カテゴリー: 角田裕毅

  • ホンダF1 山本雅史MD 「角田裕毅は焦らず自分の走りを成熟させる時期」

    ホンダF1 山本雅史MD 「角田裕毅は焦らず自分の走りを成熟させる時期」

    ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、アルファタウリ・ホンダF1のルーキーである角田裕毅は、焦らずにF1での自分の走りを成熟させる時期であり、心配はしていないと語る。

    今年、7年ぶりに日本人F1ドライバーとしてデビューを果たした角田裕毅は、開幕戦バーレーンGPで9位入賞という好スタートを切ったが、その後やクラッシュや無線やインタビューでの言動など、ネガティブな部分の方が話題になってしまっている。

    F1モナコGPでも予選16番手、決勝16位と他のホンダF1エンジン勢と比較して結果を出すことができなかった。

    それでも、山本雅史は、まだ5戦を戦っただけのルーキーであり、じっくりと成長を見守るべきだと考えている。

    「今年はデビュー戦でいきなり速さを見せて9位入賞という素晴らしいスタートを切ったのち、今回の5戦目まではやや苦しんでいる部分もあると思っています」と角田裕毅について山本雅史は語った。

    「とは言え、彼はまだ5戦を走っただけのルーキーです。フェルスタッペン選手やガスリー選手も、デビュー当初は今のような輝かしい成績を残したわけではないですし、コンスタントに入賞できるようになるまではそれなりに時間がかかっています。角田選手も今は目の前のレースにフォーカスして、多くのことを学んでいくタイミングです」

    「16位に終わったモナコGPでもハードタイヤを60周以上マネージしたり、長いレースをきちんと完走する中で多くのことを学んだと思いますし、それ以前のレースでも、失敗やトラブル、チームメイトのガスリー選手の走りなどからいろいろなことを収穫していると感じています」

    「ファンの皆さんと同様、私自身も久しぶりの日本人ドライバーに期待してしまう部分はありますし、彼に特別な速さがあることは多くの関係者が認めるところですが、今は焦らず、じっくりとF1での自分の走りを成熟させる時期だと考えています」

    「角田選手と話していても、本人は十分にその辺りを理解していますし、新人ドライバーの育成経験が豊富なフランツ・トストさん(スクデーリア・アルファタウリ代表)のチームですので、私自身はあまり心配していません」

  • 角田裕毅 「FP2での走行不足でマシンへの自信を失っていた」

    角田裕毅 「FP2での走行不足でマシンへの自信を失っていた」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、F1モナコGPのFP2での接触で走行時間を失ったことでマシンへの自信を築くことができず、予選でパフォーマンスを発揮できなかったと認める。

    角田裕毅は、FP2の中盤にプールサイドセクションの先でガードレールに接触し、11ラップの走行に留まった。ヘルムート・マルコは、モナコ初走行となる角田裕毅に走行距離を稼いで経験を積むためにウオールから距離を置くように“100回”伝えていたとして激怒した

    現状、角田裕毅はチームメイトのピエール・ガスリーに大きく遅れをとっており、ガスリーがQ3に進出して6番グリッドを獲得したのに対し、Q1で敗退して16番手に留まった。

    角田裕毅は、実際にクラッシュしたことで自信を失い、Q1ノックアウトに至ったと認める。

    予選フォームについて質問された角田裕毅は、ピエール・ガスリーに対するペース不足のどれくらいがモナコ特有のものであったか、予選パフォーマンスの向上に取り組む必要があるなど広い問題について話した。

    「そこはかなり50-50だと思います」と角田裕毅は Formula1.com に語った。

    「僕サイドの問題であることも確かです。主な問題は、FP2でかなり多くのラップを失ったことでした」

    「他のクルマ勢と比較して少し自信を失っていました。特に予選ではマシンを“send it(危険や無茶を承知でやる)”する自信が必要です」

    「あれは僕に落ち度がありました。僕自身の問題でもありましたが、その一方でマシンとマシンセットアップの発展という点でハマっていませんでした」

    「今後にむけてすべてをまとめる必要があると思っています」

    アルファタウリ・ホンダF1のドライバーは二人ともレースをスタートしたポジションでフィニッシュした。つまり、角田裕毅はピエール・ガスリーから10位遅れてフィニッシュしている。

