カテゴリー: 角田裕毅

  • 角田裕毅 レッドブルF1で不振続く中「結果で示したい」 ラスベガスGPは12位

    角田裕毅 レッドブルF1で不振続く中「結果で示したい」 ラスベガスGPは12位

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を12位で終え、ここ14戦連続で未ポイントという厳しい流れが続いている。それでも本人は「進歩している手応えはある」と語り、チーム残留へ向けて“結果で示す”姿勢を強調した。

    フリー走行では強力なパフォーマンスを発揮し、FP1ではマックス・フェルスタッペンを上回る最速タイムを記録。しかし、予選Q1ではタイヤ空気圧の設定ミスによりタイムを出せず、レッドブル側が責任を認める形で事実上の不運な敗退となった。

    パルクフェルメ違反扱いでピットレーンスタートとなった決勝も、序盤の戦略が噛み合わず巻き返しの糸口を掴めなかった。

    序盤のVSCタイミングが致命傷に
    決勝では1周目の終わりにタイヤ交換を強いられたが、その直後の2周目にバーチャル・セーフティカー(VSC)が発動。他車はVSC中にピットインしてタイムロスを最小化したため、角田裕毅は隊列の不利な位置に取り残された。

    「すごく不運でした。ピットに入った直後にVSCが出てしまって、全然理想的じゃなかったです」

    「そのあと周りがピットに入っていったことで、ずっとダーティエアの中で走ることになってしまいました。今は全てが僕にとって逆風に感じます」

    という本人の言葉どおり、不運が連鎖する形となった。

    週末序盤の速さは本物「フェルスタッペンより前にいた」
    フリー走行では複数回にわたりフェルスタッペンを上回るタイムを記録しており、その点には自信を見せた。

    「FP1、FP2、FP3の複数のラップで僕はマックスより前にいました。こういうことはこれまであまりなかったと思います」

    「彼は予選でマシンを自分のレベルに引き上げるのが強みですが、今回の僕も予選に向けて自信を持っていました。だからこそ、コントロールできないミス(タイヤ空気圧問題)でチャンスを失ったのは残念です」

    予選が正常に行われていれば「全く違う週末になっていた」と示唆する内容となった。

    残留問題:チームはポテンシャルを理解している、しかし…
    レッドブルは来季の体制をまだ正式発表しておらず、角田裕毅の残留も確定していない。本人はチームが自分の伸びしろを認識しているとしつつ、結果の重要性を強く意識している。

    「ポテンシャルはチームも見てくれていると思います。でも、僕が欲しいのは“結果”ですし、チームも同じです」

    「これ以上ミスを続けるわけにはいきません。全体を整えて、カタールではしっかり結果を出したいです」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング ラスベガスグランプリ

    次戦カタールで“巻き返しの必須条件”
    今回のラスベガスでは“見せかけでない速さ”が確かに存在したにもかかわらず、予選のミスとVSCタイミングの不運で全てが水泡に帰した。角田裕毅としては「速さはある」という証拠を手にしつつ、決勝での結果に結びつけられなかった点が最大の課題だ。

    カタールGPは高温かつ高速サーキットであり、タイヤ管理と空力効率が重要になる。今季のレッドブル・レーシングにとっては武器となる領域でもあり、週末のどこかで起きてきた“外的要因による脱落”を排除できればポイント獲得の可能性は十分高い。

    週末序盤の速さを結果につなげられるか──角田裕毅にとって、次戦はキャリア上極めて重要な一戦となる。

  • 角田裕毅 レッドブルF1での不振は「ドライバー側ではない」とF1レポーター

    角田裕毅 レッドブルF1での不振は「ドライバー側ではない」とF1レポーター

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)が2025年F1ラスベガスGP予選で再び下位に沈んだ一方、F1専門レポーターはその不振の原因が「ドライバー側ではない」と指摘している。レーシングブルズのリアム・ローソンが好走を続ける中、角田裕毅のパフォーマンス低下をめぐる見方が揺れ始めている。

