カテゴリー: 角田裕毅

  • 「土曜日が週末を壊した」メキースが角田裕毅のF1シンガポールGPを総括

    「土曜日が週末を壊した」メキースが角田裕毅のF1シンガポールGPを総括

    レッドブルF1チーム代表のローラン・メキースは、角田裕毅のF1シンガポールGPについて「土曜日(予選)の不振が週末全体と数ポイントを台無しにした」と振り返り、「1周目は間違いなくショッキングだった」とも表現した。

    角田は初日のプラクティスで上位圏に入り手応えをつかんでいたが、予選で13番手に沈み、決勝でもスタート直後に後退。レース中盤以降は力強い走りを見せたものの、12位でフィニッシュした。

    角田裕毅はマリーナベイ市街地サーキットでの週末を、FP1で9番手、FP2で11番手というまずまずの形でスタートさせた。メキースはこの初日の内容に満足していたが、FP3で18番手、予選で13番手と苦戦し、流れが悪化した。

    メキースは「そうだね、正直に言うと、土曜日は裕毅にとって良くなかった」とメキースはコメント。

    「金曜日については個人的に満足していた。タイムシートのトップページで目立つ位置ではなかったけれど、全てのラップを分析すると正しいレベルにあった。だが、土曜日は悪かった。何が狂ったのかを一緒に分析していく必要がある」

    決勝では、角田裕毅はチームメイトのマックス・フェルスタッペン(2位フィニッシュ)に周回遅れにされ、最終的に12位でフィニッシュした。

    スタート直後に18番手まで後退した彼は、その後の展開を「人生で最悪のスタート、あるいは1周目だった」と振り返っている。

    メキースは続けてこう述べた。

    「今日の1周目は間違いなくショッキングだった。ただ、そこから先のレース運びは非常に良かったと思う。18番手から12番手か11番手まで挽回しており、ペースも悪くなかった。だから我々は非常に悪い土曜日が週末全体と数ポイントを台無しにしたということだ。今後も彼とともに改善していく」

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    角田裕毅はレース後、取材に対して詳細に振り返った。

    「間違いなく、人生で最悪のスタートか1周目でした。まだ信じられません。1周目のすべてのコーナーで行こうとした場所が全部ふさがれていました。どこにも行くスペースがなかったです。1周目でたくさんポジションを失いました。本当に最悪のスタートでした」

    「何をすべきだったのか、正直わかりません。もちろんもっと良くできた部分はあったと思います。それがその後の展開をすごく難しくしてしまいました。ただ、正直に言えば、今日のペースは僕のレッドブルでのキャリアの中でも最高の部類に入るものでした。あの1周目が本当に残念です」

  • 角田裕毅 F1シンガポールGP決勝「人生で最悪のスタートだった」

    角田裕毅 F1シンガポールGP決勝「人生で最悪のスタートだった」

    レッドブルの角田裕毅は、F1シンガポールGP決勝を12位で終えた。序盤の混乱で大きく順位を落としながらも、レース全体では非常に力強い走りを見せた。完走20台という波乱の少ない展開のなか、あと一歩でポイント圏に届かなかった。

    角田裕毅はソフトタイヤでスタートしたが、1周目で複数のマシンに囲まれ、スペースを失って大きく後退。それでも中盤以降は好ペースを維持し、終盤にはチームメイトのマックス・フェルスタッペンを後方に従えながら走行した。

    「今日の1周目は、今までで一番ひどかったです。ポジションをたくさん失って、どこにも動けるスペースがなかった。動こうとするたびに他のマシンがいて、まったく余裕がなかったんです。最初のラップのすべてのコーナーでオーバーテイクを試みましたが、どこも同じ状況でした」

    それでも角田裕毅は、自身のペースには大きな手応えを感じていたという。

    「本当に悔しいのは、今日のペースがとても良かったことです。チームに加入して以来、ベストと言えるくらいでしたし、ポイントを取るには十分な速さがありました。ロングランもショートランもすごく良い感触で、バクー以前とは完全に正反対のフィーリングでした。今日も少しマシンにダメージがありましたが、それでも競争力があったのはポジティブです」