    角田裕毅は、彼と彼のチームが前のマインを追い抜くために第1スティントをハードタイヤで長く走るという異なる戦略を実行したが、そのギャンブルは報われず、ポイントを獲得するために必要なポジションを補うことができずにフィニッシュした。

    「厳しい1週間でした。特にレースはそうでしたね」と角田裕毅は付け加えた。

    「[僕たちはこのレースの戦略を決定しましたが、プライムもソフトも全体的にうまくいきませんでした」

    「でも、良いポイントを獲得するには、他のマシンとは少し違うものが必要だったので、僕たちが決定したことには完全に同意していました」

    「少しギャンブルをする必要がありましたが、このギャンブルはうまくいきませんでした。ずっと1台のマシンの後ろで身動きが取れませんでした」

    「ペースはOKでしたが、今週の全体的な主な問題は予選のパフォーマンスでした。今後、予選パフォーマンスの問題が将来され、より良い結果が得られることを期待しています」

  • アルファタウリ・ホンダF1 「モナコでの経験は角田裕毅の今後の糧になる」

    アルファタウリ・ホンダF1 「モナコでの経験は角田裕毅の今後の糧になる」

    アルファタウリ・ホンダF1のチーム代表を務めるフランツ・トスト、テクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンが、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの決勝を振り返った。

    5番グリッドからスタートしたピエール・ガスリーは30周目にピットストップ。後ろにいたルイス・ハミルトン(メルセデス)が1周前にピットへ入った動きに反応し、ハミルトンの前でコースへ復帰する。

    さらに遅くピットインしたセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)がピットアウトでガスリーに並びかけ、カジノ・スクエアで前に出られるが、6番手をキープしてレースを進める。30周以上にわたってピエール・ガスリーに抑え込まれたルイス・ハミルトンは、順位アップよりもファステストラップの1ポイントを狙ってプットストップ。その後、ガスリーは最終ラップまでベッテルにプレッシャーをかけ続け、6位入賞を果たした。

    16番手からスタートした角田裕毅は、スタート時にハードタイヤを装着し、前方で波乱が起こった際に前へ出られるよう、長いスティントを走行する戦略を採用。残り12周となるまでハードタイヤで走行を続けてソフトタイヤに交換したが、過去10年で2度目となるセーフティカー出動なしと展開に恵まれず、16位でチェッカーフラッグを受けた。

    フランツ・トスト(チーム代表)
    「レッドブル・レーシング、マックス・フェルスタッペン、そして、ホンダの皆のモナコでの素晴らしい勝利を祝福する。また、グランドスタンドに観客が集まってレースの雰囲気を盛り上げてくれたこともうれしかった。ピエールは6番手からレースをスタートして、ハミルトンを相手にうまくディフェンスし、タイヤのマネジメントも非常にプロフェッショナルだった。ピットストップでハードを装着し、適切なウインドウに入れることに苦労したが、ハミルトンを相手にしっかりと守ることができた。裕毅は、ここで他のカテゴリーで戦ったことがなく、彼にとっては初めてのモナコでのレースだった。もちろん、F1マシンで走って学ぶにはとても難しいトラックだ。FP1で非常に良いパフォーマンスを見せ、FP2では小さなアクシデントに見舞われたが、土曜日のフリー走行ではトラックで自信を高めていた。予選は彼にとってさらに難しく、重量計測で時間をロスし、追加のラップを走行できなかったため、わずかな差でQ2進出を逃した。今日、彼はクリーンなレースをしてくれた。ここモナコでたくさんの経験を積んだことは、今後に役立つだろう。6位でフィニッシュできたことで、シーズンのスタート地点に戻れたので、今後のレースでも同じようなパフォーマンスができることを期待している」

