カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • フェルスタッペン アストンマーティンF1の“10億ポンド”説を関係者が一蹴

    フェルスタッペン アストンマーティンF1の“10億ポンド”説を関係者が一蹴

    アストンマーティンがマックス・フェルスタッペン獲得のために10億ポンドの契約を準備しているという噂は事実ではない。だが、そもそもフェルスタッペン本人は「金には興味がない」、なぜなら「勝つことしか気にしていない」からだ――。

    こう語ったのはアストンマーティンのシミュレータードライバー、ダニエル・ジュンカデラであり、彼は「正気の人間なら」誰もそのような移籍話を信じるはずがないと断言している。

    マックス・フェルスタッペンがアストンマーティンに?

    フェルスタッペンは2028年末までレッドブルとの長期契約を結んでいるが、チーム内の混乱を受けて彼の将来については度々憶測が飛び交ってきた。

    昨年にはメルセデス移籍の噂も流れ、トト・ヴォルフがルイス・ハミルトンの後任を探す中で、その話に拍車をかけた。今年初めにはアストンマーティン移籍説も浮上した。

    英『Daily Mail』は、アストンマーティンが4度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンのために10億ポンドの投資計画を立てていると報じ、さらに伊『Gazzetta dello Sport』は、年俸1億ドルの3年契約だと伝えた。

    だが、アストンマーティンはこの噂をPlanetF1.comに対し「完全否定」している。

    ジュンカデラは、現在もレッドブルで勝ち続け、5年連続のワールドチャンピオンを目指しているフェルスタッペンが、再建中のアストンマーティンへ移籍するなど「信じられない」と語った。

    チームは現在、2026年の新マシン開発をエイドリアン・ニューウェイの指揮のもとで進めており、ジュンカデラによればチーム内部の雰囲気は良好とのことだ。

    だが、それでもフェルスタッペンを口説き落とすには足りない。

    「2026年に向けては、まだ早すぎると思う」とジュンカデラはNachezのYouTubeチャンネルで語った。「僕自身まだ2026年仕様をシミュレーターで試していないからね。

    「でも確実に言えるのは、チームの中にネガティブな空気や不安、疑念なんかは一切ないということだ。何もない。だからメディアの話なんて気にするなってことだよ。

    「こういう話って、ある意味で割り引いて受け取るべきだよね。

    「要するに、突然ある噂が出てくる、今回みたいに『フェルスタッペンがアストンマーティンへ』みたいな。

    「その根拠を見てみると…正気の人間なら、マックス・フェルスタッペンがアストンマーティンに行きたいなんて思うわけがないし、ましてやたとえ10億ポンド払われたとしても、だよ。

    「彼はお金なんて気にしていない。彼にとって重要なのは“勝つこと”だけなんだ。マックスにとってのチームはレッドブル、それに疑いの余地はないよ」

    マックス・フェルスタッペン F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    ホーナーは契約解除条項をめぐる報道に反論
    レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーも、フェルスタッペンの契約に含まれる「ドライバーズランキングである時点で3位以内にいなければ自由に離脱できる」という条項について問われた。

    ホーナーはSky F1に対し、「ドライバーの決断は紙切れ1枚以上のものだ」と語った。

    「確かに、契約にはパフォーマンス条項があるし、たいてい夏ごろにそれが注目されるタイミングがある。でも、ドライバーとの関係というのは契約以上のものだと思っている。

    「チーム内での快適さ、自信、信頼。それが全てだよ。マックスから他のチームの話が出たことは一度もないし、彼のコミットメントは絶対的だった。彼がメディアに言っていることと、僕らの間で言っていることは一致している。

    「僕たちにとって重要なのは、『どうすれば改善できるか』『どうすればもっと良くなるか』であって、契約書に立ち返ることじゃない。

    「僕は常々言っているけど、契約書に頼らざるを得ない状況になったら、もう問題があるってことだよ。大事なのは、信頼に基づいた人間関係なんだ」

    フェルスタッペン「楽しめる限り続ける」
    フェルスタッペン本人もESPNの取材で、自身のF1キャリアについて言及した。

    「僕には2028年まで契約があるから、少なくともそれまでは続けるよ」と答えた。

    ただし、「楽しめている限り、そして自分がこのスポーツに対して思うように関わっていられる限りは続けたい。確かにこのスポーツは年々変化してきているけど、それでも“楽しめている”かどうかが一番の基準なんだ。

