カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 Q1敗退16番手:2025年F1ハンガリーGP予選

    角田裕毅 Q1敗退16番手:2025年F1ハンガリーGP予選

    2025年F1第14戦ハンガリーGPの公式予選がブダペストのハンガロリンクで始まり、Q1では角田裕毅を含む5名のドライバーが敗退となった。

    Q1は路面コンディションの進化とともに刻一刻と順位が変動する展開となり、セッション終盤には激しい順位争いが繰り広げられた。

    角田裕毅(レッドブル)は一時2番手に食い込むなど好調な滑り出しを見せていたが、最終盤に各車が新品ソフトタイヤでタイム更新を果たす中、更新の波に飲み込まれ16番手へと脱落。リアム・ローソンが14番手に浮上したことで角田はノックアウト圏へと押し出され、惜しくもQ2進出を逃した。

    セッション中盤にはアロンソが暫定トップに立ち、続いてピアストリが再び1分15秒554で首位を奪還。終盤にはボルトレトが5番手、サインツが7番手、フェルスタッペンが9番手に食い込むなど、続々とポジションが入れ替わる中で、セーフゾーンとノックアウト圏の境界はコンマ数秒の僅差となった。

    Q1で敗退となったのは以下の5名:
    16位:角田裕毅(レッドブル)
    17位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
    18位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
    19位:ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)
    20位:アレックス・アルボン(ウィリアムズ)

    ハンガリーGP F1 角田裕毅角田裕毅は最終アタックでローソンに抜かれQ1敗退

    特にガスリーは一時13番手まで浮上したが、最終的にはルクレールやローソンの更新により圏外に脱落。オコンは一時15番手に上がるもボルトレトに追い出され、ヒュルケンベルグも更新ならず。アルボンは17番手にとどまり敗退が確定した。

    Q1序盤は降雨の可能性も懸念されたが、天候は持ちこたえた。しかし、トラック温度が低下し進化が激しい状況となり、タイヤ投入のタイミングとアタックの精度が明暗を分けるセッションとなった。

  • 角田裕毅 F1ハンガリーGP初日 「グリップが足りなかったけど手応えはある」

    角田裕毅 F1ハンガリーGP初日 「グリップが足りなかったけど手応えはある」

    角田裕毅は、2025年F1第14戦ハンガリーGP初日のフリー走行でマシンのグリップ不足に直面しつつも、FP2ではトップ10に食い込む力強いパフォーマンスを披露した。

    FP1では1分17秒393で17番手と苦戦したが、FP2ではセットアップの調整が功を奏し、1分16秒485で9番手へと浮上。チームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回る結果を残した。

    「今日の2回のセッションからはいくつかポジティブな点がありました。FP1からFP2でパフォーマンスが上がったのは金曜日としては良い兆候です」と角田裕毅はコメント。

    「問題はバランスというよりもグリップの不足で、通常期待するレベルには達していなかったです。そこが今日足りなかった部分ですね」

    「でも、2台とも前向きに進められた点はあるので、予選に向けて何が足りないのかを見極めていきたいです」

    角田裕毅 F1 ハンガリーGP レッドブル・レーシング

    レッドブルはこの日、両セッションを通じてマシンの挙動に苦しんでおり、フェルスタッペンは「運転不可能」と無線で訴える場面もあった。テクニカルディレクターのピエール・ワシェは、現状の問題が想定外であると明かす。

    「今日は我々にとって非常に厳しい一日だった。マシンが期待どおりに機能しておらず、両方のセッションでいくつかのテストを実施したが、どれも想定したような反応が得られなかった」とワシェはコメント。

