カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 レッドブルF1で真の課題は「レースペース」 予選が結果に直結せず

    角田裕毅 レッドブルF1で真の課題は「レースペース」 予選が結果に直結せず

    角田裕毅は、2025年F1ベルギーGPの予選で自己最高位を記録し、復調の兆しを見せた。しかし決勝では、ピット戦略の誤算とレースペースの不足により、ポイント獲得を逃す結果に終わった。ローラン・メキース体制の下でサポート体制は強化されつつあるが、成果として結実するにはまだ時間を要しそうだ。

    角田裕毅が見せた予選7番手という結果は、チームからも「素晴らしい」と高く評価された。しかし、決勝ではピットインのタイミングを巡る無線遅れによって、その好成績が無駄となってしまった。

    角田裕毅はインターミディエイトで走行していた第1スティントの終盤、コースが乾き始めていることをチームに警告。そしてスパの最終シケイン手前で「ボックス?」と無線を入れた。しかし返答が遅れ、「ボックス、ボックス」と伝えられたのはすでにピット入口を過ぎた後だった。

    「ふざけんな!乾いてるって言っただろ!」と角田裕毅は叫んだ。

    この判断ミスにより角田裕毅はインラップを1周余分に走ることとなり、大幅にタイムをロス。7番手から一気にポイント圏外へ転落し、これで6戦連続+1スプリントでのノーポイントが続くこととなった。これまでの不振は角田裕毅自身の責任が主だったが、今回はレッドブル側の明確なミスだった。

    一方、マックス・フェルスタッペンには「OK、ボックス、マックス、今ラップでボックス」「ルクレールも入る。今ラップでボックスだ」と明確な指示が事前に伝えられていた。

    レッドブルF1の新チーム代表ローラン・メキースはレース後、こう認めた。

    「完全に我々のミスだった。マックスと同じラップでピットさせるつもりで準備は万端だったが、呼び出しが遅すぎた」

    「1周の遅れが大きな差を生み、結果的に3〜4ポジションを失ってしまった。ポイント獲得のチャンスを失ったのは本当に残念だ」

    レース後半、角田裕毅はローダウンフォース仕様のアルピーヌに乗るピエール・ガスリーの真後ろで走行を強いられ、オーバーテイクもできずにレースを終えた。第1スティントでのペースは悪くなかったが、戦略ミスにより自身のレースを自由に展開する機会が失われた。

    とはいえ、今大会では明確な進歩も見られた。新仕様のフロアが投入された予選で7番手に入り、フェルスタッペンとの差も0.4秒以内と、2018年のダニエル・リカルド以来もっとも迫ったチームメイトとなった。

    メキースはこう振り返る。

    「新仕様を投入したのは、スプリントと本予選の間という非常にタイトなタイミングだった。メカニックは素晴らしい仕事をしてくれたし、角田裕毅もすぐに順応して素晴らしい予選をしてくれた」

    「決して特別扱いではなく、パーツの供給タイミングによってこうした判断になることはこれまでにもあった。今回はリスクを取ったが、価値のある結果を得られた」

    メキース体制となってから初のレースとなったベルギーGPで、角田裕毅はより対等なサポートを受けていると見られている。本人もホーナー体制時代からのサポートに満足していたが、メキースとは以前からの関係もあり、よりパーソナルな信頼関係が築かれている点が今後に好影響を与える可能性がある。

    角田裕毅 F1 レッドブルレッドブルF1の課題が浮き彫りに──自己最高予選もレースで失速した角田裕毅

    一方で、チーム内では依然として懸念材料もある。予選の好成績に比べ、決勝でのレースペースは明らかに劣っており、特にピット後のクリアエアに入った状態でもフェルスタッペンには1周あたり1秒差をつけられていた。ヘルムート・マルコも角田裕毅の「レースペース」に疑問を呈しており、「タイヤが溶ける」と訴え続ける角田裕毅の特性も課題として残っている。

    これまでのレッドブルでは、予選よりもレースで差を詰める傾向が強かった。しかし角田裕毅は逆に、ここ数戦で一発の速さでは改善を見せている一方で、ロングランの弱さが目立ってきた。

