カテゴリー: WEC (FIA世界耐久選手権)

  • ダニール・クビアト、2022年はGドライブからWECに参戦が決定

    ダニール・クビアト、2022年はGドライブからWECに参戦が決定

    元F1ドライバーのダニール・クビアトが、2022年のFIA世界耐久選手権(WEC)にGドライブレーシングから参戦することが発表された。。

    G-Driveは月曜日のソーシャルメディアの投稿で、ダニール・クビアトがAlgarve ProRacingが運営するオレカ07ギブソンで世界の舞台に戻るためにチームに加わったと発表した。

    3度のグランプリ表彰台フィニッシャーであるダニール・クビアトは、ジェームス・アレン、ドライビングクルーのFIAシルバーに指定されているレネ・ビンダーとマシンを共有する。

    ダニール・クビアトは、2014年から2020年シーズンの終わりまでF1でフルタイムでレースを行い、その後2021年にアルピーヌF1のリザーブドライバーを務めた。レースシリーズへのフル参戦は2年ぶりとなる。

    27歳のダニール・クビアトは、F1キャリアのほとんどをトロロッソとアルファタウリで過ごしたが、2015年と2016年の初めにレッドブル・レーシングでも活躍した。

    初表彰台は、2016年F1ハンガリーGPでレッドブル・レーシングで2位を獲得。翌年にF1中国GPで3位、2019年はF1ドイツGPでトロロッソで3位を獲得した。

    すでにGドライブのLMPマシンをテストしているダニール・クビアトは、インターユーロポルコンペティションと契約したエステバン・グティエレスに加わり、今年のLMP2クラスでのWECデビューを果たす元F1ドライバーになる。

    ダニール・クビト Gドライブ・レーシングダニール・クビアト、2022年はGドライブからWECに参戦が決定

  • ポルシェ、LMDhプロトタイプ車両の心臓部にV8ツインターボを選択

    ポルシェ、LMDhプロトタイプ車両の心臓部にV8ツインターボを選択

    ポルシェは、2023年から新しいLMDhプロトタイプは、ル・マン、デイトナ、セブリングを含む世界最大の耐久レースで総合優勝を目指して戦う。この車両は、FIA 世界耐久選手権(WEC)とIMSAウェザーテックスポーツカー選手権に『ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ(Porsche Penske Motorsport)』のチーム名で出場する。

    ポルシェは、2023年1月のレースデビューに向けた集中テストプログラムが開始。初レースは、IMSAシリーズの伝統的なオープニングラウンドであるデイトナ24時間レースとなる。

    規制で規定されているように、標準のハイブリッド要素を補完するために燃焼エンジンを選択する際に、ポルシェは大容量のツインターボV8ユニットを選択した。強力なエンジンは再生可能燃料で動作するように設計されているため、レースでCO2排出量を大幅に削減できる。

    「プロダクトレンジがいくつかの有望なベースラインユニットを提供しているため、LMDhプロトタイプのエンジンの選択に困った」とポルシェ・モータースポーツのバイスプレジデントであるトーマス・ローデンバッハは説明した。

    「我々はV8バイターボに決定した。これは、パフォーマンス特性、重量、およびコストの最良の組み合わせを提供すると考えている。アクティブなテストプログラムへのキックオフは、プロジェクトにとって重要なステップだった」

    ポルシェ・モータースポーツのLMDh総合プロジェクトマネージャーであるウルス・クラトルは「LMDhレーシングカーの展開は、ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの最初のトラックアウトでもあった。チームは最初から一緒にうまく機能した。これは、すべての分野で高いレベルのプロ意識を示している。 結局のところ、ハイブリッド車を安全に走行させるための運用要件は非常に高くなっている。次のアウティングでは、必要なプロセスと手順をさらに深く掘り下げることに焦点を当てる。 ヴァイサッハでの最初のテスト日の間、V8ビターボはあらゆる点で私たちに感銘を与えた。正確に適切なユニットを選択したと確信している」

    LMDh車両クラスのエンジン規制により、排気量、設計、およびシリンダー数の点で大きな自由が認められている。最大回転数は10,000rpmで、通過ノイズの測定値は110デシベルに制限されている。エンジンの重量は、給気および排気システムと周辺の冷却コンポーネントを含めて、最低180キログラムでなければならない。使用する場合、このウェイトには、給気冷却を含むターボチャージャーも組み込まれている。

    規制に沿って、最大出力は480〜520 kW(653〜707 PS)の間にある。この範囲では、バランス・オブ・パフォーマンス(BoP)パラメーター内で調整を行うこともできる。これは、競合するすべてのLMDhレーシングカー間の同等性を確保することを目的としている。

    トルク曲線も明確に定義されている。レースコンディションでは、燃焼エンジンとハイブリッドドライブの合計出力は、ハーフシャフトで合計500 kW(680 PS)。電気エネルギーの回生、貯蔵、および供給のための標準コンポーネントは、Williams Advanced Engineering(バッテリー)、Bosch(モータージェネレーターユニットおよび制御電子機器)、およびXtrac(トランスミッション)によって供給される。