    「夜のうちに全てのデータを解析し、明日のフリー走行前に改善策を見つける必要がある。今のままでは競争力が足りないので、明日に向けて大きな作業が必要だ」

    金曜日時点では厳しい状況にあるレッドブルだが、角田裕毅はセットアップの方向性に一定の手応えを見せており、予選に向けて改善の余地を残している。

  • 角田裕毅 F1ハンガリーGP初日 「本来感じるはずのグリップがない」

    角田裕毅 F1ハンガリーGP初日 「本来感じるはずのグリップがない」

    角田裕毅は(レッドブル・レーシング)、2025年F1ハンガリーGP初日のフリー走行を9番手で終了。マシンのグリップ不足に苦戦していることを明かした。

    無線ではマックス・フェルスタッペンとともにバランス面の問題を訴えていたが、角田裕毅は「バランス自体は主な問題ではない」と語り、本来感じるべきグリップが得られていないことが大きな課題だと分析した。

    それでもFP1からは改善の兆しが見られ、ポジティブな要素もあったという。FP2では大幅なセットアップ変更を施し、チーム全体でデータを共有しながら明日の予選に向けて根本的な制限要因を特定していくと語った。

    Q:角田選手、まずは今日の走行について教えてください。あなたとマックスの両方が無線でバランスに苦労していると話していましたが、具体的にどんな問題だったんでしょうか?

    角田裕毅: バランス自体は正直、そこまで大きな問題じゃないと思ってます。どちらかというと、本来感じるはずのグリップが感じられなくて、そこが一番足りない部分だと感じてます。

    でも少なくとも僕の側では、FP1から比べると少し前進できていて、ポジティブなステップはありました。そういう意味では良かったかなと思ってます。ただ、全体としてはやっぱりチームとして苦しんでる状態です。

    角田裕毅 ハンガリーGP F1 ハンガリーグランプリ

    Q:FP2では少しポジションも上がってきて、前進も見られましたが、いま抱えている課題に対して、明日の予選までに対応できそうですか?

    角田裕毅: どうなるかはまだ分からないですね。簡単なことではないと思います。FP2では結構いろんなことを試したので、マックスのクルマからも僕のクルマからも、何かポジティブな要素は見つけられると思ってます。

    お互いのデータを組み合わせながら、今チームとして見つけ出さなきゃいけない“本質的な制限”の部分、そこを明日までに何とか探し出さないといけないと思ってます。

  • 角田裕毅 レッドブルF1残留の保証なしも前進に手応え「しっかり走るだけ」

    角田裕毅 レッドブルF1残留の保証なしも前進に手応え「しっかり走るだけ」

    レッドブルF1チームに加入して以降、角田裕毅の将来は不確かなままだ。しかし先週のベルギーGP(スパ)では、前向きな兆しがいくつか見られた。

    「正直なところ、自分が何を間違っているのか分からないんです。もっと深く見ていく必要があって。本当に、どうしてこんなに遅いのか理由を見つけるのが難しくて…」

    これは今月初めのオーストリアGPで最下位に終わった後、角田裕毅が語った言葉だ。それまで日本人ドライバーは、マイアミのスプリントで6位に入るなど速さの片鱗を見せていたが、昨年スズカでリアム・ローソンの代役としてレッドブル入りして以降、グランプリでの最高位は9位にとどまっていた。

    同期間にチームメイトで現チャンピオンのマックス・フェルスタッペンは、2勝と2位2回を記録していた。

    これは角田裕毅本人にとっても、そしてレッドブルにとっても厳しい現実だった。シーズン序盤にレーシングブルズで好調を示していたこともあり、データ上でも25歳の角田裕毅が速さを持っていることは明白だった。にもかかわらず、結果には結びついていなかった。

    当然、レッドブルのセカンドシートが“回転ドア”のようになっている現状では、角田裕毅の将来に疑問符がつくのも無理はない。

    しかし、ファンにとって救いなのは、角田裕毅が気持ちを切らさずに前を向いていることだ。これは部分的には、チーム上層部からシーズン終了までの起用が保証されていることも影響している。

    スパでのレッドブルのエンジニアリング・ハット裏のテラスで、角田裕毅は落ち着いた様子でこう語った。

    「毎レースごとに進歩してるって自信を持って言えます。ただ、まだ自分が求めている結果には届いていないですし、そこは悔しいですね」

    「もちろん改善できる部分はあるんですけど、間違ったことをしているとは思ってないです。ちょっとしたところをもっと良くできればと思いますけど、それも学びの一つですよね。今やっていることをしっかり継続していくのが大事だと思っています」

