カテゴリー: WRC (世界ラリー選手権)

  • 【WRC】 ラリー・メキシコ 結果:セバスチャン・オジェが今季2勝目

    【WRC】 ラリー・メキシコ 結果:セバスチャン・オジェが今季2勝目

    WRC 世界ラリー選手権 第3戦 ラリー・メキシコが全日程を終え、セバスチャン・オジェ(Mスポーツ)が優勝。今季2勝目を挙げた。

    ラリー最終日となる3月11日(日)のデイ4は、レオンのサービスパークを中心に3本のSSが行われた。SS20と、SS21およびその再走ステージであるSS22は、いずれも山岳丘陵地帯でのグラベルステージ。また、SS22はトップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定された。

    優勝はセバスチャン・オジェ。3日目に首位に立ったオジェは、パワーステージのSS22を2番手で終え、今季2勝目を獲得。通算42勝目を挙げた。

    2位にはダニ・ソルド(ヒュンダイ)、3位にはSS20でコースオフして横倒しになり、タイムを大幅にロスしたクリス・ミーク(シトロエン)が続いた。

    スポット参戦のセバスチャン・ローブ(シトロエン)は5位でラリーを終えた。

    トヨタ勢はヤリ-マティ・ラトバラが8位。エサペッカ・ラッピは11位、オット・タナックは14位という結果で終えた。

    WRC 第3選 ラリー・メキシコ 結果
    1. セバスチャン・オジエ フォード・フィエスタWRC 3:53:58.0
    2. ダニ・ソルド ヒュンダイi20クーペWRC +1:13.6
    3. クリス・ミーク シトロエンC3 WRC +1:29.2
    4. アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC +1:48.4
    5. セバスチャン・ローブ シトロエンC3 WRC +2:34.6
    6. ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC +9:13.0
    7. ポンタス・ティデマンド シュコダ・ファビアR5 +10:34.7
    8. ヤリ‐マティ・ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC +15:47.1
    9. ガス・グリーンスミス フォード・フィエスタR5 +17:19.3
    10. ペドロ・ヘラー フォード・フィエスタR5 +24:28.1

  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 3日目レポート

    【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 3日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコの競技3日目デイ3が3月10日(土)にメキシコのレオンを中心に行われ、再出走を果たしたTOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)が総合9位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合12位につけた。なお、デイ2で総合3位だったオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)は、トラブルによりリタイアとなったが、チームはサービスパークで問題を解決し、明日のデイ4に再出走する予定。

    ラリー・メキシコのデイ3は、デイ2と同様にレオン周辺の山岳地帯や荒野のグラベル(未舗装路)コースがメインステージとなった。SS(スペシャルステージ)は市街地やサーキットでの3本のショートSSを含む計9本で、その合計距離は140.35km。デイ3もまた高い気温と高い標高での戦いとなった。デイ2で首位と11秒差の総合3位につけていたタナックは、良い出走順にも恵まれ、ポジションアップを目指して最初のSSをスタートした。しかし、途中でターボに問題が発生して2分以上タイムを失い、SSフィニッシュ後にリタイアとなった。

    デイ2でリタイアしたラトバラとラッピは、デイ3で再出走を果たし9本のSSをすべて走破した。ラトバラは出走2番手という早い順により、滑りやすい状態のグラベル路面での走行となったが、3番手タイムを2回記録するなど速さを示し、順位を9位まで回復することに成功。最終日の明日は、約52秒の差を埋め8位にポジションを上げることを目標に戦う。ラッピは初出場となったメキシコでの経験をさらに積むべく走行を続け、セカンドベストタイムを2回記録するなど、成長をタイムで証明した。

    競技4日目、ラリー最終日となる3月11日(日)のデイ4は、レオンのサービスパークを中心に3本のSSが行われる。SS20と、SS21およびその再走ステージであるSS22は、いずれも山岳丘陵地帯でのグラベルステージ。また、SS22はトップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3本のSSの合計距離は46.46km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は210.18kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    ラリー・メキシコは、我々にとって非常に難しい1戦です。今朝、オットはとても良い位置につけていたので、あのようなことが起きてしまい全員が残念に思っています。引き続き一生懸命作業を続け、困難から学ばなければなりません。それでも、今回の彼のラリーでのパフォーマンスは、我々にとってポジティブな材料です。まだヤリスWRCについて学んでいる段階であるにも関わらず、初めて臨んだグラベルラリーで非常に速かったという事実は、今後に期待を抱かせるものです。ヤリ-マティは出走順に恵まれませんでしたが、ポイント獲得可能な位置につけています。また、エサペッカは依然として学習を続けており、着実に成長をしています。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    今日の午後は、メキシコで過去もっとも暑かったように感じられ、クルマとタイヤにとって苛酷な1日でした。しかし大きな問題はなく全体としては安定して走れたと思います。私たちは、少しずつ前に進んでいると感じます。最終日の明日は高速で流れるようなコーナーのステージが多く、クルマと私自身に合っているお気に入りのコースなので、良い結果を得られるのではないかと楽しみにしています。選手権にとって重要な意味を持つポイントを獲得すべく、総合8位を目標に戦います。もちろん、パワーステージも狙っているので、明日もアタックを続けます。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    今朝はすべてがうまく進んでいました。昨日よりも路面のグリップが感じられ、我々のクルマはコースにとても合っているように思いました。最初のSSの序盤、ジャンクションでミスをして約10秒遅れましたが、調子は良かったのでその後も攻め続けました。しかし、フィニッシュまで7kmという地点でターボに問題が発生しリタイアを余儀なくされました。もちろん残念ですが、これもラリーという競技の一部です。それでも、このチームで戦う初めてのグラベルラリーで、十分な競争力を確認できて嬉しく思います。明日もベストを尽くし、パワーステージではポイント獲得を目標に走ります。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    全体としては良い1日で、昨日よりも状況は良くなりました。昨晩のサービスで、メカニックたちはクルマをきちんと直してくれました。彼らには本当に感謝しています。今朝は楽しんで運転することができ、タイムも昨日より良くなりました。日中のサービスを終えた後、テレビクルーが設置した機材ボックスの下にシートベルトが引っかかってしまい、テレビクルーが来てこれを解決するのに30分程度待たなければなりませんでした。その後SSでは良い区間タイムを記録することができましたが、パンクをしてしまい、その次のSSでもパンクをしたと思ったのですが、タイムはまずまずでした。明日は、パワーステージでのポイント獲得を目指して戦います。

