カテゴリー: 角田裕毅

  • ホンダF1育成の角田裕毅 「F2タイトルはまだターゲット」

    ホンダF1育成の角田裕毅 「F2タイトルはまだターゲット」

    ホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅は、2020年のF2世界選手権でタイトルを獲得することをまだ諦めていない。

    第5戦ロシア大会のレース1で2位でフィニッシュし、今季5回目のとなる表彰台を獲得した角田裕毅は、ドライバーズランキングで3位に浮上した。

    昨年のF3ではランキング7位だった角田裕毅は、今年すでにF2で2勝を挙げているが、F2ではどのような期待をすればいいかわからなかったと認める。

    「まだ(ランキング)3位から6位は本当にタイトです」と角田裕毅はF2公式サイトのインタビューで語った。

    「シーズン終了時にチャンピオンシップがどうなっているかは分かりません。僕はルーキーとしてシーズンを始めましたし、すべてが僕にとって新しいものでした。どのように期待すればいいか分かりませんでした。ラウンド1のフリープラクティスから可能な限りプッシュしましたし、ずっと学んでいます」

    「シーズン前は期待もしていなかったが、今のところかなりいい仕事をしていると思います。僕はチームと日本のファンのためにレースをしていますし、もっと良い結果を出したいので、これからも頑張っていきます。1位とはかなり大きなポイント差がありますが、僕の目標はまだチャンピオンシップで1位になることです」

    角田裕毅は、カーリンとの最初のフリープラクティスでトップタイムを記録。3回のトップタイムを記録ており、グリッドの全ドライバーのなかで最多だ。

    だが、シーズン序盤の問題は、そのペースをどのようにポイント変えるかだった。最初の4ラウンドで2回の表彰台を獲得した角田裕毅だったが、それが唯一のポイントフィニッシュだった。それ以降、角田裕毅は2勝を含めてさらに3回の表彰台を重ね、ポイント圏外だったのは4戦だけだ。

    ロシア大会ではフリープラクティスでは2番手だったが、予選ではポールポジションを獲得。チームメイトのユアン・ダルバラも2番手に続き、カーリンはフロントローを独占した。

    「フリープラクティスからペースは本当に良かったです。ほぼすべてのレースウィークのそのような状況でした」と角田裕毅は続ける

    「ソチでは、前のラウンドよりもマシンが良かったと思います。週末に至るまでチームメイトのユアンとシミュレーターで多くの仕事をこなし、本当に本当に良い準備ができていました。それは最初から本当にペースを発揮するのに役立ちました。僕たちのエンジニアは本当に良い仕事をしてくれました」

    「事前に良い仕事をしていたので、良いレースウィークエンドになると思っていました。僕たちは本当に自信を持って入り、すべてをまとめることができました。これはチームとしては最高の予選結果であり、これをバーレーンにも引き継いでいきたいと考えています」

    現在、ランキング首位のミック・シューマッハ(プレマ)から44ポイントをつけられている角田裕毅は、残り4戦すべてで結果を出す必要があるが、カーリンはそれを実現できるマシンを提供してくると自信を持っていると語る。

    「最後の2ラウンドの両方で結果を出す必要があります。バーレーンに再び焦点を合わせる必要がある」と角田裕毅は語る。

    「ロシアのような週末がもっと必要ですし、さらに良い週末にしなければなりません。僕たちは今週末、マシンを良くする方法と良いレース週末を過ごす方法をわかっていたので、週末にむけて自信を持っていました」

    「私サイドでは、準備のために多くのシミュレーター作業を行ってきました。最後までプッシュします。ラップ毎、コーナー毎に可能な限りプッシュします。また自分のレースを楽しみたいと思っている。それが僕にとって最大のことであり、それが鍵となると思っています」

    「ストレスの多い状況になると思いますが、僕にとっては、プレッシャーは大きければ大きいほど、良くなります。自分の将来に役立てるために最大限に努力します」

    角田裕毅は、今年のF2でランキング4位以内に入れば、F1参戦に必要なスーパーライセンスを取得するためのライセンスポイントを満たすことになり、ホンダF1がエンジンを供給するアルファタウリ・ホンダF1からのF1デビューが期待されている。

    F1アブダビGP後に行われる若手ドライバーテストでは、アルファタウリ・ホンダF1から参加することが内定している。

  • 角田裕毅の将来はレッドブルF1の育成プログラムさえも左右?

