カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 レッドブルF1との将来に冷静「メキシコまでに結果で示すだけ」

    角田裕毅 レッドブルF1との将来に冷静「メキシコまでに結果で示すだけ」

    角田裕毅は、前戦シンガポールGPで苦戦したショートランを振り返り、今週末のアメリカGPに向けて課題克服に集中していると語った。

    また、レッドブル・レーシングのセカンドカー問題がマシン起因との見方が強まる中で、メキシコGP後に将来が決まる可能性については「自分がコントロールできること」に集中し、走りで示す姿勢を強調した。

    シンガポールGPの週末を振り返って

    「シンガポールは特にショートランで苦戦したレースウイークでした。FP1からFP3まで赤旗があって、特にFP3ではショートランに集中する時間が限られ、少しロングラン寄りの作業になりました。その結果、自信を築くのが難しかったです」

    「このRB21では、どのサーキットも新しい挑戦のように感じます。経験があっても新しいクルマでの感覚を積み上げていく必要がありますね。でも、その週末から学んだことは多いです。特にショートランの準備やアウトラップで改善すべき点が見つかりました」

    「ショートランで思うように走れないのは難しい部分ですが、それも将来に向けて成長するための過程だと思っています。最近の2レースではその点を重点的に取り組んでいますし、ロングランのペースが安定してきたことで、気持ちの上でも余裕が生まれました。今はショートランにもっと集中できています」

    アメリカGPではファステストラップも狙える?

    「そうですね、ここCOTAでは過去にファステストラップを取ったこともあるし、すごく好きなサーキットです。プラクティスの時間は短いですが、自信を持って走れるコースなので前向きです。今はこのクルマをより理解し、ショートランとロングランの両方をしっかりまとめることに集中しています」

    シンガポールではローダウンフォース仕様の旧フロントウイングを使っていましたが、新型を試す予定は?

    「まだ試していませんが、ぜひ使ってみたいですね。見た目からしても、よりフロントの回頭性が上がるはずで、シンガポールの予選で自分に足りなかった部分を補ってくれると思います」

    「どれほどの差があるかは数字ではわかりませんが、確実に自分が求めている方向性です。現状ではフロントのツールを使い切っている状態なので、回頭性を加えられるのは大きい。ただ、今あるものでベストを尽くすつもりです。まだまだ自分自身とクルマの両方で伸びしろがあると思うので、そこに集中しています」

    将来に関わる重要な2戦(アメリカ/メキシコ)を前に、どのように臨みますか?

    「自分自身に集中して努力を続けています。自信も徐々に築けていて、特にロングランの面でかなり大きく改善できましたし、今はショートランでも進歩していると思います」

    「結局はすべてをまとめることが大事です。パフォーマンスを最大限に引き出して、毎戦ベストを尽くすこと。それがいちばん重要です」

    「最終的な判断はチームが下すことなので、自分ができるのは走りで証明することだけです。自分がコントロールできるところに力を注いで、それ以外のことは考えすぎないようにしています。あとは結果で示すだけですね」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

  • 角田裕毅 レッドブルF1で覚醒「フェルスタッペン寄りのセットアップで前進」

    角田裕毅 レッドブルF1で覚醒「フェルスタッペン寄りのセットアップで前進」

    角田裕毅は、マックス・フェルスタッペンのセットアップに徐々に寄せていったことが、今季の好調につながっていると明かした。

    フェルスタッペンのチームメイトとして日本GPからレッドブル・レーシングに昇格して以来、角田裕毅はレースペース面で苦戦を強いられてきた。そこで8月の休暇の一部を返上し、シミュレーターで改善策を探る作業に取り組んだという。

    その成果が徐々に現れ、ベルギーGPで7番グリッド、ザントフォールトでのポイント獲得、そしてアゼルバイジャンGPでは今季最高の6位フィニッシュを果たした。これは2021年アブダビGPでの4位以来のベストリザルトとなった。

