カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • WEC:ル・マン24時間レース、9月への延期を発表 / 新型コロナウイルス

    WEC:ル・マン24時間レース、9月への延期を発表 / 新型コロナウイルス

    ル・マン24時間レースは、新型コロナウイルスの世界的な大流行を受け、6月から9月に延期することを発表した。

    今季のFIA 世界耐久選手権(WEC)の最終戦となるル・マン24時間レースは6月13日~14日に予定されていたが、レース主催者であるAutomobile Club de l’Ouest(ACO)は9月19日~20日に延期することを発表した。

    ACOのピエール・フィヨン会長は「6月の元の日付から24時間を延期することは、現在の例外的な状況で最も適切な方法だ」とコメント。

    「何よりもまず、誰もが自分自身、愛する人、そして、他の人を危険にさらすことを避けてください。今日最も重要なことは、このウイルスの拡散を抑えることだ」

    新しい日付は、9月5日に開幕する予定だった2020/21 WECシーズンに遅れが生じることを意味する。

    ピエール・フィヨン会長は、WECとヨーロピアン・ルマン・シリーズの新しい日程は間もなく発表されるとし、「イベントの安全性と品質が損なわれることはない」と付け加えた。ACOの声明によると、ル・マン24時間レースの週末の正確なスケジュールのこの発表に含まれるとしている。

    リリースでは当初5月31日に予定されていたル・マンのテストデー、2019/20 WECのスパ・ラウンドが延期される可能性については言及されていない。

  • 小林可夢偉、LMP1のハンディキャップに苦言 「誰も幸せではない」

    小林可夢偉、LMP1のハンディキャップに苦言 「誰も幸せではない」

    トヨタの小林可夢偉は、オースティンでのレースは“ジョーク”のようだったと語り、WEC(世界耐久選手権)のLMP1クラスのサクセスハンディキャップシステムを再考するよう促した。

    先週末に開催されたオースティンでのレースでは、レベリオンが2台のトヨタに対して明らかに優勢であり、今季2勝目を挙げた。

    チャンピオンシップをリードする小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスのトヨタ7号車は、1周あたり約0.5秒に相当するEoT(イクイバレンス・オブ・テクノロジー)によって、姉妹マシンであるトヨタ8号車に対しても無力だった。

    トップから2周差でフィニッシュした小林可夢偉は、WECはこのシステムを変更しなければ、ファンの関心を維持することに苦労すると警告する。

    「理解できません」と小林可夢偉は Autosport にコメント。

    「彼らはハンディキャップだと言っていますが、誰が勝つかを決めてしまっています。僕たちはレースに参加する前にわかっていました。これまでで最悪のレースです」

    「このEoTを維持するなら、誰もこんなレースに参加しなくなるでしょう」

    「これは高度なテクノロジーのレーシングを目的としています。EoTに興奮する人は誰もいません。誰もがすぐに僕たちのクルマを見て遅く見えると言っています」

    「観客はどう思います? 本当に馬鹿げている。僕たちが遅いかどうかを気にしているわけではありません。だた、もっと広い視野で、なぜ人々がこのチャンピオンシップに興奮するのかを自問する必要があると思います。間違いなく馬鹿げたアイデアだと思います」

    「レベルオンはレースに勝ちましたが、彼らはおそらく本気で幸せな気分になっていないと思います。最終的に誰が幸せですか? 誰も幸せではありません。誰もが不満を感じて家に帰ります。ちょっとしたジョークですよ」

    先月のデイトナ24時間レースで優勝したウェイン・テイラー・レーシングのドライバーラインナップの一部である小林可夢偉は、EoTの状況とIMSAスポーツカー選手権のDPiクラスの状況とを比較した。

    「IMSAは本当に良い仕事をしていると言わざるを得なません」と小林可夢偉はコメント。

    「デイトナで僕はそれを楽しみました。良い競争がありました。彼らが密接なギャップを作ろうといているのがポイントだと思います」

    「しかし、WECでの問題はマシンのコンセプトです。これまでのところ、僕たちのマシンとレベリオンの間でそれは不可能です」

    「僕たちはここに来てくれている人やテレビで見てくれている人を楽しませるためにここにいます」

    「こんな退屈なレースだと、テレビで見ている人々は30分後にはテレビを消してしまうでしょう」

  • プジョー、2022年シーズン以前のハイパーカーでのWEC参戦を除外せず

    プジョー、2022年シーズン以前のハイパーカーでのWEC参戦を除外せず

    プジョーは、2022/2023年のシーズン以前にWEC(FIA 世界耐久選手権)への新しいLMハイパーカーでレースに出場することを除外していない。

    今年11月、プジョーはWECのハイパーカーの新しいトップカテゴリーで2011年以来となるWEC復活を果たすことを発表。プジョー・スポールとレベルリオン・レーシングが2020年1月からチームを結成し、プロジェクトを進めていくとしていた。