    ラリー・メキシコ デイ3の結果
    1 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) 3h25m03.1s
    2 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +35.9s
    3 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +46.8s
    4 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +1m28.4s
    5 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (シトロエン C3 WRC) +2m19.7s
    6 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4m44.6s
    7 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+9m24.2s
    8 ガス・グリーンスミス/クレイグ・パリー (フォード フィエスタ R5) +15m06.8s
    9 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +15m59.6s
    10 ペドロ・へラー/パブロ・オルモス (フォード フィエスタ R5) +21m43.0s
    12 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +30m45.1s
    14 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +58m18.5s

  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 2日目レポート

    【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 2日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第3戦 ラリー・メキシコの競技2日目デイ2が3月9日(金)にメキシコのレオンを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合3位につけた。デイ1で総合4位だったヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)、総合5位だったエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)は、共にリタイアとなったが、チームはサービスパークでクルマを修復し、明日のデイ3に再出走する予定。

    ラリー・メキシコのデイ2は、メキシコらしい風景が広がる山岳地帯や荒野のグラベル(未舗装路)ステージが主舞台となった。SSは3本のショートステージを含む計9本で、その合計距離は155.15km。気温は午前中最初のSSがスタートする頃にはかなり上昇し、クルマと選手にとって非常に厳しいコンディションでの戦いになった。オット・タナックは、午前中の序盤では総合5位につけていたが、その後ペースと順位を高めていき、SS8から3連続でベストタイムを記録。1位と11秒差の総合3位でデイ2を終えた。ヤリ-マティ・ラトバラはSS8終了時点で総合7位につけていたが、オルタネーターのトラブルによりリタイア。今回がラリー・メキシコ初出場だったエサペッカ・ラッピは、SS7でコースオフしリタイア。チームはサービスパークで2台の修復を行ない、デイ3での再出走を目指す。

    競技3日目となる3月10日(土)のデイ3は、レオンのサービスパークを中心に9本のSSが行われる。SS11、12、13およびその再走ステージであるSS14、15、16は、いずれも山岳丘陵地帯を舞台とするグラベルステージ。そのうちSS13/16の「エル・ブリンコ」は、終盤にビッグジャンプが控えるラリー・メキシコの名物ステージで。また、夕方にはクローズドサーキットで2.30kmのスーパーSSが2本、サービスパーク近くの特設コースで1.11kmのショートSSが1本行なわれる。9本のSSの合計距離は140.35km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は340.55kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    オットは今日、本当に素晴らしい仕事をしました。難しいコンデイションでしたが非常にクレバーに戦い、クルマの性能をフルに引き出したと思います。5番手スタートという出走順での今日の結果を考えれば、より後方からのスタートとなる明日はさらなる期待が持てます。ヤリ-マティのクルマにトラブルが起きてしまったことは残念ですが、明日は再出走できると思いますので、2番手スタートではありますが、選手権ポイントの獲得は十分に可能だと思います。このタフなイベントに初めて出場したエサペッカは、大変な1日でした。しかし明日の再出走に向けてクルマもドライバーも良い状態にあるので、明日はより多くの経験を積むことができるはずです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    今日、最初のSSをスタートした時点でクルマはとても良いフィーリングでした。しかし、その後エンジンの温度が上がり始めました。温度をコントロールすることは可能でしたが、パフォーマンスには影響が出てしまいました。温度に気をとられ、運転に集中することができませんでした。その後、日中のサービスでチームが問題の解決に尽力してくれたお陰で、午後は状況が良くなりました。それだけに、オルタネーターにトラブルが発生しリタイアせざるを得なかったのは残念です。明日、再出走すれば何ポイントか獲得できる可能性があるので、諦めずに戦い続けたいと思います。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    全体的には良い1日でした。このクルマでグラベルラリーを戦うのは初めてだったので、学ばなくてはならない新しいことが沢山ありました。暑さでエンジンの温度がかなり高くなったので、午前中はできるだけ上がらないように調整しながら走りました。しかし日中のサービスでチームが素晴らしい仕事をしてくれたので、午後はかなり状況が改善され、思い切って攻めることができました。自分よりも上位の選手と比べると出走順はやや不利でしたが、何とか彼らに大きく離されずにすみました。今日は良い1日となったので、明日もきっとうまく行くはずです。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    非常に困難な1日でした。今朝はとても残念な結果となり、午後は不必要なミスをしてしまいました。90度の左コーナーで進入ラインを見誤り、その結果ワイドに滑ってしまいコースから外れたのです。クルマにはそれほど大きなダメージはなかったのですが、コースに復帰することはできませんでした。今日はあまりポジティブではない1日でしたが、明日は状況が良くなることを期待しています。