    ポルシェ LMDh V8ツインターボ

  • ポルシェ、2023年の参戦にむけてLMDh車両の走行テストを開始

    ポルシェ、2023年の参戦にむけてLMDh車両の走行テストを開始

    ポルシェは、2023年にWEC(FIA 世界耐久選手権)とIMSウェザーテックスポーツカー選手権に参戦するLMPhの走行テストを開始した。

    まだマシン名が発表されていないポルシェの新しいLMDh車両は、ドイツのヴァイザッハにあるテストコースでシェイクダウンを完了。フレデリック・マコヴィッキィがマシンのステアリングを握り、複数のラップを完了した。

    9月にポルシェのモータースポーツ責任者に就任したトーマス・ローデンバッハは、LMDh車両のシェイクダウンを2021年中に実施する予定だと語っていたが、パーツが遅れによって計画は延期された。

    919ハイブリッドのLMP1プログラムでリザーブドライバーを務めていたポルシェのファクトリードライバーであるフレデリック・マコヴィッキィは「とてもポジティブなロールアウトだった。何周か走ることができたし、マシンは予想通りに機能していた」とTwitterに投稿した。

    「僕たちは前進するための良いスタート地点に立つことができた。まず考えたのは、ポルシェLMDhを完成させるために何ヵ月も働いてきたすべての人たちのことだ。彼らを代表することが許されたのはとてもエモーショナルな瞬間だった」

    フレデリック・マコヴィッキィは、テストハ「2023年に向けた我々の新しいWEC /IMSA車両の開発プロセスにおいて非常に重要なステップだ」と表現した。

    Porsche LMDh

    ポルシェのLMDh車両はカナダのマルチマチックが開発した次世代LMP2マシンがベースとなっており、今後1週間から10日間かけてヴァイザッハでさらなるテストを行われ、1月末までに本格的なレースサーキットに移動するという。

    ポルシェのLMDh車両の開発は、昨年12月にポルシェのファクトリードライバーとして発表された元F1ドライバーのフェリペ・ナッセ、デイン・キャメロンが主導する。彼らは2023年にはチーム・ペンスキーが運営するファクトリーチームのラインナップの一員となる。

    当初、ポルシェ LMDhのテストの一部として計画されていたアメリカでのテストは中止となり、初期開発はヨーロッパでのみ行われる。

    アウディもLMDh車両の開発を進めており、ポルシェとマシン構造やエンジンなどを共有するが、技術的な詳細は本格的なサーキット走行の際に発表される可能性がある。

    新しいポルシェとアウディが搭載するエンジンの構成はまだ明らかになっていない。フォルクスワーゲン・グループは2026年からF1参戦が噂されており、何らかの関連性がもたれる可能性もある。

  • ポルシェ、LMDh車両の開発テストを来年1月から本格的に開始

    ポルシェ、LMDh車両の開発テストを来年1月から本格的に開始

    F1は、アウディとポルシェのF1参戦に関するフォルクスワーゲン・グループの決定を待っているが、ポルシェは2023年にむけたLMDh車両の開発プログラムを本格的に開始した。

    ポルシェは、ペンスキーと協力してFIA世界耐久選手権(WEC)とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権でレースを行うLMDhプロトタイプのプラットフォームを構築している。

    これにより、ポルシェは約30年ぶりにル・マン、セブリング、デイトナという耐久クラシックを同じ構造のマシンで総合的な競うことができる。

    ポルシェの将来のWEC車両は、来年1月に初めてトラックデビューするすることが予想されており、新たにワークスドライバーに加わったデイン・キャメロンと元ザウバーのF1ドライバーであるフェリペ・ナッセによって開発プログラムが進められていく。

    ポルシェ LMDh

  • 小林可夢偉、トヨタWECチームのドライバー兼チーム代表に就任

    小林可夢偉、トヨタWECチームのドライバー兼チーム代表に就任

    小林可夢偉が、2022年からトヨタWECチームのドライバー兼チーム代表に就任することが発表された。

    TOYOTA GAZOO Racingはドライバーファーストで、家庭的なチームづくりを最優先にチーム体制の改善を進めていく。このプロセスを加速するために、新たに小林可夢偉と中嶋一貴がチームマネジメントに参加し、WECのプロジェクトの「もっといいクルマづくり」への貢献度を高めていく。

    小林可夢偉は、これまで通りドライバーとしてGR010 HYBRIDでレースに出場するのと並行して、TGR WECチームのチーム代表という新たな任につく。2度のWECチャンピオンに輝き、今年のル・マン24時間レースを制した小林可夢偉は、ドライバーの視点を活かしてチームを牽引し、ハイパーカー時代のチーム強化に注力していきます。

    小林可夢偉は2022年シーズンもこれまで通りドライバーとして、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスとのトリオでGR010 HYBRID 7号車のステアリングを握り、ドライバーズタイトルの防衛とル・マン24時間レース連覇に挑む。

