カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • ジャック・ヴィルヌーヴ 「フェルスタッペンがレッドブルをF1王者にした」

    ジャック・ヴィルヌーヴ 「フェルスタッペンがレッドブルをF1王者にした」

    ジャック・ヴィルヌーヴは、マックス・フェルスタッペンを自身とレッドブルの成功を生み出した“キングメーカー”と称し、「彼がそのチームをチャンピオンにした」と語った。

    1997年F1ワールドチャンピオンであるカナダ人のヴィルヌーヴは、27歳のフェルスタッペンをミルトンキーンズ拠点のチームが近年支配力を発揮した“鍵”と位置づけ、RacingNews365の独占インタビューでそう強調した。

    レッドブルはすでにその座から転落しているが、2022年と2023年にコンストラクターズ選手権を連覇。フェルスタッペンも2021年から2024年にかけて4度のドライバーズタイトルを獲得している。2023年には史上最多の21勝(うち19勝がフェルスタッペン)を挙げ、1988年のマクラーレンMP4/4が持っていた数々の記録を塗り替えた。

    その年、フェルスタッペンとレッドブルはドライバーズ選手権で575ポイント、コンストラクターズ選手権で860ポイントという史上最多得点を記録。特にフェルスタッペンは個人ポイントだけで、セルジオ・ペレスとルイス・ハミルトン(当時2位と3位)の合計を上回っており、1人でもコンストラクターズタイトルを獲れた計算になる。

    それでもヴィルヌーヴは、圧倒的な強さを誇ったRB19ではなく、フェルスタッペンこそが決定的な存在だったと断言する。

    「彼はチームを引っ張った。彼がそのチームをチャンピオンにした」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング F1 ジャック・ヴィルヌーヴ

    F1は近年、ドライバーの影響力が小さい時代に入ったと考える人もいるが、この見方をヴィルヌーヴは一蹴した。

    「ドライバーはとても重要だ。フェルスタッペンを見ればわかる」

    また、フェルスタッペンとともに成功を築いた重要人物として、チーフテクニカルオフィサーを務めたエイドリアン・ニューウェイの存在も指摘。

    「彼とエイドリアン・ニューウェイの2人が鍵だったが、その中でも彼(フェルスタッペン)が最も重要な要素だった」

    レッドブルの衰退は2024年シーズン初頭から始まり、チーム代表クリスチャン・ホーナーを巡る騒動が発端となった。ホーナーは解任され、2025年イギリスGP後にはローラン・メキースが後任に就任している。

    ヴィルヌーヴはホーナーについても「チームをどう運営するか、そのやり方は素晴らしかった。グループ全体が理解していた」と称賛しつつ、「その後、少しおかしくなってしまったが、彼(フェルスタッペン)は極めて重要で、まさにキーエレメントだった」と強調した。

  • 角田裕毅は“最弱” マックス・フェルスタッペンのF1チームメイト格付け

    角田裕毅は“最弱” マックス・フェルスタッペンのF1チームメイト格付け

    角田裕毅は、マックス・フェルスタッペンのF1キャリアにおいて「史上最悪のチームメイト」と評された。

    評価の主は1997年F1ワールドチャンピオンのジャック・ヴィルヌーブであり、シーズン途中からレッドブルに加入した角田裕毅の成績は厳しい視線にさらされている。ここまで12戦を戦いながら獲得ポイントはわずか7点、直近7戦はノーポイントに終わっており、そのパフォーマンスは期待を下回るものと見なされている。

    この発言を受け、PlanetF1.comはフェルスタッペンの歴代F1チームメイトを最強から最弱まで格付け。誰が最も善戦し、誰が最大の犠牲者となったのかを検証する中で、角田裕毅はワースト1位とされた。RB21が操縦困難なマシンであることは事実だが、同じマシンでフェルスタッペンが2勝を挙げている事実が、角田への評価をさらに厳しいものにしている。

    1.ダニエル・リカルド
    フェルスタッペンに最も競り合ったチームメイトとしてPlanetF1.comのリストのトップに立ったのは、かつてのレッドブルの同僚ダニエル・リカルドだ。

