カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • トト・ヴォルフ フェルスタッペンのF1批判に皮肉「テレビで見れば面白いだろう」

    トト・ヴォルフ フェルスタッペンのF1批判に皮肉「テレビで見れば面白いだろう」

    メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは、2026年F1中国GPを終えた後、レッドブル・レーシングとマックス・フェルスタッペンの現状について厳しい見方を示した。

    中国GPではメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリがF1初優勝を飾る一方、フェルスタッペンはERS(エネルギー回生システム)の冷却トラブルによりリタイア。週末を通してレッドブルの苦戦が目立つ結果となった。

    ヴォルフ「フェルスタッペンは“ホラーショー”の状況」
    トト・ヴォルフは中国GP後、メディアの取材に応じ、フェルスタッペンの置かれている状況について次のように語った。

    「つまり、マックスは本当にホラーショーの中にいるような状況だ」

    「昨日の予選で彼のオンボード映像を見れば分かるが、あれは本当に運転するのがひどい状況だ。あれは本当にひどい。だが、それは多くの他のチームで見られるものではない」

    フェルスタッペンのオンボード映像は荒れた挙動が目立っていたが、中国GPではアストンマーティンのフェルナンド・アロンソも振動問題によってリタイアしており、マシンのドライバビリティが大きな話題となった。

    現在のF1は“良いレース”だったと評価
    一方でヴォルフは、中国GPのレース内容自体についてはポジティブに評価している。

    「エンターテインメントという観点から見れば、今日フェラーリとメルセデスの間で見られたものは良いレースだったと思う。多くのオーバーテイクがあった」

    「我々は、文字通りオーバーテイクがなかった時代のF1も経験している。時には昔の良い時代を少し懐かしみすぎているのかもしれない」

    「だが、このプロダクト自体は良いものだと思う。ミッドフィールドでもかなりレースがあったし、それはポジティブなことだ」

    「ただ、ドライバーの視点からすると、完全に全開で攻める予選ラップという点では事情が違う」

    「明らかに予選でリフト&コーストをする状況というのは、マックスのように完全にフルアタックするタイプのドライバーにとっては、対処するのが難しく、受け入れるのも簡単ではないだろう」

    「しかし、これはレギュレーションの問題というよりも、マシン固有の問題がそれをさらに強めているように思う。テレビやスクリーンの前に座って見ていれば、マックスでさえ前方のレースは面白いものだったと言うだろう」

    トト・ヴォルフ マックス・フェルスタッペン

    フェルスタッペン「ERS冷却トラブルでリタイア」
    フェルスタッペンは中国GPのスタートでも順位を大きく落とし、苦しいレースを強いられた。

    レース後、フェルスタッペンは公式メディアインタビューで次のように説明している。

    「昨日のスタートと同じ問題が起きて、また最後尾になってしまった」

    「そこから前に進もうとしたけど、スプリントと同じ問題があって、タイヤのデグラデーションがかなり大きくて、グレイニングも多かった」

    「そうなると本当に難しくなる」

    さらにレース終盤にはERSの冷却トラブルが発生し、レッドブルはマシンをリタイアさせる決断を下した。

    「最終的にはERSの冷却問題でマシンをリタイアさせることになった」

    日本GPへ向けて「学ぶことが多い」
    フェルスタッペンは、次戦の日本GPに向けて多くの課題が残っていることを認めている。

    「学ぶことは本当に多い」

    「もちろん、これは僕たちが望んでいる状況ではない。でもチームがすべてを出し切っているのも分かっている」

    「僕にとってもフラストレーションだし、チームにとっても同じだ」

    「最終的には一緒に解決策を見つける必要がある。日本では少し良くなっていることを期待しているし、その後には少し長いブレイクがあるから、そこでいくつかのことを整理できればいいと思う」

    2026年シーズン序盤、レッドブルは予想外の苦戦を強いられている。ヴォルフが「ホラーショー」と表現したフェルスタッペンの状況は、チームに早急な改善を求める強い警鐘とも受け止められている。

