カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • レッドブルF1 マルコ顧問「フェルスタッペンの故意の接触は制裁に値する」

    レッドブルF1 マルコ顧問「フェルスタッペンの故意の接触は制裁に値する」

    レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、スペインGPでのマックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルの“故意とみられる”接触について、「彼に非がある」と認めた。

    この物議を醸した接触について、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは当初謝罪の意思を見せなかったが、翌日にSNSで「正しくなかった」とコメント。レッドブルF1のクリスチャン・ホーナー代表も、27歳のフェルスタッペンがチームに「謝罪した」と明かしていた。

    フェルスタッペンのメンターでもあるマルコは、レッドブル傘下の放送局Servus TVに出演し、あの場面で「ラッセルに譲るために減速した後、突然加速した」と説明。「あれは重大な誤判断だった」と断じた。

    「ラッセルとの間にはすでに確執があった。いくつかの出来事と判断ミスによって、マックスは感情に流されたんだ」

    「一晩寝たことが効いた。あの状態のマックスには、そっとしておくのが一番だ」

    フェルスタッペンが謝罪すべきだったかどうかについて、マルコはこう語った。

    「彼は後になって謝罪した。それはもちろん正しかった」

    FIAはこの接触について、10秒加算ペナルティとスーパーライセンスポイント3点の加算を即座に科し、フェルスタッペンの累積ポイントは次戦出場停止まで残り1点に迫った。

    この制裁についてマルコは「妥当なものだ」としつつも、フェルスタッペンが実際にレースを欠場するリスクは否定した。

    「カナダで粗野な走りをして、次のオーストリアで出られないなんてことにはならない。彼は自分の限界を分かっているレーサーだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル F1

    一部では、フェルスタッペンがハードタイヤを履かされたことにも不満を抱いていたのではとの憶測もあるが、ピレリのモータースポーツディレクター、マリオ・イゾラは「ソフトタイヤは予選とグリッドへ向かう際に使われており、再利用に適さなかった」と、レッドブルの判断を支持した。

    一方でマルコは、そもそもピットインさせたこと自体が間違いだったと認めている。

    「残されていたのはハードタイヤだけだったが、それを履かせたのは間違いだった。代案はピットインしないことだった」

    「マクラーレンには抜かれていただろうが、(シャルル・)ルクレールは抑え込めたはずだ」

    さらにマルコは、現状でレッドブルF1が2025年のタイトル争いでマクラーレンに遅れを取っていることが、より深刻な問題だと語った。

    「今のところ、マックスはチャンピオンになれるマシンを持っていない。彼だけがあのマシンをなんとか扱えている」

    「すべてが完璧にかみ合えば、我々はマクラーレンと同等の速さを出せるが、それは3~4戦に1回程度だ。マクラーレンは常に上位にいる」

    「まだ諦めていないが、難しい戦いになる」

    最後にマルコは、フェルスタッペンが意図的に成績を落とし、契約解除条項を発動しようとしているという一部の憶測についても言及した。

    「ありとあらゆる突飛な説があるが、それはマックスが望んでいることではない。馬鹿げている」

    「もし彼が望んでいれば、もうすでに違うことをやっていただろう」

  • マックス・フェルスタッペン 2025年のGT3レース出場をレッドブルF1が許可

    マックス・フェルスタッペン 2025年のGT3レース出場をレッドブルF1が許可

    F1王者マックス・フェルスタッペンが2025年シーズンに異例の“二刀流”に挑戦する可能性が高まっている。F1と並行して、GT3カーでのレース参戦を目指しているのだ。

    過去には2017年のフェルナンド・アロンソが、マクラーレン時代にモナコGPを欠場してインディ500に挑んだ例があるが、それ以来のF1ドライバーによる別カテゴリーへの本格参戦となる可能性がある。

    フェルスタッペンは先日、FIAにスポーツカーのドライバー分類を申請し、最上位の「プラチナ」クラスに認定されたことを明かした。また、自身の「Verstappen.com Racing」ブランドが冠されたフェラーリGT3マシンで、難関ノルドシュライフェを走行。非公式ながらラップレコードを更新したとも報じられている。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル F1マックス・フェルスタッペンは“フランツ・ヘルマン”の偽名でニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)の公式テストに参加してFerrari 296 GT3を走らせた。

