カテゴリー: マックス・フェルスタッペン

  • マックス・フェルスタッペン ニュルNLS圧勝も失格 タイヤ違反で勝利剥奪

    マックス・フェルスタッペン ニュルNLS圧勝も失格 タイヤ違反で勝利剥奪

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、ニュルブルクリンクで行われたNLS第2戦でダニエル・フンカデラ、ジュール・グーノンとともに圧倒的な勝利を収めた。

    しかし、その歓喜は長くは続かなかった。レース後の技術検査でタイヤ使用数違反が発覚し、チームは失格処分となり、勝利は剥奪される結果となった。

    圧倒的な速さで掴んだ勝利
    2026年F1シーズン序盤の2戦を終えた直後、フェルスタッペンはニュルブルクリンク北コースへと向かい、NLS第2戦に参戦した。今回はメルセデスのファクトリー支援を受けるウィンワードのAMG GT3をドライブした。

    フェルスタッペンは予選でポールポジションを獲得し、レースでもその速さを維持。序盤は16号車アウディのクリストファー・ハーゼに先行を許す場面もあったが、自らのオーバーテイクで主導権を奪い返した。

    その後も戦略の違いによって順位の入れ替わりはあったものの、フンカデラとグーノンとの連携でレースをコントロール。終盤には99号車BMWの追撃も受けたが、最終スティントを担当したフェルスタッペンが差を広げ、最終的に59秒差の大差でチェッカーを受けた。

    「世界で最もクレイジーなコース」
    レースウィークを通じて、フェルスタッペンはGTレースの環境を心から楽しんでいる様子を見せていた。

    「今週末はニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでこのクルマを本当に理解することに集中していた。とても楽しかった」

    「チームはクルマをしっかり準備してくれて、良いテストができた。とても快適に感じていたし、素晴らしい経験だった」

    「この場所は本当に素晴らしい。ファンも情熱的で、レースやクルマを心から楽しんでいるのが伝わってくる。こういう場にいられるのは嬉しい」

    「ここは世界で最もクレイジーなサーキットのひとつだ。もちろん良い意味でだ。ずっと見てきたし、いつか走りたいと思っていたレースだった」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル

    数時間後に訪れた失格の結末
    しかし、この完勝劇はレース後に一転することになる。

    審査の結果、ウィンワードの3号車メルセデスは、レース中に使用可能な6セットを超える7セットのタイヤを使用していたことが判明。これにより失格処分が下された。

    チーム代表のクリスチャン・ホーエナーデルは、この結果について謝罪し、チーム内部のミスが原因であったと説明した。

    「チーム内のミスによるものだ。応援してくれたすべての人に申し訳ない」

    この失格により、勝利は99号車ロウBMWのジョーダン・ペッパーとダン・ハーパーに繰り上がる形となった。

    フェルスタッペンにとっては圧倒的なパフォーマンスを示した週末となった一方で、結果としては公式記録に残らない苦い結末となった。

  • マックス・フェルスタッペン ニュルブルクリンクNLSで圧巻ポール 2秒差圧勝

    マックス・フェルスタッペン ニュルブルクリンクNLSで圧巻ポール 2秒差圧勝

    マックス・フェルスタッペンが、ノルドシュライフェで行われるNLS第2戦4時間レースの予選でポールポジションを獲得した。フェルスタッペンはライバル勢を2秒も上回る圧倒的なタイムを記録し、週末のレースに向けて強烈な存在感を示した。

    フェルスタッペンは5月のニュルブルクリンク24時間レースに向けた準備の一環として今大会に参戦している。今回はジュール・グーノン、ダニ・ジュンカデラとともにメルセデスGT3をシェアし、予選終盤に自らステアリングを握って決定的な一撃を放った。

    ジュンカデラが序盤に最速タイム
    予選はフェルスタッペン・レーシングのダニ・ジュンカデラが先陣を切った。ジュンカデラはすぐに8分01秒3を記録し、その時点でのトップタイムをマークした。