    2016年から2018年までチームメイトで、このコンビは接戦だった。リカルドはフェルスタッペンのF1キャリアにおいて、年間選手権で彼を上回った唯一のチームメイトという栄誉を持つ。

    2016年は完全な比較にはならない。というのも、フェルスタッペンはシーズン第5戦スペインGPからレッドブルのシニアチームに加入し、そのデビュー戦で優勝しているからだ。それでも、翌2017年にはリカルドが200ポイント、フェルスタッペンが168ポイントで、リカルドが上回った。

    当時、レッドブルはメルセデスの支配から勝利を奪える数少ないチームの一つであり、2018年には勢いがフェルスタッペンに傾き始めた。2018年はフェルスタッペンが2勝、リカルドが1勝で、ポイントもフェルスタッペンが249、リカルドが170と差がついた。緊張が高まり、リカルドはシーズン終了時に7勝の実績を残してレッドブルを去った。その決断後、彼のキャリアは完全に回復することはなかったが、それでも彼はフェルスタッペンに対して最も強力な挑戦者であり、最終的には戦いから逃げたというのが通説だ。

    2.セルジオ・ペレス
    2位はセルジオ・ペレス。リカルド同様、彼もフェルスタッペンと同じガレージで複数回のグランプリ優勝を経験している。

    ペレスは2021年、フェルスタッペンの初のワールドチャンピオン獲得において重要なサポート役を果たした。そしてレッドブルがF1の支配的勢力へと成長すると、ペレス自身もタイトル獲得を狙った。

    しかし、その挑戦は有望なスタートを切っても途中で尻すぼみに終わることが続いた。それでもレッドブルで5勝を挙げ、2023年にはドライバーズ選手権でフェルスタッペンに次ぐ2位となった。
    しかしレッドブルの優位性が薄れる中で、2024年は明るい滑り出しの後に成績が崩れ、シーズン終了とともにレッドブルを去ることになった。

    3.カルロス・サインツ
    この特別な“表彰台”を締めくくるのは、フェルスタッペンの最初のF1チームメイトであるカルロス・サインツだ。

    二人は2015年に同時にグリッドに登場し、レッドブルのジュニアチームであるトロロッソから参戦した。サインツは過去に、チームが二人の間にレッドブル昇格を争わせるためのライバル関係を意図的に作ったと語っている。

    パフォーマンス面では、今日のフェルスタッペンと渡り合うのはますます難しくなっていったが、サインツは十分に善戦した。しかし、シーズン終了時のポイントはフェルスタッペンが49、サインツが18で、フェルスタッペンがすでに“原石”としての地位を築き始めていた。

    ただし、サインツは2015年の予選対決で10対9と勝ち越し、その生の速さを示した。2016年初頭にレッドブルがダニール・クビアトを交代させるとき、選ばれたのはフェルスタッペンだった。この判断が名案だったことは、時が証明している。

    角田裕毅 レッドブル F1 レッドブル・レーシングマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして2025年シーズンを戦う角田裕毅

    4.アレックス・アルボン
    ここからは、まだ経験の浅い有望株だったが、フェルスタッペン相手に厳しい現実を突きつけられたドライバーたちだ。その中で最も善戦したのはアレックス・アルボンだった。

    レッドブルで1年半チームメイトを務め、2度の表彰台を獲得。しかしこの頃のフェルスタッペンは表彰台を当然のように獲得しており、十分な結果を残せなかったアルボンは2021年にリザーブに降格。翌年、ウィリアムズでレース復帰を果たした。

    5.ピエール・ガスリー
    リカルドがチームを去った後、レッドブルが最初に白羽の矢を立てたのはピエール・ガスリーだった。ここから“セカンドシートの呪い”が始まった。

    ガスリーは2019年前半、最高位がシルバーストンでの4位にとどまり、夏休み前にトロロッソへの降格が決定。代わりにアルボンが昇格した。

    6.リアム・ローソン
    シーズン半ばの降格が厳しいと思えるなら、わずか2戦というのはどうだろうか。リアム・ローソンがレッドブルのセカンドシートで得たのはそれだけだった。

