カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • ル・マン24時間:劇的な展開でポルシェが逆転勝利

    ル・マン24時間:劇的な展開でポルシェが逆転勝利

    第84回ル・マン24時間レースは劇的な幕切れとなった。

    6月18日(土)午後3時にル・マン24時間レースがスタート。スタート直前の強い雨により、セーフティカーの先導で約50分、7周の後に本格戦を開始。トヨタの2台と昨年の王者ポルシェとの三つ巴の首位争いを展開された。

    レースは終盤までトヨタの#5号車が完全にレースを支配していた。しかし、残り6分、トヨタ TS050ハイブリッドにマシントラブルが発生。ドライバーを務める中嶋一貴の「ノーパワー、ノーパワー」と無線で悲痛な叫び声を挙げ、残り3分でホームストレート上でマシンをストップ。ポルシェの#2号車にトップの座を譲ることになった。

    優勝は、ポルシェ #2号車(ロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ)。ポルシェはル・マン24時間レース2連勝を成し遂げた。

    2位はトヨタ #6号車(ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉)、3位にはアウディ #8号車(ルーカス・ディ・グラッシ / ロイック・デュバル / オリバー・ジャービス)が続いた。

    トヨタ #5号車は規定の6分以内に最終周を走り切ることが出来ず、失格となった。

    関連:【動画】 2016 ル・マン24時間レース ハイライト

  • ル・マン24時間:21時間経過…トヨタが1-3体制で激戦のラスト3時間へ

    ル・マン24時間:21時間経過…トヨタが1-3体制で激戦のラスト3時間へ

    ル・マン24時間レースは、ゴールへのカウントダウンへと入った。

    長かったレースも残すところ3時間。TOYOTA GAZOO Racingは2台のTS050 HYBRIDが、大きなアクシデントに見舞われることもなく、着実な走りでレースを通して首位攻防戦を繰り広げ、後半戦は1-3体制で周回を重ねて来た。

    しかし、ライバルも僅差で迫っており、21時間を終えた時点でも、2台のTS050 HYBRIDを含めた上位3台が同一周回で競うという、近年まれに見る激戦が終盤へ向け繰り広げられている。いよいよチェッカーが目前となって来たが、TOYOTA GAZOO Racingは最後の一瞬まで気を抜くことなく、トヨタの初勝利を目指し戦い続ける。

    TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    18時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 1位 284周
    19時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 1位 301周
    20時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 1位 318周
    21p時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 1位 334周

    TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    18時間経過時点(マイク・コンウェイ): 2位 284周
    19時間経過時点(小林可夢偉): 2位 301周
    20時間経過時点(小林可夢偉): 3位 318周
    21時間経過時点(ステファン・サラザン): 3位 334周

    関連:ル・マン24時間:劇的な展開でポルシェが逆転勝利

  • ル・マン24時間:17時間経過…トヨタがワン・ツー体制で最後の7時間へ

    ル・マン24時間:17時間経過…トヨタがワン・ツー体制で最後の7時間へ

    長い夜の戦いを終え、レースも3分の2を消化。TOYOTA GAZOO Racingの2台は僅差で続く三つ巴の首位争いを展開。#5号車が1位、#6号車が2位で終盤戦7時間を迎えた。

    TS050 HYBRIDは、燃費の良さを活かし、ポルシェ#2号車より1周多い1スティント14周をこなすことで、ピットインの回数を節減し、僅差ながらもレースをリードしている。

    50台以上の車両が走り続けている厳しい夜間走行では、コース上での混雑とそれに伴うアクシデントも多く発生した。TOYOTA GAZOO Racingも例外ではなく、小林可夢偉がドライブしていた#6号車もGTクラスの車両との接触によりボディ左側に軽いダメージを負い、ピットでの修復に30秒を要した。