    終盤には、レーシングブルズのアイザック・ハジャーを抜くチャンスもあったが、後方から2位争い中のフェルスタッペンが迫っていたため、角田裕毅はチームのために譲った。

    「終盤、アイザックを抜くチャンスもありましたが、後ろからマックスが2位争いをしてきたので、チームのために彼を先に行かせました。それが正しい判断だったと思います」

    今後に向けて、角田裕毅は改善を積み重ねた流れを継続していくことを誓った。

    「残りのシーズンでは、ここ数戦で積み上げてきた改善をすべて結びつけていきたいです。特に一貫性と、1周のペースからグリップを引き出すことが鍵になります」

    角田裕毅 F1 シンガポールGP

    インタビュー

    Q:レース中盤まではポイントが見えていたように見えました。最後にタイムを失ったことで結果が遠のいたようですが、今の気持ちは?

    「正直、人生で最悪のスタートでした。スタートそのものは悪くなかったんですけど、もう何が起きたのか想像できないくらい。行けるスペースがどこにもなくて、試したところ全部ふさがれてしまいました。本当に最悪の1周目でしたね。残念なのは、その後のペースがすごく良かったことです。だから余計に悔しいです」

    Q:ポイントは逃しましたが、ペース面では手応えがあったようですね。次戦以降に向けて希望はありますか?

    「はい、ロングランのペースは本当に良かったですし、レッドブルとしてはこのサーキットで強いはずがないのに、そこまで戦えたのはポジティブでした。ただ、ここ数戦ずっと予選でグリップを感じられないという課題があります。特にタイヤのウォームアップとか、1周での感触をうまく掴めていません。そこを解決できれば、次のハイダウンフォースのサーキットではもっといい形になると思います」

  • 角田裕毅 「足りなかったのは新型ウイングが助けてくれる部分だった」

    角田裕毅 「足りなかったのは新型ウイングが助けてくれる部分だった」

    レッドブルの角田裕毅は、F1シンガポールGP予選でQ2敗退を喫した。前日までは一定の手応えを感じていたが、土曜は一転して苦戦。「全体的にグリップに苦労した。通常得られるはずのグリップを見つけられなかった。それが全体を通して欠けていた部分だと思います」と振り返った。

    角田裕毅はグリップ不足の原因について「どっちもですけど、どちらかと言えばフロントですね」と語った。

    「FP3の時点で少し感じていましたけど、完全になくなったのはQ1からでした」と説明。セッティング変更の影響については「セッティング自体は昨日からあまり大きく変えていないです」

    さらにアンダーステアに悩まされたことも明かし、「それもなかなか直らなかったです。アンダーステアを抑えるためにサスペンションやウェイト配分などいろいろ試したんですけど、どれもうまくいかなかったです」と話した。

    Q1では黄旗の影響もあったが、「やるべきことをやっただけです。プッシュして、Q2に進めたのは良かったです」と冷静に対応。Q2では再びグリップ不足に苦しみ、最終的に15番手で予選を終えた。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    今週末のマシン仕様については、チームメイトとの差がフロントウイングにあると説明する。

    「僕の理解ではフロントウイングだけです」と角田裕毅はコメント。

    「でも今週末は全体的にグリップが足りていないです。大きな差ではないはずですけど、何かがあると思います。僕が古いフロントウイングを使っているのは、単純に新しいものが足りないからです」と語りつつ、「僕が今回足りなかったと感じたのは、その新しいフロントウイングが助けてくれる部分なんです」と付け加えた。

    また、セッションごとに変化するタイヤの挙動にも苦戦しており、「自信はありますけど、セッションごとにタイヤの挙動が全然違います。グリップの感覚も変わるし、それを引き出すのがすごく難しかったです」と説明。「理由は分からないです。特に間違ったことをしているわけでもないし、アウトラップの手順も問題ないです。自信を失っているわけでもないので、正直なところ何が起きているのか分からないです」と困惑を隠さなかった。

    一方でロングランには一定の手応えを感じており、「ロングランのペース自体は悪くないと思います。でも後方スタートになると、それを生かすのが難しいのが残念です」と語った。

    フェルスタッペンに比べてアップグレード導入が遅れている状況についても理解を示す。

    「シーズン初戦からそういう状況です。でもチームの方針は理解しています。今はチームメイトのマックスがタイトル争いをしていて、僕はそうじゃないので。ただ、スパ以降はだいぶ改善してきています。当時はもっと多くの面で差が大きかったです」と角田裕毅は述べた。