    チームにとっても厳しい経験だった。3度の予選でQ1を突破できず(その中には中国GPのスプリントと決勝で最後尾スタートも含まれる)、レッドブルはローソンを守る必要があると感じ、2025年の開幕2戦で降格を決断。次に選ばれたのは角田裕毅だった。

    7.角田裕毅
    そして、ここでジャック・ヴィルヌーブに同意せざるを得ない。PlanetF1.comとしても現時点で最も成績が振るわないフェルスタッペンのF1チームメイトは角田裕毅だ。

    レッドブルRB21は操縦が難しいマシンだが、それでもフェルスタッペンはこのマシンで2勝を挙げている。一方の角田は7ポイントしか獲得しておらず、直近7戦はノーポイントだ。

    ローソンは2戦だけのチャンスだったが、角田裕毅は12戦を戦い、より豊富なF1経験を持ちながらもアップグレードとは見なされていない。

  • 角田裕毅 レッドブルF1でフェルスタッペンから教わった「強い酒」

    角田裕毅 レッドブルF1でフェルスタッペンから教わった「強い酒」

    角田裕毅は日本GP以来、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル・レーシングで走っている。角田はこの4度の世界王者を惜しみなく称賛するとともに、自身にとってフェルスタッペンがどんな存在か、非常に個人的なエピソードも明かした。

    レッドブル公式YouTubeチャンネルの最新エピソード「Behind the Charge」で、角田裕毅は次のように語っている。

    「正直、みんながマックスの何を見ていないのか分からないです。本当に純粋にいい人なんです」

    フェルスタッペンを称賛したのは角田裕毅だけではない。ピットウォールで彼を支えるジャンピエロ・ランビアーゼも、フェルスタッペンがしばしば“悪役”として描かれるのは全く不当だと指摘している。

    角田裕毅とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)

    フェルスタッペンが角田裕毅に教えた“強い酒”
    角田裕毅にとって大きな変化となったことがある。それは現チームメイトのおかげで知った“強い酒”だ。

    「マックスに会うまでは、ジントニックなんて飲まなかったんです。彼のおかげで僕の人生が新しくなりました」

    アルコールだけでなく、フェルスタッペンはオランダ語のいくつかの悪い言葉も角田裕毅に教えたという。

    総じて、角田裕毅はフェルスタッペンのチームメイトとしての日々を楽しんでいる。しかし、サーキット上では苦戦が続く。ハンガリーGPを終えた時点で、角田裕毅はレッドブルの現ドライバーとして最も長くポイントから遠ざかっており、先週末のブダペストでは17位に終わった。

  • フェルスタッペン レッドブルF1代表メキースを称賛「やり方が気に入っている」

    フェルスタッペン レッドブルF1代表メキースを称賛「やり方が気に入っている」

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブルの新チーム代表ローラン・メキースの就任初期の働きぶりについて「やり方が気に入っている」と語った。

    フランス出身のメキースは、イギリスGP後にクリスチャン・ホーナーの後任として就任。2005年のF1参戦以来、6度のコンストラクターズタイトルを獲得してきたチームを率いるのは、ホーナーに続き2人目となる。

    ホーナー退任のニュースはモータースポーツ界に衝撃を与えたが、次戦ベルギーGPが開催されたスパのパドックでは、すでに通常業務が再開されていた。
    今後チーム内で大きな変化が起こる可能性は高いが、メキースはまず現状を把握する段階にあり、即時の大改革は行われていない。

    メキースの手腕に期待感
    2026年末までチーム残留を決めているフェルスタッペンは、こうした変化が今季中に成果として表れる可能性は低いとしながらも、メキースのアプローチを高く評価した。

    「そうだね、どのケースでもそうだと思う。まだ本当に初期段階だけど、ローランのやり方は気に入っている」とフェルスタッペンはコメント。

    「すごくモチベーションが高くて、僕やチームに正しい質問を常にしてくる。それがいいんだ」

    「今年中にその効果を見るのは難しいけど、来年、再来年にはチームに彼の色が出てくると思うし、それがとても楽しみだ」

    マックス・フェルスタッペンとローラン・メキース(レッドブル・レーシング)