    しかし、#6号車は首位を譲ることなくレースをリード、中嶋一貴の#5号車も追い上げを見せ、#6号車との差を詰めて行った。

    残り7時間に入ろうかというタイミングで、LMP2車両のクラッシュによりセーフティカーが導入。このチャンスにTOYOTA GAZOO Racingの2台は同時にピットインし、ドライバーを交代。ピットアウト後、セバスチャン・ブエミの#5号車が首位、マイク・コンウェイの#6号車が2位となり、3位のポルシェ#2号車までは数秒差という、激しい首位攻防戦を続けて終盤戦に突入している。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #5号車):
    我々は夜の間、リスクを押さえながらもコンスタントなラップタイムで周回を続けて来ました。ゴールまではまだまだ先。ま我々は勝利を争える位置に付けており、今のところ大きな問題は無く、最後までプッシュし続けます。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #6号車):
    夜間のスティントは非常に難しいものでした。コース上の混雑も激しく、GTクラスの車両と軽く接触してしまいました。その修復のために若干時間をロスしてしまったのは残念ですが、TS050 HYBRIDのバランスは変わらず良好です。まだレースは3分の1残っており、残りの時間も全力を尽くして戦い続けます。

    TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    11時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 3位 170周
    12時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 3位 187周
    13時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 3位 204周
    14時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 2位 220周
    15時間経過時点(中嶋一貴): 3位 237周
    16時間経過時点(中嶋一貴): 2位 254周
    17時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 1位 267周

    TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    11時間経過時点(マイク・コンウェイ): 1位 170周
    12時間経過時点(小林可夢偉): 1位 187周
    13時間経過時点(小林可夢偉): 1位 204周
    14時間経過時点(小林可夢偉): 1位 220周
    15時間経過時点(ステファン・サラザン): 1位 237周
    16時間経過時点(ステファン・サラザン): 1位 254周
    17時間経過時点(マイク・コンウェイ): 2位 267周

    関連:ル・マン24時間:劇的な展開でポルシェが逆転勝利

  • ル・マン24時間:10時間経過…トヨタの2台がレースをリードし中盤戦へ

    ル・マン24時間:10時間経過…トヨタの2台がレースをリードし中盤戦へ

    レースは本格的なナイトセッションに突入した。首位を走行していたTS050 HYBRID #6号車は、セーフティカー導入とピットタイミングの違いにより2位へ後退したがすぐに首位奪還。#5号車も僅差の2位争いを展開。

    10時間を終えた時点で、同一周回を走行しているのは、TOYOTA GAZOO Racingの2台とポルシェ#2号車の3台のみとなった。

    ステファン・サラザンがドライブする#6号車は2位に20秒ほどの差をつけ首位を走行していたが、レースが8時間半を経過したところで3ラップに渡ってセーフティカーが導入され、レース再開直後に#6はピットイン。サラザンからマイク・コンウェイへとドライバー交代して首位を守りコースへ復帰した。その直後にポルシェ#2号車の先行を許し2位に後退したが、燃費効率を活かしピット回数が優位な状況にある#6号車は、10時間時点で再び首位を奪還し、レースをリードしている。

    #5号車は、ポルシェ#1号車がトラブルに見舞われガレージでの長時間の作業を強いられることとなったため、2位に浮上。3スティントをこなした中嶋一貴からセバスチャン・ブエミへとドライバー交代し、僅差で順位を入れ替える2位争いを繰り広げている。

    中嶋一貴 (TS050 HYBRID #5号車):
    周回遅れをかわしながらの走行はとても難しく、全くクリアラップが取れませんでした。しかし、まずまずの走りは出来たと思っています。ル・マンではリスクを避けて、アクシデント無く走り切ることが大切です。路面温度が下がって来ましたが、我々のTS050 HYBRIDはこの状況でもバランスは良好で順調な走りを続けています。ここからどこまで追い上げられるか期待してください。

    ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #6号車):
    3スティントを無事に走り切ることが出来てほっとしています。TS050 HYBRIDは全く順調で、後続との差を僅かに広げることが出来たのは良かったです。ピットクルーも素晴らしい仕事をこなしてくれています。この調子を維持して行きます。

    TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    8時間経過時点(中嶋一貴): 4位 127周
    9時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 3位 140周
    10時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 2位 157周

    TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    8時間経過時点(ステファン・サラザン): 1位 127周
    9時間経過時点(マイク・コンウェイ): 2位 140周
    10時間経過時点(マイク・コンウェイ): 1位 157周

    関連:ル・マン24時間:劇的な展開でポルシェが逆転勝利

  • ル・マン24時間:7時間経過…小林可夢偉のトヨタが首位躍進

    ル・マン24時間:7時間経過…小林可夢偉のトヨタが首位躍進

    ル・マン24時間レースはスタートから7時間を経過。スタート直後の降雨から一転、好天の下でのレースが続く中、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRIDは、小林可夢偉がドライブする#6号車が好走を見せ、90周目に首位躍進し、ステファン・サラザンへとドライバーを交代した後も、レースをリードしている。