    ラリー・メキシコ デイ2の結果
    1 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h47m55.4s
    2 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (シトロエン C3 WRC) +7.2s
    3 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +11.0s
    4 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +25.0s
    5 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +30.2s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +31.7s
    7 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +02m01.9s
    8 ポントゥス・ティディマンド/ヨナス・アンダーソン(シュコダ ファビア R5)+05m05.6s
    9 ガス・グリーンスミス/クレイグ・パリー (フォード フィエスタ R5) +08m13.0s
    10 ペドロ・へラー/パブロ・オルモス (フォード フィエスタ R5) +12m33.8s
    12 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +15m06.1s
    18 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +29m18.4s

  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 1日目レポート

    【WRC】 トヨタ:ラリー・メキシコ 1日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第3戦 ラリー・メキシコが3月8日(木)に開幕。デイ1としてグアナファト市街地でSS1が行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのオット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(ヤリスWRC #8号車)が総合2位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合4位に、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)が総合5位につけ、トップ5に3台のヤリスWRCが入った。

    今シーズン最初のグラベル(未舗装路)イベントであるラリー・メキシコは、8日(木)の午前9時より、レオンのサービスパークから約17km離れた全長5.31kmのグラベルコースでシェイクダウンが行われた。ヤリスWRCをドライブする3名のドライバーは、SSに近い環境のコースでクルマのセッティングを行ない、明日から始まるグラベルSSに向けて最終的な準備を終えた。そして、夜8時過ぎからはかつて銀鉱で栄えた古都グアナファトで全長2.53kmのSS1がスタート。町の地下に延びるトンネル内のターマック(舗装路)コースを走行し、ヤリスWRCは3台がすべてトップから3秒以内のタイムを刻むなど良いスタートを切った。

    競技2日目となる3月9日(金)のデイ2は、レオンのサービスパークを中心に9本のSSが行われる。SS2、3、4およびその再走ステージであるSS6、7、8は、いずれも山岳地帯を舞台とするグラベルステージで、そのうちSS3/7の「エル・ショコラテ」は今大会最長となる31.44kmのステージであり、途中標高2700mを越える高地を通過する。また、日中にはサービスパークのすぐ横の特設会場でSS5として1.11kmのショートステージが行われ、1日の最後にはクローズドサーキットで2.30kmのスーパーSSが2本行なわれる。9本のSSの合計距離は155.15km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は389.59kmとなる。

    カイ・リンドストローム (スポーティング・ディレクター)
    3人のドライバーが何も問題なく、そして良いタイムで今晩の最初のSSを走り終えたことを嬉しく思います。シェイクダウンでは去年から続けてきた改善作業を仕上げ、データを確認することが主な目的でしたが、それはうまく行ったと思います。メキシコのような特別なコンディションでテストすることは通常できないため、ここでは他のラリー以上にシェイクダウンが重要なのです。そして、ドライバーは皆、とても良いフィーリングを得たのではないかと思います。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    大勢の人が集まるグアナファトでラリー・メキシコをスタートするのは、いつも素晴らしい気分です。私はこのラリーの幕開けをとても楽しみにしていました。シェイクダウンでは、クルマと自分自身のフィーリングを少しずつ改善していき、明日の午前と午後のステージで、それぞれどのセットアップが適しているのか理解することができました。頭の中がきちんと整理されたので、クルマに対してはまったく不安がありません。1年前と比べるとエンジンは高地対策がきちんとなされ、足まわりも進化しており、クルマは別のレベルに達していると感じます。明朝はスタート直後からハードな戦いが始まり、特にエル・ショコラテのSSは要となるでしょうが、自信を持って臨みます。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    大好きなお客さんに見守られてのグアナファトのスタートは最高でした。自分がこの特別なスタートセレモニーの一部になれたことを嬉しく思います。地下トンネル内を走行するSS1は非常に難しく感じましたが、それでも楽しむことができました。明日からはラリー・メキシコらしい典型的なグラベルのSSが始まりますが、準備は万端です。今日、シェイクダウンで走ったコースは実際のSSと共通点が多かったので、クルマのセットアップに関して良いフィードバックが得られました。多くのセットアップを試しましたが、そのどれもが良く機能したと思います。明日からの戦いがとても楽しみですし、きっとうまく行くでしょう。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    今晩のようなスタートは自分にとって初めての経験でした。信じられない程多くの人々に驚きました。シェイクダウンでは最初の2本はうまく走れたのですが、3本目の走行で露出してきたコンクリートの角にクルマが当たり、サスペンションを壊してしまいました。もっと多く走りたかったので残念ですが、SSが始まる前に直してくれたチームに感謝します。シェイクダウンでは高地でエンジンパワーが想像以上に落ちることが分かり、とてもショックを受けました。ですので、今回はそのような状況に慣れ、どのように走ったら良いのか理解することが目標です。