    この発表とWEC、およびプロモーターであるAutomobile Club de l’Ouestは、2022/23シーズンからの参戦開始だと解釈された。

    しかし、プジョーの親会社であるPSAのモータースポーツ代表を務めるジーン-マルク・フィノットは、2022/23年シーズンからの参戦について「我々はそうは言っていない。2022年に到着すると言ったが、正確な時期を言っていない」とコメント。

    「それ以前に以前にレースをする可能性を維持している。」

    だが、ジーン-マルク・フィノットは、2021/22年シーズンのフィナーレとなるル・マン24時間レースを含む初期のデビューは「リスクが高いので、決断するのは難しいだろう」と示唆するし、プジョーLMハイパーカーがいつレースデビューするかについての決定は行われていないと強調した。

    ジーン-マルク・フィノットは、プジョーのLMハイパーカーは、2021年中に稼働するルールのプロトタイプセグメントに似たハイパーカーになると明かす。

    「2021年の中盤になるだろうが、正確な月を伝えることはできない」とジーン-マルク・フィノットは語る。

    ジーン-マルク・フィノットは、レギュレーションでは、ハイパーカークラスの最初の5年間ではメーカーが2つの異なるデザインしか承認されないため、プジョーのスポーツカー復帰には長いリードタイムが必要であると説明した。

    またジーン-マルク・フィノットは、プジョーのLMハイパーカーを駆動するエンジンの構成がどのようなものなるかもまだ明らかにはしていない。

    「この物語を発表する大きなイベントが開催されると思う」とジーン-マルク・フィノットは述べた。

    ジーン-マルク・フィノットは、WECのバーレーン大会に事実調査ミッションの一環として訪れていた。

    ジーン-マルク・フィノットは」パドックのムードを感じたかった」とし、またWECのエントリーに先立って既存の参加者とともにベルサイユサトリーのPSAモータースポーツ本社からメカニックを配置することについてチームに話したかったと述べた。

    「シトロエンとしてのWRC(世界ラリー選手権プログラム)を停止した。我々には豊富な経験を積んだ非常に優れたメカニックがいるが、耐久レースでトレーニングする必要がある。何ができるかを確認するために、チームマネージャーと会議を行っている」とジーン-マルク・フィノットは述べた。

    しかし、提携するレベリオン・レーシングのメカニックに落ち着く可能性も除外はしていない。だが、その場合は「レンタルであり、パートナーシップの枠内ではない」とジーン-マルク・フィノットは語った。

  • WEC | トヨタ、8時間の激闘を制し今季3勝目を1-2フィニッシュで飾る

    WEC | トヨタ、8時間の激闘を制し今季3勝目を1-2フィニッシュで飾る

    WEC第4戦 バーレーン8時間レース 決勝
    12月14日(土)、中東バーレーン・インターナショナル・サーキットで2019-2020年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦バーレーン8時間の決勝レースが行われ、TS050 HYBRID 7号車が優勝、8号車が2位で続き、TOYOTA GAZOO Racingは今季3勝目を1-2フィニッシュで飾った。

    2台のTS050 HYBRIDはこのレースもハイブリッド・パワー及び1周あたりの燃料使用量を制限される、厳しいサクセス・ハンディキャップの条件下でレースに臨むこととなったが、チームはこの挑戦に立ち向かい、安定した走行と素早いピットストップ、そして高い信頼性と共に8時間を走り抜き、1,390kmに渡ったレースを制した。

    マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るTS050 HYBRID 7号車が8時間後のチェッカーをトップで受け、今季2勝目。ドライバーズランキング争いでも再び首位に立った。

    7号車に対し1周あたり0.21秒重いサクセス・ハンディキャップで今大会に臨んだセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車が2位で続き、チームは今季4戦目にして3度目の1-2フィニッシュという最高の結果で2019年最後のレースを締めくくった。

    レースはスタート直後、最前列のレベリオン1号車とジネッタ5号車が接触からスピンを喫するという波乱の展開で幕を開けた。3番手スタートで直後にいたブエミの8号車は、この影響で車体左前に軽いダメージを負い、10位へと後退。間一髪でアクシデントをかわしたコンウェイの7号車が首位に立った。