    ベルギーで投入された新フロアがロングランにも効果を発揮するかは、今回のレース展開の影響で明確にはならなかった。よって次戦ハンガリーGPが真の試金石となる。

    特にハンガロリンクは予選順位が非常に重要なサーキットであり、角田裕毅にとっては結果が求められる。予選のフラッシュだけでは将来は保証されない。仮にチームがフェルスタッペンの新パートナーとして新たな選択肢を検討する場合、レッドブル育成のアイザック・ハジャーが最有力となるだろう。

    だからこそ、今は角田裕毅にとってチャンスの時期でもある。メキースの下で、彼はあらゆる機会を与えられるだろう。そして、レッドブルがスパでのようなミスを繰り返さない限り、角田裕毅次第で未来は切り開けるはずだ。

  • 角田裕毅 レッドブルF1のアップグレードの優先順位は「理解している」

    角田裕毅 レッドブルF1のアップグレードの優先順位は「理解している」

    クリスチャン・ホーナーの退任後、レッドブルに漂う前向きな空気は、フロントランナーだけでなく中団のドライバーにも届いている。ベルギーGPで角田裕毅が思わぬアップグレードを受け、ついに前方とのギャップを縮め始めた。

    「とても嬉しいことだ」とヘルムート・マルコは予選後にORFに語った。「初めて4台すべてがトップ10に入った」と、マックス・フェルスタッペン(4番手)、リアム・ローソン、アイザック・ハジャー、そして角田裕毅(7番手)を挙げてその成果を強調した。

    現在レッドブル・レーシング内でより大きな影響力を持つようになったマルコは、長年苦戦してきた角田裕毅の進歩に手応えを感じている。「彼はどんどん良くなっている。とてもいい走りを見せることもあるが、まだ毎回安定してそれができているわけではない」と、Motorsport-Magazin.comにコメントした。

    「これまで角田裕毅にはアップデートが入っていなかった。マックスとは違ってね。でも、スプリントで問題がなければ彼にも新パーツを入れる予定だった」

    そして実際にそれは予選直前に実現された。チームは急きょ、新たに届いた新型フロアを角田裕毅のマシンに装着したのだ。

    「予選前に彼のマシンに新しいアンダーボディを取り付けた。時間がギリギリでリスクもあったが、我々は全力を尽くした。その努力が報われた」とマルコは明かした。

    チーム代表のローラン・メキースもその判断を振り返る。「我々は常に細部にまで全力を尽くすよう心がけている。だからこそリスクを取って角田裕毅のマシンにアップデートを入れた。この結果はチーム全員の努力の賜物だ」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1

    角田裕毅は新しいフロアの効果を即座に感じたという。「ちょっとグリップが増えましたね」と笑顔を見せた。

    「ここ数戦、どれだけギャップがあったのかが分かりました。旧型は滑り始めると立て直しが利かなかったけど、新型ならもっと攻められる」

    「まだ入っていないパーツもありますけど、フロアだけでも十分に違いがありました。詳細は言えませんが、まだ差はあります」

    Viaplayのインタビューでは「いいサプライズでした。遅めの誕生日プレゼントってところですかね。予選直前に聞かされました」と冗談まじりに語った。

    とはいえ、アップグレードの優先がマックス・フェルスタッペンにあることは理解している。「簡単なことじゃないですけど、チームにとっても理解できます。彼らはチャンピオンを争っているし、マックスはグリッドで一番のドライバーですから」

    そして、ホンダが2025年末でレッドブルを離れることによって不透明となっている将来についても、角田裕毅は冷静に受け止めている。「今はとにかく自分が成長して、いつかマックスに近づけるように努力していきたいと思っています」

  • 角田裕毅 東京ゲームショウ2025で「Apex Legends」特別マッチに参戦

    角田裕毅 東京ゲームショウ2025で「Apex Legends」特別マッチに参戦

    F1ドライバー角田裕毅が、東京ゲームショウ2025で開催される『Red Bull Apex Takeover with Yuki Tsunoda』に参戦することが決定した。Apex Legendsをメンタルトレーニングにも活用するほどの“ゲーム好き”として知られる角田が、世界中から集まる人気ストリーマーたちとスペシャルマッチで激突する。