    ラリー・メキシコ デイ1の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 02m06.7s
    2 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +1.9s
    3 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +2.0s
    4 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2.5s
    5 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +2.9s
    6 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +3.2s
    7 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +3.5s
    8 ダニ・ソルド/カルロス・デル・バリオ (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4.5s
    9 エルフィン・エバンス/ダニエル・バリット (フォード フィエスタ WRC) +4.6s
    10 セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ (シトロエン C3 WRC) +4.7s

  • 【WRC】 トヨタ:第3戦 ラリー・メキシコ プレビュー

    【WRC】 トヨタ:第3戦 ラリー・メキシコ プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、3月8日(木)から11日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦ラリー・メキシコに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦する。

    2018年最初の欧州圏外イベントとなるラリー・メキシコは、シーズン初のグラベル(未舗装路)ラリーでもある。サービスパークが置かれるレオンは、メキシコ中央高地グアナファト州の都市で、標高は約1800mと非常に高い場所にある。さらに、ラリーのコースには標高2700m以上の高地を走行するSS(スペシャルステージ)も含まれ、WRCの中でもっとも「空気が薄い」エリアで行われるラリーとして知られる。標高が高くなると空気中に含まれる酸素の量が減るため、一般的にエンジンの最高出力は20%程度低下する。また、3月のレオン周辺は最高気温が摂氏30度前後に達するなど高温で、エンジンだけでなく選手にとってもメキシコは非常に厳しいラリーとなる。

    トヨタは現在、マニュファクチャラーズランキングで1位と1ポイント差の2位につけており、3名のドライバーは3位のラトバラを筆頭に全員がドライバーズランキング5位以内に入っている。ヤリスWRCは去年、初めて出場したメキシコでこのラリー特有の難題に直面した。しかし、2回目の挑戦となる今年は去年発生した問題の再発防止策をヤリスWRCに施し、チーム一丸となってラリーに臨む。

    今年のラリー・メキシコは、8日(木)の夜にデイ1としてグアナファト中心部で市街地SSが行なわれ、競技がスタートする。全長2.53kmのターマック(舗装路)SSは、かつて銀鉱のために掘られた地下トンネル内も走行する、ラリー・メキシコの名物ステージ。翌9日(金)のデイ2は大自然に囲まれたグラベルコースに戦いの舞台を移し、いよいよロングステージが始まる。そのうち全長31.44kmのエル・ショコラテ(SS3/SS7)は、今大会最長のSSとなる。また、日中にはレオン中心部の特設コースで市街地SSが、1日の最後には市内のサーキットで2本のスーパーSSが連続で行なわれる。競技3日目となる10日(土)のデイ3もグラベルステージが中心の1日となり、デイの最後には前日と同じ場所で2本のスーパーSSと、1本の市街地SSが行なわれる。そしてラリー最終日となる11日(日)のデイ4は、3本のグラベルSSが予定されており、最終ステージのSS22は、トップ5タイムを記録した選手に対してボーナスの選手権ポイントが付与される「パワーステージ」に指定されている。ラリーは4日間で22本のSSを走行し、その合計距離は344.49km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は1055.88kmとなる。

    トミ・マキネン (チーム代表)
    去年、メキシコは新参の我々チームとクルマにとって非常に厳しいラリーになりましたので、それを解決するために多くの改善作業を続けてきました。前回発生した問題をすべて分析し、冷却系およびエンジンに改良を施しました。 また、(メキシコは標高が高いエリアが舞台となるため、)日本にある低圧試験設備も活用しました。以上のような領域についてかなり力を入れて改善に努めてきたので、すべてが完全に機能すれば十分に競争力のあるパッケージとなるはずです。とはいえ、実際にラリーが始まってみないとどうなるのか分かりません。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    冬が終わり、メキシコで暖かな気候と日差しを最初に経験するのがいつも楽しみです。メキシコのステージは非常に高速なセクションと、低速なセクションの両方があり、走行ラインの外側には岩が転がっているため正確なドライビングが求められます。我々は先週、スペインでグラベルテストを行ない良い結果を得ました。もちろんメキシコはもっと暑くなるでしょうが、1年のこの時期にヨーロッパでできるテストとしてはベストな環境だったと思います。サスペンションに改良を加えた結果、駆動力とブレーキング時のグリップ力が去年の終わり頃よりも良くなったように感じました。クルマに高いパフォーマンスがあることは明らかですし、もし表彰台に上がることができたら、それは選手権を戦う上で本当に素晴らしいことです。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    私にとってラリー・メキシコは、ヤリスWRCで戦う最初のグラベルラリーとなります。新たに学ぶべきことは沢山ありますが、先週スペインで行なった2日間のテストはとても有効でした。可能な限り多くのことを試し、それに対してクルマがどのように反応するのかを理解しました。まだまだ慣れなくてはならないことや、改善可能な点はありますが、グラベルでの最初のフィーリングはとても良いものでした。メキシコでグラベルステージの「掃除役」はかなり大変ですが、私の出走順は5番手と前戦よりも良いので、それが助けになるのではないかと期待しています。メキシコでの実戦経験は十分にあるので、リラックスしてラリーに臨むことができますし、トップ争いに加わることも十分可能だと思っています。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    去年、コースのレッキ(事前下見走行)は行ないましたが、ラリー・メキシコに出場するのは今回が初めてなので、どのようなラリーになるのか予想がつきません。メキシコの路面は、皆がプレイベントテストを行なったスペインのグラベルコースと似ています。しかし、SSを2回目に走行する時、路面はかなり荒れていることでしょう。また、高度もスペインとは大きく異なりますが、私は空気が非常に薄い状況でドライブしたことがありません。エンジンのパワーが低下するため、普段とは少し異なる運転をする必要があるでしょう。開幕からの2戦については自分でも満足しているので、メキシコでもその良い流れを維持したいと思います。すべてのステージを走り切り、将来のために経験値を高めることが今回の目標です。