    しかしその後、40号車のポルシェがウォールにクラッシュし、コード60が導入された。ノルドシュライフェでは、これは安全確保のため特定区間を時速60キロ以内で走行しなければならないことを意味する。

    フェルスタッペン投入後はいったん様子見
    このタイミングでフェルスタッペンが初めてマシンに乗り込んだ。フェルスタッペンは数周のインスタレーションラップをこなしたものの、ジュンカデラの最速タイムを更新することはなかった。その後、ステアリングをジュール・グーノンに引き継いだ。

    セッション終盤に向けて全体のラップタイムは大きく向上していった。16号車アウディのクリストファー・ハーゼとニコ・ハントケ組は7分53秒を記録し、上位争いはさらに激しさを増した。

    最後はフェルスタッペンが7分51秒
    グーノンはチームのタイムを更新できなかったが、終盤に再びフェルスタッペンへマシンを戻した。そこでアタックを任されたフェルスタッペンは、その期待に完璧に応えた。

    フェルスタッペンはすぐさま7分51秒という驚異的なタイムを叩き出し、2番手以下を2秒引き離した。さらにその後は再びコード60が出されたため、誰もタイムを更新できず、フェルスタッペン・レーシングのポールポジションが確定した。

    2秒差が示した圧倒的な速さ
    ノルドシュライフェのような長大かつ難度の高いコースで、2秒差を築くことは極めてインパクトが大きい。フェルスタッペンは24時間レースへの準備段階にある中で、短いイベントでも別格の速さを見せつけた。

    今回のポールポジションは、フェルスタッペン自身のドライビングだけでなく、グーノン、ジュンカデラと組む体制の完成度の高さも印象づける内容となった。決勝の4時間レースでも、この圧倒的な予選パフォーマンスをそのまま結果につなげられるかが注目される。

  • レッドブルF1 フェルスタッペンのニュル参戦を容認した理由「情熱が決め手」

    レッドブルF1 フェルスタッペンのニュル参戦を容認した理由「情熱が決め手」

    レッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは、マックス・フェルスタッペンが2026年のニュルブルクリンク24時間レースに参戦することをチームとして容認した理由について説明した。

    フェルスタッペンは5月16日から17日にかけて開催される同イベントに出場予定であり、それに先立ちニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)にも参戦する。F1の中国GPと日本GPの合間という日程での出走となる。

    フェルスタッペンの情熱が決断を後押し
    メキースは、F1シーズン中にもかかわらず参戦を許可した背景について、フェルスタッペンのモータースポーツへの情熱が大きな要因だったと明かした。

    「彼は我々を説得する必要はほとんどなかった。マックスと数分話せば、レースカーについて語るときに彼の顔や目が輝くのが分かる。どんなカテゴリーのクルマであっても関係ない。それは素晴らしいことだ」とメキースは語った。

    F1以外の活動がパフォーマンス向上に寄与
    さらにメキースは、こうしたF1以外でのレース活動がむしろプラスに働いていると強調する。

    「昨年も同じことを見てきた。彼はレースの合間に何度も別カテゴリーに出ていた。我々はそれがエネルギーを消耗させると思うかもしれないが、実際には彼はさらにエネルギーを持って戻ってくる」と述べた。

    “純粋なレーサー”としての価値
    メキースは、フェルスタッペンのように純粋にレースを愛する姿勢こそが重要だと強調した。

    「彼はこのスポーツに恋をしている。我々全員にとって、まずはモータースポーツのファンであることを思い出させてくれる存在だ。マックスは本当にレースが好きで、自由な週末には走ることを楽しんでいる」