    「家族を置いて旅に出ることも含めて、それが『まあいいか』って思える間はね」

    フェルスタッペンのパートナーであるケリー・ピケは、マイアミGP直前に娘リリーを出産している。

  • F1移籍市場の主導権はフェルスタッペン ラッセルやアロンソにも波及

    F1移籍市場の主導権はフェルスタッペン ラッセルやアロンソにも波及

    本来であれば、今年のF1シリーシーズンは比較的静かなものになるはずだった。今季末で契約が満了するのは、メルセデスとレーシングブルズのドライバーたちのみだ。そして例年どおり、レッドブルのセカンドシートとアルピーヌの一角は、少なくとも短期的には不透明――フランコ・コラピントの去就もその一環だ。

    そのほかのドライバーたちは契約期間が2025年以降も残っている。フェラーリの2人は2026年のレギュレーション変更後も継続が決まっており、マックス・フェルスタッペンも2028年末までの契約がある。マクラーレンも現在のラインアップと長期契約を結んでいる。

    フェルスタッペンの将来は依然として大きな論点
    とはいえ、F1の世界ではすべてが紙の上の話で収まるとは限らない。契約が絶対的なものとは言いがたく、水面下では誰もが誰とでも話をしている。特にレギュレーション変更が控える中での不確実性を考慮すればなおさらだ。

    昨年と同様に、フェルスタッペンの去就はパドックで最も議論されている話題のひとつだ。昨年、トト・ヴォルフはフェルスタッペンと話をしたことを認めており、ザントフォールトでは「2025年に移籍は現実的ではない」ということで夏の間に合意に達したと語っていた。

    1年が経った現在も、フェルスタッペンはレッドブルに残る「意向」があると繰り返している。彼の契約には2028年までの条項が含まれているが、それにはいくつかの条件がある。ヘルムート・マルコによれば、そのうちの1つは、ドライバーズチャンピオンシップでの彼の順位に連動しており、その評価の時期は夏とされている。

    クリスチャン・ホーナーはモントリオールで次のように語った。「ドライバーの契約にはパフォーマンス条項があり、シーズンの中で特定の時期、たいてい夏頃にいろいろなことが動き出す」

    より重要なのは、契約や条項がすべてではないということだ。ホーナーは以前「紙切れだけで誰かを縛るようなことはしない」と語っており、今回のカナダでも同様の主張を繰り返した。「我々にとって重要なのはどうやって改善するかであって、紙に書かれたことではない。人生において契約書を引き合いに出すような関係は問題だと思う。重要なのはドライバーとの信頼関係だ」

    ジョージ・ラッセル F1

    モントリオールでのラッセルの注目発言
    カナダGP週末中のジョージ・ラッセルの発言も見逃せない。メルセデスとの契約交渉について問われると、「正直なところ、あまり話し合っていない。今はもっと重要な問題、つまりクルマを速くすることに集中している。来年もF1にいることは分かっているし、メルセデスに残るのが僕の意図であり、トトもそのつもりだと思う」と答えた。

    さらに興味深いのは彼の次の発言だ。「理解できるよ。マックスのような存在が常に注目の的になるのは当然だ。彼はGOAT(史上最高のひとり)だからね」

    この発言の注目すべき点は、フェルスタッペンについて質問されてもいないのに彼の名前を自ら持ち出したことだ。「でも結局は、自分自身の価値を証明できるかどうかなんだ。僕はF1での7年間、そしてそれ以前のキャリアを通してそれを証明してきたつもりだ。だから心配はしていない」

    数日後、彼はその言葉を裏付けるかのようにカナダGPで勝利を挙げた。「今の自分は調子がいい。将来やスペインでの出来事についていろいろ騒がれているけど、1年前だったらもっと気にしていたかもしれない。今は気にしない。自分の仕事に集中しているし、自分を信じている。チャンピオン争いをする準備はできていると感じている」

