カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • マックス・フェルスタッペン F1カナダGP「勝てるだけのペースはなかった」

    マックス・フェルスタッペン F1カナダGP「勝てるだけのペースはなかった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2025年F1第10戦カナダGP決勝でポールポジションからスタートしたジョージ・ラッセル(メルセデス)に対して終始プレッシャーをかけるも、最終的には2位でフィニッシュ。

    マシンのデグラデーションとペース不足に苦しみながらも「これが今日できる最大限の結果だった」と前向きな評価を下した。

    レース序盤、フェルスタッペンはラッセルの背後につけて接近を試みたが、前方の乱気流の影響でオーバーテイクには至らず、デグラデーションも進んだことから、レッドブルは早めのピットインを敢行。

    しかしミディアムタイヤでも状況は好転せず、最終スティントにようやくややペースを取り戻したものの、ラッセルに迫るには至らなかった。

    「今日は間違いなく、持てるものすべてを引き出せたと思う。序盤はかなりタイヤの摩耗が早くて厳しかったけど、最終スティントでは燃料が軽くなった分だけ楽になった」とフェルスタッペンは語った。

    「全体としてはこれが最大限の結果だった。勝てるだけのペースはなかったし、摩耗も多かったけど、チームとしてはうまくやれた。マシンのウィンドウも悪くなかった。今後はタイヤマネジメントとデグラデーション改善に注力していく」

    マックス・フェルスタッペン カナダGP F1 レッドブル・レーシング

    レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーも「マックスはスタートからフィニッシュまで競争力があった。最後のスティントはかなり良かったし、チームとしては今日やれることはすべてやりきった」と振り返りつつ、次戦での巻き返しを誓った。

  • ジョージ・ラッセル フェルスタッペンを挑発「F1ペナルティポイントは僕の味方」

    ジョージ・ラッセル フェルスタッペンを挑発「F1ペナルティポイントは僕の味方」

    ジョージ・ラッセルは、カナダでマックス・フェルスタッペンとフロントローから並んでスタートするにあたり、「ペナルティポイントは僕の味方だからね」と冗談を飛ばした。

    フェルスタッペンはF1カナダGPで暫定ポールを手にしていたが、ラッセルがミディアムタイヤで1分10秒899のタイムを叩き出し、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2年連続のポールポジションを獲得。今や視線はグランプリ日曜へと移りつつあり、ラッセルとフェルスタッペンの間でスペインGPで起きた火花も記憶に新しい。

    ジョージ・ラッセル vs マックス・フェルスタッペン:カナダGPでもドラマが?
    フェルスタッペンは、バルセロナでのラッセルとの物議を醸した接触の末、10秒ペナルティとペナルティポイント3点を受けたことで、12カ月の期間で累積11点に達しており、これはつまり、カナダまたはオーストリアでさらに1点でも加算されればレース出場停止処分が下される状況であることを意味する。

    そして今回、このふたりがカナダのフロントローに並ぶことになったことで、レーススタートにはさらに大きな注目が集まっている。フェルスタッペンは、いかなる接触やインシデントも許されない立場にある。

    予選後、1997年のF1ワールドチャンピオン、ジャック・ヴィルヌーヴとのインタビューでラッセルは、「僕らは友達だから大丈夫」と語りつつ、続けてこう皮肉った。

    「ペナルティポイントは僕の味方だからね」

    「さて…どうなるかな」

    ジョージ・ラッセル マックス・フェルスタッペン F1 カナダGP

    ラッセル、ポールラップを「人生で最もスリリングなラップのひとつ」と語る
    ラッセルがポールで、フェルスタッペンが2番手というのは、昨年のカナダGPと同じフロントローの並びである。ラッセルは、自身のポールラップが「思いがけない」出来事だったと明かした。

    「今日は素晴らしかった。この素晴らしい観客の前でポールを獲れて最高だった」とラッセルは語った。

    「正直言って、あの最後のラップは、おそらく僕の人生で最もスリリングなラップのひとつだった。というのも、ステアリングホイールにはデルタが表示されていて、各コーナーごとに0.1秒速くなっているのが見えていたから。最終コーナーに入るころには0.6秒アップしていた。『よし、このラップはすごい』って思ったよ」