    セーフティカー走行からのレース再開後、ブエミは10周目には3位へとポジションアップ。首位を行くコンウェイの7号車は後続との差を30秒にまで拡げ、最初の給油のためのピットへと向かった。3位の8号車ブエミは、最初のピットでダメージを負った車両前部の交換を余儀なくされ、4位へとポジションを落とした。

    8号車のブエミはコース復帰後30分にわたりプッシュを続け、トップ3を猛追。ジネッタ6号車との激しいバトルの末に、43周目には3位へと浮上した。レースが1時間半を経過したあたりで2台のTS050 HYBRIDはタイヤ交換とドライバー交代のためにピットイン。7号車はコンウェイから小林へ、8号車はハートレーがステアリングを引き継いだ。

    2時間半が経過する頃には、7号車を追い上げていた2位のレベリオン1号車がトラブルで5分ほどの長いピットイン。これでハートレーの8号車が2位へ上がり、TOYOTA GAZOO Racingの1-2体制となった。

    TOYOTA GAZOO Racingの2台を追う3位のジネッタ5号車は、序盤のトラブルにより2周差がついており、加えて3時間半が経過したところでコース脇にストップ。これでライバルは3周遅れのレベリオン1号車となった。

    レースは夜間走行の中、TOYOTA GAZOO Racingの2台のTS050 HYBRIDは大きく開いた後続との差を維持しながら、リスクを抑えての周回を続け、トラブル無く残りのレースを走り切りました。ジネッタの2台がリタイアに終わったことで、LMP1クラスの完走はTOYOTA GAZOO Racingの2台とレベリオンの3台のみだった。

    8時間の長いレース、最後のドライブを担当した7号車のロペスが、257周を走破し、トップでチェッカーフラッグを受けました。8号車は中嶋のドライブで2位フィニッシュ。この結果、7号車がドライバーズランキングでの首位に立ち、8ポイント差の2位で7号車が続いている。また、チームランキングでは首位のTOYOTA GAZOO Racingが2位のレベリオンに41ポイント差をつけている。

    全8戦で行われる2019-2020年シーズンのWECは、これで前半の4戦を終了。後半戦となる次戦第5戦は、2年ぶりの開催となる米国サーキット・オブ・ジ・アメリカズで6時間レースとして2月23日に開催。そして続く第6戦は、史上初の米国連戦で、3月20日にセブリングで1000マイルレースが行われる。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
    バーレーンで優勝することは大変難しいと思っていたので、今日の1-2勝利は素直に嬉しいです。我々チームは全ての分野で出来る限りの準備をし、TS050 HYBRIDの性能を最大限に引き出すことができました。また今日のレースは最初から接戦で、それが最後まで続くと思っていましたが、ライバル達がトラブルに見舞われてしまったのは少し残念でした。2019年は、2回目のル・マン優勝と世界チャンピオンを獲得した大変良い年で、今日の勝利がそれに花を添えてくれました。TOYOTA GAZOO Racingを支えて頂いているファンの皆様、WECの関係者の方々にこの場を借りて感謝致します。続く2020年がさらに良いものとなりますように、チーム一丸となって努力を続けます。

    TS050 HYBRID 7号車(マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    1位、 257周、ピットストップ10回、グリッド 4番手、最速ラップ:1分45秒374

    小林可夢偉(7号車):
    勝利で今年最後のレースを締めくくることができて最高です。素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝します。強力なライバルとの厳しいレースになることは分かっていましたが、我々はミス無く、素早いピットストップにも助けられて着実にレースを戦いました。マイクとホセも素晴らしい走りでした。まだシーズンは長いですが、今日の結果は本当に嬉しいですし、この勢いを維持していきたいです。

    マイク・コンウェイ(7号車):
    1-2フィニッシュというのは最高の結果です。レースを通して可能な限りプッシュを続けましたが、この結果はレースウィーク序盤には予想もできないものでした。素晴らしい仕事をしてくれたチーム、チームメイトの全員のおかげです。今週バーレーンで走り始めたときは苦戦しましたが、チームがTS050 HYBRIDを見事に仕上げてくれました。この最高の勝利により、ドライバーズランキング首位に立てて嬉しいです。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    本当に嬉しい勝利です。この週末、8号車のクルーを含めたチームの全員が素晴らしい仕事をしてくれました。サクセス・ハンディキャップで非常に困難な状況にもかかわらず、1-2フィニッシュを飾ることができたのはチームのおかげです。マイクと可夢偉もいつものように素晴らしかったです。今年最後のレースで勝てたので、今年の素晴らしい結果を祝ってクリスマスと新年を迎えられるのは最高です。