    ジョディ・エギントン(テクニカルディレクター)
    「もちろん、ポイントを獲得してモナコを後にできるのは良いことだ。しかし、もっと良い結果を出せなかったことには少しがっかりしている! オープニングスティントが好調だっただけに、セバスチャンがピットストップでピエールの前に出たことには非常にフラストレーションを感じているが、チームとして見直すべきことだと思っている。裕毅のレースは大きな波乱もなく、予選ポジションを考えれば彼のレースがトラフィックに大きく影響されることは明らかだったので、レース中に戦略を練っていこうとしたが、かなり単調なレースになってしまい、できることが限られてしまった。彼はミスのないクリーンなレースを戦っていたし、経験を積めむことができたと思うので、今後に生かしていけるだろう。ここでのパッケージはまずまずのパフォーマンスを発揮していた。今後レースはまったく異なるものになるが、次のグランプリでも競争力を発揮できることを期待している」

  • 角田裕毅、初のモナコを完走 「課題は予選のパフォーマンス」

    角田裕毅、初のモナコを完走 「課題は予選のパフォーマンス」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPを16位で完走した。

    16番手からスタートした角田裕毅は、スタート時にハードタイヤを装着し、前方で波乱が起こった際に前へ出られるよう、長いスティントを走行する戦略を採用。残り12周となるまでハードタイヤで走行を続けてソフトタイヤに交換したが、過去10年で2度目となるセーフティカー出動なしと展開に恵まれず、16位でチェッカーフラッグを受けた。

    「16番手からのスタートで、簡単にいかないのは分かっていました」と角田裕毅は語る。

    「1周目は周りのマシンと比べてグリップに苦しみ、いくつか順位を落としてしまいました。その後はいいペースはあったものの、前のマシンの後方に留まり、前へ出られませんでした」

    「僕の一番の課題は予選のパフォーマンスをどうやって上げていくかです。ポイント獲得を果たせるように、次のレースへ向けて懸命に取り組んでいきます」

    2021年 F1モナコGP 決勝 結果
    1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
    2.カルロス・サインツ(フェラーリ)
    3.ランド・ノリス(マクラーレン)
    4.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
    5.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
    6.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
    7.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
    8.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    9.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    10.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
    11.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    12.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    13.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    14.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    15.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    16.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    17.ニキータ・マゼピン(ハース)
    18.ミック・シューマッハ(ハース)
    DNF.バルテリ・ボッタス(メルセデス)
    DNS.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
  • 角田裕毅、2戦連続Q1敗退 「車検に呼ばれて走行プランが狂った」

    角田裕毅、2戦連続Q1敗退 「車検に呼ばれて走行プランが狂った」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの予選を16番手で終えた。

    Q1では、多くのドライバーがコース上に留まって連続周回を行ったことから、目まぐるしく順位が入れ替わる展開となった。角田裕毅はキャリアを通じて初走行となるモナコで、15番手のセバスチャン・ベッテルにわずか0.018秒及ばず、16番グリッドとなった。

    「ここまでモナコでの走行経験がないこともあり、今週末はとてもチャレンジングになっていますが、予選でのラップはよかったと思うので、Q2進出を果たせなかったのは不運でした」と角田裕毅はコメント。

    「3回のアタックラップを走る予定が、セッション中に(車検で)重量計測を行わねばならなかったことでプランが狂い、2回に終わってしまいましたし、ベストラップでもセクター2ではトラフィックに遭ってしまいました」

    「すべてのデータを分析して、ピエールと比較して僕はどこが弱いのかを確認しなければなりません。そして、彼とともにQ3で戦えるように改善できればと思います」

    「僕らはレースごとに進歩を見せられていると思いますし、マシンのパフォーマンスには満足しています」

    2021年 F1モナコGP 予選 結果/タイム
    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分10秒346
    2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) – 1分10秒576
    3.バルテリ・ボッタス(メルセデス) – 1分10秒601
    4.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分10秒611
    5.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分10秒620
    6.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) – 1分10秒900
    7.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分11秒095
    8.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) – 1分11秒419
    9.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) – 1分11秒573
    10.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) – 1分11秒779
    11.エステバン・オコン(アルピーヌ)
    12.ダニエル・リカルド(マクラーレン)
    13.ランス・ストロール(アストンマーティン)
    14.キミ・ライコネン(アルファロメオ)
    15.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)
    16.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
    17.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)
    18.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)
    19.ニキータ・マゼピン(ハース)
      ミック・シューマッハ(ハース)
  • 角田裕毅 「将来的にレッドブルのF1シートを獲得したいと思っている」