    最後に、マシンの理解度や改善について問われると「まだまだ道半ばです」と答え、「もちろん改善しています。でも今回はちょっと違う感じです」と、依然として難しい週末であることを示唆した。

  • ランド・ノリス 角田裕毅に皮肉「フェルスタッペンをプッシュできていない」

    ランド・ノリス 角田裕毅に皮肉「フェルスタッペンをプッシュできていない」

    マックス・フェルスタッペンはF1シンガポールGPを前に、再びタイトル争いに名を連ねている。しかし、ランド・ノリスは、レッドブル内部のチーム状況が彼にとって不利に働いていると考えている。

    フェルスタッペンはイタリアGPとアゼルバイジャンGPで連勝し、ランキング首位のオスカー・ピアストリとの差を69ポイント、ノリスとの差を44ポイントにまで縮めた。

    チームの272ポイント中255ポイントをフェルスタッペンが稼いでおり、その貢献率は驚異の93.8%。一方で、角田裕毅は今季これまでの33回の公式セッションのうち、完走扱いとなったレースでフェルスタッペンを上回ったのはわずか1回のみだ。

    マクラーレンでは、ピアストリ対ノリスの予選成績が13勝7敗、決勝成績が8勝9敗と拮抗しているのに対し、レッドブルではフェルスタッペン対角田裕毅が予選17勝0敗、決勝15勝1敗と圧倒的な差がついている(スプリントを含む)。

    対照的に、マクラーレンの両ドライバーはほぼ互角の戦いを繰り広げており、ピアストリが通算21対8で僅差のリードを保っている。

    ノリス「角田はフェルスタッペンを“プッシュ”できていない」
    シンガポールGP予選前に放映されたSky Sportsのインタビューで、ノリスは「マクラーレンが今季支配的なマシンを持っている」という指摘を否定した。

    シャルル・ルクレールは「今年のマクラーレンは2023年のレッドブル並み」と評しているが、ノリスは「それはドライバーラインナップのレベルを反映している」と強調した。

    フェルスタッペンは今季最多のポールポジションを獲得しており、ノリスとの差もわずか1勝だ。

    現在のコンストラクターズランキングは、1位マクラーレン(623ポイント)、2位メルセデス(290ポイント)、3位フェラーリ(286ポイント)、4位レッドブル(272ポイント)となっている。

    「マックスはシーズンを通して決して大きく離れていたわけじゃない」とノリスは語った。「我々はチームとして強力なんだ。マックスもチームのためにしっかり仕事をしている。彼は多くのポイントを稼いでいるよ。でも、彼には僕やオスカーのように、もう少しプッシュし合えるチームメイトがいないんだ」

    角田裕毅 F1

    レッドブル、角田裕毅の将来についてすでに決断
    わずか2戦でリアム・ローソンに代わってレッドブルのトップチーム昇格を果たした角田裕毅は、現在契約延長を目指している。レッドブルはフェルスタッペンに挑むレベルまでは求めていないが、ランキング17位という現状は改善が必要だ。

    報道によると、角田裕毅は2026年以降のレッドブル残留候補から外れており、その後任にはアイザック・ハジャーが最有力とされている。一方、レーシングブルズのシート争いには依然として名を連ねている。

    もしその座をリアム・ローソンとアービッド・リンドブラッドが獲得する場合、角田裕毅はアストンマーティンのリザーブドライバーに就任する可能性があり、それがF1グリッドに残る最後のチャンスとなるかもしれない。

  • 角田裕毅「ドリンクが止まらない…溺れそうだ!」 F1シンガポールGPで悲鳴

    角田裕毅「ドリンクが止まらない…溺れそうだ!」 F1シンガポールGPで悲鳴

    レッドブルの角田裕毅が、F1シンガポールGP予選で思わぬトラブルに見舞われた。予選中の無線で「ドリンクが止まらない…溺れそうだ!」と悲鳴を上げ、マシン内の飲料システム不具合が発覚した。

    FP3から続いていた問題は修復できず、角田裕毅はQ2敗退に終わり15番手に沈んだ。原因不明のグリップ不足も重なり、2026年の去就が注目される中で苦しい週末となった。

