カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • マックス・フェルスタッペン F1復帰のセルジオ・ペレスと“静かな再会”

    マックス・フェルスタッペン F1復帰のセルジオ・ペレスと“静かな再会”

    マックス・フェルスタッペンが、2025年F1シーズン中にかつてのレッドブルのチームメイトであるセルジオ・ペレスとヘルメットを交換する形で再会していたことが明らかになった。

    4度のワールドチャンピオンは、2026年にキャデラックF1からF1に復帰するペレスに向け、ヘルメットのバイザーに特別なメッセージを書き残している。

    フェルスタッペンとペレス 4年間の関係
    フェルスタッペンとペレスは、2021年から2024年までの4シーズンをレッドブルで共に戦った。フェルスタッペンはその間に4年連続でタイトルを獲得している。

    ペレスはF1通算6勝のうち5勝をレッドブル在籍中に挙げたが、2024年シーズンの不振を受け、同年末でチームを離れることになった。

    2025年シーズンをサバティカル(休養)として過ごしたペレスは、2026年にキャデラックF1からグリッドへ復帰する予定で、チームメイトには元メルセデスのバルテリ・ボッタスが名を連ねる。2026年のグリッドでも屈指の経験値を誇るドライバーラインアップとなる。

    ヘルメット交換とメッセージ
    新年を迎えるにあたり、ペレスはSNSに投稿し、2025年シーズン中にフェルスタッペンと会い、ヘルメットを交換したことを明かした。

    写真には、2024年の複数レースでフェルスタッペンが実際に使用していたヘルメットを手に、2人が並んで写っている。

    そのヘルメットのバイザーには、フェルスタッペン直筆の次の言葉が記されていた。

    「素晴らしいチームメイトであり、友人でいてくれてありがとう」

    これに対し、ペレスは投稿のキャプションで次のように記している。

    「2025年のサバティカル中も、君はとても速かった。素晴らしい2026年にしよう」

    ペレス離脱後のレッドブルの苦戦
    ペレスの離脱後、レッドブルは2025年シーズンにおいて後任ドライバーの起用に苦しんだ。

    リアム・ローソンと角田裕毅はいずれも表彰台を獲得できず、ローソンはオーストラリアと中国の2戦でQ1敗退が続いた後、わずか2戦でレーシングブルズへ降格となった。

    角田裕毅は22戦中7戦でしかポイントを獲得できず、最高位はバクーでの6位にとどまった。2026年にはテスト兼リザーブドライバーへ回り、ペレス離脱後3人目の起用としてアイザック・ハジャーがレッドブルに加わることが決まっている。

    ペレスの本音「証明するものはない」
    キャデラックF1のシートを獲得した後、ペレスは後任ドライバーたちの成績についても言及している。

    「レッドブルを離れたあと、何かを証明しなければならないとは思っていない」

    「今のドライバーや次のドライバーが苦戦しているから、というだけじゃない。それ以前から、とても難しい場所だった。常に適応し続けて、信頼を築かなければならない。精神的に、非常に特殊な挑戦なんだ」

    「彼ら(ローソンと角田裕毅)がシーズンを通して取ったポイントを見れば、全体で5点くらいだった。だから、その点について僕には何も証明することはない」

    「僕にとって大事なのは、このスポーツを再び楽しむことだ。僕が愛してきたスポーツ、たくさんのものを与えてくれたスポーツを」

    「この新しいプロジェクトで戻ってくるのは、そのためだ。とても成功することを願っている」

    「何よりもまず、この復帰を楽しみたいんだ」

    フェルスタッペンの短いメッセージとペレスの言葉は、4年間を共に戦った2人の関係性が今も続いていることを静かに物語っている。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1解任のホーナーと「定期的に連絡」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1解任のホーナーと「定期的に連絡」

    マックス・フェルスタッペンは、レッドブルF1のチーム代表を20年間務めた後に解任されたクリスチャン・ホーナーについて、現在も非常に良好な関係を維持していることを明かした。両者は今も定期的に連絡を取り合っているという。