    レッドブルでは予選後、タイヤ空気圧の設定ミスが発覚し、ローラン・メキース代表が角田裕毅に直接謝罪。

    パドックでは、チームの準備不足やマシン特性が結果を歪めているとの見方が強まり、角田裕毅の評価を巡る議論が再燃している。

    ローソンが今季屈指の快走。角田裕毅との比較が加速
    レーシングブルズのリアム・ローソンはラスベガスGP予選で6番手を記録し、トップ4チーム以外で最速のポジションにつけた。わずか0.2秒差で4番手争いに加わる強力な内容で、今季20戦中6度目の予選でアイザック・ハジャーを上回る結果となった。

    一方、角田裕毅は19番手でQ1敗退。最近の厳しい結果が続く中で、「なぜローソンは結果を出せているのに角田裕毅は苦しむのか」という比較論が各国メディアで一気に加速している。

    テッド・クラビッツ「問題は角田裕毅ではない」
    Sky Sports F1リポーターのテッド・クラビッツは、予選後の番組『Notebook』で次のように述べ、角田裕毅への過度な批判を戒めた。

    「角田裕毅は悪くない。問題はレッドブルが彼のスタイルに合うマシンを用意できていないことだ。ローソンはレーシングブルズで速さを証明している。もし角田裕毅がローソンのマシンに乗れば、彼はまたポイント争いに戻るはずだ」

    さらにクラビッツは、角田裕毅の不振は“ドライバー依存”ではなく“構造的な問題”と明確に指摘した。

    「角田裕毅のここ最近の結果は、彼ひとりのせいではない。レッドブル側の問題、そしてフェルスタッペンの適応力の高さが差を生んでいる」

    角田裕毅 レッドブル F1

    レッドブルがミスを認め謝罪「まともに戦える状態ではなかった」
    予選後、レッドブル・レーシング代表ローラン・メキースは、角田裕毅のタイヤプレッシャー設定に「重大なミス」があったことを認めた。

    「我々は角田裕毅のタイヤプレッシャーを大きく誤っていた。彼は競争できるはずのない状態で走っていた。こうしたことはあってはならないが、起きてしまった以上、学び改善するしかない」

    さらにメキースは「週末を通じて角田裕毅は良いリズムに乗っていた。彼の可能性を奪ってしまい、本当に残念だ」と述べ、明確にチーム側の非を認める形となった。

    RBの来季構想にも影響。ローソン台頭、リンドブラッド昇格説が圧力に
    レーシングブルズでは、来季のシート争いが複雑化している。
    レッドブル昇格が有力視されるハジャー、シーズン後半に好走を続けるローソン、そしてアービッド・リンドブラッドの昇格説──この状況は角田裕毅の立場を一段と厳しくしている。

    メキースは「若手を急ぎすぎるべきではない」と語り、角田裕毅との信頼も強調してきたが、チーム側のミスが結果に影響している事実が明るみに出たことで、評価の見直しは避けられない。

    ラスベガスで浮き彫りとなった“セットアップミス”は、角田裕毅の不振がドライバー由来ではないとの議論を後押しし、今後のキャリアを左右する重要な材料になりつつある。

  • 角田裕毅 F1ラスベガスGP決勝コメント「避けられるミスでチャンスを失った」

    角田裕毅 F1ラスベガスGP決勝コメント「避けられるミスでチャンスを失った」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP決勝を12位でフィニッシュした。

    角田裕毅は予選で発生したタイヤ内圧トラブルにより十分なアタックができず、その後、PU交換とウイングの調整を実施して、決勝はピットレーンからのスタートとなった。レースでは序盤に戦略を組み立てる機会があったが、2周目に発動されたVSC(バーチャル・セーフティカー)のタイミングに噛み合わず、順位を大きく取り返すには至らなかった。

    路面温度が低く、市街地特有の滑りやすいコンディションのなか、角田裕毅は開始早々にミディアムからハードへ交換したものの、終盤にはグレイニングの影響で2回目のピットストップが必要となり、結果的に中団後方でのレースを強いられた。