    レッドブルF1のアドバイザー、ヘルムート・マルコはバルセロナで「秋にはカレンダーに空白がある。マックスはもうそれを見ているだろう」とORFに語り、GT参戦を事実上認めた。

    「マックスを笑顔にしたければ、GTの話をすればいい」と語ったマルコは、かつては冬のスキーすら禁止していたが、今回はその姿勢を緩めたようだ。

    「GTカーは比較的遅いクルマだ」としながらも、「ただ心配なのは、彼が実際にレースに出れば、みんなが“自分の腕を見せてやろう”として、マックスにとっては難しい展開になるかもしれないことだ」と警戒もにじませた。

    現時点では具体的なレースや日程は明かされていないが、フェルスタッペンのGT3参戦は、F1ファンのみならずモータースポーツ全体にとって注目の話題となりそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1にジョージ・ラッセルとの接触を謝罪

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1にジョージ・ラッセルとの接触を謝罪

    レッドブルF1チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、スペインGP後のデブリーフィングの場でマックス・フェルスタッペンがジョージ・ラッセルとの接触について謝罪したことを明かした。

    フェルスタッペンは、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われたレースの終盤に起きた奇妙な接触事故により、10秒のタイムペナルティに加えてペナルティポイント3点を科された。この接触は、彼が故意にメルセデスのラッセルに衝突したように見えた場面だった。

    レース終盤、フェルスタッペンは3番手を走行していたが、セーフティカー導入を受けてピットインし、レッドブルに残っていた唯一の新品タイヤであるハードタイヤに交換。しかしリスタート後、シャルル・ルクレールにあっさり抜かれてしまった。

    その後、ターン1でラッセルがオーバーテイクを試みるもフェルスタッペンはポジションを守り続けた。しかし無線でジャンピエロ・ランビアーゼからポジションを譲るよう指示されると、一度は抗議したものの、結局それに従うように見せかけた直後、ラッセルとの接触が発生した。

    フェルスタッペンは月曜日、SNS上で「起こるべきではなかった」と投稿したが、正式な謝罪声明は出していない。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル F1

    しかしホーナーによれば、フェルスタッペンはレース直後のデブリーフィングで、自らの非を認めたという。

    ホーナーは自身のInstagramにこう投稿している。

    「スペインで3連戦が締めくくられた。バルセロナを後にする今、我々はもっと多くを得られなかったことにフラストレーションを感じている。チームとしては3ストップ戦略で攻めたが、これはより良い戦略だった。セーフティカーさえなければ、ランド(・ノリス)にあそこまで迫ることもできなかっただろう」

    「セーフティカーは、我々の戦略にとって最悪のタイミングで出た。古いタイヤで走り続けるか、新品のハードタイヤに賭けるかの二択だった。後からなら何とでも言えるが、その時点で得られていた情報を基にベストな決断を下したつもりだ。結果的には悔しいものになった。マックスにとってはイージーな表彰台と良いチャンピオンシップポイントになるはずだったからだ」

    「マックスはデブリーフィングで、ラッセルとの接触について謝罪した」

    「セーフティカーは角田裕毅のレースにも影響を与えた。あのままならポイント圏内、少なくともそのすぐ近くにいたはずだ。レース展開を見れば明らかだ」

    「だが、それがレースだ。一瞬で流れは変わる。だからこそ我々はこのスポーツに魅了され、夢中になるのだ。厳しい週末だったが、ここから数週間の間にクルマのセットアップ改善に取り組み、モントリオールで巻き返すつもりだ」

  • F1スペインGP:ホーナーが語るハードタイヤの誤算とフェルスタッペンの失速

    F1スペインGP:ホーナーが語るハードタイヤの誤算とフェルスタッペンの失速

    レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーが、マックス・フェルスタッペンのスペイングランプリ終盤のピットストップについて、戦略面の狙いと結果的な失敗の背景を詳細に語った。