    #5号車もピットイン毎に順位を入れ替えながら、現在は中嶋一貴が首位と約2分差の4位を走行している。

    日の長い夏のヨーロッパだが、午後10時を過ぎると夕闇が迫りナイトセッションに突入する。TS050 HYBRIDはその燃費効率の高さを活かし、ライバルよりも1周多い14周の給油間隔で概ね順調に周回を重ねている。

    首位と約30秒差の2位でステアリングを託された小林は、路面コンディションが回復してくると、ファステストラップを更新する快走で首位との差を詰め、84周目にはその差は14秒に。ポルシェ#1号車が89周目にピットインすると、#6号車は首位に躍進した。

    3スティントをこなした小林は96周目にサラザンへと交代。小林が築いたマージンと、イエローフラッグタイミングの幸運にも助けられ、サラザンは首位のままコースへと復帰した。

    #5号車もアンソニー・デビッドソンが上位と遜色のないタイムで走行を続け、中嶋一貴へとドライバーチェンジ。僅差の3位争いを繰り広げている。

    アンソニー・デビッドソン (TS050 HYBRID #5号車):
    ここまでは、我々の#5号車には幸運が回って来ていないようです。レーススタート直後にトラブルに見舞われ、私の担当したスティントでも、交換したばかりのタイヤに異常振動が出てしまい、再度のピットインを強いられてしまいました。それにより大きくタイムをロスしてしまいましたが、これもレースですし、まだ先は長いのでプッシュし続けます。

    小林可夢偉 (TS050 HYBRID #6号車):
    私の担当したスティントは順調で、我々のペースの速さを示せたと思います。首位争いは非常に僅差だと思いますが、まだレースは長く続きます。我々が1スティントあたりライバルよりも1周多く走れるのは優位な状況です。TS050 HYBRIDは好調ですし、優勝争いが出来ると思っています。

    TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    5時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 4位 77周
    6時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 3位 93周
    7時間経過時点(中嶋一貴): 3位 110周

    TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    5時間経過時点(小林可夢偉): 1位 77周
    6時間経過時点(小林可夢偉): 1位 93周
    7時間経過時点(ステファン・サラザン): 1位 110周

    関連:ル・マン24時間:劇的な展開でポルシェが逆転勝利

  • ル・マン24時間:4時間経過…トヨタは2位と5位を走行中

    ル・マン24時間:4時間経過…トヨタは2位と5位を走行中

    6月18日(土)午後3時にル・マン24時間レースがスタート。スタート直前の強い雨により、セーフティカーの先導で約50分、7周の後に本格戦を開始。8周目からTOYOTA GAZOO Racingの2台は上位争いを展開。#6号車がトップと約30秒差の2位、#5号車も約1分30秒差の5位を走行している。

    8周目にグリーンフラッグが振られると、3番手からスタートした#6マイク・コンウェイが猛チャージを見せ首位に浮上。

    TOYOTA GAZOO Racingの2台はライバルよりも2周ほど遅い12周を終えてピットインし、ドライ用タイヤへと交換。そこから#6号車のコンウェイと#5号車のセバスチャン・ブエミは、共に給油のみのピットを2回経て3スティント、セーフティカー先導のスタートから3時間半という長時間にわたる走行をこなした。

    スタート後の雨が止んでからは好天が続き、LMP1-Hクラスはアウディ7号車がトラブルで6ラップ遅れとなるも、残る5台は4時間を終えた時点でも2分以内で首位争いを展開。ピットタイミングで順位交替があったものの、TOYOTA GAZOO Racingは54周目にコンウェイから小林可夢偉へとドライバー交代した#6号車が首位と30秒ほどの差の2位を走行。

    セバスチャン・ブエミがスタートを担当した#5号車は、序盤パワートレイン系のセッティングに起因するタイムロスを喫したものの、その後追い上げ4位を走行。54周目にアンソニー・デビッドソンへとドライバーチェンジした直後にタイヤからの異常振動で緊急ピットインを強いられ、1分ほどのタイムをロスしたが、首位から約1分30秒差の5位で順調に走行を続けている。