    イベントには、Apex界のスターiiTzTimmyをはじめ、F1ファンを公言するZETA DIVISIONのta1yoや鈴木ノリアキ、JUNiOR、さらに渋谷ハルやSPYGEAなど、総勢11名の豪華プレイヤーが参戦。

    レッドブルが東京ゲームショウで初めて起動させるゲームイベントとして、注目のステージとなる。

    イベントは3対3のチームデスマッチ形式で行われ、先に50ポイントを獲得したチームが勝利するルール。観戦は「東京ゲームショウ ビジネスデイチケット」保有者を対象に先着でステージ来場が可能だ。

    イベントの模様は、EA Japan公式Xやレッドブル・ジャパンのTwitch・YouTubeチャンネル、TGS公式チャンネルなどで配信予定。詳細は後日発表される。

    イベント実施概要
    ■ 名称:Red Bull Apex Takeover with Yuki Tsunoda
    ■ 日時:2025年9月26日(金)14:30〜
    ■ 会場:幕張メッセ イベントステージ
    ■ 内容:Apex Legends チームデスマッチ(3 vs 3、先に50ポイントで勝利)
    ■ 出場者一覧:
    ・角田裕毅(ツノダユウキ)
    ・渋谷ハル(シブヤハル)
    ・おにや
    ・ta1yo(タイヨー)
    ・鈴木ノリアキ(スズキノリアキ)
    ・JUNiOR(ジュニア)
    ・iiTzTimmy(ティミー)
    ・YukaF(ユカ)
    ・Lible_Ace(リブルエース)
    ・Kernel garcia(カーネル・ガルシア)
    ・SPYGEA(スパイギア)

    ■ チケット情報:
    「東京ゲームショウ ビジネスデイチケット」保有者を対象に、先着で観覧可能
    チケット詳細URLはこちら

    ■ 配信予定チャンネル:
    ・EA Japan公式X
    ・レッドブル・ジャパン Twitch
    ・レッドブルプレイ YouTube
    ・TGS公式X
    ・TGS公式YouTube

  • 角田裕毅の覚醒なるか レッドブルF1新代表メキースの手腕に注目

    角田裕毅の覚醒なるか レッドブルF1新代表メキースの手腕に注目

    元F1ドライバーのジョリオン・パーマーは、レッドブル・レーシングの新チーム代表ローラン・メキースが「アンダードッグ精神」を持っていると述べ、それが角田裕毅の助けになるだろうと語った。

    メキース体制初陣となったF1ベルギーGPでは、長年チームを率いたクリスチャン・ホーナーの電撃離脱後の初レースとなった。

    メキースは18か月間率いていた姉妹チーム、レーシングブルズからの昇格であり、2024年シーズンを通じて角田と密に仕事をしてきた人物だ。フランス人のメキースはそのシーズン中、角田から安定したパフォーマンスを引き出すことに成功しており、レッドブル昇格後の最初の10戦でそれを再現できなかったことが注目されている。

    スパでの予選7番手という健闘を見せたにもかかわらず、角田はリアム・ローソンの代役として出場し始めて以降、7ポイントしか獲得していない。この状況の原因を突き止めることが、メキースに課された喫緊の課題だとパーマーは指摘する。

    「当面の最善の活用法は、角田がどこで苦しんでいるのかを解明することだろう」と、パーマーはF1 Nationポッドキャストで語った。

    「同じクルマを2台持っているなら、なぜ一方が良くて、もう一方がそうでないのかを理解する必要がある。レッドブルですら首をかしげているんだ。『なぜ誰もマックスに近づけないんだ?』ってね」

    「今や、かつてクリスチャン(・ホーナー)がマックスとともにレッドブルでタイトルを獲得する中でチャンピオンへと育て上げた立場とは違う人物がチームを率いている」

    「ローランは、角田裕毅やリアム・ローソンとともに仕事をしてきた経験があり、それが彼にとってのチーム代表としての初挑戦だった。だからこそ、彼はアンダードッグ精神を持っているんだ」

    角田裕毅 F1角田裕毅の苦境に旧知の上司メキースがどう向き合うか注目

    角田裕毅との再会──“あの頃”を取り戻せるか

    リーダーシップの変化があっても、マックス・フェルスタッペンの強力な成績には影響がないと見られている一方で、角田には元上司メキースの下で結果を求められるプレッシャーが増すと予想されている。

