カテゴリー: ウィリアムズ・レーシング

  • ウィリアムズF1、2026年型マシンを異例の早期完成へ 新規則対応を最優先

    ウィリアムズF1、2026年型マシンを異例の早期完成へ 新規則対応を最優先

    ウィリアムズF1は、2026年から始まる新レギュレーション時代に向け、ライバル勢よりも大幅に早い段階でマシンを完成させる方針を打ち出している。時間との戦いが激しさを増すなか、チームは年明け直後から本格的な検証作業に入る構えだ。

    1月下旬にはバルセロナで最初のグループテストが予定されているが、チーム代表のジェームス・ボウルズは、ウィリアムズF1が1月のごく早い段階でマシン全体を完成させる計画であることを明かした。

    「マシン全体を1月初めにVTTテストベンチに載せられる状態にしておく必要がある」とボウルズは独Auto Motor und Sportに語っている。

    「おそらく、ここまで早く始めるのは我々が最初のチームになるだろう。2023年のように、不意を突かれる事態は二度と避けたい」

    VTT(バーチャル・テスト・トラック)は、実走行を行う前に、エンジン、ギアボックス、サスペンションを含むマシン全体を静的なリグ上で動かし、疑似レース環境で信頼性を検証するためのシステムだ。実走テスト前に問題点を洗い出せる点が大きな特徴となっている。

    ボウルズによれば、すでに最初のモノコックは完成しており、開幕数戦に向けたパーツ製造もフル稼働に入っているという。

    「VTTテストの後には、バルセロナで始まる3日間のテスト前に、もう一度フィルミングデーを行うことになるだろう」とも付け加えた。

    このアプローチは、近年のウィリアムズF1とは明確に異なるものだ。これまではマシン完成の遅れが序盤戦のパフォーマンスに影響するケースが少なくなかったが、今回はそれを根本から改めようとしている。

    もっとも、早期完成には代償もあるとボウルズは認めている。

    「数週間早く仕上げることで、多少のパフォーマンスを失う可能性はある。しかし、プログラム全体に遅れが出ないことを保証できる。それが今のウィリアムズF1にとって非常に重要なんだ」

    一方で、先週報じられたアウディやアルピーヌがメインテストに先行して走行を行うという話題に関連し、Grada3は、アウディの1月最初の走行では2026年型パワーユニットの最終仕様がまだ投入されないと伝えている。シーズン開幕戦メルボルンまでに、さらなる進化が計画されているという。

  • ウィリアムズF1代表ジェームス・ボウルズ、レース復帰戦でクラス優勝

    ウィリアムズF1代表ジェームス・ボウルズ、レース復帰戦でクラス優勝

    ウィリアムズF1チーム代表のジェームス・ボウルズが、アブダビで行われた耐久レース「ガルフ12時間」でレース活動に復帰し、クラス優勝を飾った。

    ボウルズはヤス・マリーナ・サーキットで開催されたGT3ベースのシーズン最終戦に出場し、Garage 59の8号車マクラーレン720S GT3をドライブ。アレクサンダー・ウェスト、マルコ・プルチーニ、マーク・サンソムとマシンをシェアし、Amクラスで優勝を果たした。総合順位では20台が競う中で10位に入っている。

    レースウィークエンドは好調な予選から始まり、その流れを決勝まで維持した。ボウルズはSNSでチーム全体の努力を称えつつ、自身の走りにも手応えを示した。

    「素晴らしい結果だ。信じられないドライバーやチームと戦った12時間の末に、Amクラスで優勝できた」とボウルズは記した。

    「これでGarage 59は2年連続でガルフ12時間のクラスウィナーとして大会を終えることになる。朝9時から夜11時まで全力を尽くし、この結果にこれ以上ないほど満足している。数日間支えてくれたすべての人、そして現地に来てくれた皆に感謝したい」

    さらにチームメイトについても言及し、「アレックス、マーク、マルコに感謝する。素晴らしいチームメイトだった」と続け、「Garage 59にも感謝している。自分の進歩にも満足しているし、忘れられない週末になった」と締めくくった。

    前日にもボウルズは予選でのパフォーマンスを振り返り、個人的な走りに強い満足感を示していた。

    ジェームス・ボウルズ ウィリアムズ・レーシング F1

    「今日はクラス首位、Pro-Amではプロドライバーなしで4番手、チームとして総合13番手だった。アレックス、マーク、マルコも本当に良いラップを刻んでくれた」とし、「個人的には予選グループ1で2番手を獲得できたことがうれしい。ブロンズドライバー最速だった。良いスタートだが、まだ先は長い」と語っている。