    セバスチャン・ブエミ
    スタート直後はパワーダウンする具合が発生し、少しタイムをロスしてしまった。その後なんとか回復出来たが、車両の感覚は完璧とは言えなかった。そんな中でもベストを尽くした。まだレースは長いので、どのような展開になるか見守りたい。

    マイク・コンウェイ
    コンディションが変わっていく難しいコンディションだったが、私にとっては良いスティントだった。リスクを冒すことなく、着実にチャンスを活かす走りが出来た。雨が止んだ後、コースは想像以上に早く乾いて行った。ライバルとのラップタイムも拮抗しており、上位を争えているのは良いことだ。まだまだ先の長いレースなので、この調子を維持しなくてはならない。

    TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    スターティンググリッド: 4番手
    1時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 5位 10周
    2時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 2位 26周
    3時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 4位 42周
    4時間経過時点(アンソニー・デビッドソン): 5位 60周

    TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    スターティンググリッド: 3番手
    1時間経過時点(マイク・コンウェイ): 1位 10周
    2時間経過時点(マイク・コンウェイ): 1位 26周
    3時間経過時点(マイク・コンウェイ): 2位 42周
    4時間経過時点(小林可夢偉): 2位 60周

    関連:ル・マン24時間:劇的な展開でポルシェが逆転勝利

  • ポルシェ、ル・マンにおける18度目のポールポジションを獲得

    ポルシェ、ル・マンにおける18度目のポールポジションを獲得

    ポルシェのポルシ919ハイブリッドはFIA世界耐久選手権(WEC)の2016年シリーズ第3戦として開催されている第84回ル・マン24時間レースの予選において、ポールポジションを獲得した。これはポルシェにとってル・マンにおける18度目のポールポジションとなる。

    6月16日(木)の19時から21時と22時から24時行われた予選2セッションはほぼウェットだったため、前日夜に行われた最初の予選セッションから誰もタイムを縮めることは出来なかった。

    今年のル・マンに参戦する60台中、トップタイムを記録したニール・ジャニは水曜日の予選で13.629kmに及ぶ長いサーキットを3分19秒733で駆け抜けた。ジャニは自身が昨年記録した現在のコースレイアウトにおける予選レコードラップの3分16秒887に挑んだが、難しいコンディションということもあり記録更新はならなかった。

    水曜日の予選、3分20秒203でジャニに続いたのは現WEC世界チャンピオンのティモ・ベルンハルトだった。この結果、昨年と同じ6名のポルシェワークスドライバー達がフロントローを独占する事になった。ポルシェがル・マンの予選でワン・ツーを獲得するのは15度目。

    ジャニは総出力662kW(900ps)を発生するゼッケン2の919ハイブリッドをロマン・デュマ/マルク・リーブとシェアする。ベルンハルトは世界で最もアグレッシブなドライバーとして知られるブレンドン・ハートレー/マーク・ウェバーとゼッケン1の919ハイブリッドへ乗り込む。

    フリッツ・エンツィンガー(LMP1担当副社長)
    「ル・マンのスタートで2台を最前列に並べる事ができた、素晴らしい予選でした。これはチームが919ハイブリッドを万全の状態で送り出すために痛みを伴うほどの労力を尽くした結果です。ル・マンを連破するという目標に向けて最高の土台が整いました」

    アンドレア・ザイドル(チーム監督)
    「2016年モデルの919ハイブリッドの開発が正しかったことが予選で証明されました。2台はセンセーショナルな仕事をしてくれました。レースウィークに入ってからの厳しい状況にも関わらず、技術的なトラブルやコース上でのアクシデントとはこれまで無縁です。我々のクルマが速いことは知っています。そしてWEC、特にル・マンにおいてポールポジションがレース結果に直結していないことも理解しています。チームは決勝レースに向けて最終準備に入ります。私たちが壮大な目的に向かっています。激しいコンペティションになりますが、自信はあります」

    ティモ・ベルンハルト (カーナンバー1)
    (35歳、参戦数9戦:2010年総合優勝、2015年総合2位、2002年GTクラス優勝)
    「ポルシェにとって素晴らしい結果でした。ポールポジションを獲得したチームメイト達を祝福します。今日は雨量が多く、視界も悪かったため運転するのも難しい状況でした。水曜に行われた2度目の予選で試したいくつかの事からも良い感触を得られました。もしレースでもあれだけ目まぐるしくコンディションが変わったとすれば、かなり難しくなるでしょう。柔軟な対応が求められそうです」