    このコメントは、ヘルムート・マルコが「今季最悪」と表現したハンガリーGPの直前に出たものだった。フェルスタッペンは予選8番手、決勝9位でわずか2ポイントの獲得に終わり、ドライバーズ選手権首位のオスカー・ピアストリとの差は97ポイントに広がった。

    一方の角田裕毅は予選16番手でQ1敗退となり、決勝はピットレーンスタートから16位フィニッシュ。5月のエミリア・ロマーニャGP以来、ノーポイントが続いている。

    ハンガリーGP後、フェルスタッペンはメキースとの関係についてさらに踏み込んで説明した。
    「彼はとてもオープンマインドだ。僕らのコミュニケーションはこれからもっと良くなっていくだろうけど、現時点でもすごくうまくいっている」と語った。

  • フェルスタッペン 2025年F1で勝てない発言撤回「成功は来たり去ったりする」

    フェルスタッペン 2025年F1で勝てない発言撤回「成功は来たり去ったりする」

    マックス・フェルスタッペンは予選後、2025年シーズンでレッドブルが再び優勝することはないと語ったが、その後この発言を撤回した。一方で、成功については「来たり去ったりするもの」と受け止めている。

    レッドブルは、ハンガロリンクでの週末を失望とともに締めくくり、夏休みに突入した。フェルスタッペンもチームメイトの角田裕毅も、RB21のグリップ不足に苦しんだ。

    とりわけ予選ではその傾向が顕著で、角田はQ1で敗退。フェルスタッペンはかろうじてQ3進出を果たしたものの、最終的に8番手に留まった。

    オランダメディアに対してフェルスタッペンは予選後、夏休み明けにF1が再開しても、レッドブルが表彰台の頂点に立つことはないと断言していた。

    「いや、今の流れでは無理だ。それが現実。明らかだよ」と彼は述べた。

    「僕にできることはない。怒ったってクルマが速くなるわけじゃないし」

    この27歳の発言について、元アストンマーティンのストラテジストであるバーニー・コリンズが反応。レッドブルのエンジニアに対して不公平なコメントだと指摘した。

    「どのドライバーだって、“今年はもう勝てない”なんて言ってチームを鼓舞しようとは思わない」と、Skyの放送で彼女は語った。

    「私がエンジニアだったら、そんな言葉はかなり落ち込む。心に刺さるわよ」

    しかし24時間後、決勝レースを終えたフェルスタッペンは、やや異なるトーンに変わっていた。とはいえ、彼の9位という結果に満足していたわけではない。

    フェルスタッペンはグランプリで9位でフィニッシュ。優勝したランド・ノリスと2位のオスカー・ピアストリ以外で、周回遅れとならなかった最後のドライバーだった。

    レース後、今季3勝目の可能性を問われると、彼はこう答えた。

    「分からないよ」とPlanetF1.comを含むメディアに対して語った。

    「こういう週末のあとでは、何とも言いづらいけどね。でも、常に驚きがあるかもしれないし、何かが起きるかもしれない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    残り10戦となった今、選手権リーダーのピアストリとのポイント差は97。フェルスタッペンがチャンピオン争いから数学的に脱落したわけではないが、マクラーレンに壊滅的な事態が起きない限り、逆転は難しい。