    レース序盤、フェルスタッペンはランド・ノリスの出遅れを突いてマクラーレン勢の間に割って入り2番手を走行。しかし12周目にはノリスに抜かれ、ポジションを失う。

    レッドブルはこの段階でピットインを決断し、マクラーレンが即座に反応しなかったことでアンダーカットに成功。フェルスタッペンは首位に浮上する。

    その後30周目に2度目のピットストップを行ったことで、マクラーレン勢より1回多い3ストップ戦略をとることが事実上決定づけられた。

    フェルスタッペンは48周目のピットアウト後にノリスのDRS圏内に迫ったものの、ペースを維持することができなかった。

    ホーナーはこの戦略について、次のように説明している。

    「レース展開を見たうえで、私たちは3ストップに切り替えることを早めに決断した。マクラーレンと純粋な力比べをしてもタイヤの面でもスピードの面でも勝ち目がないと分かっていたからだ」

    「たしか12周目に1回目のストップ、そして28~29周目に2回目のストップを行ったと思う。その時点でマクラーレンは2ストップにコミットしていた」

    「彼らは私たちに対してリアクションを取らず、私たちは3ストップに突き進んだ。その時点では、そのほうが速い戦略だったと思う」

    「ただし問題は、我々のタイヤの持ちが十分ではなかったこと、そしてマクラーレンのミドルスティントが特に強力だったことだ」

    「唯一可能性があったのは、最後のスティントでマックスがソフトタイヤでアンダーカットを仕掛けることだったが、マクラーレンはノリスとピアストリの両方でそれに対応してきた」

    スペイングランプリ F1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    レース終盤、フェルスタッペンを襲った戦略的苦境
    11周を残したところで導入されたセーフティカーが、レッドブルの戦略を大きく狂わせた。

    3ストップを選択していたことで、フェルスタッペンに残されたのは新品のハードタイヤしかなく、リスタート後に大きな不利を被ることになった。この結果、彼はジョージ・ラッセルとの接触を招き、10秒ペナルティを科されることになった。

    ホーナーはこのタイヤ選択について、次のように説明する。

    「54周目にセーフティカーが出たのは、戦略的には最悪のタイミングだった」

    「我々は選択を迫られた。すでに8周使ったソフトタイヤでそのまま行くのか、それとも残っている唯一の新品ハードに交換するのか」

    「その時点で、再開後には10周程度のレースが残ると見込んでいた。酷使されたソフトでは再スタートであっという間に抜かれてしまうだろうと考えた」

    「そこで、我々が持っていた唯一の新品ハードを選んだ。それがベストな選択だと判断した」

    「それまでの展開はすべて順調だった。ピットストップも良かったし、戦略も間違っていなかった」

    「しかし、あのタイミングでセーフティカーが出てしまった。周囲が新品タイヤを入れるのは明らかだったし、私たちだけが使い古しのソフトで残るのは避けたかった」

    「残っていたのは、新品のハード。しかもそれがどの程度の性能か、明確なデータはなかった」

    「今思えば…」と語るも、当時は最善判断と主張
    「今振り返ってみれば、彼をピットに入れずにそのまま残すべきだったかもしれない」

    「そうすればマクラーレンの2台には抜かれただろう。でもルクレールにも抜かれたかどうかは分からない。それはすべて仮定の話だ」

    「その時点で手元にある情報をもとに、我々は判断した」

    「3ストップ戦略を選んだ時点で、終盤にセーフティカーが出たらリスクがあることは分かっていた。その通りの展開になった」

    「新品のハードか、8周使ったソフトか。酷使されたソフトで残るのが正解だったのかは今となっては分からない。残れば3位だったか4位だったか…それも分からない」

    「我々にできるのは、持っている情報でベストを尽くすことだけだ」

  • マックス・フェルスタッペン F1スペインGP接触を反省「正しくなかった」

    マックス・フェルスタッペン F1スペインGP接触を反省「正しくなかった」

    マックス・フェルスタッペンは、F1スペインGP終盤に起きたメルセデスのジョージ・ラッセルとの接触について、「正しくなかったし、起きるべきではなかった」と認めた。レース後にInstagramで心境を語り、フラストレーションによる判断ミスだったことを明かしている。

    この接触により、フェルスタッペンは10秒のタイムペナルティとペナルティポイント3点を科され、累積11点に。出場停止となる12点まであと1点に迫り、レッドブルF1にとっても深刻な局面を迎えている。