    また、中嶋一貴はレーシングドライバーを引退してドイツ・ケルンにあるTOYOTA GAZOO Racing Europe(TGR-E)の副会長に就任。中嶋一貴はTGR-Eでチーム及びドライバーのマネジメントの責を担うとともに、WECにおけるドライバーに焦点を当てた組織づくりを進めていく。

    小林可夢偉
    「私を信頼してこの様な重責を任せてくれた豊田社長、佐藤プレジデント、TOYOTA GAZOO Racingに感謝します。大きなチャレンジであると共に、大きなチャンスでもあるこの新たな役割を成功させるために全力を尽くすつもりです。世界選手権をドライバーとしてだけでなく、チーム代表としても戦うことを楽しみにしています。この新たな仕事に、私のレースドライバーとしての全ての経験を活かしていくつもりですし、とても良く知っている素晴らしいチームが私のミッションに協力してくれるでしょう。多くの新しいマニュファクチャラーが戦いに加わってくるWECのハイパーカー新時代に向けて、我々TOYOTA GAZOO Racingも新たな挑戦へ向けての変革と準備を進めています。今回の新たなチーム体制への変更は、我々が油断することなく新たな戦いに挑むために重要なステップです。一貴がチームに留まってくれることをとても嬉しく思いますし、彼のドライバーとしての視点は間違いなくTGR-Eのマネジメントを強化してくれるはずです。彼と共に「もっといいクルマづくり」を進めていくのが楽しみです。そして耐久レースにおける新世代ドライバーとして亮が加わってくれることを歓迎します。彼はチームや仲間のドライバーのサポートを受けながら、必ずWECで大きな成功を収めてくれるでしょう」

    中嶋一貴
    「私にとって家族のような存在であるWECチームの仲間と、これからもTOYOTA GAZOO Racingの一員として一緒にやっていくことになるのを嬉しく思います。TGR-Eでの新たな私の役割に順応していく必要はありますが、ドイツ・ケルンの多くの仲間とは既にいい関係を築いているので、これから始まることを楽しみにしています。WECはTGR-Eが関わっている多くのエキサイティングなプロジェクトの中のひとつですが、全てのプロジェクトが目指しているのは「もっといいクルマづくり」です。これらのプロジェクトに貢献し、TGR-EとWECプロジェクトを強化するために、全力を尽くすつもりです。大きな責任のある仕事を任されることになりますが、このポジションを用意してくれた豊田社長、佐藤プレジデント、そしてTOYOTA GAZOO Racingに本当に感謝しています。レーシングドライバーとして20年近く活動してきた、私のモータースポーツにおける経験や知識を活かすことができる新たな仕事が本当に楽しみです」

  • セバスチャン・オジエとシャルル・ミレッシがGR010 HYBRIDを初ドライブ

    セバスチャン・オジエとシャルル・ミレッシがGR010 HYBRIDを初ドライブ

    11月6日(土)に行われたバーレーン8時間レースで、トヨタがハイパーカー初年度ダブルタイトル獲得と全戦制覇という輝かしい記録を成し遂げ、2021年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)は幕を閉じた。しかし、チームは休む間もなく、今季最後の舞台となったバーレーン・インターナショナル・サーキットで、7日(日)に行われたルーキーテストに参加。このテストで、2人の将来有望なルーキーが初めてGR010 HYBRIDをドライブした。

    世界ラリー選手権(WRC)7度の世界チャンピオンで、現在トヨタのラリーチームからWRCに参戦しているセバスチャン・オジエが、このルーキーテストに参加し、初めてGR010 HYBRIDのステアリングを握った。オジエはすぐにチームに溶け込み、計84周を走破。走行を重ねるごとにGR010 HYBRIDへの理解を深めていった。

    ラリーフィールドでオジエの駆るヤリスWRCとGR010 HYBRIDは、4輪駆動車という点では共通だが、この2つのチャンピオンカーには多くの違いがある。WECのハイパーカーは世界中のサーキットを走ることに特化して開発されており、非常に高いダウンフォースを生むシャシーに、700馬力のハイブリッド・パワートレーンが組み合わされている。

    セバスチャン・オジエは午前中の2時間のセッションで32周に渡ってドライブし、GR010 HYBRIDのハンドリング特性をつかむと、午後のセッションではさらに52周を走破。この午後の走行では20周にわたる連続走行もこなすなど、成長ぶりを見せた。今回のルーキーテストでは、前日のバーレーン8時間レースで、ラストレースとなった中嶋一貴、ブレンドン・ハートレーとGR010 HYBRID 8号車で勝利を挙げたばかりのセバスチャン・ブエミが共に8号車を駆り、オジエへのサポートとアドバイスを送った。

    また、今季のWEC LMP2クラスでチャンピオンとなった若き新星、シャルル・ミレッシがGR010 HYBRID 7号車をドライブし、午前中のセッションで31周を走破した。午後のセッションでは、小林可夢偉、ホセ・マリア・ロペスと共にWEC世界チャンピオンとなったばかりのマイク・コンウェイが7号車のテストを引き継いだ。