  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン 結果:表彰台獲得ならず

    【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン 結果:表彰台獲得ならず

    2018年 FIA世界ラリー選手権(WRC) 第2戦 ラリー・スウェーデンの競技最終目デイ4が2月18日(日)にスウェーデンのトルシュビーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #9号車)が総合4位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合7位、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)が総合9位でフィニッシュ。ヤリスWRCは、前戦に続き全3台が完走を果たした。

    ラリー・スウェーデンの最終日デイ4は、トルシュビーの北側で2本のSSを行ない、最後にトルシュビーの「パワーステージ」1本を走行する3本、計51.94kmのSS(スペシャルステージ)が行なわれた。1本目のSS17ではまずオット・タナックがベストタイムを記録。そしてSS18と、ボーナスポイントがかかるパワーステージに指定されたSS19では、エサペッカ・ラッピが連続でトップタイムを記録した。そしてラッピは前日よりも順位をふたつ上げ、最終的には総合4位でフィニッシュした。今回ヤリスWRCは全部で8本のSSベストタイムを記録し、スノーロードでのパフォーマンスを証明したが、そのうち6本がオット・タナック、2本がエサペッカ・ラッピによるもの。

    WRC次戦は、3月8日から11日にかけて行なわれる第3戦ラリー・メキシコ。シーズン最初のグラベル(未舗装路)ラリーであり、外気温は摂氏30度前後に達するので「熱」が大きな問題になる。また、標高が最高2737mに達する高地で開催されるため、エンジンが取りこめる酸素の量が少なくなり、エンジンは通常よりも20%程度パワーが落ちる。そのため、クルマにとっても選手にとっても厳しい1戦となる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    3本のSSをすべて制するなど、今日は良いパフォーマンスを示すことができました。ラリースウェーデンでは全体的にクルマもドライバーも良かったのですが、コースのコンディションは必ずしも公平とはいえませんでした。将来的に、すべてのドライバーが同じようなコンディションで走れるような施策がなされると良いですね。今日、エサペッカはとても速く、昨日よりもふたつ順位を上げ、パワーステージでもトップタイムを記録しました。金曜日にたった1度だけ小さなミスをしましたが、それさえなければ表彰台のもっとも高い位置を狙えたはずです。しかし、彼が初めて雪のラリーにWRカーで出場したことを忘れるべきではないですし、きっと来年にはもっと強くなっているでしょう。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    非常に厳しい週末でした。土曜日は、はやい出走順により新雪や深い轍(わだち)の影響を受け、大幅にタイムを失ってしまいました。また、最終日を前にトランスミッションを交換しましたが、チームが素晴らしい仕事をしてくれたお陰でクルマのフィーリングが良くなり、ハンドリングも好転しました。改めて、速さと信頼性の両方が重要であると思いました。

    オット・タナック (ヤリスWRC #8号車)
    金曜日は路面コンディションが悪く、何もできないような辛い状況でした。土曜日は出走順が少し良くなりペースも上がったので、何回かSSベストタイムを記録しました。そして今日はコンディションが自分たちに合っていたので、さらに良いタイムを重ねることができました。いろいろ大変な週末ではありましたが、今回初めて未舗装路仕様のヤリスWRCでラリーに出場し、多くの学びを得ることができました。

    エサペッカ・ラッピ (ヤリスWRC #9号車)
    パワーステージで勝ち、そして順位をふたつ上げることができました。チームがある程度の良い順位でラリーを終えることができて嬉しく思います。金曜日に起きてしまったことについては、もうそれほど残念に感じていません。全体としては力強い戦いができたと思います。自分にこれほどスピードがあるとは思っていなかったので、来年このラリーに戻ってくるのが本当に楽しみです。

    ラリー・スウェーデン 結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 2h52m13.1s
    2 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +19.8s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +28.3s
    4 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +45.8s
    5 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +54.4s
    6 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +1m15.3s
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2m04.9s
    8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m52.2s
    9 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +3m44.4s
    10 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +8m45.4s