    「毎レースで新しいことを学べていて、特にマックスからはすごく多くのことを吸収できてます。毎回のレースで、今の自分にあるパフォーマンスに少しずつ積み上げていく形で良くなってきてますし、調子は悪くないです」

    「あとはそれらをもっと正確にまとめていくことと、自信をしっかり持って取り組んでいくことが必要ですね。自信も少しずつついてきてますけど、F1はやっぱり簡単じゃないので」

    角田裕毅 レッドブル F1 レッドブル・レーシング

    メキース新代表との再会も追い風に
    角田裕毅にとってもう一つの追い風となっているのが、新たにレッドブルのチーム代表に就任したローラン・メキースの存在だ。

    メキースは、角田裕毅が昨年から今年前半まで所属していたレーシングブルズ時代のボスでもあり、両者の関係はサーキット内外で非常に良好だった。

    「本当に大きな出来事でした。まさか来るとは思ってなかったので驚きましたね。今年の最初の数戦と、去年1年を通して一緒に仕事してましたけど、本当にナイスガイです」

    「彼はいつも僕のところに来てくれて、フィードバックを聞いてくれたり、どうやったらクルマを良くできるかを一緒に考えてくれていました。本当に楽しい時間だったんですよ」

    「そういう関わり方ができたからこそ、チームとしても良くなっていったと思ってます。もう一度一緒に仕事できるのが楽しみですし、彼ならきっといい方向に導いてくれると思います」

    「このチームにはしっかりとしたDNAがあると思ってます。過去にこのチームが強かったのも、それがあったからだと思いますし、そこを変える必要はないです。彼の新しい視点でさらに良くなっていけると思ってます」

    初の“フェルスタッペン仕様”で予選7番手
    もう一つの好材料は、スパでスプリントと予選の間に新しいフロアを投入したことだ。

    フェルスタッペンと同仕様のこの新型フロアは、練習走行なしでセットアップも大きく変わった状態で導入されたが、角田裕毅はそれを乗りこなし、予選7番手という自身のレッドブル加入後ベストリザルトを記録した。

    決勝ではピットインのタイミングに関するチームのミス(チーム側も非を認めている)によってポイント圏内から脱落してしまったが、角田裕毅自身は「フィーリングが良くなった」と語っている。

    「今の目標は明確で、Q3進出とポイント獲得ですね。毎回ポイント圏内に入ることが、今のはっきりした目標になってます」

    来季以降もレッドブルに残るためには、最低限それを続けていく必要がある。2026年にはレッドブルが初の自社製パワーユニットを搭載するだけに、チームとしても着実なラインアップを求めるはずだ。

    角田裕毅は、自身の将来についての話はまだ聞いていないという。

    「まだそういう話は来てないんです。どうなるかは分からないですけど、今は目の前のレースに集中して、できる限りのパフォーマンスを出していくだけですね」

    「いい流れがつかめれば、自然と結果もついてくると思ってますし、僕にできることはしっかり走ることだけなので」

  • 角田裕毅 レッドブルF1での現状にマルコ「来週ホンダと話し合いの場を持つ」

    角田裕毅 レッドブルF1での現状にマルコ「来週ホンダと話し合いの場を持つ」

    角田裕毅のレッドブルF1での立場に、いよいよ厳しい視線が注がれている。

    チームの重鎮ヘルムート・マルコは、2025年シーズン前半11戦でわずか7ポイントにとどまる角田裕毅の成績に不満を示し、「彼がポイントを獲れなさすぎる」と痛烈に批判。次戦ハンガリーGPを前に、その去就についてホンダと協議を行う意向を明かした。

    マルコはさらに、フェラーリやメルセデスを引き合いに出し「セカンドドライバーがチームの足を引っ張っているのは我々だけではない」と述べつつも、角田裕毅がレッドブルのコンストラクターズ選手権2位争いの足かせになっているという厳しい評価を下した。2026年のレギュラードライバー候補には若手アイザック・ハジャーの名前も挙がっており、角田裕毅の未来は不透明さを増している。