    TS050 HYBRID 8号車(セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
    2位(トップと1周差)、 256周、ピットストップ10回、グリッド 3番手、最速ラップ:1分45秒894

    中嶋一貴(8号車):
    今日はスタートから我々8号車には運がありませんでした。あのアクシデントで大きく順位を落としたため、その時点で2位が我々の目標となりました。その後は着実にレースを戦い、チームとして1-2フィニッシュを果たせたのは良かったです。我々8号車にとっては最高の結果ではありませんが、チームとして最高の結果を得ることが出来ました。

    セバスチャン・ブエミ(8号車):
    我々にとってはタフなレースでした。スタート直後、目前で発生したジネッタとレベリオンのアクシデントを避けるためコースアウト、戦列に復帰しようとした時に他車と接触してしまいました。その影響もあり、7号車に挑むことはできませんでした。しかし、チームとしては目標だった1-2フィニッシュを果たすことができたので満足していますし、次戦のオースティンが楽しみです。

    ブレンドン・ハートレー(8号車):
    思い通りのレースになりませんでした。セブのスタートは不運でした。前車のアクシデントに巻き込まれてどうすることもできず、その後はダメージを負った車両でレースを戦わざるを得ませんでした。7号車を抜くのが難しいことは分かっていましたが、彼らにプレッシャーを与え続けました。7号車はミス無く、ピットも迅速で素晴らしいレースをし、最終的にTOYOTA GAZOO Racingが1-2フィニッシュを果たせたことは素晴らしい結果です。

    WEC 第4戦 バーレーン8時間レース 決勝結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 トップとの差
    1 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    257 –
    2 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    256 1 Lap
    3 1 ブルーノ・セナ
    グスタボ・メネゼス
    ノルマン・ナト
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    254 3 Laps
    6 マイク・シンプソン
    クリストファー・ダイソン
    ガイ・スミス
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    195 62 Laps
    5 チャーリー・ロバートソン
    ベン・ハンリー
    ジョーダン・キング
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    143 114 Laps
  • WEC | 2019-2020年シーズン第4戦 バーレーン8時間レース 予選レポート

    WEC | 2019-2020年シーズン第4戦 バーレーン8時間レース 予選レポート

    2台のTS050 HYBRIDが2列目スタートから優勝を目指す
    12月13日(金)、中東バーレーン・インターナショナル・サーキットで2019-2020年FIA世界耐久選手権(WEC)第4戦バーレーン8時間レースの予選が行われ、TOYOTA GAZOO RacingはTS050 HYBRID 8号車が3番手、7号車が4番手につけて2列目に並んで明日の決勝レースをスタートすることとなった。

    5台全車が1秒以内に入るという僅差の争いとなったLMP1クラスで、シリーズドライバーランキング首位に立つセバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーのTS050 HYBRID 8号車が、ポールポジションのレベリオン1号車から0.518秒差の3番手タイムをマークした。

    マイク・コンウェイと小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスのTS050 HYBRID 7号車は、チームメイトと0.345秒差の4番手で続き、TOYOTA GAZOO Racingの2台が2列目に並んだ。

    予想されていたとおり、予選は2台のTS050 HYBRIDにとって、ハイブリッド・パワーと燃料使用量が制限される、厳しいサクセス・ハンディキャップとの戦いとなった。ハートレーがマークした最速ラップタイムの1分42秒986は、前回2017年のバーレーン戦予選のポール・ポジションタイムに3.902秒及ばなかった。

    2人がアタックし、それぞれのベストタイムの平均でグリッドを決定する予選は、暖かなドライコンディションで実施された。TOYOTA GAZOO Racingは最初にコンウェイとハートレーが新品タイヤを装着し、セッション開始当初の混雑を避け、やや遅れてアタック開始した。

    2台のTS050 HYBRIDは可能な限り上位のスターティンググリッドを目指したが、8時間にわたる決勝レースを見据え、ドライバー交代時にタイヤ交換は行わないことを決断。8号車は中嶋が2人目のアタックを引き継ぎ、3番手グリッドを獲得。7号車は交代したロペスが8コーナーまで素晴らしい走りを見せたが、他車のコースオフによる路面コンディション悪化の影響により僅かにタイムロス。4番手グリッドとなった。

    TS050 HYBRID 7号車 (マイク・コンウェイ、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペス):
    公式練習3回目 : 5番手 (1分47秒700), 32周
    公式予選 : 4番手 (平均1分43秒842)

