カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • フェルスタッペン F1エミリア・ロマーニャGP「マクラーレンとの差は歴然」

    フェルスタッペン F1エミリア・ロマーニャGP「マクラーレンとの差は歴然」

    マックス・フェルスタッペンは、F1エミリア・ロマーニャGPの週末が進む中でレッドブルF1が上位争いに加わるのは難しいと考えており、「厳しい」初日のフリー走行を終えた後、そうした見解を示した。

    金曜のフリー走行2回目(FP2)でフェルスタッペンは5番手にとどまり、トップタイムを記録したマクラーレンのオスカー・ピアストリに対して約0.5秒遅れた。彼はアップグレードが施されたRB21について、イモラの特定区間で「かなり激しくボトミングしている」と無線で報告していた。

    フェルスタッペンはこの日の総括を求められると、次のように答えた。

    「いろんなパーツを試したけど、うまくいったものもあればそうでないものもあった。全体的に見れば、今のところ十分な速さがないということだ」

    予選でトップ争いができる自信について問われると、オランダ人ドライバーは率直にこう述べた。

    「今の時点では、あまり高くないね」

    「もっと速くなるためには、コーナーでのバランスをもっと良くしないといけない。ロングランでも同じことが言えると思う。マクラーレンに抜かれたんだから、それが全てを物語ってるよ。引き離されるんだ」

    「他のチームと比べても、今日は全体的に厳しかった」

    マックス・フェルスタッペン F1 エミリア・ロマーニャGPフェルスタッペン、イモラでのフリー走行中にレッドブルF1の乗り心地に不満

    一方、チームメイトの角田裕毅はFP2で8番手となり、フェルスタッペンから0.1秒以内の僅差につけた。レーシングブルズから移籍してきたばかりの角田は、新しいマシンとチームへの順応を続けている。

    「悪くはなかったです」と角田裕毅は語った。

    「もちろんトップ5やトップ3という順位ではないので、やるべきことはまだたくさんありますが、全体的にはポジティブな一日だったと思います」

    「明日に向けてしっかりまとめる必要がありますが、自分たちの限界は分かっているので、そこは良かったです。今日は初めてロングランを走れたことで、いくつか課題も見えてきましたし、それはおそらくショートランよりも少し大きな問題かもしれません」

    「明日はロングランとショートランの内容をうまく組み合わせて、しっかり仕上げていきたいと思います」

    また、今週末にマクラーレンに対して何か打つ手があるかと問われると、角田裕毅はこう答えた。

    「FP2ではいつも通りの展開で、結構接近していたと思いますが、予選やレースになるとマクラーレンは一段階上のレベルにステップアップしてくる印象があります」

    「自分たちとしては、自分たちのやるべきことに集中して改善を進めていきます。少なくとも僕自身は、自分のパフォーマンスに集中して、引き続き成長できるようにしたいと思っています」

  • フェルスタッペン「今季F1でレッドブルがマクラーレンに迫るのは非現実的」

    フェルスタッペン「今季F1でレッドブルがマクラーレンに迫るのは非現実的」

    マックス・フェルスタッペンは、2025年型F1マシンに数々のアップグレードが施されたとしても、レッドブル・レーシングがマクラーレンに対して決勝ペースの差を短期間で埋めるのは「非現実的」だと語った。

    フェルスタッペンは直近のF1マイアミGPでポールポジションを獲得したものの、決勝ではマクラーレンの優勝者オスカー・ピアストリに約40秒差をつけられて敗れた。レースではウォーキングを拠点とするマクラーレンの優れた決勝ペースが際立ち、フェルスタッペンは後退を余儀なくされた。

    マイアミではフェルスタッペンのRB25に新しいフロアが導入され、ヨーロッパ初戦となるF1エミリア・ロマーニャGPでは角田裕毅のマシンにもこの最新仕様が搭載される予定だ。両ドライバーにはさらなるアップグレードも提供される見通しとなっている。

    この最新仕様のRB21にどれほどの性能向上を期待しているか尋ねられたフェルスタッペンは、次のように答えた。

    「少しだけだね。でもこれまでのレースでもすでにいくつかのアップグレードが入っていたし、今回もまた小さなステップアップだ。マシンのパフォーマンスが少しでも改善されればいいけど、もちろんマクラーレンとの差が急に縮まるなんてことは期待していない」