    「避けられるミスでレースのチャンスを失った」と角田裕毅
    角田裕毅は、予選でのトラブルがレース全体を難しくしたと振り返っている。

    「今日は思うようにいきませんでしたし、予選でのタイヤ内圧の問題がなければもっと高い順位を狙えたと思います。あのトラブルは自分ではどうしようもないことで、とても残念です。週末序盤までは良い感触で走れていたので、避けられるミスでチャンスを失ったのは悔しいです」

    「もし2周目のVSCのタイミングがこちらに合っていれば、戦略がうまく機能していたはずです。でもその直前にピットに入ってしまって、不運な形になってしまいました」

    「最近は自分のコントロール外のことが続いていますが、できることに集中するしかありません。ペースは確実に良くなっていますし、マシンにもより慣れてきていますので、引き続き努力していきます」

    レッドブルは予選トラブルの影響を認める
    レッドブル・レーシングのローラン・メキース代表は、予選で発生したタイヤ内圧の問題について「昨日のトラブルの代償を払った」とコメントし、決勝で角田裕毅が本来の流れを作れなかった要因が予選段階にあったことを認めた。

    チームとしても、トラブルによって角田裕毅の週末の計画が大きく変わってしまった点を重く受け止めており、再発防止に向けた見直しが進められている。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

    マクラーレン2台失格でリザルトが確定
    決勝後には、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリがスキッドブロックの厚み不足により失格処分を受けた。

    この裁定を受けて順位の入れ替えが発生し、角田裕毅は12位に順位を上げたものの、ポイントには届かなかった。

    ラスベガスで見えた現実的な課題
    今回のラスベガスでは、フリー走行で示した角田裕毅の強さが結果に結びつかなかった。原因は、チーム側のタイヤ内圧トラブル、ピットレーンスタート、VSCの不運など複数の事実が重なったことにある。

    特に路面温度が低い市街地レースでは、タイヤの管理が戦略全体を左右する傾向があり、タイミングのずれが一気に順位へ反映される難しさが浮き彫りになった。

    次戦カタールで巻き返しへ
    次戦カタールは高グリップで高負荷のサーキットとなる。レッドブル・レーシングは今回の反省点を踏まえつつ、角田裕毅自身も週末の手応えを糧に上位進出を狙う。

  • 角田裕毅 F1ラスベガスGP決勝「すべてが僕の逆に働いているように感じた」

    角田裕毅 F1ラスベガスGP決勝「すべてが僕の逆に働いているように感じた」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、パルクフェルメ違反によるペナルティでピットレーンスタートを強いられた2025年F1ラスベガスGP決勝を14位でフィニッシュした。序盤のセーフティカー発動が自身の直後だったことで戦略が大きく崩れ、終始ダーティエアに苦しむレースとなった。

    それでも角田裕毅は、週末前半のフリー走行で示した強力なパフォーマンスに確かな手ごたえを語りつつ、チームに対して「こうしたミスは続けられない」と改善を強く求めている。

    厳しいピットレーンスタートでしたが、レースペースがもう少しあってもよかったのでは?

    まず最初に、すごくアンラッキーでした。僕がピットした直後にセーフティカーが入ってきてしまって、本当に理想的ではなかったです。それがすべてだと思います。その後は、ピットに入ったドライバーたちの後ろになってしまい、ずっとダーティエアの中で走ることになりました。なんだか、すべてが僕に逆らっているように感じて、本当にタフでした。

    少なくとも予選までは示せていたペースは良かったと思いますし、予選は完全に僕のコントロール外の出来事でチャンスを失ってしまいました。だからこそ悔しいです。ペース自体は正しい方向に向かっていると思いますが、結果として示せなかったのはすごくフラストレーションが溜まります。」

    チームは週末序盤のあなたの強さをしっかり把握していると思いますか?