    マイク・コンウェイ(7号車):
    1コーナーと8コーナーでタイムをロスしたため、残念な予選となってしまいました。望み通りには行きませんでしたが、ノン・ハイブリッドLMP1勢とのギャップが非常に小さい事は良いニュースです。決勝レースは8時間の長丁場ですし、決勝で良い走りができることに集中してきました。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車):
    サクセス・ハンディキャップによって予選が難しくなることは予想していました。ただ我々はチームメイトよりハンディキャップが軽いため、本来なら我々の方が速いタイムを刻めるはずですが、後れを取ってしまいました。私自身、序盤は良かったのですが、8コーナーでLMP2車両がコースオフを喫したことによりコース上に砂が出ていたこともあり、コンマ3,4秒ほどタイムをロスし、3番手グリッド獲得のチャンスを失ってしまいました。とはいえ予選でのグリッドはさほど重要ではありません。上位を目指します。

    TS050 HYBRID 8号車 (セバスチャン・ブエミ、中嶋一貴、ブレンドン・ハートレー):
    公式練習3回目 : 1番手 (1分44秒285), 28周
    公式予選 : 3番手 (平均1分43秒497)

    中嶋一貴(8号車):
    3番手グリッドというのは予想以上に良いポジションです。ハンディキャップを考えれば上出来で、我々はTS050 HYBRIDの性能を引き出せたと思います。今日の結果で、決勝レースへ向けての自信も持てました。もちろん、ライバルがとても速いことは分かっていますが、8時間と長いレースですし、落ち着いて最後まで全力を尽くすことが重要です。

    ブレンドン・ハートレー(8号車):
    自分のアタックラップにはとても満足しています。この週末の初めから、限られたハイブリッド・ブーストの最適化を行ってきました。TS050 HYBRIDから最大限のパフォーマンスを引き出すために従来とは違うことにもチャレンジし、それも上手く行っています。TS050 HYBRIDはとても好調ですし、ここまで接戦になったことに驚いています。良い気分で明日は上位争いができると思います。

    WEC 第4戦 バーレーン8時間レース 公式予選結果(LMP1クラス)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 平均タイム
    1 1 ブルーノ・セナ
    グスタボ・メネゼス
    ノルマン・ナト
    レベリオン・レーシング/
    レベリオンR13・ギブソン
    1:42.979
    2 5 チャーリー・ロバートソン
    ベン・ハンリー
    ジョーダン・キング
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    1:43.123
    3 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:43.497
    4 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ TS050 HYBRID
    1:43.842
    5 6 マイク・シンプソン
    クリストファー・ダイソン
    ガイ・スミス
    チームLNT/
    ジネッタG60-LT-P1・AER
    1:43.887
  • WEC | トヨタ 2019-2020年 第4戦 バーレーン8時間 プレビュー

    WEC | トヨタ 2019-2020年 第4戦 バーレーン8時間 プレビュー

    TOYOTA GAZOO Racingは12月12日(木)から14日(土)にかけて中東バーレーンで行われる、2019-2020年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)第4戦バーレーン8時間レースで、今年最後となる戦いに挑む。

    世界チャンピオンとしてバーレーン8時間レースに臨むTOYOTA GAZOO Racingは、今季2勝、残り5戦を残してドライバーとチームの両選手権で首位に立っている。

    TOYOTA GAZOO Racingは27点差でチーム選手権をリード、セバスチャン・ブエミ、中嶋 一貴、ブレンドン・ハートレーの3名がドライブするTS050 HYBRID 8号車がドライバーズ選手権の首位、3点差の2位でチームメイトのマイク・コンウェイ、小林 可夢偉、ホセ・マリア・ロペスの7号車が続いている。

    しかしながら、前戦、上海4時間レースでのレベリオン・レーシングの勝利により選手権ポイント差は縮まっている。上海ではトラブル無く走るも、TS050 HYBRIDは8号車が2位、7号車が3位という結果に終わった。TOYOTA GAZOO Racingは、TS050 HYBRIDの最後のシーズンに於いても更なる効率向上を追い求めて行く。

    最後にバーレーンでWEC戦が行われた2017年と比べると、この週末のTS050 HYBRIDはWECのサクセス・ハンディキャップによりハイブリッド・パワーと1周あたりの燃料使用量が制限されると共に、重量も増加している。ドライバーズ選手権首位の8号車はサクセス・ハンディキャップシステムで最大となる1周あたり2.72秒、7号車は2.51秒分のハンデを負うこととなる。

