カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • フェルスタッペン F1王座争うノリスへ助言「リタイアを引きずるな」

    フェルスタッペン F1王座争うノリスへ助言「リタイアを引きずるな」

    マックス・フェルスタッペンは、ランド・ノリスが今季のタイトル獲得を狙うなら、F1オランダGPでのリタイアによる失望を乗り越え、「懸命に取り組み続ける」必要があると語った。

    ノリスとマクラーレンのチームメイトであるオスカー・ピアストリは今シーズン、ドライバーズチャンピオンシップをめぐって熾烈な争いを繰り広げており、先週末のザントフォールトに向かう時点で両者の差はわずか9ポイントだった。

    しかし日曜のレースでノリスは終盤までチームメイトを追走していたものの、メカニカルなトラブルに見舞われてリタイアを余儀なくされた。

    一方、ピアストリは今季7勝目を挙げ、残り9戦を残してノリスとの差は34ポイントに広がった。

    母国イベントで2位となったフェルスタッペンは、自身がルイス・ハミルトンとタイトルを争った2021年の経験を引き合いに出され、挫折から立ち直ることの難しさについて問われた。

    そのシーズン、フェルスタッペンはバクーで首位走行中に高速パンクを喫したほか、シルバーストンやモンツァではハミルトンとの接触でリタイアを記録していた。

    「要するに、それは自分のコントロール外なんだ。だからただ懸命に取り組み続けて、勝ち続けるように努めるしかない」とフェルスタッペンは語った。

    「それだけのことだ。特にチームメイト同士だと、同じクルマで同じチャンスがある。別チーム同士の場合よりは少し複雑かもしれないけど、それでもまだたくさんのレースが残っているし、状況が一気に変わることもある」

    「メカニカルトラブルに遭うかどうかなんて誰にも分からないし、それは自分のコントロール外だ。だから理想的ではないけど、ひっくり返せるだけのレースは十分に残っている。あるいはそうならないかもしれない。時間が答えを出すだろう」

    ランド・ノリスとオスカー・ピアストリ(マクラーレン)

    今季これまで一度もリタイアしていないピアストリは、15戦すべてでポイントを獲得している。しかしシーズン開幕戦の母国オーストラリアGPでは、雨の中でスピンを喫してリタイアしており、何事も保証されていないと考えている。

    「僕は懸命にプッシュし続けて、勝ちを狙いにいかないといけない」とピアストリは語った。

    「まだ残りがこれだけある段階で、差がとても安心できるものだとは思わない。今日見たように、リタイアが1回あるだけで状況はすごく簡単に変わってしまう。だから今の段階で快適な差だとは全く言えない」

  • マックス・フェルスタッペン「レーシングブルズF1と争う状況は異常」

    マックス・フェルスタッペン「レーシングブルズF1と争う状況は異常」

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブルがレーシングブルズとF1オランダGPで争う状況について「起こってはいけないことだ」と語った。

    フェルスタッペンとレーシングブルズのアイザック・ハジャーは、ザントフォールトでのレース中、大半の時間をマクラーレン勢の後方3番手と4番手で走行していた。そして、終盤にランド・ノリスがリタイアしたことで、両者ともに表彰台に上がることとなった。

    「もちろん表彰台に立てたことは嬉しいけど、スピードの面では良くなかった」とフェルスタッペンはオランダのF1放送局Viaplayに語った。「予選で3番手を獲れたから決勝でも3位になれたと思う。スピードの面では本当にダメだった」

    フェルスタッペンは決勝をソフトタイヤで走行したが、マクラーレン勢はハードタイヤを使用していた。それにもかかわらず、フェルスタッペンのファステストラップは優勝したオスカー・ピアストリより0.650秒も遅かった。「マクラーレンは別次元だ」と彼は嘆いた。「自分を彼らと比べることすらしない」

    フェルスタッペンはスタートで一時的にノリスから2番手を奪ったが、その後はハジャーに常に追随され、グリーンフラッグ下で両者のギャップは3秒を超えることがなかった。そのため、4度の世界王者は自らのパフォーマンス不足に懸念を抱いたのだった。