    セバスチャン・オジエ:
    GR010 HYBRIDをドライブするのはとてもエキサイティングな体験で、本当に楽しむことができました。初めてのことがあまりにも多かったので、結果面でプレッシャーを感じることはありませんでした。コーナーリングスピードやブレーキング、コーナーでのクルマの挙動や特別なハイブリッド・システム等、多くのことを身体にたたき込む必要がありました。1周毎に、次の周回ではもっと良いタイムを、とトライするのは、常に違うコーナーに挑戦し続けるラリーとは、心構えが全く別物でした。耐久レースの世界を体験するという、特別な機会を与えてくれたTOYOTA GAZOO Racingに感謝しています。

    シャルル・ミレッシ:
    GR010 HYBRIDを初めてドライブできるというのは、私にとってとても特別なことです。耐久レースを戦うドライバーなら誰もが、このような車両をドライブすることを夢見るものです。最初のうちは、私が今季乗ってきたLMP2カーとは異なるブレーキングなどに慣れる必要がありましたが、チームが助けてくれたおかげで適応できるようになりました。高速コーナーでのグリップと、車両のパワーは初めて体験するレベルで、本当に驚きました。車両にはすぐに慣れましたし、今日の結果には満足しています。私にとってとても良い一日でしたし、GR010 HYBRIDのようなクルマに乗ると、もっと乗ってみたいと思うようになります。

    シャルル・ミレッシ

  • 中嶋一貴、WEC“ラストレース”を勝利で飾り有終の美 / バーレーン8時間

    中嶋一貴、WEC“ラストレース”を勝利で飾り有終の美 / バーレーン8時間

    2021年 FIA世界耐久選手権(WEC) 最終戦 バーレーン8時間の決勝レースが11月6日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、トヨタのハイパーカー GR010 HYBRIDが1-2フィニッシュを飾り、歴史に残るハイパーカー初年度のシーズンを終えた。

    中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーのGR010 HYBRID 8号車が今季3勝目を挙げ、トヨタのWECレギュラードライバーとして最後のレースとなる中嶋一貴はラストレースを勝利で飾った。

    今季のル・マン24時間レース覇者である小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3名が駆るGR010 HYBRID 7号車は2位でこのレースをフィニッシュし、ハイパーカー時代の初代ドライバーズチャンピオンを獲得した。

    小林可夢偉はこれで、4輪レースで初めて2度の世界チャンピオンを獲得した日本人ドライバーとなり、ロペスはアルゼンチン人として、偉大なる先達のファン・マヌエル・ファンジオに並ぶ、5度目のFIA世界チャンピオンを獲得することとなった。

    今大会に出場した2台のGR010 HYBRIDには、3度のル・マン24時間制覇を成し遂げた中嶋一貴の耐久レースでのキャリアに敬意を表した特別なマーキングが施された。中嶋一貴はWECのレースに通算59戦出場し、17勝。2018-2019年シーズンには、ブエミとフェルナンド・アロンソとのトリオで、日本人として初となる、4輪サーキットレースでのFIA世界チャンピオンに輝いた。

    そしてこの日トヨタは、WEC史上初の、シーズン全戦での勝利と言う新たな記録を打ち立てた。2012年の参戦以来通算70戦目となったこのレースで、前シーズンからの連続勝利記録も9へと伸ばすこととなった。TGRは前週行われた第5戦バーレーン6時間で、4度目となるチームチャンピオンも決めている。

    バーレーンの2連戦で、全てのセッションを1-2で占める完璧な戦いを見せてきたトヨタの2台は、この日も最前列グリッドを占めてスタートを切ったが、その直後、3番手グリッドからスタートしたアルピーヌ36号車の先行を許すこととなる。しかし、2台のGR010 HYBRIDは離されることなくトップに食らいつき、10周目には揃ってライバルをかわして1-2体制を確立。その後はライバルの追撃を許すことはなかった。

    レースは折り返しの前に日没を迎え、夜間の戦いに突入した。この頃には8号車が首位に立ち、7号車との差を広げていく。6時間が経過した頃、8号車はギアシフトのトラブルに見舞われ、ピットイン時にステアリングの交換作業を余儀なくされた。しかし、この作業は予定のピット時間に対し、数秒のタイムロスで済み、2台のGR010 HYBRIDの差は僅かに縮んだものの、8号車は首位を守った。

    最終スティントでは、中嶋一貴が8号車をドライブ。彼にとってWEC最後の走りを披露した。2012年1月にTS030 HYBRIDでの初走行から10年に渡るWECでの中嶋一貴の戦いは、現地時間午後10時に、彼がドライブする8号車がトップでチェッカーを受け、幕を閉じた。そして、7.351秒後にロペスの駆る7号車が2位でフィニッシュし、この瞬間7号車の3名が2021年ドライバーズチャンピオンに輝いた。