    これらの発言は、関係者があらゆる可能性を視野に入れて動いていることを示唆している。フェルスタッペンだけでなく、メルセデス側もそうだ。ヴォルフは昨年、将来的にフェルスタッペンとメルセデスの「道が交わるだろう」と語っていた。ただし、メルセデスがアンドレア・キミ・アントネッリを引き留めたいのであれば、既にチームリーダー的な役割を果たしつつあるラッセルはコスト面でも理想的な選択肢となる。

    2026年に勝つために何が必要なのか――とりわけ、メルセデスのパワーユニットが期待どおりの性能を発揮するなら――それがチームにとって最大の課題だ。F1のシリーシーズンはチェスのようなものであり、今年も例外ではない。ヴォルフも、フェルスタッペンも、ラッセルも、皆が駒を温存して動いている。

    フェルナンド・アロンソ F1

    アストンマーティンもラッセルに注目か
    そうした中、オートスポーツ誌が「アストンマーティンがラッセルの獲得を検討している」と報じたことは実に理にかなっている。2026年からの新時代に向けて当然の成り行きと言える。

    フェルスタッペンがメルセデスのレーダーにある中で、ラッセルが自らの選択肢を残しておくのは自然なことだ。彼はメルセデスに残る意向を明言しており、実際そうなる可能性は高いが、「来年もF1にいるのは間違いない」という発言からは、仮に何か想定外の事態が起きた場合にも備えていることがうかがえる。2025年における彼の安定した成績を考えれば、シートを失う可能性は事実上ゼロに近いが、F1の世界では常に「自分の選択肢を確保しておく」ことが賢明とされる。

    それにしても、アストンマーティンの名前がここで浮上するのは興味深い。フェルナンド・アロンソには契約があり、ローレンス・ストロールの投資は基本的に息子ランスとともにF1での成功を目指したものだ。ランスが希望する限り、彼のシートは保証されている。

    しかしカナダGPの週末中、アロンソがアルピーヌのホスピタリティエリアを何度も訪れていたとの噂が流れた。アルピーヌは彼が3度にわたり所属した古巣でもあり、現アドバイザーのフラビオ・ブリアトーレは彼のマネージャーでもある。

    アストンマーティンのチーム代表アンディ・コーウェルは、こうした報道を気にしていない様子だった。「フェルナンドがガレージを訪れるのは構わない。彼はパドック中に知り合いがたくさんいるしね。

    来年も彼はうちと契約しているし、将来的にはアンバサダーとしても関係を続けてほしい。彼と一緒に仕事ができて光栄だよ」アストンマーティンによれば、アルピーヌ訪問は単なる旧友との昼食だったとのことだ。

    たとえそれがもっと踏み込んだ話だったとしても、今回の流れ全体には合致している。つまり、「この時期は誰もが誰とでも話をしている」という現実だ。

    アロンソがエイドリアン・ニューウェイ設計のマシンに乗れるチャンスを見逃すとは考えにくい。アストンマーティンはホンダとのワークス契約もあり、最新の設備を備えている。アルピーヌのセカンドシートは、2026年に注目されるメルセデスPUを搭載する数少ない空席かもしれないが、アストンマーティンが新レギュレーション下での成功に向けて体制を整えている現状を見る限り、アロンソが他所へ移籍する理由は見当たらない。

    結局、鍵を握るのはフェルスタッペン
    つまり、ここ数週間の報道の多くは少し性急に過ぎる。実際には、選択肢をテーブルの上に並べている段階にすぎない。それこそが“シリーシーズン”序盤の本質だ。昨年と同様に、すべてはフェルスタッペンの本当の意志次第という構図だ。彼がレッドブル残留の「意向」を示しているとはいえ、状況が一変する可能性は常にある。

    このシリーシーズンが本格的に動き出すか、それとも静かなままで終わるか――その分かれ道を握っているのは、やはりフェルスタッペンなのだ。

    なお、マクラーレンはオスカー・ピアストリの契約を早期に更新したことで、状況を非常にうまく切り抜けている。ホーナーが「マクラーレンから1人選べるとしたらオスカー」と語った際の対応としても見事だった。F1のドライバー市場がこれから荒れるとしても、マクラーレンのメッセージは明確だ。「うちは干渉無用」――である。

