カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • フェルナンド・アロンソ 「7週連続でのF1とWECは挑戦だった」

    フェルナンド・アロンソ 「7週連続でのF1とWECは挑戦だった」

    フェルナンド・アロンソは、F1とFIA 世界耐久選手権(WEC)との7週連続での業務は予想通り厳しいものだったが、挑戦する準備はできていると感じていたと語る。

    F1イギリスGPとドイツGPの間の休みは、フェルナンド・アロンソは5月中旬から久しぶりに休める週となった。F1モナコGP以降、ル・マン24時間レースのテストデーを含め、7週連続で週末にはトラックにいた。

    フェルナンド・アロンソは、連続でレースをするのは挑戦だったと認める。

    「厳しかったよね。予想していたけど、簡単ではなかった」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「水曜日から日曜日まで移動して、月曜日に開梱して、火曜日に梱包する。それが7週間連続で続いていたような感じだ」

    「特にル・マンの週末は激しかったね。テスト、ドライバーズパレード、そして、24時間のレースだ。ウォームアップも含めれば合計で40時間くらいトラックにいた」

    「厳しかったけど、今は今後の10日間を楽しんで、トレーニングのルーティンに戻って、少しリラックスしようと思っている。次回は9月、10月、11月の9週間で異なるタイムゾーンで8戦あるので同じような感じになると思う」

    「タフだったけど、準備はできていると感じていたよ」

    フェルナンド・アロンソは、9月以降に再びF1とWECとの間でバランスを取っていくことになる。9月30日にF1ロシアGPを終えたアロンソは、日本に移動。F1日本GPと富士6時間レースを戦ったあと、F1アメリカGPとF1メキシコGPの連戦を戦い、F1ブラジルGPを終えた次の週に上海6時間レースがあり、翌周にF1アブダビGPを戦う。

  • フェルナンド・アロンソ 「トヨタ加入はル・マン制覇のためだけではない」

    フェルナンド・アロンソ 「トヨタ加入はル・マン制覇のためだけではない」

    フェルナンド・アロンソは、ル・マン24時間レース制覇のためだけにトヨタに加入したわけではないとし、今季のWECチャンピオンを目指していくと述べた。

    2度のF1ワールドチャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、世界3大レースでの“3冠”をキャリアの目標に掲げており、今年はF1と並行してトヨタからFIA 世界耐久選手権(WEC)にフル参戦。

    そして、先週末に開催されたル・マン24時間レースで、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミとともにトヨタ・TS050 HYBIRDの8号車を走らせたフェルナンド・アロンソは、初挑戦にしてル・マン24時間レース優勝という目標を達成。残すはインディ500優勝のみとなった。

    ル・マン制覇というトヨタとのWEC参戦の目標のひとつは早くも達成されてしまったが、フェルナンド・アロンソは来年の6月まで行われるWECの“スーパーシーズン”に完全にコミットしたままだと語る。

    「ル・マンを経験するためだけにトヨタに加入したわけではない。ワールドチャンピオンを争いたかったのでスーパーシーズンに参戦した」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    フェルナンド・アロンソは、前戦カナダGPでF1参戦300戦目を迎えたが、F1での勝利は5年前のフェラーリ時代から遠ざかっている。

    最近、フェルナンド・アロンソは、F1の現在のレギュレーションでは結果が見えてしまうと批判的なコメントを残している。

    「僕にとって最も重要なのは、F1がどの方向に進むかについて考えることだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。

    「来年の競争力がどうなるかについてはあまり考えていない。予測は不可能だからね。スポーツがどうなるかが重要だ」

    フェルナンド・アロンソは、今シーズン限りでF1を引退し、来年はマクラーレンとともにインディカーにフル参戦するとも噂されている。

    ル・マン24時間レースで9勝を挙げたトム・クリステンセンは「アロンソがやってきてル・マンを制覇した。それは間違った一歩ではない」とコメント。

    「彼がF1を止めるとは思っていないが、彼は間違いなくインディ500に戻るだろう。フルシーズンを戦う可能性もある」

  • トヨタ:2018年 WEC 第2戦 ル・マン24時間レース 決勝レポート

    トヨタ:2018年 WEC 第2戦 ル・マン24時間レース 決勝レポート

    FIA 世界耐久選手権(WEC)2018-19スーパーシーズン第2戦 第86回ル・マン24時間レースは6月17日(日)午後3時ゴールを迎え、トヨタに悲願のル・マン初勝利が訪れた。TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ)が優勝。2位にもTS050 HYBRID 7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)が入り、TOYOTA GAZOO Racingは最前列スタートから一度もトップ2を譲らない完璧なレース運びで、ル・マン24時間レース完全制覇を果たした。

    TS050 HYBRID 8号車はポールポジションからスタートを切り、全388周を走破してトップチェッカー。ポール・トゥ・ウインでル・マン24時間レースを制覇する快挙を果たした。8号車の3人のドライバーは、WECのシリーズランキングでも、更にリードを広げることとなった。

    7号車もレースでは度々トップを快走し、2位表彰台を獲得。サルト・サーキットに集まった256,900人のモータースポーツファンの皆様の前で、TOYOTA GAZOO Racingは完璧な勝利を飾った。

    トヨタからはこれまでに、延べ47台のレース車両がル・マン24時間レースに参戦。6度の表彰台を獲得してきたが、勝利には至っていなかった。通算20回目の挑戦となった今大会での勝利により、トヨタは日本メーカーとして2社目の、ル・マン24時間レース勝利を達成。また、中嶋一貴の勝利は、ル・マン史上初めての、日本人ドライバーと日本の自動車メーカーによる総合優勝となった。