    「レース全体を通して、我々は基本的に純粋な速さで姉妹チームと争っていた」と彼は指摘した。「それは起こってはいけないことだ」

    「それは全く良くない。でもある意味、我々のクルマにそうした問題が存在することはわかっている」

    マックス・フェルスタッペン F1

    レッドブルは今季、RB21の潜在能力を十分に引き出すことに苦労しており、その原因は狭いセットアップの許容範囲にある。ザントフォールトでは、フェルスタッペンは金曜フリー走行でハードタイヤが「本当にひどい」と感じたため、レースでハードを使わないという戦略を取った。

    「メカニカルグリップが全くなかった」と27歳のフェルスタッペンは説明した。「でも他のみんなはそのタイヤで走れる。我々だけが走れない。つまり何かが間違っているということだ。だからソフトとミディアムを使ったんだ。そのタイヤは低速コーナーで少しはメカニカルグリップを与えてくれる。そこが僕たちが大いに苦しんでいた部分なんだ」

    「クルマは単純に速くない。それに高速コーナーでは多くをセーブしなければならなかった。他のみんながターン7やターン8をはるかに速く通過する中で、僕にはグリップがない。それは明らかに良くない。もちろん予選では1周の速さは良かったが、今シーズンは決勝でクルマが全く良くない」

    フェルスタッペンとレッドブルが2020年以来初めてタイトルを逃す可能性が高まる一方で、レーシングブルズはすでに60ポイントを獲得しており、これは2021年に記録したチーム最多得点に次ぐ好成績となっている。

    当時はピエール・ガスリーが18回ものQ3進出を果たし、トップ7フィニッシュを12回記録。チームの総得点142ポイントの大半を稼ぎ出していた。しかし当時のレッドブルはタイトル争いの渦中にあり、今年のように2つのチームが互いに競り合う状況にはなっていなかった。

    さらに事態を悪化させているのは、レッドブルの2台目のマシンが誰がドライブしても結果を残せずに苦戦していることだ。現レギュラードライバーの角田裕毅は、ザントフォールトで7戦ぶりに入賞を果たしたが、渋滞の影響があったとはいえ、ハジャーより常に1秒遅いペースで走っていた。

  • フェルスタッペン F1オランダGPでの走りにメキース驚嘆「今でも言葉を失う」

    フェルスタッペン F1オランダGPでの走りにメキース驚嘆「今でも言葉を失う」

    レッドブルF1の新チーム代表ローラン・メキースは、2025年F1第15戦オランダGPを終えて、自身のチームの絶対的エースであるマックス・フェルスタッペンの走りについて「今でも我々を驚かせる」と語り、その才能に改めて賛辞を送った。

    母国で大観衆の声援を背に走ったフェルスタッペンは、結果として2位に終わったものの、その中で見せた果敢なオーバーテイクや冷静沈着なレース運びは、レッドブルにとって大きな誇りとなった。

    フェルスタッペンは2016年にレッドブルに加入して以来、すでに4度のワールドチャンピオンに輝き、数え切れないほどの記録を更新してきた。今季はマクラーレン勢が圧倒的な速さを誇り、選手権争いの主役は彼らに移っているが、それでもフェルスタッペンは最有力な挑戦者として常に立ち向かい続けている。その姿は、今回のザントフォールトでも鮮明に表れていた。

    決勝レースで3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、前列を独占したマクラーレン勢に割って入るべく、スタート直後から攻めの姿勢を崩さなかった。第2コーナーでの進入時には、ランド・ノリスに対して果敢にアウトサイドへ飛び込み、際どいライン取りで2番手に浮上。ホームストレートから続く高速区間で観客の大歓声を背に、その技術と胆力を示した。やがてノリスに順位を奪い返されはしたが、ノリスが終盤にマシントラブルでリタイアしたため、フェルスタッペンは最終的に2位でチェッカーフラッグを受け、優勝したオスカー・ピアストリに次ぐ成績を残した。

    メキースはその場面について強い驚きをもって振り返った。

    「1周目のピットウォールで、毎日彼と仕事をしている我々ですら驚かされた」とメキースはF1.comに語った。

    「どうやってあの動きをしたんだ?どうやってクルマをコース上に残したんだ?と思ったよ。スパのスプリントでも同じだった。あのときも彼はスタートでマクラーレンを抜いた。チャンスは一度きりだと分かっていて、彼は全力を尽くした。そういう走りを見ると今でも言葉を失う。本当に素晴らしい」