    パーマーは、メキースがすぐに角田と話をするだろうと考えている。

    「ローランはきっと、角田の肩に腕を回してこう言うはずだ。『僕と一緒に走っていたとき、君は素晴らしかったじゃないか。いつも3列目以内で予選を終えていた。今は一体どうしたんだ?』とね」

    「そして、セカンドドライバーの役割をもっと理解しようとすると思う。それが助けになるはずだ。とはいえ、本当にそこにパフォーマンスを見出せるかどうかは、チームにとっても依然として頭の痛い問題だろう」

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP決勝展開:ピットイン指示の遅れで痛恨の13位

    角田裕毅 F1ベルギーGP決勝展開:ピットイン指示の遅れで痛恨の13位

    角田裕毅は、2025年F1ベルギーGP決勝でポイント獲得目前まで迫ったものの、スリックタイヤへの交換タイミングをめぐるチームとのコミュニケーションミスにより、大きく順位を落とした。

    スパではレース直前に新型フロアが投入され、その効果もあって予選ではレッドブル・レーシング昇格後で自己最高となる7番グリッドを獲得。しかし決勝では、路面が乾き始めた段階で「ピットインしたい」と自ら要望したにもかかわらず、チームからの返答は遅れ、すでにピット入口を通過した後に無線が届いた。

    1周余計にインターミディエイトで走行することになった角田は、その間に5ポジションを失い、レース後半はDRSトレインの中で抜け出せず苦戦。さらに終盤には新品タイヤのヒュルケンベルグにも抜かれ、最終的に13位でチェッカーを受けた。アップグレードの手応えを予選で示しただけに、戦略面での綻びが悔やまれるレースとなった。

    2025年F1第13戦ベルギーGP レース展開

    スタート直前の豪雨で赤旗、セーフティカー先導の幕開け
    土曜のスプリントが晴天のもと最適なコンディションで開催された一方で、日曜午後の決勝では開始30分前にスパ・フランコルシャン・サーキットを激しい雨が襲い、ドライバーとチームは予想外の展開に見舞われた。

    レースは予想通りセーフティカー先導でスタート。ポールポジションのランド・ノリスが先頭を走り、マクラーレンのチームメイトであるオスカー・ピアストリが続いた。全ドライバーはピレリのインターミディエイトタイヤを装着し、水しぶきの中でグリップを探った。

    パワーユニットおよびセットアップの変更により、カルロス・サインツ、ルイス・ハミルトン、アンドレア・キミ・アントネッリ、フェルナンド・アロンソはピットレーンからスタートし、セーフティカー隊列の最後尾に加わった。

    しかし1周も満たないうちにレースコントロールは赤旗を提示。ノリスが「セーフティカーの後ろは全然見えない」と報告する中、全車がピットレーンへ戻る事態となった。

    ベルギーGPマクラーレンのランド・ノリスが先頭で走行

    80分の遅延を経てレース開始、ピアストリがノリスを攻略
    再び強い雨が降ったことでスタート手順が一時中断され、約80分の遅延ののちにようやくレースが再開された。明るい空の下、再びセーフティカー先導でコースインし、ラップ5からローリングスタートで正式にレースが始まった。

    ノリスがピアストリ、シャルル・ルクレール、マックス・フェルスタッペンを従えてラ・ソースを先行するも、オー・ルージュからケメルストレートにかけてピアストリが背後に迫り、レ・コンブのブレーキング前に楽々とオーバーテイク。

    ピアストリはその周の終わりには1秒差を築き、後方ではジョージ・ラッセルがアレクサンダー・アルボンを抜いて5番手に浮上。ランス・ストロールはサインツとハミルトンに抜かれて18番手に後退した。