    RB21はバランスとグリップに課題を抱え、作動ウィンドウが非常に狭いため、レッドブルは今季を通じて苦戦している。

    フェルスタッペン自身も、タイトルを失う可能性が高くなっており、4年連続の戴冠には黄信号が灯っている。

    それでも彼は冷静な姿勢を崩さなかった。

    今季は想定より悪いかと問われると、フェルスタッペンはこう答えた。

    「僕は常に中立の立場を取ってるんだ。だから、楽観的になりすぎたり、悲観的になりすぎたりすることはない。『まあ、見てみよう』って感じだった」

    「もちろん、いくつかのレースではまだ勝てるかもしれないって期待してた。実際に2勝はできたわけだし」

    「でも、それでも厳しいシーズンだ」

    「とはいえ、反対に見れば、マクラーレンが昨年から今年にかけて本当に素晴らしい仕事をしたということでもある。そして我々の側では、少し難しい状況が続いてる」

    「今の問題を見れば、驚くことではないよ」

    「この4年間、僕は本当に素晴らしい結果をたくさん得てきた。だから、成功っていうのは“来たり去ったり”するものなんだ」

  • マックス・フェルスタッペン ローソンに敗北は「屈辱的」とF1評論家

    マックス・フェルスタッペン ローソンに敗北は「屈辱的」とF1評論家

    マックス・フェルスタッペンがF1ハンガリーGPでリアム・ローソンの後ろでフィニッシュしたことについて、マーティン・ブランドルは「屈辱的だ」と評した。

    フェルスタッペンはブダペストで9位に終わり、2025年シーズン前半を厳しい形で締めくくった。レッドブルはRB21マシンに苦しみ、7月にはチーム代表のクリスチャン・ホーナーも解任されている。

    ハンガリーでは予選8番手からスタートしたが、決勝では旧チームメイトであるローソンの後塵を拝することになった。ローソンは1ストップ戦略を採用し、2ストップだったフェルスタッペンより前でチェッカーを受けた。

    今季、両者が完走したレースでローソンがフェルスタッペンを上回ったのはこれが初めて。ローソンはオーストラリアと中国の2戦後にレッドブルから降ろされたが、オーストリアGPでブレイクスルーを果たして以降、直近4戦のうち3戦でポイントを獲得している。

    さらに、過去4戦のうち2戦で「レッドブルファミリー」の中で最上位となった。この状況を、ブランドルは「屈辱的だ」と表現した。

    「フェルスタッペンもまた、あまり良い一日とは言えなかった。タイヤがオーバーヒートすると、レッドブルのペースはすぐに落ちていた」とブランドルはSky Sports F1のコラムで述べた。

    「彼は8番グリッドからスタートして9位でフィニッシュし、今季序盤に短期間だけチームメイトだったリアム・ローソンの後ろという屈辱を味わった。ローソンは姉妹チームのレーシングブルズで素晴らしい走りを見せて8位に入った」

    「レッドブルにとっては苦しい日々だ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

  • フェルスタッペン「今年はもう勝てない」発言にレッドブルF1メキースが反論

    フェルスタッペン「今年はもう勝てない」発言にレッドブルF1メキースが反論

    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースは、世界王者マックス・フェルスタッペンが語った「2025年はもう勝てない」との見解を否定した。

    フェルスタッペンはハンガリーGP予選で8番手に沈んだ土曜日、「今のような状況では、今年これ以上グランプリで勝てないだろう」と発言していた。

    決勝でも状況は好転せず、フェルスタッペンは9位、チームメイトの角田裕毅は17位に終わり、レッドブルはコンストラクターズランキング4位を維持する形となった。一方で、マクラーレンは2025年シーズン7度目の1-2フィニッシュを記録し、再び支配的な強さを見せた。

    しかし、メキースにとってまだ就任2戦目のハンガリーGPについて、彼はあくまで「例外的な週末だった」との見解を示した。というのも、その1週間前にはフェルスタッペンがスパでスプリント勝利を挙げていたからだ。

    「確かに厳しい週末だった」と、フェルスタッペンのコメントについて問われたメキースは語った。「だが、今回の週末の内容が、我々のマシンの本当の位置を示しているとは思わない」

    「このサーキットのような特性のコースでは、我々があまり強くないという事実は受け入れている。ただ、今日見せたパフォーマンスは非常に極端だった」

    「確かに、マクラーレンが速いのは間違いない。だが、スパではマックスが土曜に戦えていたし、スプリントで皆を驚かせた。だから、まだ様子を見る必要がある」

    「シーズンはまだ長い。マシン開発がこの先かなり減速する、あるいはほぼ停止するにしても、今回の週末で示されたように、我々には学ぶべきことがまだ多くある」

    「こういう週末は難しくて不快かもしれないが、根本的にはこうした経験を通じて多くのことを学べる。だからこそ、こうした週末は早めに経験できたほうがいい」

    「そして、もし我々がこのような週末を通してマシンからもう少しでも引き出せるようになれば、より良い戦いができることを願っている」

    レッドブル・レーシング F1 マックス・フェルスタッペンマックス・フェルスタッペンとローラン・メキース(レッドブル・レーシング)。2025年F1ハンガリーGP後、フェルスタッペンは「今のままではもう勝てない」と発言したが、チーム代表メキースはこれを否定し、「今回の不調は一時的なもの」と強調した。