    一方、シンガポールGPでは予選13番手(ウィリアムズ勢の失格によって繰り上がり)からスタートし、決勝は12位に終わるなど課題も残った。

    角田裕毅は、こうした浮き沈みの中でも成長を感じていると語る。

    「最初の頃は、自分の求めるマシン特性だけを重視していて、マックスのセットアップを追いかけようとはしていなかったんです」と角田裕毅はRacingNews365などのメディアに語った。

    「でも、彼はどんなサーキットでも常に最大限のパフォーマンスを引き出しているので、FP1の段階でどういうクルマが理想か、ある程度の見通しを立てられるんです。だから彼のセットアップ変更の方向性も考慮して、両方のやり方を組み合わせるようにしています」

    「その質がだんだん良くなってきて、自然とレッドブルのクルマに慣れ、限界で走れるようになってきました。結果的に“マックス寄り”のセットアップに少しずつ近づいているのはいいことだと思います」

    来季に向けては、アイザック・ハジャーがフェルスタッペンのチームメイトとして昇格する見通しが強まっており、アービッド・リンドブラッドのレーシングブルズ昇格も噂されている。角田裕毅はリアム・ローソンとともに、エナジードリンク勢2チーム内での最後の1枠を巡る熾烈な争いに挑むことになりそうだ。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    角田裕毅の適応力が示すレッドブルでの成熟
    角田裕毅の発言からは、フェルスタッペンのデータやセットアップ哲学を吸収しつつ、自身のドライビングスタイルと融合させる成熟が見て取れる。従来の「自分の好みを優先するアプローチ」から、「チーム全体の最適解を取り込む方向」へとシフトしたことが、結果的にマシン理解とリミット走行の安定化につながっている。

    特にアゼルバイジャンGPでの6位は、フェルスタッペン仕様に近いハイダウンフォース寄りの特性を活かした走りであり、チーム内での信頼を深める契機にもなった。来季のシート争いを控え、角田裕毅の成長曲線は再び注目を集めつつある。

  • レッドブルF1、2026年ラインナップは「メキシコGP後に決定」とマルコが明言

    レッドブルF1、2026年ラインナップは「メキシコGP後に決定」とマルコが明言

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは、2026年のF1ドライバー体制をメキシコシティGP後に決定することを明らかにした。

    マックス・フェルスタッペンの残留はすでに確定しており、2028年末まで契約が続いている。一方で、彼のチームメイト、そして傘下チーム「レーシングブルズ」の2シートについては依然として不透明な状況が続いている。

    ハジャーは契約済みも配置未定 角田裕毅とローソンは正念場
    アイザック・ハジャーは2026年の契約を有しているものの、どのチームで走るかは未発表のままだ。ルーキーシーズンでオランダGP初表彰台を獲得するなど存在感を示しており、マルコは「アイザックは自分の立場を確立した。素晴らしい成果を挙げている」と評価している。

    一方、角田裕毅とリアム・ローソンにとっては、来季の去就がまだ決まっておらず、F1での将来を懸けた戦いが続いている。マルコはオースティンでのアメリカGPを前に、オーストリア紙『Kleine Zeitung』に対し「メキシコのあとで決定する」と明言した。

    角田裕毅について「注目度が上がった」も結果を要求
    ローラン・メキースがレッドブル体制下で指揮を執るようになって以降、角田裕毅への評価は高まり、アゼルバイジャンGPではチーム最高位の6位を記録した(ただしローソンは5位フィニッシュ)。マルコは「彼への注目が高まったことが成果につながっている。だが、まだ結果が必要だ」とコメントしている。

    リンドブラッド昇格の可能性も ダンの噂は否定
    さらにマルコは、F2ドライバーでジュニアプログラム所属のアービッド・リンドブラッドにも言及。「一般的に言えば、彼は準備ができている。ハジャーより若いが、年齢が影響することもある。だが、彼は我々の希望のひとりだ。今季中に彼もF1カーを走らせる」と語り、将来的な昇格の可能性を示唆した。