    ハミルトンが怒涛の追い上げ、13番手からスリックに賭ける
    フェラーリのルイス・ハミルトンはラップ7にサインツを最終シケインでかわして16番手へ浮上。続くラップでフランコ・コラピントをレ・コンブ外側からパスし、さらにラップ8ではニコ・ヒュルケンベルグをシケインでオーバーテイク。ラップ9にはピエール・ガスリーもスタブロで抜いて次々とポジションを上げた。
    ラップ10時点でピアストリはノリスに1.7秒差を築き、「そろそろスリックが必要かも」と無線で報告。ルクレールは5.5秒遅れでフェルスタッペンに追われていたが、スプリントよりダウンフォースを増やしたことで直線の伸びが不足し、ケメルストレートで仕掛けきれなかった。
    ハミルトンはラップ11終わりに13番手からいち早くスリック(ミディアム)へ交換。これに続いてガスリー、ヒュルケンベルグ、アロンソもピットイン。

    ベルギーグランプリフェラーリのルイス・ハミルトンが怒涛の追い上げを見せる

    タイヤ選択で命運分かれる、ピアストリは先手で9秒差に
    ラップ12にピアストリがトップからピットインしミディアムを選択、ノリスはもう1周インターで走行したが、この間に大半のドライバーがスリックへと切り替えた。角田裕毅、アイザック・ハジャー、エステバン・オコンだけが古いインターで走行を継続。

    オコンはルクレール、フェルスタッペン、ラッセルのブロック役となるが、ブランシモンで3台が高速で抜き去った。ノリスはこのラップでハードに交換するが、左フロントタイヤの装着に手間取り、ピアストリに9.1秒遅れてコース復帰。

    後方ではルクレール、フェルスタッペン、ラッセル、アルボン、そして7番手まで浮上したハミルトンが接近戦を展開。リアム・ローソン、ヒュルケンベルグ、ガブリエル・ボルトレトがトップ10を形成。

    中団の争いと後半の展開、ピアストリは持ちこたえる
    ラップ20にザウバー勢がケメルストレートで順位を入れ替え、アントネッリがコラピントを抜いて15番手に。ハジャーはミディアムからハードへと2度目のピットを実施。
    レース中盤、ピアストリは8.1秒リードを築くも「このタイヤで最後までは厳しいかも」と無線。11番手のガスリーの背後には角田、オリー・ベアマン、アロンソ、アントネッリが形成するDRSトレインが迫る。

    2025年のF1世界選手権ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンが6位フィニッシュ

    ノリスはラップ26でプーオンをワイドに走り1秒ロス。アントネッリはレ・コンブでアロンソを抜いて14番手へ。サインツはトラックリミット違反で警告旗を受ける。

    終盤、アロンソ、アントネッリ、ヒュルケンベルグらが続々と2度目のピットへ。ヒュルケンベルグは14番手からオコンをケメルでパスし、前方のストロールに6秒差まで急接近。
    アントネッリはレ・コンブでオコンを一度抜くも、直後のコーナーで抜き返され、アロンソも後方から接近。

    残り数周でノリスが猛追も、Piastriが逃げ切り優勝
    ラップ38時点でノリスは差を5.5秒に縮め、ラップ41には3.8秒まで接近。残り数周で「ラ・ソース付近で雨の可能性」との無線が入る。

    ファイナルラップ直前のラ・ソースでノリスがややオーバーシュートし、追撃は終了。最終的にピアストリが3.4秒差で逃げ切り、ドライバーズ選手権のリードを16ポイントに広げた。

    ルクレールは20秒遅れの3位でフィニッシュし、フェルスタッペンを抑えた。5位には単独走行のラッセル、6位にはアルボン、そして7位には18番手スタートから11台抜きのハミルトンが入った。

    ローソン、ボルトレト、ガスリーがポイントを獲得。ベアマンは惜しくも11位で、角田裕毅は最終盤にヒュルケンベルグにも抜かれて13位。ストロール、オコン、アントネッリ、アロンソ、サインツ、コラピント、ハジャーが完走し、遅延を除きフルグリーンでチェッカーを迎えた。

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP決勝にマルコ失望「約束していた結果ではない」

    角田裕毅 F1ベルギーGP決勝にマルコ失望「約束していた結果ではない」

    角田裕毅は2025年F1ベルギーGPを7番グリッドからスタートしたが、最終的に13位でレースを終え、6戦連続ノーポイントという結果となった。レッドブルのヘルムート・マルコは「我々が約束していた結果ではない」と語り、失望を隠さなかった。