    角田裕毅はシンガポールのマリーナベイ・ストリート・サーキットで行われた予選で、RB21のフィーリングに自信を持てず苦戦した。

    「とにかくグリップがなかった。それだけです」と語り、セッション全体を通してマシンのバランスをつかみ切れなかったことを明かした。

    さらに角田裕毅を悩ませたのは、予選中に発生した飲料システムの不具合だった。FP3から続いていたトラブルが再発し、無線では「ドリンクシステムがひどい。溺れそうだ!」と声を荒らげた。

    「水がずっと出続けてたんです。前からあった問題で、改善しようと試したけど、あまりうまくいかなかった」と予選後に説明している。

    角田裕毅は最終的にQ2で敗退し、15番手という悔しい結果に終わった。

    「明日は新しい一日ですし、ポイントを取るためにベストを尽くします。アゼルバイジャンではいい結果を出せたけど、今回はあまり良くなかったですね」と前を向いた。

    角田裕毅 F1シンガポールGP 予選

    4月の日本GPからリアム・ローソンに代わってレッドブルに昇格した角田裕毅だが、今季ここまでの15戦でわずか17ポイントにとどまっている。

    対照的に、チームメイトのマックス・フェルスタッペンは4勝・255ポイントを記録し、低迷期を経て再びタイトル争いに加わっている。

    RB21は今季を通して安定感に欠け、特に5月のモナコから8月のハンガリーまでは角田裕毅が一度もポイントを獲得できないなど苦戦が続いた。

    しかし直近ではマックス・フェルスタッペンが2連勝を飾り、マシンのパフォーマンスは上向き。そんな中で角田裕毅にも結果が求められている。

    7月にはマックス・フェルスタッペンの2026年残留が発表されたが、もう1つのレッドブルのシートは依然として未定のままだ。

    最有力候補と目されるのは、レーシングブルズのアイザック・ハジャーだ。21歳のフランス人ドライバーはオランダGPで表彰台を獲得するなど勢いがあり、現在ランキング9位(39ポイント)につけている。

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、2026年の新レギュレーションを前にドライバー変更の可能性を示唆している。

    「今のグラウンドエフェクトカーは特殊だし、2026年にはまったく新しいタイプのマシンになる。エネルギー回生システムをうまく使うためには頭を使う必要がある。だからドライバーを動かすにはいい時期だ」と語った。

    一方、レーシングブルズのシートも2つとも未定で、角田裕毅、アイザック・ハジャー、リアム・ローソンの3人が決断を待っている。

    さらにF2では、アービッド・リンドブラッドが今季すでに2勝を挙げ、イギリスGPではFP1にも出走。

    ヘルムート・マルコは、マクラーレンのジュニア育成を離脱したアレックス・ダンにも関心を持っていると明かしている。

    角田裕毅にとってシンガポールは、マシンの信頼性と自らの安定感の両方を立て直す重要な一戦だった。

    トラブルに苦しみながらも諦めず走り抜いた姿勢は、次戦以降への再起の兆しとなるかもしれない。

  • 角田裕毅 F1シンガポールGP予選「とにかくグリップがなかった」

    角田裕毅 F1シンガポールGP予選「とにかくグリップがなかった」

    角田裕毅は、F1シンガポールGPの予選で15番手に終わった。チームメイトのマックス・フェルスタッペンがフロントローを獲得した一方で、角田は全体を通してグリップ不足に苦しみ、Q2で敗退となった。

    FP1とFP2では手応えを感じていたものの、土曜のセッションではマシンの感触が大きく変わった。Q1は突破したが、Q2では思うようにタイムを伸ばせなかった。

    「今日の予選は自分のセッションじゃなかったです。全体的にグリップにすごく苦労して、Q1からQ2にかけてもあまり改善しなかったです」

    「昨日のFP1とFP2ではそんなに悪く感じなかったんですけど、今日は明らかにグリップが足りなかったです。正直、こんなに難しくなるとは思っていなかったので残念でした」

    それでも、前戦バクー以降はマシンのパフォーマンスに改善を感じている。

    「ポジティブな面もあって、バクー以前よりペースは確実に良くなっていると思います。自信もありますし、もう少しマシンの安定感がほしいですけど、前向きにとらえています」

    「タイヤが最後までうまく作動しなかった感じでした。明日は新しい1日ですし、後方スタートにはなりますけど、ポイントを取ることを目標に頑張りたいです」

    チームとしては、フェルスタッペンが「ハイダウンフォースのコースでこの結果は上出来」と語るなど、マリーナベイでも競争力を維持。角田裕毅も決勝での巻き返しを狙う。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング F1 シンガポールGP

    予選後、角田裕毅はメディアの取材に応じ、マシンの感触やアップグレードの影響について率直に語った。

    Q:今日はかなり厳しい走りになったように見えました。コックピットの中ではどんな感触でしたか?