    「そしてフィニッシュラインを越えて、P1だって分かった瞬間、少し驚いたけど、めちゃくちゃうれしかった」

    ドライバーズ選手権にも影響する緊迫状況

    ラッセルはドライバーズ選手権で4位につけており、フェルスタッペンとの差は26ポイント。もしフェルスタッペンが1点でもペナルティポイントを加算されれば、レッドブルのホームレースとなる次戦オーストリアGPで出場停止となる可能性がある。

    そして、そんなふたりが並ぶ決勝のスタートでは、いかなる動きも重大な意味を持つことになりそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン F1カナダGP予選2番手に満足「正しい判断をした」

    マックス・フェルスタッペン F1カナダGP予選2番手に満足「正しい判断をした」

    マックス・フェルスタッペンは、F1カナダGP予選を終えて「僕たちが成し遂げたことには満足している」と語り、決勝をフロントロウ2番手からスタートすることになった。

    現世界チャンピオンであるレッドブルのフェルスタッペンは、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われた予選最終Q3の最初のアタックを終えた時点でトップに立っていた。その後、ピレリのミディアムタイヤを履いてファイナルラップに挑み、さらにタイムを更新した。

    最終的には、ジョージ・ラッセルによる「圧巻のラップ」によってポールポジションを奪われ、フェルスタッペンは0.160秒差で2番手に甘んじたが、オスカー・ピアストリやランド・ノリスといったタイトルライバルたちの前には立った。

    フェルスタッペンは予選後にこう語った。

    「この週末はずっといい感じだった。マシンもいいウインドウに入っていたと思う」

    「このサーキットはけっこうクールだよ。縁石の上を走ると、ちょっと大きなゴーカートみたいな感じがあるし、長いストレートやハードブレーキングゾーンもある」

    「ストレートでの効率がすごく重要なんだけど、僕たちは全体的にそこは良いと思っている。だから、予選全体としては本当に満足している」

    「マシンは今日もすごくよく機能していた。タイヤの選択はもちろん難しかったけど、僕たちは正しい判断をしたと思っている」

    マックス・フェルスタッペン カナダGP F1 レッドブル・レーシングフェルスタッペンとラッセル、カナダGP決勝はフロントロウから並んでスタート

    フェルスタッペンは、今週末のカナダで注目を集めていた。というのも、現在彼にはペナルティポイントが11点あり、累積12点で1戦出場停止という状況にあるからだ。前戦スペインGPでのラッセルとの接触が物議を醸し、今回の週末はその緊張感の中で臨んでいた。

    フロントロウをラッセルと並んでスタートするにあたり、ターン1/2のレイアウトが2番手スタートのドライバーにとって有利に働く可能性について問われたフェルスタッペンは、次のように答えた。

    「まあ、僕だったらいつだってP1を選ぶよ。少しでも前からスタートできるからね。でもまあ大丈夫だよ」

    「明日どうなるか見てみよう。でも今日はフロントロウに並べたことに満足しているし、明日もしっかりしたレースができればと思っている」

  • フェルスタッペン F1カナダGP初日「FP1の感触に戻せればうまくいく」

    フェルスタッペン F1カナダGP初日「FP1の感触に戻せればうまくいく」

    マックス・フェルスタッペンは、2025年F1カナダGP初日のプラクティスで速さを見せた。FP1ではトップタイムを記録して順調な滑り出しを見せたが、FP2ではマシンバランスに課題を抱え9番手に後退。予選に向けて改善が必要な一日となった。

    初回セッションでは1分13秒193を記録しトップに立ったフェルスタッペンだったが、午後のFP2では1分12秒666とわずかにタイムを短縮したものの、順位は9番手にとどまった。走行ラップ数はFP1が28周、FP2が31周だった。

    フェルスタッペンは2回のセッションを次のように振り返っている。

    「正直、今日はまあまあよかったと思う」とフェルスタッペンはコメント。

    「FP1ではマシンの中でかなり満足できる感触があったけど、FP2は他の理由で少し難しくなった。バランスが少し悪くて、マシンの中でもあまり快適には感じられなかった。その点は調査する必要があるけど、全体的には自分たちにとって前向きな一日だったと思う」

    「FP1で感じた状態に戻すことができれば、うまくいくはずだ。明日の予選については、様子を見たい。まだ1回セッションが残っているから、すべてをいいウインドウに入れて、予選でどこまで行けるかを見てみたいと思う」