  • キミ・アントネッリ フェルスタッペンとの耐久参戦に意欲「最高にクール」

    キミ・アントネッリ フェルスタッペンとの耐久参戦に意欲「最高にクール」

    アンドレア・キミ・アントネッリは、将来的にマックス・フェルスタッペンと耐久レースでコンビを組みたいという思いを明かした。メルセデスのルーキーは、ニュルブルクリンク北コースでの実車テストもすでに希望しているという。

    今週末、フェルスタッペンはニュルブルクリンク耐久シリーズの第2戦にメルセデスAMG GT3で参戦し、5月のニュルブルクリンク24時間レース出場に必要な条件を満たす見通しだ。

    その動きに刺激を受けるように、GTレース経験を持つ父の影響を受けてきたアントネッリも、F1以外のカテゴリーへの関心を隠さなかった。

    アントネッリはフェルスタッペンとの共闘を熱望
    アントネッリは、将来的にフェルスタッペンと耐久レースで組む可能性について前向きな考えを示した。

    「それは最高にクールだと思う。マックスと一緒に耐久レースをやれたら本当にやってみたい」とアントネッリは語った。

    「すごく最高だと思う。僕たちはふたりともGTへの情熱を持っているからね。僕のほうは、もちろん父がGTチームをやっていたことから来ているし、機会があれば時々テストにも行っている」

    「マックスも本当に楽しんでいるし、ニュルブルクリンク24時間に出るのは彼にとってもすごくクールなことだと思う。きっとすごく面白いイベントになるはずだし、僕も間違いなく見るつもりだ」

    「将来的には、彼と一緒に耐久レースをしたいと思っている。我々はかなりクールなペアになると思うし、すごくいい経験になると思う。でも、僕自身もそういうことを考えているところなんだ。たとえば、ニュルブルクリンク北コースでテストをしたいとすでにお願いしている。あそこは大好きなコースだし、現実の世界でもぜひ走ってみたい」

    フェルスタッペンはニュルブルクリンク計画を継続
    一方のフェルスタッペンにとっても、今回の挑戦は今季のF1活動とは切り離された以前からの計画だった。

    「まあ、これはもちろん今年どんなマシンをドライブしているかに関係なく、もともと計画していたことだった」とフェルスタッペンは語った。

    「もちろん今はここで、もう少し楽しめたらよかったとは思うけどね。でも同時に、チームがこうしたことを全部やらせてくれているのは本当にうれしいし、もちろんすごく楽しみにしていることなんだ」

    「それに加えて、もしカレンダーに何か起きれば、何が可能かは見てみるつもりだ」

    レッドブルはGT参戦を全面的に後押し
    F1の開催数が増えた現在では、現役ドライバーが他カテゴリーに参戦する機会は極めて限られている。それでもレッドブルは、フェルスタッペンのGT活動を止める考えは持っていない。

    「彼は我々を説得する必要すらない」とレッドブル・レーシングのチーム代表ローラン・メキースは語った。

    「マックスと数分話せば十分だ。レースカーの話をするとき、彼の表情が明るくなり、目が輝くのがわかる」

    「どんな種類のクルマかは関係ない。それは素晴らしいことだ。我々は昨年もそれを見てきたし、彼はレースの合間にもかなり何度かそうしたことをやっていた」

    「普通ならエネルギーを奪われると思うかもしれないが、実際には彼はより多くのエネルギーを持ってサーキットに戻ってくる」

    「彼はこのスポーツを愛しているし、我々全員がモータースポーツファンであることを改めて思い出させてくれる。彼はモータースポーツファンであり、自由な週末をレースで過ごすことを心から楽しんでいる」

  • マックス・フェルスタッペン F1批判にモントーヤ痛烈「嫌なら辞めればいい」

    マックス・フェルスタッペン F1批判にモントーヤ痛烈「嫌なら辞めればいい」

    フアン・パブロ・モントーヤが、2026年F1レギュレーションへの不満を公然と口にしているマックス・フェルスタッペンらドライバーに対し、厳しい言葉を浴びせた。新時代のF1を「マリオカート」と揶揄する発言について、モントーヤは「スポーツへの敬意を欠いている」と断じている。

