    角田裕毅 F1ベルギーGP 予選7番手「フロアだけでも大きな違い」

    角田裕毅が2025年F1ベルギーGP予選で7番グリッドを獲得。これは今季途中から昇格したレッドブル・レーシングでの自己最高位となり、ここまで苦戦が続いていた中での大きな一歩となった。

    チームは直前にアップグレード版のフロアを投入。実戦では初使用となったにもかかわらず、角田裕毅はそれを活かして強力なパフォーマンスを発揮した。

    セットアップも変更された未知の状態で臨んだ予選だったが、難しい条件を克服し、角田本人も手応えを感じているようだ。

    ――今日はレッドブルでの自己最高グリッド、7番手という結果でした。これまでなかなかマシンのポテンシャルを引き出せないと話してきましたが、今日の結果には満足しているのでは?

    角田裕毅: はい、すごく嬉しいです。それに、直前にアップグレードを投入してくれたチームには本当に感謝しています。すごく大きな違いを感じましたし、まだ改善の余地はあるとはいえ、フロアだけでもこの位置に来られたのは本当に大きかったです。なので、チームには本当に感謝しています。このグランプリのためにすごくハードに働いてくれましたし、メカニックたちもすごかったです。作業量がとんでもなくて、どうやって予選までに仕上げてくれたのか、いまだに信じられません。でも、すべてがうまくいきましたし、明日が楽しみです。

    角田裕毅 レッドブル F1 ベルギーグランプリ

    ――そのクルマに一度も乗らずに、ここまでのパフォーマンスを出せたというのは、自信にもなるのでは?天気がどうなっても戦えそうですね。

    角田裕毅: そうですね、しかもセットアップも変更していて、正直、予選に入るときは“未知のマシン”という感じでした。どんな挙動になるのか、正確にはわかっていませんでした。でもエンジニアたちがうまくまとめてくれて、できるだけ安定したマシンにしてくれたので、自信もつけやすかったです。明日も引き続き自信を持っていけると思います。天候に対応できるよう、ややハイブリッド寄りのセットアップにしていて、どんなコンディションでも僕たちはけっこう満足しています。あとは良い形でポイントを取って締めくくるだけですね。

  • 角田裕毅 F1ベルギーGPの予選7番手はレッドブル移籍後の最高位

    角田裕毅 F1ベルギーGPの予選7番手はレッドブル移籍後の最高位

    角田裕毅は、2025年F1ベルギーGPの予選で7番手タイムをマーク。レッドブル・レーシング移籍後の最高位となった。

    第3戦日本GPからリアム・ローソンに代わってレッドブル・レーシングに加入した角田裕毅。同チームでのこれまでの最高位は第5戦サウジアラビアGPでの8番手だった。

    スプリントフォーマットで開催されているベルギーGPでは、スプリント後にパルクフェルメが解除され、マシンに手を加えることが可能に。このタイミングでレッドブルは角田裕毅のRB21に新しいフロアを投入。

    このフロアは現在マックス・フェルスタッペンに搭載されている最新バージョンではないが、それに限りなく近い仕様だという。とは言え、これまで「2段階遅れ」のパッケージで走っていた角田裕毅のマシンにとっては大きな進歩だ。

    新品ソフトを5セット残して予選に挑んだ角田裕毅。Q1で1分41秒840をマークして13番手で通するとQ2では1分41秒254で5番手タイムをマーク。Q3進出は第6戦マイアミGP(10番手)以来、7戦ぶりとなる。今季ではレーシングブルズ時代の2回を合わせて6回目のQ3進出となる。

    Q3では1分41秒284とQ2タイムを上回ることはできなかったが、レーシングブルズのアイザック・ハジャーとリアム・ローソンを上回った。4番手のマックス・フェルスタッペンとの差は0.381秒だった。スパ・フランコルシャンでの自己ベスト予選順位も更新。これまでの最高は2023年の11番手だった

    レッドブル・レーシング創設以来チーム代表を務めてきたクリスチャン・ホーナーが解任され、ローラン・メキース新体制での初陣となったベルギーGP。久々のダブル入賞が見えてきた

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1 ベルギーGP

    第1戦 オーストラリアGP
    予選:5番手(Q3)
    タイム:1:15.670(ポール差+0.574)