    レッドブルF1は過去3年連続でカナダGPを制しており、今週末も表彰台争いを視野に入れている。マクラーレン勢が引き続き有力なライバルと見られる中、予選でのパフォーマンスが週末の展開を大きく左右することになりそうだ。

    マックス・フェルスタッペン カナダGP F1 レッドブル・レーシング 2025年のF1世界選手権

  • マックス・フェルスタッペン F1出場停止の危機にも「何も変えない」

    マックス・フェルスタッペン F1出場停止の危機にも「何も変えない」

    マックス・フェルスタッペンは、「レース出場停止の危機が迫っていることが今週末のアプローチに影響するか」という懸念を一蹴した。F1カナダGPを控えたモントリオールでの記者会見冒頭でのことだ。

    前戦スペインGPでジョージ・ラッセルと接触したことで、フェルスタッペンには累積で11ポイントのペナルティポイントが科されており、自動的な1レース出場停止まで残り1ポイントという危機的状況にある。

    レース後、フェルスタッペンはメルセデスのラッセルとの接触を「判断ミス」と語り、さらに翌日には「起きるべきではなかった」と自ら非を認める異例の声明を出した。

    しかし、カナダGPでのアプローチに何か変化はあるかと尋ねられると、フェルスタッペンの答えは簡潔だった。

    「いや。少し時差ボケがあるくらい。それ以外は何も変わってない」

    リスクを考慮してスタイルを変えるつもりはないのかと問われても、

    「さあ、なぜ変える必要がある?」

    と一蹴した。

    この姿勢はファンにとっては痛快であり、批判者にとっては苛立ちの種かもしれないが、これこそがフェルスタッペンという存在を象徴するものだ。率直で、取りつく島がなく、自信に満ちている。スペインGP後の殊勝な声明とは打って変わって、いつもの彼が戻ってきた格好だ。

    フェルスタッペンは、あの声明についても「ただ自分の見解を述べただけ」と語り、「レースがどうだったかについての意見を共有した。そのあとは一日を楽しんでいた」とさらりと述べた。

    一方で、ラッセルは「彼が責任を認めたのを見てちょっと驚いた。あまり彼らしくないから」と皮肉を交えたコメントを残している。

    フェルスタッペン自身は、もはやスペインGPの件を過去のものにしたいようで、記者会見の大半は、控えめかつ内容の薄い受け答えに終始した。「なぜそこまで出場停止に近づいているのか」について聞かれても、「知らない……人生ってそんなもんだろ」とあっさり。

    そして何度も繰り返したのは次の言葉だった。

    「僕はいつだって全力で走る。自分が正しいと思う方法でレースをする」

    フェルスタッペンは、今季のタイトル争いには自分が絡んでいないという姿勢を繰り返し示しており、現在ランキング3位ながら、首位のオスカー・ピアストリやランド・ノリスに大きく後れを取っている。特にスペインGPではラッセルとの接触で順位を落とし、ポイント差が一気に倍増した。

    それでもフェルスタッペンにとっては重要ではないという。

    「だからって何でも引き下がるわけにはいかない」と語り、「これまで通りにレースするだけ。自分の判断を信じている」と強調した。

    スペインでの苛立ちについては、やや詳細に語った。レッドブルがマクラーレンに対抗して戦略を工夫していたが、終盤のセーフティカー導入によりハードタイヤへ交換を強いられ、残っていたミディアムやソフトが使えなかったことが、再スタート後の苦戦に繋がったという。

    結果的に、レッドブルが「コース外走行によってラッセルの前に出た」場面でペナルティを恐れて「譲るように」と指示。フェルスタッペンはその指示を誤って受け止めたことが、混乱の始まりだったと明かす。

    「どうすべきだったか、はっきり言うのは難しいけど、あの譲るという指示のコミュニケーションがそもそも正しくなかった。あのタイミングで普通に走り続けるべきだった」

    「終盤の数周は本当にフラストレーションが溜まる展開だった。それまではいいレースだった。戦略的にも良かったし、マクラーレンに多少プレッシャーをかけられていた。彼らは非常に速かったけどね」

    さらにこう続けた。

    「その後もフラストレーションが続いた。ハードタイヤで走っていたとき、ほとんどクラッシュしかけた後に、(シャルル・)ルクレールにストレートでぶつけられた」

    「その後ターン1でも当てられて、さらに無線で『ポジションを譲れ』って言われて。『意味がわからない』って思った」

    「いろんなことが重なったんだ」

    それ以上スペインの件を振り返るつもりはなかったようで、再び記者たちは出場停止リスクに話題を戻したが、返答はさらに簡潔だった。

    マックス・フェルスタッペン カナダGP F1 レッドブル・レーシング

    ――出場停止になったらどう思うか?