    一方で、最近噂された元マクラーレン・アカデミー所属のアイルランド人ドライバー、アレックス・ダンについては「彼は選択肢ではない」と明確に否定。リザーブ要員の可能性も排除した。

    レッドブル F1 角田裕毅

    レッドブルの“3段構え”決断フェーズへ
    今回のマルコの発言で、レッドブル・レーシングとレーシングブルズの両チームがメキシコGP後に一気に来季体制を確定させる見通しが強まった。フェルスタッペンの相棒を誰に据えるかは、2026年の新レギュレーション下での勢力図を左右する最重要決定になる。

    角田裕毅はチーム内での評価を高めつつも結果が要求され、リアム・ローソンはシンガポールGPでのクラッシュ続きが痛手となった。アイザック・ハジャーが昇格するか、アービッド・リンドブラッドが抜擢されるか——。

    メキシコ後、マルコが下す決断は、レッドブル・ファミリーの将来を大きく左右するものとなりそうだ。

    Source: RacingNews365

  • 角田裕毅 F1アメリカGP展望「チームとうまく噛み合い始めたと感じている」

    角田裕毅 F1アメリカGP展望「チームとうまく噛み合い始めたと感じている」

    角田裕毅が、今週末に開催されるF1アメリカGP(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)に向けて意気込みを語った。バクー以降で得た自信を胸に、スプリントフォーマットの週末で再び上位進出を狙う。

    過去にも好パフォーマンスを見せてきたオースティンでの戦いを前に、角田裕毅は「チームと自分のリズムが噛み合い始めている」と手応えを口にした。ここ数戦で示した安定感をさらに高め、週末全体を通して力強い走りを見せたい考えだ。

    金曜日から実質的な勝負が始まるスプリント週末に挑む角田裕毅は、「一つひとつの走行が重要になる」と語り、限られた時間の中でマシンを最大限に仕上げることに集中している。テキサス名物のバーベキューで英気を養いながらも、焦点はあくまで走行パフォーマンスにある。

    「今週のオースティンは本当に楽しみにしています。毎回すごく楽しい週末になりますし、コース外ではとても忙しいですが、それも含めて充実しています」と角田裕毅はコメント。

    「どこかのタイミングでテキサス名物のバーベキューを食べてリラックスしたいと思いますが、気持ちはしっかりと走行に向けて集中しています。この週末でできる限りの成果を出すつもりです」

    「スプリント週末には独特の難しさがありますし、金曜日の走行で行う作業が非常に重要になります」

    「バクー以降はマシンに対する自信が本当に高まり、チームと僕自身の間でうまく噛み合い始めたと感じています。リズムも良くなってきました」

    「シンガポールではまた別の戦いがありましたが、ここオースティンでは再び自分とマシンのポテンシャルをしっかり引き出せる状態に戻れることを願っています」

    角田裕毅 F1 アメリカGP

  • 角田裕毅、再びアメリカ入国審査で足止め 別室に短時間の拘束

    角田裕毅、再びアメリカ入国審査で足止め 別室に短時間の拘束

    角田裕毅が、今週末のF1アメリカGPに向けた入国時に再びビザ関連のトラブルに見舞われたと報じられたようだ。

    スロバキアのジャーナリスト、ステボ・アイセレ(Novasport)が伝えたところによると、角田裕毅はヨーロッパからの到着後、短時間ながら別室に拘束されたという。昨年ラスベガスの空港では、入国書類の不備を理由に、携帯電話も没収された状態で小さな部屋に2時間以上足止めされる事態が発生していた。

    今回もその「再現」となった。アイセレはSNS上で「F1ドライバーでも普通の服を着て、自分で荷物を持ち、時差ボケと戦いながらパスポートコントロールに並ばなければならない。今回は再び予期せぬトラブルに遭い、裕毅もストレスを感じていたようだ」と投稿した。