  • マックス・フェルスタッペン F1中国GPリタイアの原因判明 ERS冷却トラブル

    マックス・フェルスタッペン F1中国GPリタイアの原因判明 ERS冷却トラブル

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は2026年F1中国GP決勝で終盤にリタイアを喫した。フェルスタッペンは45周目に突然ペースを落とし、チームからピットへ呼び戻されてレースを終えることになった。

    当時フェルスタッペンは6番手を走行しており、スタート直後の大きな後退からポジションを回復していたが、リタイアによりポイント獲得の機会を失った。一方、レッドブル陣営はアイザック・ハジャーの8位による4ポイントのみを持ち帰る厳しい週末となった。

    フェルスタッペンのリタイアはERS冷却トラブル
    レッドブルはその後、フェルスタッペンのリタイアの原因がエネルギー回生システム(ERS)のクーラントトラブルだったことを明らかにした。さらなるダメージを防ぐため、チームはマシンをリタイアさせる判断を下したという。

    フェルスタッペンは決勝でもスタートで出遅れ、16番手まで順位を落としたものの、上海インターナショナル・サーキットで着実にポジションを回復。ハースF1チームのオリバー・ベアマンの後ろとなる6番手まで浮上していた。

    しかしレース終盤、突然ペースが低下したことでチームはマシンをピットに呼び戻し、2026年F1シーズン第2戦はリタイアという結果になった。

    メキース「信頼性問題は予想していた」
    「中国GPは金曜日から我々にとって非常に厳しいイベントだった」とレッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは語った。

    「スプリント週末の序盤で後手に回るのは最悪のシナリオだ。問題を把握して対処する時間がほとんどないからだ」

    「我々自身のパワーユニットでメルボルンのグリッドに並べたこと自体が大きな成果だった。信頼性の問題に直面する可能性があることは、ある意味で予想していた」

    「今日はクーラントの不具合でマックスをリタイアさせる必要があった。しかしそれが唯一の問題ではない。パフォーマンス面でも我々のパッケージにはいくつか明確な不足があった」

    「ただ、この数週間で我々は多くのことを学んでいる。2週間後の日本GPでは、より競争力を発揮できると期待している」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    中国GP後のメディアブリーフィングはキャンセル
    中国GP後、レッドブルは通常行われるローラン・メキースの決勝後メディアブリーフィングをキャンセルした。

    チームによると、メキースは上海から早い便で帰国する必要があったためで、厳しい週末を終えたチームは日本GPに向けてすぐに準備へ移ることになった。

    レッドブルは2026年から自社製パワーユニット「レッドブル・パワートレインズ」を投入しており、シーズン序盤は信頼性とパフォーマンスの両面で課題を抱える状況となっている。

  • マックス・フェルスタッペン 今のF1を酷評「好きな人はレースを分かってない」

    マックス・フェルスタッペン 今のF1を酷評「好きな人はレースを分かってない」

    マックス・フェルスタッペンが2026年F1中国GPの決勝後、今季導入された新レギュレーションを強く批判した。内燃エンジンと電動出力がほぼ50対50となる新しいパワーユニット規則やシャシー規定の大幅変更について、現役ドライバーの中でも最も強い不満を示している。

    フェルスタッペンはすでにプレシーズンテストの段階から「強化版フォーミュラEのようだ」と語るなど懐疑的な姿勢を示してきたが、中国GPではERS冷却トラブルによるリタイアを喫したこともあり、レース後にはさらに踏み込んだ批判を展開した。