    「理想的じゃないね」

    ――回避するために何かするつもりは?

    「もちろん、出場停止になるためにここに来てるわけじゃない」

    ――オーストリアGP後もペナルティポイントは8点残る。話題はまだ続きそうだが?

    「それは君たちの話でしょ。僕は気にしてない」

    ――出場停止になったらF1にとって損失では?

    「それはF1に聞いてよ」

    サーキットでも、記者会見でも、フェルスタッペンの姿勢は一貫している――変えるつもりは一切ない。

  • マックス・フェルスタッペン F1カナダGP「メルセデスとの表彰台争いに集中」

    マックス・フェルスタッペン F1カナダGP「メルセデスとの表彰台争いに集中」

    レッドブルF1のマックス・フェルスタッペンは、2025年のF1カナダGPにおいて「マクラーレンに太刀打ちできる可能性はない」と感じており、代わりにメルセデスとの表彰台争いに焦点を当てている。

    フェルスタッペンはこれまでにカナダで3連勝を飾っているが、今年のモントリオールでのレースはこれまでとは異なる展開になりそうだ。

    高速コーナーが少なく、リヤアクスルへの依存度が高いジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでは、フェルスタッペンはレッドブルがマクラーレンと戦うには苦戦すると見ている。

    「今回はちょっと違う」とフェルスタッペンは認め、レッドブルの最大のライバルとしてメルセデスを挙げた。

    「でもフェラーリやメルセデスと表彰台争いができるなら、それはすでに良い成果だと思う」

    「(マクラーレンは)速い。彼らのことはもう頭の中にない。他のチームとの戦いに集中してる。去年もここではメルセデスがすごく強かったし、去年と比べると今の彼らの方がより競争力があるかもしれない」

    「だから、表彰台争いをするだけでも十分に厳しいだろうね」

    マックス・フェルスタッペン カナダGP F1 レッドブル・レーシング

    フェルスタッペンは、バランスの問題に関しては一定の改善が見られると考えているが、モントリオールのようなリヤが限界になるサーキットでは、マクラーレンに対して明らかにパフォーマンスが劣ると認めている。また、縁石やバンプの処理能力についてもRB21は依然としてトップクラスではないという。

    「去年と比べれば、クルマは確実に扱いやすくなってるとは思う。バランス面での大きな問題はもうない」

    「もちろん、僕たちも自分たちの弱点は分かってる。低速コーナー、縁石、バンピーな路面は僕らにとって理想的じゃない」

    「去年よりは正しい方向には進んでるけど、全体的なパフォーマンスをもう少し上げる必要があるんだ」

  • フェルスタッペンがF1王座から陥落しても「彼の責任ではない」とアロンソ

    フェルスタッペンがF1王座から陥落しても「彼の責任ではない」とアロンソ

    マックス・フェルスタッペンが今年、5年連続でF1ドライバーズタイトルを獲得できなかったとしても、それは彼の責任ではない――フェルナンド・アロンソはそう語った。

    現在43歳のアロンソとフェルスタッペンは16歳の年齢差があるが、両者の関係は良好であることが知られており、アロンソはフェルスタッペンを深く尊敬している。

    スペインのメディア「DAZN」のインタビューで、アロンソはこう述べた。

    「彼は毎年、自身最高のシーズンを送っている」

    「昨年は最も優れたマシンではなかったのに、残り2~3戦を残してタイトルを獲った。今年は2番目でも3番目でもないマシンで戦っているのに、依然としてチャンピオン争いに加わっている」

    「彼は常にトップレベルにいる。だが今は、レッドブルが彼にタイトル争いできるマシンを与えられるかが問題だ。ただ、マックスを疑うことは決してできない」とアロンソは続けた。