    角田裕毅 「将来的にレッドブルのF1シートを獲得したいと思っている」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、厳しいデビューイヤーに耐えているが、将来、レッドブル・レーシングのシートを獲得したという願望を隠してはいない。

    今月21歳になった角田裕毅は、ジュニアカゴリーをわずか3年で卒業し、レッドブルF1のドライバー育成のボスであるヘルムート・マルコによって、今シーズン、アルファタウリ・ホンダF1でデビューのチャンスを与えられた。

    しかし、9位入賞を果たしたバーレーンでのデビュー週末の有望なパフォーマンスを繰り返すことができておらず、逆にミスが続発している。また、F1スペインGPの予選後のインタビューでの言動が問題視され、角田裕毅はチームに謝罪している。

    今週末、モナコでの初走行となった角田裕毅は、FP2でガードレールに接触してマシンを破損させ、緊急に慣れないストリートサーキットで走行時間を短縮することになり、ヘルムート・マルコを怒らせた。

    これにより、早くも角田裕毅のF1での旅はホンダのラストイチャーとなる今年1年で終わるのではないかとの声も囁かれ始めている。

    それでも、角田裕毅は自分の能力に自信を持っており、過去数戦の失望が次のステップアップの目標を思いとどまらせることはない。

    現在、レッドブル・ホンダF1のドライバーを務めるセルジオ・ペレスは、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして1年契約しか結んでおらず、角田裕毅が一貫した速さと信頼を掴み取ることができれば、長期的なシートのチャンスはある。

    「もちろん、将来、レッドブルのドライバーになりたいと思っています」と角田裕毅は Channel 4 に語った。

    「しかし、今のところ、特に最初の1年間は、アルファタウリにいることに本当に満足しています」

    「フランツ(トスト/チーム代表)は本当にいい人です。もちろん彼は[プッシュしますが、僕を急かすようなことはしません」

    「それは僕にとてもよく合っていて、アルファタウリと一緒に仕事をすることを本当に楽しんでいます・チームのためにできるだけ多くのポイントを獲得することに集中しています」

    「そして、チームメイトであるピエール・ガスリーも、本当に経験豊富なドライバーであり、速いです。僕たちはすでに良い関係を築いていると思います」

    また、角田裕毅は、他のF1ドライバーを“敵”と表現した以前の発言についても説明した。

    「もちろん、僕はすべてのF1ドライバーを尊重していますが、すべてのドライバーを打ち負かしたいと思っています」と角田裕毅は語った。

    「他のドライバーを倒したときは、いつも幸せを感じます。成功するには、他のすべてのドライバーを倒して、チームマネージャーに自分が彼らよりも優れていることを示す必要があります」

  • ヘルムート・マルコ、角田裕毅を叱責「規律を示すことを学ぶ必要がある」

    ヘルムート・マルコ、角田裕毅を叱責「規律を示すことを学ぶ必要がある」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、F1モナコGPのFP2でガードレールに接触してマシンんを損傷させてセッション終了を余儀なくされたアルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅に怒りをあらわにした。

    前戦F1スペインGPの言動によるネガティブなイメージを引きずったまま迎えたF1モナコGPを迎えた角田裕毅は、開幕戦以来、クリーンな週末をまとめることができていない。

    角田裕毅は第2戦F1エミリア・ロマーニャGPでの予選Q1でのクラッシュを喫しており、モナコでの接触によるセッションの早期切り上げはヘルムート・マルコの怒りを買うことになった。