    ホーナーは2005年にレッドブルがF1に参戦した当初からチームを率いてきたが、2025年7月にオーストリアのチームを離れることになった。

    彼の指揮の下、レッドブルはドライバーズ8回、コンストラクターズ6回の計14タイトルを獲得。そのうち6回は、2016年に当時18歳でトロ・ロッソから昇格したフェルスタッペンとともに成し遂げたものだった。

    しかし、ホーナー体制の最後の12〜18か月間は、チーム内の雰囲気が悪化していた。不適切行為の疑惑(後に潔白が確認された)、創設者ディートリッヒ・マテシッツの死後に起きた経営権を巡る対立、そしてF1序列で4番手まで後退した成績不振が重なっていた。

    その結果、レッドブル首脳陣は姉妹チームからローラン・メキースを新代表に据える決断を下した。これが大きな改善につながり、フェルスタッペンは予想外のタイトル争いを展開。最終的にはランド・ノリスに次ぐランキング2位でシーズンを終えた。

    「チーム全体として、あまりうまくいっていなかった」とフェルスタッペンはViaplayに語った。

    「結果の面でもそうだし、チーム内に少し不安定さがあった。長い間うまくいっていないと、最終的には株主も状況に満足できず、変化を求めるようになる」

    「正直、いつも難しいものだ。クリスチャンとは強い絆を築いてきたし、とてつもない成功を一緒に収めてきた。特に2021年のあの瞬間は忘れられない。クリスチャンは、僕のために火の中に飛び込んでくれた。電話で話すときも、そういうことを思い出すから簡単じゃない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    それでも、今も連絡を取り合っているのかと問われた4度のワールドチャンピオンは、次のように答えている。

    「毎週だ。毎レースだよ。金曜、土曜、日曜に連絡を取るし、たいていはテキストメッセージだ。でも、たとえば休暇中でもね。本当に毎週だ」

    「彼はチームの全員を知っているけど、内容は『幸運を祈っている』『信じている』といったものが中心だ。最大のファンという感じだね」

    「これまで一緒に経験してきたすべてのことがあるし、『君ならできる』という言葉もくれる。もちろんレース以外の話もする。だから、毎週だ。毎レースウイークエンド、そして彼がチームを離れた後も続いている」

    一方でフェルスタッペンは、元上司に対して敬意を示しながらも、体制変更が正しい方向に進んでいることを示唆した。

    「チームはうまくいっている」と、F1通算71勝のフェルスタッペンは語る。

    「自信に満ちているし、みんなが笑顔だ。いい雰囲気で、全員がうまくやれている。以前はそれを失っていた時期があった。レッドブルらしさが、少し消えてしまっていたんだ」

  • フェルスタッペンが音で評価 レッドブル2026年F1エンジンは「クリスプだった」

    フェルスタッペンが音で評価 レッドブル2026年F1エンジンは「クリスプだった」

    2026年F1レギュレーションという大きな転換点に向け、各チームの新型パワーユニットが少しずつ姿を現し始めている。

    メルセデスや、ホンダと組むアストンマーティンはすでにSNS上で新エンジンのサウンドを公開しているが、フォードと提携するレッドブルの自社製パワーユニットは、いまだベールに包まれたままだ。

    その中で、マックス・フェルスタッペンがファンに向けて“最初のレビュー”を口にした。ただし、それはラップタイムでもトルクカーブでも、エネルギー回生のグラフでもない。彼が語ったのは、音だった。

    2026年からF1は、内燃機関と電動出力を50:50で分ける新時代に突入する。その中で、エンジンサウンドが話題になるという、いかにもシーズンオフらしい光景が広がっている。

    「クリスプだった」フェルスタッペンの率直な第一声
    フェルスタッペンは「Talking Bull」ポッドキャストに出演し、レッドブル・パワートレインズが開発中の新パワーユニットについて、ごく簡潔な評価を下した。

    「うん、いい音だったよ。もちろんダイナモ上で聞いたものだけど、音がクリスプ(輪郭がはっきりしていて、濁りやこもりのない、歯切れの良い音という意味)だった。実際に音そのものを開発したのかは分からないけど、いい音をしていた」

    世界王者らしい、余計な装飾のない言葉だ。「衝撃的だ」とも「タイトルを獲れる」とも言わない。ただ“クリスプ”。その一言に、どこかでレッドブルのエンジニアが静かにうなずいたかもしれない。