    2026年のF1は、新しい技術レギュレーションと新しいパワーユニット規則の下でスタートしたが、エネルギーマネジメント、バッテリー回生、スーパークリッピングが大きな論点となっている。

    そうした状況のなか、フェルスタッペンをはじめ複数のドライバーが新時代のレースのあり方に疑問を呈していた。

    モントーヤ「敬意がないなら出ていけばいい」
    フアン・パブロ・モントーヤは、F1の新時代を嘲笑するような発言は許容されるべきではないと述べた。

    「ある時点で、F1はアメリカのスポーツ界のようにすべきだ。スポーツを尊重しない人間には、出口はあそこだと言うべきなんだ」とモントーヤは語った。

    「彼らは去るか、罰金を科されるべきだ。そうすれば、自分たちが何をしているのかを本当に尊重するようになる。それが僕ならやることだ」

    「意見を持つのは構わない」

    「気に入らなくてもいいと言っているわけじゃない。でもF1を嘲笑して、マリオカートと比較するなんて、F1として受け入れるべきではない」

    フェルスタッペンの“マリオカート”発言
    マックス・フェルスタッペンは、2026年の新しいバッテリー回生時代について、とりわけ率直な批判を展開してきたひとりだ。レッドブル・レーシングのフェルスタッペンは、この新しいレースを「マリオカート」だと表現した。

    「シミュレーターをやめて、ニンテンドースイッチに替えたんだ。そう、実際にマリオカートの練習をしてるところだよ」

    「キノコを見つけるのはかなりうまくいっている。青こうらはちょっと難しいけど、取り組んでいるところだ。ロケットはまだない。ロケットはこれからだ」

    このコメントは、オーストラリアで3位を走行していたシャルル・ルクレールが、レースエンジニアのブライアン・ボッツォに「これはマリオカートのキノコみたいだ」と伝えた数日後に飛び出したものだった。

    この“マリオカート評”はフェルスタッペンとルクレールだけのものではなく、ランド・ノリス、セルジオ・ペレス、オリバー・ベアマンもまた、新しいレギュレーションをビデオゲームのようだと表現している。

    マックス・フェルスタッペン

    ドメニカリも批判に不快感
    こうしたドライバーたちの発言は、F1の最高経営責任者であるステファノ・ドメニカリにも受け入れられなかった。ドメニカリは、とりわけフェルスタッペンの批判を問題視した。

    「我々すべてが全体として成長することを可能にしてくれている、この素晴らしい世界を悪く言うのは、一般論として間違っている」

    「私が言うのは、それは正しくないということだけだ」

    モントーヤは、元フェラーリのチーム代表であるドメニカリだけが、ドライバーはネガティブな意見を表に出すべきではないと考えているわけではないとし、自身も同じ立場だと明確にした。

    安全への懸念にも「怖いなら家にいればいい」
    安全面への懸念についても、モントーヤは同様に一蹴した。カルロス・サインツJr.がこのテーマについて繰り返し語っていることにも触れつつ、受け入れるか辞めるかの二択だと主張した。

    「怖いなら、家にいてリラックスしていればいい」

    「カルロスのことは大好きだよ。でも、まるですべてのことで注目を集めようとしているみたいだ」

    不満の本質はメルセデス優位への政治的反応
    さらにモントーヤは、ドライバーたちの不満の背景には、メルセデスが新エンジン規則で優位に立っている現実があると見ている。

    メルセデスは新レギュレーションへの対応に成功し、オーストラリアGPと中国GPの両方でワンツーを達成。さらにスプリントでも勝利を挙げ、2戦終了時点でフェラーリに31ポイント差をつけて選手権首位に立っている。