    フェルスタッペンが見せた大胆な走りは、今季序盤から幾度となくファンとチームを驚かせてきた。特にスパ・フランコルシャンでのスプリントレースでは、スタート直後にピアストリを抜いて勝利を収めており、その時も「ここしかない」と見極めた瞬間にすべてを賭ける決断力が光った。メキースが「まだ驚かされる」と評するのは、単なる速さや記録ではなく、その一瞬の勝負勘と集中力の高さにほかならない。

    マックス・フェルスタッペン F1 オランダGP

    また、オランダGPはフェルスタッペンにとって特別な舞台でもある。彼はこれまでに母国で3勝を挙げ、毎年サーキットはオレンジ色に染まる大観衆の熱気に包まれる。その光景はF1カレンダーの中でも屈指の雰囲気を誇り、ドライバーにとっては時に大きなプレッシャーとなり得る。しかし、フェルスタッペンはそれをものともせず、むしろ冷静さを失わない強さを見せつけてきた。

    「マックスのレース運びを見ていると、どれほどの注目やプレッシャーがあっても非常に落ち着いている」とメキースは付け加えた。

    「彼は週末の臨み方をとても体系的に組み立てている。だから彼にとってもチームにとっても、ここオランダだからといって特別に慌ただしくなることはなかった。我々はむしろファンから良いエネルギーをもらえた」

    オランダGPは地元ファンが熱狂するフェスティバルのような雰囲気を持つ一方で、その期待を背負うフェルスタッペンにとっては精神的負荷も大きいはずだ。しかし、彼はそれを受け止め、冷静に自らのペースを刻み、チームに確かな結果をもたらした。その姿勢こそが、メキースをはじめとするレッドブル陣営を今なお「驚かせ続ける」理由だといえる。

  • マックス・フェルスタッペン F1オランダGPのソフトタイヤ戦略を説明

    マックス・フェルスタッペン F1オランダGPのソフトタイヤ戦略を説明

    マックス・フェルスタッペンは、オランダGPでレッドブルがソフトタイヤでスタートする決断を下した理由を説明した。これは他の上位勢が選ばなかった戦略だった。

    20人のドライバーのうち、ソフトタイヤでスタートしたのはフェルスタッペンと、12番手から出走したチームメイトの角田裕毅だけだった。フェルスタッペンはザントフォールトのグリッド3番手からスタートし、より柔らかいタイヤを活かして2番手のランド・ノリスをオープニングラップでかわしたものの、その後はポジションを落として3番手を走行した。

    最終的には、ノリスがエンジントラブルでリタイアしたことで2位でフィニッシュし、母国GPでの連続トップ2フィニッシュ記録を守った。勝者はオスカー・ピアストリだった。

    フェルスタッペンは、この戦略が自身の希望によるものだったと語った。

    「金曜の走行後に自分にとって一番しっくりきたのがソフトだったから、それで計画していたんだ」とフェルスタッペンはRacingNews365を含むメディアに説明した。

    「もちろん、セーフティカーが出たからみんなフレッシュタイヤに交換しなきゃいけなかったけど、すべて計画通りだった」

    「スタートは正直悪くなかった。ターン1の外側に行って、ターン2に入ろうとした。あのコーナーはいつも路面の中央から外側にかけて砂が多いんだ」

    「ソフトタイヤだったから、エントリーで攻めてちょっと横に滑ったけど、ターン3に向かっても大丈夫だったよ」

    マックス・フェルスタッペン F1 オランダGP レッドブル・レーシング

    その後ノリスをオーバーテイクしたフェルスタッペンは、しばらく前を走ったものの、9周目にターン1の外側からノリスに抜かれ、彼は一気に先へ行ってしまった。

    これについてフェルスタッペンは、無理に戦う意味はなかったと振り返った。

    「少しは楽しみたかったから前に出たけど、その後は自分のペースで走った。そうしたら、ある時点でランドに抜かれたんだ」と語った。

    「見ての通り、完全に別のリーグだった。必死に守ってレースを台無しにしたり、2〜3周も命懸けで防御する意味なんてない。不運だけど、そこには意味がないんだ」

  • フェルスタッペンにエクレストン警告「フェラーリ移籍はF1キャリアの終わり」

    フェルスタッペンにエクレストン警告「フェラーリ移籍はF1キャリアの終わり」

    元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、マックス・フェルスタッペンに対し2026年以降にフェラーリへ移籍しないよう警告した。