    はい、フリー走行1、2、3で何度もパフォーマンスランではマックスより前にいましたし、正直、ああいうのはかなり久しぶりでした。もちろん、彼は予選でさらに自分のレベルを引き上げてくるのが強みですけど、僕自身も今回の予選にはかなり自信がありましたし、他の週末よりも良いパフォーマンスができる感触がありました。

    こういうことは起きてしまいますが、みんな気づいてくれているとは思います。ただ、同時に僕が欲しいのは結果ですし、チームも同じです。でも、こうしたミスは続けられません。チームとしてもしっかり改善して、カタールではしっかり立て直したいと思います。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

  • 角田裕毅 PU交換&ウイング変更でF1ラスベガスGPをピットレーンスタート

    角田裕毅 PU交換&ウイング変更でF1ラスベガスGPをピットレーンスタート

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)が、2025年F1ラスベガスGP決勝をピットレーンからスタートすることが正式に決まった。

    FIA(国際自動車連盟)は22日に発行したスチュワード文書43号およびテクニカルデリゲート報告書の中で、角田裕毅のマシン(22号車)に複数の重大なパルクフェルメ違反が確認されたと発表した。

    文書によれば、角田裕毅のマシンには、内燃エンジン(ICE)、ターボチャージャー(TC)、MGU-H、MGU-Kがいずれも6基目、さらに排気系パーツは9基目が投入されており、いずれも2025年規定で許可されている使用基数を大幅に超えている。これらの交換はいずれもテクニカルデリゲートの承認を受けておらず、スポーティングレギュレーション第28.2条に違反すると判断された。

    ■ ICE(内燃エンジン):6基目(許容4基)
    ■ ターボチャージャー(TC):6基目(許容4基)
    ■ MGU-H:6基目(許容4基)
    ■ MGU-K:6基目(許容4基)
    ■ 排気システム(EX):9基目(許容8基)

    さらにFIAは、パルクフェルメ中にサスペンションセットアップにも変更が加えられていたことを指摘した。許可なく車両のセッティングを変更した場合、単なる後方グリッド降格ではなく、ピットレーンスタートの適用対象になると説明している。

    加えて、リアウイングアセンブリおよびビームウイングについても、元の仕様とは異なるパーツに無承認で交換されていたことが確認され、スポーティングレギュレーション第40.3条および40.9条に抵触した。PUコンポーネントの大量交換に加え、空力パーツやサスペンションの変更まで発覚したことで、違反は複数カテゴリーにまたがる非常に重いものとなった。

    こうした状況を踏まえ、スチュワードは角田裕毅に対し「決勝レースをピットレーンからスタートする」という処分を正式に決定した。

    角田裕毅は予選で19番手に沈んでおり、最後尾からのスタートが予想されていたが、今回の裁定により、グリッド後方ではなくピット出口からのスタートとなる。レッドブル陣営にとっては厳しい判断であり、角田裕毅にとっても難しい週末が続く形となった。決勝では戦略とペースでの巻き返しが求められる。

  • 角田裕毅が残留なら「レッドブルは二度とF1王座は無理」とジェンソン・バトン

    角田裕毅が残留なら「レッドブルは二度とF1王座は無理」とジェンソン・バトン

    角田裕毅の去就がレッドブルF1の将来を大きく左右すると見られている。2025年シーズン、マックス・フェルスタッペンがほぼ単独でポイントを稼ぐ一方で、角田裕毅は昇格後も苦戦が続き、2台体制で戦うタイトル争いに必要な“総合力”がレッドブルに不足している現状が明らかになった。

    この状況を受け、ジェンソン・バトンは「角田裕毅が残留するなら、レッドブルは二度とコンストラクターズは無理」と厳しい見解を示す。

    バトンは、予選での大きなタイム差が常態化する現実を問題視し、セカンドドライバーのパフォーマンス不足こそがレッドブルの限界を招いていると指摘した。

    バトン「角田裕毅とフェルスタッペンの“差”が決定的」
    レッドブルF1は2025年、マクラーレンに大差をつけられ、コンストラクターズ選手権のタイトル争いから大きく後退した。フェルスタッペンが366点中341点を獲得した一方、角田裕毅は25点にとどまり、チームとしてのポイントの積み上げが機能していない。