  • フェルスタッペン 映画『F1/エフワン』プレミアを欠席「娘と過ごす時間を優先」

    フェルスタッペン 映画『F1/エフワン』プレミアを欠席「娘と過ごす時間を優先」

    F1王者マックス・フェルスタッペンは、6月17日(月)に米ニューヨークで開催された映画『F1(仮題)』のワールドプレミアを欠席した理由について、「生まれたばかりの娘と過ごすためだった」と明かした。

    豪華なレッドカーペットイベントには多くのF1ドライバーやハリウッドスターが出席したが、前日のF1カナダGPで2位に入賞したフェルスタッペンの姿は見られなかった。

    「僕は娘のところに帰るよ」と語ったフェルスタッペンは、イベント後に直接ヨーロッパに戻ったという。第一子となる娘リリィは、5月のF1マイアミGPの直前に、パートナーのケリー・ピケとの間に誕生していた。

    近年、家族との時間をより大切にしたいと語ってきたフェルスタッペンらしい選択だ。

    マックス・フェルスタッペン F1/エフワン

    映画への期待は抱きつつも「強制されるのは違う」
    映画『F1』はブラッド・ピットが主演し、F1の実際のグランプリ現場でも撮影された注目作。フェルスタッペンはモナコGP前のプライベート上映にも参加していなかったが、作品への期待は口にしている。

    「あとで観るかって?タイミングが合えばね。誰かが観たいって言えば一緒に観るかもしれない。案外いい驚きがあるかも」

    「僕はこの映画がいい作品であってほしいし、F1にとってプラスの影響を与えてほしいと思ってる。ただ、誰かに“行け”って言われるのはちょっと違う」

    こうした発言には、商業的イベントやメディア露出を重視する傾向が強いF1界にあって、常に自分のスタンスを崩さない“フェルスタッペンらしさ”がにじんでいる。

    マックス・フェルスタッペン

    翌日にはさっそくGT3マシンでテスト再開
    家族との時間を優先した一方で、レース活動への情熱は健在だ。Crash.netによると、フェルスタッペンはプレミア翌日にベルギー・スパ=フランコルシャンでGT3マシンのテスト走行を行ったという。今回ドライブしたのはアストンマーティン製GT3マシンだった。

    フェルスタッペンは5月にも「フランツ・ヘルマン」という偽名でフェラーリGT3マシンをニュルブルクリンクでテストし、非公式ながらラップレコードを更新して話題となったばかりだ。

    映画『F1』の世界公開が近づくなか、フェルスタッペンがスクリーンでの“F1”にどんな評価を下すのかにも注目が集まる。ただし、今の彼にとって最優先なのは家族とリアルなレース、そして自身のペースを保つことに変わりはない。

  • ラッセルは「仕掛けてくる」 レッドブルF1がフェルスタッペン狙いの策略を警戒

    ラッセルは「仕掛けてくる」 レッドブルF1がフェルスタッペン狙いの策略を警戒

    レッドブル・レーシングは、F1カナダGPでメルセデスのジョージ・ラッセルがマックス・フェルスタッペンに「ゲームを仕掛ける」可能性があると予想していたことを認めた。

    フェルスタッペンとラッセルは、2週間前のスペインGPでの物議を醸した接触のあと、カナダで再びフロントロウに並んでスタート。フェルスタッペンはこの時、レーシングライセンスにおける出場停止寸前のポイント数に達していた。

    ラッセルは、ターン1で「普段よりも肘を張っていく」つもりだと示唆していた。

    「僕の方が、まだライセンスに余裕があるからね」と、メルセデスのラッセルは語っていた。

    ターン1では両者に接触などはなかったが、後のセーフティカー中に一悶着があった。ある時点で、セーフティカーの後方でフェルスタッペンがラッセルの前に出る場面があり、両者ともに相手がルール違反をしたと非難した。