    モントーヤは、その状況が他チームやドライバーたちの発言に政治的な色を与えていると指摘した。

    「彼らのコメントの80%は政治的なものだ」

    「なぜドライバーたちは、回生が悪いと文句を言っているんだ? それはメルセデスが他の誰よりもうまくやれているからだ」

    「もしメルセデスのアドバンテージを取り上げれば、他のみんなはもっと接近できる。カルロスはウィリアムズがスタートでうまくいかないから不満を言っている。なぜメルセデスは文句を言わないんだ?」

  • マックス・フェルスタッペン F1批判に身内が苦言「速ければ黙っていたはず」

    マックス・フェルスタッペン F1批判に身内が苦言「速ければ黙っていたはず」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)による2026年F1レギュレーションへの強い批判に対し、身近な関係者から率直な見解が示された。

    新規則に対する懸念を繰り返し表明してきたフェルスタッペンだが、その発言の動機について、将来の義兄にあたるネルソン・ピケJr.が異なる視点を提示している。

    ピケJr.が指摘する“勝利至上主義”の本質
    ネルソン・ピケJr.はポッドキャスト番組内で、フェルスタッペンの姿勢について次のように語った。

    「もしメルセデスに乗っていたら、彼はネズミのように静かだったはずだ」

    「でもそれがマックスなんだ。彼は最高のマシンを求めている」

    「もし彼に、最終戦でタイトルを決めた年と、5戦を残して決めた年のどちらが良かったかと聞けば、後者を選ぶだろう」

    「彼はすべてのレースに勝ちたいんだ。だからああいう発言になるのも理解できる」

    マックス・フェルスタッペン F1レギュレーション

    フェルスタッペンの主張と2026年F1への不満
    フェルスタッペンはこれまで、2026年レギュレーションに対して一貫して懐疑的な立場を取っている。

    特にパワーユニットの方向性や電動比率の増大については強い違和感を示しており、マシンが「複雑すぎる」とし、ドライビングの楽しさが損なわれていると指摘している。

    また、自身の発言が競争力に左右されているとの見方についても否定し、「仮に最強のマシンに乗っていても同じことを言う」と主張している。

    しかし、ピケJr.の見方はそれとは対照的だ。フェルスタッペンの発言の背景には、純粋な技術的懸念だけでなく、「常に圧倒的に勝ちたい」という彼の強い勝利志向があると指摘している。

    “正論”か“立場論”かが問われる構図
    2026年F1は電動化の強化やエネルギーマネジメントの複雑化など、大きな転換期を迎えている。

    その中で、フェルスタッペンの批判はドライバー目線の本質的な問題提起とも受け取れる一方で、現在の競争状況に影響された“立場論”との見方も浮上している。

    ピケJr.の発言は、その議論に新たな視点を加えるものとなった。フェルスタッペンの主張が純粋な競技哲学なのか、それとも勝利への執着から来るものなのか――今後のパフォーマンスとともに、その真意がより明確になっていくことになりそうだ。

  • マックス・フェルスタッペン ニュル24時間でのF1デモ走行案は却下

    マックス・フェルスタッペン ニュル24時間でのF1デモ走行案は却下

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が、2026年のニュルブルクリンク24時間レースに向けて温めていた“特別な希望”は実現しなかった。フェルスタッペンは、同イベントに合わせてF1マシンでのデモランを行う意向を持っていたものの、その申し出は認められなかったことを明かした。

    それでもフェルスタッペンは、5月14日から17日に開催されるニュルブルクリンク24時間レースへの参戦を予定しており、メルセデスAMG GT3の3号車でダニ・ジュンカデッラ、ジュール・グーノン、ルーカス・アウアーとチームを組む。

    さらに、その準備として3月21日のニュルブルクリンク耐久シリーズ第2戦にも出場する予定だ。

    実現しなかったF1マシンでのデモラン
    中国GPの週末に行われたドライバー会見で、フェルスタッペンはニュルブルクリンクでF1マシンによるデモラップを行う可能性について問われた。