    今日の圧勝は、トヨタ自動車東富士研究所とドイツ・ケルン市にベースを置くTMGの関係者の弛まぬ努力と熱意の集大成によるものとも言える。スタッフの絶え間ないハイブリッド電動技術の開発によって2012年の参戦時に対して35%もの燃料消費減を実現しながらも、TS050 HYBRIDを勝利に導いた。

    2台のTS050 HYBRIDは序盤から互いに順位を入れ替えながら通算5,286kmを走破する中で首位争いのドラマを繰り広げた。

    8号車は速度規制区間での速度違反でストップ&ゴーペナルティを受け一旦は7号車との差が広がったが、深夜走行時、アロンソが猛烈な追い上げを見せ、再び7号車と8号車の首位争いが繰り広げられることとなった。

    レース終盤まで8号車と7号車は僅差の同一周回で首位を争っていたが、終盤、7号車は燃料使用量の上限超過違反により後退。最終的に8号車の中嶋一貴が、2位の7号車に2周差、3位には12周差をつけて、彼自身にとっても念願のル・マンでのトップチェッカーを受けた。

    WECの次戦となる第3戦シルバーストン6時間レースは、9週間後の8月17日から19日にかけて行われる。TOYOTA GAZOO Racingは、ル・マン初勝利の勢いに乗り、次戦でも勝利を目指す。

    TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
    最終結果 : 2位、 386周(トップと2周差)

    TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
    最終結果 : 1位、 388周

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
    このチーム全員でル・マン優勝を遂げたことをとても誇らしく思います。ようやくトヨタにとって悲願だったル・マン24時間を制覇することが出来ました。これまでの関係者の厳しい努力の積み重ねと決して諦めない強い思いに心から感謝をしたいと思います。これまで経験して来た厳しく辛い結果を乗り越えてやっと掴んだ今日の表彰台の真ん中は本当に素晴らしい瞬間でした。

    小林可夢偉(7号車):
    8号車のスタッフ、そしてチーム全員におめでとうと言いたいと思います。トヨタは何のトラブルの無いまま最後まで走り切れる車両を作り上げるという、素晴らしい仕事をしました。本当に素晴らしいことです。我々ももちろん勝利を望んでいましたが、8号車は本当に強かったです。このような耐久レースでは、リスクを冒すことなく車両をコントロールし、戦っていかなくてはなりません。そういう意味でも、2台が揃って無事に完走出来たのは良かったです。2位に入り、トヨタの1-2フィニッシュの一翼を担えたことにはとても満足しています。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    僅差のバトルが長く続き、モニターを見ながらハラハラしていました。我々全員が、余計なリスクを犯さない範囲で、可能な限りのバトルを展開しました。長いレースの中で刻々と状況が変化していく中、トヨタの2台は常に素晴らしいレースカーであり、全員が全力で戦っていました。優勝した8号車には祝福を送ります。彼らにとって、素晴らしいレースウィークで、素晴らしいレースになったことでしょう。我々は僅かに及びませんでしたが、それでもチームに取っては最高の結果となりました。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    8号車のスタッフに祝福を送ります。そして可夢偉、マイクと共に、7号車の一員であることを本当に誇りに思います。我々は全力を尽くしました。ドライバーの6人が表彰台に上りましたが、多くのスタッフが全力で開発を続けてくれています。この勝利はトヨタにとって偉業ですし、最大の目標でもありました。我々2台はフェアな戦いを繰り広げ、そして2台揃ってトヨタにトロフィーをもたらすことが出来て最高です。

    中嶋一貴(8号車):
    ついに長い間待ち望んでいた優勝を手にすることが出来、言葉にならないほど嬉しいです。最高のチームメートと共に戦ったTS050 HYBRIDは、全くトラブルもなく素晴らしい性能を発揮してくれました。トヨタ自動車が1985年の参戦以来、待ち望んでいた“ル・マン”優勝を勝ち取ることが出来たのは、これまで携わった多くの方々の努力の結晶であり、とても誇りに思います。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    今日の優勝は自分のレース人生の中で最高のものです。レースの終盤の数周は2016年の悪夢が思い出され、ゴールする瞬間までは半信半疑でした。ところがゴールした瞬間に、チーム全員の努力が実り、すごいことを成し遂げた実感が湧いてきました。クルー全員と共に喜びを分かち合いたいと思います。

    フェルナンド・アロンソ(8号車):
    世界3大レースと言われるル・マン24時間で、優勝という最高の結果が得られてとても幸せです。厳しい場面の連続で、それがずっと続く“ル・マン”は集中力を保ちながら、やるべき事を確実に実行することが求められます。今日のレースも23時間が過ぎた時点でTS050 HYBRID 2台が1分以内という厳しい状況でしたが、チームとして1-2フィニッシュという最高の結果も得られ大変満足しています。