    フェルスタッペン「これはマリオカートのようだ」
    マックス・フェルスタッペンは新レギュレーションによって生まれたレース展開について、次のように語った。

    「ひどいよ。正直言って、これを好きだと言う人がいるなら、その人はレースというものを分かっていない」

    「まったく楽しくない。マリオカートをやっているみたいだ。これはレースじゃない」

    「ストレートでブーストして前に出るけど、次のストレートではバッテリーがなくなって相手がブーストして抜き返してくる。僕にとっては冗談みたいなものだ」

    「今のF1はメルセデスが圧倒している」
    フェルスタッペンはまた、2026年シーズン序盤の勢力図にも言及した。

    開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPの両方でメルセデスがワンツーフィニッシュを記録しており、アンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルが主導権を握っている状況だ。

    フェルスタッペンはこう語った。

    「結局勝っているのはキミとジョージだけだ。だから接戦という感じでもない。彼らは他のチームより何マイルも先にいる」

    「フェラーリはスタートが良くて一時的に前に出ることもあるけど、数周すれば状況は整理される。でもこれはレースとは関係ない」

    「僕が勝っていたとしても同じことを言うよ。僕はレースそのものの質を大事にしているからだ」

    マックス・フェルスタッペン F1レギュレーション フォーミュラ1カー

    「このレギュレーションはF1を壊す可能性がある」
    フェルスタッペンはさらに、このレギュレーションが将来的にF1そのものに悪影響を与える可能性があると警告した。

    「このままでは、いずれこのスポーツを壊してしまうと思う。最終的には自分たちに跳ね返ってくる」

    「もちろん、僕たちはF1側とも話をしている。ドライバーの多くが同じ意見を持っていると思う」

    「勝っているチームは『今のままでいい』と言うだろう。優位性があるなら、それを手放したくないのは当然だからね」

    「でも多くのドライバーに聞けば、これは僕たちが望んでいるものではない。ファンの多くも同じだと思う」

    「できれば、できるだけ早くこの状況を変えたい」

    フェルスタッペンは最後に、レギュレーション変更には政治的な駆け引きが伴うとも指摘した。

    「これは政治なんだ。今アドバンテージを持っている人たちは、それを失いたくない」

    「でもスポーツ全体という視点で見れば、今の形は良くないと思う」

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1深刻「マシンは完全に運転不能」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1深刻「マシンは完全に運転不能」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1中国GP予選後、自身のマシンについて「完全に運転不能」と厳しく評した。大幅なセットアップ変更を施して臨んだものの、改善は見られなかったという。

    レッドブル・レーシングは上海での週末を通じて苦戦が続いており、フェルスタッペンはスプリントでも8番グリッドからスタートで後退し、一時14番手まで落ちながら最終的に9位で終えた。

    日曜の決勝に向けた予選でも状況は好転せず、アンドレア・キミ・アントネッリが記録したポールポジションのタイムから約1秒遅れの8番手にとどまった。

    大幅変更でも「違いはゼロ」
    日曜の決勝に向けた見通しを問われたフェルスタッペンは、厳しい現状を隠さなかった。

    「正直なところ、あまり期待していない」

    「マシンにかなり多くの変更を加えたけど、違いはゼロだった」

    「週末を通してずっと遅れていた。マシンは完全に運転不能だ。基準にできるようなものすら作れない。どのラップも生き残るだけという感じだ」とフェルスタッペンは語った。

    テレビ取材エリアでも、その見立てはさらに厳しいものだった。

    「僕たちはいるべき場所にいるし、明日もおそらくそのあたりでレースをすることになるだろう」

    問題の本質はパワーユニットではない
    フェルスタッペンは、パワーユニット側にもわずかな差はあると認めつつ、それが主因ではないと説明した。

    「パワーユニット側にも少し違いはある。でも、僕たちがこれほど大きく失っている一番大きな要因は、たぶんそこではない」

    「マシンがそれを許してくれないから、まったくプッシュできない。だからクルマを自分でコントロールしている感覚がないんだ。ただスピンしてしまうだけだ」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    スプリントの課題は判明も不安は拭えず
    フェルスタッペンは、スプリントでスタート直後にポジションを落とした原因については把握できたと明かした一方で、不安も口にした。