    ブレンドン・ハートレー (カーナンバー1)
    (26歳、参戦数4戦: 2015年総合2位)
    「あまり走れなくて残念でしたが、再びフロントローを独占し、これ以上ない予選でした。昨日ニールとティモはトラフィックに阻まれていましたし、アウディも本気でアタックはしていません。ずぶ濡れになりながらグランドスタンドやキャンプ場で応援してくれたファンのためにも、全力を尽くした予選を見せる事が出来ずに申し訳ない気持ちです」

    マーク・ウェバー (カーナンバー1)
    (39歳、参戦数4戦:2015年総合2位)
    「喜ぶべき予選結果です。しかし、これがレース全体で考えれば1パーセントにも満たないことも分かっています。全てのチームとドライバーが24時間レースのスタートを待ち望んでいます」

    ロマン・デュマ(カーナンバー2)
    (35歳、参戦数15戦:2010年総合優勝、2007年総合3位、2015年総合5位、2013年GTEクラス優勝)
    「ル・マンにおける目標は予選ではなく決勝レースであることは明らかです。とは言え最前列からスタートできるのは良い事ですし、WECのチャンピオンシップポイントも獲得出来ました。ウェットでも数周し、全ての状況下において919ハイブリッドが優れていることが分かりました」

    ニール・ジャニ(カーナンバー2)
    (32歳、参戦数7戦:2015年予選周回タイム新記録、決勝総合5位)
    「昨年ポールポジションを獲得したラップは衝撃的でしたが、今年は意味合いが違います。前日はトラフィックに阻まれましたが、それでも私はマシな方だったようです。これがたくさんのマシンと一緒に走行する難しさでしょう。今日は雨と汚れで路面が酷くて、とても厳しいコンディションでした。明日スタートドライバーを務めることができるのは光栄です。昨年もポールからスタートしましたが、我々は最も不運なポルシェになってしまいました。チームは細かい所まで準備をしてくれたので、今年はもう少し幸運に恵まれることを願います」

    マルク・リーブ(カーナンバー2)
    (35歳、参戦数10戦:2015年総合5位、2013年GTE/2010年GT2/2005年GTクラス優勝)
    「プラクティスから予選まで難しい状況が続きましたが、全ては順調でした。クルマを改善し、レースに向けて多くを学んで良いタイム、そして良いグリッドを獲得出来ました。あらゆる点で我々は準備万端です」

    関連:ル・マン24時間レース 2016:テレビ放送&ライブ配信スケジュール

  • トヨタ、3・4番手グリッドからル・マン24時間の決勝レースへ

    トヨタ、3・4番手グリッドからル・マン24時間の決勝レースへ

    6月16日(木)にル・マン24時間レースの公式予選第2・3回目が行われた。しかし、両セッション共に断続的な強い雨に見舞われ、ほとんどの車両が前日の公式予選1回目のタイムを更新出来ないまま予選を終えた。

    トヨタの2台のTS050 HYBRIDは、公式予選1回目にマークしたタイムにより、3・4番手グリッドから24時間の決勝レースへとスタートを切ることとなった。

    第84回ル・マン24時間レースの予選2日目、サルト・サーキットは朝から不順な天候に見舞われた。夜に入って一時的に雨脚が強くなり、公式予選第3回目のセッションが約1時間に渡って中断されたにもかかわらず、押し寄せた多くの観客は深夜までサルト・サーキットに留まった。

    公式予選2回目は午後7時から2時間、最終の公式予選3回目は午後10時から2時間に渡って行われた。しかし、予選3回目が始まって15分ほど経過したころ雨脚が強くなり、走行に支障が出るほどになった。主催者のACOは赤旗を提示してセッションは中断され、夜のサーキットには静寂が訪れた。

    天候が回復したのは午後11時を過ぎてから。ほとんどのクルマが再びコースに飛び出して行ったが、コースは雨で濡れ、更に幾つかのコーナーでは、霧で視界が遮られる程だった。とてもタイムアタックをする状況ではなく、各車はレースに向けての最後の確認作業に終始した。2台のTS050 HYBRIDは濡れた路面でミシュラン・ウエットタイヤの手応えを確かめるために走行を続け、最後には#6号車をドライブする小林可夢偉がこのセッションのトップタイムを出して気を吐いた。