    フェルスタッペンのレースは、61周目のセーフティカー明けのリスタートでシャルル・ルクレールに抜かれたことで流れが崩れた。レッドブルは3ストップ戦略を採用しており、終盤はハードタイヤで走行していたが、周囲はソフトタイヤという不利な状況だった。ターン1ではラッセルがインから強引に仕掛け、フェルスタッペンはエスケープロードに逃れてポジションをキープした。

    フェルスタッペンはこの接触について当初「自分が前にいた」と主張し、ポジションを返すよう指示したチームに反発。無線では次のようなやり取りがあった。

    ジャンピエロ・ランビアーゼ(レースエンジニア): 「マックス、ラッセルを前に行かせてくれ」

    フェルスタッペン: 「いや、俺のほうが前にいたぞ。何だよこれ」

    ランビアーゼ: 「私の助言としては、彼を行かせたほうがいい」

    フェルスタッペン: 「俺が前にいたんだ。あいつが俺をコース外に押し出しただけだろ」

    ランビアーゼ: 「でもそれがルールだ。そういうルールで戦わなきゃならない。残念だが、ルールはルールだ」

    その後、フェルスタッペンはターン5手前で減速し、ラッセルにポジションを譲るように見せかけたが、ラッセルが完全に前に出る前に再加速。左リアに接触する形となり、再び順位を取り戻そうとした。

    この行為には多くの批判が集まり、ラッセル自身も「非常に意図的だった」と語っている。

    「シムレースやiRacingでは何度も見たことがあるが、F1の実戦で見るのは初めてだ。僕たちは命を懸けて走っている。F1マシンの安全性に甘えるべきではない」

    「意図的だと判断されるなら、スチュワードは厳しく対処すべきだと思う」

    さらに、元F1王者のニコ・ロズベルグは、フェルスタッペンには失格(ブラックフラッグ)処分が相応しかったと主張。

    「非常に意図的な報復に見えた。相手がぶつけてきたと感じて、わざとぶつけ返す。そんなのは全く受け入れられない行為で、本来ならブラックフラッグだ。相手を待って、わざとぶつけるような行為は、即失格に値する」

    これらの批判を受け、フェルスタッペンはレース翌日にInstagramで次のように投稿している。

    「バルセロナでは戦略もレース内容もエキサイティングだった。セーフティカーが出るまではね」

    「終盤のタイヤ選択と、セーフティカー後のいくつかの出来事が、僕のフラストレーションを増幅させてしまい、結果として正しくない、起きるべきではない行動につながってしまった」

    「僕は常にチームのために全力を尽くしているし、感情的になることもある。勝つときも負けるときも、チームとして一緒にある。モントリオールでまた会おう」

    マックス・フェルスタッペン スペインGP F1 レッドブル・レーシングフェルスタッペンは、レース出場停止処分を回避するために、カナダとオーストリアでの2戦ではクリーンなレースを展開する必要がある。

    一方、レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーはフェルスタッペンを擁護した。

    「まず彼はルクレールにストレートで接触され、さらにターン1でジョージにダイブボムを喰らった。今のレギュレーションでは、前輪の位置がすべてなんだ」

    「ドライバーたちはそのルールを理解していて、それを前提に走っている。ただ問題は、あの瞬間ジョージは本当に制御下にあったのか? コーナーを曲がれたのか? ということだ」

    「今シーズン、似たようなケースではペナルティが出たり、出なかったり、スチュワードの裁量次第になっている。だからこそ、今回は『仕方ない、ポジションを譲ろう』と判断した」

    ホーナーはまた、フェルスタッペンのポイント状況について「絶対に何も保証はできない。あと数戦は“クリーン”に走るしかない」と述べている。

    なお、フェルスタッペンに科されている11点のうち、最初に失効するのは6月30日(2024年オーストリアGPでのノリスとの接触による2点)。それまではカナダとオーストリアの2戦を無違反で乗り切る必要がある。

    万が一出場停止となった場合、レッドブルはリザーブドライバーのリアム・ローソンやアイザック・ハジャー、あるいは岩佐歩夢やアーヴィッド・リンドブラッドといった育成ドライバーの起用を迫られる可能性もある。

  • レッドブルF1 ロズベルグのフェルスタッペン失格論に皮肉「視聴率狙い」

    レッドブルF1 ロズベルグのフェルスタッペン失格論に皮肉「視聴率狙い」

    レッドブルF1のチーム代表クリスチャン・ホーナーは、2025年F1スペインGPでのマックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルの接触をめぐり、「フェルスタッペンは失格にすべき」と強く主張した元F1世界王者ニコ・ロズベルグの発言に対し、「視聴率狙いの煽りだ」と皮肉を込めて反論した。