    フェルスタッペン レッドブル F1 エンジン

    音が語られ始める、F1オフシーズンの風物詩
    F1の暦の中で、この時期はエンジンサウンドが、あたかも選手権の行方を占う材料のように扱われる瞬間でもある。シミュレーションや信頼性テスト、空力相関よりも、「速そうに聞こえるかどうか」が語られる。

    ダイノでの録音が、まるでポールラップのオンボード映像のように分析され、「クリスプ」という言葉が、技術指令一本分以上の重みを持ってしまう。まさにスローニュースデーの象徴だ。

    それでも、わずかな差にすべてを賭けるF1という世界では、エンジンの“音色”ですら議論の火種になる。そして、それが現王者のマシンに関わるものであれば、なおさら注目を集めることになる。

  • F1チーム代表が選ぶ2025年ベストドライバーはマックス・フェルスタッペン

    F1チーム代表が選ぶ2025年ベストドライバーはマックス・フェルスタッペン

    マックス・フェルスタッペンは、F1公式サイトが毎年実施している年次投票において、F1のチーム代表たちから5年連続でドライバー・オブ・ザ・イヤーに選出された。

    2025年のF1世界選手権は最終的にチャンピオンシップをわずか2ポイント差で逃したが、それでもなお、そのパフォーマンスはチーム代表たちから最も高く評価された。

    この投票は、F1グリッドに参戦する10チームすべての代表に対し、個人のランキングは非公開としたうえで、その年のトップ10ドライバーを選出するリストの提出を求める形式で行われる。その後、現行のF1ポイント制度に基づき、各順位に得点を割り当て、1位には25ポイント、10位には1ポイントを付与。全代表のスコアを合算することで最終ランキングが決定される。

    直近9戦で6勝を挙げる圧巻の終盤戦を見せたマックス・フェルスタッペンは、チーム代表たちから最も多くの支持を集め、トップの座を確保した。2位には、2025年F1ワールドチャンピオンで今季7勝を挙げたランド・ノリスが続いた。

    選手権序盤のペースセッターだったオスカー・ピアストリは、代表投票で3位に選出され、最終的なドライバーズランキングと同じ評価を受けた。メルセデスのジョージ・ラッセルは4位に入り、昨年のこの投票から2つ順位を上げた。2勝と7回の表彰台を獲得した力強いシーズンが評価された形だ。

    フェルスタッペンが示した存在感
    11月30日に行われたカタールGP(ルサイル・シティ)では、フェルスタッペンが勝利を挙げ、シーズン終盤にかけての猛烈な追い上げを象徴する一戦となった。F1のチーム代表たちは、こうした一貫した強さと勝負強さを理由に、再びフェルスタッペンを年間最高のドライバーとして選出している。

    中団から上位まで広がった評価
    5位にはフェルナンド・アロンソが入った。自身にとって最も強いシーズンとは言えなかったものの、ドライバビリティの難しいアストンマーティンを操った走りが印象に残り、昨年から4つ順位を上げた。

    6位にはカルロス・サインツJr.が続いた。後半戦に2度の表彰台を獲得するなど、シーズン終盤に存在感を示した点が評価された。7位はシャルル・ルクレールで、勝利のない難しいシーズンとなったフェラーリでの戦いが反映された結果となった。

    8位にはオリバー・ベアマンが入り、今回のランキングで最高位の新顔となった。さらに、2026年からレッドブル加入が決まっているアイザック・ハジャーもトップ10に名を連ね、レーシングブルズでの力強いデビューシーズンが評価された。トップ10の最後は、239戦目にして初表彰台を獲得したニコ・ヒュルケンベルグが締めくくっている。

    ルイス・ハミルトンはトップ10圏外
    一方で注目を集めたのが、ルイス・ハミルトンの不在だ。2025年シーズン開幕前、メルセデスからフェラーリへの移籍は大きな話題を呼び、マラネロでの新章に高い期待が寄せられていた。しかし結果として、ハミルトンはF1キャリアで初めて未勝利かつノーポディウムのシーズンを終え、全24戦を戦った末のドライバーズランキングは6位にとどまった。

