ウィリアムズF1苦戦 アルボンが明かす舞台裏「小さな火事を消す日々」

ウィリアムズF1苦戦 アルボンが明かす舞台裏「小さな火事を消す日々」

アレクサンダー・アルボンは、2026年シーズンに苦戦が続くウィリアムズについて、チームが次々と発生する問題への対処に追われている現状を明かした。

今季はさらなる飛躍が期待されていたウィリアムズだが、実際には昨年よりも競争力を落とし、サマーブレイク時点でコンストラクターズ選手権9位。直近5戦ではノーポイントが続いている。

ウィリアムズは「小さな火事」を消す日々
アルボンにとって2026年は、ウィリアムズで迎える5シーズン目となる。チームは新レギュレーション導入に合わせて2026年型マシンの開発にリソースを集中させてきたが、その期待とは裏腹にシーズンを通じて苦しい戦いを強いられている。

カルロス・サインツJr.とともにマシンの問題に向き合うなか、アルボンは現在の状況について、ドライバーにとって精神的にも難しいものだと説明した。

「今年はその意味ですごく心理的な部分が大きい。簡単に解決できることが何もないからね」

「チームとしても、消火活動をしているような状態なんだ。小さな火事がいくつもあって、それをひとつずつ消そうとしている。だから、自分自身の問題なのか、それともマシンの問題なのかを切り分けるのが難しい」

ウィリアムズは直近5戦でポイントを獲得できておらず、サマーブレイク時点でコンストラクターズ選手権9位に沈んでいる。

「ドライビングだけに集中」考え方を変えたアルボン
こうした状況のなか、アルボンは最近3〜4戦で週末への向き合い方を変えたという。マシン側の問題まで自分で抱え込むのではなく、自分はドライビングに集中し、技術的な作業はエンジニアに任せるというシンプルな考え方だ。

「自分にできるのは、ここ3〜4戦で僕がやってきたように、純粋にドライビングだけに集中して、エンジニアリングのことはエンジニアに任せることだけだ」

「自分がいい仕事をしたと思えたなら、いい仕事をした。それで終わり、という感じにするんだ」

「レース週末に臨むうえではすごくシンプルなアプローチだけど、実際、そうするようになってからここ数戦は自分のパフォーマンスがかなり良くなったと感じている」

マシンの問題と自身のドライビングを必要以上に結びつけないことで、アルボンは自分の仕事に集中できるようになったという。

問題をひとつずつ「消して次へ」
ただし、ウィリアムズが抱える課題が一気に解消されたわけではない。アルボンは現在の改善作業を、チェックリストをひとつずつ消していくようなものだと表現した。

「シーズンが進むにつれて、チェックリストみたいになっている。問題をひとつ消して、修正して、そして次の問題に進むんだ」

2026年のF1で上位進出を目指していたウィリアムズにとって、ここまでのシーズンは期待とは異なる展開となった。アルボン自身はドライビングへの集中によって手応えを取り戻しつつあるものの、チームとしては発生する「小さな火事」をひとつずつ消しながら、競争力を立て直していく状況が続いている。