    今シーズンのWECレーススケジュールはこれで幕を閉じたが、バーレーンでの走行は7日(日)も続く。シーズンが幕を閉じたばかりのこの日、バーレーン・インターナショナル・サーキットではWECのルーキーテストが行われ、世界ラリー選手権(WRC)で7度のチャンピオンを獲得しているセバスチャン・オジエが初めてGR010 HYBRIDのステアリングを握る。また、このルーキーテストでは、今季LMP2クラスのチャンピオンに輝いたシャルル・ミレッシが同じくGR010 HYBRIDをドライブする。

    豊田章男(TOYOTA GAZOO Racingチームオーナー)
    可夢偉、マイク、ホセ、一貴、セブ、ブレンドン、そしてチームのみんな、先週言わなかったけど、まずはチームチャンピオンおめでとう!ハイパーカー最初の年に6戦全戦で優勝してくれました。しかし、それらが決して楽な勝利でなかったことはわかっています。新たな挑戦として我々がつくったGR010 HYBRIDはドライバーにとって“安心して運転できるクルマ”“運転しやすいと思えるクルマ”では決してなかったと思います。優勝していない方のクルマがなにかしらのトラブルを抱えて走り続けていたこともありました。ル・マンでは前戦で起こしたトラブルに対策しきれずドライバーの絶大な努力のもとで走り切ることができた勝利でした。そんな2台のクルマをチャンピオンカーにしてくれたこと本当に感謝しています。みんな、ありがとう。可夢偉とマイクとホセはドライバーズタイトルもおめでとう!「ル・マン優勝おめでとう!」「ドライバーズチャンピオン“も”おめでとう!」この両方を言えていなかったのでようやく言えてホッとしました。本当によかった!!2021年の世界耐久選手権、あと2つ感謝の言葉を伝えさせてください。ひとつは新たなクラスでの戦いを支えてくださったパートナーの皆さまと応援し続けてくれたファンの皆さまに向けての感謝です。今シーズンも一緒に戦っていただきありがとうございました。もうひとつは…今回のバーレーンでの勝利を最後にこのシリーズのドライバーズシートから降りることを決めた一貴への感謝です一貴は2012年からこの挑戦に力を貸してくれていました。10年間、戦ってくれたレースの距離はおよそ3万キロ。シーズン前の30時間走行テストなども考えればもっと長い距離かもしれません。耐久レースという本当に過酷な道の上でトヨタのハイブリッドを鍛え続けてくれたこと感謝しています。このハイブリッドの進化は今の世の中、そしてこれらからの世の中にも大きく関わっていくものになっていると思います。3万キロの戦いをありがとう。そして、2016年にあと13.629km長く走らせてあげることができていたら…そんなこともやはり思い出します。しかし、あの時のことも含めて我々トヨタを強くしてくれたのも一貴だと思います。10年間、本当にありがとう。これからも“トヨタのもっといいクルマづくりのため”“モータースポーツのため”そして“自動車産業のため”に一緒に戦っていってほしいと思っています。引き続き、力を貸してください。

    追伸
    2016年に同じくあと13.629km長く走らせてあげることができなかったアンソニーも今シーズンで引退と聞きました。ル・マンで初めて勝てた時はドライバーという立場ではなかったけれど影でチームを支え、勝利に貢献してくれていました。 改めてアンソニーにも感謝の言葉をおくります。ありがとう。おつかれさまでした。

    佐藤恒治(TOYOTA GAZOO Racingカンパニー プレジデント)
    可夢偉、マイク、そしてホセ、世界チャンピオンタイトル獲得、本当におめでとう!2021年を素晴らしいシーズンにしてくれたこと、大変感謝しています。初のル・マン優勝、そしてダブルタイトル獲得という成果は彼らの素晴らしいパフォーマンスに相応しいものだと思います。そして、一貴が、彼のWEC最後のレースでポディウムの一番高いところに立っている姿は、胸に迫るものがありました。彼の、この10年に渡るWECプロジェクトへの多大な貢献に対し、TOYOTA GAZOO Racingの全員から改めて感謝の気持ちを送ります。シーズン通して一貴と共に力の限り戦ってくれたセバスチャンとブレンドンが、暑く、消耗の激しいコンディションとなったバーレーン2連戦を見事に走り切り、最後に3人で勝利を讃え合えたことをとても嬉しく思います。ハイパーカーの記念すべき初シーズンの全戦を勝利で飾れたことは、シーズン中に起きた多くの困難をチームスピリットで克服してきた我々チームにとって、とても大きな勲章となりました。この素晴らしい結果とともに今シーズンは終わりを迎えますが、さらに激しい戦いが予想される来年に向けて我々は早速準備を始めます。そしてこの戦いの場で得たものをもっといいクルマづくりにつなげ、ファンの皆様には来年さらに強くなったチームをお見せできるよう、努力を続けていきます。