    深夜0時に2日間に渡って行われた予選が終了、公式予選1回目に記録されたタイムが公式な予選結果となった。ポールポジションは3分19秒733のタイムを記録したポルシェ#2号車の手に渡った。

    TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDも、公式予選1回目で記録したタイムが予選タイムとして正式に記録された。#6号車はステファン・サラザンが記録した3分20秒737、#5号車がアンソニー・デビッドソンによって記録された3分21秒903で、それぞれ3番手、4番手のグリッドを獲得するに十分なタイムだった。

    2日間に渡る公式練習走行、公式予選を終え、TOYOTA GAZOO Racingは自信を持って決勝レースを迎える準備を整えた。レースは6月18日(土)午後3時(日本時間午後10時)に24時間の長い戦いの火蓋を切る。

    TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
    公式予選2回目:2番手 (3分24秒399), 24周
    公式予選3回目:3番手 (3分51秒693), 13周
    グリッド: 4番手 (3分21秒903)

    TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
    公式予選2回目:4番手 (3分25秒899), 22周
    公式予選3回目:1番手 (3分50秒934), 14周
    グリッド: 3番手 (3分20秒737)

    中嶋一貴:
    めまぐるしく変わる路面コンディションで、とても難しい一日でした。特に私がドライブしていた時は強い雨に見舞われ、コース上の水が非常に多い状況でした。視界も悪く、とても難しいコンディションでした。しかし、今日は決勝レースに向けて有意義な経験となり、いかなる状況においても対応出来ることが確認出来ました。良いレースが出来ると思います。

    アンソニー・デビッドソン:
    私自身充分な準備が出来ていなかったウェットコンディションでの走行を経験出来、有意義なセッションでした。TS050 HYBRIDは雨の中でも状態がとても良く、いかなるコンディションでも充分に戦えると思います。完璧なレースカーを仕上げようと思うと、いくら時間があっても足りませんが、どのような天候でも満足いく準備が出来たと思います。

    セバスチャン・ブエミ:
    予選が終わった今、3番手、4番手からのスタートという結果には満足しています。ウェット及びドライでのセッティングも詰めることが出来、更に準備は整いました。決勝レースは長いので、ミス無く最後まで走り切ることが重要です。これから今日得られたデータを解析し大一番に臨みます。それはシーズンの中でも最も重要な準備となるでしょう。

    小林可夢偉:
    完全なウェットコンディションでTS050 HYBRIDをドライブするのは全く初めてで、それだけに、とても有意義な経験でした。ウェットコンディションでのドライブについて多くを学び、更にトップタイムを記録することが出来、満足しています。チームの準備は非常に順調で、決勝レースが楽しみです。3番手グリッドから、24時間の戦いへ向け良いスタートが切れればと思っています。

    ステファン・サラザン:
    このような悪天候でも応援してくれたファンに感謝します。降雨で我々にとっては複雑な一日でしたが、難しいコンディションでテストしたことで良いバランスを見出し、決勝レースへ向けた準備をしっかり整えることが出来ました。我々のTS050 HYBRIDは充分に速く、勝利を争うためにプッシュ出来ると感じています。前戦スパでのレースで見せた速さの実績もあり、我々は上位争いが出来ると予想しています。

    マイク・コンウェイ:
    とても荒れたコンディションでした。とはいえ、それは悪いことではありませんでした。ウェット下の、様々なコンディションでどのタイヤを選択するかなど、変化する天候下でのデータを得ることが出来ました。決勝レース中も雨の予報が出されており、いかなる状況においても準備をしておく必要があります。ドライバー全員がTS050 HYBRIDのバランスには満足しており、2列目からのスタートで良い戦いが出来るでしょう。