    また、チームのアドバイザーであるヘルムート・マルコが「憂鬱だった」と評したマイアミでのレースについて、フェルスタッペンはこう振り返った。

    「決勝のペースはマクラーレンを除くすべてのチームにとって憂鬱だった。他の誰もあのレベルに届いていなかった。それが今のところ最も大きな懸念材料だね」

    さらに2週間後のF1スペインGP(バルセロナ)では追加のアップグレードが投入される見込みで、同時にFIAによるフロントウイングのフレックス規制を強化する技術指令も施行される。

    この新たな規制は、空力の柔軟性を利用した“グレーゾーンの工夫”を制限する狙いがあり、マクラーレンがその最前線にいるとみられている。ただし、オートスポーツおよびモータースポーツ・コムによると、今回のより厳しい負荷試験によって、これまでこの現象を利用していなかったチームも含め、ほぼすべてのチームがより堅牢な新仕様の導入を迫られているという。

    とはいえ、マクラーレンの勢いに変化があるか注目される中で、フェルスタッペンはこの技術指令が劇的な影響を与えるとは考えていない。

    「もちろん、(マイアミであった)コンマ8秒の差を一気に埋められるようなものではないよ」と彼は述べた。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル F1

    現在もっとも懸念されているのは、マクラーレンが高デグラデーションのレースでいかにリアタイヤを労われているのか、その理由をレッドブルを含むライバル勢がまだ解明できていない点だ。

    レッドブルがタイヤマネジメント面でマクラーレンにどれほど近づけるか尋ねられると、フェルスタッペンはこう答えた。

    「それを解明しない限りは、どれくらい近づけるかは分からないし、いつ解明できるかも分からない。時間がかかると思う」

    「あとはサーキットにもよる部分がある。マクラーレンのマシンは、熱によるデグラデーションが多めのサーキットでは特にうまく機能しているのかもしれない」

    「いつもあれほどのアドバンテージがあるとは限らないとは思うよ。けど、(ピレリが今回イモラに持ち込む)一番柔らかいタイヤは、僕たちにはあまり助けにならないと思う。どうなるか見てみよう」

  • マックス・フェルスタッペン F1エミリア・ロマーニャGP展望「予選がカギになる」

    マックス・フェルスタッペン F1エミリア・ロマーニャGP展望「予選がカギになる」

    マックス・フェルスタッペンが、2025年F1 エミリア・ロマーニャGPに向けて意気込みを語った。

    レッドブル・レーシングにとって通算400戦目の節目となる今大会で、フェルスタッペンは「予選がカギになる」とし、伝統あるイモラ・サーキットでの勝利に向けて準備を整えている。

    「3連戦に入る前に1週末休めたのは良かった。今週はチームと一緒にファクトリーに戻ってシミュレーター作業をしてきたけど、それもとても有意義だった。チームは本当にハードに取り組んでくれているし、最初から全力でいく必要があると思っている。

    「イモラはすごくクラシカルで象徴的なサーキットで、とてもテクニカルなんだ。ここで走るのはいつも楽しいよ。ただ、オーバーテイクは難しいから予選がカギになるね」

    「そして今週末はチームにとって400戦目のグランプリになる。これまで多くのことを誇りに思えるし、本当にたくさんの記録を打ち立ててきた。だからこそ、チームが築いてきたものを振り返るのは素晴らしいことだし、もちろんこれからもさらなる成功を目指してプッシュし続けていくよ」

    マックス・フェルスタッペン F1 エミリア・ロマーニャGP レッドブル・レーシング

  • F1王者フェルスタッペンが告白 極秘テストと偽名「フランツ・ヘルマン」の真相

    F1王者フェルスタッペンが告白 極秘テストと偽名「フランツ・ヘルマン」の真相

    マックス・フェルスタッペンが、「フランツ・ヘルマン」という偽名でノルドシュライフェのレコードラップに挑んだ理由を明かした。

    エミリア・ロマーニャGPのわずか1週間前、フェルスタッペンはフェラーリ296 GT3を駆ってニュルブルクリンクでテスト走行を実施。その際、周囲の注目を避けるため、車には「フランツ・ヘルマン」という偽名が記されていた。

    レッドブルF1のエースであるフェルスタッペンは、以前からNLS(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)でのテストやセッティング走行を経験しており、この伝統のサーキットに強い情熱を抱いていることは周知の事実だ。