  • 【WRC】 ラリー・スウェーデン 結果:ティエリー・ヌービルが優勝

    【WRC】 ラリー・スウェーデン 結果:ティエリー・ヌービルが優勝

    WRC 世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデンが18日(日)に最終日を迎え、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイ)が優勝。ランキングトップに浮上した。

    競技4日目、ラリー最終日は、トルシュビーのサービスパークを中心に3本のSSが行われた。リケナス1,・2(SS17/SS18)はラリー・スウェーデンの名物ステージ。そして、ラリーの最後を飾るトルシュビー2(SS19)は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定された。

    ティエリー・ヌービルは、土曜日のスピンを除けば、金曜日のSS1からラリーをコントロール。今季初優勝を成し遂げた。

    2番手には19.8秒差でシトロエンのクレイグ・ブリーンが続き、キャリアベストとなる2位表彰台を獲得。3位にはアンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイ)が続き、ヒュンダイがダブル表彰台を獲得した。

    トヨタ勢では、エサペッカ・ラップが4位フィニッシュ。ヤリ-マティ・ラトバラは7位、オット・タナックは9位だった。

    開幕戦優勝のセバスチャン・オジェ(Mスポーツ)で10位でフィニッシュした。

    WRC2クラスでは、トヨタの育成ドライバーである勝田貴元がクラス優勝を成し遂げた。

    勝田貴元

    2018 世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデン 結果

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC 2:53:13.1
    2 クレイグ・ブリーン シトロエンC3 WRC +19.8
    3 アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC +28.3
    4 エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +45.8
    5 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC +54.4
    6 マッズ・オストベルグ シトロエンC3 WRC +1:15.3
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC +2:04.9
    8 テーム・スニネン フォード・フィエスタWRC +2:52.2
    9 オット・タナック トヨタ・ヤリスWRC +3:44.4
    10 セバスチャン・オジェ フォード・フィエスタWRC +5:25.4
  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン 3日目レポート

    【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン 3日目レポート

    2018年 FIA 世界ラリー選手権 (WRC) 第2戦 ラリー・スウェーデンの競技3日目デイ3が2月17日(土)にスウェーデンのトルシュビーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #9号車)が総合6位、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合7位と、それぞれ前日よりもひとつ順位を上げた。また、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)は総合9位につけ、ヤリスWRCは全車が最終日デイ4に駒を進めた。

    ラリー・スウェーデンのデイ3は、森林地帯を中心に合計距離120.31kmの8本のSS(スペシャルステージ)が行なわれた。前日、不利な出走順により大幅にタイムロスしたタナックは、コンディションが比較的良かった午前中のSSで、2本のベストタイムと1本のセカンドベストタイムを記録。また、ラトバラも2、3番手のタイムを刻み、本来のパフォーマンスを発揮した。しかし、午後の再走SSでは前日と同じように直前にヒストリックカーの走行があったためコンディションが悪化。その後、WRカーの走行が増えるほど路面の状態は改善されていったため、出走順が後方の選手が有利な状況だった。そのため、出走順がはやめだったタナックとラトバラはタイムが伸びなかったが、それでもラトバラは前日よりもひとつ上の総合7位でデイ3を走りきった。タナックは午後2本目のSS13でスロー走行の前走車を抜かす際、接触があり大きくタイムロスした。しかし、その後SS15で今大会5回目のSSトップタイムをマークするなど、速さを示した。WRカーでのラリー・スウェーデン出場は今回初めてのラッピは、安定して5位前後のSSタイムを刻み続け、SS10で3番手タイムを、SS16では2番手タイムを記録。デイ2よりもひとつ順位を上げ、総合6位でデイ3を走破した。

    競技4日目、ラリー最終日となる2月18日(日)のデイ4は、トルシュビーのサービスパークを中心に3本のSSが行われる。リケナス1,2(SS17/SS18)は2017年にラトバラと当時他のチームのドライバーだったタナックが優勝をかけて激しい首位戦いを展開したラリー・スウェーデンの名物ステージ。そして、ラリーの最後を飾るトルシュビー2(SS19)は、トップ5タイムを記録した選手に対しボーナスの選手権ポイントが与えられる「パワーステージ」に指定されている。3本のSSの合計距離は51.94km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は203.21kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    路面コンディションの影響により、今日も本当のパフォーマンスを発揮することができませんでした。午前中は良かったのですが、午後の再走SSが始まる前にヒストリックカーの走行があるため、午後はコンディションが変わるだろうと予想していました。そして、実際その通りになってしまったのです。大量の積雪と、その他いくつかの要因によって、選手権で上位につける選手たちが不利な戦いを強いられているのは残念です。とても不運な状況だと言わざるを得ません。しかし、我々の選手は全員良い走りをしていると思います。エサペッカは安定して良いタイムを記録し、順位をさらに上げることも可能だと思います。また、路面のコンディションが良ければ、最終SSのパワーステージで我々は多くのポイントを獲得することもできるはずです。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)