    問題の接触は、終盤にセーフティカーが解除された直後のターン1とターン5で起きた。フェルスタッペンはターン1でラッセルのアタックによりコース外に膨らんだが、そのままポジションを維持。レッドブルはこの動きを不当と判断し、無線でフェルスタッペンに順位を譲るよう指示を出した。

    一度はターン5で減速して譲ったように見えたが、直後にイン側から再び仕掛けて接触。これにより10秒ペナルティが科され、フェルスタッペンは5位から10位に降格された。

    この動きに対し、Sky Sports F1の実況中にロズベルグは激しい口調でこう語った。

    「彼にはブラックフラッグを出すべきだ。あれはただポイントを証明するためだけに、意図的にラッセルにぶつけたように見えた」
    「ひどい。非常に悪い。あれは本当にまずかった」

    これに対しホーナーは、モータースポーツ・ウィークを含むメディアに対し次のように皮肉を交えて反論した。

    「ニコはいつもセンセーショナルなコメントをするからね。それだけさ」

    ホーナーのこの「センセーショナルなコメント」という表現は、注目を集めるために過激で大げさな発言をする「センセーショナリズム(sensationalism)」を指しており、彼はロズベルグの発言を“視聴率狙いで煽っている”ものだと見ている。

    フェルスタッペン自身も、ロズベルグの主張について問われると「それが彼の意見なら、それでいい。誰だって意見は持てる」と淡々と語った。

    ただし、今回の接触によるペナルティでフェルスタッペンのFIAスーパーライセンスのペナルティポイントは11点に達しており、出場停止となる12点まであと1点に迫っている。次戦オーストリアGPとその後のカナダGPでは、より慎重なアプローチが求められる。

  • レッドブルF1 マルコ顧問「フェルスタッペンの接触はフラストレーションの表れ」

    レッドブルF1 マルコ顧問「フェルスタッペンの接触はフラストレーションの表れ」

    レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、マックス・フェルスタッペンがF1スペインGPでシャルル・ルクレールと接触した件についての言及を避けた一方、ジョージ・ラッセルとの衝突については「フラストレーションによるもの」だったと説明した。

    フェルスタッペンは終盤まで表彰台圏内を走行していたが、レース終盤にセーフティカーが導入され、ほとんどのドライバーが新品に近いソフトタイヤへ交換した。

    その中で、フェルスタッペンもピットインしたが、驚くべきことに装着されたのは新品のハードタイヤだった。

    この判断がレッドブルにとって大きな裏目となり、フェルスタッペンはタイヤに熱を入れることができず、グリップを欠いたままリスタートを迎えた。最終コーナーで大きくスライドしたことで、ルクレールがホームストレートで並びかけ、2台は軽く接触した。

    レース後、スチュワードはこの件について審議したものの、処分なしという裁定を下した。ただしマルコは、このフェラーリのドライバーとの接触については「詳細には立ち入りたくない」と語った。

    「我々はチャンスを得るためにリスクを取る必要があると考えていた」とマルコはSky Deutschlandに語った。「それが3ストップ戦略だ。だが不運にも終盤でセーフティカーが入った」

    「我々の手元に残っていたのはハードタイヤだけで、それが間違いなく不適切な選択だった。このタイヤは特にウォームアップ時にひどい性能しか出ない」

    「マックスの回避行動を見ただろう。それがリスクというものだ。うまくいくこともあれば、その逆もある」

    「マックスは明らかに、タイヤのグリップが悪く、コントロールを失いかけていた。そしてルクレールとの状況が発生した。だがこの件についてこれ以上詳しく話すつもりはない」

    マックス・フェルスタッペン スペイングランプリ F1 レッドブル・レーシング

    フェルスタッペンの“フラストレーション”
    他の報道によれば、フェルスタッペンはハードタイヤを装着されたことに激怒していたという。この判断により、セーフティカー明けの61周目のターン1でラッセルに並ばれ、両者は接触。フェルスタッペンはターン2をカットしてそのまま前方に復帰したため、レッドブルはラッセルにポジションを返すよう指示を出した。