    「原因は分かった。修正できるといいけど、そうでなければまた20番手だ」

    また、これは開幕戦オーストラリアGPのスタート時に複数ドライバーを悩ませたバッテリーのチャージ問題の再発ではないとも説明した。

    さらに今後を見据えても、今回の苦戦をサーキット特性だけの問題と見ることには慎重だった。

    「そうだといいけど、マシンに何も変更を加えなければ、僕たちは常に4番手のチームになるだろう」

    一方で、アイザック・ハジャーも土曜午後の予選でフェルスタッペンを上回ることはできず、9番手に終わった。レッドブル陣営にとって中国GPは、決勝に向けても厳しい戦いが続く見通しだ。

  • マックス・フェルスタッペン F1中国GPスプリント「完全に最悪のレースだった」

    マックス・フェルスタッペン F1中国GPスプリント「完全に最悪のレースだった」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は2026年F1中国GPスプリントを9位で終え、ポイント獲得を逃した。スタート直後からパワー不足の問題に見舞われ、中団へ後退する厳しいレースとなった。

    その後はポジションをいくつか回復したものの、マシンバランスの問題とタイヤのデグラデーションに苦しみ、上位争いに加わることはできなかった。

    スタートでポジションを落として中団に沈んだが、スプリントでは厳しい展開だったように見えた。

    パワーが全くなかった。たぶんメルボルンでリアム・ローソンに起きたのと似たような問題だと思う。

    それでも少しはポジションを取り戻すことはできたけど、マシンのバランスはひどかったし、中団の周りのクルマよりタイヤのデグラデーションも大きかった。

    だから、正直言って完全に最悪のレースだったと思う。

  • マックス・フェルスタッペン「完全に惨事」 レッドブルF1 スプリント予選で苦戦

    マックス・フェルスタッペン「完全に惨事」 レッドブルF1 スプリント予選で苦戦

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1中国GPのスプリント予選で8番手に終わり、厳しいセッションとなったことを認めた。

    上海インターナショナル・サーキットで行われたスプリント予選では、マシンバランスとグリップ不足に苦しみ、SQ2では最終コーナーでコースオフしてグラベルに飛び出す場面もあった。結果として辛うじてSQ3に進出したものの、決勝スプリントは4列目スタートとなった。

    フェルスタッペン「完全に惨事」
    マックス・フェルスタッペンはスプリント予選を振り返り、マシンのグリップ不足とコーナリング性能の欠如が最大の問題だと語った。

    「今日はペースの面で完全に惨事だった」

    「グリップがまったくない。正直、それが一番大きな問題だ。グリップもバランスもなくて、コーナーでは大きくタイムを失っている」

    「そのせいで、ほかの小さな問題も次々に出てくる。でも僕たちにとって一番大きな問題は、コーナリングが完全に機能していないことだ」

    SQ2ではピエール・ガスリーに妨害される場面もあり、フェルスタッペンはこの出来事を「ばかげている」と不満を示した。

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    レッドブルは苦戦 ハジャーも10番手
    レッドブルはチーム全体としても厳しい結果となり、チームメイトのアイザック・ハジャーも10番手にとどまった。

    スプリント予選終了後はパルクフェルメ状態に入るため大幅なセットアップ変更は制限されるが、土曜午後に行われる通常予選に向けては調整の余地が残されている。

    フェルスタッペンは週末の巻き返しについて問われると、慎重な姿勢を示した。

    「これから確認してみる」

    「現時点では何ができるのか分からない。でも様子を見てみるよ」

  • マックス・フェルスタッペン F1新規則を皮肉「マリオカートで練習している」

    マックス・フェルスタッペン F1新規則を皮肉「マリオカートで練習している」

    マックス・フェルスタッペンは、2026年F1シーズンで導入された新レギュレーションを巡り、再び不満を示した。レッドブル・レーシングの4度のワールドチャンピオンは、シミュレーターの代わりにゲームで練習していると冗談を飛ばし、現在のF1マシンに対する複雑な心境を語った。