    豊田章男 トヨタ自動車株式会社 代表取締役社長:
    「思いっきり走ってくれて、ありがとう!」20回目の挑戦にして誰より長い距離を走ってくれたドライバー達みんなに向けてこの言葉を送ります。 同時に、388ラップ、5,300キロ余りを走りきったクルマ達にもこの言葉をかけてあげたいと思います。そして、「思いっきり走らせてくれて、ありがとう!」
    ずっと、この戦いを支えてくださったファンの皆さま
    共にクルマを作り上げてきたパーツメーカーの皆さま
    心ひとつに戦ってきてくださったパートナーの皆さま
    そして、現場で戦い続けたチームのみんなに今、伝えたい言葉です。 みんな本当にありがとう! 19回一度も勝てなかった我々は、ただひたすらライバル達の背中だけを見て、それより速く走るクルマを作れば勝てるだろうと新しい技術に挑み続けていました。しかし19回繰り返しても勝てない。 「クルマを速くするだけではル・マンには勝てないんだ!我々には“強さ”がない!強いチームにはなれていない!」昨年のレースの後、私は思わずチームに声を荒げました。 チームはゼロからのやり直しとなり“なぜ強さがなかったのか?”それを考えるところからの再出発となりました。 そして、チームが、考え、辿り着いたのがトヨタが大切にし続けている「改善」という考え方です。 クルマをつくるひとつひとつの作業…走らせる為のひとつひとつのオペレーション…それに向かう一人一人がどうしたらミスが起きないかを考え、それを徹底する。そうするとまた次にやるべきことが見つかっていく。 欠けていた「強さ」を身につけようと1年間ひたすらに改善を繰り返し、積み重ねてきました。 思えば、敵わなかったライバル“ポルシェ”は元よりそうした強さを身につけていたのだと思います。今年、直接、競い合うことはできていませんが、それに気づかせてくれたポルシェなど、偉大な過去のライバル達にも、改めて感謝いたします。 レースの前、チームの一員から私にメッセージが届きました。 「今年はドキドキが止まりません。ただひたすら改善を重ねてきましたが、それで分かったことは、改善に終わりはないということでした。それを知ったことがドキドキの原因だと思います。足りない部分が、まだどこかにあるはず…ゴールの瞬間まで仲間と、もがき続けます。モリゾウさん、見守っていてください」 これを読み、このチームは“強さ”を身につけ始めたと感じることができました。 ゼロから作り直してきたチームだからこそ今回はなんとしても結果を残して欲しい…。だから、今年は現場にいられずとも全力で見守ると決め、そして一緒に戦うことができました。 このレースで戦うクルマを今、我々は、将来の市販車にしていこうとしています。 「改善に終わりはない」というトヨタの現場では当たり前の言葉をモータースポーツの現場の彼らが身をもって理解し、勝利に結びつけたことでそれは実現に向けた大きな一歩を踏み出せたと思います。 悲願だったル・マン24時間レースでの勝利を、我々はようやく手にすることができました。 この瞬間を、諦めずにずっと待ち続けてくださったファンの皆さまと、今日は心からの笑顔で1日を過ごしたいと思います。 しかし、これは、また次の戦いの始まりであり、次なる改善が始まります。改善に終わりはありません。明日から、次の夢の実現に向け、また一緒に戦っていただければと思います。 また最高の笑顔で過ごせる日を目指して、引き続き、トヨタガズーレーシングを、よろしくお願いします。

    関連:ル・マン24時間レース 結果:トヨタが悲願の初制覇!8号車が優勝!

  • 2018年 ル・マン24時間レース:テレビ放送&ライブ配信スケジュール

    2018年 ル・マン24時間レース:テレビ放送&ライブ配信スケジュール

    FIA 世界耐久選手権(WEC)の2018-2019スーパーシーズンのハイライト、第2戦 ル・マン24時間レースの決勝レースが6月16日(土)から17日(日)に行われる。

    2018年もル・マン24時間レースはJ SPORTが放送。CSテレビ放送とJ SPORTSオンデマンドではスタートからゴールまでをまるごとライブ配信する。またオンデマンドでは公式練習、予選、ウォームアップ走行の模様も配信する。

    <決勝>
    6月16日(土)午後9:30~ Part1【スタート】
    6月16日(土)深夜1:00~ Part2【プロローグ】
    6月17日(日)午前4:00~ Part3【サンセット】
    6月17日(日)午前7:00~ Part4【ミッドナイト】
    6月17日(日)午前10:00~ Part5【トワイライト】
    6月17日(日)午後1:00~ Part6【サンライズ】
    6月17日(日)午後4:00~ Part7【クライマックス】
    6月17日(日)午後7:00~ Part8【ゴール】

    <公式練習・予選・ウォームアップ走行>
    ※J SPORTSオンデマンド
    6月13日(水)午後10:45~ 公式練習
    6月14日(木)午前4:45~ 予選 #1
    6月14日(木)深夜1:45~ 予選 #2
    6月15日(金)午前4:45~ 予選 #3
    6月16日(土)午後3:45~ ウォームアップ走行

    また、トヨタは、Youtube LIVEでトヨタ・TS050ハイブリッドのオンボード映像をライブ配信。6月16(土)22時から翌17日(日)22時までの計24時間に渡ってライブ放映される。

    2018年 ル・マン24時間レース スケジュール

    日付 セッション 開始時間
    (現地時間)
    終了時間
    (現地時間)
    開始時間
    (日本時間)
    終了時間
    (日本時間)
    6月13日(水) 公式練習 16:00 20:00 23:00 14日(木) 3:00
    予選1回目 22:00 24:00 14日(木) 5:00 14日(木) 7:00
    6月14日(木) 予選2回目 19:00 21:00 15日(金) 2:00 15日(金) 4:00
    予選3回目 22:00 24:00 15日(金) 5:00 15日(金) 7:00
    6月16日(土) ウォームアップ 9:00 9:45 16:00 16:45
    決勝レース 15:00 17日(日)15:00 22:00 17日(日)22:00
  • 【ル・マン24時間】 トヨタ:公開車検で2018年仕様TS050 HYBRIDを披露