    今回の参戦は、2022年に同じくGarage 59からアジアン・ル・マン・シリーズに出場して以来、ボウルズにとって初の本格的なスポーツカー競技だった。GT3レース復帰を決断した背景には、F1チーム代表としての職務と、再びレースに出たいという長年の思いの両立があった。

    ボウルズは以前、ウィリアムズが十分に安定した状態になるまで復帰を決めるつもりはなかったと明かしている。その判断を後押ししたのが、2025年F1シーズンにおけるチームの好成績だった。ウィリアムズはこの年、複数回の表彰台を獲得し、コンストラクターズランキング5位でシーズンを終えている。

    「なぜこれをやるのか、というところから考える必要があった。F1だけでも十分にレース漬けの生活だから、一見すると奇妙に見えるかもしれない」とボウルズはSportscar365に語っている。

    「ただ、このチームでアジアン・ル・マンのGT3を走り、本当に楽しめたし、多くを学んだ。ウィリアムズに移ってからは、チームがしっかりした状態になることを望んでいた。だからこそ、1週間だけ日常業務から離れて、別のことに集中できると感じられた。それが一番の理由だ」

    ガルフ12時間は、同地で行われたF1最終戦からわずか1週間後に開催され、年末恒例のGTレースとして今回も多くの注目を集めた。その舞台でのクラス優勝は、ボウルズにとってF1代表としてだけでなく、ドライバーとしても充実した復帰を象徴する結果となった。

  • カルロス・サインツJr. 「ハミルトンのフェラーリF1での不振を喜ぶことはない」

    カルロス・サインツJr. 「ハミルトンのフェラーリF1での不振を喜ぶことはない」

    カルロス・サインツ(ウィリアムズ)は、フェラーリが自分を放出して獲得したルイス・ハミルトンが、F1で初めて“表彰台ゼロ”のシーズンを過ごしたことについて、「何の満足も得ない」と語った。

    一方で、ウィリアムズでの2回の表彰台は、自身に向けられた懐疑的な視線を跳ね返す大きな成果だったと強調している。

    サインツは2024年開幕前にフェラーリ離脱を通達され、2025年はハミルトンがフェラーリに加入。移籍市場ではレッドブルやメルセデスにも断られ、最終的にウィリアムズを選択した。だが今季はザウバーやハースを上回る5位にチームを押し上げ、本人も2度の表彰台を獲得するなど高い存在感を示した。

    ハミルトンの“表彰台ゼロ”を喜ぶ気持ちは全くない
    サインツは、ハミルトンがF1デビュー以来初めてグランプリ表彰台を逃した2025年シーズンについて、「人の不幸で満足はしない」と強調した。

    「いや、僕は自分の2回の表彰台に満足しているだけだ。誰かの“悪い出来事”で満足を得るなんて全くない」

    「バクーとカタールで表彰台に上れたこと、そしてオースティンのスプリントでも表彰台を獲得できたことに満足しているよ。去年の段階では、ウィリアムズで表彰台なんて無理だと思われていたからね」

    ウィリアムズ加入時の“同情”を跳ね返した手応え
    サインツはウィリアムズ移籍を発表した際、「一部のジャーナリストやSNSでは“気の毒だ”という空気があった」と明かす。

    「ウィリアムズに行くと発表したとき、誰かが僕に同情しているように感じたんだ。でも僕はそうは思わなかった。新しい章で、新しいチャンスだと感じていた」

    「アブダビ2024のテストで、白いスーツとヘルメットでパドックに現れてウィリアムズのマシンに乗り込んだ瞬間から、僕は未来のことしか考えていなかった」

    「そして実際、今季は僕が思っていた通りに良いシーズンになった。それが一番の満足だよ」

    フェラーリは自分を“恋しがっている”?
    フェラーリがコンストラクターズ4位に後退し、元チームメイトのシャルル・ルクレールも未勝利に終わった2025年シーズン。
    “フェラーリは自分を恋しがっているのでは?”という質問には、サインツは慎重に答えた。

    「それは僕には答えられない。今は毎日チームで働いているわけじゃないし、彼らがどう感じているかは分からない」

    「ただ、感情的な部分では、僕が良い印象を残せていたらいいなと思っている。とても濃密な4年間で、たくさんの友人と優れたプロフェッショナルたちと仕事ができた。でも、それを彼らがどう思っているかは、彼らに聞いてほしい」