    それから3周後、フェルスタッペンはラッセルの側面に接触し、結果として10秒ペナルティとペナルティポイント3点が科された。この件について、マルコは「フラストレーションによるもの」だと説明している。

    「彼は長い時間前を走っていたが、このタイヤ選択のせいで……」とマルコは語った。

    「だが先ほども言ったように、我々には他の選択肢がなかったし、このタイヤがここまでウォームアップに苦しむとは知らなかった。彼には一定のフラストレーションがあったし、それがドライビングスタイルに表れたのだ」

  • レッドブルF1 ホーナー代表「角田裕毅にとってセーフティカーは痛かった」

    レッドブルF1 ホーナー代表「角田裕毅にとってセーフティカーは痛かった」

    レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、2025年F1スペインGPを振り返り、角田裕毅がポイント圏に手が届く位置にいたこと、そしてマックス・フェルスタッペンが本来なら表彰台を狙えたはずの展開だったことを強調した。タイヤ戦略やセーフティカーの影響など、複数の要素がレース終盤に絡み合い、チームにとって非常に厳しい週末になったと語っている。

    2025年F1スペインGPでは、角田裕毅とマックス・フェルスタッペンの両ドライバーがそれぞれ異なる形で勝機を逃した。特に終盤のセーフティカーは両者にとって大きな転機となり、レッドブルF1にとっては結果的に悔しさの残るグランプリとなった。

    「角田にとって、セーフティカーは非常に痛かった。彼のペースとタイヤの使い方を見れば、あのままいけばポイント圏内に入っていた可能性が高かった」とホーナーは述べた。

    角田裕毅はこのレースでピットレーンスタートを強いられたが、ミディアムとハードを効果的に使い分けて着実に順位を上げ、レース終盤にはポイント圏が射程圏に入る走りを見せていた。しかし、55周目に出動したセーフティカーがその流れを断ち切り、冷えたタイヤでのリスタートに苦しむ形となった。

    ホーナーは「彼にとって理想的な週末ではなかったが、今後に向けてセットアップ面での収穫はあったはずだ。モントリオールに向けて、チームと共に改善に取り組んでいく」ともコメントし、今後の巻き返しに期待を寄せた。

    角田裕毅 レッドブル F1

    「本来なら表彰台も狙えた」フェルスタッペンのレースを悔やむ
    一方で、マックス・フェルスタッペンのレースも波乱含みの展開となった。スタート直後にランド・ノリスを抜いて一時はポジションを上げたものの、マクラーレン勢の強力なペースには太刀打ちできず、レッドブルF1は早い段階で3ストップ戦略に切り替えた。

    「我々は早めに3ストップを選択したが、展開としては間違っていなかった。マックスでアンダーカットを狙い、戦略的には優位に立てるはずだった」とホーナーは説明した。

    しかし、終盤のセーフティカーがその流れを断ち切った。マックス・フェルスタッペンはすでにソフトとミディアムを使い切っており、残る唯一の新品タイヤはハードのみ。結果として、他の上位勢がソフトで攻める中、彼だけがグリップ不足のハードで防戦一方となった。

    「古いタイヤでステイアウトするか、新品のハードに履き替えるかという厳しい判断を迫られた。結果論ではあるが、その時点では最善の判断をしたと思っている」とホーナーは振り返る。

    さらにリスタート直後にはシャルル・ルクレールとの接触、そしてターン1でジョージ・ラッセルとの衝突が発生し、審議の結果マックス・フェルスタッペンには10秒のペナルティが科された。これにより、彼は5位フィニッシュから10位に降格。

    「本来なら簡単に表彰台を獲得できたはずのレースだっただけに、非常に悔しい結果になった」とホーナーは語った。

    レッドブルF1にとっては、戦略・タイヤ選択・レースアクシデントが複雑に絡み合った苦い一戦となった。次戦カナダGPに向け、巻き返しが求められる。

  • F1スペインGP フェルスタッペンとラッセルの接触劇に両チーム代表が見解

    F1スペインGP フェルスタッペンとラッセルの接触劇に両チーム代表が見解

    F1スペインGP終盤に発生したマックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルの接触について、レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーとメルセデスF1代表のトト・ヴォルフが、それぞれの見解を明かした。