    【ル・マン24時間】 トヨタ:公開車検で2018年仕様TS050 HYBRIDを披露

    6月10日(日)と11日(月)の2日間にわたって、FIA世界耐久選手権(WEC)第2戦ル・マン24時間のレースウィーク幕開けとなる公開車検が、ル・マン市内、リパブリック広場の特設会場で行われた。

    TOYOTA GAZOO Racingの車検は11日(月)の夕方に実施。この公開車検が行われた2日間は、朝から時折、猛烈な雨にも見舞われるあいにくの天候だったが、TOYOTA GAZOO Racingの車検が始まる頃には雨も止み、空には太陽も顔を出すほどまでに回復。

    悪天候にもかかわらず集まったモータースポーツファンの皆様が見つめる中、F1カナダGPを終えたばかりのフェルナンド・アロンソを含めたトヨタチーム登場に会場の雰囲気は最高潮に達した。

    車検を受けた2018年仕様のTS050 HYBRIDは、トークショーを終えたドライバー、チームクルーと共に恒例の記念撮影を行い、集まったファンの皆様の暖かい声援に応えた。

    2018年 ル・マン24時間レース スケジュール

    日付 セッション 開始時間
    (現地時間)
    終了時間
    (現地時間)
    開始時間
    (日本時間)
    終了時間
    (日本時間)
    6月13日(水) 公式練習 16:00 20:00 23:00 14日(木) 3:00
    予選1回目 22:00 24:00 14日(木) 5:00 14日(木) 7:00
    6月14日(木) 予選2回目 19:00 21:00 15日(金) 2:00 15日(金) 4:00
    予選3回目 22:00 24:00 15日(金) 5:00 15日(金) 7:00
    6月16日(土) ウォームアップ 9:00 9:45 16:00 16:45
    決勝レース 15:00 17日(日)15:00 22:00 17日(日)22:00

    TS050 HYBRID小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ

  • 【WEC】 トヨタ:2018年 第2戦 ル・マン24時間レース プレビュー

    【WEC】 トヨタ:2018年 第2戦 ル・マン24時間レース プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは、6月16日(土)から17日(日)に迫った、FIA世界耐久選手権(WEC)の2018-2019スーパーシーズンのハイライト、第2戦ル・マン24時間レースの優勝を目指して臨む。

    エンジンとハイブリッド・システムで合計最大1,000馬力の出力を誇る2台のTS050 HYBRIDが、86回目を迎え、世界三大レースとも言われる伝統と格式のモータースポーツイベントに挑む。

    TS050 HYBRID 7号車は小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名がドライブ。8号車は中嶋一貴とセバスチャン・ブエミにル・マン24時間は初レースとなるフェルナンド・アロンソを加えた3名の布陣で総合優勝を目指す。

    シーズン開幕戦のスパ6時間レースで1-2フィニッシュを飾り、チームはトヨタにとって20回目となるル・マンへの挑戦で、勝利を争える手応えを得た。スパを戦い、ル・マンに臨むTS050 HYBRIDでは、総計25,000km以上にも及んだ冬季オフシーズンテストにおいて、信頼性の向上と突発アクシデントに対応出来るチーム力を作り上げるテストが続けられてきた。

    こと速さという面において、TOYOTA GAZOO Racingがトップクラスの実力を有することは、ここ数年のル・マン24時間レースで証明出来た。それでも2016年は、首位を独走しながら、残り2周というところで発生したトラブルにより、ほぼ手中にしかけていた勝利を逃した。昨年2017年は、コースレコードを大きく更新する圧倒的な速さでポールポジションを獲得したが、優勝を掴むことが出来なかった。そして今年、これまで何度も勝利を阻まれてきた最大目標のル・マンに再び挑む。

    トヨタのル・マンへ挑戦によって、レース用に開発されたハイブリッド・システムの改良が続けられ、2018年仕様のTS050 HYBRIDは、参戦を再開した2012年当時に比べ、35%もの燃費改善が図られている。この結果、2018年仕様のTS050 HYBRIDは35.1kgの燃料タンクで、1周13.626kmのル・マン・サルト・サーキットを11周することが出来るまでに至ってる。

    ライバルのノン・ハイブリッドLMP1車両は、TS050 HYBRIDに対し、45kg軽い車重とより大きな燃料タンク容量(現時点で具体的な数値が公表されていません)が許されており、より高いパワーを発生することが出来るが、一方でピットストップ回数は多くなり、10周毎のピットインになるものと予想される。

    性能調整が導入された新たなLMP1規則下で行われた第1戦スパでトヨタがライバルに2周差をつけて勝利を飾ったのは、ピット時間の短さも貢献した。一方、先日のル・マン・テストデーでのレベリオン・レーシングのラップタイムは、昨年までのLMP1車両よりも4秒以上も速くなっており、ノン・ハイブリッド勢のタイムは、大きく向上している。このようなライバル勢の向上により、今年のル・マン24時間レースは接戦になることが予想される。

    サルト・サーキットも安全性の観点から、若干の変更が加えられた。1周の長さは、公式に3メートル短くなった。昨年、小林がポールポジション獲得でコースレコードを更新した3分14秒791というタイムは、13.629kmのレイアウトでマークされ、永久に破られることのない記録となった。そして、1999年にトヨタTS020でマーティン・ブランドルが13.605kmのコースでマークし、その後レイアウト変更まで誰にも破られなかったレコードタイムと共に、ル・マンの歴史に刻まれることとなった。