    こうした成績を背景に、各チーム代表が独自に選出するトップ10ドライバー投票では、ハミルトンの名前は最終リストに含まれなかった。チーム代表たちの評価という形で、2025年シーズンの苦戦が明確に示された結果と言える。

    投票に参加したチーム代表
    今回の投票には、アンドレア・ステラ、トト・ヴォルフ、ジェームス・ボウルズ、アラン・パーメイン、アストンマーティンのシニア・リーダーシップ・チーム、小松礼雄、ジョナサン・ウィートリー、そしてスティーブ・ニールセンが名を連ねている。

    フェルスタッペンの5年連続受賞と、ハミルトンのトップ10圏外という対照的な結果は、2025年シーズンの勢力図とチーム代表たちの評価の変化を端的に示すものとなった。

    マックス・フェルスタッペン F1チーム代表 2025年のF1世界選手権

  • マックス・フェルスタッペンの相棒ランビアーゼ争奪戦にウィリアムズF1参戦?

    マックス・フェルスタッペンの相棒ランビアーゼ争奪戦にウィリアムズF1参戦?

    ウィリアムズF1が、レッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンを長年支えてきたレースエンジニア、ジャンピエロ・ランビアーゼの獲得に向け、アストンマーティンF1と並んで動いていることが明らかになった。

    英伊二重国籍を持つランビアーゼについては、日曜日にThe Raceが、アストンマーティンF1への移籍の可能性を報じていた。シルバーストンを拠点とする同チームでは、将来的にCEOやチーム代表へと発展する可能性を含むシニアポジションでの起用が検討されているとされる。

    これに対し、オートスポーツ誌は、2025年シーズンを競争力ある形で終えたウィリアムズF1も、ランビアーゼ獲得に向けて候補に浮上していると伝えた。グローブを拠点とするチームは、来季以降を見据えた体制強化の中で、同氏を重要な補強対象と位置づけているという。

    さらに放送局ラジオボックスは、クリスマス前にウィリアムズF1が、チーム代表ジェームス・ボウルズ体制のもとでランビアーゼと合意寸前まで話を進めていたと報じている。ただし、アストンマーティンF1との接触がこの流れを鈍らせ、現在は中団勢同士による獲得レースに発展している可能性がある。

    アストンマーティンF1が持つ優位性
    アストンマーティンF1が優位に立つ要素は複数あると見られている。まず、資金面での制約が比較的小さい点に加え、競技的な将来性も魅力となり得る。

    ランビアーゼは、マネージング・テクニカル・パートナーであり、次期チーム代表就任が見込まれているエイドリアン・ニューウェイから高く評価されているとされる。両者は、ニューウェイが昨年レッドブル・レーシングを離れる以前に、同チームで共に働いていた関係にある。

    この関係性は、ランビアーゼと私生活でも親しいマックス・フェルスタッペンを、将来的にレッドブル・レーシングから引き抜く構想とも結びつく可能性があると指摘されている。

    マックス・フェルスタッペンとジャンピエロ・ランビアーゼ F1 ウィリアムズ・レーシング

    またランビアーゼは、F1キャリアの初期をジョーダンでスタートさせ、その後ミッドランド、スパイカー、フォース・インディアで経験を積んできた。これらはいずれも、現在のアストンマーティンF1へと連なる系譜のチームであり、実質的に過去に在籍した環境へ戻る形にもなる。

    一方で、レッドブル・レーシング内部では、ランビアーゼをグランプリ全戦への帯同を必要としない新たな役割へ配置転換する可能性も取り沙汰されている。

    実際、直近シーズンでは私的理由によりオーストリアGPとベルギーGPを欠場し、その間はサイモン・レニーがピットウォールで代役を務めていた。

    こうした状況を背景に、アブダビGP決勝後、フェルスタッペンが勝利を挙げた一方でタイトルを逃した場面では、45歳のランビアーゼがピットウォールで感情をあらわにする姿が確認され、レッドブル・レーシングでの将来を巡る憶測が一段と強まることになった。