    TOYOTA GAZOO Racingはこの1周5.412km、15のコーナーを持つバーレーン・インターナショナル・サーキットで3勝を挙げており、相性は良いサーキットだ。最後にチームがこのコースで戦った2017年最終戦では、ブエミと中嶋、アンソニー・デビッドソンの3名が駆るTS050 HYBRID 8号車がシーズン5勝目を上げた。

    14日(土)に行われるレースは、昨シーズンのセブリング戦以来、WECでは2度目となる8時間で争われる。レースは現地の午後3時にスタートし、やがて夜が訪れ、午後11時にチェッカーが振られる予定。

    最高気温は25℃程と予想されているが、日が落ちると路面温度が低下する見込み。そのため、このレースウィークは全てのコンディションをチームが経験できるよう、12日(木)の合計3時間にわたる公式練習走行は、昼間と夜間に分けられて行われる。

    また14日(土)の決勝レースを終えてから11時間後、翌15日(日)の午前10時より、WECルーキーテストが行われる。このルーキーテストでトーマス・ローラン、山下 健太、そしてニック・デ・フリースの3名がTS050 HYBRIDをドライブすることとなっている。

    村田 久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表
    バーレーンが楽しみです。更なるエキサイティングなレースになるでしょう。上海では2、3位表彰台という現実的に考え得るベストな結果を得られましたが、やはり悔しく、“負け嫌い”な我々は再び表彰台の頂点に立つべくチーム一丸となって準備を進めています。この条件下で優勝するために、超高効率なTS050 HYBRIDの性能をさらに引き出せるよう挑戦を続けます。また、バーレーンは今シーズンの中間点ではありますが、今年最後のレースでもあります。良いクリスマスプレゼントがもらえるよう、チームの全員が全力を尽くしています。

    小林 可夢偉(7号車)
    バーレーンでの走行は楽しいですし、土曜日のレースはいつもよりも長く、夜間走行もあるということで面白いレースになりそうです。やるべきことを行い、TS050 HYBRIDから最大の性能を引き出して8時間を戦えば、好結果がついてくるでしょう。チームは2年前にここバーレーンで勝利を挙げているので、目標はもちろんその再現です。

    マイク・コンウェイ(7号車)
    バーレーンのサーキットが本当に大好きです。流れるようなレイアウトもそうですが、私自身も多くの良い思い出があります。私にとってWECでの初勝利は2014年のバーレーンで、その後も表彰台に上りました。今年は8時間レースということで、いつも以上に何が起こるか分かりませんし、長く走れるということで更に楽しめるでしょう。また、長いレースの方が我々にとっては良い戦いになると思います。

    ホセ・マリア・ロペス(7号車)
    バーレーンでのレースが上海よりも好結果となることを願っています。恐らくコースレイアウトにおいてもバーレーンは高効率のTS050 HYBRIDに適しており、我々は競争力を発揮できると思います。レベリオンは上海で好パフォーマンスを見せました。ノン・ハイブリッドLMP1勢からの逆襲が来ることは分かっていましたし、バーレーンで戦う準備はできています。

    中嶋 一貴(8号車)
    バーレーンでは競争力が発揮できるという自信がありますが、もちろん今回もライバル達は速いはずで、簡単なレースではないでしょう。バーレーンでの最後の記憶は2017年の最終戦でポルシェを破って勝利したレースでした。今回は8時間と長いレースになりますが、TS050 HYBRIDでの最後のバーレーン戦で再び勝って有終の美を飾れればと思っています。

    セバスチャン・ブエミ(8号車)
    バーレーンはコースも雰囲気も大好きですし、私の親戚も住んでいます。私にとっては2013年にWEC初勝利を挙げたサーキットで、翌年には世界チャンピオンが決まった地でもあり、大変良い思い出があります。レースは、昼間スタートして夜フィニッシュするということで、面白いレースになるでしょう。楽しみにしています。

    ブレンドン・ハートレー(8号車)
    バーレーンにはドライバーズランキング首位で臨むことになります。それは我々が最大のサクセス・ハンディキャップで戦うということを意味しますが、それほど悲観的ではありません。レースは接近戦になると思われるので、我々に勝つチャンスもあるはずです。また私自身、日々チームでの居心地は良くなっており、最後のシーズンとなるTS050 HYBRIDをドライブしている全ての瞬間で喜びを感じています。

  • プジョー、2022年のWEC復活にむけてレベリオンとタッグ!

    プジョー、2022年のWEC復活にむけてレベリオンとタッグ!