    2018年仕様のTS050 HYBRIDは、6月3日(日)にサルト・サーキットのフルコースで実施された公式テストデーにおいて、合計2,752kmを走破。この日のファステストラップも記録した。テストデーで示した信頼性とパフォーマンスを本番でも発揮できるように全力を尽くす。

    ル・マンウィークを通しての総走行時間は合計約35時間にも達し、耐久レースに挑戦する真の精神力が試されることになる。走行セッションは6月13日(水)、4時間の公式練習走行で幕を開け、その後、日の入りが遅い夏の欧州で、夜のとばりが降りる午後10時から、2時間の予選が始まる。

    予選は翌14日(木)、更に2回の2時間にわたるセッション(現地時間の午後7時と午後10時開始)でも続けられる。決勝レースのスターティンググリッドはこの3回の予選セッション中最速ラップタイムで決定される。TOYOTA GAZOO Racingはまず、ル・マンで4度目のポールポジションを目指しての戦いに挑む。

    15日(金)はサーキットでの走行が行われず、ル・マンの旧市街でドライバーズパレードが行われる。ファンにとっては決勝レース前にドライバー達と間近に触れ合える楽しみな時間。そして、16日(土)現地時間午前9時からの45分間のウォームアップ走行を経て、同午後3時に24時間に及ぶ長いレースのスタートが切られる。

    村田久武 (TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表)
    いよいよル・マン24時間レースを迎え、身が引き締まる思いです。ここ数年間のレースを思い返し、『これまでの借りを返す』と言う強い思いで臨みます。一昨年、昨年と最後まで志を果たせずレースを終えることになってしまいましたが、今年こそ24時間をしっかり走りきるために、あらゆる緊急事態に備えて徹底的に訓練を重ねて参りました。過去に何度も経験したように、このレースは様々な突発のアクシデントに襲われます。不測の事態が発生した時こそチームの総合力で克服しなければなりません。準備は整ったと信じています。何があっても決して諦めず、表彰台の真ん中に立つために全力を尽くします。ファンの皆様の記憶に残るレースをご覧いただけるよう頑張ります。

    小林可夢偉(7号車)
    素晴らしいル・マンのコースでレースが出来るのは、最高の気分です。長い歴史を持つこの偉大なイベントの雰囲気は、他のどのレースとも比べることが出来ない格別なものがあります。昨年、私はル・マンの予選でそれまでの最速ラップの記録を塗り替えましたが、それは何の意味も持ちません。もちろん、最速ラップという結果は誇りですが、決勝レースでこそ結果を出したいと思っています。未勝利のル・マンで、今回こそその大目標を達成したいと思っています。全力を尽くして24時間後のゴールを目指します。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    待ちに待ったル・マンがもうすぐ始まります。不本意に終わった昨年のル・マンからこのレースウィークを迎えるために準備し、待ち続けてきました。ル・マンではあらゆる事態に備えて的確な対応をする必要があり、我々は出来得る限りの努力をしてきたと信じています。我々は、昨年よりも強くなって戻って来たと確信しているので、レースウィークを迎えるのが待ちきれません。ル・マンが持つ独特な雰囲気の中でドライブするのは本当に最高ですし、年に一度しか体験出来ないことです。ファンの皆さんもいつも熱狂的で、間違いなく忘れられない一週間になるでしょう。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    ここまでの12か月にわたる頑張りは、全てル・マンレースウィークのためと言えます。冬季のテストで重ねた努力、払ってきた犠牲は、このレースで目標通りの最高のパフォーマンスを発揮するためです。今年最大のレースを迎えるにあたって、全精力を集中します。初参戦の昨年のル・マンは感動的でした。あの雰囲気を再び味わえるのを待ちきれません。多くのプロトタイプカーと実力あるトップドライバーが参戦してくることもあり、素晴らしいレースになることを期待しています。私にとって忘れられないレースのひとつになるでしょう。

    中嶋一貴(8号車)
    多忙な一週間になりますし、レースは毎年過酷です。予測が難しい中で、ひとつだけ明らかなのは、テストデーでの結果を見る限り、僅差での激戦になるだろうということです。我々がすべきことは分かっています。万全の準備を整え、決勝レースではいかなるミスも、故障やトラブルも無いように戦うということです。目標はいつものレースと同じです。常に冷静を保ち、ゴールを目指し戦い続けるだけです。目標達成のチャンスは絶対あると信じており、何としても実現する覚悟です。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    ル・マンは本当に壮大で、大観衆と熱狂に包まれるこの一大イベントに参戦できることに心から幸せを感じています。偉大な伝統的をもつこのレースの全ての瞬間を楽しむつもりです。開幕戦スパとテストデーの内容と結果は、決勝レースへ向けて大いに勇気づけられるものでしたが、戦前の期待と裏腹に、これまで目標を達成することが出来ませんでした。それだけに、気負い過ぎることなく決勝レースに臨むつもりです。様々な突発事態が発生し、決して思い通りのレースにならないことはよく分かっていますが、その過酷さを乗り越えるための出来る限りの努力をし続けて来ました。後はレースを待つだけです。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    待ち望んできたレースを迎える万全の準備が出来ました。このレースのためにチームと共に全力を尽くしてきました。私にとって初のル・マン24時間レースへ向けての、ここまでのスタッフの頑張りに感銘を受けました。この強い団結力を持つチームに加われたことを嬉しく思います。長く憧れていたサーキットで行われるこの大イベントでレースを戦えることが実現し感無量です。24時間の決勝レースへ向けた一週間は、自分の胸に深く刻まれるものになるでしょう。私にとって初めてのル・マンは単にレースを戦うことだけではなく、レース前のイベントや、現地での盛り上がり、ファンの皆様とのふれあいなども含めて素晴らしい経験になるものと思っています。それこそがル・マンの魅力だと思います。