    フェルスタッペンは先週金曜にエミール・フライ・レーシングのテストに参加し、非公式ながら7分47秒という驚異的なラップタイムを記録したとされている。

    「フランツ・ヘルマン」の由来
    この走行自体も注目に値するが、それ以上にモータースポーツ界を賑わせたのは「フランツ・ヘルマン」という偽名の由来だった。

    エミリア・ロマーニャGPを控えた記者会見で、その名前の発想源について問われたフェルスタッペンは、以下のように答えた。

    「偽名が必要だって言われたから、できるだけドイツっぽい名前にしようって思ったんだ」

    なぜ偽名を使う必要があったのかを尋ねられると、彼はこう説明した。

    「その方がエントリーリストに名前が載らないからさ。もし自分の名前が出てたら、朝8時には人が押しかけてくることになるだろ?」

    「もちろん、現地に行けばバレるのは分かってた。でも少なくとも、朝8時とか9時くらいは静かに準備できる」

    ニュル24時間参戦も視野
    将来的なニュルブルクリンク24時間レースへの参戦について尋ねられたフェルスタッペンは、次のように語った。

    「そうだね、将来的には出てみたいと思っている」

    「だから今こうやって色々と経験を積んでいる。少しでも準備しておけば、いざ出る時に慌てずに済むからね」

    フェルスタッペンはまた、「ノルドシュライフェを走っていて、ただ純粋に楽しんでいただけ」と述べ、「このサーキットを学ぶことが目的だった」と強調した。

    マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング エミリア・ロマーニャGP

    記録よりも“楽しさ”が優先
    この日、フェルスタッペンが記録したとされる7分47秒というタイムは、公式のラップレコード(7分49秒5)を約2秒も上回る。

    だが本人は「記録を狙ったわけではない」と強調する。

    「自分にとっては、ラップレコードを破ろうとか、そういうことじゃなかった。ただ楽しみながら、チームと一緒にサーキットを学んでいたんだ。エミール・フライにとっても初めての経験だったからね」

    「彼らの夢もまた、24時間レースに出ること。だから一緒にスピードを上げて、楽しく走っていた」

    「天気にも恵まれたし、晴れていて最高のコンディションだった」

    フェルスタッペンは現在、耐久レース出場に向けたライセンス取得について、関係機関と話し合いを進めていると明かした。

    ラッセルもノルドシュライフェに関心
    フェルスタッペンの偽名使用については、他のF1ドライバーたちからも笑いが起きた一方、ジョージ・ラッセルは彼の行動を羨ましがった。

    ラッセルは、F1以外のレース活動にも強い興味を示しており、この件についてメルセデスF1のチーム代表トト・ヴォルフとも何度も話し合っているという。

    「実のところ、何度も話してるよ。スケジュールを調整してでも、もっと運転の機会を増やしたいんだ」

    「冬の間はiRacingでノルドシュライフェをよく走っていたし、ああいう活動にももっと関わりたいと思ってる」

    「でも、F1ってスポンサー関連の仕事も多いし、移動もシミュレーターもチームとのミーティングもあるから、なかなか時間が取れないんだ」

    「自家用ジェットがあれば移動も早いけどね。まあ、いつか絶対にやってみたいと思ってる」

  • マックス・フェルスタッペンの影響力「F1チームを進化させる」スメドレーが明言

    マックス・フェルスタッペンの影響力「F1チームを進化させる」スメドレーが明言

    マックス・フェルスタッペンは新たなF1チームに混乱をもたらすことはなく、むしろスタッフの士気を高めて新たな高みへと導くだろう。そう語るのは、元フェラーリおよびウィリアムズのレースエンジニアであるロブ・スメドレーだ。

    今季序盤に苦戦が続くレッドブルF1では、フェルスタッペンの去就を巡る憶測が続いている。契約に盛り込まれた解除条項を行使して、他チームへ移籍するのではないかという声も上がっている。

    4度のワールドチャンピオンであり、史上最高のドライバーの1人とも称されるフェルスタッペンは、F1において比類なき魅力を持つ存在だ。

    しかし一方で、彼の性格がチーム内の調和を乱す可能性があるのではないかと懸念する声も、パドック内には存在する。

    最近では、元同僚でもあるウィリアムズF1のチーム代表ジェームス・ボウルズが、フェルスタッペンの起用に慎重な姿勢を示した。メルセデスに対して「チーム内の安定した環境と文化を守るべき」と助言し、「フェルスタッペンを迎えるのは正しい選択ではないかもしれない」と述べた。