    予選では、ローラン・メキース新代表の判断により、角田裕毅にもマックス・フェルスタッペンと同仕様の新型フロアが投入され、Q3進出を果たして7番手を獲得。チームの期待も高まっていた。

    しかし決勝では、ピットインのタイミングを巡るレッドブル側との“ミスコミュニケーション”により、すべてが狂ってしまう。

    「予選直前に彼のクルマをアップグレードした。パーツ数の制限ギリギリだったが、リスクを取って決断したんだ」とメキースはF1TVに語る。

    「このアップグレードがパフォーマンスを支え、非常に良いレベルに到達する助けになった」

    だがレースでは、角田裕毅がピット入口を通過した直後にスリックタイヤへの交換指示が出され、1周7kmのスパ・フランコルシャンをもう1周走らざるを得なかった。その間にライバルたちは次々とスリックへと交換し、角田裕毅は大きくポジションを落とした。

    「正直、すごくフラストレーションが溜まってます」と角田裕毅はPlanetF1を含むメディアに語った。

    「多分、ミスコミュニケーションというか……もう何を言えばいいかわかりません。ちょうどピット入口を通り過ぎた瞬間に呼ばれて、結局あの1周が決定的になってしまった」

    「4つか5つポジションを落としましたし、そこからずっとピエール(・ガスリー)の後ろに詰まってしまいました。なんとか抜こうとしたけど、残念ながら抜けませんでした」

    その後30周以上にわたってアルピーヌのガスリーの背後に留まり続けた角田裕毅だったが、RB21の直線スピード不足が足かせとなった。

    「とにかくストレートが遅かったですね。タイヤも終わってましたし、できる限りのことはやったけど……悔しいです」

    角田裕毅 F1 レッドブル「約束していた結果ではない」と語ったマルコ、角田裕毅の13位完走に失望を示す

    この結果についてマルコもSkyドイツに対し、「ピットストップは理想的ではなかった。彼は順位を落とした。その理由を明確にしなければならない」とコメント。

    「7位から12位(実際は13位)まで落ちたのは、我々が約束していた結果ではない」

    なお、レッドブルは角田裕毅だけでなく、フェルスタッペンも苦戦を強いられた。レインセットアップを施していたが、レース開始が遅れたことでウェットでの優位性を活かせないまま終わってしまった。

    「ペースについていけなかった。我々のセットアップは雨用だったんだ」とマルコは回顧。

    「結果的に第1セクターが遅すぎた。フェラーリを抜ける位置に一度もいなかったよ。マクラーレンは別次元にいる。フェラーリの速さにも驚かされた」

    「スプリントで使っていたセットアップの方が今日のコンディションには適していたかもしれない。ハンガリーにはまだ何か持ち込む予定なので、どうなるか見てみよう」

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP決勝13位「悔しいけどいくつか収穫もあった」

    角田裕毅 F1ベルギーGP決勝13位「悔しいけどいくつか収穫もあった」

    2025年F1ベルギーGP決勝で角田裕毅は、序盤ポイント圏内を走行しながらもピット戦略の誤りによりポジションを大きく落とし、最終的に13位でフィニッシュした。本人はレース後、「フラストレーションが溜まる展開だった」と語ったが、次戦への意欲も見せた。

    角田裕毅は雨上がりのスリッピーな路面の中で安定したペースを刻み、序盤はトップ10圏内をキープしていた。

    しかしインターミディエイトからスリックタイヤへ切り替えるタイミングで、チームからのピットイン指示が遅れ、ピットレーン入口を通過した後に無線が入ったという。

    「今日はちょっとしたローラーコースターのような展開でした。最後のコーナーでピットに呼ばれたけど、すでにピットエントリーを通り過ぎていたので入れなかったんです。それは不運でした」と角田裕毅は語る。

    その後、ポジションを挽回すべく前を走るピエール・ガスリーに迫ったが、DRSが使えずストレートスピードも不足していたことでオーバーテイクには至らなかった。

    「全体的にフラストレーションが溜まるレースでしたし、ポイントを逃したのは悔しいです。ただ、いくつか収穫もあったと思うので、気持ちを切り替えて来週のハンガリーに向けて準備します」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリ角田裕毅、チームのピットイン指示遅れでポイント圏外に沈む