  • 【WEC】 トヨタ 「フェルナンド・アロンソの起用はリスクだった」

    【WEC】 トヨタ 「フェルナンド・アロンソの起用はリスクだった」

    トヨタは、今季のFIA 世界耐久選手権(WEC)で耐久レースでの経験がないフェルナンド・アロンソと契約することを“リスク”だったと語る。

    世界3大レースでの“3冠”を目標に掲げるフェルナンド・アロンソは、2度のル・マン24時間レースを含む、2018/2019年にまたがるWECの“スーパーシーズン”にトヨタからフル参戦する。

    セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴とともにトヨタ TS050・HYBRIDの8号車を走らせるフェルナンド・アロンソは、WECデビュー戦となったスパ・フランコルシャン6時間レースで優勝。先週末のル・マン24時間レースの公式テストではトップタイムを記録している。

    しかし、トヨタ WECチームのチームディレクターを務めるロブ・ルーペンは、豊富なモータースポーツ経験があるとはいえ、耐久レースに関しては1月のデイトナ24時間レースを戦っただけのフェルナンド・アロンソをドライバーに起用することはリスクだったと語る。

    「我々は少しリスクを冒した」とロブ・ルーペンは Autosport にコメント。

    「そうだね、彼は2度のワールドチャンピオンだ。だが、彼は耐久レースではルーキーだ。トラフィックに対処しなければならない。ここではほぼ同じレベルの20台がのクルマがいるわけではない。巨大が違いがある。彼はそれを判断しなければならない」

    「スパで我々は本当に良い瞬間を目にした。ある時点で彼はブランシモンの進入でGTEの後ろについていたが、彼はそれを完璧にこなした。本当に優れたものだったし、彼ならそれができるとチームに自信を与えるものだった」

    フェルナンド・アロンソは、トヨタとの仕事を開始して以降、チームへの融合と耐久レースのメンタリティへの対応に関してチームに感銘を与えている。

    「彼はチームに溶け込み、それによって状況はかなり楽なものになった」とトヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンはコメント。

    「スタッフはすでにお互いを知っている。かなりスムーズだ。彼が状況をスムーズなものにした。彼はピュアなモチベーションを持ってやってきたし、それが物事を円滑にしている」

    また、ロブ・ルーペンは、逆にフェルナンド・アロンソの加入は、ル・マン24時間レース初勝利を目標に掲げるトヨタのスタッフに良い影響を与えていると語る。

    「後から考えれば、非常に良い動きだった」とロブ・ルーペンはコメント。

    「フェルナンドはチームに多くのものを与えたと思う。彼の経験もその一部だが、特に彼の人格がそうだ。彼は100%プロフェッショナルであり、おおらかで、オープンだ」

    「それはエンジニアやメカニックに追加のモチベーションと後押しを与えている。我々は彼と一緒にレースをすることを選んだことにとても満足している」

    「彼も同じような気持ちであることを願っている。私が観察し、聞いた限りでは、彼はチーム内で良いフィーリングを持っているようだ。それは重要なことだ」

    「最初の瞬間からフェルナンドと仕事ができることは本当に喜びだった」

  • 【ル・マン24時間レース】 トヨタ:公式テストデー レポート

    【ル・マン24時間レース】 トヨタ:公式テストデー レポート

    TOYOTA GAZOO Racingは、2週間後に控えた2018年のル・マン24時間レース本戦へ向けた公式テストデーから好発進。決勝レースへ向けた最終的な準備となるテストデーを充実した内容で終了し、全体トップタイムを刻んだ。

    FIA世界耐久選手権(WEC)開幕戦スパ6時間レースで1-2フィニッシュを果たしてから1か月、チームは再び戦いの舞台に戻って来た。公式テストが行われたこの日、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 8号車を駆るフェルナンド・アロンソが、3分19秒066というトップタイムをマークした。

    0.614秒差の2番手にはレベリオン3号車がつけ、TS050 HYBRID 7号車は3番手タイム。2台のTS050 HYBRIDは、何度かのセーフティカーや赤旗中断があったものの、公式テストデーでトータル202周、2,752kmを大きなトラブルなく走破した。

    この公式テストデーは参加チームにとって、レースウィーク前にサルト・サーキットのフルコース(13.626km)を走ることが出来る、非常に重要な機会。2台のTS050 HYBRIDは、空力仕様やサスペンション、ハイブリッド制御関係のセットアップなどを含めた多くのテストをこなした。ル・マン24時間レースの舞台となるサルト・サーキットは、通常公道として利用されている箇所を多く含み、このコースに適するタイヤを選択するため、グリップや摩耗に関する様々な評価が行われた。

    ドライバーにとっても、昨年のレース以来1年ぶりに走るコースを再確認する機会でもある。テスト及びリザーブドライバーとして登録されているアンソニー・デビッドソンも、レースウィーク中、レギュラードライバーが走行出来なくなったときに代わりに出場するために、必要とされる周回を完了した。

    8号車のフェルナンド・アロンソにとっては、シミュレータなどで事前準備はしてきたが、実際にTS050 HYBRIDでル・マンのフルコースを走行するのは初めての機会となる。アロンソは午前中のセッション序盤から8号車をドライブし、合計40週、545kmを走破した。