    アイセレによれば、角田裕毅は11時間のフライト後に「再び呼び止められた」とのことで、拘束時間の詳細は明らかにされていない。

    「食べ物と日本のアニメを愛する彼が、今回は無事に入国できることを願っている」とも付け加えた。

  • 「角田裕毅がレッドブルF1のシートを失うのは時間の問題」とサム・バード

    「角田裕毅がレッドブルF1のシートを失うのは時間の問題」とサム・バード

    レースドライバーであり解説者のサム・バードは、「角田裕毅がレッドブルF1のシートを失うのは時間の問題だ」と語った。

    バクーで自己最高の予選および決勝結果を記録しブレイクスルーを果たした角田裕毅だったが、シンガポールGPでは苦戦を強いられ、Q2敗退の末に12位でフィニッシュした。チームメイトのマックス・フェルスタッペン(2位)には周回遅れにされた。

    現在、角田裕毅の将来には不安の声が高まっており、2026年にはレーシングブルズの新人アイザック・ハジャーがレッドブルのシートを引き継ぐと広く見られている。また、同じくレッドブル・ジュニアのアービッド・リンドブラッドもレーシングブルズからのF1昇格が噂されており、角田はリアム・ローソンと1つしか残っていないシートを争う立場にあると考えられている。

    サム・バードはBBCのポッドキャスト『Chequered Flag』で次のように述べた。

    「彼はチームメイトにもトップ勢にも周回遅れにされた。彼がそのシートを空けるのは時間の問題だ。問題は“いつか”ではなく、“いつそうなるか”だ」

    「それが今シーズン中に起こるのか? アイザック・ハジャーのようなドライバーにチャンスを与えて『残り6戦でビッグチームを経験してみろ』と言うのかもしれない」

    「プレッシャーを感じる必要はない。エンジニアと関係を築き、チームのやり方を学び、将来フェルスタッペンのために作られるマシンをどう扱うかを学べばいい。レッドブルは彼のためにマシンを作るわけではない、マックス・フェルスタッペンのためにマシンを作るんだ。それに順応できるかどうかを見るんだよ」

    角田裕毅「目標は明確。やるべきことも分かっている」
    角田裕毅は、レッドブルでの自分の将来を守るために「何をすべきか分かっている」と強調した。

    「バクーのあと、ヘルムート(マルコ)さんやレッドブルの誰とも話していないけど、自分の中では目標は明確です。やるべきこともはっきりしています」と角田はシンガポールで語った。

    「少なくとも1レースでは、それを示すことができたと思います。バクーでは6位でしたしね」

    「後半戦に入ってからは、Q3進出も増えてきてポイントも取れている。方向性は間違っていないと思います。前半戦に比べて自分が成長していることを示せていると思います」

    さらに角田裕毅は、レッドブルの新チーム代表ローラン・メキースの助言が自分の進歩を支えていると明かした。

    「ローランは僕にいろんな面で助言をくれました。たとえば2戦前に試したセットアップは、レーシングブルズ時代にほぼ毎戦使っていたものなんです」

    「その時は、前のチームでは当たり前のことだと思っていて、すっかり忘れていたんです。でも今のチームではクルマのセットアップの考え方が全然違いました」

    「ローランがエンジニアに『裕毅はこういうやり方でパフォーマンスを引き出していた』と伝えてくれて、実際に試してみたら、今でもそれが効果的だった。クルマから得られるフィーリングが以前よりずっと自分に合っていると感じました。ローランのアイデアがなければ気づけなかったと思うし、本当に感謝しています」

    「人間関係の面でもすごく良好です。レーシングブルズ時代とまったく同じ雰囲気で、違うのはチームロゴだけです」

    角田裕毅は崖っぷちに立たされながらも自己成長を示す
    角田裕毅は結果面ではまだフェルスタッペンに大きく離されているが、自己分析と改善意識の高さは明確に見える。特にローラン・メキースのサポートによって、以前のレーシングブルズ時代の感覚を取り戻しつつあることはポジティブな兆候だ。