    フェルスタッペンはシーズン開幕戦となったオーストラリアGP後も、新しい規則がレースを難しくしていると批判を続けている。

    中国GPを前にしたFIA記者会見では、シミュレーターの重要性について質問されると、皮肉を込めたジョークで応じた。

    フェルスタッペン「マリオカートで練習している」
    「もっと安い解決策を見つけた。シミュレーターをニンテンドースイッチに替えたんだ」とマックス・フェルスタッペンは語った。

    「実際にマリオカートで練習している。キノコを見つけるのはかなりうまくなってきたけど、青い甲羅は少し難しい」

    「今も取り組んでいるところだ。ロケットはまだないけど、そのうち来るよ」

    このコメントは、2026年F1で議論を呼んでいるエネルギーマネジメントやバッテリー管理を皮肉ったものと見られている。

    実際、オーストラリアGPではシャルル・ルクレールがチーム無線で「これはマリオカートのキノコみたいだ」と表現する場面もあった。

    さらに、上海サーキットではエネルギー管理問題が改善するかと問われると、フェルスタッペンは皮肉を込めてこう答えた。

    「いや、自信はあるよ。素晴らしいね」

    マックス・フェルスタッペン F1レギュレーション

    F1を離れる意向は否定
    フェルスタッペンはこれまで、新しいF1マシンが「楽しくない」場合には将来を再考する可能性を示唆していた。しかし今回の会見では、F1を離れるつもりはないと強調している。

    「本当に離れたいわけじゃない。言ったように、もう少し楽しめたらいいとは思う」

    「でも同時に、他にも楽しいことをやっている。ノルドシュライフェを走れるし、将来的にはスパやル・マンにも挑戦したい」

    「だから、自分が本当に楽しいと思えることも組み合わせている。チームの活動もあるし、同時にいろいろなことがある。ポジティブな気晴らしみたいなものだ」

    一方で、現在のマシンに対する気持ちは複雑だと明かした。

    「正直、クルマを運転すること自体はあまり楽しめていない。でもチームの人たちやエンジン部門の人たちと一緒に働くのは楽しい」

    「だから少し複雑なんだ。言葉は控えるけどね。罰金が5000ユーロになったから」

    それでもフェルスタッペンは、F1とFIAが改善に向けて議論していることを明かしている。

    「F1やFIAとも話し合いはしている。うまくいけば、すべてを改善できる方向に進んでいると思う」

    フェルスタッペンは、現在の状況が長く続くことは望んでいないとも語った。

    「数年間このままというのは絶対に望んでいない」

    「来年には、すでにかなり良い改善ができることを期待している。いくつかの選択肢について議論しているところだ」

  • フェルスタッペン F1オーストラリアGP無線「デプロイメントがまた壊れた」

    フェルスタッペン F1オーストラリアGP無線「デプロイメントがまた壊れた」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は2026年F1開幕戦オーストラリアGPで、最後尾の20番グリッドからスタートしながら6位まで挽回する走りを見せた。

    しかしレース中はパワーユニットのエネルギー展開(デプロイメント)に関する問題に繰り返し悩まされ、無線では苛立ちを隠さない発言が続いた。

    バッテリー不足で始まったレース
    フェルスタッペンは予選でターン1のブレーキング時にリアがロックしてスピンし、タイムを記録できないままセッションを終えて20番手スタートとなった。

    レースではスタート直後からバッテリー残量の不足に苦しんだ。

    「バッテリーがほとんど空だ!」

    「全然充電されない」

    レースエンジニアのジャンピエロ・ランビアーゼは状況を確認しつつ、冷静に対応を指示した。

    「了解、マックス。頭を下げていこう。今日は混乱したレースになる」

    それでもフェルスタッペンは序盤からポジションを上げ、9周目にはすでにポイント圏内に入った。

    新パワーユニットへの戸惑い
    2026年F1では新しいパワーユニットとエネルギーマネジメントが導入され、ドライバーはレース中に多くの操作を求められるようになった。