    レース後、2人は一緒にスチュワードルームへ向かい、FIAはレッドブルによるラッセルのセーフティカー中の挙動に対する正式抗議を審議した。

    ロシアのF1コメンテーター、アレクセイ・ポポフは、レッドブルの抗議には正当性があったと述べている。

    「ラッセルが予選後に『マックスをちょっと陥れたい』という意図を見せていたのは事実だ」とポポフは述べた。「セーフティカーの後ろで急ブレーキをかけた場面を見れば明らかだ」

    スチュワードはフェルスタッペンとラッセルを約1時間にわたって事情聴取し、その影響で正式なレース結果が確定したのはチェッカーフラッグから5時間後となった。

    レッドブル・レーシング

    独紙『Bild』は「このような長時間の遅延は今後改善されるべきだ」と批判している。

    一方、レッドブルF1代表のクリスチャン・ホーナーは、今回の抗議について「ラッセルのセーフティカー中の行動を明確にするためだった」と説明した。

    「ジョージが土曜にメディアに語っていたことを聞けば分かるように、彼の目的はかなり明確だった」とホーナーは述べた。「何らかの駆け引きが行われることは避けられなかったと思う」

    ホーナーはさらに、レース前のドライバーズブリーフィング終了後に、ラッセルによる反フェルスタッペン的な動きの可能性についてレースディレクターに事前に注意を促していたことも明かした。

    「こうしたことが起こり得ると分かっていたので、我々は『メディアで発言があったので注意して見てほしい』と伝えた」と語っている。

    フェルスタッペン自身が抗議を促したのかと問われたホーナーは、「全く違う」と否定した。

    なお、レッドブルの抗議は最終的に棄却された。

  • フェルスタッペン レッドブルF1に警告「タイトルを狙うなら今すぐ速さを」

    フェルスタッペン レッドブルF1に警告「タイトルを狙うなら今すぐ速さを」

    F1カナダGPを終えたマックス・フェルスタッペンが、チャンピオンシップ争いに踏みとどまるためには「もっと速いマシンが必要だ」と、レッドブル・レーシングに対して明確なメッセージを送った。

    現在ポイントリーダーのオスカー・ピアストリに43点差をつけられているフェルスタッペンは、史上2人目となる5年連続タイトル獲得を目指す中で、開発のスピードアップをチームに強く求めている。

    カナダGPでは、マクラーレン勢が今季初めて揃って表彰台を逃す結果となった。ピアストリはスタート直後に順位を落とし4位、ランド・ノリスは終盤の接触によってリタイアに終わったが、それでもフェルスタッペンはマクラーレンの強さを警戒し続けている。

    「今週末はいい週末だったけど、まだ十分に速くはなかった」とフェルスタッペン。「僕たちには“勝てる瞬間”が時々ある。でももっと頻繁にレースで勝たなければならない。そのためにはマシンをもっと速くするしかない。そうすれば自分たちにとってずっと楽になる」

    レッドブルはカナダで表向きには善戦していたが、フェルスタッペンはチャンピオン争いにおいてはまだ物足りないと断言する。

    「何が必要かって? 競争力をもっと上げること。それだけだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    27歳のフェルスタッペンは、今後投入されるアップグレードに一定の期待を寄せながらも、それがライバルに追いつくのに十分かどうかは未知数だと語った。

    「もちろんいくつかのパーツは投入されるけど、それで十分かどうかは分からない。F1ではごくわずかな差が毎週末の結果を大きく左右する」

    さらにマクラーレンについては「今季通して見せている一貫性は驚異的で、倒すのは簡単じゃない」と称賛した上で、「今週末は彼らにとってベストではなかったかもしれないけど、それでも依然として彼らが最有力候補だ」と付け加えた。

    レッドブルがマシンの競争力を高め、再び優勝争いの常連に返り咲けるかどうか。今後のアップグレードの成果に注目が集まる。

  • F1カナダGP アントネッリが初表彰台「フェルスタッペンに刺激を受けた」

    F1カナダGP アントネッリが初表彰台「フェルスタッペンに刺激を受けた」

    アンドレア・キミ・アントネッリは、F1カナダGPでマックス・フェルスタッペンとバトルを繰り広げた後、彼のことを「驚異的」と表現し、「インスピレーションを受ける存在」だと語った。