    角田裕毅の将来はレッドブルF1の育成プログラムさえも左右?

    角田裕毅の今後の成長は、レッドブルF1の育成プログラムの存続をも左右する。やや大げさだが Ziggo Sport のジャック・プローイュはそう説明する。

    近年、レッドブルのジュニア・プログラムは枯渇。マックス・フェルスタッペンの後継者だけでなく、理想的なチームメイトを輩出することさえできていない。実際、来季のドライバーとしてはセルジオ・ペレスやニコ・ヒュルケンベルを押す声も多い。

    レッドブル・レーシングは、アルファタウリ(旧トロロッソ)をジュニアチームと見なしてきたが、今年からは姉妹チームとしてより独立した状況となっている。ピエール・ガスリーはそこでナンバー1ドライバーとして輝きを取り戻し、角田裕毅が新しいドライバーとして名前が挙げられている。

    「レッドブルはずっと前からそうするべきだった」と ジャック・プローイュは語る。

    「最近はより多くのことが起こっており、もはや最速のドライバーであることが目的ではない」

    実際、レッドブルは、ホンダF1とのエンジン供給契約を延長するためにも角田裕毅を起用することが重要だとの見方もある。

    「ヘルムート・マルコは可能な限り彼ら自身の才能にこだわっている。もちろん、彼はフェルスタッペンの隣にニコ・ヒュルケンベルグのようなドライバーをおきたいと思っているはずだ」と ジャック・プローイュは語る。

    「だが、そんなことをすればディトリッヒ・マテリッツはレッドブルのトレーニングプログラムを終了するだろう」

    「角田裕毅をレッドブルに起用するなど、何かクレイジーなことをするべきかもしれない」

    「マルコには考慮しなければならないことがある。私ならフェルスタッペンの隣に強力なドライバーを置きたいがね」

  • ダニール・クビアト 「角田裕毅の“噂”を気にしてはいない」

    ダニール・クビアト 「角田裕毅の“噂”を気にしてはいない」

    ダニール・クビアトは、2021年に自分に代わってホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅がアルファタウリ・ホンダF1のシートを獲得するという“噂”に悩まされてはいないと語る。

    角田裕毅(20歳)は、ホンダF1の育成ドライバーであるだけでなく、レッドブルのジュニアドライバーにも名を連ねており、先週末のFIA-F2 ロシア大会ではポールポジションを獲得。レース1では2位表彰台、レース2では6位入賞を果たし、ランキング3位に浮上している。

    角田裕毅は、2021年にアルファタウリ・ホンダでF1デビューを果たすと考えられており、レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、ドライバー決定は“クリスマス前”に予定していると語っている。

    それでは遅すぎて代替案を検討する時間がないのではないかと質問されたダニール・クビアトは「彼らにはいつでも好きなときに決断を下す権利がある」とソチで語った。

    ロシアのF1コメンテーターであるアレクセイ・ポポフは、レッドブルが角田裕毅と契約することは、ホンダF1が現在の2021年の契約以降もF1を継続することを説得するのに役立つかもしれないと考えている。

    ダニール・クビアトは、自分の選択肢を見回す必要があるかもしれないと認める。

    「マネージャーのニコラス・トッドとこの話題についてよく話をしている。僕はそのような問題について彼を完全に信頼しています」とダニール・クビアトは語った。

    「今年はカレンダーがとても忙しいし、今は今週末に集中している。さっきも言ったように、僕は過去数戦で進歩しているし、この感じを続けていきたいと思っている」

    角田裕毅の憶測について具体的に質問されたダニール・クビアトは「僕は十分に長い間F1にいるので自分の手に負えないことをいちいち心配することはない」とコメント。

    「自分のマシンの運転方法や仕事のやり方はコントロールできる。過去数戦で、自分のマシンをよりよく理解する方法を考えてきた」

    「F1での経験があるので、そのような噂を気にしてはいない。でも、そうだね、チームに残りたいと思っている。F1で戦うこと、世界最速のマシンを運転するのが大好きだからね」

    「僕はここに到達するために16年間懸命に頑張ってきた。アルファ・タウリはここ数年で大きな進歩を遂げておりす、これからも続けていきたいと思っている。でも、辛抱強く、落ち着いて、できる限り自分の仕事をする必要がある」