    「それは許可されなかった。そうでなければ、もうやっていたはずだ」とフェルスタッペンは語った。

    その後、実際に申請したのかと問われると、「ああ」と認めている。

    ニュルブルクリンク24時間への強い憧れ
    一方で、なぜこの耐久レースに参戦したいのかについて、フェルスタッペンはニュルブルクリンクへの特別な思いを隠さなかった。

    「世界で最高のレースのひとつだからだ。コースとしても最高のひとつだ」

    「正直に言って、あそこをGTカーで走るのは僕にとって完璧な速さだと思う。それ以上に速いクルマだと、場所によっては少し危険かもしれない。でも、あのコースにはすべてがある」

    「もちろん、ずっと見てきたし、すでにそこを走った友人もたくさんいる」

    「彼らは、あれは人生で最高の経験のひとつだと言っていた。僕は他のクルマでレースをするのも好きだし、今回はそれを本格的にできる初めての機会なんだ」

    「だから本当に楽しみにしている。自分たちがどこまでやれるのかを見るのもそうだし、ラインアップも非常に強力で、全体のフィールドも層が厚い。だから楽しみだ」

    マックス・フェルスタッペン ニュルブルクリンク24時間

    F1とニュルブルクリンクの距離
    フェルスタッペンのデモ走行案は却下されたが、ニュルブルクリンクでF1マシンが走った前例がないわけではない。

    ニュルブルクリンク北コースは1951年からドイツGPの舞台となり、主に1976年のニキ・ラウダの大事故まで使用された。その後、1984年には安全基準を満たす新コースが建設され、2010年代には断続的にF1カレンダーへ復帰。最後にF1が開催されたのは、ルイス・ハミルトンが制した2020年のアイフェルGPだった。

    2007年にはニック・ハイドフェルドが2006年型BMWザウバーで同地を走り、近代F1マシンとしては31年ぶりのデモ走行を行った。さらに2023年には、元レッドブルのデビッド・クルサードとセバスチャン・ベッテルが、旧世代のF1マシンでフルラップを披露している。

    ただし、現代F1が同地でレースを行わない理由は明確だ。現在のF1マシンはこのコースに対して危険性が高いと見なされており、開催を実現するには大規模な改修と投資が必要になる。また、路面のうねりやバンピーな特性は現行F1マシン、とりわけグラウンドエフェクト世代のマシンと相性が悪く、最大限のダウンフォースを引き出すための繊細なバランスを崩す要因にもなっている。

  • マックス・フェルスタッペン レッドブルF1で不満爆発 無線で緊迫の応酬

    マックス・フェルスタッペン レッドブルF1で不満爆発 無線で緊迫の応酬

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は2026年F1中国GPでリタイアに終わり、開幕から苦しい状況が続く中でフラストレーションを爆発させた。

    これでフェルスタッペンは開幕4戦中3戦で無得点となり、2025年6月以来となるリタイアを喫した。新レギュレーション下でタイトル争いに加わると見られていたが、ERSの冷却問題や扱いづらいマシンに苦しんでいる。