  • 「フェルスタッペンと戦えるのは一人だけ」元F1ドライバーが挙げた意外な名前

    「フェルスタッペンと戦えるのは一人だけ」元F1ドライバーが挙げた意外な名前

    同じマシンでマックス・フェルスタッペンと競り合えるF1ドライバーは、グリッド上でただ一人しかいない。それはシャルル・ルクレールだ。

    そう語るのは元F1ドライバーのリカルド・パトレーゼで、ランド・ノリスが新たなワールドチャンピオンであることは認めつつも、フェラーリのドライバーだけがフェルスタッペンと同じレベルにあると主張している。

    リカルド・パトレーゼ「たとえ新チャンピオンがノリスであっても……」
    フェラーリ在籍7年目となるルクレールだが、ドライバーズ選手権のタイトル争いを本格的に繰り広げたことは、いまだに一度もない。

    ルクレールは2019年、メルセデス時代の終盤にフェラーリへ加入した。その時代、彼の新たなフェラーリのチームメイトであるルイス・ハミルトンは、メルセデスのカラーでタイトルを独占していた。

    やがてメルセデスの支配に終止符を打ったのがレッドブルとフェルスタッペンであり、オランダ人ドライバーは2021年のタイトルをホイール・トゥ・ホイールの激闘の末にハミルトンから奪い取った。こうして「フェルスタッペン時代」が始まった。

    しかしその時代も、今季はマクラーレンとノリスがダブルタイトルを獲得したことで終焉を迎えた。ノリスはフェルスタッペンに2ポイント差でタイトルを制している。

    ルクレールは、2022年にフェルスタッペンに次ぐ2位、そして2024年にはフェルスタッペンとノリスに次ぐ3位でシーズンを終え、2度ランキング上位に入ったものの、真のタイトル争いを仕掛けたことはない。ランキング2位だったシーズンでさえ、フェルスタッペンとの差は146ポイントにも及んでいた。

    マックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレール

    だが元ドライバーのパトレーゼによれば、その責任はルクレールではなく、彼に世界タイトルを争えるマシンを与えてこなかったフェラーリにあるという。

    実際、71歳のパトレーゼはルクレールを高く評価しており、フェルスタッペンと戦えるドライバーは彼しかいないと断言している。

    「どこにサプライズがあるというんだ?」と、パトレーゼはイタリア人ジャーナリストのレオ・トゥリーニに語った。

    「たとえ新チャンピオンがノリスであっても、絶対的な天才であるフェルスタッペンと戦える唯一のドライバーはカルレット(Carletto/親しみを込めたシャルル)だ」

    「彼は常に戦っている。だがスクーデリアの事情で、これまで一度も正しいマシンを手にしたことがない。シャルルは勝利に飢えている。彼が感じているフラストレーションは理解できるし、数少ないミスも、勝ちたいという強烈な欲求の裏返しなんだ」

    ルクレールのチームメイトであるルイス・ハミルトンについても、パトレーゼは、正しいマシンさえあれば史上最多となる8度目のタイトルを争えると確信している。その8度目のタイトルは、本来ならすでに手にしているべきだったとも付け加えた。

    「ルイスはF1のあらゆる記録を塗り替えたドライバーだ。7度のワールドチャンピオンだが、我々は皆、2021年アブダビで8度目のタイトルを奪われたことを知っている。

    「彼のようなドライバーには、競争力のあるマシンを与えなければならない。そうでなければ崩れてしまう。最強チームに少しでも近いフェラーリにルイスを乗せてみれば、彼が今でも戦っている姿が見られるはずだ」

  • ジョージ・ラッセル、F1タイトル争いに自信「フェルスタッペンと戦いたい」

    ジョージ・ラッセル、F1タイトル争いに自信「フェルスタッペンと戦いたい」

    メルセデスのジョージ・ラッセルは、2025年F1シーズンを非常にポジティブな形で終えたことを受け、自身には世界タイトルを争うだけの才能があると確信していると語った。

    ルイス・ハミルトンと3年間チームメイトとして戦い、獲得ポイント数や勝利数でほぼ互角の成績を残したラッセルは、ブラックリーのチームにおけるエースドライバーとしての地位を確立。2026年はルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリとコンビを組む。