  • 角田裕毅、赤旗で5周となったレースを6位入賞でランキング3位に浮上

    角田裕毅、赤旗で5周となったレースを6位入賞でランキング3位に浮上

    ホンダF1育成の角田裕毅は、赤旗で5周で打ち切りとなったFIA-F2 第10戦 ロシア大会のレース2を6位でフィニッシュ。ランキング3位に浮上した。

    FIA-F2選手権第10戦ロシアラウンドのレース2が、現地時間午前10時55分から行われた。気温28℃、路面温度38℃のドライコンディション。レース1で2位となった角田裕毅(Carlin)は、リバースグリッドにより4列目7番手からスタートした。

    第2コーナーまでのストレートで外側に回った角田裕毅は、前をふさがれてポジションを1つ落とし、8番手で1周目を終えた。4周目、前車に迫った角田裕毅は、DRSを使ってオーバーテイクを決めて7番手に、6周目には前車がコースアウトして6番手にポジションを上げた。

    7周目、角田裕毅の前を行く2台が接触してコースアウト、激しくバリアに激突するアクシデントが発生し、レースは赤旗中断となった。クラッシュして炎上したマシンの回収と、コース脇のバリアの修復に時間を要したため、レースはここで打ち切られ、終了となった。

    前の2台のアクシデントにより、4番手で中断を迎えた角田裕毅だが、レース中断の規定により、2周前の順位がリザルトとなり、最終順位は6位となった。

    また、レースは既定周回を満たしていないためハーフポイントとなった。第10戦を終了し、角田裕毅はシリーズランキング3位に浮上。このあと約2カ月のインターバルを経て、バーレーンで第11戦、最終戦が連戦で行われる。

    角田裕毅(6位)
    「スタートはまずまずでしたが、外側に行って前をふさがれる形になってしまいました。その後のペースはよく、前を抜くことはできましたが、その後すぐに目の前でクラッシュが起こって赤旗となり、レースは終わってしまいました。まだ序盤だったのではっきりは分かりませんが、自分のペースは悪くなく、もっと上の順位が狙える手応えはあったので、残念な結果でした。しかし、レース1、レース2とともにちゃんとポイントが取れたので、それは成長できた部分だと思います。この後、次のレースまで約2カ月空きますが、イギリスでトレーニングをしたり、チームのシミュレーターを使って、いつも通りの準備をする予定です。また、チームやチームメートとカートなどにも乗ろうかと話をしていますので、次に向けてリラックスできる状況を作れればいいと考えています」

  • 角田裕毅、2位表彰台 「最終ラップで抜くことができのは収穫だった」

    角田裕毅、2位表彰台 「最終ラップで抜くことができのは収穫だった」

    ホンダF1育成の角田裕毅は、FIA-F2 第10戦 ロシア大会のレース1を2位でフィニッシュし表彰台を獲得。予選でのポイントと合わせて22点をあげ、シリーズランキングを3位と同点の4位に上げた。

    FIA F2選手権第10戦のレース1が、ロシアのソチで行われた。午前10時15分のスタート時のコンディションは気温26.5℃、路面温度33℃、天候は雲間から青空が見える晴れだった。

    予選でポールポジションを獲得した角田裕毅は絶好のスタートを決めて、混乱が多発する第1コーナー、第2コーナーをトップで通過。しかし、後続では多重クラッシュが発生し、1周目からセーフティーカーが導入される展開となった。

    2周目にレースは再開され、角田裕毅はトップを守り、その後ファステストラップを連発して後続との差を広げる。8周目、角田裕毅はミディアムタイヤに交換するためにピットイン。上位4台も同時にタイヤ交換を行うが、スムーズな作業で角田裕毅はポジションをキープしてレースに復帰した。およそ半数がミディアムタイヤでスタートする戦略を採ったため、角田裕毅は10番手となる。

    その後ペースの遅いマシンをパスし角田裕毅は7番手まで上昇するが、なかなか抜けないクルマもあり後続に差を詰められる。18周目に上位車が揃ってピットインしたタイミングで、角田裕毅はペースが上がらず2台に抜かれ、3番手にポジションを落としてしまう。