    小林可夢偉(GR010 HYBRID #7)
    今日の結果には満足しています。1回目と2回目を比べるのは難しいですが、再びマイクとホセとともに勝ち取った世界チャンピオンは最高です。このタイトル獲得を支えてくれたチーム関係者に感謝しています。特に日本からはとても大きなサポートを貰いました。8号車は今年毎回とても強く、彼らは最高のライバルでした。ずっとぎりぎりの戦いをしてきましたが、常にフェアに、お互いに敬意を払いながら戦ってきました。その素晴らしいチームワークが、最高のパフォーマンスを引き出したのだと思います。一貴はここバーレーンでも最後まで集中を切らさず、素晴らしい走りでした。彼とは若い頃から一緒にレースをして育ってきたので、彼がWECキャリアを勝利で締めくくることができたのは嬉しく思っています。

    マイク・コンウェイ(GR010 HYBRID #7)
    2度の世界チャンピオン獲得ドライバーの仲間入りができ、最高の気分です。2年連続でのタイトルですし、特に今年はついにル・マンも勝てたので格別です。この1年、共に戦ってきた最高の仲間である可夢偉とホセ、そして、チームクルーを誇りに思います。今日のレースでは、我々も全力で8号車に挑みましたが、彼らが勝りました。彼らとのレースは常に最上の喜びであり、そこから一貴がいなくなってしまうのは不思議な気分です。彼とのレースは最高でした。

    ホセ・マリア・ロペス(GR010 HYBRID #7)
    チームと8号車のクルー、そして遠くからサポートしてくれた、日本の東富士とドイツ・ケルンの関係者全員に祝福を送ります。彼らやマイクと可夢偉の存在無くしては、タイトル獲得を成し遂げることはできなかったでしょう。正直なところ、このチームの一員としてレースに勝ち、チャンピオンを獲得できたことは本当に幸運だったと思っています。関わってきた全ての人に感謝します。一貴は本当に素晴らしいドライバーであり仲間で、彼がいなくなるのはとても寂しいです。一貴、セブとブレンドンは今シーズン本当に強敵でした。今日の勝利は彼らにふさわしいです。

    中嶋一貴(GR010 HYBRID #8)
    このような最高の結果でWECのキャリアを終えることができ、本当に嬉しいですし、最高のチームメイトに恵まれた私は幸運でした。チームとして最後まで全力で、諦めることなく戦い続けました。ファイナルラップでは、感情を抑えきれず、ドライビングに集中するのが大変でした。しかし、なんとかトップでチェッカーフラッグを受けることができ、私自身はレースで勝利、7号車がドライバーズタイトル獲得、TOYOTA GAZOO Racingがチームタイトルを獲得するという最高の結果となりました。本当にみんなの反応が嬉しく、感動しています。チームメイトや、TGRの関係者、ずっと支えてくれた全ての人に本当に感謝しています。

    セバスチャン・ブエミ(GR010 HYBRID #8)
    シーズン最終戦の結果に満足しています。一貴の最後のWEC戦という特別なレースを一緒に勝利で祝うことができて良かったですし、彼のキャリアにふさわしい結果だったと思います。我々は今日できる全てを尽くしました。今日は、前週の6時間レースよりもタイヤにやさしいセットアップで、エネルギーを節約して戦略的な幅を拡げることができましたし、我々はレースペースも良く、ライバルよりもやや速かったです。チャンピオンを獲得した7号車を祝福します。彼らの今年の戦いぶりは素晴らしく、チャンピオンにふさわしいです。

    ブレンドン・ハートレー(GR010 HYBRID #8)
    前週のレースがタフだっただけに、今日のレースを勝利で終えられて良かったです。今日は強さを見せることができました。ドライバーズチャンピオンを獲得した可夢偉、マイクとホセ、本当におめでとう。シーズンを通して、2台の戦いは本当にハードで、その結果勝ち取ったタイトルです。そして、WECキャリア最後のレースを勝利で飾った一貴にも、彼のこれまで成し遂げた全てのことに対して、祝福を送ります。彼のラストレースとなってしまうのは悲しいですが、最後の2週間、本当に速かった彼が最高の結果で終えられたことをとても嬉しく思います。

    中嶋一貴 WECラストレース中嶋一貴 引退 WEC

  • WEC:小林可夢偉のトヨタ7号車が2連連続タイトル獲得!

    WEC:小林可夢偉のトヨタ7号車が2連連続タイトル獲得!

    FIA世界耐久選手権(WEC) 最終戦 バーレーン8時間レースの決勝が11月6日(土)に行われ、WECラストレースとなる中嶋一貴が駆るトヨタ8号車が優勝。2位でフィニッシュした小林可夢偉が駆るトヨタ7号車が、2年連続、ハイパーカーカテゴリー初のチャンピオンを獲得した。

    中嶋一貴は、通算59戦目となるこのレースで、自身のWEC17勝目を挙げてWECレースドライバーとしての最後のレースを終えた。

    前戦バーレーン6時間の勝利でチームタイトルを既に決めているトヨタは、WEC史上初となるシーズン全戦勝利で2021年シーズンを締めくくった。

  • WEC 最終戦バーレーン8時間:小林可夢偉のトヨタ7号車がポールポジション

    WEC 最終戦バーレーン8時間:小林可夢偉のトヨタ7号車がポールポジション

    FIA世界耐久選手権(WEC)今季最終戦バーレーン8時間レースの予選が11月5日(金)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、トヨタ GR010 HYBRID 7号車を駆る小林可夢偉がポールポジションを獲得した。