    関連:ル・マン24時間レース 2016:テレビ放送&ライブ配信スケジュール

  • ポルシェ、2016年ル・マン24時間のパブリックビューイングを実施

    ポルシェ、2016年ル・マン24時間のパブリックビューイングを実施

    ポルシェ ジャパンは、2016年6月18日〜19日に六本木ヒルズ内“ヒルズカフェ”にてル・マン24時間レースのパブリックビューイングを実施する。

    「Porsche Le Mans Café featuring 919 Hybrid」では、919ハイブリッド(2016年モデル)やパナメーラS E-ハイブリッドを展示してサルテサーキットの雰囲気を演出しながら、昼間はカフェ、夜間はスタンディングバーという形態で、Porsche Le Mans Café オリジナルメニュー等も提供致する(有料)。

    DJによる音楽演出が行われる中、CS放送「J-SPORTS」の生中継を特大の画像でライブ感を持って楽しめる。

    FIA世界耐久選手権(WEC)のトップカテゴリーに復帰してから僅か2シーズン目の2015年、ポルシェ919ハイブリッドはル・マン24時間レースにおいてポールポジションを獲得し、自身の持つメーカー最多勝利数を更新する17度目の総合優勝を果たした。

    ポルシェ 919ハイブリッドは、WECの2015年マニュファクチャラーズおよびドライバーズチャンピオンシップとしてゼッケン1、2を身に着け、2016年シーズンを戦っている

    Porsche Le Mans Café featuring 919 Hybrid

    場所:
    六本木ヒルズ ヒルズカフェ/スペース

    日時:
    6月18日(土) 11:00〜23:00
    6月19日(日) 11:00〜23:00
    ※J-SPORTS放送上映は18日 21:30〜(19日)06:00および19日 12:00〜13:55/16:00〜23:00

    展示車両:
    919 ハイブリッド 2016年モデル(展示用車両)
    パナメーラ S E-ハイブリッド

    その他:
    Porsche Le Mans Café オリジナルメニューを提供

  • 【WEC】 将来的にLMP1カーへの水素燃料電池の導入を検討

    【WEC】 将来的にLMP1カーへの水素燃料電池の導入を検討

    FIA世界耐久選手権(WEC)は、将来的に水素燃料電池を搭載したLMP1を導入する方針を発表した。

    FIAとル・マンの主催者であるフランス西部自動車クラブは、水素燃料電池で動くマシンを許可する方向で専門調査委員会を設立したことを発表した。

    導入のタイムスケジュールは設定されていないが、来年のこの時期に日付が発表されることが期待されている。

    フランス西部自動車クラブのポーティングディレクターを務めるビンセント・ボーメニルは「水素は明らかに我々が進んできたい方向だ」とコメント。

    「ゼロエミッション、パフォーマンス、航続距離、短いローディングタイムという点で利点がある」

    「そういうわけで、我々は専門委員会を設立した。しかし、我々は水素の導入には解決しなければならない複雑な問題があることを把握している」

    ビンセント・ボーメニルは、水素を使用することに関心を持っているメーカーがいることを確認したが、メーカーを特定することは拒否した。

    BMWが水素燃料電池車でル・マンへのエントリーを評価していることは知られており、日産が2012年と2014年に参戦した際に“ガレージ56”として知られていた“イノベーティブカー”のグリッドで参戦する可能性があるとされている。

    水素車でのガレージ56エントリーは、2013年にスイスのGreenGT組織が試みたが、実現はしなかった。

    2018年の新しいP1規則集ではバイオ燃料が許される。

    ビンセント・ボーメニルは、“ゼロカーボン・エネルギーをさらに進めたい”という願望があり、バイオ燃料は、ガソリンとディーゼルとともに“Equivalence of Technology”に容易に取り入れることができると説明した。

    「我々はバイオメタンに巨大なポテンシャルがあることを知っているが、いかなる液体やガスであっても、バイオマス起源であればそれは資格がある」

    「我々が興味を持っているメーカーに言っているのは、燃料をEotに取り込むことができるということだ」

    2017年のイノベーティブカーのエントリーは、長年のル・マンのエントラントであるジャラール・ウェルターのバイオ燃料マシンに与えられた。ビンセント・ボーメニルは、プロジェクトは進行中だが、まだチームはパートナーを探していることを確信している。

    フランス西部自動車クラブとFIAは、2018年に10MJの回生エネルギーを展開できる新しいハイブリッドLMP1サブクラスが許可されることを確認した。それは、エネルギー回復システムの数が2から3に増加することと合わせて実施される。また、LMP1ファクトリーチームに許される従来の燃料量はおよそ8%削減される。