    第2戦 中国GP
    予選:9番手(Q3)
    タイム:1:31.638(ポール差+0.997)

    第3戦 日本GP
    予選:15番手(Q2)
    タイム:1:28.000(ポール差+1.017)

    第4戦 バーレーンGP
    予選:10番手(Q3)
    タイム:1:31.303(ポール差+1.462)

    第5戦 サウジアラビアGP
    予選:8番手(Q3)
    タイム:1:28.204(ポール差+0.910)

    第6戦 マイアミGP
    予選:10番手(Q3)
    タイム:1:26.943(ポール差+0.739)

    第7戦 エミリア・ロマーニャGP
    予選:ノークラスタイム(PL扱い)
    タイム:不明(ポール差不明)

    第8戦 モナコGP
    予選:12番手(Q2)
    タイム:1:11.415(ポール差+1.461)

    第9戦 スペインGP
    予選:20番手(Q1敗退)
    タイム:1:13.385(ポール差+1.839)

    第10戦 カナダGP
    予選:11番手(Q2)
    タイム:1:12.102(ポール差+1.203)

    第11戦 オーストリアGP
    予選:18番手(Q1敗退)
    タイム:1:05.369(ポール差+1.398)

    第12戦 イギリスGP
    予選:12番手(Q2)
    タイム:1:25.826(ポール差+0.934)

    第13戦 ベルギーGP
    予選:7番手(Q3)
    タイム:1:41.284(ポール差+0.722)

  • F1ベルギーGP 予選Q2:角田裕毅が7戦ぶりのQ3進出!スパでは初

    F1ベルギーGP 予選Q2:角田裕毅が7戦ぶりのQ3進出!スパでは初

    2025年F1ベルギーGP予選で、レッドブルの角田裕毅が見事にQ3進出を果たした。これはマイアミGP以来7戦ぶりの快挙であり、スパ・フランコルシャンでの自己ベスト予選順位を更新する結果となった。これまでの最高は2023年の11番手だったが、今回はそれを上回るトップ10入りを達成した。

    Q2セッションは僅差の攻防となり、角田裕毅は難しい状況の中でも冷静なアタックを決めて5番手で突破。

    終盤にはピエール・ガスリーやカルロス・サインツ、オリバー・ベアマンらがQ3進出をかけてタイムを狙ったが、角田裕毅のタイムを超えることはできなかった。チームメイトのマックス・フェルスタッペンはこのセッションを安全圏の3番手で終え、角田の進出はチーム全体にとっても大きな後押しとなった。

    一方で、Q2では以下の5名が敗退となった。

    ■ 11位 エステバン・オコン(アルピーヌ)
    ■ 12位 オリバー・ベアマン(ハース)
    ■ 13位 ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    ■ 14位 ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
    ■ 15位 カルロス・サインツ(フェラーリ)

    セッション終盤、オコンとガスリーは僅差で敗退。サインツは最終アタックでタイムを更新できず14番手に沈んだ。ベアマンはプーオンでの大きなスナップにより、満足なアタックを行えなかった。

    Q2の序盤ではフェルスタッペンが1分40秒951を記録し、チームメイトの角田裕毅を3テンポ上回ったが、直後にマクラーレンのオスカー・ピアストリがそのタイムを再び更新。ランド・ノリスも2番手に入り、トップ3はマクラーレンとレッドブルの争いとなった。

    レッドブルはこのQ2からリアウイングのダウンフォースを上げた新仕様を投入。第1セクターの直線スピードは犠牲になったが、第2セクターでは0.6秒のタイムゲインを記録し、明日の天候を考慮したセットアップを採用している。

    明日の決勝を見据え、角田裕毅がQ3でどこまでポジションを上げられるかに注目が集まる。初のスパでのトップ10スタートは、キャリアにおいても重要なターニングポイントとなりそうだ。

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP スプリント「レッドブルでは経験則が通用しない」

    角田裕毅 F1ベルギーGP スプリント「レッドブルでは経験則が通用しない」

    角田裕毅は、2025年F1ベルギーGPスプリントで苦しい戦いを強いられた。ポジションを上げることもままならず、レース後には「ただ走っていただけ」と語るほど、手応えの乏しい内容だった。序盤に意図的なマネジメントを施したものの、期待した終盤のペース向上には繋がらず、戦略と結果がかみ合わなかったと振り返った。