    ここ1年半、レッドブル・レーシングを取り巻く騒動は絶えなかったが、クリスチャン・ホーナーの退任とマックス・フェルスタッペンの残留決断により、ようやくチーム内に落ち着きが戻りつつある。

    ローラン・メキース新体制の幕開けは、ベルギーGPスプリントでのマックス・フェルスタッペンの勝利と重なった。この勝利は、RB21に多数のアップグレードが施された上でのものだった。メキース体制の好スタートに加え、マックス・フェルスタッペンがメルセデス移籍を否定しプロジェクト継続にコミットしたことで、2026年を“ゼロからの再出発”とせずにすむ大きな足掛かりとなった。

    角田裕毅のシートは風前の灯か
    だが、一方でセカンドドライバーの問題は依然としてチームの課題だ。角田裕毅はレッドブル加入後11戦でわずか7ポイントしか獲得しておらず、そのパフォーマンスには満足が得られていない。

    レッドブルの重鎮ヘルムート・マルコは、オーストリア紙『Krone』の取材に対し厳しいコメントを残した。

    「コンストラクターズランキングで2位を狙うのは現実的じゃない。角田があまりにもポイントを取れなさすぎる。我々はメルセデスと3位争いをしている。セカンドドライバーが足を引っ張っているのは、我々だけでなく、フェラーリのハミルトンも、メルセデスのアントネッリも同様だ」

    さらに角田裕毅の今後についてはこう続けた。

    「我々は通常、夏休みまではドライバーについて話さない。ただ、角田は常にホンダの庇護を受けてきた存在だ。来週ホンダと話し合いの場を持ち、どの方向に進むか決める」

    チーム内ではすでに、若手アイザック・ハジャーが角田裕毅の後任として急浮上しており、2026年のレギュラー昇格が現実味を帯びてきている。

    角田裕毅 レッドブル F1レッドブルF1での立場が揺らぐ角田裕毅、去就はホンダとの協議次第に

    2025年残りシーズンへの期待
    ヘルムート・マルコは今季のマシン開発計画について「モンツァがアップグレードの最終地点」とした上で、コンストラクターズとドライバーズ選手権で3位に入れば「満足のいく結果」と位置付けた。

    次戦ハンガリーGPについては慎重な姿勢を見せつつも、最後のアップデートに手応えを感じている。

    「ハンガロリンクは我々にとって伝統的に得意なサーキットではない。ただ、小さな新要素をいくつか投入する予定だし、前回のアップデートでマシンの作動ウィンドウは広がった。マクラーレンに次ぐ2番手につけられれば満足だが、恐らくフェラーリが来るだろう」

    最後に新代表ローラン・メキースについても評価を述べた。

    「彼はチームにうまく溶け込んだ。経験豊富なエンジニアとして、我々のドライバーとも良い議論ができている。マックスも我々が懸命に働いていることを理解しており、フラストレーションは抱いていない」

  • 角田裕毅 F1木曜会見「ポイントを取れた時だけ飲める特別なドリンクがある」

    角田裕毅 F1木曜会見「ポイントを取れた時だけ飲める特別なドリンクがある」

    角田裕毅は、前戦ベルギーGPの予選で新フロアの効果を最大限に活かし、自身初となる1セットのタイヤのみでのQ3進出を果たした。決勝ではピットタイミングの判断ミスによりポイントを逃す悔しい展開となったが、パフォーマンス面では前進を実感できる週末だったという。

    夏休み前ラストとなるハンガリーGPに向けては、確かな手応えとともにリベンジへの強い意欲を燃やす。

    「ポイントを取れたときだけ飲める特別なドリンクがある」と語る角田裕毅は、渇望する1杯のためにも、気持ちを新たに週末へ挑む。

    前回の予選は有望な内容でした。決勝ではうまくいかなかったものの、そこから得た手応えや自信は今週末に持ち越せそうですか?