    「もし彼がフェラーリに行けば、それは彼のキャリアの終わりになる。そうならないことを願う」と94歳のエクレストンはsport.deに語った。

    フェラーリとルイス・ハミルトンの双方に批判的であることで知られるエクレストンは、フェルスタッペンはマラネロ以外のどこでも成功できると主張する。「彼は常に良いチームを勝利するチームに変えることができる」とイギリス人は述べた。

    40歳となったハミルトンは、フェラーリでの最初のシーズンで苦戦を強いられており、8月のサマーブレイク前には自らを「役立たず」と評していた。エクレストンは変化の時だと考えている。

    「彼らは新進気鋭のドライバーを選ばなければならない。私はブラジル人のガブリエル・ボルトレトを起用するだろう。彼は非常に優れたドライバーになると思うし、あるいはアイザック・ハジャーでもいい。ボルトレトなら仕事を果たせる。彼を正しいクルマに乗せれば、その力が見えるはずだ」

    さらにフェラーリについてエクレストンは、依然として指導力の欠如に苦しんでいると付け加えた。「残念ながら、間違った人々が選ばれてしまった。数人を連れてくることができる人物が必要だ」

    ハミルトンに話を戻すと、エクレストンは続けた。「私の意見では、ルイスとフェラーリにとって最も恥ずかしいのは、彼が必要とされるすべてのものをもたらすことができると信じてしまったことだ。提供されるはずのものが提供されなかったのだから、彼らは失望しているに違いない」

    マックス・フェルスタッペン F1 スクーデリア・フェラーリ

    一方、もう一人のF1レジェンド、ゲルハルト・ベルガーはオーストリア紙『Krone Zeitung』に対し、ハミルトンは今やチームメイトのシャルル・ルクレールの後塵を拝する立場に順応しなければならないと語った。

    「ルイスは常にチーム内でナンバーワンであることに慣れていた」と元フェラーリドライバーは述べた。「今ではルクレールが彼を抑えている。しかしこれは一種の道徳的教訓だ。地位は役割を果たすべきではない。ルイスはそれに苦しんでいるが、自分自身で克服しなければならない。クルマとチームメイトをコントロールしなければならない。すべては彼自身にかかっている」

    一方エクレストンは、現在ポイントリーダーであるオスカー・ピアストリを称賛した。「彼は仕事をやり遂げる」とマクラーレンのドライバーについて語った。

    「彼がミスを犯したとき、彼は自分がミスをしたことを理解しており、他人を責めたり言い訳をしたりしない。そして同じミスを繰り返さないようにしている。二度同じ過ちはしない。彼はマックス・フェルスタッペンに次ぐ最高のドライバーだ」

  • マックス・フェルスタッペン F1オランダGP決勝「後ろを抑えるレースだった」

    マックス・フェルスタッペン F1オランダGP決勝「後ろを抑えるレースだった」

    レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、母国オランダGPで2位表彰台を獲得した。スタート直後からマクラーレン勢に挑んだが、ターン2で大きくスライドする場面もあり、以降はペース不足に苦しみながらも冷静に走り切った。

    マクラーレンの速さに屈したものの、ザントフォールトを埋め尽くしたオレンジアーミーの前で結果を残し、今季の戦いにおいて貴重なポイントを積み上げた。

    「簡単じゃなかった。スタートで全力を尽くして前に出ようとしたけど、ターン2で危ない瞬間があった。そこからは自分のレースに集中した。マクラーレンの方が速かったけど、ランドの不運で少し救われた面もある。それでもここで2位に立てたのは大きな成果だ」とフェルスタッペンは振り返った。

    スタート直後のバトルについては次のように説明している。

    「最初は悪くなかった。ターン1で外側を狙って、そのままターン2にも仕掛けた。でもコースの外側には砂が多くて、ソフトタイヤでも無理だった。ターン3で大きく横に滑ったけど、なんとか持ちこたえた」

    決勝のペースについては不満も隠さなかった。

    「予選は良かったけど、決勝はやっぱりペースがなかった。僕らは1周の速さよりもレース全体でタイヤの挙動に苦労している。それが今日も明らかだった。結局、前を見るよりも後ろからの攻撃を抑えるレースになった」