    とにかく全体的にグリップがなかったです。それだけです。普段なら感じられるはずのグリップをまったく見つけられませんでした。四輪がずっとスライドしていて、かなり制限されていました。全力を尽くしましたが、本当に苦しかったです。

    Q:最新のアップグレード仕様を使っていないという話もありますが、それはパフォーマンスに影響していますか?

    確かにいくつか違いはありますが、そこまで大きく影響するものではないと思います。今回のグランプリの後で、何か分かることがあるかもしれませんけど。今回違うのはフロントウイングだけなので、それほど差はないはずです。

    ただ、僕が今回足りなかったと感じたのは、その新しいフロントウイングが助けてくれる部分なんです。だから、今後どうなるかを見ていきたいと思います。

  • 角田裕毅 F1シンガポールGP予選 黄旗無視疑いは不問「減速が確認された」

    角田裕毅 F1シンガポールGP予選 黄旗無視疑いは不問「減速が確認された」

    レッドブル・レーシングの角田裕毅は、F1シンガポールGP予選中に黄旗区間で減速しなかった可能性について調査を受けたが、スチュワードは「違反なし」と判断し、処分を免れた。

    予選中の21時18分、角田の走行が黄旗区間での減速義務違反に該当する可能性が指摘され、FIAレースディレクターの報告を受けてスチュワードは聴取を実施。国際競技規則付則H第2.5.5(b)条およびF1競技規則第26.1a条に基づく審査が行われた。

    審議の結果、スチュワードは角田本人およびチーム代表の説明を聞き、ポジショニングデータ、マーシャリングシステム、タイミング、テレメトリー、車載映像などの証拠を精査。テレメトリーデータから、角田が黄旗区間で明確に減速していたことが確認されたとし、「規則に従った減速行為が認められた」として不問(No Further Action)を決定した。

    スチュワードは「減速が明確に確認された場合、それは黄旗下の要件を満たす行為とみなす」と説明。これにより角田裕毅はペナルティを受けず、予選結果はそのまま維持されることになった。

    15番手で予選を終えた角田裕毅は、12番手のアレクサンダー・アルボン、13番手のカルロス・サインツJr.が失格処分となったことで、13番グリッドから決勝レースをスタートする。

    また、ザウバーのガブリエル・ボルトレトとニコ・ヒュルケンベルグも、同じ理由で不問の判断が下されている。

  • 角田裕毅 2026年F1 レッドブル・レーシング構想外は“確定的”との見方

    角田裕毅 2026年F1 レッドブル・レーシング構想外は“確定的”との見方

    レッドブル・レーシングの2026年F1ドライバー構想から、角田裕毅が外れる可能性が相次いで報じられている。複数のメディアが伝えるところによれば、チームは若手の抜擢に傾いており、角田裕毅は来季のシート争いから後退したとの見方が広がっている。

    ただし正式な決定はまだ下されておらず、古巣レーシングブルズへの復帰やホンダと提携するアストンマーティンのリザーブ起用といった選択肢が取り沙汰されるなど、角田裕毅の去就は依然として不透明な状況だ。

    レッドブルはまもなくマックス・フェルスタッペンの2026年のチームメイトを最終決定する。しかし、すでに候補から外れたドライバーが1人いる。

    ローラン・メキースは過去の過ちを繰り返すことを警戒しており、レッドブルは慎重なアプローチを取っている。チームは今月末のアメリカ/メキシコシティ連戦の頃にラインナップを最終決定すると見られている。

    つまり、今週末のシンガポールGPは印象を残す最後のチャンスのひとつとなる。当然、ミルトンキーンズでの決断はレーシングブルズの計画に直接影響を与えることになる。

    セルジオ・ペレスとフェルスタッペンのコンビによる4シーズンの安定期の後、レッドブルはわずか1年の間に4人の異なるドライバーを起用してきた。ペレスの後任として即座に昇格したリアム・ローソンはわずか2戦で終わり、角田裕毅は昇格後に苦戦している。