    レッドブル昇格後、パフォーマンスとのギャップに悩み続けている角田裕毅は、従来の自分のアプローチが通用しなくなっていることにも困惑を示した。

    これまで確立してきた戦略が機能しない現状に対し、「グリップに制限があるような感覚」「いつも通り、変な感じ」と語り、クルマとのフィーリングのズレをにじませた。

    Q:今日はなかなか挽回が難しい展開に見えましたが、少なくともクルマについて学べたことや、週末残りに向けて戦略に活かせそうなことはありましたか?

    角田裕毅: いや、正直、特に何も起きなかったです。ただ走ってただけというか…そういう感じでした。

    自分がしているマネジメントと、それに対するペースの結果が正直あまり噛み合ってないです。普通は──というかこの4年間は、自分が何をしてるかちゃんと分かってるし、常に自分の考えてるアプローチや戦略っていうのが、うまく機能してたんです。でも今回は突然…そういうのが通用しないというか。

    レッドブルに来てから、正直ずっと苦戦してます。特に今日はそれが顕著で、自分としては序盤からかなりマネジメントしていたつもりです。というのも、序盤はDRSトレインになるのが分かってたからなんですけど、普段ならその分、終盤でマネジメントした分のペースを引き出せるはずなんです。

    でも今日はレース全体を通してグリップが制限されてる感じで…。ほんとに変な感覚です──いつもどおりって言えばそうなんですけどね。

    角田裕毅 レッドブル F1 ベルギーグランプリ

  • 角田裕毅は「速くなっている」 レッドブルF1幹部が語る支援体制と課題

    角田裕毅は「速くなっている」 レッドブルF1幹部が語る支援体制と課題

    レッドブルF1のチーフエンジニアであるポール・モナハンは、角田裕毅が着実に進化していると認め、我々が全力で支援していることを明かした。一方で、クリスチャン・ホーナーの解任については「衝撃だった」と語り、新CEOローラン・メキースが直面する困難さにも言及している。

    4度の世界王者マックス・フェルスタッペンが今季2勝を挙げ、強力なマクラーレン勢を打ち破っている一方で、もう1台のRB21は依然として課題を抱えている。

    リアム・ローソンと角田裕毅がステアリングを握ってきたが、両者のこれまでの合計獲得ポイントはわずか7点。これはオリバー・ベアマン、ガブリエル・ボルトレト、そして今季序盤にジャック・ドゥーハンがドライブし、後にフランコ・コラピントと交代したアルピーヌのセカンドカーを除けば、すべてのエントリー中で最低水準となっている。

    角田裕毅は改善中「我々は彼を助けている」
    ポール・モナハンは角田について、次のように語った。

    「彼は速くなっている。我々は立ち止まってなんかいない。3週間のインターバルで、みんなが足を休めていたわけじゃない。多少の休みは取ったがね」

    「我々はマックスをサポートしているのと同じように、ユウキを助けようとしている。それが我々にとっても利益になる。彼にはもっと速くなってもらいたい」

    「オーストリアでは、彼はかなり乗れていた。予選は崩れてしまったが、あれは彼にとって本当に残念だった」と、角田がレッドブル・リンクで18番手に沈み、その後の決勝でコラピントと接触した週末を振り返った。

    「そういう状況では彼にとっても非常に厳しい。プレッシャーもあるだろう。シルバーストンではまた良くなっていた。レースは少し混乱していたがね。我々はまたここで再出発する。きっと彼は大丈夫だ」

    角田裕毅 F1 レッドブルポール・モナハン

    ホーナー解任に「衝撃だった」──メキース新体制への信頼
    レッドブルでは7月9日、チームの顔とも言えるクリスチャン・ホーナーが突如として解任され、その後任としてローラン・メキースがCEO兼チーム代表に就任した。ホーナーはレッドブルのF1参戦以来、20年にわたってその座にあり、8度のドライバーズタイトルと6度のコンストラクターズタイトルをチームにもたらしてきた。