    角田裕毅: はい、予選は本当に良いステップでした。新しいフロアのおかげで自分でも大きく前進できたと感じました。実際、1セットのタイヤだけでQ3に進出できたのは初めてで、それだけ進歩があったということだと思います。

    残念ながら決勝ではピットのタイミングを逃してしまって、ポイントを失いました。本当に悔しかったです。ただ、ポジティブな面としては、言ってくれた通りペースはしっかりありましたし、予選の内容も良かったので、今週末も同じように、あるいはそれ以上のパフォーマンスを出してポイントを取りたいです。

    最近ポイントを取れていないので、すごく飢えている感じです。特に夏休み前なのでなおさらです。実はポイントを取れたときだけ飲める特別なドリンクがあるんですけど、取れないと飲めないんです。もうそのドリンクが恋しいので、絶対に取りにいきます。

    角田裕毅 F1

    オンボード映像で、無線で「ボックス、ボックス」と言ったタイミングを見返しました。ちょうどピット入り口を過ぎた後でしたよね。あの瞬間が、ポイントを取れるかどうかの分かれ目だったように思えました。チームとはその後、あの件について話し合いましたか?

    角田裕毅:はい、本当に悔しかったです。ちょうどこの取材の直前にもエンジニアと一緒に振り返りをして、今後はどういうプロトコルでいくかという話をしました。特に今週のように変わりやすいコンディションでは、ああいうことを繰り返すわけにはいきません。

    通常、ドライラインはみんなが走る場所にできますが、オーバーテイクを狙うイン側はまだ濡れていることが多くて、簡単には抜けません。だからこそ、ピットのタイミングが非常に重要になるんです。もっとやれたことはあったと思いますし、実際、ピットインのコールは僕がピットエントリーを過ぎてから来たので、あの瞬間にすごくフラストレーションを感じました。

    数日はその思いを引きずりましたけど、今はだいぶ落ち着いています。でも、ああいうことは二度と起こさないようにしたいです。

  • 角田裕毅 F1ハンガリーGPも別仕様「フェルスタッペンと比較はフェアじゃない」

    角田裕毅 F1ハンガリーGPも別仕様「フェルスタッペンと比較はフェアじゃない」

    角田裕毅は、前戦ベルギーGPの予選でRB21の新型フロアを得たことで自信を深めたが、今週末のハンガリーGPでもマックス・フェルスタッペンと同じ仕様のマシンは与えられていない。

    レッドブルはここ数年、実質的に「1台体制」または「1人チーム」と言える状況が続いている。セカンドシートには何人ものドライバーが次々と起用され、限られた期間で結果を求められた末に降格や解雇されてきた。

    4度のワールドチャンピオンであるマックス・フェルスタッペンが稀代の才能であるのは間違いないが、同じ仕様のマシンを与えられずに比較される他のドライバーにとっては、あまりに分が悪い。

    角田裕毅は、リアム・ローソンが2戦で降格された後にレーシングブルズから昇格を果たした。しかしトップ10フィニッシュは昇格後わずか3回にとどまっており、イモラ予選で新品フロアを破損させたクラッシュのように、注目を集めるミスもあった。

    だが先週のベルギーGPでは、スプリントから予選の間により新しい仕様のフロアが投入され、マイアミ以来となるQ3進出を果たした。決勝ではトップ10圏外に終わったが、これはピットインのタイミングを逸したレッドブル側の判断ミスが大きく影響したとされている。ローラン・メキース新代表はこの責任を認めたが、その後明らかになったのは、投入されたフロアがマックス・フェルスタッペンと同仕様ではなかったという事実だった。そしてハンガリーGPでも、角田裕毅のRB21にはフロントウイングを含む複数のパーツで最新仕様が使われていない。

    「ポイントを逃したのは、もちろん理想的とは言えません」と角田裕毅はハンガロリンクで語った。

    「でも一つ救いなのは、エンジニアリングチームや僕のガレージ側で、明確な進歩が見えていて、明確なペースがあるということです」

    シーズン中の交代は当面ないと見られているが、チームメイトとの比較は避けられない。そして角田裕毅とマックス・フェルスタッペンの間には依然として大きな差がある。レッドブルでは伝統的に、セカンドドライバーが純粋なペースでフェルスタッペンから0.3秒以内であれば容認されるが、それ以上開くと将来が不透明になりやすい。