    しかしロブ・スメドレーは、その見方に異を唱える。27歳のフェルスタッペンが持つスピードと、成功を求める貪欲な姿勢を高く評価している。

    「私なら彼を迎える。あの才能、あの根性、そしてあの覚悟は何物にも代えがたい」と、スメドレーはF1 Nationのポッドキャストで語った。

    「彼が関心を持つのはただ1つ、レースに勝つことだ。F1の周辺で騒がれるようなくだらないことには、まったく興味がない」

    「そんなモチベーションの高い、集中力に満ちた才能をチームに加えられるなら、たとえそれがエンジニアであれ、商業部門であれ、あるいはドライバーとしてであれ、100パーセント欲しいと思うのが当然だ」

    マックス・フェルスタッペン F1

    「F1というのは、才能を活かし、それをいかに連携させるかがすべてだ。マックス・フェルスタッペンのような才能がいれば、チームは毎日100パーセントどころか101パーセントの力を出すようになる。手を抜く日なんて1日もない。“今日はちょっと軽くやろう”なんて日も存在しない。チームの全員が365日、常に全力を尽くさなければならない」

    「そんな人材がチームにいれば、組織全体が次のレベルへと押し上げられるんだ」

    スメドレーのこの発言は、彼が最近「メルセデスは2026年に向けてジョージ・ラッセルと新契約を結ぶべきだ。ただし、フェルスタッペンが市場に出るようなことがあれば話は別だ」と語った流れを受けたものである。

    現在のF1界では、フェルスタッペンがもしレッドブルF1との契約を途中で終える決断をすれば、移籍先としてメルセデスF1やアストンマーティンF1が有力視されている。

  • マックス・フェルスタッペン F1王者がGT3でニュル非公式ラップレコード

    マックス・フェルスタッペン F1王者がGT3でニュル非公式ラップレコード

    マックス・フェルスタッペンが先週、フェラーリのGT3カーでニュルブルクリンクをテスト走行した際、「ラップレコード」を記録したと、レーシングドライバーでYouTuberのミーシャ・シャルーディンが伝えている。

    「緑の地獄(グリーンヘル)」の愛称で知られるこのドイツのサーキットでの1日を振り返る動画の中で、シャルーディンはレッドブルのドライバーによる走行に言及。

    「フランツ・ヘルマンが“帰還”した。非公式ながらトラックレコードを叩き出してね」と語り、フェルスタッペンが使用した偽名を使って表現した。

    また、フェルスタッペンが自身のInstagramに投稿した内容についてもこうコメントしている。「ブロ(彼)がやって来る。満タンとトラフィックの中でラップレコードを出す。説明を拒否して、帰る」。

    公式なタイムは公開されておらず、フェルスタッペンが本当にGT3カーでのラップレコードを記録したのか、あるいはそれに迫ったのかは依然として不明である。

    また別のドライバーであるカルビン・デ・フロートは、27歳のフェルスタッペンにサーキット上でオーバーテイクされた体験をすることになり、その様子をヘルメットカメラの映像で証明している。

    デ・フロートはInstagramにその動画を投稿し、同郷のフェルスタッペンにちなんで、マクラーレンのランド・ノリスをからかうようなキャプションを添えていた。

  • マックス・フェルスタッペンがF1を去る?2026年サバティカル説が浮上

    マックス・フェルスタッペンがF1を去る?2026年サバティカル説が浮上

    レッドブルのコンサルタントによると、マックス・フェルスタッペンが2025年末でF1から退く可能性があるという。

    第1子となる娘リリーの誕生後、マイアミGPに出走したフェルスタッペンは、直後にドイツのニュルブルクリンクへ向かった。舞台となったのは、伝説的かつ過酷な「ノルドシュライフェ(北コース)」だ。

    フェルスタッペンは、レーシングライセンスをまだ取得していないにもかかわらず、Emil Frey Racingが準備したFerrari 296 GT3に乗り、Verstappen.com Racingのロゴを掲げた車でニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の公式テストに参加した。

    この走行は非公開で進められ、彼の名前は「フランツ・ヘルマン」という偽名で登録されていたが、すぐに彼がステアリングを握っていることが明るみに出た。

    専門メディアによれば、フェルスタッペンは将来的にニュルブルクリンク24時間レースなどに出場するため、必須となる「DMSBノルドシュライフェ・パーミット」の取得を目指しているという。元アルファタウリF1チーム代表であり、現在もレッドブルのF1活動に関わるコンサルタントを務めるフランツ・トストは、同車での最近のテストでフェルスタッペンが「他のドライバーよりもいきなり2秒速かった」と語っている。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル F1マックス・フェルスタッペンは“フランツ・ヘルマン”の偽名ででニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の公式テストに参加してFerrari 296 GT3を走らせた。