    フェルスタッペンも無線で頻繁に確認を行っている。

    「VSCが終わったらブーストボタンを使う必要があるのか?」

    ランビアーゼは具体的な手順を説明した。

    「VSCが解除されたらリチャージをオフにして、クリアな区間で2〜3秒ブーストボタンを押し続けてくれ」

    こうしたやり取りは、まだ新しいシステムにドライバーが適応している段階であることを示していた。

    タイヤのグレイニングにも苦戦
    フェルスタッペンはハードタイヤでスタートしたが、予想より早くグレイニングが発生した。

    「タイヤがもうダメだ。完全に終わってる」

    その後のピットインでは、アービッド・リンドブラッドに行く手を阻まれたと感じ、強い言葉で不満を漏らした。

    「ピットレーンで完全にブレーキチェックされた!」

    それでも再スタート後にはリンドブラッドをオーバーテイクし、再び順位を上げていった。

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング) オーストラリアGP

    奇妙なブースト挙動
    レース終盤になると、エネルギー展開の問題がさらに顕著になった。

    「ターン1までのブーストパターンが変だ」

    「ブーストパターンがめちゃくちゃだ」

    チームはステアリングの操作で修正するよう指示したが、状況は改善しなかった。

    「それ、効かなかった」

    そして残り数周でフェルスタッペンは決定的な言葉を無線で残した。

    「デプロイメントがまた壊れた。くそっ」

    20番手から6位も残る不満
    フェルスタッペンは最終的に6位でチェッカーを受け、20番手スタートから大きく順位を上げた。

    レース後、チームはその追い上げを称えた。

    レッドブルのチーム代表ローラン・メキースは次のように伝えた。

    「20番手から6位だ。フラストレーションはあったが、素晴らしい戦いだった。我々はこのレースから多くを学び、次に進む」

    フェルスタッペンもチームの努力を称えたが、マシンのドライブ感覚については率直な思いを口にした。

    「できる限りのことはやった。でもタイヤのグレイニングが早すぎたし、ハードタイヤも明らかに良くなかった」

    「みんなが本当にハードワークしてくれたのは分かっている。でも、このクルマは本当にフラストレーションがたまる」

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1の重量問題で失速「1周コンマ2〜3秒」

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1の重量問題で失速「1周コンマ2〜3秒」

    2026年F1開幕戦オーストラリアGPで、レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは最後尾スタートから6位まで追い上げる印象的なレースを見せた。しかし、RB22には重量面の問題があり、パフォーマンスに大きな影響を及ぼしていた可能性が指摘されている。

    ドイツのF1ジャーナリストであるラルフ・バッハによると、RB22はメルセデスのW17より約10kg重く、その影響で1周あたりコンマ2〜3秒を失っていた可能性があるという。

    RB22の重量問題がパフォーマンスに影響
    2025年王者であるマックス・フェルスタッペンにとって、2026年シーズンは厳しいスタートとなった。オーストラリアGP予選ではクラッシュを喫し、2021年ロシアGP以来となる20番グリッドからのスタートを強いられた。