    ただし、サム・バードの指摘通り、レッドブル上層部は将来の布陣を見据え、ハジャーやローソンに機会を与える可能性を検討している。角田に残された時間は多くないが、彼自身も「目標は明確」と語っており、今後の数戦で強烈な印象を残せるかどうかが、キャリアの分岐点となるだろう。

    Source: BBC Chequered Flag Podcast

  • 角田裕毅、レッドブルF1が投稿した“危険すぎるアイスバス”映像にSNS騒然

    角田裕毅、レッドブルF1が投稿した“危険すぎるアイスバス”映像にSNS騒然

    F1シンガポールGP後、レッドブルが公開した角田裕毅の「アイスバス映像」がSNSで大きな話題を呼んでいる。過酷な暑さの中で行われたこのレースは、FIAが史上初めて「ヒートハザード(熱危険)」警告を発令したグランプリとなり、ドライバーはクーリングベストの着用が認められていた。

    このレース後、レッドブルは角田裕毅のクールダウンの様子をTikTokで投稿したが、その内容にファンが騒然とした。

    動画には、角田裕毅が電気ボックスのすぐ隣で氷水に浸かる姿が映っており、ボックスには大きく「DANGER(危険)」の警告表示。ファンの間では「レッドブルは高電圧の横で選手を氷水に浸けるチームなのか」といった投稿が拡散された。

    コメント欄にはユーモラスな反応も多く、「レッドブルは職場安全管理者を雇う気はないのか、応募したい」「4か国語で警告が書かれていても足りない」「あれはマックス・フェルスタッペンじゃなくて、“マックス・ボルテージ(最大電圧)”だ」などの声が寄せられた。

    また、「彼らは“正しく導電(conduct)”したいようだ」と、角田裕毅の今季の成績と掛けた巧みなコメントも登場。角田裕毅は今季、レッドブル昇格後に苦戦しており、16戦を終えてわずか18ポイント。チームメイトのマックス・フェルスタッペンが236ポイントを獲得しているのと対照的だ。

    それでも近戦では予選・決勝ともにフェルスタッペンとの差を詰める兆しを見せており、契約更新への望みをつなぐ。今回のアイスバス映像は“危険なジョーク”として笑いを誘ったが、角田裕毅にとって真に必要なのは、次戦での確実なポイント獲得だろう。

    ユーモアの裏に見える角田裕毅の置かれた現実
    一見コミカルな“ネタ投稿”である今回の映像だが、角田裕毅の現状を象徴する一幕でもある。レッドブル昇格後、角田裕毅のパフォーマンスは依然として問われており、2026年の契約更新は不透明だ。チームがSNSで角田裕毅を頻繁にフィーチャーする背景には、彼の人気とキャラクター性を積極的に打ち出す狙いもあるとみられる。

    過酷な気候の中で戦うドライバーの現実と、SNS時代のチームプロモーションの境界線。その“危ういバランス”が、今回の動画に象徴されている。

    @redbullracing

    You can never be too careful ? #f1 #yukitsunoda #funny

    ♬ original sound – Brody Wellmaker

  • 角田裕毅 レッドブルF1での変化「レーシングブルズ時代の感覚を取り戻した」

    角田裕毅 レッドブルF1での変化「レーシングブルズ時代の感覚を取り戻した」

    角田裕毅は、レッドブル・レーシングで自身の競争力を高めるために行ってきた舞台裏での取り組みを明かした。今季の将来を巡る憶測が続く中、アゼルバイジャンGPが重要な転機となったという。

    アゼルバイジャンでは予選6番手からスタートし、ランド・ノリス、シャルル・ルクレール、ルイス・ハミルトンらと戦いながらそのまま6位でフィニッシュ。マクラーレンやフェラーリ勢を上回る走りを見せ、これまでのラウンドと比べて大幅にパフォーマンスを向上させた。