    「世界王者になるまで、僕は何歳でも構わない」
    今季ウィリアムズが新レギュレーションに向けて確かな前進を見せたこともあり、サインツは将来のF1ワールドチャンピオン獲得への意欲を改めて示した。

    「いつでもいい。僕は世界チャンピオンになりたい。それが40歳でも34歳でも36歳でも構わない」

    「初めてタイトルを争えるチャンスが訪れるのはキャリアのいろんなタイミングだ。今年はランド(ノリス)とピアストリにそのチャンスが訪れたようにね」

    「重要なのは、正しいタイミングで正しいマシンにいること。そして戦う準備ができていることだ。チャンスが来るなら、僕はいつでも待つつもりだよ」

  • ウィリアムズ 2026年F1マシン『FW48』テスト用リバリーをファン投票で決定

    ウィリアムズ 2026年F1マシン『FW48』テスト用リバリーをファン投票で決定

    ウィリアムズF1チームは、2026年シーズンのテストで使用するFW48のリバリーを、ファンによる投票で選択できる企画「Your Livery」を発表した。2025年コンストラクターズ選手権を5位で終えたチームは、新時代の幕開けに向けて期待感を高めている。

    アレクサンダー・アルボンに加え、カルロス・サインツが加入した2025年は“ルネッサンス”ともいえる躍進を示し、サインツが2度の表彰台を獲得。ミッドフィールドの中で存在感を示す一年となった。

    2026年の新レギュレーション下で主導権争いが激化へ
    2026年はF1が大幅な技術規則変更を迎え、グリッド全体の勢力図が読みづらくなると見られている。一方でウィリアムズは、来季も強力と評されるメルセデス製パワートレインを継続使用することから、上昇基調を維持できるとの見方が強い。

    ウィリアムズF1チームは1月、カタルーニャ・サーキットでFW48の“シェイクダウン”を実施する予定で、その初走行に向けて 6種類の特別デザイン を公式サイト上で公開。ファンはこの中から投票を通じてテスト用リバリーを選ぶことができる。

    ウィリアムズは、選ばれたデザインについて「ウィリアムズの歴史の一部として永遠に刻まれる」と説明している。

    ウィリアムズ・レーシング

    1月バルセロナ初走行の後、2回のバーレーンテストへ
    バルセロナでの初走行後、チームはバーレーンに移動し、2回に分けてプレシーズンテストを実施する。1回目は2月11日から、2回目は2月18日〜20日にかけて行われる。

    シーズン開幕戦は3月8日のオーストラリアGP(メルボルン/アルバートパーク)。ウィリアムズは2025年の躍進を自信に変え、さらなる前進を目指して新しい時代の戦いに臨む。

  • カルロス・サインツJr. 「F1はタイミングと車。10人の王者候補がいる」

    カルロス・サインツJr. 「F1はタイミングと車。10人の王者候補がいる」

    カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)は2025年F1アブダビGP決勝を13位で終え、ノーポイントに終わった。しかし、DRSトレインの中でポイント圏を争い、ガブリエル・ボルトレトを攻め続けるなど健闘を見せた。シーズン全体としては9位でフィニッシュし、下降傾向だったアレクサンダー・アルボンに9ポイント差まで迫るなど、進化と高いパフォーマンスを示した一年だった。

    2025年はグランプリ2回(バクー、カタール)、スプリント1回(テキサス)で表彰台を獲得。プロジェクトの進展に確かな手応えを感じており、将来に向けて希望を口にしている。

    アブダビでは「何も起きないレース」。ノリスの戴冠を称賛
    サインツはアブダビについて詳しく振り返った。

    「何も起きないレースでは僕たちはあまり強くなかった。P12からスタートして、ハミルトンやアントネッリの位置を見ても、13位か14位が精いっぱいだったと思う。ピットストップは1回だけで、12位になれれば良い方で、実際ほぼその位置で終えた」と語った。

    一方で、タイトル争いは大きな感動を生んだ。友人であるランド・ノリスが初のワールドチャンピオンを獲得した瞬間について、サインツは次のように語る。

    「彼は信じられないほど速いけど、人生や物事の捉え方が独特なんだ。批判されることもあったが、チャンピオンだと言える人はそう多くない。彼のことが本当にうれしい。プレッシャーを感じていたけど、乗り越えた」

    さらにサインツはF1の構造についても率直に言及した。

    「最高のマシンがあればタイトルを取れるドライバーは8~10人はいる。F1とはそういうスポーツで、正しいタイミングで最高のマシンが必要なんだ。でもランドは型にハマらないタイプで、メンタルヘルスのことも語るし、とてもリラックスした人間なんだ」