    角田裕毅 レッドブル F1同じレッドブルのマシンながら仕様差がある角田裕毅とマックス・フェルスタッペン

    角田裕毅は、RB21のようにピーキーで一貫性に欠けるマシンについて、シミュレーター経験に基づき当初は難しさを軽視していた。しかし実際に乗ってみて、現実と向き合わざるを得なくなっている。それでも、マシンが同じであれば差を詰められるという希望は捨てていない。

    「フェルスタッペンが毎回のセッションやグランプリで安定してパフォーマンスを引き出しているのを見ると、本当にすごいなと思います」と角田裕毅は語った。

    「誰もが簡単にできることじゃないのに、彼はそれを簡単そうにやってのけるんです」

    「でも、彼と直接比較するのはフェアじゃないと思うし、実際、比較したくもないんです。彼はあのマシンに9年乗っているけど、僕は今ようやく乗り始めたばかりです」

    「それに、まったく同じマシンをもらえるかどうかもまだ分からないですから。それまでは、正確な比較はできません」

    「それまでは自分自身に集中して、自分のやるべきことが分かっているので、一歩ずつ進んでいきます」

    ローラン・メキースは、レーシングブルズ時代の関係性から、前任のクリスチャン・ホーナーよりも角田裕毅に対して同情的とされている。そのため、角田裕毅の願いが近いうちに叶う可能性もある。そしてマーケティング面の負担がなく、工学的バックグラウンドを持つチーム代表が支えることは、角田裕毅にとって大きな助けとなるはずだ。

    だが、仮に同じ仕様のマシンを手にしたとして、マックス・フェルスタッペンに匹敵するパフォーマンスを見せられる者が果たして現れるのか──それこそが最も困難な課題かもしれない。

  • 角田裕毅 F1ハンガリーGP展望「次のレベルへ向けて課題は明確」

    角田裕毅 F1ハンガリーGP展望「次のレベルへ向けて課題は明確」

    角田裕毅は、2025年F1第13戦ベルギーGPに向けて「またクルマに乗れるのが楽しみ」と意気込みを語った。

    前戦ハンガリーGPでは、待望のアップデート版フロアが投入され、予選7番手というレッドブル・レーシング移籍後の自己ベストを記録。決勝ではピットインの指示が遅れるというチームのミスもあって13位に終わったものの、マシンの手応えには大きな自信を得たという。

    アップデートの効果を実感した角田裕毅は、スパ・フランコルシャンでの戦いに向けて、予選から決勝まで一貫したパフォーマンスを出すことを目指している。

    「今週末、またクルマに乗れるのを楽しみにしています」と角田裕毅はコメント。

    「アップデートされたフロアで走った予選では、走っているときも終わったあともすごくいい感触がありました。レースは思い通りにはいきませんでしたが、マシンの中で感じたパフォーマンスには自信が持てましたし、サマーブレイク前の最後のレースに向けて前向きな気持ちで臨めています」

    「チームとしてもうまく連携できていますし、次のレベルに進むために取り組むべき課題もはっきりしています。今週末は、すべてのセッションで安定したパフォーマンスを出すことに集中して、いい形でブレイクに入りたいと思っています」

    角田裕毅 ハンガリーGP F1 ハンガリーグランプリ

  • 角田裕毅 レッドブルF1代表が新型フロア投入の「価値ある判断」を説明

    角田裕毅 レッドブルF1代表が新型フロア投入の「価値ある判断」を説明

    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースは、F1ベルギーGPで角田裕毅に新型フロアを投入した「リスクのある決断」について語り、その判断が実を結んだことを明かした。

    スプリントで11位に終わった後、レッドブルはスプリントと決勝予選の間にパルクフェルメの規定が一時的に解除されるタイミングを利用し、角田裕毅のRB21に新仕様のフロアを装着。