    レース終盤、ペースを取り戻した角田裕毅は2番手に詰め寄り、最終ラップとなる28周目、第2コーナーを立ち上がったところでオーバーテイクを決めて2番手に上がる。トップには届かなかったものの、角田裕毅は2位でフィニッシュし表彰台を獲得。このレースで角田裕毅は、予選でのポイントと合わせて22点をあげ、シリーズランキングを3位と同点の4位に上げた。

    角田裕毅
    「スタートはうまくいき、課題としていた第2コーナーでトップが守れていい滑り出しでした。その後のペースもよく、ピットインもうまくいったのですが、ミディアムタイヤでスタートしたマシンに引っかかり、なかなか抜けずにタイムロスしてしまいました。何回か抜きにかかった時にラインを外してタイヤカスなどを拾ってしまい、ペースが落ちた隙に2台に抜かれてしまったことが反省点です。その後は冷静にタイヤをマネージメントして、最終ラップに前のマシンを抜き2位に上がれたことはよかったし、自分にとって収穫だったと思います。レース2では、7番手スタートという混乱に巻き込まれそうなポジションですので、特にスタート直後は注意し、ペースは悪くないので攻めていきたいと思います。とにかく集中して、いい順位で終われるよう頑張ります」

  • 角田裕毅、0.006秒差でポール獲得 「第1コーナーをトップで抜けたい」

    角田裕毅、0.006秒差でポール獲得 「第1コーナーをトップで抜けたい」

    ホンダF1育成の角田裕毅は、FIA-F2 第10戦 ロシア大会の予選で0.006秒の僅差でポールポジションを獲得。3勝目を狙う。

    一時はランキング3位まで浮上した角田裕毅だったが、第9戦イタリア大会では痛恨のノーポイント。ランキングを6位まで落とした。F1スーパーライセンス取得のためにはここからは一戦も落とせない戦いのなか、レース1にむけて今季3度目のポールポジションを獲得した。

    「FPはいつも通り、予選とレースのシミュレーションを行い、タイムもよかったのでいい流れが作れたと思います」と角田裕毅は振り返る。

    「予選ではFPでの改善点を踏まえて、いいラップができました。1セット目ではタイヤをロックさせてしまったこともあり、思うようなタイムではなかったのですが、2セット目では満足のいくラップができました。今回のロシアに向けて、始めからマシンの状態もよかったですし、ドライビングもかなりの量をシミュレーターで準備してきたことが結果につながったと思います」

    「レースではいい位置からスタートできるので、いいスタートをして第1コーナーをトップでいけるようがんばります。あとはタイヤマネージメントをしっかりやって、最後まで自信を持って落ち着いていきたいと思います」

  • ホンダのF1継続の鍵を握るのは角田裕毅の存在?

    ホンダのF1継続の鍵を握るのは角田裕毅の存在?

    ホンダの2021年以降のF1活動は不透明のままだが、角田裕毅の存在がホンダをF1に繋ぎとめる可能性があると海外メディアは考えている。

    今年、FIA-F2に初参戦する角田裕毅は、一時ランキング3位に浮上して存在感を示したが、第9戦イタリア大会では両方のレースを痛恨のノーポイントで終え、現在はランキング6位に位置している。

    2021年にどのドライバーがレッドブル・レーシングとアルファタウリ・ホンダF1をドライブするかはマックス・フェルスタッペン以外は確定していない。

    だが、Ziggo Sports のコメンテーターを務めるオラフ・モルは、ピエール・ガスリーが再びレッドブル・レーシングに戻ることはないだろうと語る。

    「私なら彼を戻すことはないだろう。彼を今いる場所に置いておく」とオラフ・モルは語る。

    「ピエールにとってはそれがうまくいっている。すべてにおいてそれを見ることができるはずだ。なぜ彼のヘルメットを新たなに叩くリスクを冒す必要があるだろう?」

    だが、ダニール・クビアトに関してはレッドブル内でのポジションを恐れなければならないとオラフ・モルは語る。

    「彼らはダニール・クビアトを角田裕毅に代えると思っている」

    角田裕毅をアルファタウリ・ホンダF1で走らせることには政治的な意味もあるとオラフ・モルは説明する。

    「ホンダは2021年までエンジンサプライヤーとして契約しているが、その後は段階的に縮小される可能性がある」

    「エンジンサプライヤーとしての離脱は、角田のキャリアの終わりも意味する。そうして彼らは国内市場でめそめそと愚痴を言われることになるかもしれない。何年ぶりかの日本人F1ドライバーが誕生する可能性があったとね」