    レース中、その苛立ちは無線でのやり取りに色濃く表れた。エネルギーマネジメントへの不満は序盤から噴出する。

    「なあ、このブーストボタンは何なんだよ」

    バッテリー回復のためコーナーでのリフト&コーストが続く中、フェルスタッペンの不満はさらに強まっていく。

    「レースの半分ずっとリフトしてるじゃないか、なんでだよ」

    ジャンピエロ・ランビアーゼは状況を説明しながら対応を続ける。セクター2、特にターン7と8でタイムを失っていることを伝え、さらにターン6でのロスにも言及した。

    レース中盤、両者のやり取りは一気に緊張感を増す。

    「タイヤがもうダメだ。何もできない」

    「マックス、前後のマシンとの差の主なロスはターン6のブレーキングと立ち上がりだ」

    「オンボードを見てくれ」

    このやり取りに対し、ランビアーゼは強い口調で応じた。

    「私は君の味方だ、マックス。助けようとして情報を伝えている。それだけだ」

    その後も細かな指示は続く。

    「ターン6でリフトは必要ない」

    「ターン1と14では必要だ、頼む」

    マックス・フェルスタッペン レッドブル・レーシング

    しかし状況は改善せず、ラップ44にマシントラブルが発生。後にERSの冷却不具合と判明し、フェルスタッペンはリタイアを余儀なくされた。

    マシンをピットに戻した後、ランビアーゼは無線でこう伝えた。

    「ついてなかった、すまない」

    両者のこうしたやり取りはこれまでも見られてきたが、通常は優勝争いの中でのものだった。しかし2026年シーズンは状況が異なり、苦戦が続く中でその緊張はより顕著になっている。

    レッドブルにとって、この流れを断ち切れるかどうかが今後のシーズンの重要な焦点となる。

  • マックス・フェルスタッペン 新F1規則に警鐘「このままではスポーツを壊す」

    マックス・フェルスタッペン 新F1規則に警鐘「このままではスポーツを壊す」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、2026年F1レギュレーションについて、ファンエンゲージメントを優先する方向性が続けば「最終的にスポーツを壊す」と警告した。

    フェルスタッペンは、新規ファン層の影響によって意思決定が行われることに懸念を示し、「レースを理解していない人たち」に合わせた方向性が続けば、将来的に問題が生じると指摘した。また、2023年の時点で示していた懸念が聞き入れられなかったことにも言及している。

    フェルスタッペン「本当のレースではない」
    フェルスタッペンは、2026年の新レギュレーションについて最も強く批判しているドライバーのひとりであり、中国GPではその姿勢をさらに強めた。

    バッテリー出力がパフォーマンスやオーバーテイクに大きく影響している点について「冗談のようだ」と表現し、レース自体も「まったく楽しくない」と語った。また、この新ルールを好んでいる者については「レースを理解していない」と断じている。

    「こういうことを言う時は少し慎重にならないといけない」

    「この件については話し合っているし、ドライバーとして我々がどこから来ているのかは理解してくれていると思う」

    「たぶん僕は大半のドライバーを代弁している。一部は勝っているから素晴らしいと言うだろうし、それは理解できる。優位があるなら手放したくないのは当然だ」

    「でも大半のドライバーにとって、これは僕たちが望むものではない。本当のF1ファンが望むものでもないと思う」

    「好きだというファンもいるかもしれないが、レースを理解していない」

    「できるだけ早くこれを取り除けることを願っている」

    「いずれ自分たちに跳ね返る」
    フェルスタッペンは、F1が新たなファン層の支持を重視しすぎている可能性について問われると、強い危機感を示した。

    「そう考えていないことを願う。もしそうなら、最終的にこのスポーツを壊すことになる」

    「いずれ自分たちに跳ね返ってくる」

    「ただ、彼らとコミュニケーションを取り、解決策に向けて動けるなら大きな助けになる」

    「しかし全員が同意するのは難しい。全員である必要はないが、変更には大多数の同意が必要だ」

    「結局は政治だ。今優位にいる人たちはそれを使いたいと思うし、それは当然だ。僕も理解している」

    「しかしスポーツ全体を見れば、良いことではない」

    マックス・フェルスタッペン F1レギュレーション

    2023年からの懸念「すでに見えていた」
    フェルスタッペンは、この問題が突然浮上したものではないと強調する。

    2023年のオーストリアGPの時点で、シミュレーターやデータから2026年マシンに対して強い懸念を抱いていたという。

    「2023年の時点で、こうなることは見えていた」

    「その時に耳を傾けるべきだった」

    「不運なことだが、将来への教訓になればいい。同じことが二度と起こらないなら、それが一番いい」

    レッドブルの状況とは無関係の主張
    今回の批判についてフェルスタッペンは、レッドブル・レーシングの競争力とは関係ないと強調している。

    2026年開幕2戦で獲得ポイントは8点にとどまり、中国GPでは冷却系トラブルによりリタイアしたが、それでも今回の発言は純粋にレースの在り方に対する問題提起であるとしている。