    今朝はうまく行きました。良い感じで走ることができ、楽しんでドライブしました。しかし、午後はクルマが思うように動きませんでした。フロントのデファレンシャルが正確に作動せず多くのタイムを失いました。しかし、サービスでトランスミッションを交換したので、明日は大丈夫だと思います。きっと自信を持ってSSに臨むことができるはずなので、パワーステージではポイントを獲得するチャンスも訪れるはずです。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    全体的にペースはとても良く、昨日よりも楽しんで走ることができました。午前中は一貫して十分なグリップが感じられ、このラリー本来のコースコンディションで走ることができました。クルマはあのような路面では完璧で、とても良いフィーリングでした。しかし、午後は予想通りトリッキーなコンディションとなり、昨日と似たような状況でしたが、いくつかのクルマが我々の前に走っていたので、多少のラインが刻まれていました。明日は自分たちのベストを尽くし、パワーステージで何ができるのかを考えるつもりです。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    良い1日でした。昨日と同じようなペースを保ち、大部分のSSで5位以内のタイムを出せるようにコントロールしましたが、それがうまく行き非常に安定した走りをできました。サービスではクルマに少し変更を施しましたが、それが奏功し轍(わだち)が刻まれた道でも安定して走ることができました。1台、2台とクルマが走るごとに路面はクリーンになっていったので、自分としてはあれ以上良いタイムを出すことはできなかったと思います。マッズ・オストベルグ選手との5位争いが続いていますが、もちろん明日は彼を抜かしたいと思っています。

    ラリー・スウェーデン デイ3の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 2h23m23.8s
    2 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +22.7s
    3 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +32.0s
    4 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +48.6s
    5 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +56.8s
    6 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +1m05.8s
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +2m03.3s
    8 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +2m20.5s
    9 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +3m41.3s
    10 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (フォード フィエスタ WRC) +4m24.9s

  • 【WRC】 ラリー・スウェーデン 3日目:T.ヌービルが首位をキープ

    【WRC】 ラリー・スウェーデン 3日目:T.ヌービルが首位をキープ

    WRC 世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデンが17日(土)に3日目を迎え、ヒュンダイのティエリー・ヌービルが首位をキープした。

    競技3日目となる2月17日(土)のデイ3は、トルシュビーのサービスパークを中心に8本のSSが行われた。トルントルプ(SS9/SS12)は久々にラリー・スウェーデンのコースに組み込まれたステージで、ハグフォシュ(SS10/SS13)、ヴァルゴセン(SS11/SS14)はラリー・スウェーデンを代表する名物ステージ。

    特にヴァルゴセンは「コリンズクレスト」と呼ばれるビッグジャンプがある大人気のSSで、毎年多くの観客が集まりとても盛り上がる。デイの終わりには、木曜日と同じ競馬場が舞台となるカールスタード・スーパーSS(SS15)、サービスパークすぐ近くでのトルシュビー・スプリント(SS16)という、2本の短いSSが行なわれた。

    3日目もティエリー・ヌービルが首位をキープ。2時間23分23秒8というタイムを記録し、2番手に22.7秒差をつけている。

    2番手にはシトロエンのクレイグ・ブリーンが続き、ヒュンダイの1-2-3体制を崩した。3番手にはアンドレアス・ミケルセン、4番手にはハイデン・パッドンが続いている。

    トヨタ勢はエサペッカ・ラッピがトップから1分5秒8差で6番手、ヤリ-マティ・ラトバラが2分3秒3差で7番手と1つ順位を上げた。オット・タナックは3分41秒3差の9番手につけている。

    2018 世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデン 3日目

    順位 ドライバー マシン タイム
    1 ティエリー・ヌービル ヒュンダイi20クーペWRC 2:23:23.8
    2 クレイグ・ブリーン シトロエンC3 WRC +22.7
    3 アンドレアス・ミケルセン ヒュンダイi20クーペWRC +32.0
    4 ヘイデン・パッドン ヒュンダイi20クーペWRC +48.6
    5 マッズ・オストベルグ シトロエンC3 WRC +56.8
    6 エサペッカ・ラッピ トヨタ・ヤリスWRC +1:05.8
    7 ヤリ-マティ・ラトバラ トヨタ・ヤリスWRC +2:03.3
    8 テーム・スニネン フォード・フィエスタWRC +2:20.5
    9 オット・タナック トヨタ・ヤリスWRC +3:41.3
    10 セバスチャン・オジェ フォード・フィエスタWRC +4:24.9
  • 【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン2日目は積雪で出走順が大きく影響

    【WRC】 トヨタ:ラリー・スウェーデン2日目は積雪で出走順が大きく影響

    2018年 FIA 世界ラリー選手権(WRC) 第2戦ラリー・スウェーデンの競技2日目デイ2がスウェーデンのトルシュビーを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヤリスWRC #9号車)が総合7位に、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(#7号車)が総合8位に、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)が総合9位につけ、ヤリスWRCは全車がデイ2を走りきった。