    キミ・アントネッリのストップによってセーフティカーが導入された後、フェルスタッペンはピットインの際にハードタイヤしか選択できなかったため、ソフトタイヤを履いたライバルたちから激しい攻撃を受けることになった。

    リスタート時、フェルスタッペンは最終コーナーでスライドし、スタート/フィニッシュストレート上でフェラーリのシャルル・ルクレールにホイール同士の接触を交えながら抜かれた。その直後、ラッセルもオーバーテイクを狙った。

    ターン1ではエスケープロードを使ってポジションを守ったフェルスタッペンだったが、その後無線でレースエンジニアから「ラッセルに順位を譲るように」との指示が出され、ターン5で不満を漏らしながらも一時的にその指示に従ったように見えた。

    しかし、その後フェルスタッペンは再び通常のペースに戻り、レースの残り2周でラッセルと接触。ラッセルはレース後のメディア対応で「ぶつけられた」と述べている。

    ホーナーはこう振り返る。

    「リスタートでマックスはスナップ(挙動の乱れ)を起こして、そこにシャルルが並びかけてきた。彼(ルクレール)が左に寄せたように見えた。

    「そこにジョージがターン1でチャンスを狙ってきた。非常にギリギリの状況だった。こういうのは主観的なもので、最近のケースを見ても判断は難しい。FIA、いわば“レフェリー”にガイダンスを求めても、何の返答もなかった」

    「報告はされて審議対象にはなっていたし、明らかにペナルティが科される流れのように見えた。だからこそ、マックスにポジションを戻すよう指示を出した。マックスとしては当然納得がいっていなかった。彼は『スペースがなかった』『ジョージは完全にクルマをコントロールしていなかった』と感じていたからだ」

    「その後エンジニアとのやり取りを経て、ターン5でポジションを譲るという判断に至り、そこでも接触が起きた」

    「マックスとはまだ話せていないが、スチュワードは『接触の原因は彼にある』と判断し、10秒ペナルティとペナルティポイントを科した」

    「非常に悔しい結果だ。あのレースは本来なら楽に表彰台を獲れていたはずだったのに、最終的に獲得できたのは1ポイント(10位)だけだ」

    スペイングランプリ F1 マックス・フェルスタッペン VS ジョージ・ラッセル

    一方、ラッセルが4位でフィニッシュしたメルセデスF1代表のトト・ヴォルフは、レース後の囲み取材で次のように述べた。

    「今初めて聞いたんだけど、マックスには『ラッセルに譲れ』という指示が出ていたらしいね。知らなかった。我々としては、マックスのクルマに問題があったのかと思っていた。ターン4の後、加速が明らかに鈍かったからね」

    「もしあれが“ロードレイジ”(怒りのドライビング)だったとすれば、信じがたい。とはいえ、あれだけ目立つ行動を故意にするとは思えないけど。彼は何を狙っていたのか? ラッセルに譲ってすぐに抜き返す“DRSゲーム”のような意図があったのか? よくわからない」

    「正直、理解できない。でもまだマックスの主張を聞いていないから、断定は避けたい。『あれは怒りからの行動だ』とはまだ言うつもりはない。理由がわかるまではね。とはいえ、あの接触は気分のいいものではなかった」

    さらにフェルスタッペンのレーススタイルについて尋ねられると、ヴォルフはこう続けた。

    「モータースポーツに限らず、あらゆるスポーツで“偉大な者”には共通点がある。“世界が自分に敵対している”と思い込みながらも、極限のパフォーマンスを出せる者たちだ」

    「ただし、時には『敵対しているのは世界じゃない、自分自身が間違えたのだ』と認めることも必要だ。そうした“気づき”があるべきなんだ」

    「マックスにはここ数年、そうした瞬間はなかった。2021年の出来事は別として、今回のような行動がどこから来たのか、正直わからない」

  • レッドブルF1 最終リスタートでフェルスタッペンにハードを履かせた背景

    レッドブルF1 最終リスタートでフェルスタッペンにハードを履かせた背景

    レッドブルはスペインGPで、マックス・フェルスタッペンに3ストップ戦略を採用するという、同チームらしい積極的なアプローチを取った。狙いはマクラーレン勢に真っ向から挑むことだった。