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースも、角田の戦略ミスについてチーム側の責任を認めた。

    「今日はウェットでの走行がほとんどなかったことで、我々にとっては難しい展開だった。予選前にウェットを見越してダウンフォースを増やしたが、結局レースはほとんどドライだった。角田については、マックスと同じ周にピットさせるつもりで、クルーも準備していた。ただ、呼びかけが遅れた。我々のミスだ」

    「スリックへの切り替えで1周の差は大きく、それで彼はポジションを失い、ポイント争いから外れることになった。だがポジティブな点として、今回のアップグレードによって明確にパフォーマンスが向上した感触はある。課題がすべて解決したわけではないが、確実に前進している」

    メキースはまた、レースチームに帯同して初めて迎えた週末についても手応えを語った。

    「2週間ファクトリーにいて多くのスタッフと顔を合わせてきたが、今回初めてレースチームとともに現場で仕事ができた。すべてが非常に高いレベルで行われており、非常にタイトで強いグループと一緒に戦っていると感じた。次のブダペストは今回と全く異なる特性のサーキットなので、何を持ち込めるか楽しみにしている」

  • F1:角田裕毅と“ピアストリママ”の対面にファン歓喜「ついに夢が叶った」

    F1:角田裕毅と“ピアストリママ”の対面にファン歓喜「ついに夢が叶った」

    F1ベルギーGPの週末、角田裕毅とオスカー・ピアストリの母ニコール・ピアストリの“念願の対面”が実現し、ファンの間で大きな話題となっている。レッドブル公式X(旧Twitter)やInstagramに投稿されたツーショットには、世界中のファンから好意的でユーモアあふれるコメントが寄せられた。

    2023年ごろから角田の熱心なファンとして知られてきた“ピアストリママ”ことニコール・ピアストリ。角田裕毅との対面を果たしたことで、SNS上では多くのファンがその夢の実現を祝福した。

    レッドブル・レーシングのホスピタリティで角田裕毅がマクラーレンのオスカー・ピアストリの母、ニコール・ピアストリに自身のサイン入りキャップをプレゼントする微笑ましい一幕があった。

    映像には、ニコールが「とてもラッキーだわ」と喜ぶ様子が収められている。角田が「お元気ですか?」と優しく声をかけると、ニコールは「ありがとう。この帽子を被って、あなたと一緒に歩いていくわ」と応じた。

    さらに角田が「僕はトラブルに巻き込まれても大丈夫だから、あなたは巻き込まれなくていいですよ」と冗談交じりに気遣うと、ニコールは感激した様子でこう語った。

    「ありがとう。あなたって本当に素晴らしい人だと思う。本当に心からそう思ってるの。いい人よね。本当にありがとう。レース、頑張ってね」

    角田は笑顔で「ありがとうございます」と返し、ニコールは最後に「うちの子たちを応援してるからね」と、家族への愛情とレースへのエールを込めて語った。


    「ついに養子縁組」「公式公認“角田ママ”」と歓喜の声
    英語圏では「She’s a Yuki fan first, Oscar’s mom second(彼女はまずユウキのファンで、次にオスカーのお母さん)」や「Nicole is Yuki’s biggest fan(ニコルはユウキの一番のファン)」といった冗談まじりの愛あるコメントが相次いだ。

    日本のファンからも、

    「ついにレッドブル公式でツーショットがw これもう養子縁組だろ」

    「ママストリがチーム公認角田ママなってるの微笑ましいw」

    「息子の地位を利用して推し活するママ」

    「ピアストリママようやく夢叶ってよかったな 全く関係ないけど俺も嬉しい」

    など、ほほえましいツッコミが多数寄せられた。

    一方で、「何で息子より他人の子に会いに行ってんだよww」といった“親子逆転ネタ”も飛び出すなど、ファンの間ではこの異色の交流がユニークな形で愛されている。

    “ママストリ”の推し活は次のステージへ?
    ニコール・ピアストリはこれまでもSNS上でたびたび角田に言及しており、そのたびにファンの間で話題となってきた。今回の対面でその“推し活”が一区切りを迎えた形だが、ファンの間では「次は2ショットセルフィーか?」といった声もあがっており、今後の展開にも注目が集まっている。