    モナコ初走行となった角田裕毅はFP1で10番手タイムを記録したが、FP2ではプールサイドセクションの先でガードレールに接触してAT02のスペンションを損傷。時間内に修復できず、11周の走行に留まった。

    レッドブル陣営は角田裕毅に適切な走行距離を走り込むこと優先して、危険なトラックの境界は避けてドライビングするよう警告しており、それを守らずに接触事故を起こしたことにヘルムート・マルコの堪忍袋の緒が切れた。

    「我々は彼に何千回も話をした。モナコで重要なのはひとつだけだ。距離をあけろ、距離をあけろ、距離をあけろ」と怒ったヘルムート・マルコは記者団に語った。

    「彼は本当に何らかの規律を示すことを学ぶ必要がある」

    角田裕毅は、事故の前にそこまで強くプッシュしていたわけではないが、誇りとタイヤのデグラデーションの組み合わせによってガードレールに流れてしまったと考えている。

    「エントリーではあまりハードにプッシュしていたわけではありません。グリップが失ってしまったんだと思います」と角田裕毅は説明した。

    「あそこでは多くのデグラデーションがあり、風かなり多くの誇りが舞っていたと思います」

    「ターン15とターン16の間でリアを完全に失い、ウォールにぶつけてしまいました。それで、セッションを終えなければなりませんでした」

    事件にもかかわらず、角田裕毅はまだ希望は捨てていないと語る。

    「土曜日のために2セットのソフトがあるので、最悪のケースでも、世界の終わりでもないと思っています」と角田裕毅は語った。

    「ただ、土曜日に向けてもっと準備をして、すべてをまとめる必要があります」

  • 角田裕毅 「走行時間を失うことは理想的ではないが最悪の状況でもない」

    角田裕毅 「走行時間を失うことは理想的ではないが最悪の状況でもない」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、2021年のF1世界選手権 第5戦 F1モナコGPの金曜フリー走行を20番手で終えた。

    モナコGP初走行となる角田裕毅は、早い段階からペースを上げ、9番手でFP1を終える。しかし、午後のFP2では、プールサイドセクションの先でガードレールに接触し、11周の走行に留まった。

    「今日は残念ながら午後のセッションを早く切り上げなくてはなりませんでした」と角田裕毅は振り返る。

    「特にコーナーをハードに攻めたわけではないのですが、コーナーの出口でグリップを失い、ウォールに接触してしまいました。レースへの準備にどれだけ影響するか分かりませんが、走行時間を失うことは理想的ではありません」

    「ただ、土曜に向けて2セットのソフトタイヤを持っているので、最悪の状況ではないと思っています。土曜に向けて万全の準備を行い、きっちりとアタックを決めたいと思います」

    2021年 F1モナコGP FP2 結果/タイム
    1.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分11秒684
    2.カルロス・サインツ(フェラーリ) – 1分11秒764
    3.ルイス・ハミルトン(メルセデス) – 1分12秒074
    4.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) – 1分12秒081
    5.バルテリ・ボッタス(メルセデス) – 1分12秒107
    6.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分12秒379
    7.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) – 1分12秒498
    8.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) – 1分12秒708
    9.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ) – 1分12秒746
    10.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) – 1分12秒982
    11.キミ・ライコネン(アルファロメオ) – 1分13秒065
    12.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) – 1分13秒175
    13.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分13秒195
    14.エステバン・オコン(アルピーヌ) – 1分13秒199
    15.ダニエル・リカルド(マクラーレン) – 1分13秒257
    16.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ) – 1分13秒509
    17.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ) – 1分13秒593
    18.ニキータ・マゼピン(ハース) – 1分14秒407
    19.ミック・シューマッハ(ハース) – 1分14秒416
    20.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) – 1分14秒829
  • 角田裕毅 「スペインでの言動を後悔している…二度と繰り返したくない」

    角田裕毅 「スペインでの言動を後悔している…二度と繰り返したくない」

    アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、スペインの週末での言動をまだ後悔しており、F1モナコGPで良い結果を出すことでチームに償うことができることを望んでいる。