    戦略についても言及した。

    「ソフト2回は金曜から決めていたプランだった。それが一番良かった。セーフティカーで全員がタイヤ交換をしたけど、計画通りだ」

    マックス・フェルスタッペン F1 オランダGP

    さらに、初表彰台を獲得したチームメイトのアイザック・ハジャーを称えた。

    「新人でこのクルマに乗るのは簡単じゃない。彼がここで表彰台を取ったのは完全にふさわしいことだ。週末全体で素晴らしかったし、レースも立派だった。チームも今シーズンずっと良い仕事をしているし、彼がその成果を仕上げた」

    会見ではユーモアも交えた。「ハジャーが将来レッドブルに昇格したら?」という質問には「ひどいことになるね。冗談だよ」と笑いを誘った。ハジャーも「マックスの隣には行きたくない。彼が嫌いだから(笑)」と即座に返し、会場は大きな笑いに包まれた。

    また、2021年の激闘を例に「こうした週末をどう切り替えるか?」と問われると、フェルスタッペンは冷静に答えた。

    「自分でコントロールできないこともある。だからハードワークを続けて勝つことを目指すしかない。チームメイトとの戦いは難しいけど、まだレースは多い。流れは変えられるし、結果は時間が示す」

  • フェルスタッペンとハジャー レッドブルF1でコンビ結成の可能性を語る

    フェルスタッペンとハジャー レッドブルF1でコンビ結成の可能性を語る

    F1オランダGP後の記者会見で、表彰台に立ったマックス・フェルスタッペンとアイザック・ハジャーが、将来レッドブルでチームメイトになる可能性について問われ、ユーモアを交えて答える場面があった。

    ジャーナリストから「今日の結果を受けて、ハジャーが将来レッドブルに昇格した場合、チーム内のダイナミクスはどうなるか?」と質問されると、フェルスタッペンは笑いながら「ひどいことになるね。冗談だよ」と返し、会場を沸かせた。

    すかさずハジャーも「マックスの隣には行きたくない。彼が嫌いだから(笑)」と冗談で応じ、会場はさらに大きな笑いに包まれた。

    しかし、その後のやり取りでは互いの実力を認め合う発言が続いた。ハジャーはフェルスタッペンについて「彼はずっと僕のリファレンスだった。レースを通して2、3秒後ろで走り、彼と一緒に母国で表彰台に立てたのは本当にクールだ」と敬意を示した。

    一方のフェルスタッペンもルーキーの快挙を称賛。「新人でこのクルマに乗るのは簡単じゃない。彼がここで表彰台を取ったのは完全にふさわしいことだ。週末全体で素晴らしかったし、レースも立派だった」とコメントし、若きチームメイト候補に太鼓判を押した。

    冗談と敬意が交錯したやり取りは、将来の“レッドブル・コンビ”を想像させるものであり、会見場を大いに盛り上げた。

    マックス・フェルスタッペン アイザック・ハジャー F1 オランダGP レッドブル

  • マックス・フェルスタッペン 母国F1オランダGPで2位表彰台「素晴らしい結果」

    マックス・フェルスタッペン 母国F1オランダGPで2位表彰台「素晴らしい結果」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、母国オランダGP決勝でスタート直後から果敢な攻めを見せ、最終的に2位表彰台を獲得した。

    ソフトタイヤで臨んだスタートでは、1コーナーでオスカー・ピアストリを追い詰め、ターン2ではスライドを立て直す場面もあったがポジションを守り切った。その後もターン3で仕掛けるなど観客を沸かせた。

    中盤以降はマクラーレン勢の安定したペースに対抗するのは難しかったが、終盤に雨粒が落ちる不安定なコンディションの中でも集中力を切らさず、地元ファンの前で確実に2位を確保した。

    クールダウンルームでは自身のスタートについて「外側は滑るとわかっていたが、あそこまでとは」とピアストリに語り、両者で映像を見ながら声を合わせて驚く一幕もあった。

    「簡単じゃなかった。スタートで前に出ようとすべてを出し切って、ターン2では少し大きな瞬間もあった。でもこのホームレースで表彰台に立てたことは素晴らしい結果だ」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