    2026年の新時代が始まったばかりの中で、フェルスタッペンの発言はF1の方向性そのものに疑問を投げかけるものとなっている。

  • マックス・フェルスタッペン アントネッリF1初優勝を祝福「これが最後ではない」

    マックス・フェルスタッペン アントネッリF1初優勝を祝福「これが最後ではない」

    マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)は、中国GPでF1初優勝を飾ったアンドレア・キミ・アントネッリについて、「これが最後の勝利にはならない」と予想した。メルセデスは中国GPで今季2度目のワンツーフィニッシュを達成し、アントネッリが初めて表彰台の中央に立った。

    アントネッリはスプリントを除く通常予選でF1キャリア初ポールポジションを獲得。決勝ではオープニングラップ直後に首位ではなかったものの、ジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレールとの争いを制し、初優勝を手にした。

    一方のフェルスタッペンは苦しいレースを強いられ、レッドブルの不振もあって厳しい週末となった。

    フェルスタッペンはアントネッリの将来性を高く評価
    フェラーリは今回も小型ターボの強みを生かして上位争いに加わったが、アントネッリはチームメイトのラッセルを抑え、メルセデスの先頭を守り抜いた。

    その後もアントネッリはハミルトンとルクレールを攻略し、2人は3位表彰台を巡って争う展開となった。ハミルトンもフェラーリ移籍後初表彰台を獲得したあとアントネッリを称賛しており、親しい関係にあるフェルスタッペンもまた19歳の勝利を前向きに受け止めている。

    「これが最後の勝利にはならない。でも最初の1勝はとても感情的なものだ」とフェルスタッペンはスカイスポーツ・イタリアに語った。

    フェルスタッペン自身も、レッドブル移籍初戦で初優勝を挙げた際には大きな感情の動きを見せていた。それからほぼ10年が経ち、今度はまた1人、10代の勝者がF1の最年少優勝者リストに加わった形だ。

    アンドレア・キミ・アントネッリ

    一方で2026年F1レギュレーションには強い不満
    アントネッリの勝利を喜ぶ一方で、フェルスタッペンは2026年F1レギュレーションについては厳しい見方を崩していない。

    中国GPでのフェルスタッペンは、チームメイトのアイザック・ハジャーがオープニングラップでスピン。自身もスタートをうまく決められず最後方まで後退し、レース中には無線で不満を訴えた末にリタイアした。これでランキング首位ジョージ・ラッセルとの差は43ポイントに広がっている。

    フェルスタッペンはオランダメディアに対し、レーシングニュース365経由で次のように語っている。

    「これを楽しんでいる人がいるなら、その人はレースというものが何なのか本当に分かっていない」

    「まったく楽しくない。僕たちはマリオカートをやっている。これはレースではない。結局、勝つのはキミ・アントネッリかジョージ・ラッセルだけだろう。彼らは他の全員よりはるか前にいる」

    「自分の順位に腹を立てているわけではない。むしろ今のほうがさらに激しく戦っているし、そうなると何をしなければならないのか、そしてこれは何なのかが、もっとよく分かる」

    「本当に冗談みたいだ。少しは影響を与えられるかもしれないけど、根本的に正しくない。来年それが変わるともあまり思えない。ただただつらい」

    フェルスタッペンは以前からレッドブルに対して率直なフィードバックを返すことで知られているが、1人でマシンをメルセデスやフェラーリと同じレベルまで引き上げることはできない。フェラーリはメルセデスに接近しているものの、現時点ではラッセルとアントネッリによる2強構図が続いているように見える。