    事実、2025年シーズンにおいて支配的な存在となっているのはマクラーレンであり、フェルスタッペンはドライバーズランキング3位。首位のオスカー・ピアストリとは約50ポイントの差がある。

    元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンの今年のタイトル獲得に対して悲観的な見方を示している。

    「マックスが今年タイトルを獲るのは、もう現実的ではないと思う」とシューマッハはSky Deutschlandに語った。

    「マックスは違いを生み出せるドライバーだが、それも常にというわけではない。マシンはその役目を果たしておらず、チームもそうだ。マックス一人でこれだけのギャップを長期にわたって埋めることはできない」

    「マクラーレンの2人のドライバーが潰し合うようなことがない限り、彼に勝つチャンスはない」と続けた。

    今週末のF1カナダGPについても、シューマッハはマクラーレンが再び優位に立つと見ている。

    「もはや自滅でもしない限り、彼らは負けないだろう」

    「バルセロナでは圧倒的だったし、今回もマクラーレンが最有力だ。もちろんレッドブルはタイヤに対してシビアな挙動を見せるから、カナダではマックスがもう少し近づく可能性はある。だがそれでも“万能型”のマクラーレンが最強であることに変わりはない」と語った。

  • ラッセル「フェルスタッペンが責任認めたのは驚き」F1スペインGP接触に言及

    ラッセル「フェルスタッペンが責任認めたのは驚き」F1スペインGP接触に言及

    メルセデスのジョージ・ラッセルは、スペインGPでの接触についてマックス・フェルスタッペンがSNSで「自分の責任だった」と発言したことに「驚いた」と明かし、空港で顔を合わせたにもかかわらず、この件について直接話していないと語った。

    スペインGPの終盤、セーフティカー明けのリスタート後のターン1で両者は接触。フェルスタッペンはコース外にはみ出し、再びラッセルの前に合流した。

    だがレッドブルからラッセルにポジションを譲るよう指示が出され、フェルスタッペンはターン4の立ち上がりで減速。しかしその後再加速し、続く左コーナーでラッセルと接触した。

    最終的にフェルスタッペンはラッセルにポジションを譲り、5位でフィニッシュしたものの、この接触によって10秒ペナルティを科され、最終結果は10位に降格。翌日にはInstagramで「間違った動きだったし、起こしてはいけなかった」と投稿していた。

    今週末のカナダGPを前にしたインタビューで、ラッセルはこの接触が「意図的なものというよりも、単に『自分がボスだと示そうとした』のだと思う」とし、フェルスタッペンとの間に特に問題はないと語った。

    「もしあれでリタイアになっていたら、もちろん気持ちは違っていただろうけど、結果的に僕の方が得をして、彼がペナルティを受けたからね」とラッセル。

    「彼が責任を認めたのはちょっと驚いたけど、まあ別に。本人とは話してない。実はこの前、空港で会ったんだけど、数日前にぶつかったことすらすっかり忘れてたよ。全然問題ないよ」

    マックス・フェルスタッペン F1 ジョージ・ラッセルフェルスタッペンはラッセルとの接触でペナルティを受けた

    この接触でフェルスタッペンにはタイムペナルティに加え、ペナルティポイントが3点加算された。これにより彼は累積11点となり、1レース出場停止となる12点まであと1点に迫っている。

    そのためフェルスタッペンは、カナダと次戦オーストリアで無事故で終える必要がある。そうすれば、12カ月の期限を迎えることで2点が消滅し、出場停止のリスクを回避できる。

    レース欠場の可能性についてどう思うか尋ねられたラッセルは、ルールは全員に適用されるものだと強調した。

    「それがレースってものだと思うよ」とラッセル。

    「リスクのある動きをして失敗すれば、ペナルティを受ける。それでポイントが溜まれば、1戦出場停止になる。それだけの話だ。別にここで誰かを非難したりはしない。それは彼の問題であって、僕の問題じゃない。僕は週末のレースに集中するし、それでいいと思ってる」