    ジェンソン・バトンはスカイスポーツ『The F1 Show』で次のように語った。

    「これまで多くのドライバーがセカンドシートに入ったが、皆マックスから大きく離されていた」

    「0.3秒という差はF1では大きいが、彼のレベルを考えればまだ許容できる。しかし今の差はその倍、時には3倍にもなる」

    「この状態ではレッドブルは二度とコンストラクターズを獲れない。だから彼らは“より近い存在”を探し続ける必要がある」

    平均予選差は0.573秒。19戦でQ3進出は6回のみ
    角田裕毅の予選パフォーマンスが、バトンの懸念を裏付けている。レッドブル昇格後19戦でQ3進出は6回のみ。

    フェルスタッペンとの差は平均0.573秒と大きく開き、タイトルを争うチームの2台目としては厳しい数字が並ぶ。

    最小差はハンガリーGPの0.163秒だった一方、最大差はアゼルバイジャンGPの1.026秒。

    今季だけでもQ1敗退6回、Q2敗退8回と、安定した戦いが続かなかった。

    角田裕毅 レッドブル・レーシング

    セットアップ一致でも縮まらない“0.308秒差”
    サンパウロGPではフェルスタッペンが角田裕毅のセットアップをコピーして予選に臨んだが、それでも0.308秒差がついた。

    これは今季4番目に小さな差とはいえ、レッドブルがタイトルを争う上では依然として致命的なレベルだ。

    角田裕毅にはイモラでクラッシュし、Q1でタイムを残せなかったセッションもあった。

    こうした積み重ねが平均0.573秒という差につながり、バトンの「王座は無理」という指摘を強める要因となっている。

    レッドブルは“フェルスタッペンに近い2台目”を必要としている
    コンストラクターズ選手権は2台の合算ポイントで争われる。フェルスタッペンが圧倒的に速くても、2台目が大きく遅れればポイント差は縮まらない。

    2026年に向け、レッドブルはリアム・ローソン、アイザック・ハジャー、そして角田裕毅の3名を中心に評価を進めている。

    “フェルスタッペンに安定して近い位置で走れるドライバー”を確保できなければ、レッドブルの王座奪還は難しいままだ。

    ジェンソン・バトンの言葉が示すように、角田裕毅の残留はレッドブルにとって単なる契約判断ではなく、チームの未来を左右する大きな分岐点となっている。

  • 角田裕毅 F1ラスベガスGP予選「3秒遅い理由がタイヤ空気圧と分かり納得」

    角田裕毅 F1ラスベガスGP予選「3秒遅い理由がタイヤ空気圧と分かり納得」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP予選で、チーム側のタイヤプレッシャー設定ミスにより十分なグリップを得られず、19番手でQ1敗退という厳しい結果となった。

    フルウエットのQ1が始まると同時に、角田裕毅はマシンに“いつもと明らかに違う”挙動を感じていた。加速してもホイールスピンが収まらず、ステアリングを切っても氷の上を滑るような手応えしかない。

    さらに「タイヤセットに何が起きているのか分からない」と無線で訴えるほど、通常のエクストリームウェットとはかけ離れたフィーリングに苦しんでいた。

    セッション後の確認で、原因がはっきりした。使用していたタイヤの空気圧が大きく規定値から外れており、通常のグリップを発揮できない“異常な状態”で走らされていたことが判明した。

    「セッション中は本当にまったくグリップがなくて、ずっと氷の上みたいな感じでした。ずっとホイールスピンしていて、何かおかしいなって思っていましたし、タイヤセットがどうなっているのかも分からなくて、すごく変なフィーリングでした」と角田裕毅は振り返る。

    「前にエクストリームを使ったときは普通に速かったので、今回は3秒もみんなより遅くて、本当に理由が分からなかったです。何かがちゃんと機能していないのは走っていて感じていました」