    「だから、彼らがレッドブルとそのようなことをしているであろうことは非常に容易に想像できる」

    20歳の角田裕毅にそのような重責を負わせるのは厳しいことかもしれないが、ホンダのF1活動を正当化するためにも日本人F1ドライバーを乗せることは必要なことかもしれない。そのためにはFIA-F2でランキング4位以内に入ってF1スーパーライセンスを獲得する必要がある。同時にそれはホンダのF1エンジンを搭載するレッドブルにとっても重要なこととなる。

    ただし、ホンダがF1活動にどのような意味を見出しているかにもよる。トヨタは、小林可夢偉を乗せて飛躍が期待された2009年にF1から撤退している。

  • 角田裕毅、第9戦でノーポント 「気持ちを切り替えて残り3戦に臨みたい」

    角田裕毅、第9戦でノーポント 「気持ちを切り替えて残り3戦に臨みたい」

    ホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅は、FIA-F2 第9戦 イタリア大会の両方のレースをノーポイントで終えた。ランキングは6位に落ちたが、「気持ちを切り替えて残り3戦に臨みたい」と語った。

    ムジェロ・サーキットでのF2第9戦レース2が行われた。午前11時55分のフォーメーションラップ開始時のコンディションは、気温29℃、路面温度40℃。角田裕毅(Carlin)は8列目16番手から、入賞圏内の8位以上を目指す。

    好スタートから第1コーナーのアウト側をまわった角田裕毅は、ポジションを1つ上げて15番手で1周目を終えた。その後、ペースに勝る角田裕毅は2周目、7周目、10周目、14周目に前車を抜き10番手までポジションを上げ、レースは終盤戦に入った。

    15周目、上位でアクシデントが発生し、バーチャル・セーフティカー(VSC)が発動された。角田裕毅はタイミングよくピットインし、タイヤをソフトタイヤに交換し、終盤の追い上げにかける。2周に渡ったVSCが解除された17周目、角田裕毅は13番手を走行し、タイヤに苦しみペースの落ちた上位車を攻めた。18周目には9番手にまで上がり、さらにペースの落ちた前車の背後に迫る。

    しかし、19周目に前車と接触しフロントウイングにダメージを負い、角田裕毅にオレンジボール旗が提示される。20周目にピットインし、フロントウイングを交換した角田裕毅は19番手でレースに復帰し、そのまま23周のレースを終えた。

    角田裕毅は第9戦をノーポイントで終え、シリーズランキングは6位にダウン。残り3戦での巻き返しを狙う。

    角田裕毅(19位)
    「スタートはよくも悪くもなかったですが、アウト側を行ってポジションを上げることができました。その後のペースはよく、前を抜いてポジションを上げることができました。VSCとなったタイミングでソフトタイヤに替えた判断はよかったと思います。終盤、自分のペースはほかに比べてかなりよかったので、ポジションを上げられたのですが、自分のミスで前車と接触し、フロントウイングを壊してしまいました。好判断をしてくれたチームに応えたかったのですが、ピットインせざるを得ず、残念な結果となりました。レース1、レース2ともにポイントが取れずとても残念ですが、気持ちを切り替えて残り3戦に臨みたいと思います」

  • 角田裕毅、痛恨のノーポイント 「セーフティカーで状況が変わった」

    角田裕毅、痛恨のノーポイント 「セーフティカーで状況が変わった」

    ホンダF1育成の角田裕毅(カーリン)は、FIA F2選手権第9戦はイタリア大会のレース1を16位で終えた。

    高速コースであるムジェロでのF2開催は初めてのことで、角田裕毅にとっても初めてのコースとなる。午後4時45分、フォーメーションラップがスタート。角田裕毅は6列目11番手から、ソフトタイヤを選択してスタートした。

    好スタートを切った角田裕毅はポジションを2つ上げて9番手に上がり、1周目を終えた。序盤ハイペースで前車に迫る角田裕毅は、4周目と7周目にオーバーテイクを決めてポジションアップし、11周目にタイヤ交換のためにピットインした。始めにハードタイヤを選択したクルマが多く、角田裕毅は後方の18番手でレースに復帰し、その後上位との差を詰めていった。