    「ターン3では仕掛けてみたけど、ターン2に砂が多すぎた!」

    マックス・フェルスタッペン F1 オランダGP レッドブル・レーシング

  • マクラーレンF1 フェルスタッペンを脅威視「新品ソフトはレッドブルの武器」

    マクラーレンF1 フェルスタッペンを脅威視「新品ソフトはレッドブルの武器」

    アンドレア・ステラはオランダGPでのマックス・フェルスタッペンの勝利を排除していない。マクラーレンのチーム代表は、レッドブルにとって潜在的な「武器」となり得る新品ソフトタイヤに言及しているが、それが本当にどれほど決定的なものになり得るのだろうか。

    予想通り、マクラーレンはF1オランダGPのフロントローを独占した。しかしながら、その結果は2つの点でやや意外なものとなった。

    第一に、ランド・ノリスが全てのプラクティスセッションで優位に立っていたにもかかわらず、オスカー・ピアストリが最も重要な場面で結果を出したこと。第二に、FP3の後に予想されていたよりもマックス・フェルスタッペンとの差がかなり小さかったことである。その最終プラクティスセッションでは、マクラーレンはフィールド全体に対してほぼ1秒の差を広げていたが、予選ではフェルスタッペンがその差を大幅に縮めることに成功した。

    「最も興味深いのは、今朝はまだマクラーレンに対して8コンマ(0.8秒)遅れていたのに、今はわずか2コンマ(0.2秒)だということだ」と、ヘルムート・マルコは予選後にMotorsport.comに語った。「中古タイヤではさらに近づいている。だから私は、我々が日曜にマクラーレンを神経質にさせる立場にあると思っている」

    フェルスタッペン自身はより懐疑的で、3位を守り抜くことすら十分に厳しいと語った。「ちょっと未知数だが、今われわれのクルマに搭載しているものは、より安定しているはずだとは思っている。でも今季全体を通じて言えば、予選ラップと比較した場合の我々のレースペースは決してベストではなかった。少なくとも、後ろにいる連中を実際にレースで後ろに留めておけることを願うだけだ」

    フェルスタッペンの脅威を警戒するマクラーレン
    フェルスタッペン自身は、母国で再び勝利を狙うマクラーレンに挑むことはないだろうと見ている。しかしマクラーレンのチーム代表アンドレア・ステラは、そのシナリオを排除していない。彼は、ハンガリーのようにマクラーレン勢が互いにだけ争うという想定を持たず、トラック上でも戦略上でも警戒すべき存在は他にもいると考えている。

    「戦略は、ランドとオスカーの間の競争が表れる変数のひとつだ」と彼は言った。「しかしまず言わせてもらえば、我々にはランドがいて、オスカーがいて、そしてマックス・フェルスタッペンがいる。チームの利益、ランドとオスカーの利益のためにまずやらなければならないことは、マックスを倒すことだ。彼は我々からそう遠くはない。わずか2コンマしか離れていない」

    1-2フィニッシュを確保することが、マクラーレン内部の戦いを考慮する前に最優先される。「面白くなると思うよ。それは2人のマクラーレンのドライバーの間だけではなく、他のドライバーともだ。例えばマックスは、予選で温存した新品ソフトを持っていて、それを戦略的に正しいタイミングで投入できれば、かなり強力な武器になり得る」

    マックス・フェルスタッペン F1 マクラーレン

    レッドブルに追加の柔軟性──だがそれは有効か?
    しかし問題は、その新品ソフトを実際のレースで使える現実性がどれほどあるかだ。金曜日にはマルコがすでに「我々は硬いコンパウンドの方が良い。確実にミディアム─ハードの1ストップのレースだ。だから我々の望みはその方向にある」と予想していた。

    タイヤサプライヤーのピレリも同じ見解を示している。今回ピットレーンの速度制限が60km/hから80km/hに引き上げられたとはいえだ。「理論上は、ミディアム─ハード─ハードが速い戦略であり、その場合さらにプッシュもできる。しかしここではオーバーテイクが非常に難しいことを考慮すれば、1ストップという可能性もある。自分のトラックポジションを守るのだ」とピレリのマリオ・イゾラは説明した。

    とはいえ、フェルスタッペンが持つ余分のソフトセットは理論的にはレッドブルにより多くの柔軟性を与える。もしチームが1ストップに固執するなら、そのソフトは依然としてレース終盤のために温存できる。例えば、フリーピットストップのチャンスが訪れた場合や、チームが攻撃に出たいと望む場合である。