    モナハンは、2005年からホーナーと共にチームを支えてきたエンジニアの一人であり、今回の決定に対しては率直な感情を口にしている。

    「本音を言えば、我々にとっては衝撃だった。悲しかった。クリスチャンは自分の職業人生の大部分をこのチームに注いできた」

    「チーム全体として、我々は非常に大きな成功を収めてきた──それを不当と見る人もいるかもしれないが、とにかく、もう済んだことだ。彼が私個人にしてくれたこと、そしてこのチームにもたらしてくれたすべてに感謝している」

    ローラン・メキースという新リーダーについて、モナハンはこう語る。

    「ローランは、かなり厳しい状況に放り込まれた。彼のことは何年も前から知っているが、人当たりがよく、非常に賢明な人物だ」

    「だからこそ、我々が一つのチームとして団結することが今、最も重要なんだ。なぜなら、他の9チームは我々を倒そうと待ち構えている。我々が立ち向かうには、チームとしてまとまらなければならない」

    「我々はそのための準備をしている。ローランもその実現に全力を尽くしている。我々はそれを成し遂げるつもりだ」

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP スプリント予選 「全力を尽くしたが0.06秒届かず」

    角田裕毅 F1ベルギーGP スプリント予選 「全力を尽くしたが0.06秒届かず」

    角田裕毅(レッドブル)は、2025年F1ベルギーGPのスプリント予選で12番手に終わり、わずか0.06秒差でSQ3進出を逃した。タイム差が極めて僅差だった中での敗退に、角田裕毅は悔しさを滲ませつつも、現在のパッケージで全力を尽くしていることを強調した。

    角田裕毅のタイムは1分42秒184。レッドブルのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンが2番手を獲得する一方、角田裕毅はSQ2で敗退となった。混戦の予選において、その差はごくわずかだった。

    角田裕毅は予選後、「今日はベストな一日とは言えませんでした」とコメント。

    「スプリント予選ではドライブに苦戦していて、あと0.06秒届かずにSQ3を逃しました。グリッド全体がとても接近していて、自分としては全力を尽くしました」

    「振り返ってみれば、チームとしてもそうですが、改善点が見えてくると思います。ただ、それでもやっぱり悔しいです」

    「今回、自分のクルマに新しいパーツが投入されることを期待していたのですが、残念ながらもう少し待たなければいけなくなりました。それでも、投入されるまでは今あるパッケージで全力を尽くすつもりです」

    チームメイトのマックス・フェルスタッペンは今大会でアップグレードが導入されたが、角田裕毅のRB21は「2段階遅れ」のパッケージでの戦いを強いられている。

    「エンジニアリングチームとの連携はとてもうまくいっていますし、現時点のセットアップの中では最善を尽くしていると思います。ただ、クルマに“タイトな感触”があって、すべてを一つにまとめるのが本当に難しい状況です」

    角田裕毅 レーシング F1 ベルギーグランプリ

    ターン4でのミスが命取りに─チームも惜しさを強調
    レッドブル・レーシングのテクニカルディレクターであるピエール・ワシェも、角田裕毅の金曜日の内容について詳細に語った。

    「スプリント予選はFP1しか事前走行がなく、その後すぐにタイヤも変わるので難しいセッションだ。角田裕毅はSQ3のカットオフから約0.1秒差だったが、2回目のアタックでタイムを出していた。その際、ターン4でミスがあり、それがなければSQ3に進めたはずだ」

    「マックスとの差を見ても、我々のパッケージが全体的にうまく機能していることが分かる。FP1のあとでリヤウイングを変更し、現時点のグリップレベルに合うよう調整した。あとは決勝でどこまでパフォーマンスを引き出せるかが鍵になる」

    角田裕毅に戒告処分、規定違反による措置
    なお、角田裕毅はこのセッション後、FIAスチュワードから戒告処分を受けた。スプリント予選中に不要に遅い走行を行ったとされ、「FIA F1スポーティングレギュレーション第33.4条」およびレースディレクターのイベントノートに反したことが理由とされている。

    同様の違反でメルセデスのジョージ・ラッセルも戒告処分を受けており、予選中の走行ペースとコース上の間隔管理に対する監視が強化されていることを示す一件となった。