    2025年、ラッセルはタイトル争いを繰り広げた3人を除けば、唯一グランプリ優勝を挙げたドライバーだった。24戦中18回でトップ5フィニッシュを果たし、ポイントを逃したのはモナコで11位に終わった1度だけ。さらに、レースを完走できなかった原因となる接触やアクシデントなしで45戦連続を記録するなど、その安定感がメルセデスのコンストラクターズランキング2位に大きく貢献した。

    自身最高のシーズンだったのか
    「間違いなく、パフォーマンスという意味では最も堅実なシーズンだった。最も安定していて、ミスも一番少なかった。だから、全体として見てもそう言えると思う」

    “マックスと戦いたい”という思い
    「自分にはそれができると確信している。トップドライバーたちと競える。マックス(フェルスタッペン)は、今この瞬間の基準となる存在だ。彼こそが、僕が戦いたい相手だし、誰も疑問を挟まない唯一の存在だと思う。自分の競争力を試すために、チームメイトになってみたいと思える唯一のドライバーでもある」

    もっとも、これまでラッセルはフェルスタッペンと本格的なタイトル争いを演じるまでには至っていない。オランダ人ドライバーが、通常はより競争力のあるマシンを手にしてきたためだ。ただし2025年は、シルバーアローが過去よりも頻繁にトップレベルに近づいたシーズンでもあった。

    ジョージ・ラッセル メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ

    シューマッハから得た教訓
    来季でF1参戦8年目、メルセデス加入5年目を迎えるラッセルは、ミハエル・シューマッハのキャリアにインスピレーションを見出している。シューマッハはフェラーリで勝てるチームを築き上げ、マラネロ加入5年目に初のタイトルを獲得。その後、1996年から1999年までの無冠時代を経て、5連覇を達成した。

    「シューマッハがフェラーリで最初のタイトルを獲るまでに5年かかったことを、いつも思い出す。人々は栄光の時代だけを覚えているけれど、タイトルを獲れなかった最初の4年間を覚えている人はほとんどいない」

    「正直に言えば、選手権2位で終わろうが20位で終わろうが、僕にとってはほとんど同じだ。勝てていないという点では変わらない。ウィリアムズにいた頃、毎週末最下位争いをしていたけれど、それは本当にフラストレーションが溜まった。でも今の立場でも、タイトルを争っていないという意味では大きな違いはない。タイトルを争うか、争わないか。そのどちらかで、2位争いをしたいと思う人なんて誰もいないんだ」

  • フェルスタッペンがマクラーレンF1契約に助言 ボルトレトとの知られざる関係

    フェルスタッペンがマクラーレンF1契約に助言 ボルトレトとの知られざる関係

    ガブリエル・ボルトレトとマックス・フェルスタッペンの友情は、多くの人が思っている以上に深いものだという。ボルトレトは、自身とマックス・フェルスタッペンの間に長年にわたって築かれてきた友情の深さについて語り、あまり多くの人には知られていないと明かした。

    ボルトレトは、ザウバーでF1ルーキーシーズンを戦った過去において、4度のF1世界王者であるフェルスタッペンについてたびたび称賛の言葉を口にしてきた。レッドブルのドライバーとしての功績やその実績に対する敬意を、公の場で示してきたのである。

    2人が初めて出会ったのは2016年。当時11歳だったボルトレトは、レッドブルへ昇格したばかりのフェルスタッペンと写真を撮った。その瞬間がきっかけとなり、その後、何度も顔を合わせる中で友情は次第に育まれていった。

    現在21歳となったブラジル人ドライバーのボルトレトは、ジュニア時代のキャリアにおける重要な局面も含め、フェルスタッペンに頻繁に助言を求めてきたことを認めている。その中には、マクラーレンと契約を結んだ決断の日も含まれていた。

    「僕はもう長い間、マックスと素晴らしい友情を築いてきた」とボルトレトはRacingNews365に語った。

    「今ではメディアでもその関係が取り上げられるようになったと思う。みんなが僕と彼が一緒にいるところや、時々ライブ配信をしたり、ゲームをしたりしているのを見るからね。」