    若きメルセデスのスターはジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで3位を獲得し、F1の頂点で初の表彰台を達成した。

    この結果により、アントネッリはF1表彰台に上がった史上3番目に若いドライバーとなり、2009年の日本GPでヤルノ・トゥルーリが表彰台に立って以来、初のイタリア人表彰台獲得者となった。

    アントネッリは4番グリッドからスタートし、選手権リーダーのオスカー・ピアストリに対する見事なオーバーテイクにより、オープニングラップで3位に浮上した。

    彼はフェルスタッペンから2位を奪おうと試みたが、4度の世界王者に続く3位でフィニッシュすることとなった。

    この瞬間はアントネッリにとっても家族にとっても、そしてメルセデスにとっても感動的なものとなり、18歳の彼が表彰台に歩み出たときには大きな歓声が送られた。

    年齢を考えれば、アントネッリにとってこれは数多くの表彰台の最初のひとつに過ぎないだろう。彼は、フェルスタッペンからどのような刺激を受けているのかを説明した。

    「F1でグリッド上の他の19人のベストドライバーたちと戦うことは、大きなモチベーションになる」とアントネッリはモントリオールでメディアに語った。

    「自分のベストを尽くして、自分に何ができるかを見せられる機会を得られるのは、大きな後押しになる。もちろん、マックスがこれまでの数年間、特にルーキーイヤーに成し遂げてきたことを見てきて、それは本当に驚異的だった」

    「だから、彼は間違いなく僕にとってインスピレーションを与えてくれる存在なんだ。でも結局のところ、ベストと戦うこと自体が素晴らしいチャンスだよ。それに、ジョージのようなチームメイトがいることは、自分をさらに成長させてくれる」

    「この結果はジョージのおかげでもある。彼がシーズン序盤に僕を助けてくれて、僕自身をもっと高めることができたんだ」

    アンドレア・キミ・アントネッリ F1 カナダグランプリ

  • フェルスタッペン F1デビュー組のアントネッリを称賛「速くて落ち着いている」

    フェルスタッペン F1デビュー組のアントネッリを称賛「速くて落ち着いている」

    マックス・フェルスタッペンは、アンドレア・キミ・アントネッリのF1デビューシーズンについて率直に語り、その印象を高く評価した。

    アントネッリは先週のF1カナダGPで初のF1表彰台を獲得し、フェルスタッペンのすぐ後ろの3位でフィニッシュした。18歳のアントネッリは現在ドライバーズランキング7位につけており、ヨーロッパ3連戦でポイントを逃した苦しい期間を終えての初表彰台だった。

    フェルスタッペンは、自身も同じ年齢で頭角を現し、初優勝を挙げていたが、アントネッリの台頭は「驚きではなかった」と語り、次のように高く評価した。

    「僕にとっては驚きじゃない。彼がカートの世界を上がってきている時からキミのことは知っていたし、周囲も彼のことをすごく評価していた。だから僕も注目していたんだ」

    「彼が自然に速いというのは本当に印象的だし、僕が気に入っているのは、彼の冷静で落ち着いたアプローチだ。それはとても素晴らしい資質だと思う。今年中に彼が表彰台に上がることは疑ってなかった」

    「彼はいくつかアンラッキーなレースがあったし、そのうちのスプリントの1つは僕のピットストップのせいでもあった。でもそれは時間の問題だった」

    「彼にとってそれが実現したのはすごく嬉しい。自信にもつながるし、良い後押しになる。そしてもっと良くなっていくだろう。ルーキーイヤーにはいろんなことが起こるものだし、うまくいかなかったレースからも、良かったレースからも学ぶことがある」

    「これから先の数年、僕たちはもっとキミの姿を見ることになるはずだ」

    アンドレア・キミ・アントネッリアントネッリはジル・ヴィルヌーヴ・サーキットを見事に攻略し、カナダグランプリでF1初表彰台を獲得した。

    アントネッリ「フェルスタッペンから確実に影響を受けている」
    アントネッリはチームメイトでこのレースで優勝したジョージ・ラッセルにも感謝を示し、「この結果はジョージのおかげ」と語ったが、フェルスタッペンにも敬意を表した。