    ブダペストでの週末は、レッドブルにとって文字通りの苦闘だった。プラクティスセッションでも9番手以上に入ることができず、フェルスタッペンは「このマシンには何一つ機能していない」と嘆いた。

    しかし、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコも、問題は「今回特有のものだった」と見ており、「同じことはもう起こらないだろう」と語っている。メキースもこの見解に強く同意し、高速サーキットでの競争力はチームの強みだと繰り返した。

    「私も今回が一時的なものだったとかなり自信を持っている」とメキースは述べた。「ただ、我々のマシンがナロウウィンドウ(狭い適正作動領域)であるという事実は変わらない」

    「だが、今回のように極端にそのウィンドウを外すことはもうないと思っている。レースを含めて週末中に行ったすべてのテスト結果を踏まえて、これが一度限りのことだと確信している」

    「そしてヘルムートの指摘の通り、今回の問題は主に低速〜中速コーナーでのものだった」

    「つまり、これはタイヤの使い方、そして我々のマシンがタイヤを適切に作動させられるかどうかに起因している」

  • フェルスタッペンとの攻防、ハミルトンの判断を元F1ドライバーが絶賛

    フェルスタッペンとの攻防、ハミルトンの判断を元F1ドライバーが絶賛

    F1ハンガリーGPでの接触寸前のシーンをめぐり、FIAが調査を行った件について、スカイスポーツF1のアンソニー・デビッドソンがルイス・ハミルトンの「生き残る能力」を称賛した。

    問題の場面は29周目、ターン4の高速コーナーで起きた。レッドブルのマックス・フェルスタッペンがイン側からアグレッシブな追い抜きを仕掛け、フェラーリのハミルトンは接触を避けるためにランオフエリアへ逃れた。

    レース後、両者はスチュワードに召喚されたが、ハミルトンは出席を辞退。FIAは最終的にフェルスタッペンへの処分は不要との判断を下した。

    スカイF1の中継でデビッドソンは次のように分析した。

    「これがレースのハイライトだった。マックスはインから仕掛けた。あるアングルでは正当な位置取りに見えるんだけど、カメラの角度によって印象は大きく変わるものだ」

    「両者とも非常に賢明に立ち回った。7度のワールドチャンピオンであるルイスが、衝突を避ける“能力”を持っていたからこそ成り立ったシーンだ。マックスが彼をコース外に押し出したと解釈することもできるがね」

    「ルイスは視線をコーナーの頂点へ向けつつ、ミラー越しに信じられないようなスピードで接近するマックスの存在を認識していたと思う。ルール上、イン側から仕掛けるマシンは、相手のミラーとフロントアクスルが並んでいなければならないが、マックスは並んでいなかった」

    「接触はなかったし、ルイスは適切に対応した。そして何よりも“生き残った”んだ」

    「多くのドライバーなら普通のラインで曲がってクラッシュしていただろう。高速スピンになっていたはずだ。だから、あの判断は素晴らしかった」

    フェルスタッペンは最終的に9位でフィニッシュし2ポイントを獲得、ハミルトンはQ3進出を逃した影響もあり12位でノーポイントに終わった。

    デビッドソンはハミルトンの不振についても言及した。

    「今日のレースは、ルイスにとってもマックスにとっても理想的ではなかった。だが、マシンのパフォーマンスが足りない時は、こうした展開になるものだ」

    「ルクレールとの差はわずか0.25秒だったが、その差でQ3進出を逃してしまった。これが彼の1日を難しくしてしまった原因だ」

    一方、フェルスタッペンもこの件についてコメントを残している。

    「実際、何も起きていない。接触もしていない。それなのに調査が必要だった理由が理解できないんだ」

    「我々は自分たちの視点を説明した。ルイスは出席していなかったけどね。彼が本当に何か問題を感じていたら、あそこに来ていたはずだろ? そうじゃなかったから、たぶん彼も調査の必要性は感じていなかったんだと思う」