    2025年は「誇りに思えるシーズン」。ウィリアムズ移籍にあった疑念を払拭
    サインツは2025年シーズンを前向きに総括している。

    「誇りに思っている。ウィリアムズに移籍したときは疑われたし、僕自身にも疑念が向けられた。でも、これは勝つためのプロジェクトだと僕たちは理解している。予想よりも早く表彰台に戻れたし、次の目標は再び勝利すること。正しい場所とタイミングにいるし、潜在力はあるから、ただ全力で押し続けたい」

    「勝てない期間が来ることは分かっていたし、長いプロセスだ。でも今年は大きく、正しい方向へ進んだ。とても良い感触だし前向きだ」

    カルロス・サインツJr. ウィリアムズ・レーシング

    次は重要テストへ。休暇は短いが「来年へ向けて良い準備を」
    シーズン終了直後ではあるが、サインツには次の予定が待っている。

    「火曜日にテストがある。最近はテストが無いから、これはすごく重要なんだ。来年に向けて最終的な方向性を確かめるための大事な走行になる。その後はシミュレーターを数日やって、家に戻って回復して、1月にまた戻ってくる」

    さらに、短いオフに苦笑しながらこう締めくくった。

    「みんなそうだけど、休暇は短いよね。しかもレギュレーション変更があって、今年は休む暇もなかった。でも、それが現実なんだ」

    満面の笑みで2025年を終えたサインツ。その表情は、ウィリアムズとの未来に期待を抱いている証と言えるだろう。

  • アレクサンダー・アルボン F1レース後“ランダム方式”検査は「公平性を欠く」

    アレクサンダー・アルボン F1レース後“ランダム方式”検査は「公平性を欠く」

    ウィリアムズのアレックス・アルボンは、ラスベガスGPでのマクラーレン勢ダブル失格につながったFIAの「ランダム選出によるレース後検査」について、公平性を損なう仕組みだと指摘した。

    メディアの取材に応じたアルボンは、すべてのマシンを検査すべきだと主張し、選択的なチェックが議論と混乱を生むと語った。

    ラスベガスでは両マクラーレンのプランクが規定の9mmを下回り失格となり、大きな波紋を呼んだ。路面のバンプが激しい同サーキットでは、極端な車高設定による摩耗がリスクとなっていたことも影響した。また、中国GPでもフェラーリ勢とルイス・ハミルトンが同様の理由で失格となっている。

    「ランダムなのが好きじゃない」透明性の欠如を批判
    アルボンは、プランク厚さの管理自体には理解を示しつつ、検査方式の不透明さが問題だと語った。

    「僕たちはやろうと思えばデッキすれすれで走れるし、それで合法かどうかは運みたいなものなんだ。だから僕としてはランダムなのが好きじゃない。毎週末20台全部をチェックすれば公平だと思う。選ばれた数台だけ…というのがややこしいんだ。でもまあ、ルールはルールで、毎回同じ話だよ」

    選択的検査が行われる現状では、チャンピオンシップに影響を及ぼす重大な結果が「たまたま検査対象になったかどうか」に左右されかねないと懸念を示した。

    アルボン、ステラ代表の“ペナルティ緩和論”には反対
    一方でアルボンは、マクラーレンのアンドレア・ステラ代表が主張した「プランク摩耗のペナルティ軽減」案には反対の立場を明確にした。

    「賛成じゃない。限界を管理する必要があるし、わずか1mmでもラップタイムに大きく影響する。もちろん誰だってミスはあるし、それは理解している。でも今のF1マシンは驚くほど精密で、レース日の風向き一つで車高が大きく変わる。向かい風なら車高が強く沈むこともあるし、ポーポイズも起きるから調整も必要になるし、読み違いも出てくる」

    さらに、走行時間が限られた週末(スプリントやラスベガスのように初走行が制限されるケース)ではチームが保守的な車高を選ぶ必要があり、結果的に「もっと攻められたはず」と感じる場面も多いと説明した。

    「規則が厳しいからこそ、安全側に倒すしかない。日曜が終わってみるとプランク摩耗がほとんどなくて、もっと最適化できたのにと感じることもある。でもそれが今年のルールセットなんだ」

    相次ぐ失格、FIAの“ランダム検査”議論が再燃
    現在のグラウンドエフェクト規則では、車高トリックによる性能獲得を防ぐためプランク摩耗や重量規定が厳格に管理されている。だが実際のレース後検査は「ランダム選出」で行われており、中国ではシャルル・ルクレールが1kg不足で失格、ハミルトンやニコ・ヒュルケンベルグもプランク摩耗で失格となった。