    彼はフェルスタッペンを「ロールモデル」だと称し、F1で他のドライバーたちと戦うことが自身の成長の原動力になっていると述べた。

    「F1でグリッド上の他の19人のベストドライバーたちと戦うのは、ものすごいモチベーションになる」とアントネッリはモータースポーツ・ウィークなどのメディアに語った。

    「自分のベストを尽くして、自分の力を示すチャンスがあるというのは本当に大きな後押しになる」

    「もちろん、マックスがここ数年で成し遂げたこと、特に彼のルーキーイヤーの活躍は本当に驚異的だった。だから彼は間違いなく僕にとってインスピレーションの源になっている。でも最終的には、ベストのドライバーたちと戦えるというのが大きなチャンスだと思ってる」

  • F1王者マックス・フェルスタッペン 再び偽名「フランツ・ヘルマン」でスパに登場

    F1王者マックス・フェルスタッペン 再び偽名「フランツ・ヘルマン」でスパに登場

    F1カナダGP終了後、多くのF1ドライバーがすぐにニューヨークへ飛び立ち、来週公開予定のブラッド・ピット主演映画『F1』のプレミアに出席した。しかし、そこには現F1ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンの姿はなかった。

    その代わりにフェルスタッペンは、自家用ジェットでベルギーへと向かい、再びGT3カーのテストに臨んだ。今回の舞台はスパ・フランコルシャンだった。

    月曜の夜、F1関係者の多くがレッドカーペットが敷かれたビッグアップルのイベントに参加していた。セレブやインフルエンサーなども多く集まり、華やかな雰囲気となった一方で、数人のドライバーは欠席。その中にはフェルスタッペンも含まれていた。

    彼が向かったのは、まさにサーキットからサーキットへ。フラミエールの小さな空港に着陸した彼のプライベートジェットの目的地は、スパ・フランコルシャンだった。アストンマーティンのGT3マシンを用いた新たなテストに臨むためだった。

    マックス・フェルスタッペン F1 フランツ・ヘルマン

    実はフェルスタッペンは5月にも、ニュルブルクリンクでGT3カーのテストを行っており、その際には「Franz Hermann(フランツ・ヘルマン)」という偽名で登録していたことも判明している。車両はVerstappen.comカラーのフェラーリGT3で、偽名とは裏腹にその派手なリバリーは大きな注目を集めた。

    そのテストでは、GT3車両クラスにおけるニュルブルクリンク北コースのラップレコードを更新したとも噂されており、今回のスパでの走行でも同様の記録が生まれるかが注目されている。

    さらにフェルスタッペンは最近、耐久レースに参戦するためのカテゴリー認定を取得。プラチナライセンスを獲得したことで、WEC(世界耐久選手権)から地域レベルのGTワールドチャレンジまで、あらゆるカテゴリーに参戦可能となっている。

    フェルスタッペン本人は「GT3での走行はあくまで趣味」と語っているが、PlanetF1.comの報道によると、彼は将来的にニュルブルクリンク24時間レースやスパ24時間レースといった本格的な耐久イベントへの参戦を視野に入れているという。

    なお、今回のテストの詳細はまだ明らかになっていないが、ドライバーのブレント・フェルヘイエンがSNSに投稿した車載映像には、フェルスタッペンに追い抜かれる瞬間が収められていた。

    フェルスタッペンは、F1第11戦オーストリアGPで再びF1マシンのコクピットに戻る予定だ。このレースは、レッドブルにとっての“ホームグランプリ”でもある。

  • レッドブルF1 ホーナーがFIAに訴え「フェルスタッペンが標的にされている」

    レッドブルF1 ホーナーがFIAに訴え「フェルスタッペンが標的にされている」

    レッドブルF1のチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、マックス・フェルスタッペンが他のF1ドライバーたちから「標的」にされているとの懸念から、カナダGPを前にFIAと話し合いを行ったことを明かした。