    F1スペインGPの週末、角田裕毅は前戦から継続するマシンへのフラストレーションを拭い去ることができず、FP3でエンジニアから“落ち着く”ように諭され、予選ではQ1敗退を喫した。

    予選後、メディアのインタビューに答えたチームメイトのピエール・ガスリーと同じマシンに乗っているとは思えないと発言。これがチーム批判だと解釈され、最終的に謝罪するに至った。モナコでの初レースとなる角田裕毅は、レースにむけて“リセット”する必要があると繰り返した。

    「バルセロナでは非常に困難なレースウィークを過ごしました。今後あのようなレースウィークは二度と過ごしたくないですし、リセットする必要があります。特に予選での無線には本当に後悔しています。あのようなことは言うべきではありませんでした…だから、二度としたくないですし、あそこからリセットするつもりです」と角田裕毅はF1モナコGPの水曜記者会見で語った。

    「モナコは新しいトラックです。ドライブしたことはないですが、お気に入りのトラックのひとつです。リセットして、期待して、チームのために良い結果をもたらす必要があります」

    伝統的にF1モナコGPは変則的なスケジュールとなり、予選は土曜日、決勝は日曜日だが、2回のフリープラクティスは木曜日に行われる。タフなストリートサーキットでの初めての走行にどのようにアプローチするかと質問された角田裕毅は、徐々にモナコというものを理解していきたいと語る。

    「ここでは経験がないので、とにかくペースを上げていかなければなりません」と角田裕毅は説明した。

    「モナコはおそらく他のトラックとは少し違います…だから、ペースを上げることが最も重要だと思っています。ペースを上げて、予選に備える自信をつけるために、特にFP1からFP3までしっかりとクリーンセッションを行うことだと思っています」

    「なので、僕にとってのメインな目標はクリーンなセッションです。また、木曜日と土曜日の間に少し休憩がありますが、これは少し珍しいことです。それで、それも適応し、僕サイドからも改善できるように過去の経験を生かせることを願っています。良いレースウィークになることを期待しています」

    アルファタウリ・ホンダF1は、ピエール・ガスリーが8ポイントの獲得でランキング8位、角田裕毅は2ポイントの獲得でランキング13位につけており、チームとしてはコンストラクターズ選手権で6位に位置している。

  • 佐藤琢磨、角田裕毅にエール「僕のF1の1年目は酷かったですから(笑)」

    佐藤琢磨、角田裕毅にエール「僕のF1の1年目は酷かったですから(笑)」

    佐藤琢磨が、今年アルファタウリ・ホンダF1でデビューを果たした角田裕毅に先輩ホンダドライバーとしてエールを送った。

    日本人がF1にレギュラードライバーとして出場するのは、2014年シーズンまで参戦していた小林可夢偉以来7年ぶり。ホンダのドライバー育成プログラム出身者としては、2002年から2008年まで参戦していた佐藤琢磨以来13年ぶりとなる待望の日本人F1ドライバーとなる。

    デビュー戦では9位入賞とポテンシャルを示した角田裕毅だが、その後はノーポイントのレースが続いている。そして、無線での暴言やインタビューでの発言がチーム批判と捉えられるなど、コース内外で悪い流れが続いている。

    インディ500を目前に控えてオンラインで記者会見を行った佐藤琢磨が、F1で苦戦する角田裕毅、そして、FIA-F3を戦う岩佐歩夢について語った。

    「やっぱり常に気持ちを強く持ち続けるってのはすごく大変なんです。2~3戦であればすぐに流れを変えられる、あるいはこうすればというのありますけど、それがずっと長く続いてしまうとなかなかそこから抜け出すのは心理的には難しくなる」と佐藤琢磨は語る。

    「とはいえ、僕たちはもちろん体もバイオリズムが多少ありますけど、やっぱりマシンスポーツであり、チームスポーツなので、遅い、速い、強い、上手くいかない、といったことにはすべて科学的根拠と理由があるんです。だから、そこはチーム一丸となって見つけて、改善していくことに全力を注げば、必ず結果は出ると自分でも信じてます」