    「今はタイヤプレッシャーがかなり外れていたと分かって、ああ、そういうことだったのかって納得しましたけど、その中でも自分なりにできることは全部やったつもりです」

    週末のフリー走行では常に上位につけ、今季最高レベルの仕上がりを見せていた中での予選19番手。本人の落胆も大きい。

    「すごく厳しいですし残念です。予選までは週末を通してすごくいいペースだったので、本当に悔しいです。明日は何とか取り返せるように頑張りたいです」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

    ローラン・メキース 「ユウキにチャンスを与えられなかった」
    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、角田裕毅のQ1敗退について完全にチーム側のミスだと認め、本人に謝罪した。

    「ユウキの件は我々の責任だ。タイヤプレッシャーで大きなミスがあり、彼に競争力を発揮するチャンスを与えられなかった。こうしたことは起きてはならないが、起きてしまった以上は学んで強く戻るしかない」

    「彼は週末を通してとても良いリズムに乗っていた。それだけに、こういう形でチャンスを奪ってしまったのは本当に痛い。明日は巻き返してくれるはずだ」

  • レッドブルF1代表が角田裕毅に謝罪「タイヤプレッシャーにかなり大きなミス」

    レッドブルF1代表が角田裕毅に謝罪「タイヤプレッシャーにかなり大きなミス」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースが、2025年F1ラスベガスGP予選で19番手に沈んだ角田裕毅に対し、チームの重大ミスを認めて謝罪した。

    角田裕毅は週末を通して好調なリズムを築いていたものの、Q1で不本意な形で敗退することとなった。

    メキース代表は、予選後のメディア対応でチーム側のタイヤプレッシャー設定に誤りがあったことを明かし、角田裕毅の競争力を奪う結果になったと説明した。

    「まずは角田裕毅のことから話したい。これは我々の責任で、タイヤプレッシャーにかなり大きなミスをしてしまい、彼は実質的に競争力を発揮できるはずのない設定で走らされることになった」とメキースは語った。

    「こういったことは本来起きてはならないが、起きてしまう時はある。そこから学び、より強くなって戻るしかない」

    角田裕毅 レッドブル・レーシング ラスベガスグランプリ

    角田裕毅の週末の仕上がりを称えながら深い謝意を述べた。

    「彼には謝らないといけない。週末ずっといいリズムに乗っていたのに、そのチャンスを奪ってしまったのは本当に痛い」

    万全の状態で臨めなかった角田裕毅は、Q1で19番手となり予選を終えている。レッドブル・レーシングは決勝に向けて巻き返しが求められる状況だ。

  • 角田裕毅 レッドブルF1での役割に変化「マックスにアイデアを出せている」

    角田裕毅 レッドブルF1での役割に変化「マックスにアイデアを出せている」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)が、2025年F1ラスベガスGPを前に、チーム内で担っている“技術的な役割”について語った。シーズン後半に入ってからRB21の改善に深く関わり、マックス・フェルスタッペンの逆転タイトルに貢献していることを明かした。

    コンストラクターズ選手権ではレッドブルが3位につけており、フェラーリに4ポイント差で上回る状況。角田裕毅のポイント獲得はもちろん、マシン開発面での働きもチームにとって大きな要素となっている。

    「僕がやらなければ明確にならなかった」セットアップ分業の舞台裏
    角田裕毅は、レッドブルが採用するセットアップ分業について、次のように説明した。

    「僕の意見としては、マックスにアイデアを出せている部分はあると思います。ブラジルではピットレーンスタートだったんですけど、違うことを試していました。予選だけを見ると役に立ったかは分かりませんが、少なくともレース前には方向性を明確にすることができました。僕がやらなければ、あそこまでクリアにはなっていなかったと思います」

    「特にシーズン後半は、セッションの出だしからセットアップを分けることが多いですし、その中で僕が新しい試みを担当することも多いです」

    フェルスタッペン超えのFP1は手応え十分
    ラスベガスGP初日のフリー走行1回目で、角田裕毅は3番手に入り、フェルスタッペンを0.038秒上回った。フリー走行2回目では赤旗連発で順位を落としたものの、セッション自体がまとまった走行にならず順位は参考にならない状況だった。