    角田裕毅は来季レッドブルで走る候補から外れている

    レッドブルは「何も決まっていない」と主張しているが、Motorsport.comによればパドックでの噂として、角田裕毅は「もはや」レッドブルのシートを争ってはいないという。

    代わりに、2021年デビューの角田裕毅は「グリッドに残るために戦っている」。唯一の望みは古巣に戻ることであり、長年レッドブルのチャンスを求めてきたドライバーにとっては、やや厳しい結末となる。

    角田裕毅にとって問題なのは、ヘルムート・マルコがF2からアービッド・リンドブラッドを昇格させることに熱心な点だ。レッドブルは依然として「彼が準備できているかどうかを評価中」だが、この方向に進んでいるようだ。

    角田裕毅 F1 レッドブル・レーシング

    そのためレーシングブルズは角田裕毅とローソンの再コンビを否定してはいないものの(彼らは2023年と2024年の一部でチームメイトだった)、実際にはこの2人が1つのシートを争っている可能性が高い。

    角田裕毅はホンダ(彼の支援者)と提携を強化したアストンマーティンのリザーブドライバーになる可能性もある。それによって2027年のドライバー市場で再び注目されることはあり得るが、キャリアを危うくすることは明らかだ。

    ここからアイザック・ハジャーのレッドブル昇格を止められるのは誰か

    レッドブルはすでにローソン復帰を否定している ― 公にはしていないが内部的には ― したがって角田裕毅が候補から外れたことで、アイザック・ハジャーはシート獲得に向けて独走状態になっている。

    アイザック・ハジャーは今季、フェルスタッペンに次いでチームのラインナップの中で明らかに2番手の成績を残している。選手権順位は9位で、すでに表彰台を獲得。21歳という年齢からしても今後の成長余地は最も大きい。

    彼がシートを逃すとすれば成績が急落した場合だが、その兆候は全く見られない。現実的には、予想外の大きな動きがない限り、彼の昇格を止めることはできないだろう。

    今週には興味深い報道もあり、レッドブルがアレックス・アルボンとの交渉を再開したという。チームはアルボンを復帰させたいと考えており、今ならフェルスタッペンの強力なチームメイトになれると確信しているが、アルボンは契約下にあり、またウィリアムズでの魅力的なプロジェクトの一員となっている。

  • リアム・ローソン 角田裕毅とともにF1残留争い「マルコの電話は悪い時だけ」

    リアム・ローソン 角田裕毅とともにF1残留争い「マルコの電話は悪い時だけ」

    リアム・ローソンは、アゼルバイジャンGPでキャリア最高位の5位を獲得した後も、ヘルムート・マルコから特に連絡を受けなかったと語った。しかしそれについて驚きはなかったという。なぜなら、マルコから電話がかかってくるのは「悪いレース」の後だからだ。

    ローソンは、来季の契約がまだ確定しておらず、レッドブルかレーシングブルズか、F1での将来が不透明な状況にある。

    ローソンは今季、レッドブルでシーズンをスタートしたものの、3回のQ1敗退により2戦で降格。レーシングブルズへ移された。

    現在、レッドブル首脳陣が2026年のラインアップを検討するなか、確定しているのはマックス・フェルスタッペンがレッドブルのエースとして参戦することのみだ。チームメイトはアイザック・ハジャーが有力視されているが、まだ正式決定ではない。レーシングブルズの2枠も同様に未定だ。

    そのレーシングブルズのシートを巡っては、F2スターのアービッド・リンドブラッドが1つを獲得するとの見方が強まっており、ローソンと現在レッドブルに所属する角田裕毅が、もう1つの枠を争っているとされる。しかし、マクラーレンのドライバー育成プログラムを離脱したアイルランド人レーサー、アレックス・ダンも候補に浮上してきた。

    ローソンは、アゼルバイジャンGPで予選3番手に入り、決勝では角田裕毅を抑えて5位を獲得。10ポイントを獲得し、レーシングブルズをコンストラクターズ選手権6位に押し上げ、アストンマーティンを上回った。
    それにもかかわらず、マルコから祝福や賛辞の電話はなかった。しかしローソンは、それを想定内として受け止めていた。