    「どちらにせよ、僕たちは週末全体を通してベストなパフォーマンスではなかった。あの場面はその一部に過ぎない」

    「あのコーナーは速いけど、ダウンフォースがあるからある程度はコントロールできる。僕はインから仕掛けた。彼は僕の存在に気づくのが少し遅かったみたいで、それで少し外へ出て、結果的にコース外へ逃げただけ。接触はしていないし、何も起きてない」

    さらにフェルスタッペンは、FIAの厳格化されたドライビングスタンダードガイドラインについても次のように言及した。

    「問題は、ルールが多すぎることなんだ。だからすべてが複雑になっている。明確じゃないケースも多い」

    「何の接触もなかったのにスチュワードの部屋に呼ばれるってのは、ちょっと変だよね」

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  • フェルスタッペン レッドブルF1に悲観的「今季の勝利はもう期待していない」

    フェルスタッペン レッドブルF1に悲観的「今季の勝利はもう期待していない」

    マックス・フェルスタッペンは、2025年シーズン中に再び優勝することは「もう期待していない」と語り、レッドブルの深刻なパフォーマンス低下に対して強い悲観を示した。さらに、決勝後にはタイトル争いの完全終戦も認めた。

    ハンガリーGP予選では8番手に沈み、アストンマーティン勢やザウバーの後塵を拝したフェルスタッペンは、オーストリアのServusTVにこう語った。

    「いや、今の状態じゃ絶対に無理だ。まったく期待していない」

    「今週末ずっとマシンの感触は悪かった。いろいろ試してみたけど、何も機能しなかった。それがとてつもなく大きな問題なんだ。怒ったってクルマが速くなるわけじゃないからね」

    また、日曜の決勝でリスクを冒すつもりもないと明言した。

    「意味がないよ。8番手スタートなんて、大していいポジションでもないし、マシンにダメージを負うリスクを冒すつもりもない」

    レッドブルのアドバイザー、ヘルムート・マルコも「状況を考えれば素晴らしい仕事だ」と評価しながらも問題の深刻さを認めた。

    「驚いたことに、新品タイヤよりも中古タイヤの方が速かった。それが何かおかしいという証拠だ」

    「楽観はしていない。でも、このサーキットはいつも何かが起きる場所だからね」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    フェルスタッペンはここ数週間、タイトル争いは終わったと語ってきたが、ハンガリーGPを終えたあと、さらなる踏み込みを見せた。

    日曜の決勝では9位に終わり、マクラーレン勢に大きく後れを取った。これでドライバーズランキングでは首位のオスカー・ピアストリに97ポイント差をつけられている。

    Viaplayのインタビューでは、ルイス・ハミルトンをコース外に押し出した件でスチュワードの調査対象となっていることについて問われたが、フェルスタッペンはこう答えた。

    「それがどうしたっていうの、チール。9位で終わろうがノーポイントだろうが、大した違いはないよ」

    夏休みを楽しみにしているかと聞かれると、「それは間違いないね」と即答した。

    そして現在の競争力について問われたとき、フェルスタッペンは率直にこう語った。

    「正直言って、何も言うことはないよ。何も言えない。それくらい酷かった。でも週末を通してずっとそんな感じだったから、驚きでもなんでもない」

    マルコもまた、レッドブルのタイトル争いが終わったことを正式に認めた。

    「(タイトルは)不可能だ」とマルコはServusTVに語った。「絶対に無理だ。間違いない」

    ハンガリーGPでの不振については次のように述べた。

    「タイヤが機能していなかった。ただ、これは今回だけの問題だと考えている。原因の仮説が正しければ、夏休み明けのレースでは再発しないだろう」

    ただし、フェルスタッペンはその見解に慎重な姿勢を示した。

    「それはちょっと楽観的すぎるね。もちろん僕たちにも原因についての仮説はあるけど、ここで詳しくは話せない。もしもう解決可能だったなら、すでに直していたはずだから」

    そして、今後については冷静に構えていると語った。

    「僕はいつもかなりニュートラルでいようとしてるんだ。楽観的にも悲観的にもなりすぎないようにね。2勝はできたけど、今年は難しい。マクラーレンが素晴らしい仕事をしている。それを認めなきゃいけない」