    角田裕毅はピットレーンスタートだったが、チームメイトと同じ3ストップ戦略を追走した。もっとも実際には、彼の方が毎回ピットインのタイミングが早く、結果として常に先に動く形となった。

    レッドブルはスペインGPで、マックス・フェルスタッペンに3ストップ戦略を採用するという、同チームらしい積極的なアプローチを取った。狙いはマクラーレン勢に真っ向から挑むことだった。

    角田裕毅はピットレーンスタートだったが、チームメイトと同じ3ストップ戦略を追走した。もっとも実際には、彼の方が毎回ピットインのタイミングが早く、結果として常に先に動く形となった。

    第1スティントはミディアムタイヤでわずか8周という短さで終え、カルロス・サインツJr.とともにフランコ・コラピントを交わした直後にピットインすることとなった。

    戦略の成功と限界
    レース優勝を飾ったオスカー・ピアストリも、フェルスタッペンの3ストップ戦略が大部分では効果的だったと評価している。40周目時点でフェルスタッペンはマクラーレン勢にかなり迫っており、ランド・ノリスもピアストリに近づかざるを得ない状況に追い込まれていた。

    しかし、マクラーレンが「フェルスタッペンが最終スティントに入る可能性がある最も早い周回」に差しかかると、ピアストリは一気にペースを上げた。レッドブルが47周目にフェルスタッペンをピットインさせたときには、ノリスはすでにフェルスタッペンに対して4.4秒のリードを築いており、1周でのアンダーカットを防ぐには十分だった。ピアストリはさらにそのノリスからも前方に位置していた。

    50周目までには、3人ともピットを終えて元の順位に戻った。ただし、アンダーカットの影響でそれぞれの間隔はやや縮まっていた。

    戦略の弱点を露呈させたセーフティカー
    だがここで、アンドレア・キミ・アントネッリがリタイアし、セーフティカーが出動。この瞬間、レッドブルの戦略の弱点が露わになった。

    古いタイヤで走り続ける選択は、ピットインして新しい、あるいは多少新しいタイヤに履き替えた他車に抜かれるリスクが伴う。前日のF2スプリントレースでも、同様の展開で戦局が大きく変わっていた。

    フェルスタッペンとマクラーレン勢はいずれも、ソフトタイヤ(C3)を計4セット(新品1セット+ユーズド3セット)用意してレースに臨んでいた。フェルスタッペンはそのすべてのソフトタイヤを3スティントで使い切っており、ノリスとピアストリよりも1セット多く使用していた。このため、セーフティカー導入時点でレッドブルには使えるソフトタイヤが残っておらず、残っていたハードタイヤ(C1)を投入するしかなかった。レッドブルは、この戦略がスプリント勝負に不利になることを承知のうえで、タイヤの状態を考慮した決断を下した。

    スペイングランプリ F1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    孤独なハードタイヤへの決断
    レッドブルは、古いソフトタイヤで先頭に立つも再スタートで即座に抜かれるリスクを取るか、それとも唯一残っていた新品ハードタイヤに履き替えるかという、難しい二択に迫られた。ちなみに、このレースでは他の誰一人としてハードタイヤを使用していなかったことからも、ハードタイヤがいかに望ましくない選択肢だったかが分かる。

    フェルスタッペンが最終的に10位まで順位を落としたことからも、この判断は厳しい評価にさらされるだろう。しかしその多くは、彼自身のオン・トラックでの対応にも起因していた。仮に再スタート直後に最後のコーナーでオーバーステアを喫しなければ、少なくともジョージ・ラッセルを抑えて3位、あるいは4位は維持できた可能性があった。

    どちらの選択が「よりマシ」だったかは、古いソフトタイヤでどれだけ彼が持ちこたえられたかにかかっていた。レッドブルが、少なくともハードタイヤで3位を確保できると読んでいたなら、ソフトを履き続けることでそれ以下に沈むリスクを恐れたということだ。

    ホーナーの見解
    チーム代表クリスチャン・ホーナーは次のように語っている。

    「セーフティカーは、我々の戦略にとって最悪のタイミングで出てしまった。古いタイヤでステイアウトしてリスタートで無防備になるか、それとも新品のハードに賭けるかという選択を迫られた」

    「後からなら何とでも言えるが、その時点で持っていた情報に基づいて最善の判断を下したつもりだ」