    多くのチームは、この後の5日(火)に、コースの一部に含まれるブガッティ・サーキットでのテストのためにそのまま居残りになる。そしてル・マンウィークの走行は、13日(水)の練習走行及び第1予選セッションで幕を開ける。

    小林可夢偉(7号車)
    上出来の一日でした。本番のコースでのドライビングを確認し、リズムも掴めて、今日の内容にはとても満足しています。テストデーは、まだ本番の独特に雰囲気ではありませんが、それでもル・マンにまた来られたことは嬉しいです。世界でも最高のサーキットのひとつであるここル・マンを走るのはいつでも格別の体験です。レースウィークが始まるのが本当に楽しみです。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    待ち焦がれていたル・マンのコースに戻ってこられて嬉しいです。TS050 HYBRIDはとても力強く感じられましたし、昨年までの弱点を全て克服し、レース本戦には完璧な状態で臨めるはずです。24時間レースへ向け順調なスタートを切ることが出来たので、後はとにかく2週間後の決勝レースが楽しみです。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    テストは上々でしたし、何よりここに戻ってこられて本当に嬉しいです。私にとって2度目のル・マン24時間レースですが、まだまだ私はルーキーですし、それだけにまたル・マンを走れるのが本当に素晴らしいです。午前中の走行時に赤旗が出されたことで私の走行時間は若干削られることになりましたが、それでも午後に3スティントも走れたのは良かったです。今日の内容には満足していますし、このまま決勝レースまで全てが上手く行くことを望んでいます。

    中嶋一貴(8号車)
    ル・マンで再びTS050 HYBIRDをドライブ出来て、本当に興奮しました。午前中はコースコンディションが思いのほか良く、車両の感触も最高でした。午後の私が走った時間の大半は、セーフティカーに遮られてしまいました。とはいえ、決勝レースでセーフティカーには何度も遭遇しますし、そういう意味では有意義な準備が出来たと言えるでしょう。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    大きなトラブル無く、多くの周回をこなすことが出来、とても順調な一日でした。私個人としては、コースに出たタイミングが悪く、あまり充分な距離を走ることは出来ませんでした。完璧な車両に仕上げるためには、もう少しデータの分析と準備作業が必要と思っています。来週からのレースウィークで、全てをチェックし、セットアップを徹底的に詰めて決勝レースに臨みます。

    フェルナンド・アロンソ(8号車)
    チームに取ってもとても良い一日になったと思います。2週間後に控えた偉大なレースを前に、上々の内容でテストを行うことが出来ました。出だしからTS050 HYBRIDは素晴らしい感触で、テストは順調に進みました。私自身は、サーキットになじむため、十分な周回を重ねることも出来ました。ここまでにシミュレータや過去のオンボードビデオで体験を重ねましたが、実際にコースを走るのはとても新鮮です。とても有意義な一日になりましたし、十分楽しみました。

    関連:【ル・マン24時間】 テストデー:フェルナンド・アロンソが最速タイム

  • 【ル・マン24時間】 テストデー:フェルナンド・アロンソが最速タイム

    【ル・マン24時間】 テストデー:フェルナンド・アロンソが最速タイム

    2018年 ル・マン24時間レースの公式テストが4日(日)に行われ、フェルナンド・アロンソが走らせたNo.8 トヨタ TS050・HYBRIDがトップタイムを記録した。

    サルト・サーキットで初めての本格走行となる2度のF1ワールドチャンピオンのフェルナンド・アロンソは、午前と午後の両方のセッションで最速タイムを記録。午後に3分19秒066をマークしてタイムシートのトップに立った。

    フェルナンド・アロンソは「走っていてとても楽しかったよ。美しいトラックだし、LMP1カーに完璧にフィットしているね」と満足気にコメント。

    「楽しかったし、テストで必要としていた情報を得ることができたよ」

    2番手タイムはプラベーターのNo.3 レベリオン・レーシング/レベリオンR13・ギブソンのマティアス・ベシェが3分19秒780で続き、トヨタ勢に割って入った。

    No.7 トヨタ TS050・HYBRIDは、小林可夢偉が3分20秒008を記録して3番手タイムだった。

    今回のテストデーでは、ジェンソン・バトンがNo.11 SMPレーシング/BRエンジニアリングBR1・AERで初の本格的な走行を行った。

    ジェンソン・バトンは「それなりに満足できたけど、午前中は別世界であることがわかった。ここでの走り方はあまりわかっていないからね」とコメント。

    「かなり当惑したけど、昼休みにいくつか変更を施して、午後にはクルマにはるかに満足できた。より多くの自信を感じている。高速、優れた自信、ブレーキングもはるかによくなった」

    LMP2クラスはNo.31 ドラゴンスピード/オレカ07・ギブソンが3分27秒228でトップタイム、GTE ProクラスはNo.93 ポルシェ GTチーム/ポルシェ 911 RSRが3分52秒551、GTE AmクラスはNo.7 デンプシー・プロトン・レーシング//ポルシェ 911 RSRが3分55秒970でトップタイムを記録した。