    カナダGPを前にしたフェルスタッペンも、今回の件や出場停止の瀬戸際にあることについてコメントした。

    「どうしようもないことだから、ただ前を向いて、毎回ベストを尽くすだけだよ」とフェルスタッペン。

    「アプローチは何も変わらない。他の人のことは分からないけどね。レースを1戦欠場するのは理想的じゃないけど、別に世界の終わりってわけじゃないさ」

  • マックス・フェルスタッペン F1カナダGP展望「セットアップとブレーキングが鍵」

    マックス・フェルスタッペン F1カナダGP展望「セットアップとブレーキングが鍵」

    マックス・フェルスタッペンが2025年F1カナダGPへの意気込みを語った。

    前戦スペインGPでは思うような結果を得られず、レッドブル・レーシングにとって厳しい週末となった。そんな中で迎えるカナダGPは、昨年フェルスタッペンが勝利を挙げた舞台でもあり、巻き返しに向けた重要な一戦となる。

    ブレーキングゾーンの多いモントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで、マシンのセットアップとドライバーの精度が問われる中、フェルスタッペンは再び強さを見せることができるか注目される。

    「バルセロナは僕たちにとって残念な結果だったし、全力を尽くしたけど、あのレースの展開は望んでいたものではなかった」

    「3連戦のあと、少し休みを取ることができて、僕はチームと一緒にHangar-7の再オープンを祝うためにそこへ行った。そして今はカナダGPに向けて準備を進めている」

    「あのサーキットはとてもユニークで、昔ながらの縁石があるし、オーバーテイクのチャンスもたくさんある。クルマのセットアップは重要になるし、大きなブレーキングゾーンがあることで、より難しいチャレンジにもなる」

    「去年のレースはエキサイティングだったし、僕たちは勝利を持ち帰ることができた。今週もまた良いパフォーマンスを発揮できるといいね」

    「天候は去年より少し良くなりそうだから、どうなるか見てみよう」

    マックス・フェルスタッペン カナダGP F1 レッドブル・レーシング

  • レッドブルF1首脳「ピアストリは優秀だがまだフェルスタッペンには及ばない」

    レッドブルF1首脳「ピアストリは優秀だがまだフェルスタッペンには及ばない」

    レッドブルの名物アドバイザーであるヘルムート・マルコは、2025年のF1ドライバーズタイトルを争うオスカー・ピアストリについて高く評価しつつも、「まだマックス・フェルスタッペンには及ばない」との見解を示している。

    オーストリア紙『Kronen Zeitung』に対し、マルコは「ピアストリは信じられないほど早く学習している」と語った。

    「彼は入念に準備し、決定的な瞬間においても強さを発揮する。一方で(ランド)ノリスは試行錯誤型で、同じレベルの一貫性は見せていない」

    その後、レッドブル傘下の放送局『Servus TV』でもマルコはピアストリについて「本能的な分析力を持った冷静なドライバーだ。ほとんど何にも動じない」と称賛。

    しかし、「まだマックスのレベルには達していない」と釘を刺した。

    具体的な例として、マルコはモナコGPを挙げ、「ノリスの方が明らかに速かった」と述べた。

    それでも、ピアストリは2025年のドライバーズランキングでノリスに10ポイント差をつけて首位に立っており、マルコもその実力には一目置いている。

    「彼には好不調の波がある」としつつも、フェルスタッペンとの比較については「フェルスタッペンは“完璧なドライバー”だから、フェアな比較とは言えない」と付け加えた。

    マックス・フェルスタッペン オスカー・ピアストリ F1

    また、マルコはバルセロナでの再スタート時のピアストリの判断力にも言及。セーフティカー中にフェルスタッペンのマシンに新品ハードタイヤが装着されているのを見抜いたピアストリは、意図的にペースを落とし、ライバルのタイヤをさらに冷やしたという。

    「我々は(ハードタイヤの)温度を上げるのに苦しんでいた。ピアストリはそれを理解し、再スタート前に意図的にゆっくり走った。若い年齢にもかかわらず、彼はすでに老練なドライバーだ」とマルコは語った。

    しかし、フェルスタッペンのタイトル争いに関しては悲観的な見方も示している。

    「もし我々が早急にマシンを改善できなければ、マックスの5連覇は途中で終わるだろう。ピアストリがその中心にいる」とマルコ。

    さらにコンストラクターズ選手権については、「すでに総合優勝は諦めている」と明言し、「そこにチャンスはもうない」と語った。

    その理由については「もちろん、2人目のドライバーの影響もある。角田裕毅はようやく調子を上げてきている段階だ」と補足した。