    角田裕毅はシンガポールGPを前にメディアに対し、ヘルムート・マルコら上層部と直接話してはいないとしながらも、課題は明確だと語った。

    「バクーのあと、ヘルムートやレッドブルの誰とも話してないですけど、自分の目標は明確です。何をしなければならないかもはっきりしています」

    「それを1回のレースで示せたと思います。P6といういい結果も出せました」

    「シーズン後半に入ってからは、Q3進出も増えていますし、ポイントも取れています。いい方向に進んでいると思います。前半戦と比べて、自分が成長できていることを示せているはずです」

    レーシングブルズ時代のセッティングに原点回帰
    角田裕毅は近年の改善が、チーム代表ローラン・メキースとの再タッグによるものだと説明した。メキースとはレーシングブルズ時代に共に働いており、その経験がレッドブルでのセッティング選択にも影響を与えているという。

    「ローランにはいろんなことで助けてもらってます。2レース前に試したセッティングなんかは、レーシングブルズ時代にほとんどのレースで使っていたものでした」

    「以前はそれが当たり前だと思っていて、忘れていた部分もありました。でもレッドブルに来たら、チームのやり方が違っていて、クルマのセットアップも全然違っていたんです」

    メキースはエンジニア陣に、角田裕毅がどのようにマシンを操り、どんな方向でパフォーマンスを引き出していたかを説明したという。

    「ローランがエンジニアに『裕毅は特定のコーナーでこういう走らせ方をしていた』って伝えてくれたんです。それをレッドブルのマシンで試したら、ちゃんと効果がありました。昔の感覚を取り戻せた感じです」

    「ローランのアイデアがなければ、自分では思いつかなかったと思います。すごく感謝しています。関係性の面でもずっと良好ですし、レーシングブルズのときと全く同じです。チームロゴが違うだけで、話している感覚はまったく変わりません」

    シンガポールでは12位とポイントを逃したが、角田裕毅は依然としてシーズン最高のレースのひとつだったと振り返り、バクー以降の流れが確実に実を結びつつあると自信を見せた。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    角田裕毅の「再起動」を支えるメキースの存在
    角田裕毅が示した「原点回帰」の姿勢は、単なるセッティング変更ではなく、ドライビングの“感覚”を取り戻す作業でもある。レーシングブルズ時代に培ったスタイルをメキースが理解していることが、今のレッドブル体制でも大きな武器になっている。

    アゼルバイジャンでの6位は、角田にとって単なる結果以上の意味を持つ。上位勢との真っ向勝負の中で自らの適応力と技術を再確認できたことが大きい。メキースのサポートのもとで「自分らしさ」を再構築したことで、以降の週末でも安定してQ3進出を果たしている。

    シンガポールでの結果は一時的な後退に過ぎず、今後のグランプリでは再び上位争いに食い込む可能性が高い。レッドブルの中で自身の居場所を確立するためにも、この“メキース流再生プラン”は鍵となりそうだ。

    Source: motorsportweek.com

  • 角田裕毅の運命を左右する2026年F1シリーシーズン:最初に動くのは誰か?

    角田裕毅の運命を左右する2026年F1シリーシーズン:最初に動くのは誰か?

    2025年のF1ドライバー市場は比較的穏やかに推移してきた。しかし、来年に向けた“シリーシーズン”は、そう平穏では済まなそうだ。

    ルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍、エイドリアン・ニューウェイのアストンマーティン加入、そしてレッドブルの変革──その激動の余波を受け、今季は静けさの裏で新たな駆け引きが始まっている。

    昨年、ハミルトンの電撃移籍が引き金となり、パドック全体で椅子取りゲームのような人事連鎖が発生した。チームはルーキーを積極的に起用し、デザイナーまで動く異例の展開となった。