    「もう一つ流れを変える大きなきっかけになるのは環境の変化です。僕はレースで言えば、開催地が変わる、今回で言えばインディ500というすごく大きな、シーズンの中では転換期になります」

    「角田選手にしても、岩佐選手にしても、初めてのシーズンで初めての体験で本当に大変だと思います。世界に慣れていくだけでも大変ですし、もちろん角田選手はセンセーショナルなバーレーン、特にQ1で2番手タイムというのはすごい鮮烈だったと思います。F1の世界でも、ファンの誰もが本当にトップレベルで走れる選手だということをそこで確認できたと思います。とにかくがんばってもらいたいですね」

    「いろいろなプレッシャーを感じているかもしれないのですが、まだまだ1年目ですし、僕のF1での1年目は酷かったですから(笑)。鈴鹿に戻るまで時間がかかっったし、自分としては鈴鹿でようやくいいレースができたという感じだった」

    「まだまだ全然これからと思ってますし、チームもアルファタウリですけど、辿っていけばミナルディですし、自分もトロロッソをテストしたときは、半分以上ミナルディのメカニックが残っていました。たぶん、今でも同じような雰囲気だと思いますし、ドライバーを中心に一緒にやっていくチームです」

    「もちろん、レッドブルの系列で厳しい側面もあるとは思いますけどね。1年目としては最高の環境でできていると思うので、自分自身を信じて、スタッフを信じて、がんばってもらいたいと思います」

    鈴鹿サーキットレーシングスクールのプリンシパルを務める佐藤琢磨は、岩佐歩夢の育成により深く携わっている。岩佐歩夢について語っていくなかで、最近の角田裕毅の発言で話題となったチームとドライバーの関係について興味深い話が聞けた。

    「歩夢に関しては、細かくLINEしながらいろいろ話したりしてるんですけど、やっぱりジュニアフォーミュラ独特の難しさがありますね」と佐藤琢磨は語る。

    「チームも、ドライバーに対する対応が、ドライバー中心にはなっていないのかなという感じがします。特にハイテックはそこそこ実績もありますし、トップチームの一つなので、余計にそういうチームを自分の方向に変えていくというか、なにかチームと作り上げていきたいことがあれば、協力してやっていく必要があるし、それを納得させるためには、走りも一つなんですけど、走りだけではなくて、説得させるための要素が必要になる」

    「先ほども言った科学的根拠です。『これがあるからこうなった。だから、自分はこうするべきだと思っていて、チームにもこういうふうにしてもらいたい』という組み立てなんですけど、それをちょっと話しました」

    「特にジュニアフォーミュラだと、ドライバーのウェイトがクルマのパフォーマンスに対してずっと大きくなるので、そこは歩夢が説得してやるしかない。『いくつかどうしてもやってみたいことがあるんだけど、チームとしてはそこはやる必要ない』と言われてしまったと言うので『それだったら自分がどう思うか、クルマを科学的に考えてこういう挙動だから、こういうふうになるから、テストだからこそそこをやりたい』と言ってみなという話をしました」

    「そしたら、翌日のテストでトップタイムを取ったんで面白いなと思いましたね。本当に彼はすごく知的だし、静かな中にすごい熱いものを持ってるんですけど、冷静にいろいろなことを判断できる本当に珍しいドライバーだと思います」

    「だから、もちろん角田選手もすごい若いんですけど、歩夢選手もSRSで1年間見てきて、絶対飛び級させたいと言って一気にフランスに持っていきました。その経験が活かされて、本当に知らない環境の中で自分をうまく作っていくということができるような気がしてます」

    そんな若手の活躍に佐藤琢磨も刺激を受けているようだ。

    「やはり若い勢いというか、特に先ほどの話、角田選手の予選のパフォーマンスだったり、F2時代に見せたうまさと鋭さみたいなのは、僕らドライバーから見てもやっぱりすごいと思います。あと若さもあるなと思うので、そういう若さと勢いのあるとこですね」と佐藤琢磨は語った。