    2018年 ル・マン24時間レース テストデー 結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 ベストタイム
    1 8 中嶋一貴
    セバスチャン・ブエミ
    フェルナンド・アロンソ
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3分19秒066
    2 3 マティアス・ベシェ
    トーマス・ローレン
    グスタボ・メネゼス
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    3分19秒680
    3 7 小林可夢偉
    マイク・コンウェイ
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    3分20秒008
    4 1 ニール・ジャニ
    アンドレ・ロッテラー
    ブルーノ・セナ
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    3分21秒344
    5 11 ヴィタリー・ペトロフ
    ミカエル・アレシン
    ジェンソン・バトン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    3分21秒603
    6 17 ステファン・サラザン
    イゴール・オルトツェフ
    マテヴォス・イサアキャン
    SMPレーシング/
    BRエンジニアリングBR1・AER
    3分21秒761
    7 4 オリバー・ウェッブ
    ドミニク・クライハマー
    トム・ディルマン
    バイコレス・レーシング・チーム/
    エンソ・CLM P1/01・ニスモ
    3分23秒644
    8 10 ヘンリク・ヘドマン
    ベン・ハンリー
    トム・ディルマン
    ドラゴンスピード/
    BRエンジニアリング BR1・ギブソン
    3分26秒951
    9 6 オリバー ローランド
    アレックス ブランドル
    オリバー ターベイ
    CEFC TRSM Racing/
    ジネッタ G60-LT-P1・メカクローム
    3分27秒748
    10 5 チャールズ・ロベルトソン
    ミハエル・シンプソン
    レオ・ルーセル
    CEFC TRSM Racing/
    ジネッタ G60-LT-P1・メカクローム
    3分28秒180
  • 【WEC】 小林可夢偉、フェルナンド・アロンソを優遇したトヨタに不満?

    【WEC】 小林可夢偉、フェルナンド・アロンソを優遇したトヨタに不満?

    小林可夢偉は、スパ6時間レースでフェルナンド・アロンソが駆る8号車を勝たせるようにチームオーダーを発令したトヨタに不満を爆発させたとスペインのメディアが報じている。

    マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのトヨタ・TS050 HYBIRD 7号車は、予選でトップタイムを記録していたものの、燃料流量計について予選前に申告していたものと異なるシリアルナンバーの部品が使用するというミスでペナルティを科せられ、1周遅れでピットレーンからスタート。

    だが、そこから7号車は猛烈な追い上げをみせ、残り1時間ほどで出されたセーフティカーにより、8号車との差は僅か6秒まで縮まっていた。

    最後のピットストップでは、2台の差は約1分だったが、マイク・コンウェイの7号車はノーズセクションを交換したことで、フェルナンド・アロンソの8号車と比較して10秒長くかかった。

    トヨタのテクニカルディレクターを務めるパスカル・バセロンは、レース前に最後のピットストップ後は2台のTS050 HYBIRDにレースを許可しないことで6名のドライバーと合意していたとし、最後のピットストップでノーズを交換したのは空力的な不一致があったためだと説明したが、レースでは7号車の方が8号車よりも速かったと認めている。

    「ラップタイムでは0.1~2秒ほどではあるが、7号車の方がわずかに速かった。だが、ポジションを凍結する計画だったので、それによって何かが変わったわけではない」とパスカル・バセロンは語っている。

    最終的にトヨタはスパ6時間レースで8号車が優勝、7号車が2位に続いて1-2フィニッシュを達成。しかし、その表彰台セレモニーの場に小林可夢偉の姿はなかった。

    FIA 世界耐久選手権の競技規約では、上位3位のドライバーは表彰台セレモニーの参加が義務づけられており、FIAは“表彰台に出席しないことはオーガナイザーにとって失礼にあたる”とし、小林可夢偉には1500ユーロ(約20万円)の罰金と2ポイントのペナルティポイントを科している。

    小林可夢偉は「レースエンジニアと問題について議論していたため、時間通りに到着できず、待合室に着いたときには表彰式はすでに始まって、日本の国家が流れていた」と説明。

    またTOYOTA GAZOO Racingの広報担当は「可夢偉は数分後に表彰台に到着した。我々のガレージはピットレーンまで2分ほどかかる。表彰式はすでに始まっており、参加は許可されなかった」と述べている。

    この小林可夢偉が語っていた“問題”とは、8号車を勝たせるというトヨタのチームオーダーへの不満だったと報じられている。

    フェルナンド・アロンソのWEC参戦が決定した際、WECはF1アメリカGPと日程が重なっていた富士6時間レースを10月14日(日)に移動。それによって、小林可夢偉が参戦するSUPER GT 第7戦オートポリスと日程が重なることになり、最終的にSUPER GT側が日程を動かせいて衝突を避けるという事態に発展した。

    当時、脇坂寿一はこの経緯について「WECとスーパーGT共に出場する、小林可夢偉と中嶋一貴はどうすんねん!って事になり、可夢偉もえらい怒ってました」と語っている。

    小林可夢偉にとって、F1ワールドチャンピオンとはいえ、フェルナンド・アロンソを優遇する流れは面白くはないだろう。

    次戦は、3冠達成を目指すフェルナンド・アロンソがWECを決めたレースとなるル・マン24時間レースとなる。

    レース後、小林可夢偉は「上位争いに復帰するのには本当に苦労しました。予選後の裁定の後、ここまで戻るまでに、全員が本当に頑張ったと思います」とコメント。

    「今日の我々のTS050 HYBRIDはとても速かったですし、それはル・マン24時間レースへ向けては、良い仕上がりにつながると思います。もちろん勝ちたかったので2位という結果は残念ですが、チームに取っては良いスタートになりました。明日からル・マンへ向けた準備が始まります」

    今年のWECはハイブリッド車となるトヨタが、他のLMP1勢を寄せつけない速さをみせているが、ル・マン24時間レースではトヨタ勢同士の意地をかけた戦いが見られることになるだろう。