    だが、その嵐のあとの静寂は長くは続かない。2026年の大幅なレギュレーション変更を前に、各陣営が密かに次の一手を探っている。

    揺らぐレッドブル体制と角田裕毅の立場
    トップチームの中で最も不安定な状況にあるのがレッドブルだ。チームは今年、CEOのクリスチャン・ホーナーとも決別し、体制の再構築が進む中で角田裕毅の去就が焦点となっている。

    チーム内では若手育成ドライバーのアイザック・ハジャーが評価を高めており、2026年の本家レッドブル昇格が有力視されている。対照的に、角田裕毅は今季後半戦で結果を残せなければ厳しい立場に追い込まれる。

    安定を保っているように見える2025年のドライバー市場だが、その静けさは「嵐の前の静けさ」に過ぎない。2026年の新レギュレーションが導入されれば、勢力図は一気に変わり、ドライバーの価値も再定義されるだろう。

    フェラーリの焦点はルクレールとハミルトン
    注目を集めるのはフェラーリだ。今季苦戦を強いられており、シャルル・ルクレールは2026年を最後のチャンスと考えている。

    ルクレールは7シーズンを戦いながらタイトル争いの経験はわずか。今がキャリアのピークと見ており、結果次第では移籍の可能性も否定できない。

    一方、チームメイトのルイス・ハミルトンはキャリアの黄昏期に差しかかっている。悲願の8回目のタイトルを目指すが、ここまでフェラーリ移籍後の成果は期待外れ。契約は2026年末までだが、2027年のオプションが含まれており、来季以降も続けるかどうかが注目される。

    メルセデスは綱渡りの戦略
    メルセデスのトト・ヴォルフは、今季を通じてマックス・フェルスタッペンの獲得を模索してきた。しかし交渉は実らず、チームはジョージ・ラッセルとルーキーのキミ・アントネッリを起用している。

    ただし、もしレッドブルが自社製パワーユニットで苦戦すれば、ヴォルフは再びフェルスタッペン獲得に動く可能性が高い。

    そのため、ラッセルは“猶予期間”にあるとも言える。契約は1年+オプションと短期で、ヴォルフが将来をアントネッリ中心に構築する意向を示している点も不安要素だ。

    マクラーレン内部の微妙な火種
    マクラーレンも例外ではない。オスカー・ピアストリとランド・ノリスの両者は長期契約下にあるものの、シンガポールGPでの接触をきっかけに、チーム内の緊張が露わになった。

    現在は表向きに和解しているが、両者の競争関係が激化すれば、チームバランスが崩れる可能性もある。

    次の波を起こすのは誰か
    最終的にすべては2026年の勢力図次第だ。レギュレーション変更の度に、少なくとも1つの強豪チームが大きく後退する──それがドライバー市場の連鎖反応を引き起こす。

    フェルナンド・アロンソのアストンマーティンとの契約満了、そして急成長を見せるアイザック・ハジャーやガブリエル・ボルトレトら新世代の台頭も、事態をより複雑にしている。

    角田裕毅 F1

    角田裕毅の「生き残り戦略」
    角田裕毅にとって、2026年のF1シリーシーズンはキャリアの分岐点になる。レッドブル内での序列は依然として不安定で、若手の突き上げに晒されている。

    だが、もし今季後半から2026年初頭にかけて安定した結果を出せれば、彼がレッドブル勢の“経験ドライバー”として重宝される可能性もある。

    2026年のレギュレーション変更で勢力図が変われば、チームの優先順位も再編される。角田裕毅がその変化をチャンスに変えられるか──それが、次のF1シリーシーズンの最大の見どころになる。

    Source: RacingNews365

  • 角田裕毅は「全てがかみ合ってない」 元F1ドライバーがレッドブル解雇を警告

    角田裕毅は「全てがかみ合ってない」 元F1ドライバーがレッドブル解雇を警告

    元F1ドライバーのジョニー・ハーバートが、角田裕毅のレッドブルでの将来に警鐘を鳴らした。ハーバートは、角田の走りが依然として“全てがかみ合っていない”と指摘し、2026年にはフランスの若手アイザック・ハジャーがフェルスタッペンの新たなチームメイトとして昇格する可能性が高いと見ている。