    「当然、F1で一緒にレースをするようになってから、さらに距離は縮まった。多くの時間を一緒に過ごしているし、彼は本当に素晴らしい人だ。」

    「多くの人が知らないのは、彼が僕のキャリアを通じて、本当にたくさん助けてくれたということだ。ジュニアフォーミュラにいた頃から、ずっとそうだった。」

    「僕はよく彼にいろいろなことを聞いてきた。ジュニアシリーズにいた頃、自分の契約についてもそうだ。マクラーレンと契約する直前にも、彼に意見を求めた。ザウバーに加入する前も、同じように相談した。」

    「人はあまり知らないかもしれないけれど、彼は常に、僕が何か質問をしたときには助けてくれる存在だった。」

    「彼は僕に『こうしろ』と指示することはなかった。ただ、僕が投げかけた質問に対して、自分の考えを教えてくれただけだ。それは本当に親切なことだと思う。彼には、そんなことをする義務なんてないのだから。」

    「それでも、彼はいつも僕に対してとても親切で、オープンだった。そうやって、この関係が築かれてきた。シミュレーターで一緒に練習もしているし、彼は本当にたくさん助けてくれる。」

    「願わくば、僕も彼の役に立てていたらいいと思う。彼をプッシュしようとはしているけれど、学ぶことは間違いなく、彼から僕の方がずっと多い。」

    では、フェルスタッペンほどのドライバーをどのように「プッシュ」しているのか。その問いに対し、ボルトレトはこう答えた。

    「シミュレーターで良いラップタイムを出そうとすることだね。彼がさらに速いラップを出せるように、刺激を与えること。」

    「それに、シミュレーター上で一緒にレースをして、バトルしながら理解を深める。ただ一緒に練習しているだけだ。」

    「彼もそこから何かを学んでいると思う。少なくとも、彼がそれを続けている理由はあるはずだからね。」

  • マックス・フェルスタッペンが語るGPへの信頼「一緒に戦う最高のパートナー」

    マックス・フェルスタッペンが語るGPへの信頼「一緒に戦う最高のパートナー」

    マックス・フェルスタッペンは、自身のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼに対し、深い敬意と感謝の言葉を送った。フェルスタッペンは、長年にわたりともに戦ってきたパートナーが、近年プライベートで困難な状況に置かれていることにも思いを寄せている。

    「信じられない、マックス。信じられない」

    2016年スペインGPでフェルスタッペンがF1初勝利を挙げた直後、無線でそう声を上げたのがランビアーゼだった。フェルスタッペンはこのレースのわずか10日前にトロロッソからレッドブル・レーシングへ昇格し、バルセロナでいきなり頂点に立った。

    この瞬間は、両者の長く成功に満ちた関係の始まりとなった。その後フェルスタッペンは、ランビアーゼとともに4度のワールドチャンピオンに輝いている。

    Viaplayの番組『GeMaximaliseerd』のインタビューで、「GP(ランビアーゼの愛称)以上のエンジニアはいないのではないか」という問いを投げかけられたフェルスタッペンは、迷うことなくこう答えた。

    「正直に言って、一緒に仕事をする人として、これ以上の人はいない」

    2025年F1最終戦後、アブダビのヤス・マリーナ・サーキットのピットウォールで、ランビアーゼは感情をあらわにしていた。その理由について、フェルスタッペンは次のように語っている。

    「彼は本当に大変な一年を過ごしてきた。それは今も続いている。とても難しい状況だ。仕事をこなしながら、家では普通に生活を続けなければならない。その大変さは、僕自身には完全には理解できない」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル F1 ジャンピエロ・ランビアーゼ

    無線での衝突と、揺るがぬ信頼
    フェルスタッペンとランビアーゼは、無線で激しいやり取りを交わすこともあり、冗談交じりに「夫婦のようだ」と表現されることもある。

    「無線で言い合うこともある。でも後になって『あれは本当に必要だったのかな』と思うこともある。だけど、僕らはそれだけ真剣なんだ。彼も同じで、サーキットでは常にベストを求めている」