    プジョーは、2020年のWEC(世界耐久選手権)復活にむけてレベリオン・レーシングとタッグを組むことを発表した。

    今年11月、プジョーは2022/2023年のシーズンからWECのハイパーカーの新しいトップカテゴリに参戦することを発表していた。プジョー・スポールとレベルリオン・レーシングは、2020年1月からチームを結成し、プロジェクトを進めていく。

    ジャン=フィリップ・アンパラト(プジョー・オートモビルCEO)
    「プジョーは、ガソリンとディーゼルの両方で、耐久レースの最も記憶に残る瞬間を築いてきた。今日、我々はハイブリッド電化技術に基づいた新しい冒険に注意を向けている。我々は最近のシリーズへの参戦発表が暖かく歓迎されたことを嬉しく思っている。特に競技とパワーユニト面の刺激的なシフトは、プジョー・スポールのエンジニアを搭載したマシンの発表に伴う。特に主要なパートナーと協力して作業しているので、このプログラムには非常に熱心だ。レベルオン・コーポレーションの情熱、完璧さへの探求、パフォーマンスクレデンシャルは、厳格な基準、鋭いデザイン、感情であるプジョー自身の価値観に完全に適合している」

    ジーン-マルク・フィノット(PSモータースポーツディレクター)
    「プログラムは2022年にキックオフされる。耐久レースのビッグネームの1つとチームを組むことができて非常に嬉しく思っている。FIA WECでのレベリオン・レーシングの経験はチームにとって強力な資産となり、これはチームの上海での最近の勝利によって裏付けられている。役割はそれぞれのコンピテンシーに応じて分割され、ベルサイユサトリー(フランス、パリ近郊)を拠点する」

    アレクサンドル・ペシ(レベリオン・コーポレーション会長)
    「両社の情熱が我々を代弁していると思う。一緒にチームを作り、成功する記録を楽しみにしている」

    カリム・ボウハドラ(レベルオン・コーポレーションCEO)
    「我々は若く、野心的で、“反逆者”だ! プジョーと同じ価値観を共有していることを誇りに思う! プジョー・スポールの技術的ノウハウとレベリオン・レーシングの経験の組み合わせは、野心が明確に表示されたこの新しい持久時代を始める決定的な資産になるだろう」

  • ジェンソン・バトン、WECに苦言「競争のないトヨタは退屈なはず」

    ジェンソン・バトン、WECに苦言「競争のないトヨタは退屈なはず」

    元F1ワールドチャンピオンであるジェンソン・バトンは、新しいハイパーカーでのWEC(世界耐久選手権)に再び参加したいと考えており、その準備として来年のル・マン24レースにLMP2クラスから参戦する可能性を示唆した。

    ジェンソン・バトンは今月で2シーズンにわたるSUPER GTへの参戦を終了。別れの記者会見で“新しい規制に非常に興奮”しており、‟将来的に素晴らしいシリーズになる”と考えており、“ル・マンで再びレースをしたい”と語っていた。

    ジェンソン・バトンの目標は、2020-21シーズンに導入されるハイパーカーのルールに設定されているが、彼は来年6月の2019-20シーズンの最終戦となるル・マン24時間レースへの参戦を試みる可能性があることを示唆した。

    「来年参戦すれば、再びルマンに慣れて、もっと経験を積むことになるだろう」とジェソン・バトンはコメント。

    「おそらくLMP2になるだろう。それがハイパーカーのペースになるだろうからね。それに少なくとも競争はできる。トヨタにいなければ、勝つことはできない」

    「競争がないのはトヨタにとっては本当につまらないだろうね」

    「だから、LMP2は素晴らしいカテゴリーであり、おそらくそれが選択肢かもしれません。それ以外にはまったく計画はない」

    「僕が進みたい方向は、2020-21シーズンからのWECだ」

    ジェンソン・バトンは、2018-19シーズンのWECの序盤にSUPER GTプログラムと並んでSMP Racing LMPから参戦していた。

    しかし、SUPER GTのコミットメントと両立することは不可能であるとして、最後3レースを残して撤退した。SMPは、ジェンソン・バトンの代わりに元F1ドライバーのストフェル・バンドーンを起用している。