    セルジオ・ペレスの解雇以降、レッドブルは安定したセカンドドライバーを見つけられずにいる。リアム・ローソンはわずか2戦でレーシングブルズに戻され、角田裕毅もフェルスタッペンに後れを取る場面が続いた。

    ハーバートは「裕毅はまだ完全に噛み合っていない」と述べ、その実力が十分に発揮されていないと分析した。

    「シンガポールでは接近していた? 確かにそうだ。でもあれはコース特性によるものだろう。彼が次のレベルへ引き上げたとは言い難い。改善はしているけれど、十分ではない。彼について誰も話題にしなくなっている」とハーバートは語った。

    ハジャーへの注目とレッドブル昇格の可能性
    ハーバートが「今もっとも話題を集めているのはハジャーだ」と語るように、レーシングブルズのルーキーであるアイザック・ハジャーはその存在感を急速に高めている。彼は初めての舞台でも結果を出し、レッドブル首脳陣からも強い関心を寄せられている。

    「彼はレーシングブルズでの初年度にして確実に成果を上げている。角田の代わりにレッドブルへ昇格する可能性は十分ある」とハーバートは強調した。

    ただし、ハーバートは早すぎる昇格には慎重な姿勢を示す。

    「彼にはもう1年与えてほしい。十分な経験を積む前にビッグチームへ引き上げると、たいていは失敗に終わる。レッドブルは戦略を見直して、彼が精神的にも成熟する時間を与えるべきだ」

    環境の違いとプレッシャーの大きさ
    ハーバートは、ハジャーが現在のレーシングブルズで築いている環境と、トップチームでの重圧の違いを強調した。

    「レーシングブルズのような小規模チームとレッドブルのようなトップチームでは、期待値がまったく違う。ビッグチームに移ればプレッシャーは何千倍にもなるだろう」

    ハジャーはその環境の中で急速に成長しており、フェルナンド・アロンソに「怒らないで」と声をかけたエピソードも話題となった。ハーバートは「彼はチーム内でも、マルコやレッドブルからも信頼されている。正しいことをすべてやっているが、焦る必要はない」と評価した。

    角田裕毅とローソンの厳しい現実
    角田裕毅とリアム・ローソンは、マックス・フェルスタッペンが数年かけて自らのスタイルに仕上げたRB21という極めて特殊なマシンを扱うことを強いられている。彼らが乗るのは、すでにフェルスタッペン仕様に進化したマシンであり、同じ土俵で比較されるのは酷だ。

    2026年に投入される新型RB22は一からの開発となり、全ドライバーがゼロベースで挑むことになる。その意味で、ハジャーにとっては理想的な昇格タイミングとなる可能性がある。

    フォードとの提携で再出発を迎えるレッドブルにとって、若手育成と新時代の布陣づくりは重要なテーマだ。ハーバートは「ハジャーの昇格は時間の問題」とし、角田のレッドブル残留を厳しいと見ている。

    一方で、角田裕毅の去就については、ホンダの支援を受けるアストンマーティンのリザーブドライバー就任という選択肢も浮上している。

    分析:角田の評価低下とハジャー昇格の現実味
    ハーバートの発言は、単なる意見ではなく、今のパドックの空気を正確に映している。角田裕毅は確かに成長しているが、フェルスタッペンという絶対的基準に照らせば“伸び悩み”と見られても仕方がない。一方でハジャーは勢いがあり、マルコやメキースが高く評価しているのも事実だ。

    2026年の新レギュレーションとフォードとの提携で、レッドブルはチーム構成を再編する絶好の機会を迎える。角田が生き残るには、今後数戦で結果と存在感を示すしかない。
    それができなければ、“ハジャー昇格”というシナリオが現実となる可能性は高い。

    Source: BettingLounge