    夏休み以降の数戦では、アゼルバイジャンでの6位を含め3度ポイント獲得。順位以上に、ここ数戦でのペース向上は明確となっている。

    「マックスに近づくのが一番大事です」 チームの得点力にも貢献
    角田裕毅は、自身の役割について次のように語った。

    「マックスに可能な限り近いところで予選するのが一番大事ですし、それをやらないといけないと思っています。メキシコでは10番手か11番手からのスタートでしたが、スティントの中でマックスを少し助けることができました」

    「アメリカやブラジルではポイントは取れませんでしたが、ペナルティがあってもペースとしてはトップ7くらいの力はあったと思います。ペース自体はすごく良かったので、あとはしっかりまとめることが必要だと思っています」

    これらの走りは、レッドブルがコンストラクターズ選手権3位を維持する上で重要なものだ。年末の賞金額に直結するこの順位は、1000万ドル超の価値を持つ。

    角田裕毅 レッドブル F1

    2026年の去就は不透明も「今はやれることをやるだけです」
    2026年のレッドブル系のラインアップは確定しておらず、フェルスタッペン以外の3シートは全て未定のままだ。アイザック・ハジャーの昇格が有力視されており、レーシングブルズ復帰も選択肢だが、リアム・ローソンやアービッド・リンドブラッドの存在もある。

    角田裕毅は、自身の未来については次のように話した。

    「僕は今できることをやるだけですし、チームのために役に立てるように全力を尽くしています。マックスのため、コンストラクターズのために貢献することが今の僕の仕事だと思っています」

    不透明な状況が続く中でも、角田裕毅はチームのためにやるべき役割を明確にし、確かな存在感を示している。

  • 角田裕毅 F1ラスベガスGP初日「自信はあるけど、まだやることはある」

    角田裕毅 F1ラスベガスGP初日「自信はあるけど、まだやることはある」

    角田裕毅(レッドブル・レーシング)は、2025年F1ラスベガスGP初日のフリー走行で好感触を得た一方、FP2ではいくつかの問題に見舞われたことを明かした。FP1では序盤から速さを示し、低グリップ路面でも自信を持ってマシンを操れたという。

    一方でFP2はトラブルが発生し、十分な走行ができないまま終わったが、それでもセットアップ比較などで前進が得られたと述べた。明日のFP3と予選に向けて、改善の余地はあるものの処理できる範囲だと語る。

    FP1は非常に良いセッションに見えました。FP2はあまりカウントできない状況でしたが、今日の走行全体をどう感じていますか?

    全体的には、ラスベガスの初日としてすごく自信のある1日になりました。FP2で少し問題があったのは残念ですが、ペース自体はしっかりありました。FP1とは少し違うフィーリングがあったのですが、学びの一部として受け止めています。完全ではないですが、セッションの中で良い方向に向かって改善できましたし、それでもペースは悪くなかったので、今日は良い1日だったと思います。チームとしてもいろいろ比較ができたので、明日はすべてをまとめたいと思います。

    FP2の問題は何だったのでしょうか? マシントラブルでしたか? それともセッション全体の問題ですか?

    反射(reflex)系の問題でした。

    角田裕毅(レッドブル・レーシング) ラスベガスグランプリ

    FP1では最初のラップからかなり速かった印象です。セットアップ的にも最初から自信を持てるクルマだったのでしょうか?

    はい、そう思います。このクルマの理解が進んできていて、特に低グリップの路面ではマシンへの自信がすごく大事です。常にクルマをコントロールし続ける必要があるからです。その点で今日は自信がありましたし、このマシンをしっかり扱えていると感じました。もちろん、まだ詰められる部分はありますが、良い流れだと思います。

    この調子で進められれば、明日は前の方で戦えそうですか?

    どうでしょうね。FP2ではまだそこまで速くはなかったですし、フェラーリはかなり速いと思います。トップ4チームは本当に僅差なので、まだクルマから少しスピードを引き出す必要があります。でも、セットアップを比較しながら、今夜のうちに何か見つけられると思いますし、明日が楽しみです。