    小林可夢偉にとっては今季4度目のポールポジション。ともに7号車を駆るマイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスにとっても、ドライバーズタイトル争いにおいて貴重な1ポイントを獲得するポールポジションとなった。

    小林可夢偉は1分46秒250のタイムをマークし、このポールポジション獲得により、2位との差は16ポイントとなった。この結果、7号車は明日の決勝レースで完走を果たせば2021年ハイパーカーカテゴリーでのドライバーズチャンピオンを決めることとなる。

    中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーのGR010 HYBRID 8号車は2番手で続き、トヨタはハイパーカー初年度最終戦の予選も1-2で最前列を占めることとなった。ハートレーがアタックを担当した8号車は、小林のタイムから0.290秒遅れとなったが、ナイトセッション故に下がった路面温度にも助けられ、2台共に前週の予選タイムよりも今回の予選タイムは向上した。

    トヨタは前戦バーレーン6時間の勝利でチームタイトルを既に決めており、新たな目標は、WEC史上初となるシーズン全戦勝利だ。

    明日6日(土)に行われる決勝レースはシーズンの最終戦というだけでなく、8号車のドライバーであり、トヨタと共に10年にわたってWECを戦ってきた中嶋一貴にとっての、WECレースドライバーとして最後のレースとなる。中嶋一貴は通算59戦目となるこのレースで、自身のWEC17勝目と、2018-2019年シーズン以来となるタイトル獲得を目指すが、これには7号車がリタイアすることが条件となる。

    ドライバーズチャンピオン争いの運命は、今季最終戦として6日(土)現地時間午後2時(日本時間午後8時)にスタートし、その半分以上が夜間走行となる8時間の長いレースで決する。

    小林可夢偉(GR010 HYBRID 7号車):
    ドライバーズチャンピオン争いにとって非常に重要な予選だということは、TGR2台のドライバー双方が分かっていましたので、大変な戦いとなり、今年のレースの中で最も厳しい予選セッションでした。実際、我々7号車は練習走行でやや苦戦を強いられており、私自身ポールポジションが取れるかどうか分かりませんでしたが、マイク、ホセとチームが大きな支えとなってくれました。今回大きく車両セットアップを変更し、それが効を奏しました。自分のアタックラップには満足していますし、チームの努力によるポールポジションだと思います。最終戦を勝利で終えることができれば最高です。明日は一貴の最後のレースという、私個人としても大切なレースとなります。彼は最高のドライバーであり、チームメイトでした。彼にとっても最高のレースになることを願っています。

    ブレンドン・ハートレー(GR010 HYBRID 8号車):
    我々8号車は今週ここまで速さを見せてきましたが、予選では可夢偉が非常にクリーンで素晴らしいアタックラップを見せてくれました。7号車を祝福します。私自身のアタックラップも比較的クリーンで、2台の間にはほとんど違いはなかったのですが、僅かですが、幾つか改善すべき点がありました。このポールポジションで得られる1ポイントの重要性を両チーム共によく分かっていましたので、絶対にポールポジションを獲得したいと思って、全力を尽くしてアタックしました。今日の予選結果から、ライバルの7号車に問題が起こらない限り、我々がタイトルを獲得するのは困難になりましたが、その結果は望んでいません。今は、一貴と共に、彼のラストレースで勝利を挙げ、彼の輝かしいレースキャリアを優勝で終えられるように頑張ります。

  • WEC:トヨタ 2021年 最終戦 バーレーン8時間レース 公式練習レポート

    WEC:トヨタ 2021年 最終戦 バーレーン8時間レース 公式練習レポート

    FIA世界耐久選手権(WEC)の今季最終戦となる第6戦バーレーン8時間レースの公式練習走行1回目が11月4日(木)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、トヨタのハイパーカー GR010 HYBRIDがトップタイムをマークした。

    トヨタは先週土曜日に同じサーキットで行われた6時間レースを1-2フィニッシュという結果で終え、最終戦を待たずにハイパーカー初年度のチームタイトルを決めたが、この週末のシーズン最終戦は、ドライバーズチャンピオンを決する一戦となる。

    今季のル・マン24時間レースを制した小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスのGR010 HYBRID 7号車は前戦も含め3連勝を続けており、ランキング首位に立っている。この7号車を15点差で追う中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、ブレンドン・ハートレーの8号車が、最終戦初日の公式練習1回目でトップタイムをマークした。

    8号車はセッション序盤にハートレーが1分48秒490をマークし、小林の7号車が0.408秒遅れの2番手で続いた。WEC史上初となるバーレーン2週連戦でGR010 HYBRIDは、これまでのところ全てのセッションでトップ2を占めている。