    ジェンソン・バトンは、表彰台を獲得したかもしれないが、ル・マンをスキップしたことに後悔はないと語る。

    「3位を獲得するためにル・マンには行かない。でも、バンドーンに公平に言えば、彼は素晴らしい仕事をした」

    「でも、僕は表彰台に立って、3番目に満足していなかっただろう。勝つチャンスがないことはわかっている。そして、3位はある種の勝利だ。でも、それは少し奇妙なことだ」

    「ル・マンをフィニッシュすること自体が良いことです。しかし、僕がル・マンに行くなら、実際にル・マンに勝てるマシンに乗りたい」

  • トヨタ、山下健太をバーレーンでのWECルーキーテストに起用

    トヨタ、山下健太をバーレーンでのWECルーキーテストに起用

    TOYOTA GAZOO Racingは12月15日にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われるFIA世界耐久選手権(WEC)ルーキーテストに、トーマス・ローランと山下健太を参加させる。

    今季、TOYOTA GAZOO Racingのテスト兼リザーブドライバーを務めている21歳のローランは、WECの主催で行われるルーキーテストに参加し、さらに経験を積んでく。ローランは2017年のWECルーキーテストで初めてTS050 HYBRIDをドライブし、その後はLMP2クラスで上位を争っている。

    トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)の一員である山下健太もこのルーキーテストに参加します。TOYOTA GAZOO RacingのWECチャレンジプログラムとして今季よりLMP2クラスにフル参戦している山下は、新たなステップとしてTS050 HYBRIDのテストに参加。自身初めてLMP1カーをドライブすることとなる。

    24歳の山下健太は今季、その才能を開花させ、LEXUS LC500で参戦した日本のSUPER GTでチャンピオンを獲得した。同時に彼はWECのLMP2クラスにハイクラス・レーシングから参戦し、初めて走るサーキットでもその速さを示している。

    また、今季最終戦を待たずしてフォーミュラ2チャンピオンを決めているニック・デ・フリースが、このテストに参加することが先月発表されている。オランダ人の彼は山下健太と同様、ドイツ・ケルンにあるTOYOTA GAZOO Racingの本拠地でシート合わせとシミュレータ訓練を行うこととなる。

    村田久武 TOYOTA GAZOO Racing WECチーム代表:
    トーマス・ローランを再びTS050 HYBRIDのコックピットに迎えると共に、非常に才能豊かな若手ドライバーである山下健太とニック・デ・フリースが、初めてTS050 HYBRIDをドライブし、何を感じ、どれだけ適応してくれるのかが大変楽しみです。彼らのドライバーとしてのキャリアの中で、今回のテストは非常に貴重な経験となるでしょう。また7月のプロローグ以来のドライブとなるトーマスが、この間のTS050 HYBRIDの進化をどう感じ取ってくれるのかについても注目しています。

  • プジョー、2022年からハイブリッドハイパーカーでWEC復帰を発表

    プジョー、2022年からハイブリッドハイパーカーでWEC復帰を発表

    プジョーは、2022~23年シーズンのFIA世界耐久選手権にハイブリッドカイパーカーで参戦することを発表した。

    プジョーは、耐久レースで長い実績を誇っており、ごく最近では、2009年のル・マン24時間レースで908 HDi FAPディーゼルで優勝を果たしている。プジョーは、2022〜2023年のシーズンからハイパーカーのWECの新しいトップカテゴリに参戦し、2020年にプログラムの詳細を明らかにするとしている。

    フランス西部自動車クラブの代表を務めるピエール・フィロンは「本日の発表は2つの理由で刺激的だ。来シーズンのスタートから登場するハイパーカーカテゴリーの新しい競合他社の登場と、耐久レーシングのトップブランドの復活の両方を象徴している」とコメント。

    「プジョーは耐久レースとル・マン24時間レースで歴史を築き、イベントに勝ってきたのは確かなことであり、特に観客に喜ばれる壮観なマシンを常に生産してきた。優勝した905と908を引き継ぐフランスのレーシングカーが待ち遠しい」

    WECのCEOを務めるジェラール・ヌーブは「耐久レースに関わるすべての人にとって素晴らしいニュースだ。プジョーがアストンマーティンとトヨタと共に新しいハイパーカーのカテゴリーに登場することは、より多くのメーカーがトップレベルの耐久レースにコミットすることを奨励するだけだ」とコメント。

    「我々は、プジョーのような偉大な成功の歴史を持つコンペティターとチームを迎えることができ、非常に幸せで光栄だ」

    元F1ドライバーでフランス出身のジャン・エリック・ベルニュは「フランスのモータースポーツ、そして、PSAグループファミリーにとって素晴らしいニュースだ。プジョー・スポールが、2022/23シーズンのWECにハイパーカーでル・マン24時間に復帰する。この写真は単なるイラストだけど、とてもセクシーに見えるよね?」とInstagramで写真を掲載して語った。