    一方で、プライベートではランビアーゼの負担はさらに重い。

    「週末のレースが終わって家に戻ると、『F1なんてもういい』と思うこともあるはずだ。それほど難しい状況なんだ」

    ランビアーゼは2025年シーズン中、私的な事情により数戦を欠場し、その間はサイモン・レニーが代役を務めた。来季もフェルスタッペンの担当を続けられるかどうかは、今冬にチーム内で協議される予定だ。

    フェルスタッペンは、可能な限りランビアーゼを支える姿勢を崩さない。

    「背景で何が起きているかは、ある程度わかっている。でも、あまり踏み込みすぎたくはない。ただ『何か必要なら言ってほしい。できる限り対応する』とは伝えた。必要なことは何でも用意できる。でも結局のところ、本当に最悪な状況なんだ」

  • マックス・フェルスタッペンの相棒ランビアーゼがアストンマーティンF1移籍?

    マックス・フェルスタッペンの相棒ランビアーゼがアストンマーティンF1移籍?

    マックス・フェルスタッペンの長年のレースエンジニアであり、親しい相棒でもあるジャンピエロ・ランビアーゼが、アストンマーティンから上級職として引き抜きを受けていることが分かった。『The Race』が報じている。

    ランビアーゼの去就は、アブダビGP後にフェルスタッペンとの無線で感情的なやり取りがあったことから憶測を呼んでいた。タイトルには届かなかったレース後、ランビアーゼは「誇りに思っていい、胸を張れ」と語り、フェルスタッペンは「最後にもう一度、誰がボスかを示した」と応じた。

    この無線と、ピットウォールで感情をあらわにするランビアーゼの姿が、2016年から続く関係に区切りがつくのではないかという見方を強めた。2026年に向け、同じ役割のまま継続しない可能性は想定されていたが、当初はレッドブル・レーシング内での配置転換が有力とみられていた。

    しかし関係筋によれば、ここ数週間で別の選択肢が浮上している。アストンマーティンが、ランビアーゼと上級職について協議を行ったという。

    ニューウェイとの再タッグはあるのか
    合意には至っていないものの、アストンマーティンはランビアーゼに対し、チーム代表またはCEO級のマネジメント職を打診したと理解されている。これは体制刷新の一環だ。

    昨年11月、エイドリアン・ニューウェイが2026年初めからチーム代表に就任することが発表された。アンディ・コーウェルがその職を退く決断をしたためだ。ただし、マシン設計への集中を最優先にしたいニューウェイが、どこまで運営面を担えるのかは不透明だった。

    カタールGPでニューウェイは、「最良のマシンを設計することが自分の原動力であり、そこから注意をそらしたくない」と語っている。運営を支えるシニア人材を横に置くのは自然な解決策であり、レッドブルで成功を重ねたニューウェイとランビアーゼの関係性は、その構図に合致する。

    仮にランビアーゼが加入すれば、ニューウェイが暫定的に代表職を担い、後に役割を再編する可能性も考えられる。一方で、レッドブルは組織的価値の高さから、引き留めに全力を注ぐはずだ。

    マックス・フェルスタッペン F1 アストンマーティン・コグニザント・フォーミュラワンチーム

    フェルスタッペンの賛辞
    アブダビGP後、フェルスタッペンは、私生活上の困難でオーストリアとベルギーを欠場したランビアーゼを称えた。

    「感情的な一年だった。結果のことは忘れてほしい。詳しくは言えないが大変だった。それでも、あれほど情熱的な人と一緒に仕事ができて本当に幸せだ」

    仮にランビアーゼがレッドブルを離れる、あるいは別職に移る場合、フェルスタッペンは今冬さらに陣営の中核を失うことになる。モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコは2025年限りで退任見込み。さらに、チーフメカニックのマット・コーラーはアウディへ、パフォーマンスエンジニアのトム・ハートはウィリアムズ行きが噂されているほか、コントロールエンジニアのマイケル・マニング、エンジンエンジニアのデビッド・マートも離脱予定だ。

    2026年の有力候補
    もしランビアーゼが退団、もしくは組織内で役割変更となれば、2026年にフェルスタッペンを担当する最有力は、ダニエル・リカルドの元レースエンジニアで、昨季レッドブル・リンクとスパで代役を務めたサイモン・レニーになるとみられている。