    トヨタはまた、耐久レースの歴史に新たな記録を刻もうとしている。このレースで勝利を挙げれば、WECにおけるシーズン全戦制覇を果たす初めてのチームとなり、現在記録更新中の連続勝利数も9勝へと伸ばすことになる。また、6日(土)に行われる決勝レースは、中嶋にとってWECで通算59戦目、そして、トヨタのWECドライバーとして最後のレースとなる。

    先週の3日間で既にこのバーレーンのコースを3000km以上走破していることもあり、チームはメカニカル、空力、及び、ハイブリッド制御のセッティングなどをよく理解している。しかし、車両セットアップはコースコンディションにより常に変化するため、唯一の夜間練習走行となる、この日の90分間のセッションは重要だった。

    前週の6時間レースと同じ、1周5.412kmのサーキットでのレースではあるが、今週末の8時間レースは、決勝レースが夜間に及ぶため、路面温度などコンディションが異なり、2台のGR010 HYBRIDは共にタイヤの評価やコンディションに合わせた車両セットアップ作業に追われた。1週間前と比べ、この練習走行1回目のセッションでは気温で5度、路面温度は7度低くなっている。

    この日の練習走行セッションは中断もなくスムーズに進行し、2台共に予定されたプログラムを完了。5日(金)の昼間に2回行われる練習走行でさらに準備を進める。同日夕方に行われる予選セッションでは、ポールポジション車両が1ポイント獲得できるため、ドライバーズタイトル争いにおいても重要となる。

    小林可夢偉(GR010 HYBRID 7号車):
    今日の練習走行1回目では、私は数周しか走りませんでした。先週のレースと幾つか異なることを試しましたが、あまり上手く行きませんでした。とは言え、明日金曜日にやるべきことは分かっています。先週のレースではとても上手くいったので、そのセットアップに戻す方向となるでしょう。今日は最初の練習走行ではありましたが、新しいことを試す良い機会となりました。得られた全ての情報を吟味し、残りのレースウィークへ向けた準備を進めます。

    マイク・コンウェイ(GR010 HYBRID 7号車):
    今日のセッションを評価するのは難しいです。幾つかのオプションを試し、方向性はわかったと思います。タイヤについて多くの時間を費やし、有意義なデータを得られましたし、これから、それらと8号車からのフィードバックを分析し、どう進めていくか決めることになります。レースウィーク初日はやるべきことが多いです。

    ホセ・マリア・ロペス(GR010 HYBRID 7号車):
    先週のバーレーン1戦目を終えた後、休息を取って、再びGR010 HYBRIDに戻ることが出来て嬉しいです。夜のバーレーンを走るのは最高です。2台は全く異なるプログラムをこなしたので、予選と決勝レースへ向けて、改善のためにデータを精査しなくてはなりません。我々の改善は進んでいるので、明日金曜日はもっとラップタイム差は縮まると思います。

    中嶋一貴(GR010 HYBRID 8号車):
    我々8号車にとっては順調なセッションで、特にタイヤマネジメントの点でも夜の路面コンディションは良かったです。自分のスティントの間も、路面にラバーが乗っていき、温度も下がったことでタイヤのグリップを保つのは容易でした。タイヤマネジメントの面では今度のレースは楽になると思いますが、正しいセットアップを見出すのはまだ難しそうです。

    セバスチャン・ブエミ(GR010 HYBRID 8号車):
    夜のバーレーンはちょっと涼しくなりますし、タイヤの摩耗も少なくなるので気持ちよく走れました。2台共に多くの周回を重ね、有意義で良いセッションとなりましたし、運転を楽しむことができました。これまでのところ順調に進んでいますが、さらに週末に向けてセットアップを詰められればと思っています。

    ブレンドン・ハートレー(GR010 HYBRID 8号車):
    我々8号車にとってはとても良いセッションとなりました。先週のレースでのセットアップはタイヤに厳しすぎたので変更してみたところ、今日の練習走行ではとても良い感触になりました。さらに幾つかの調整やブレーキのセットアップなども行いましたが、とても順調で、今日のところは全てに満足しています。

    WEC 第6戦バーレーン8時間 公式練習第1回目結果(総合順位)

    順位 No. ドライバー名 チーム/車種 周回 ベストタイム
    1 8 セバスチャン・ブエミ
    中嶋一貴
    ブレンドン・ハートレー
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ GR010 HYBRID
    40 1:48.490
    2 7 マイク・コンウェイ
    小林可夢偉
    ホセ・マリア・ロペス
    TOYOTA GAZOO Racing/
    トヨタ GR010 HYBRID
    36 1:48.898
    3 36 アンドレ・ネグラオ
    ニコラス・ラピエール
    マシュー・バキシビエール
    アルピーヌ・エルフ・マトムート/
    アルピーヌ A480-Gibson
    37 1:49.479
    4 70 エステバン・ガルシア
    ロイック・デュバル
    ノルマン・ナト
    リアルチーム・レーシング/
    Oreca 07-Gibson
    37 1:50.792
    5 28 ショーン・ゲラエル
    ストフェル・バンドーン
    トム・ブロンクヴィスト
    イオタ/
    Oreca 07-Gibson
    33 1:50.820