    ハードタイヤでもペースのいい角田裕毅は同じ戦略の上位陣に食いつき、オーバーテイクを決めて、全車がタイヤ交換を終えたレース後半に入る22周目には4番手にまで上昇する。ペースを上げる角田裕毅は3番手に迫り、表彰台獲得が見えた23周目、コースサイドにトラブルで止まったマシンが出たためバーチャルセーフティカーが導入された。このマシンの回収に手間取り、次周にはセーフティカーが導入。セーフティカーによる先導走行が4周に渡り、レースが再開された第1コーナーで集団に囲まれて行き場を失った角田裕毅は他のマシンと接触してしまいました。

    かろうじて4番手のポジションは守りましたが、その後ろで多重クラッシュが発生し、再びセーフティカーが導入される。セーフティカーが解除されたのは残り3周となった31周目で、タイヤが厳しい角田裕毅はペースの速いソフトタイヤ勢にポジションを奪われ、8番手でゴールするのが精一杯だった。さらに第1コーナーでの接触により角田裕毅には5秒のタイムペナルティーが科され、最終的な順位は16位となった。

    角田裕毅(16位)
    「スタートはよくて、ポジションを上げることができました。ソフトタイヤのペースもよく、いい位置でピットインすることができました。ピット作業もうまくいき、ハードタイヤのペースもよく、これからという時にバーチャルセーフティカーになりました。その後すぐにセーフティカーになったのですが、これによりタイヤの温度が下がってしまいました。セーフティカー明けの第1コーナーでは、自分に全くスペースのない状況で他車と当たってしまい、マシンにダメージはありませんでしたが、ペナルティーとなってしまいました。ペースはとてもよく、表彰台は確実に狙える展開だっただけに、レース後半のセーフティカーによって状況が変わってしまい残念です」

  • 角田裕毅 「順位を取り戻そうとミスをしてしまったのが今回の反省点」

    角田裕毅 「順位を取り戻そうとミスをしてしまったのが今回の反省点」

    ホンダF1の育成ドライバーである角田裕毅は、FIA-F2 第8戦 イタリア大会のレース1で4位フィニッシュした。

    FIA-F2選手権第8戦はイタリア・モンツァで、レース1が行われた。午後4時45分のスタート時、気温30℃、路面温度36℃のコンディション。前日の予選でわずか0.03秒およばず2位となった角田裕毅は、フロントロウからのスタートする。

    スタートで若干で遅れた角田裕毅は第1コーナーまでの長い直線でポジションを奪われ、5番手にダウンする。その後ひとつポジションを回復し、1周目を4番手で終えました。5周目からは3台による激しい3番手争いとなり、7周目に前車をパスして3番手に上がると、後続との差を広げ始めた。

    ソフトタイヤでスタートした角田裕毅は11周目にピットインしタイヤ交換を行う。ミディアムタイヤでスタートしたクルマが多く、角田裕毅は16番手でレースに戻った。レース中盤の16周目から19周目にかけて全車がタイヤ交換を終え、その時点で角田裕毅は4番手を走行。後続との差は1秒以内の接近戦となり、レースは残り10周の終盤戦となる。

    なかなかペースが上がらず、3番手との差を詰められない角田裕毅に後続が迫る。終盤、タイヤの状態でペースが落ちるマシンも多いなか、タイヤをセーブしていた角田裕毅は自己ベストのラップタイムを出して後続を抑え、4位でフィニッシュした。

    リバースグリッドで行われるレース2では3列目5番手からスタートし、表彰台を目指す。

    角田裕毅(4位)
    「スタートでは、水温のアラームが出てしまい、クラッチのバイトポイントのアラームが見ない状態となって、出遅れてしまいました。ソフトタイヤでのスタートだったので、順位を取り戻そうとしましたが、アスカリシケインでオーバーステアを出し、ハーフスピンのような状態になってロスしてしまい、4番手とポジションを落としました。これは自分のミスで、今回の反省点です。ピット作業は普通に終えて、タイヤをセーブしながらもできるだけプッシュしましたが、思ったようにペースが上げられませんでした。レース終盤にかけても、セーブした分、もっと速いペースで前に追いつけるかと思いましたが、それほどのペースは得られずに終わりました。ディグラデーション自体がスパほど厳しくないようで、周りがけっこう保っていたので、マネージメントしたものが生きなかったようです。レース2では、エンジニアともペースのことなど話して、今日の反省を踏まえていいレースをしたいと思います」