    「ソフトというのは、レースのスティントのひとつで使えるコンパウンドであることが興味深い」とイゾラは続けた。「戦略をミディアム─ハードで始めて、スティントが十分に長くならないことに気づいた場合や、何らかの理由で追加スティントが必要になった場合、そのとき最後にソフトを投入できるのだ」

    一方で、もし最初から2ストップ戦略を計画するなら、イゾラは別のオプションを好む。「戦略を最初から2ストップで考えるのであれば、我々はソフト─ハード─ミディアムの方が良いと考えている。スタート時にソフトのグリップが与えるアドバンテージを得られるからだ。その後にハードとミディアムでレースを展開できる」

    しかしそのシナリオはあまり現実的ではないように思われる。マルコが1ストップを強調しているからだ。それでも適切な状況下では、その余分のソフトセットは役立つかもしれない。少なくともバルセロナの再現は防げるだろう。あのときレッドブルは終盤のセーフティカーで選択肢が尽き、新品ハードしか残っていなかった。そしてそれを履いたことが大失敗となり、フラストレーションを生み、最終的にジョージ・ラッセルとの接触につながった。

    オランダGPでは、レッドブルはジョーカーとして新品ソフトを手にしている。結論として、それはむしろプランBに近いものだ──つまり切り札として温存しているのである。それを実際に有効活用できるかどうかは、第一に天候、そして第二にマクラーレンのレースペース次第だ。もしウォーキングのチームが昨年のザントフォールトのように支配的で、ノリスが他を引き離したような走りを見せれば、競争相手にとってはいかなるタイヤの柔軟性も意味を持たないだろう。

  • マックス・フェルスタッペン F1オランダGP予選「セットアップ変更で好転」

    マックス・フェルスタッペン F1オランダGP予選「セットアップ変更で好転」

    マックス・フェルスタッペンはF1オランダGP予選で3番手を獲得し、母国ファンの期待を盛り上げた。レッドブルは週末を通してマシンに苦しんでいたが、最後のセットアップ変更が奏功し、競争力を取り戻す展開となった。予選ではマクラーレン勢に割って入り、日曜決勝で表彰台を狙える位置を確保した。

    レッドブルにとって今週末のザントフォールトは波乱続きだった。フェルスタッペンはプラクティスで思うようなパフォーマンスを発揮できずにいた。

    しかし、予選では劇的な改善を見せ、ポールのオスカー・ピアストリと僚友ランド・ノリスに続く3番手を獲得。トップからわずか0.2秒差につけた。

    「予選を通してギャップは大きかったけど、正直3番手を取れればいいと思っていた。週末を通じて難しい状況だったが、予選で少し良くなって非常にポジティブだった」とフェルスタッペンは語った。

    「最後に加えた変更でマシンがいい作動域に入って、よりプッシュできるようになった。僕たちにとって3番手は大きな成果だ。彼ら(マクラーレン)はどこでも強い。僕たちにとって良い週末の好転だった」

    フェルスタッペンにとって、これは前戦ハンガリーGP予選9番手・決勝9位という苦い結果からの明確な前進だった。

    マックス・フェルスタッペン F1 オランダGP

    表彰台を見据えつつも現実的な見方
    決勝に向けてフェルスタッペンは、圧倒的なマクラーレン勢に対し冷静に状況を見ている。

    「表彰台、それが現実的な目標だと思う。レースでは僕たちは予選ペースと比べて良いときも悪いときもある。明日が良い方であることを願う」とコメント。

    さらに後方から迫るメルセデスのジョージ・ラッセルやフェラーリ勢に警戒を示しつつも、マシンの改善に一定の自信をのぞかせた。

    「未知数な部分もあるけど、今のマシンなら安定していると思う。ただ今季は総じてレースペースが予選ラップほど良くない。だからせめて後ろの連中を後ろに留められることを願っている。前で何が起きるかは僕にはどうしようもないから、自分の持ち場でベストを尽くすだけだ」

    ホームグランプリの大観衆に後押しされ、セットアップの最適化に手応えを得たフェルスタッペン。決勝では母国ファンの声援を力に変え、表彰台獲得を目指す。