    競技2日目を迎えたラリー・スウェーデンは、森林地帯で7本計140.10kmのSS(スペシャルステージ)が行なわれた。午前中SSは全体的に新雪に覆われ、出走順がはやい選手権ランキング上位のドライバーはコース上の「雪かき役」を担うことになり、大幅なタイムロスを余儀なくされた。デイ2最初のSS2を2番目にスタートしたオット・タナックはそれでもSSベストタイムを記録し首位の座を守ったが、以降のSSでは新雪の影響を大きく受け、3番手スタートのヤリ-マティ・ラトバラと共に遅れをとり困難な1日を送ることになった。出走順が7番目だったエサペッカ・ラッピはデイ1の総合8位から順位を上げ、SS5では総合2位につけていた。しかし、SS6でジャンクションをうまく曲がれず、クルマのフロント部を雪壁に当てたことでエアフィルターに大量の雪が詰まり、エンジンのパワーが低下してしまった。その結果、ラッピは約30秒を失い総合7位でデイ2を終えた。

    競技3日目となる2月17日(土)のデイ3は、トルシュビーのサービスパークを中心に8本のSSが行われる。トルントルプ(SS9/SS12)は久々にラリー・スウェーデンのコースに組み込まれたステージで、ハグフォシュ(SS10/SS13)、ヴァルゴセン(SS11/SS14)はラリー・スウェーデンを代表する名物ステージ。特にヴァルゴセンは「コリンズクレスト」と呼ばれるビッグジャンプがある大人気のSSで、毎年多くの観客が集まりとても盛り上がる。デイの終わりには、木曜日と同じ競馬場が舞台となるカールスタード・スーパーSS(SS15)、サービスパークすぐ近くでのトルシュビー・スプリント(SS16)という、2本の短いSSが行なわれる。8本のSSの合計距離は120.31km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は545.25kmとなる。

    トミ・マキネン(チーム代表)
    1日を通してフルにSSが行われる最初のデイが、このような思いもよらぬ展開になったのを初めて見ました。今日のSSのタイムを見ただけでは、前戦のラリー・モンテカルロで一体誰が活躍し、誰がそうでなかったのかきっと分からないでしょう。現在のラリーカーは以前よりも幅が広いスノータイヤを装着するため、コースクリーニングを担うことによるタイムロスは昔よりも大きくなっています。オットやヤリ-マティなど、現在選手権の上位にいる選手たちにとっては、フラストレーションが溜まる1日だったでしょう。エサペッカは明日のデイ3でトップを狙える良い位置につけていましたが、残念ながら小さなミスで遅れをとりました。それでも、このような状況で彼は良い走りをし、自信を示しました。明日は上位につけている選手の出走順が今日とは逆で後方になるため、彼らにとってはより有利な展開になり得ます。ただし、それでもラリーはまだ2日間残っているので、何かが起こる可能性はあります。

    ヤリ-マティ・ラトバラ (ヤリスWRC #7号車)
    本当に厳しい1日でした。まず、朝のSSではコースが新雪に覆われ、午後の再走SSでは、直前に走ったヒストリックラリーカーによって幅の狭い走行ラインが刻まれていました。そのラインを外れると非常に滑りやすいので、なぞって走るより他ありませんでした。そのため自分の力をフルに発揮して攻めることができませんでしたが、仕方ありません。それでもクルマにはとても満足しているので、明日はよりポジティブな状況になることを期待しています。

    オット・タナック(ヤリスWRC #8号車)
    今日はとても苦労しました。コース上には大量の雪があり、外から見ている分には良いのですが、走る立場からすると大変で、タイヤのグリップがまったく感じられない状態でした。とにかく、今日は非常に難しいロードコンディションだったと思います。もし明日、走行順が後方だったなら良かったのですが、残念ながらそうではなく今日と同じようなはやい走行順なので、きっと明日も苦労するでしょう。ラリーを最後まで走り抜き、できるだけ多くのポイントを得られるようにベストを尽くします。

    エサペッカ・ラッピ(ヤリスWRC #9号車)
    非常にトリッキーなコンディションでした。特に再走SSでは轍(わだち)が深く刻まれ、滑りやすい雪が積もっていたためミスをしやすく1回目の走行時よりも大変でした。SS6ではクルマのフロントを雪壁に当て、大量の雪がエアフィルターに入ってしまい最後の5kmは大幅にパワーが落ちた状態で走ることになり、30秒程度ロスしました。ただしラリーはまだ2日間ありますし、今日はポジティブに感じられることも多くありました。自分自身のスピードに少し驚いたくらいです。ですから、明日もこの良いフィーリングを保ち、楽しんで走りたいと思います。

    ラリー・スウェーデン デイ2の結果
    1 ティエリー・ヌービル/ニコラス・ジルソー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) 1h16m13.1s
    2 アンドレアス・ミケルセン/アンダース・ジーガー (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +4.9s
    3 ヘイデン・パッドン/セバスチャン・マーシャル (ヒュンダイ i20 クーペ WRC) +12.1s
    4 クレイグ・ブリーン/スコット・マーティン (シトロエン C3 WRC) +12.6s
    5 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 WRC) +13.2s
    6 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +29.6s
    7 エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム (トヨタ ヤリス WRC) +38.5s
    8 ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ (トヨタ ヤリス WRC) +1m06.2s
    9 オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (トヨタ ヤリスWRC) +1m29.0s
    10 クリス・ミーク/ポール・ネーグル (シトロエン C3 WRC) +1m43.6s