    ラスベガスでのマクラーレン2台同時失格は、タイトル争いにも影響する重大な事態となり、FIAの検査方式そのものへの疑問を再び強める形となった。

  • ウィリアムズF1 カルロス・サインツJr.の“ステッカー事件”で罰金

    ウィリアムズF1 カルロス・サインツJr.の“ステッカー事件”で罰金

    F1カタールGP予選で発生したカルロス・サインツJr.の不可解なトラブルについて、FIAスチュワードが正式な判断を下した。最終的にウィリアムズには5000ユーロの罰金が科され、同時にアレクサンダー・アルボンの調査結果も明らかになった。

    サインツはルサイル・インターナショナル・サーキットで7番手を記録したが、Q3終盤のアタック前に赤旗の原因となった。ピットレーンを走行した際、リアタイヤに“床に貼られていたプラスチック製のステッカー”が巻き付き、それを引きずったまま走行を続けていた。

    FIA「安全でない状態でのリリース」
    スチュワードの決定文によれば、ウィリアムズはこのステッカーを「シーズン中盤から使用しており、これまで問題がなかった」と説明。一方で、最終的な責任はチーム側にあるとし、車両を“安全でない状態”でコースに送り出したと判断された。

    映像では、ステッカーが絡みついたことでサインツのFW47が非常にコントロールしづらい状態になっていたことが確認されており、この点も罰金判断の根拠となった。

    アルボンへの調査は「不問」
    同時に、Q1開始時のピットレーンでアレクサンダー・アルボンに対してもFIAが調査を行っていたが、こちらは「不問」とされ、ペナルティは科されなかった。

    アルボンは最終的に15番手で予選を終えている。

  • ウィリアムズF1代表ジェームス・ボウルズ アブダビGP後にGulf 12 Hours参戦

    ウィリアムズF1代表ジェームス・ボウルズ アブダビGP後にGulf 12 Hours参戦

    ウィリアムズ・レーシングのチーム代表ジェームス・ボウルズが、来月のF1最終戦アブダビGP後に開催される「Gulf 12 Hours」に参戦することが明らかになった。ボウルズはガレージ59(Garage 59)のエントリーで出走し、12月14日にヤス・マリーナ・サーキットで行われる耐久レースに挑む。

    ボウルズが競技レースに出るのは2022年以来。当時もガレージ59でアジアン・ル・マン・シリーズに参戦していた。

    2023年初頭にウィリアムズのチーム代表職に就いて以降はF1業務に専念していたが、今年も継続的にガレージ59とテストを重ねており、今回ついにレース復帰を果たす。

    マクラーレンGT3 EVOをシェア「再びドライバーとして戦えるのは楽しみ」
    ボウルズはアレクサンダー・ウェスト、マーク・サンサム、マルコ・プルチーニとともにマクラーレンGT3 EVOをシェアする。

    「再びレース用のヘルメットをかぶれる機会は本当に嬉しい。ガレージ59とは2022年に一緒に戦ってよく知っているし、Gulf 12 Hoursは非常に競争力の高い素晴らしいイベントだ」とボウルズは語った。

    「アレックス、マーク、マルコとクルマを共有できるのは喜びだし、またドライバーとしての視点でレースを経験できるのを楽しみにしている」

    元メルセデス戦略責任者ならではの視点にチーム代表も期待
    今回のボウルズ参戦にあたり、ガレージ59のアンドリュー・カーカルディは再タッグを歓迎している。

    「2022年のアジアン・ル・マン・シリーズでは、ジェームスとの仕事は本当に楽しかった。彼のアプローチ、プロ意識、そして戦略に関する深い知識は、我々にとって素晴らしい経験だった。Gulf 12 Hoursで再び彼と協力できることをうれしく思うし、アブダビでどんな成果を挙げられるか楽しみだ」

    F1関係者の参戦は近年増加傾向
    Gulf 12 Hoursには、近年F1関係者の参戦が続いている。2022年大会ではケビン・マグヌッセンが父ヤンと組んで出場し、総合7位でフィニッシュしている。