    しかし決勝では持ち前のレースペースを発揮し、順位を大きく回復。最終的に6位でチェッカーを受け、ファン投票によるドライバー・オブ・ザ・デイにも選出された。

    それでも、マシンにはまだ改善の余地があると見られている。ラルフ・バッハはF1 Insiderポッドキャストで次のように語った。

    「エンジンに関して言えば、レッドブルはほぼゼロからスタートしたことを考えると、かなり良くやっている」

    「すでに経験のあるメーカーと比較しても、決して悪くない状況だ」

    「シャシーもかなり良いが、聞いたところではメルセデスより10kgほど重いらしい」

    「10kgはコンマ2〜3秒に相当する。もし今後3〜5レースで軽量化できれば、重量だけでコンマ2秒は速くなる」

    「おそらくコンマ3秒だ。そしてエンジンからも少し引き出せれば、さらにマシンのセットアップを改善できる」

    レッドブル・レーシング

    バッテリー問題もレース序盤を混乱させる
    RB22の重量問題だけでなく、フェルスタッペンはスタート前から別の問題にも直面していた。

    グリッドへ向かう段階でバッテリー関連のトラブルを訴えており、その影響でスタート時にマシンが加速できず大きく出遅れたという。

    この問題は他のドライバーからも指摘されており、2026年F1マシンの新しいエネルギー管理システムに関する安全面の懸念がすでに議論されている。

    実際、レーシングブルズのリアム・ローソンはスタート直後にスローダウンし、アルピーヌのフランコ・コラピントと接触寸前の危険な場面が発生。メルセデスのジョージ・ラッセルは「今季ベストセーブ」と称賛するほどの回避劇となった。

    こうした状況を受け、FIAに対してスタート手順の見直しを求める声も上がっている。ただし、中国GPを前にレギュレーション変更が行われるかどうかは、現時点では不透明だ。

  • マックス・フェルスタッペン 2026年F1新規則を再批判「これがF1か?」

    マックス・フェルスタッペン 2026年F1新規則を再批判「これがF1か?」

    レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンは、2026年F1開幕戦オーストラリアGPで20番グリッドから追い上げて6位でフィニッシュした。予選ではリアアクスルのロックによるクラッシュでQ1敗退となり最後尾近くからのスタートとなったが、決勝では着実に順位を回復した。

    しかしレース序盤にはトラブルも抱えていた。フェルスタッペンはスタートで大きく出遅れ、その原因がフォーメーションラップ中にバッテリーが完全に消耗していたことだったと明かしている。

    フェルスタッペン「スタート時にバッテリーがゼロだった」
    「ひどいスタートだった。バッテリーがなかったんだ」とフェルスタッペンは語った。

    「どういうわけかフォーメーションラップでバッテリーを全部使い切ってしまった。理由は分からない」

    「スタートしたとき、本当にバッテリーがゼロだった。つまりパワーがなかったんだ」

    同じレッドブルのアイザック・ハジャーもスタートで苦しんでおり、チームとしてエネルギー管理に問題を抱えていた可能性も示唆されている。

    フェルスタッペンはハードタイヤでスタートし、2ストップ戦略で追い上げを図った。レース終盤にはランド・ノリスの背後まで迫ったが、最終的にタイトル争いのライバルを攻略することはできなかった。

    「F1を良くしたいからこそ批判している」
    レース後、フェルスタッペンは2026年F1レギュレーションへの不満を改めて口にした。新規則ではラップタイムを最大化するために大幅なエネルギーマネジメントが必要となっており、ドライバーの間でも賛否が分かれている。

    「これはスポーツのために言っている。僕はF1を本当に大事に思っているし、レースが大好きだからこそ、もっと良くなってほしいと思っている」とフェルスタッペンは述べた。

    「今年の途中でも、もっと楽しめるような何か別の解決策が見つかればいいと思う」

    マックス・フェルスタッペン

    「批判はF1への愛情から」
    フェルスタッペンは新レギュレーションへの批判が、自身の競争力とは無関係であることも強調した。

    「僕はルールにはかなりネガティブだけど、チームやエンジン部門にはとても誇りを感じている」

    「みんな本当に素晴らしい仕事をしてくれている」

    「マシンにはポテンシャルがあるし、エンジンもそれほど悪くないと思う。現時点ではペース不足は半分がマシン、半分がエンジンという感じだ」

    「でもそれは克服できる問題だ。深刻なものではない」

    フェルスタッペンは以前から2026年F1レギュレーションに対して強い懸念を示しており、今回の発言でも「F1をより良いスポーツにしたい」という思いからの批判であることを強調した。