    「普通は悪いレースの後に電話がかかってくるから、特に聞いていないんだ」と、23歳のローソンは笑いながら語った。

    「僕たち全員にとって明らかなことだ。長くやってきて、良いパフォーマンスを示さなければこのスポーツに残れないということはよく分かっている」

    「正直なところ、今はそこに集中している。バクーは素晴らしかったけど、これからの数戦でも同じような結果を出す必要がある」

    レッドブル陣営の若手たちに残されたのは、あと数戦だ。マルコは、2026年のラインアップについてメキシコGP後には見通しを立てたいと明言しているが、必要なら年末まで待つとも語っている。

    「我々としては、メキシコの後に指針を持ちたい。年末が我々にとっての最終期限だ」と、マルコは先月RTLに語った。「角田裕毅とリアム・ローソンのパフォーマンスを見極めて、来年の正しい決断を下したい」

    リアム・ローソン ビザ・キャッシュアップ・RB・フォーミュラワン・チーム

    ローソンは、早く進展を知りたい気持ちはあるものの、それもまたF1ドライバーである以上避けられないことだと理解している。

    「本当なら明日にでも知りたいよ、正直なところ。でも、この陣営では少し待たされるのが普通で、今はそういう状況なんだ」

    「自分でコントロールできる唯一のことはマシンでのパフォーマンスだから、その答えが出るまで、それに集中するしかない」

    「複数年契約を結んでいても、結局のところF1の契約は破棄され得るものだと思う。だから本当に安心できるのは結果を出しているときだけだ。トップの数人を除けば、完全に安心しているドライバーなんてほとんどいないだろう」

    「でもこれは別に新しい感覚じゃない。僕たちはレッドブルのプログラムのなかで育ってきて、若い頃から成績を出すことだけがステップアップの道だと叩き込まれている。常にプレッシャーの中に置かれてきたから、今はスケールが大きくなっただけで同じことなんだ」

  • 角田裕毅 F1シンガポールGP「FP2が荒れすぎて本当にイライラする」

    角田裕毅 F1シンガポールGP「FP2が荒れすぎて本当にイライラする」

    レッドブルの角田裕毅は、またしても中断続きとなったシンガポールGPのフリー走行2回目(FP2)に強い苛立ちを隠せなかった。マリーナベイ・ストリート・サーキットで行われたこのセッションは、週末の中で最も代表的な走行時間とされているが、再び混乱に見舞われた。

    角田は近ごろのF1で続く「FP2の妨害続き」に不満を表明した。シンガポールGPのFP2では、金曜夜の1時間のうち実に22分間が赤旗中断で失われ、ソフトタイヤでの軽燃料アタックやレースシミュレーションの機会が大幅に制限された。

    FP2は通常、予選と決勝に向けた重要な指標となるセッションであり、特に唯一のナイトセッションとなるシンガポールではその重要性が一層高い。

    角田は最終的に11番手で走行を終えたが、チームメイトのマックス・フェルスタッペン(3番手)とは1秒近い差がついた。セッション後のメディア対応では、抑えきれない苛立ちをあらわにした。

    「そうですね、厳しかったです。スムーズにセッションを進められないのは、たぶんみんなにとってもフラストレーションが溜まると思います」

    「でも最近のFP2はいつもこんな感じで、まともに走り切れないんですよ。本当にイライラしますけど……まぁ仕方ないですね。落ち着いてセットアップを最適化するしかないです」

    FP2が中断続きとなるのは今回が初めてではない。ザントフォールトでも複数の赤旗があり、続くモンツァではランス・ストロールにアタックラップを妨害された。さらに前戦バクーでも多くの黄旗が出ており、角田の走行リズムを乱してきた。

    シンガポールでは夜間に路面温度が下がり、路面のラバーも乗り始めていたが、角田は大きなグリップ向上を感じなかったという。特にフロントのグリップ不足に苦しんだことを明かした。

    「そんなに楽にはならなかったですね。クルマによっては良くなってるところもあるみたいですけど、僕たちはまだフロントのグリップに苦労しています」

    「ただ終盤にかけては少しずつ良くなってきたので、そこはポジティブでした」