    ボウルズの参戦は、F1チーム代表がドライバーとしてレース現場に戻るという珍しいケースであり、F1最終戦直後の注目イベントとなりそうだ。

  • リア・ブロック ウィリアムズ育成離脱&F1アカデミー卒業「私の答えはラリー」

    リア・ブロック ウィリアムズ育成離脱&F1アカデミー卒業「私の答えはラリー」

    リア・ブロック(ウィリアムズ・レーシング・アカデミー)は、F1アカデミーでの2年間を終え、2025年限りで同アカデミーを離脱し、キャリアをラリーへ戻すことを正式に発表した。ウィリアムズは声明で「彼女の新たな挑戦を応援する」とし、2026年のF1アカデミー参戦体制は追って発表するとしている。

    リア・ブロックは2024年にウィリアムズ・レーシング・アカデミーに加入し、F1アカデミーで28戦に参戦。1勝と2位1回を記録し、2024年はドライバーズ選手権8位、2025年は9位でシーズンを終えた。

    F1アカデミーはF4ベースのシリーズで、ドライバーは2シーズンまでしか参戦できない。

    ウィリアムズは声明で「2年間にわたる旅を共にできたことは喜びだった。彼女の今後のキャリアの成功を願っている」とコメントした。

    「F1の世界は私の居場所ではないと感じた」
    ブロックはDirtFishの取材に対し、FIA世界ラリー選手権(WRC)へ向けた本格的な挑戦が目標であると語った。

    「ここ数年、私はラリーやオフロードから離れて、F1の“大きな世界”に飛び込んだ」

    「多くを学べる経験ではあったけど、最終的には自分が属する世界だとは感じなかった」

    「ラリーは常に私の“家”だった。そこで最も成功し、最も楽しんできた」

    彼女はラリー復帰の決断について、長い期間悩んだ末の選択だったと明かす。

    「この決断は難しかったし、ずっと考えてきた。でも最終的には“何が一番好きか”“これからのキャリアで何を楽しめるか”に尽きる。私の答えはラリー。そして、それは最初からずっとそうだったと思う」

    ラリー再挑戦でWRCを目指す
    F1アカデミー参戦期間中も、ブロックはラリー活動を継続。ジュニアWRCと同規格のフォード・フィエスタ Rally3でブーン・フォレスト・ラリーのクラス優勝を収め、ラリーへの情熱を再確認したという。

    今後は故ケン・ブロック氏(父)の足跡を追い、世界ラリー選手権の舞台を目指す。

    「ラリーに戻ったからには、行けるところまで行きたい。その意味はWRCを目指すということ。世界選手権を追いかけたい」

    「最終的な大きな目標に辿り着くために、小さなステップを積み重ねていく。それが今やるべきこと」

    ブロックはジュニアWRC、またはそれに準ずるカテゴリーから世界の舞台を目指す方針だ。

  • アレクサンダー・アルボン ペナルティに困惑「ハミルトンに影響はなかった」

    アレクサンダー・アルボン ペナルティに困惑「ハミルトンに影響はなかった」

    アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)は、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)との接触に対して5秒ペナルティが科されたことについて、「驚いた」と語った。

    ターン14でハミルトンのイン側に仕掛けた際、アルボンのフロントウイングがフェラーリの左リアと接触し、アルボン側は翼端板の一部を失ったが、ハミルトンのマシンに目立ったダメージは確認されなかった。

    アルボンはレース後、「ルイスがミスをしたのでオーバーテイクに行った。正直、わずかな判断ミスだったかもしれないけど、本当に軽微だった」と説明した。

    スチュワード判断「ハミルトンのレースへ影響はなし」
    スチュワードはこの接触についてアルボンに5秒加算ペナルティとライセンスポイント1点を付与し、今季の累積は5点となった。

    アルボンは「彼に影響がなかったのにペナルティになったのは驚いた。なぜこんなに厳しいのか分からない」と公式F1チャンネルに語っている。

    スチュワードは判定文で「比較的軽微な接触であり、カー44(ハミルトン)は影響を受けなかった」とし、処分は軽減されたと説明した。

    アレクサンダー・アルボン ウィリアムズ・レーシング

    フォーメーションラップ速度違反でレース前にもレプリマンド
    アルボンはフォーメーションラップ開始時にも、速度を上回って加速したとしてレプリマンドを受けた。

    アルボンは無線トラブルでチームからの注意喚起を受け取れず、ピットレーンスピードリミッターを作動させないまま発進してしまい、ポールポジション地点に到達する前に時速92kmに達したという。

    スチュワードは「スポーティングアドバンテージは得ていない」として、レプリマンド(戒告)が適切と判断した。

    これによりアルボンは今季3度目のレプリマンドとなり、5回に達すると自動的に10グリッド降格ペナルティが科される。