    フランツ・トストは、「フェルスタッペンが2026年にメルセデスやアストンマーティンへ移籍するのでは」という憶測に対し、むしろF1を一時離れる可能性があると新たな見解を示した。

    「私は、マックスが1年間F1から離れ、2026年の新シャシーと新エンジンレギュレーションが技術的にどう実装されるかを冷静に見極める可能性があると思っている。そして2027年に復帰するかもしれない」と、トストはドイツの『Sport1』に語った。

    さらにトストはこう続けた。

    「一つ確かなのは、どのチームもマックスを欲しがっているということだ。第一に、彼はどのチームでもパフォーマンスを大きく引き上げる存在だから。第二に、ライバルチームに彼を渡さないためでもある」

    しかし、フェルスタッペン本人は、このような憶測や「パフォーマンス条項」によるレッドブル離脱の噂を否定している。

    「僕には2028年まで契約があるし、それ以降はどんなプロジェクトが出てくるか、その内容がどれだけ面白いかによって考える」とオランダ人チャンピオンは語った。

    ただし、自身の将来については非常にリラックスした姿勢を見せている。

    「初めてタイトルを獲ったときから、『これからは全部ボーナスだ』と思っているし、今でもその考えは変わらない。楽しめる限りは続けるつもりだ」

  • マックス・フェルスタッペン 新型F1フロアの評価保留「マイアミは奇妙すぎる」

    マックス・フェルスタッペン 新型F1フロアの評価保留「マイアミは奇妙すぎる」

    マックス・フェルスタッペンは、RB21に投入された新型F1フロアの性能について、いまだに評価を下せずにいる。その理由として、F1マイアミGPの舞台となった「奇妙な」マイアミ・インターナショナル・オートドロームの特異性を挙げている。

    レッドブルF1のエースであるフェルスタッペンは、マイアミGPでポールポジションを獲得したものの、決勝ではマクラーレン勢のオスカー・ピアストリとランド・ノリスに先行を許し、さらにジョージ・ラッセル(メルセデス)にも抜かれて4位でレースを終えた。

    レッドブル・レーシングはフロリダで、新型フロアにさらなる改良を加えて投入した。目的はパフォーマンス向上、あるいは少なくともアップグレードの効果を正確に把握することにあった。

    しかしフェルスタッペンによれば、どちらの目標も果たされなかったという。

    「少なくともネガティブな印象はない」と、マイアミでポールを獲得した後にオランダメディア(RacingNews365など)に語った27歳のフェルスタッペンはこう続けた。

    「でも、このサーキットでは何をどう評価していいか本当に分からない。すべてがすごく奇妙な感じだし、コーナーの形状もおかしい。たぶんイモラに行って初めて、今回のアップグレードがどうだったのか分かると思う」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル F1

    レッドブルのタイヤ問題、依然として“核心的課題”
    今シーズン、マクラーレンとレッドブル、さらにはメルセデスやフェラーリといった他チームとの大きな違いとして浮かび上がっているのが、タイヤマネジメントの差だ。特にレッドブルF1は、過度なオーバーヒートを抑えられず、タイヤの摩耗管理に苦しんでいる。

    この課題はパドック内でも注目されており、レッドブルはマクラーレンの冷却技術の秘密を探る動きも見せている。一方で、クリスチャン・ホーナー率いるチームにとっては、シーズン全体を左右する深刻な問題として立ちはだかっている。

    フェルスタッペンが開幕戦バーレーンで週末を通じて苦戦したのも、タイヤに大きな負荷がかかるコース特性が要因だった。そして同様の問題は、他のサーキットでも一貫して発生している。

    「もちろん全力で解決に取り組んでいるけど、すべてを理解するには時間がかかる」と、通算64勝を誇るフェルスタッペンは語る。

  • 角田裕毅 レッドブルF1加入で浮き彫りになった「マックス要因」

    角田裕毅 レッドブルF1加入で浮き彫りになった「マックス要因」

    角田裕毅は2025年、念願のレッドブル・レーシング昇格を果たし、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして開幕から6戦に出走してきた。しかし、その成績は厳しく、獲得ポイントはわずか9。一方でフェルスタッペンは、同じマシンを駆って99ポイントを積み上げている。