    今や“チーム全体の母”のような存在になりつつあるピアストリママ。F1パドックにまた一つ、温かな物語が加わった。

  • レッドブルF1メキース代表 角田裕毅に謝罪「ピットインの指示が遅すぎた」

    レッドブルF1メキース代表 角田裕毅に謝罪「ピットインの指示が遅すぎた」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、F1ベルギーGP決勝で角田裕毅へのピットイン指示が遅れたことを謝罪した。

    角田はレース中盤、インターミディエイトタイヤからスリックタイヤへの交換タイミングで上位を走行していたが、チームからの指示が遅れたためピットに入ることができず、もう1周走行を強いられた。このタイムロスにより順位を落とし、最終的に13位でレースを終えている。

    メキースはF1公式チャンネルのインタビューで次のように語った。

    「我々は彼に対して呼びかけるのが遅すぎた。それがポジションを失う結果につながった。彼は非常に良いレースをしていたのに、申し訳ない。クルーの準備はできていたが、我々の判断が遅れた。次は必ず改善する」

    ただし、メキースは週末全体のパフォーマンスには手応えを感じているようだ。特に、予選前に導入されたRB21のアップグレードにより、角田がチーム加入後自己最高の予選順位を記録したことを称賛した。

    「彼は昨日、本当に素晴らしい予選を見せてくれた。直前にアップグレードを投入したが、あのような難しいコンディションの中でマシンに適応するのは簡単じゃない。それでも彼は非常に良い仕事をしてくれた。とても嬉しく思っている」

    「決勝でも良いペースがあったし、確実にポイント圏内にいた。今回は残念な結果になったが、週末全体では前進できた。次戦ハンガリーGPに向けて、いい流れを維持していきたい」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ベルギーGP F1 ベルギーグランプリ

    一方、マックス・フェルスタッペンについては、レース前の雨の可能性を見越して高ダウンフォース仕様を選択したことで、ドライコンディションではオーバーテイクが難しくなったと分析している。

    「今日はマックスがレクレールのギアボックスの中にいたようなレースだったね。ほとんどすべての周で彼の真後ろにいた」

    「雨を見越してややアグレッシブなセットアップを選択したが、その後は乾いてしまった。ドライではオーバーテイクの場面が少なく、あの仕様では厳しかった。マックスは全力で攻めていたが、抜くには至らなかった」

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP 決勝「ピットインでコミュニケーションミス」

    角田裕毅 F1ベルギーGP 決勝「ピットインでコミュニケーションミス」

    角田裕毅は、F1ベルギーGP決勝でポイント圏内のチャンスを手にしながらも、終盤にポジションを失い13位でレースを終えた。

    レッドブル・レーシング移籍後の自己ベストとなる7番グリッドからスタートした角田裕毅は、序盤のウェットコンディションでは堅実な走りを見せていたものの、インターミディエイトからスリックへの切り替えでタイミングを逃し、大きなポジションロスを喫した。

    さらに終盤は、前を走るピエール・ガスリーを抜きあぐねた末にタイヤが厳しくなり、複数台に先行を許す苦しい展開に。レース後のインタビューでは、悔しさをにじませながらも、戦いを振り返った。

    Q.裕毅、何が起きたんだい?序盤の雨のなかは悪くなかったように見えたけど

    角田裕毅: うーん、チームとの間でちょっとしたコミュニケーションミスがあったと思います。僕はドライタイヤに替えてほしいとリクエストしたんですけど、ピットインのタイミングを呼ばれたのが遅すぎました。ちょうどピット入口を通過した直後に呼ばれてしまって……だからその周はもう入れなかったんです。

    こういうコンディションでは1周がすごく大きくて、それで5つポジションを落としてしまって、そこからはずっと前のマシンにつかえてました。まあ、そういうレースでした。

    角田裕毅 F1 ベルギーGP

    Q.でもあれだけじゃなかったよね?終盤はピエール(ガスリー)の後ろでさらに苦しんでいたように見えたし、ポジションもいくつか落としたよね。あの時は何が起きてたの?

    角田裕毅: オーバーテイクしようとベストは尽くしてました。でも、ストレートのスピードがまったく足りなかったんです。それにタイヤももう終わってました。ほんとにフラストレーションの溜まる展開でした。