    「こういう状況になるのは驚きじゃない。4年間も好成績が続いていたんだから。成功は巡るものだよ」

    さらに2026年のレギュレーション大改訂を見据えて、多くのチームがすでに方向転換していると示唆した。

    「全チームにとって、焦点は2026年に向かっている。ただ、僕たちは今でも安定性を保つ必要があるし、たまには良い結果も出したい」

    マルコも同様の見解を示し、夏休みが良いタイミングで訪れたと語った。

    「そうだね。本当に必要な休みだよ」

    「レッドブルにはまだ埋めなきゃいけないポジションがいくつかある。ローラン・メキースがレースに集中できるように、そのほかの仕事を任せられる体制を整えたい」

  • レッドブルのタイトル争いは「不可能」 F1ハンガリーGP惨敗でマルコ断言

    レッドブルのタイトル争いは「不可能」 F1ハンガリーGP惨敗でマルコ断言

    レッドブルのシニアアドバイザーであるヘルムート・マルコは、2025年シーズンの残りでタイトルを狙うのは「明らかに不可能だ」と述べ、マクラーレンが独走状態にある現状を認めた。

    ハンガリーGPでマックス・フェルスタッペンは9位フィニッシュ。ここ65戦でトップ6圏外でチェッカーを受けたのはわずか2回目となる。

    このレースではランド・ノリスが今季7度目のマクラーレン1-2フィニッシュを牽引し、ドライバーズランキングでもチームメイトのオスカー・ピアストリとの差を9ポイントに縮めた。F1はこのあと夏休みに入る。

    一方、フェルスタッペンはノリスから72秒遅れて9位でフィニッシュ。レース前には「今季もう勝てないかもしれない」と語っていた。角田裕毅はピットレーンスタートから追い上げを試みたが、17位でレースを終えている。

    現在、マクラーレンは他チームの倍以上のコンストラクターズポイントを獲得しており、フェルスタッペンはドライバーズランキングで首位と97ポイント差をつけられている。この現状を踏まえ、今季のタイトルの可能性について問われたマルコは、『PlanetF1.com』などのメディアに対し次のように語った。

    「不可能だ。明らかにね」

    さらに、レッドブルのハンガロリンクでの全体的なパフォーマンスについても言及し、次のように述べた。

    「パフォーマンスは劣っていた。ただ、1ストップの方が良かったと思う。というのも、オーバーテイクが非常に難しかったからね」

    「おそらく6位か5位は可能だったかもしれない。でも面白いことに、2〜3周だけはフェルスタッペンがリーダーたちと同じようなタイム、1分19秒5あたりで走っていた。でも、何が悪かったのか、我々は分かっているつもりだ」

    レッドブル・レーシングマックス・フェルスタッペン、9位完走も「タイトルは不可能」とマルコが断言

    マルコは、レッドブルが抱えた問題はタイヤにあると明かしたが、それが特定のサーキットに起因するものではないという見方を示した。

    「最初のスティントではタイヤがすぐ終わってしまった。そして2回目のストップでは、我々はオーバーテイクできると思っていた。でも実際には2〜3周だけスピードが出て、そのあとはもうダメだった」

    また、フェルスタッペンはターン4でルイス・ハミルトンをオーバーテイクした際の動きについて、FIAから審議対象とされた。フェルスタッペンがイン側から仕掛けた際、ハミルトン(フェラーリ)はランオフエリアに飛び出したが、接触はなかった。

    この件に関してコメントを求められたマルコは、簡潔にこう答えている。

    「理解できないね」

    F1はここから4週間のサマーブレイクに入り、次戦は8月末のザントフォールト(オランダGP)で開催される。