    この極端な差に注目したのが、元F1チーム代表のオトマー・サフナウアーだ。彼はこの現象を「マックス要因(Max factor)」と呼び、こう語っている。

    「角田は非常に有能なドライバーだ。だが、ポールポジションを取るフェルスタッペンに対し、角田は10番手、0.7秒の差がある。同じマシンに乗っているのに、これだけ差が出るのは“マックス要因”としか言いようがない」

    サフナウアーはまた、現在グリッド最強とされるマクラーレンを引き合いに出して比較する。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、常に予選で僅差の戦いを繰り広げており、両者の実力が極めて拮抗していることが明らかだ。

    角田裕毅 レッドブル F1マイアミGPでRB21を駆る角田裕毅 フェルスタッペンとの比較が注目された。

    マクラーレンの強さに見る「総合力」
    マクラーレンは予選での接戦だけでなく、決勝レースでの安定したペースによって、今季すでに5勝を挙げている。サフナウアーはその強さの理由を「ロングランペース」と「タイヤマネジメント」にあると分析している。

    「マクラーレンが本当に強いのは、一発の速さよりもレース全体のペースにある。これはクルマの設計、セットアップ、そしてタイヤの扱い方など、細部にわたる総合力の成果だ」

    自身がフォース・インディアやアルピーヌを率いていた当時の経験を振り返り、サフナウアーは「最良のタイヤエンジニアを集め、クルマの開発でもタイヤへの影響を常に重視していた」と述懐する。

    “マックス要因”は、フェルスタッペンの並外れた才能を象徴する言葉であると同時に、チーム内の構造的な偏りを示している可能性もある。

    角田裕毅のような力量あるドライバーが、これほどまでに差をつけられる状況は、果たして個人の問題なのか。それとも、マシンやチームの運用がフェルスタッペンに最適化されすぎているのか。

    角田裕毅がチームに加わったことで、その「差」はより鮮明に可視化された。“マックス要因”という言葉は、称賛であると同時に、F1界に投げかけられた疑問でもある。

  • フェルスタッペンは1%の油断も逃さない マクラーレンF1にシュタイナーが警告

    フェルスタッペンは1%の油断も逃さない マクラーレンF1にシュタイナーが警告

    元ハースF1チーム代表のギュンター・シュタイナーは、マクラーレンF1のランド・ノリスとオスカー・ピアストリに対し、「1%の油断」でもあればマックス・フェルスタッペンに予選で先行されると警鐘を鳴らした。

    今季のマクラーレンは、現在のグリッドで最も完成度の高いマシンを擁しており、これまでに行われた6戦中5勝を挙げている。そのうち4勝はチャンピオンシップリーダーであるピアストリ、残る1勝はノリスが記録した。一方、フェルスタッペンも日本GPでマクラーレン勢を下し、今季唯一の勝利を挙げている。

    この日本GPでは、フェルスタッペンがポールポジションからスタートして優勝。今季3度目のポール獲得となった。

    マクラーレンの決勝でのレースペースは他を寄せ付けないが、予選における1周の速さでは、フェルスタッペンが依然として強力な存在であり続けている。

    シュタイナーは、マクラーレンの両ドライバーが予選で常に全力を出しているとは限らず、フェルスタッペンはそのわずかな“綻び”を見逃さないと指摘する。

    「彼らが対峙しているのは、今のF1で最も完成された存在、マックス・フェルスタッペンだ」と、シュタイナーはF1ポッドキャスト『Red Flags』で語った。

    「マックスには、予選で非凡な一発の速さを発揮する力がある。ノリスもピアストリも優れたドライバーだが、あえて無理をしないという判断を下す局面もある。チームの競争力を信じているからこそ、100%ではなく99%でまとめる場面もあるだろう。」

    「だが、1%でも力を緩めれば、その隙をマックスは見逃さない。彼は確実に前に出てくる。」

    フェルスタッペンがフロントロウに並ぶこと自体が、マクラーレンにとっては重大なリスクとなる。

    「隣にマックスがいる状況で、1コーナーを先頭で抜けられると安易に考えるべきではない。彼は一切の妥協を排し、獰猛なまでの闘志で勝機を掴みにくる。まさに“アニマル”と呼ぶにふさわしい存在だ」と、シュタイナーはその危険性を強調した。