    フェルスタッペンは現在、F1での出場停止処分の瀬戸際に立たされており、スペインGPでメルセデスのジョージ・ラッセルと接触したことで、あと1点でペナルティポイントが累積上限に達する状況だ。

    4度のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、モントリオールの週末を無事に乗り切ったものの、6月末にペナルティポイントが期限切れとなる前に、次戦オーストリアGPを無傷で終える必要がある。

    そして今になって、レッドブルがFIAのレースディレクターであるルイ・マルケスに接触し、この微妙な状況にあるフェルスタッペンが「駆け引き」の標的にならないように保護を求めていたことが明らかになった。

    「ジョージの予選後の記者会見を聞けば分かると思う。彼の目的はかなり明確だった」とホーナーは語った。

    「見ての通り、ある程度の駆け引きが行われるのは避けられないと思う」

    「我々はドライバーズブリーフィングの後にレースディレクターと話をして、この件について彼らにも意識してもらえるように伝えた。なぜなら、そういったことが行われるのは明白だからだ」

    「でもマックスは週末を通して非常にクリーンに走っていたと思うし、今日は素晴らしいレースをしていた」

    レッドブルがマルケスに何を伝えたのか問われると、ホーナーはこう答えた。

    「メディアでそういうコメントが出ていることもあったので、『気を付けて見ていてほしい』とだけ伝えた」

    レッドブル、抗議は不発に終わる
    カナダGPの終盤、セーフティカー中のラッセルの走行に対してレッドブルが2件の抗議を行ったが、いずれも却下された。

    モントリオールでラッセルはフェルスタッペンを抑えて優勝を果たしたが、レッドブルはラッセルが2点においてレギュレーションに違反しており、故意にフェルスタッペンにペナルティを与えようとしていたと主張した。

    しかし、レーススチュワードは数時間にわたる調査の末、両方の訴えを却下。レース結果が正式に確定したのは、チェッカーフラッグから5時間以上経った後だった。

    この結果、フェルスタッペンは現在ランキング首位のオスカー・ピアストリから43ポイント差、2位ランド・ノリスとの差は21ポイントに縮まっている。

  • 角田裕毅 レッドブルF1で苦戦続く フェルスタッペン「彼自身が示すしかない」

    角田裕毅 レッドブルF1で苦戦続く フェルスタッペン「彼自身が示すしかない」

    角田裕毅のレッドブルF1での苦戦はF1カナダGPでも続いた。マックス・フェルスタッペンはチームメイトが直面している問題を正確には把握していないが、励ましの言葉を送った。

    日本GP以降、レッドブル・レーシングに加わった角田裕毅だが、オーストリアの名門チームでの戦いは決して順調とは言えない。マックス・フェルスタッペンとのギャップは依然として大きく、これは予想されていたことでもあるが、ここ数週間はさらに深刻な問題が浮上している。

    角田裕毅自身その原因についてフェルスタッペンも明確には分からないものの、レーシングニュース365を含むメディアに対し、新たなチームメイトにエールを送っている。

    「うーん、難しいよね……。でも土曜日(予選)は少し良くなっていたと思う。もちろんギャップはまだかなり大きかったけど。僕がやっていること、たとえばマシンの操作やタイヤの温め方なんかについてアドバイスはしてる。そういう意味では、僕らはしっかり連携できていると思う。でも最終的には、彼自身が走りで示さなきゃいけないことだよね」とフェルスタッペンは語った。

    角田裕毅 マックス・フェルスタッペン F1 レッドブル・レーシング

    とはいえ、角田裕毅がメンタル面で問題を抱えているとは考えていないという。

    「少なくとも僕にはそうは見えない。そうじゃないといいんだけど、正直分からない。それは本人に聞くしかないよ。でも、彼は全力を尽くしている。今週末は僕らのマシンもいくらか安定しているから、彼にとっても良い方向に向かうといい。でも、このギャップがなぜ生まれたのかを説明するのは、本当に難しいね」、RB21のマシンの中でどうもしっくりこない感覚を覚えており、その原因が分からない状態なのだ。