    この変更により、角田裕毅は予選でレッドブル加入後最高のパフォーマンスを発揮し、7番手を獲得した。チームメイトのマックス・フェルスタッペンとは0.342秒差だった。

    それまでの角田裕毅のベストは、オーストリアでの0.533秒差、順位としてはサウジアラビアでの8番手が最高だった。

    メキースは、今回の決断の背景とリスクについて次のように語っている。

    角田裕毅 レッドブル F1レッドブルが角田裕毅のRB21に新型フロアを投入し、予選で自己ベストとなる7番手を獲得

    「新型フロアの投入で注目を集めたが、実際には我々にとって特別なことではない」とメキースは語った。

    「できるだけ早く最新仕様をトラックに持ち込み、1台目、そして2台目と順に適用する。それはパーツの入荷タイミング次第なんだ」

    「今回は、(スプリントと決勝予選の間の)やや変則的なウインドウで投入するか、翌週末まで待つかの選択を迫られた。通常、こうした変更はドライバーがアジャストするのに時間がかかるため、予選直前の導入は歓迎されない」

    「だが、我々はそのリスクを取る価値があると判断した」

    さらにメキースは、短時間でのパーツ交換と適応を成功させたチームと角田裕毅を称賛した。

    「部品を取り付けるのは非常にタイトな作業だったが、クルーは素晴らしい仕事をしたし、角田も予選の中でしっかりと順応して、確実にパフォーマンスを向上させ、素晴らしい予選をやってのけた」

  • 角田裕毅 F1ベルギーGP後のピエール・ガスリーとの“気まずい帰路”が話題

    角田裕毅 F1ベルギーGP後のピエール・ガスリーとの“気まずい帰路”が話題

    角田裕毅は、2025年F1ベルギーGP決勝後、旧チームメイトのピエール・ガスリーと同じ飛行機で帰路についた。

    ガスリーがその様子をInstagramに投稿した一枚の写真が、世界中のF1ファンの間で「ツノガス復活」と大きな反響を呼んでいる。レースでは角田裕毅が13位、ガスリーが10位でフィニッシュし、スリックタイヤへの交換タイミングの遅れが響いた角田裕毅にとっては悔しいレースとなった。

    そんな中、ガスリーはレース直後のインタビューで「裕毅と一緒に飛行機に乗るけど、あまり話してくれないかもね」と冗談交じりに語っていたが、実際の投稿には笑顔のガスリーと、通路を挟んだ席で穏やかな表情を見せる角田裕毅の姿が収められていた。この写真には「最高の2人」「レースの結果とは裏腹に、この関係性が最高」といった好意的なコメントが殺到。長年の絆を感じさせるショットに、国内外のファンが一斉に歓喜した。

    Instagramのコメント欄には「YUKIERRE復活!」「この2人が見たかった!」「離婚じゃなくて休止だったのね」といったユーモラスかつ愛情あふれる声が多数寄せられた。「ツノガス」(角田+ガスリーのコンビ名)として親しまれてきた2人は、2021〜22年にかけてアルファタウリで共に戦った“盟友”であり、その強い絆はF1ファンの間でも特別なものとして語り継がれている。海外では「Yukierre」という愛称で呼ばれ、SNSでも「#Yukierre」「#ツノガス」が再びトレンド入りするほどの盛り上がりを見せた。

    近年、角田裕毅はその率直でエモーショナルなキャラクターが人気を集めており、今回のような“素の表情”が垣間見える瞬間はファンにとって何よりの喜びとなっている。レース後の悔しさを抱えながらも、ガスリーとの関係に変わりがないことを示したこの写真は、F1の過酷な世界の中にある温かな人間関係を象徴する一枚となった。ファンからは「裕毅くん、ちゃんと話してあげてね」「こういう写真を見ると心が温まる」といったコメントも多数寄せられ、角田裕毅とピエール・ガスリーの“友情の続き”に期待を寄せる声が絶えない。

    角田裕毅 F1 ピエール・ガスリー